遠山英雄都市建築設計事務所
 

       U r b a n i s m    and    A r c h i t e c t u r e

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                    GALLERY  YOKOHAMA



       
 

 


 
        
             
 










  以下私ごとのコーナーですが  
    ウゥ......
  オープンです。

       (別のウィンドウで表示)
 
     ”歴史 ・ 時代小説” さんほ° (記.遠山)
     スケッチ 1980  (画:遠山)
          L i b r a r y     2024.04.10 更新

               [ 建築基準法及び関連法解説 ] (別のウィンドウで表示)
                  難解建築基準法 / 都市計画法 / 建築士法 /
 

  全データ有償提供のおしらせ
  
(オフライン用デジタルデータ )

 

 
              
AutoCAD カスタマイズ,他  (同じウィンドウで移動)
                  マクロ,lsp,fas,vlx,外部プログラム,他 
               AutoCAD各種業務支援情報,他  (同じウィンドウで移動)
                  AutoCAD, OS,他
               AutoCAD各種操作情報,他  (同じウィンドウで移動)
                  AutoCAD, Office,OS,他
               AutoCAD業務の基本  (同じウィンドウで移動)
                  約束ごと,利用にご注意,他
       
     
 

    
以下,各種業務委託承ります。 お問い合せはお手数ですが mail にてお願いいたします。     問い合せ先  stcbox@nifty.com  
 
  

     
 [ 業務案内] より,以下各種承ります。クリックすると業務経歴各種図面ダウンロードコーナーへ移動します。ぜひご覧ください。
 
        各図作成の外注・業務委託もお引き受けいたします。 
外部参照 XREF,高度なレイアウト,他各種作図OKです。

       T.建築物の設計・工事監理   (各種実施例 )

             ● 医療施設   総合病院 / 病院 診療所 各種研究所

             ● 高齢者福祉施設   各種高齢者複合施設 / 居住系施設 / 利用系施設 / その他の支援施設

             ● 児童福祉施設及び教育施設   保育所 / 幼稚園 / 託児所 / その他

             ● 一般住宅,別壮,他   和風 / 洋風 / 民家風 / 特殊構法 / 山小屋風 / 合掌造り風 / キャンプハウス

             ● 各種建築物   事務所 / 店舗 / 工場 / マンション(一般/リゾート型) / ビジネスホテル / コンテナ建築物 / 交番 / その他

             ● 古建築物の現況調査,解体移築調査,復元図作成及び復元工事監理 / 古図面のCAD図作成   洋風・和風建築物 / 町屋 / 民家 / その他
 
       U.その他
 
             ● 各公立小学校/高等学校/公共施設 改修設計  

             ● 特殊建築物定期報告 12条点検及び報告書作成申請/提出
                民間施設(病院等) (建築)
                公共施設/各公立小学校/中学校/高等学校/ 12条点検(設備,建築,非構造部材)

             ● プロポーザル,コンペ   医療施設 / 高齢者福祉施設 / その他

       副業務   (各種サンプル図 .dwg)

                AutoCADによる日影図及び天空図作成  (主にチェック用)  (対応Ver:〜2007〜)


       その他の業務

                PDF,JPEG,TIF 等の各種ラスターデータ/ペーパー図面からAutoCAD図を作成 (対応Ver:〜2007〜)

                建築図他,可能な範囲で分野は問いません。鉄道軌道橋脚上下水地図公共インフラ事業等のラスターデータでもCAD化いたします。

                尚,A3以上のペーパー図面/資料につきましては,スキャン後のPDF等への変換資料をご準備ください。

 

     
 [ 建築基準法及び関連法解説] より,以下各種法規チェック図作成承ります。クリックすると法規チェック図ダウンロードコーナーへ移動します。ぜひご覧ください。

       各種法規チェック図 
 
             ● 法規チェック図  (雛型の例,他)  筋かい計算図・計算表 シックハウス換気計算書・使用建築材料表無窓階検討表 法規チェック図凡例 横・縦 排煙_採光_換気計算表  
 
             ● 日影図   確認申請用日影図サンプル(東京都) 確認申請用日影図の時刻日影線カラーサンプル(横浜市) 日影サンプルファイル(lecture用参考図)
 
             ● 天空図   天空率チェック図サンプル(lecture用参考図) 天空率算定の3D元図サンプルファイル

 

     
他,以下各種詳細図の参考図です。膨大な実施作図の一部です。参考までに。クリックすると各種詳細図ダウンロードコーナーへ移動します。

       各種詳細図 
 
          
和風建築物断面詳細図瓦葺き屋根(一文字軒瓦,起り(むくり)付き) 押入れ・洋服入れ 仁寺垣,四つ目垣 築地塀 瓦葺き屋根付き門(引掛桟瓦
          外構標準詳細図 :各種舗装,U/L/V形側溝,集水枡 境界ブロック,花壇 立上り,RC/CB塀,フェンス,ツリーサークル
          ALC造断面詳細図SDR_SDS縦壁構法_各棒矩計図,他
          部分詳細図 RC造_地下2重壁 タラップ ハト小屋 屋上手摺 浴室 既製浴槽排水点検蓋,造り付け浴槽,洗い場 福祉施設 大浴室浴槽,洗い場,脱衣室出入り口,他
          建具標準詳細図RC造_AW・SDグレーチング付タイプ,他 LGS壁及びRC造_X線防護扉,覗き窓
          その他設計用資料(参考)各種形鋼/軽量形鋼及び川建QLデッキ合成スラブ

 
     ダウンロードコーナーの DWG及び印刷ファイル/DWF表示・操作/HTM / README について (共通事項)

     ダウンロードコーナーのDWGファイルの印刷ファイル(.ctb)及び使用画層参考図ファイル/使用画層・使用用途一覧ファイル (共通事項)

 
 
 
 

 
   業務経歴各種図面ダウンロードコーナー (一部閲覧のみ) 

   ダウンロードコーナーのDWG及び印刷ファイル/DWF表示・操作/HTM / README について (共通事項)
   ダウンロードコーナーのDWGファイルの印刷ファイル(.ctb)及び使用画層参考図ファイル/使用画層・使用用途一覧ファイル (共通事項)

  業務経歴各種図面

計画/実施 用 途 図 面 種 別 DWGファイル ダウンロード 表 示 印刷ファイル
ダウンロード
及び
注意
dwgファイル
注意

計 画

福祉施設

 老人保健施設

 平面図  a3_300_老健_plan.dwg  DWF
 HTM
T_office_.ctb

README
README
 a3_300_老健_plan_2.dwg  DWF
 HTM

 特別養護老人ホーム

 平面図  a3_300_特養_plan_1.dwg  DWF
 HTM
 
実 施

福祉施設

 社会福祉法人聖母会 特別養護老人ホ−ム・養護老人ホ−ム新築工事 設計協力 (I.C.D.依頼)
   
第一回病院建築賞受賞
    雑誌 『建築文化』 1992年9月号特集掲載  / 『建築設計資料』 34 老人ホーム 1991年9月号掲載
    HTM (写真) 
 仮称)てらん広場及び上菅田在宅支援サービスセンター新築工事 設計協力 (I.C.D.依頼)  
    雑誌 『建築文化』 1992年9月号特集掲載 / 
    『建築計画・設計シリーズ』15高齢者複合施設  2002年8月号掲載  
    HTM (誌面組写真/配置図・1階/2階平面図)
 介護老人保健施設
 (1階
保育室付属
 平面図  a1_300_kaigohoken_plan1.dwg
 2004年 介護老人保健施設Y苑新築工事

DWF
HTM

ishimoto.ctb

 

児童福祉
施設

 託児所  平面図   a2_150_o_m_takujisyo_plan3f.dwg
 2007年
O-Mビル内託児所内装工事

DWF
HTM

T_office_.ctb

README

README

 医療施設  院 / 総合病院 /
 診療所
 平面詳細図  a1_50_病院_plan_1f_1.dwg
 X-TV室,マンモ撮影室,一般撮影室,他
DWF
HTM
 
 平面詳細図  a1_50_hospital_plan1f_4.dwg
 中央処置室,検査室,内視鏡,診察室,……
DWF
HTM
 
 平面詳細図  a1_50_hospital_plan2f_1.dwg
 病室,浴室,特別浴室,……
DWF
HTM
 
 平面詳細図  a1_50_hospital_plan2f_2.dwg
病室,スタッフステーション,汚物処理室,洗濯コーナー,食堂・談話コーナー,……
DWF
HTM
 
 断面詳細図
 立面詳細図
 a1_50_病院_section_1.dwg DWF
HTM
 
 階段詳細図  a1_50_10_病院_待合ホール階段.dwg DWF
HTM
 
 部分詳細図  a1_20_病院_老健_bubun_4.dwg DWF
HTM
 
 A整形外科内装工事  設計 (テナントビル内)     HTM (手描き平面図/写真)
マンション  リゾート型   矩計/階段詳細図
 展開/平面詳細図
 
  A1_50_矩計_階段_展開_平詳.dwg
  2007 A_西熱海テラス新築工事
DWF
HTM

T_office_.ctb

README

README

     
住  宅   A邸 断面詳細図 (矩計図1)  a2_30_A住宅_section.dwg DWF
HTM

HTM
(写真)

T_office_.ctb

README

 
 A邸 カラー表示立面図  A住宅_color elevation.gif

    HTM

 I 邸新築工事  設計及び工事監理 (屋根:垂木構造)

    HTM (写真/手描き断面図)

    合掌造り風山荘
 OS女学院黒姫山荘新築工事   (I.C.D.時代 担当)
 
『日経アーキテクチュア』掲載
OS女学院黒姫山荘新築工事

    HTM (各種手描き図面)

キャンプ
ハウス
 丸太小屋組みオープン炊事場
 OS女学院黒姫山荘増築工事
   (I.C.D.時代 担当)
キャンプハウス新築工事

    HTM (各種手描き図面)

各種
建築物
 M商事ビル新築工事  設計及び工事監理     HTM (写真)
 コンテナ建築物 実施例 

平面,立面,断面図

 a3_60_container storehouse_1.dwg
 2016年 T新横浜支店コンテナ倉庫増築工事
DWF
HTM

T_office_.ctb

README

 
 ビジネスホテル(屋上露天風呂付きリゾート型)  

平面図

 a1_50_business hotel_plan_etc.dwg
 2006
 Sビジネスホテル新築工事
DWF
HTM
kyuken.ctb README
文 化 財
建造物他
 調査・復元  車寄詳細図 / 写真 府中市 旧町役場解体調査及び復元図作成・復元工事監理協力
東京都指定有形文化財
府中市郷土の森博物館敷地内に復元
    HTM (写真/手描き玄関車寄せ詳細図)
 断面詳細図  a2_30_文化財_旧田中家
府中市 旧田中家住宅復元工事協力
明治天皇行在所旧家
雑誌 『住宅建築』 1992年2月号掲載
府中市郷土の森博物館敷地内に復元

    DWF
    HTM (誌面立面図 /表店断面図)

 基礎調査・ 現況図作成   平面図/立面図/断面図  a2_100_旧Y邸
旧Y邸建物基礎調査協力
    HTM 
(各階合成平面図/西側立面図/北側立面図/断面図 )
公共施設
各種改修
 R0年 F小学校B棟外壁改修その他工事_各図.dwg  R0_F-B_gaiheki-kaisyu.lzh DWF
HTM

 
各図 

HTM
(各抜粋)
立面図1
外壁改修断面図
階段転落防止柵詳細図
 H00年 K浄水場 排煙改修工事_本館各図.dwg  H00_K_haien-kaisyu.lzh DWF
HTM
各図
HTM
(各抜粋)
本館1階排煙改修平面図
本館建具表1
本館地階階段室防火区画改修
 H00_K_hikagezu.lzh DWF 日影図 (50数棟一斉日影図)
HTM 日影図 (50数棟一斉日影図)
 R0年 E市立K小学校ほか2校屋内運動場大規模改修工事_各図.dwg  R0_E_K_taikukan-kaisyu.lz DWF
HTM

各図

HTM
(各抜粋)
改修展開図1
既存展開図5
既存矩計図
         
副業務  日影図サンプル.dwg
 
  使用ソフトLT日影2011(/天空図)
  
ソフト紹介 (操作/他)
 日影図
 (確認申請用・東京都) 
 K_hikagezu_a1_200_no1.lzh DWF
HTM
T_office_.ctb

README
README
 日影図
 (ソフト操作,他解説用)
 a1_200_hikage_safe_1.lzh DWF
HTM
 天空図サンプル.dwg
 
  使用ソフトLT日影2011(/天空図)
  
ソフト紹介 (操作/他)
 天空図 (解説用)  K_tenkuu_a1_200_no1.lzh DWF
HTM
 3D元図作成の基本操作解説図 (日影共通)  3d_a1_200_tenkuuritsu_1 DWF
HTM
             
その他の
業務
 鉄道軌道のサンプル図
 (ラスターデータからAutoCAD図を作成)
 平面図
 詳細図
 鉄道図_1 A3_150
 
鉄道図_2 A3_**
DWF_1
DWF_2
HTM1-2
T_office_.ctb

README
 
             


                              
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   法規チェック図ダウンロードコーナー

   ダウンロードコーナーのDWG及び印刷ファイル/DWF表示・操作/HTM / README について (共通事項)
   ダウンロードコーナーのDWGファイルの印刷ファイル(.ctb)及び使用画層参考図ファイル/使用画層・使用用途一覧ファイル (共通事項)

  各種法規チェック図,他

種  別

ファイル名

DL 表示

備  考

 法規チェック図
 (雛型の例,他)
A2  a2_100_sujikai_check.dwg

 a2_100_sujikai_check.xls
Free

Free
DWF
HTM
(←)
木造_筋かい計算図/計算表.dwg (Excelの表を図形に変換済み)
木造_筋かい計算表.xls (作成 Excel 2002)(DWGへの挿入用)
A4 住宅のシックハウス換気計算書_A4.xls Free (←) 住宅のシックハウス換気計算書_A4.xls (作成 Excel 2002)
(DWGへの挿入用)
A3 T診療所シックハウス換気計算書_A3.xls Free (←) T診療所シックハウス換気計算書_A3.xls
診療所兼住宅ですが,上記「住宅のシックハウス換気計算書_A4」と換気方式及び表の作成方式が異なります。

参考). 現在,厚生労働省の基準では屋内の空気が1時間あたり2回以上,外気と入れ替わる換気回数(2回/h)が推奨されています。建築基準法では0.5回/h以上です。 厚生労働省の基準は建築基準法より厳しい数値になっています。
A1


a1_150_houki_check_shick_musoukai.dwg Free DWF
HTM
福祉施設法規チェック図DWG シックハウス検討表,無窓階検討表 (例)
注意 →
README
表:Excelリンク表示 (.ver 2002)
a1_150_houki_check_shick.xls Free (←) シックハウス使用建築材料表
(上記DWGから起動して保存したもの。 .ver 2002)
a1_150_houki_check_musoukai.xls Free (←) 消防法による無窓階の検討
(上記DWGから起動して保存したもの。 .ver 2002)
A1  a1_150_houki_check_hanrei_yoko.dwg Free DWF
HTM
法規チェック図凡例 横(例) /同利用例  注意 → README
 a1_150_houki_check_hanrei_tate.dwg Free DWF
HTM
法規チェック図凡例 縦(例) /同利用例  注意 → README
 a1_150_houki_check_saikou_etc.dwg Free DWF
HTM
法規チェック図 排煙_採光_換気計算表 (例) 注意 → README
表:Excelリンク表示 (.ver 2002)
 
排煙開口断面タイプ表
 日影図


使用ソフト
LT日影2011(/天空図)
ソフト紹介 (操作/他)



A1  K_hikagezu_a1_200_no1.dwg Free DWF
HTM
確認申請用日影図サンプル(東京都)
 →
README
注意.サンプルは平成22年(2010)時点の規制内容及び取扱いです。最新情報とは異なります。
建築物の等角図は3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。
H00年 K浄水場 排煙改修工事_本館各図.dwg 
 H00_K_hikagezu.lzh
(←) DWF
HTM
日影図 (50数棟一斉日影図)
 a1_50_layer_color_sample_Y_hikage.lzh Free DWF
HTM
確認申請用日影図の時刻日影線カラーサンプル(横浜市)
当事務所で使用しているカラー近似値です。
 → README
注意.サンプルは平成2年(2020)時点の規制内容及び取扱いです。
 a1_200_hikage_safe_1.dwg Free DWF
HTM
日影サンプルファイル(lecture用参考図)
3D元図作成の基本操作解説図(作成操作は日影及び天空率算定用共通)含む。
3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。「円筒形+ドーム」及び「ドーム」作成の回転メッシュサーフェースはレギュラー版AutoCAD専用です。
 天空図


使用ソフト
LT日影2011(/天空図)
ソフト紹介 (操作/他)
A1  K_tenkuu_a1_200_no1.dwg Free DWF
HTM
天空率チェック図サンプル(lecture用参考図) → README
適合建築物及び計画建築物の等角図は3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。
 3d_a1_200_tenkuuritsu_1 Free DWF
HTM
天空率算定の3D元図サンプルファイル → README
3D元図作成の基本操作解説図(作成操作は日影及び天空率算定用共通)。
3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。「円筒形+ドーム」作成の回転メッシュサーフェースはレギュラー版AutoCAD専用です。

留意,ご注意).

法規チェック図DWGファイルに「表:Excelリンク表示」と記してあるのは,AutoCADの画面からOLE機能によって直接Excelを呼び出して(起動)作成した計算表等がDWG画面に表示(挿入)されています。情報はすべてDWGファイル内にあり,Excelのファイル自体は存在しませんが,パソコンにExcelがインストールしてあれば,DWGファイルのExcelの計算表をダブルクリックするとExcelが起動します
表作成時のExcelのバージョンは
2007ですが,同様のXMLをベースとしたMicrosoft Office標準ファイル形式の「Office Open XML」バージョンであれば,Excel 2016でも表をクリックすればExcelが起動します。以降のバージョンでの動作は未検証ですので実行する方はくれぐれも自己の責任に於いて行ってください

起動したExcelファイルを他の物件で挿入用(OLEオブジェクト)に利用する場合は名前をつけて保存することができます

表の再編集
Excel リンクの表をダブルクリックしてExcelを起動し必要な編集をして上書き保存して閉じる(/終了)とAutoCAD/LTに戻り画面の計算表等が更新されます
参考).表のダブルクリックにはコツがあります。マウスをしっかり押さえてクリックすることです。でないと,表がずれたりオブジェクトプロパティ管理ダイアログが起動したりします。
他,詳細については省略します。意外と奥が深い操作ですが,是非習得してください。



                              
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   各種詳細図ダウンロードコーナー

   以下各種詳細図の参考図です。膨大な実施作図の一部です。参考までに。

   ダウンロードコーナーのDWG及び印刷ファイル/DWF表示・操作/HTM / README について (共通事項)
   ダウンロードコーナーのDWGファイルの印刷ファイル(.ctb)及び使用画層参考図ファイル/使用画層・使用用途一覧ファイル (共通事項)

   各種詳細図    参考図面ファイル  AutoCAD/LT.dwgファイル  
図面種別セクション ファイル名

DL

表示 備考
断面詳細図

和風建築物

A1

 a1_30_kawara_yane_no1.dwg Free DWF
HTM
木造瓦屋根 詳細図-1 引掛桟瓦葺き(万十軒瓦)
木造瓦屋根 詳細図-2 引掛桟瓦葺き(一文字軒瓦),起り(むくり)付き(1/100)
木造瓦屋根 詳細図-3 引掛桟瓦葺き(一文字軒瓦) 軒先屋根:銅板一文字葺き
注意 :README  

参考 : YまたはX方向拡大縮小 マクロコマンド紹介
(屋根勾配が異なる場合,立面図形を効率的に編集できるマクロコマンドです。大変重宝です。)
詳細図

和風建築物

A1

 a1_20_oshiire_tokonoma_free.dwg Free DWF
HTM
木造(一部RC造内)_各種押入5タイプ,床の間2タイプ
 a1_20_youhukuire_no1.dwg Free DWF
HTM
木造(一部RC造内)収納家具_洋服入れ7タイプ
外構各詳細図

和風建築物

A3

 a3_20_gaikou_detail_no4.dwg Free DWF
HTM
和風建仁寺垣,四つ目垣

A2

 a2_30_tsukizihei_no1.dwg Free DWF
HTM
和風築地塀(丸桟冠瓦(雁振瓦)及び丸のし瓦)
 a2_30_yanetsukimon_no1.dwg Free DWF
HTM
木造和風屋根付き門(引掛桟瓦葺き及び一文字軒瓦)
外構標準詳細図

A1

 a1_20_gaikou_no1.dwg Free DWF
HTM
各種舗装,U/L/V形側溝,集水枡 
 a1_20_gaikou_no2.dwg Free DWF
HTM
境界ブロック,花壇 立上り,RC/CB塀,フェンス,ツリーサークル
断面詳細図

ALC造
A2  a1_50_alc_sdr_sds_no1.dwg Free DWF
HTM
ALC_SDR_SDS縦壁構法_各断面詳細図 (ALC:シポレックス) (棒矩計図)
(参考 :複合デッキ)
部分詳細図 A2  a2_20_chika2zyukabe.dwg Free DWF
HTM
RC造_地下2重壁
 a2_20_trap_no1.dwg Free DWF
HTM
RC造_タラップ

A1

 a1_20_okujyou_setsubikiso_no1.dwg Free DWF
HTM
RC造_屋上設備機器基礎,ハト小屋(配管取出し口/給排気立上り取出し口)
 a1_20_okujyou_tesuri_no1.dwg Free DWF
HTM
RC造_屋上手摺(置き型)3タイプ
 a1_20_okujyou_tesuri_no2.dwg Free DWF
HTM
RC造_屋上手摺3タイプ,花壇,木製デッキ
 a1_20_yokushitsu_no1.dwg Free DWF
HTM
RC造_浴室 既製浴槽排水点検蓋,造り付け浴槽,洗い場 標準詳細図
 a1_20_yokushitsu_no2.dwg Free DWF
HTM
RC造_福祉施設 大浴室浴槽,洗い場,脱衣室出入り口,湯口,脱衣室ベンチ
建具標準詳細図

A1

 a1_5_tategu_no7.dwg Free DWF
HTM
RC造_AW・SDグレーチング付タイプ,木製上吊り引き戸及び木製建具,内部EPSスチール製点検扉(マルチウォール)

A1

 a1_5_tategu_no3.dwg Free DWF
HTM
LGS壁及びRC造_X線防護扉,覗き窓
  以下,その他設計用資料 (参考)
各種形鋼/軽量形鋼/QLデッキ

A1

 a1_30_kouzai_no1.dwg Free DWF
HTM
S造で一般的に使用される各種形鋼/軽量形鋼及び川建QLデッキ合成スラブ







ダウンロードコーナーの DWG及び印刷ファイル/DWF表示・操作/HTM/README について (共通事項)

CADデータのファイル形式は全てDWGファイルです。作成verはAutoCAD/LT2000で,保存verは「AutoCAD 2000/LT2000 図面(*.dwg)」です。ver〜2009(〜20**)で開くことができます。
・ 「
DWGファイル ダウンロード」からファイルをクリックして同圧縮ファイルをダウンロード(DL)することができます。
・ 各
印刷ファイル*****.ctb」は色従属印刷スタイルファイです。其々一緒にダウンロードしてください。LT / AutoCAD 〜2007(〜20**)共通です。

DWFで図面を確認することができます。カラー表示で,鮮明な細い線で統一してあります。画面を拡大しても鮮明です。印刷することも出来ます)
・ 「表示」欄の「
DWF」をクリックすると,高精度ビューワ画面で図面を確認することができます。表示画面の表が不鮮明な場合は,大きく窓ズームすると幾らかは鮮明に表示されます。尚,ダウンロードDWGファイルでは正常に表示されます。
表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「
Autodesk DWF Viewer」が必要です。お持ちでない方は名称でサイト検索して入手して下さい。2005年の「Autodesk DWF Viewer 6.5」が広く利用されているようですが,最新版はサイトでご確認願います。動作環境の表記は「Windows」とのみです。

参考).「Autodesk DWF Viewer」は,インストール直後にPCを再起動することをお勧めします。稀にある不具合を解消することが出来ます。

DWF Viewerの操作方法
・ 操作はバージョンにより異なりますが,「ver
6.5」はDWF Viewerの画面で右クリックして表示されるメニューから,目的の操作を選択して行います。「窓ズーム」 / 「画面移動」 / …他,オブジェクト全体を表示する場合は,「ウィンドウにフィット」を選択(または同アイコン をクリック)して下さい。尚,DWFのバージョンとパソコンのOSによっては表示に少し時間が掛かることがあります。
・ 画面の表示は新しいウィンドウに設定してあるので,閉じるときはブラウザ右上の「
×」ボタンをクリック(場合によっては二回)して下さい。
・ DWF形式ファイルを保存したい場合は,以下の操作を行って下さい。
DWF Viewerの画面で右クリック → 「名前を付けて保存」 → 「ファイルの種類」で「Autodesk Web 形式図面(*.dwf)」を選択 → 「保存」ボタンをクリック。
保存されたファイルは,拡張子が「.dwf」ですが,そのままクリックするとブラウザでWeb形式として表示されます。DWF ViewerからもDWFファイルとして開くことが出来ます。尚,「ファイルの種類」で「AutoCAD図面(*.dwg)」がある場合,選択すると元のDWGファイルを保存することができます。
・ DWF Viewerの画面からファイルを印刷することができます。

HTMの画像はGIFラスターデータです。「名前をつけて保存」することができますが,粗いデータです。

README は注意書きです。
クリックすると.txtファイルが開かれます。右クリックから保存(対象をファイルに保存)することができます。




 
ダウンロードコーナーのDWGファイルの印刷ファイル(.ctb)及び使用画層参考図ファイル/使用画層・使用用途一覧ファイル (共通事項)

留意).

提供CADデータのファイル形式は全てDWGファイルです。作成.verはAutoCAD/LT2007で,保存.verは「AutoCAD 2007/LT2007 図面(*.dwg)」です。.ver「〜2007〜20**」で開くことができます。

印刷スタイルは「色従属印刷スタイル」(.ctb)で,スタイルは当事務所の「T_office_monochrome.ctb」です。一般図形はモノクロ印刷(Black)ですが,法規チェック図,日影/天空図の一部の図形はカラーで印刷(オブジェクトの色を使用)されます。

DLの「Freeをクリックすると圧縮ファイル(.lzh)をダウンロードすることができます。又は,右クリックから保存(対象をファイルに保存)することもできます。

DWHについては以下を参照してください。
   
DWG及び印刷ファイル/DWF表示・操作/HTM / README について (同じウィンドウで移動)

 参考資料 1

 ファイル名

DL

表示

備  考
 参考資料 2  T_office_monochrome.ctb Free 提供CADファイルの色従属印刷スタイル.ctbファイル (参考)
README

法規チェック図凡例横/縦,確認申請用日影図サンプル
(東京都)では,一部カラー表示です。

ver:LT〜2007(/〜****)
ver:AutoCAD〜2007(/〜****)
 参考資料 A2
 (留意 :
TXT
 a2_50_T_office_layer_no1.dwg Free DWF 提供CADファイルの使用画層参考図ファイル
 a2_50_T_office_layer_no2.dwg Free DWF 提供CADファイルの使用画層・使用用途一覧ファイル

                                      
                              上段へ戻る 

 










 AutoCAD カスタマイズ,他       マクロ,lsp,fas,vlx,外部プログラム,他

動作環境
旧「
mnuファイル形式のレギュラー版AutoCAD及びLT .ver 〜2000 (〜2005)
XMLベース形式のユーザインターフェースCU I ファイル( Character-based User Interface)形式のレギュラー版AutoCAD及びLT .ver 2006〜2007 (〜2009)
AutoCAD2010以降からサポートのーザインターフェース「
CU I X」でのCU I ファイルの移行等については未検証です。


留意).
膨大な時間を費やしてカスタマイズした内容は大変貴重なものです。
何らかの事情でAutoCADを再インストールしなければならない場合や,他のパソコンへのインストールに備えて,各種カスタマイズの
復元用バックアップを作成しておくことをお勧めしますバックアップファイルによる上書きやカスタマイズグループのロード等によってほとんどを復元することができます。方法は以下を参照してください。
No 22. カスタマイズしたAutoCADを復元する方法  (例 :Windows 7 pro   AutoCAD 2007の場合) (同じウィンドウで移動)



INDEX (同じウィンドウで移動)

ACAD/LT_102   作成しておくと便利なメニューマクロ及びディーゼル式の記述例    (ほとんどが優れものです。   2021年現在の当方組込み 156項目から抜粋。)
  
動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007 (〜2009 〜20**)

ACAD/LT_126   カスタマイズ情報 (ほとんどが優れものです。  2021年現在の当方組込み102項目から抜粋。)
  動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007 (〜2009 〜20**)
外部プログラム及びレギュラー版AutoCAD用 sp(AutoLISP ファイル)fas(高速ロード AutoLISP 形式)及びvlx(Visual LISP 実行ファイル)など,フリーソフトを主に掲載してあります。一部LT用又は共通(参照 → 5-4)もあります。

■ ACAD/LT_101 メニューマクロの仕組み  ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ 004  AutoCAD2006からのXMLベースの形式に伴うカスタマイズの変更点 ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )
       参考1).  XMLとは   参考2). CUI とは

■ 007  ツールバー(/新規コマンド)を作成するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ 008  フライアウトツールバーを作成するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ 009  別のツールバーから作成済みのフライアウトツールバーを別のツールバーにも作成(コピー)するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ ACAD_133 「lsp,fas,vlx」ファイルの読み込み/自動ロード/アイコンへの割り当て及びカスタマイズグループのロード「CUILOAD」の仕方 ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  ) レギュラー版専用 

ACAD/LT_010   システム変数値のプルダウンメニューを作成 (作成おすすめです)
  動作環境 :レギュラー版AutoCAD(一部LT共通) .ver 〜2007 (〜20**)








以下詳細

ACAD/LT_102   作成しておくと便利なメニューマクロ及びディーゼル式の記述例   (ほとんどが優れものです。   2021年現在の当方組込み156項目から抜粋です。)
  動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007 (〜2009 〜20**)

メニューマクロ及びディーゼル式の実行コマンドの作り方同仕組み及びツールバー(/新規コマンド)の作成他については以下前述の「INDEX」を参照してください。 (同じウィンドウで移動)

■ ACAD/LT_101 メニューマクロの仕組み  ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )
■ 004  AutoCAD2006からのXMLベースの形式に伴うカスタマイズの変更点 ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )
■ 007  ツールバー(/新規コマンド)を作成するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )
■ 008  フライアウトツールバーを作成するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )
■ 009  別のツールバーから作成済みのフライアウトツールバーを別のツールバーにも作成(コピー)するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )


※注意1).一部ACAD/LTのバージョンによっては動作しないものがあります確認後は削除してください

※注意2
).各マクロ構文の記述 ^C^C_*******表示にかかわらず1行で(空白)をあけずに連続して記述しなければなりません。「^C^C」の後ろに「_ 」(アンダーバーまたはアンダースコアー)を付けてない記述がありますが,日本語版のAutoCAD/LTではいずれでも動作します。

厳重注意). DIESEL(ディーゼル)で使用される setenvgetenvの2種類の関数はLTのみで有効でレギュラー版AutoCADでは使用できません十分注意してください
参考). 「setenv」は自分で好きな名前の変数を作成し,その中に値を入れるコマンドです。「setenv」で変数を作成した後で「getenv」を使い,設定した値を取り出す仕組みです。

参考).各項目の右側(又はアイコン画像横)の「
(参考:_******.bmp)はアイコンのボタンイメージ例のBMPファイルです。必要な方は以下から一括ダウンロードできます。ご自由に編集加工してください。
一括ダウンロード ⇒ 
customize_button_image_1 (右クリックして「対象をファイルに保存」してください。)
ダウンロードしたimageファイルは,保存用フォルダ(例.macro_diesel_icons)を作成して収納し,以下のフォルダ内に置いてAutoCADの検索パスで追加してください。
Program Filesフォルダ AutoCAD 2***(又はAutoCAD LT 2***)フォルダ内 → macro_diesel_iconsフォルダ(例)
参考).イメージは,規定値の保存ではUserフォルダ内 ・・・の深層にあるSupportフォルダ内のIconsフォルダ内に置かれますが,前述のようにAutoCADの検索パスの追加フォルダでもOKです。



以下,作成実行する方はくれぐれも自己の責任に於いて行ってください。

凡例  : ACAD/LT : AutoCAD/LT共通   ACAD : レギュラー版AutoCAD専用   LT : LT専用

,“特に優れもの印を付けてあります印の数が多いほど優れものです一部解説付きです


[ INDEX ]

移動
 連続移動

回転/複写 元を残して回転‐複写 元の図形を残して移動‐回転 元の図形を残さず移動‐回転 元の図形を残さずミラー反転

複写 Text_copy 連続して文字の内容をコピー

寸法,引出線 連続円弧長寸法記入寸法値タテ→ヨコ寸法値ヨコ→タテ 一時的に他の画層でオブジェクトを作成 楕円引出線,寸法など各種応用が効きます))

画層 選択画層以外を非表示 選択画層以外を一時的に非表示 現在の画層以外を非表示 選択した画層を現在の画層に変更 指定画層非表示 全画層表示 指定画層をフリーズ 全ての画層のフリーズ解除 指定画層ロック 全画層ロック解除 色,線種をBYLAYERに戻す / 他各種 )

オフセット 線分をまとめてオフセット 元を残して各種オブジェクトを両側へ現在画層にオフセット 中間にオフセット 中心線から振り分て現在画層にオフセット オフセット_複数回  〈重宝です〉 連続して「Enter」で指定距離にオフセット /  任意の距離離を入力しながら連続オフセット 中心角オフセットライン作成 他各種  )

線分/ポリライン 円の中心から十字形の中心線を描く line45/line135 他各種 

正方形/長方形/ポリゴン/円 主にLT専用各種)

 円弧を円に書き換える

line長さ変更 オプションの指定(DY)なしで連続してlineの長さを変更

面取り 鋭角/鈍角の2本線間に円弧を作成

ディバイダ Lineを3等分して任意の3等分位置からLineを引く 他 )

構築線 垂直構築線/水平構築線 2等分角構築線

ポリラインのドアー (初級試作品)

トリム 指定範囲内トリム(四角形/円形用)LT専用) 

文字 文字縦コピー 文字横コピー

作図一般 (丸パイプなどの破断線を作成 汎用初級編)

ツール クイック選択

修正 YまたはX方向拡大縮小(大変重宝です) ライン結合

ファイル /(長年ユーザーを悩ましてきた「画層フィルター」,名前のついた「画層状態」,空の「グループ」等を一気に削除できる優れもののLispプログラム)

その他作成しておくと便利なもの ACAD専用 :ポリライン結合(重宝です) 重複削除  拡張トリム /  レイアウト位置合わせ / 他   1-2. ACAD 3D用 (各種)   ACAD / LT共通 :  ビューポートをロック  ビューポートのロック解除 任意の座標値を取得する
3. ACAD / LT共通  初級編 (試作品) (各種結構重宝です) )





「移動」

ACAD/LT_62  連続移動  (参考:_M_move.bmp)
*^C^C_MOVE

解説.
既定のコマンド「^C^C_MOVE」(移動)の接頭に繰り返し実行できるコマンドボタンの接頭文字「*」を付けただけです。コマンド実行の終了は「Esc」キーです。
連続繰返しの場合の煩わしいコマンド再実行ではなく,アクティブ状態のピックボックス()で繰返して図形の選択が可能です。窓選択/窓交差選択もOKです。


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「回転 / 複写」

ACAD/LT_01   元を残して回転‐複写  (参考:_moto_nokoshi_RC.bmp)
^C^C_select;_auto;\_copy;_p;;_none;0.0;_none;0.0;_rotate;_p;;

解説.
_copy;_p」の「p」は,「直前(P)」選択オプション。コマンド実行前やほかのコマンドで選択したオブジェクトなど,直前までに選択した図形すべて(セットで)を選択する。
_rotate;_p」は,「回転]コマンドを実行し,「_P」によりもう一度最初の選択オブジェクトを拾い,回転する。

注).レギュラー版AutoCAD2007の場合
何かの拍子で先にオブジェクトを選択しても動作しないことがありますコマンドを先に実行してください
尚,オブジェクト選択先行は「オプション」→「選択」→「選択モード」→「オブジェクト/編集 選択」をONにする設定が必要です。
マウスの右クリックによる直前のコマンド繰返しでは正常に動作しません実行はその都度コマンドをクリックすること



ACAD/LT_02   元の図形を残して移動‐回転( ディーゼル式で作成)  (参考:_moto_nokoshi_MR.bmp 又は _moto_MR.bmp)
^C^C^P_select;$M=$(if,$(getvar,CMDACTIVE),\,)_copy;P;;non;@;non;@;_move;P;;\\rotate;P;;

解説.
non;@」の「@」は,「@0,0」と同じ。「\\」は,始点と終点。

).レギュラー版AutoCAD2007の場合
何かの拍子で先にオブジェクトを選択しても動作しないことがありますコマンドを先に実行してください
マウスの右クリックによる直前のコマンド繰返しでは正常に動作しません実行はその都度コマンドをクリックすること



ACAD/LT_03   元の図形を残さず(削除して)移動‐回転( ディーゼル式で作成)  (参考:_M_RO.bmp)
^C^C^P_select;$M=$(if,$(getvar,CMDACTIVE),\,)_move;P;;\\rotate;p;;@;

).レギュラー版AutoCAD2007の場合
マウスの右クリックによる直前のコマンド繰返しでは正常に動作しません実行はその都度コマンドをクリックすること



ACAD/LT_001   元の図形を残さず(削除して)ミラー反転  (参考:_HALF.bmp)
^C^C_SELECT;\MIRROR;P;;\\Y

解説.
最後の「
Y」は,オプションコマンド「元のオブジェクトを削除しますか? [ はい(Y)/いいえ(N)] 」の「Y」。

).レギュラー版AutoCAD2007の場合
先にオブジェクトを選択しても動作しないようですコマンドを先に実行してください
マウスの右クリックによる直前のコマンド繰返しでは削除の有無の入力(Y/N)が要求され,自動削除は動作しません。実行はその都度コマンドをクリックすること
コマンド鏡像のシステム変数MIRRTEXTの設定値が「0」であること。値が「1」だと,文字列で実行した場合,横文字列/縦文字列共読み方が左右逆になってしまいます。


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「複写」

LT_30    Text_copy (プロパティコピーの感覚で,連続して文字の内容をコピーする)       ***  「作者:hmh氏 」 ( ディーゼル式で作成)  (参考:_Text_copy.bmp)
*^C^C$M=SETENV;TO;0;$(NTH,$(GETENV,TO),SELECT;SI;\UCS;E;@;EXPERT;2;-WBLOCK;-MACRO.DWG;;0","0;P;;OOPS;UCS;P;EXPERT;$(GETVAR,EXPERT);SETENV;TO;1,)$(NTH,$(GETENV,TO),,COPY;SI;\@;@;ERASE;P;;SELECT;L;;UCS;E;@;"""$M="""-INSERT;*-MACRO.DWG;0","0;;;MOVE;P;;@;@;SORTENTS;96;SELECT;"""$(GETVAR,LASTPOINT)""";;UCS;P;PAINTER;@;L;@;;ERASE;P;;SORTENTS;$(GETVAR,SORTENTS);SETENV;TO;1); 

文字スタイルの違いは問いません。異なる文字高については,コピー元の2.32倍以下までは動作します。
使い方によっては大変便利です。接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了するときは「Esc」を押して終了。
厳重注意).LT専用です。

参考).
☆ レギュラー版AutoCAD用の同フリーコマンドが以下にありますが,連続は不可です。
ttxt-txt.LSPP (ツールバー 1 (同じウィンドウで移動)  

☆☆  レギュラー版AutoCAD用のQuickDraft Basic(作者:大成建設株式会社)にも同コマンドがあります。こちらは優れものです。参照先は以下です。
QuickDraft Basic → ・ 「文字作成」ツールバーから抜粋 → 文字列コピー (同じウィンドウで移動)


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「寸法,引出線」

注意).画層名の接頭に「$」(上位優先表示記号)を付けた現在画層への一時的な変換等は動作しません。


LT _08             連続円弧長寸法記入 (LT専用)( ディーゼル式で作成)(レギュラー版ACAD用は次項ACAD_08 )  (参考:_enkotyo.bmp)
^C^C_PEDIT;\;;AREA;O;L;EXPLODE;L;_dimangular;@;\cmddia;0;dim1;newtext$M=$(rtos,$(getvar,"PERIMETER"));L;;cmddia;1;

円弧上の任意の点までの寸法を連続記入するコマンドです操作の過程で寸法値の位置(側)を指定するこ。操作は円弧の右側から行うこと

解説.
AREA;O;L;」は,AREA「面積計算」コマンドの実行。O は指定したオブジェクトの面積を調べるオプション。L で最後に作成したオブジェクトを選択。
EXPLODE」は「分解」コマンド → 複合オブジェクトをその構成要素となっているオブジェクトに分解するコマンド。



☆☆ ACAD_08         連続円弧長寸法記入  (ACAD専用)  上記「LT _08」と同じ動作(/操作)です。(レギュラー版AutoCAD2007おすすめ
^C^C_mai-arcd

円弧上の任意の点から任意の点まで (時計回り/反時計回りどちらもOK)の寸法を連続記入するコマンドです二点指定後に寸法値の位置を指定すること操作は円弧の右側から行うこと。終了は「Enter」(又は右クリック)です。


参考1).連続寸法記入ではないがAutoCAD2006からは「弧長寸法記入」コマンド「dimarc」が新しく追加されています。が,規定値で寸法値の上または前には〈弧長シンボル〉が付きます。実行後,寸法値をダブルクリック又は選択状態を右クリックで表示される「オブジェクトプロパティ管理」で「文字」の〈弧長シンボル〉から「なし」の設定ができます。

なお,以下「
参考2).」は操作が簡単でおすすめです。〈弧長シンボル〉は付きません。

参考2).既定の「角度寸法記入」コマンド「dimangular」でも円弧長寸法記入ができます。操作は以下です。このコマンドはLTにもあります。
dimangular」を実行 → 円弧,円,線分を選択円弧をクリック → 寸法値の位置(側)をドラッグ指定して完了。


ACAD/LT_54    寸法値タテ→ヨコ (状況によっては重宝です)  (参考:dimyoko.BMP)  
^C^CSELECT;SI;\DIMEDIT;R;0.01;P;;DIMTEDIT;@;
Y方向(タテ)の寸法線のタテ書き寸法値をヨコ書きに変換
実行中の「Enter」キー又は右クリック(或いは「Esc」キー)で寸法線の中央に配置されます。実行中のドラッグ移動で任意配置もOKです。

ACAD/LT_55    寸法値ヨコ→タテ   (参考:dimTATE.BMP)
^C^CSELECT;SI;\DIMEDIT;R;90;P;;DIMTEDIT;@;
X方向(ヨコ)の寸法線のヨコ書き寸法値をタテ書きに変換
実行中の「Enter」キー又は右クリック(或いは「Esc」キー)で寸法線の中央に配置されます。実行中のドラッグ移動で任意配置もOKです。



以下,一時的に他の画層でオブジェクトを作成 LT / ACAD_21-2楕円ACAD/LT_53引出線LT / ACAD_21寸法など各種応用が効きます


LT / ACAD_21-2  他のレイヤーで作図中に,設定済みの楕円のレイヤー(レイヤー名の例:check)で楕円コマンドellipse1回だけ実行 → 終了すると自動的に元のレイヤーに戻ります( ディーゼル式で作成)  (参考:_check.bmp)
^C^C$M=-layer;m;check;;_ellipse;\\\_clayer;$(getvar,clayer);

参考). 作図中,不確かで未定の箇所に付箋のようにチェックの楕円の印を付けておくときに
便利です。(当方,常用しています。)

注意). 設定してあるマウスの右クリックによる直前のコマンド繰返し操作はできません。実行はその都度アイコンをクリックすること。また,楕円を実行しないで「Esc」すると楕円のレイヤーに変換されたままになります。

解説
). _clayer;$(getvar,clayer)」は,画層を元に戻す再評価。

※ 参考).画層名check」と楕円コマンドellipseのところを入れ替えるだけで他のいろいろなコマンドに応用することができます(例:以下,ACAD/LT_53LT / ACAD_21


 ACAD/LT_53   他のレイヤーで作図中に,設定済みの引出線のレイヤー(レイヤー名の例:QL)で引出線を実行 → 終了すると自動的に元のレイヤーに戻ります( ディーゼル式で作成)  (参考:_qleader.bmp)
^C^C$M=-layer;m;QL;;_qleader;\\\_clayer;$(getvar,clayer);

注意). 設定してあるマウスの右クリックによる直前のコマンド繰返し操作はできません。実行はその都度アイコンをクリックすること。また,引出線を実行しないで「Esc」すると引出線のレイヤーに変換されたままになります。

解説
). _clayer;$(getvar,clayer)」は,画層を元に戻す再評価。


LT / ACAD_21  他のレイヤーで作図中に,設定済みの寸法のレイヤー(レイヤー名の例:;DIM50)で寸法記入 → 終了すると自動的に元のレイヤーに戻ります( ディーゼル式で作成)  (参考:_Dim50.bmp)
^C^C$M=-layer;m;DIM50;;_dimlinear;\\\_clayer;$(getvar,clayer);

注意). 設定してあるマウスの右クリックによる直前のコマンド繰返し操作はできません。実行はその都度アイコンをクリックすること。また,寸法記入を実行しないで「Esc」すると寸法のレイヤーに変換されたままになります。

解説
). _clayer;$(getvar,clayer)」は,画層を元に戻す再評価。


 ACAD/LT_52   設定済みの寸法のレイヤー(レイヤー名の例:;DIM50)に変換して寸法記入の実行  (参考:_L_dim50.bmp)
^C^C_clayer;DIM50;_dimlinear;

寸法記入を実行しないで「Esc」キーを押した場合は,レイヤーの変換のみの状態になります。
寸法記入実行後は,レイヤーは変換されたままです。
参考).実行後に自動的に元のレイヤーに戻すマクロは,前述の「
LT / ACAD_21」です。

※ 参考). 画層名DIM50と寸法記入コマンドdimlinearのところを入れ替えるだけで他のいろいろなコマンドに応用することができます


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「画層」

各コマンドは,良く知られている印刷スタイル「色従属印刷スタイル」(.ctb)で確認しながら作成したものですが,「名前の付いた印刷スタイル」(.stb)でも動作します。


注意1).レギュラー版では一部レイアウト空間のビューポート内で動作しないコマンドがあります。実行はモデル空間で行ってください。
動作しない項目例).
ACAD_06選択画層以外を非表示 → 「現在のビューポートでフリーズ」になってしまう
ACAD/LT_37選択画層以外を一時的に非表示
ACAD/LT_36選択(指定)画層の非表示を解除
ACAD/LT_10全画層表示
ACAD_11_2全ての画層をフリーズ解除

 ...他


注意2).画層名の接頭に「$」(上位優先表示記号)を付けた現在画層への一時的な変換等は動作しません。
以下,動作しない項目例).
 ACAD/LT_51-1
 ACAD/LT_51-2
 
...他



LT _09            選択した画層以外を非表示(LT専用)( ディーゼル式で作成) (ACAD用は次項 ACAD_06  (参考:_obj_hoka_gaso_hihyozi.bmp)
^C^C_select;$M=$(if,$(getvar,CMDACTIVE),^C^C,)_ai_molc;\_-layer;off;*;N;;

解説.
_ai_molc;\」は,選択(指定)したオブジェクト(図形)の画層を現在の画層に変更するコマンド。「-layer;off;*;」で全ての画層をオフにすると,「本当に現在の画層 "○○○○" を非表示にしますか? <N> Y」と現在画層をオフにするかを確認してくる。このプロンプトを予想して,「N」を入力するようにマクロを作成すると,現在画層以外の画層すべてが非表示になる。



☆☆ ACAD_06       選択画層以外を非表示 (Expressツール:ACAD専用)  (参考:_obj_hoka_gaso_hihyozi.bmp)
^C^Clayiso  (または ^C^C_layiso)
).モデル空間専用です。レイアウト空間のビューポート内では「現在のビューポートでフリーズ」になってしまいます。


☆☆ ACAD/LT_36    指定表示画層以外の画層の非表示を一時的に解除  ***「作者:てるてる氏」 ( ディーゼル式で作成)  (参考:_hi_hyozi_kaizyo.bmp)
前述の「
ACAD_06」や「LT _09」と併用して使うと大変便利です。
^C^C-LAYER;ON;*;;AI_MOLC;\U$M=;-LAYER;ON;$(GETVAR,CLAYER);;

このマクロは,前記の「ACAD_06」や「LT _09」の選択画層以外を非表示の状態から,一旦全ての画層を一時的に再表示して,追加表示したい画層を選択するマクロです。


注意).レギュラー版AutoCAD.ver2006からは動作しません研究中ですが解明された方が居りましたらお知らせ願います。ぜひ欲しいコマンドです
尚,ビジュアルで素早い「非表示の解除」機能は,てるてる氏のコマンドに及びませんが,
以下Expressツールに代用のコマンド[画層選択表示]があります。尚,類似のコマンドがメニューの「形式」の「画層ツール」にも「画層閲覧」という名称であります。
  [画層選択表示] コマンド^C^C_.laywalk
画層一覧リストから選択した画層だけが画面上に表示されるコマンドです。初期設定でメニュの「Express」のプルダウン及びコマンドのアイコンがあります。

以下操作の仕方です。

選択(指定)画層以外が非表示状態で画層を追加表示する場合
コマンドを実行 → 「画層閲覧」ダイアログで
「終了時に復元」のチェックを外し,表示画層を維持するために先に「Ctrl」キーを押さえながら,リストから追加表示する画層名を選択 → 「閉じる」をクリック。

全画層が表示状態で選択画層だけを表示する場合
コマンドを実行 → 「画層閲覧」ダイアログで
「終了時に復元」のチェックを外し,リストから表示する一つ目の画層名を選択し,続けて「Ctrl」キーを押さえながら表示する画層名を選択 → 「閉じる」をクリック。
複数の画層選択ではなくて一つの画層だけでもOKでが,その場合は「Express」ツールの「画層(L)」リストにある以下の専用のコマンドの方が便利です。
  [選択画層のみ表示] コマンド :^C^Clayiso



☆☆ ACAD/LT_37    選択画層以外を一時的に非表示     ***「作者:かったか氏」 ( ディーゼル式で作成) (レイヤーのチェックに大変便利です)  (参考:_shitei_gaso_itizi_hyozi.bmp)
^C^C$M=_ai_molc;\-layer;off;*;N;;_id;\_u;;-layer;M;$(getvar,CLAYER);;

一時的に選択した画層だけを表示し,他のすべての画層を非表示にする → 「Enter」またはマウスの右クリックの終了で自動的にアンドゥが働いて全ての画層が表示されて元に戻る。
注意).終了は,必ず「Enter」で終了してください。「Escでキャンセルすると画層の表示状態は元に戻らず前記ACAD_06選択画層以外を非表示と同じ実行となります

解説.
_ai_molc;\」は,選択(指定)したオブジェクト(図形)の画層を現在の画層に変更するコマンド。「-layer;off;*;」で全ての画層をオフにすると,「本当に現在の画層 "○○○○" を非表示にしますか? <N> Y」と現在画層をオフにするかを確認してくる。このプロンプトを予想して,「N」を入力するようにマクロを作成すると,現在画層以外の画層すべてが非表示になる。
layerの前の「-」は,ダイアログボックスを表示しないという指定。
$M=」は,$M=に続くDIESEL式を評価。最後の$(getvar,CLAYER)のDIESEL式は再評価で,この部分で現在画層名に置換。「$(getvar,CLAYER);;」は,非表示にする画層名を指定 (参考.'_clayer;$(getvar,CLAYER)は画層を元に戻す。) 。最後の「;;」は「Enter」と同じ。



ACAD/LT _58       現在の画層以外を非表示( ディーゼル式で作成)  (参考:_gen_hoka_gaso_hihyozi.bmp)
^C^C-layer;OF;*;y;;-layer;ON;$M=$(getvar,"CLAYER");;
(または ^C^C_-layer;_OF;*;;;)

割り込みコマンドにする場合は → '_-layer;_OF;*;;;
ボタンをクリックするだけで,現在画層以外が非表示になる。

以下  '_-layer;_OF;*;;;  の解説

'
割り込み専用コマンドは,マクロの先頭にはキャンセル記号の
「^C^C」は付けず,割り込みコマンドを意味するキー「'」(シングルクォーテーション)を付けて割り込みコマンドとする。

_-layer;_
-」(マイナス)を付けると,ダイアログボックスを表示せずにコマンドラインだけで操作できる。
参考).
通常,LAYER「画層管理」コマンドはダイアログボックスから画層を繰作するが,昔のLAYER「画層管理」コマンドはコマンドラインから操作作する仕様だった。バージョンアップに伴いダイアログボックス操作に移行したコマンドでも,元々のコマンドが,「
-」(マイナス)を付けてコマンドライン操作用として残されているものがあり,その操作内容をマクロで指示しておけば,マクロ実行時にユーザーは何もしなくて済み,操作の自動化につながる。

_OF;
画層を非表示にするオプション。(コマンドオプションの前に,基本的に「
_」(アンダーバー)を付けている。)

*;
_OF;」を適用する画層を指定する。「*」(アスタリスク)はワイルドカード文字で,「すべて」を意味し,全画層を非表示にするように指定している。

;
「現在の画層を非表示にしますか?」という確認のプロンプトが返ってくる。返答の
既定値Nなので,この「;」(=Enter)は「N(現在画層は非表示にしない)」と答えるためのもの。

;
このコマンドは一度に複数のオプション操作ができるので,コマンドを終了させるには「Enter」が必要。ダイアログボックスで最後に「閉じる」ボタンをクリックするのと同じだ。




ACAD_08_1      選択した画層を他の画層に変更 (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)  (参考:_shitei_gaso_ni_henkou.bmp)
^C^Claymch  (または ^C^C_laymch)



ACAD_07      選択した画層を現在の画層に変更 (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)  (参考:_obj_gaso_gen_henko.bmp)
^C^Claycur  (または ^C^C_laycur)



LT _11           選択した画層を現在の画層に変更(LT専用)( ディーゼル式で作成)  (参考:_obj_gaso_gen_henko.bmp)
^C^C_select;\change;previou ;prop;LA;$M=$(getvar,"CLAYER");;^Z

解説.
_select;」は,単一のオブジェクトが選択されている場合に選択を解除。



ACAD_09      指定画層非表示 (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)  (参考:_shitei_gaso_hihyozi.bmp)
^C^Clayoff  (または ^C^C_layoff)

注意).このコマンドは既に連続コマンドになっているので記述の接頭に連続動作可のアスタリスク記号「*」を付けないこと付けると動作が異常におかしくなります終了するときは「Esc」(またはEnter)で終了
現在画層の場合は,コマンドラインで「本当に画層 .....(現在の画層)を非表示にしますか? [ はい(Y)/いいえ(N) ] 〈いいえ〉:」の問いかけがあります。



LT _12            指定画層非表示(LT専用)( ディーゼル式で作成)  (参考:_shitei_gaso_hihyozi.bmp)
^C^Cai_molc;\$M=u;_expert;5;-layer;of;$(getvar,clayer);;_expert;0;

解説.
u;」([一回元に戻す])は,現在画層の変更を取り消す。「of」(=off : 画層非表示)で指定した画層の表示をオフに切り替える。



☆☆ ACAD/LT_10   全画層表示 〈大変便利です〉  (参考:_zen_gaso_hyouzi.bmp)
^C^C-layer;ON;*;;

解説.
ON;
画層を表示にするオプション。
*;
*」(アスタリスク=すべて)で「ON;」を適用する画層を指定する。
;;
このコマンドは一度に複数のオプション操作ができるので,コマンドを終了させるには「
;」(「Enter」)がもう一つ必要で二つ付けている



ACAD_11_1     指定画層をフリーズ (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)(LT用は次項LT_49 )  (参考:_obj_gaso_F.bmp)
^C^Clayfrz  (または ^C^C_layfrz)

連続して指定できますが,現在画層には動作しません。何故か円弧長寸法は動作しません。



LT_49        指定画層をフリーズ ディーゼル式で試作)   (LT専用)  (参考:_obj_gaso_F.bmp)
^C^C_ai_molc;\$M=u;_EXPERT;5;-layer;f;$(getvar,CLAYER);;EXPERT;0;

現在画層には動作しません。

解説.
EXPERT;5
EXPERT」はシステム変数で,確認用のプロンプトの表示をコントロールする。「0」が初期値で,ここでは「5」を指定している。

注意).試作なのでコマンドラインに以下 〈 〉 の妙な表示が出ますが,動作には支障ありません。
〈そのオブジェクトの画層を現在層にするオブジェクトを選択: → layer4 が現在の画層になりました. ...........〉



ACAD/LT_59   現在画層以外をフリーズ 〈便利です〉  (参考:_G_igai_gaso_F.bmp)
^C^C-layer;f;*;;



☆☆ ACAD_11_2     全ての画層のフリーズ解除 (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)(LT用は次項LT_50  (参考:_obj_gaso_F_kaizyo.BMP)
^C^Claythw
).モデル空間専用です。レイアウト空間のビューポート内では動作しません。



LT_50        全ての画層のフリーズ解除  (LT専用) 〈便利です〉  (参考:_obj_gaso_F_kaizyo.BMP)
^C^C-layer;t;*;;



ACAD_11_3     画層を削除 (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)  (参考:_layer_del.bmp)
^C^Claydel



ACAD_11_4     画層を合成 (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)  (参考:_layer_mrg.bmp)
^C^Claymrg



☆☆ ACAD_12     指定画層ロック(ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)(LT用は次項LT_14-1  (参考:_shitei_gaso_lock.bmp)
^C^Claylck  (または ^C^C_laylck)



ACAD_13      指定画層ロックを解除 (ACAD専用のExpressツールのプルダウンメニューにあるコマンドですが,コマンドアイコン作成用のマクロです。)  (参考:_shitei_gaso_unlock.BMP)
^C^Clayulk  (または ^C^C_layulk)

参考).解除は,状況によっては後述の「☆☆ ACAD/LT_16   全画層ロック解除」が手っ取り早いです。



LT_14-1         指定画層ロック(LT専用)( ディーゼル式で作成)  (参考:_shitei_gaso_lock.bmp)
^C^Cai_molc;\$M=u;_expert;5;-layer;LO;$(getvar,clayer);;_expert;0;

解説.
これは,前述の「LT _12 指定画層非表示」の「of」の代わりに「LO」(=Lock : 画層のロック)を指定している。
(参考.「UNLock」とすると,下記「
LT _14-2」のように画層のロックを解除となる



LT _14-2      指定画層のロックを解除(LT専用)( ディーゼル式で作成)  (参考:_shitei_gaso_unlock.BMP)
^C^C^pundo;be;_ai_molc;\$M=u;undo;e;u;_-layer;UNLOCK;$(getvar,clayer);;

解説.
-layer;UNLOCK;」は,画層のロックを解除。



LT _15       現在画層以外をロック(LT専用)( ディーゼル式で作成)  (参考:_gen_hoka_gaso_lock.bmp)
^C^C-layer;LO;*;;-layer;U;$M=$(getvar,"CLAYER");;

解説.
-layer;LO;」は,画層をロック(LOCK)。「-layer;U;$M=$(getvar,"CLAYER");;」は,現在画層はUNLOCK。



☆☆ ACAD/LT_16   全画層ロック解除 〈便利です〉  (参考:_zen_gaso_unlock.bmp)
^C^C-layer;U;*;;



ACAD/LT_53-1    色,線種をBYLAYERに戻す ( ディーゼル式で作成)  (参考:_iro_sensyu_modosu.BMP)
^C^C_select;$M=$(if,$(getvar,"CMDACTIVE"),\,)_change;previou;;prop;LT;BYLAYER;prop;C;BYLAYER;lw;BYLAYER;;

解説.
change」は[プロパティ変更]コマンド。「LT;BYLAYER」のLTは線種を変更するオプションで,BYLAYERを指定。「C;BYLAYER」のCは色を変更するオプションで,BYLAYERを指定。

必見).AutoCADでは図形(オブジェクト)の画層は必ずByLayer(画層の設定に従う)で作成するのが原則です。以下に詳細を記してあります。
No 1. 画層は必ずByLayerであること (同じウインドウで移動)

留意).何かの拍子にコマンドを実行すると関係のない「線種管理」ダイアログが表示されることがあります。一旦上書き保存してファイルを開き直すと正常に戻ります。直前のある「lspの実行が要因のようですが,原因不明の現象です。


ACAD/LT_53-3    色をBYLAYERに変換 ( ディーゼル式で作成)
^C^C_select;$M=$(if,$(getvar,"CMDACTIVE"),\,)_chprop;previou;;C;BYLAYER;lw;BYLAYER;;^M;

解説.
explode」は分解コマンド。
LA」は画層を変更するオプション。

必見).AutoCADでは図形(オブジェクト)の画層は必ずByLayer(画層の設定に従う)で作成するのが原則です。以下に詳細を記してあります。
No 1. 画層は必ずByLayerであること (同じウインドウで移動)



ACAD/LT_53-4    線種をBYLAYERに変換 ( ディーゼル式で作成)
^C^C_select;$M=$(if,$(getvar,"CMDACTIVE"),\,)_change;previou;;prop;LT;BYLAYER;lw;BYLAYER;;

必見).AutoCADでは図形(オブジェクト)の画層は必ずByLayer(画層の設定に従う)で作成するのが原則です。以下に詳細を記してあります。
No 1. 画層は必ずByLayerであること (同じウインドウで移動)



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「オフセット」

注意).画層名の接頭に「$」(上位優先表示記号)を付けた現在画層への一時的なオフセットは動作しません。


ACAD/LT_22   現在画層にオフセット( ディーゼル式で作成)  (参考:_G_Lay_offset.bmp)
*^C^C_offset;\\\;_change;l;;p;la;$M=$(getvar,CLAYER);;

解説.
offset」実行後に「change」([プロパティ変更]コマンド)で画層を現在画層に変更している。

接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了するときは「Esc」を押して終了して下さい。



ACAD/LT_49   現在画層に「42」オフセット( ディーゼル式で作成) 〈前記 「ACAD/LT_22」 の応用です〉  (参考:_offset42_G.bmp)
*^C^C_offset;42;\\;_change;l;;p;la;$M=$(getvar,CLAYER);;

実行と同時にオブジェクトを選択できます。接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了は「Enter」で終了してください。
常時使う「数値」に入れ替えて利用してみて下さい。

参考).前述「ACAD/LT_22」「ACAD/LT_49」と類似の大変な優れものが以下にあります(レギュラー版AutoCAD用)。

☆☆ mai-of2.fas (同じウインドウで移動)
線分をオフセット 
大変便利です
オフセット元,オフセット後の線分の画層コントロール可。両側,片側の指定可。

☆☆☆ mai-of3.fas (同じウインドウで移動)
線分をまとめてオフセット 
大変便利で優れものです
3線までオフセット可。オフセット元,オフセット後の線分の画層コントロール可。両側,片側の指定可。



ACAD/LT_34    元を残して各種オブジェクトを両側へ現在画層にオフセット  ***「作者:おかぴー氏」 ( ディーゼル式で作成)  (参考:_offset_zan_en.bmp)
*^C^Coffsetdist;\_select;single;\_ucs;3;_non;@;_per;@;;$M=offset;;@;non;$(getvar,offsetdist),0;;_change;L;;P;LA;$(getvar,clayer);;offset;;$(getvar,lastpoint);_non;-$(getvar,offsetdist),0;;_change;L;;P;LA;$(getvar,clayer);;ucs;w;

解説.
ucs;w;」は,ワールド座標系に戻す。

接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了するときは「Esc」を押して終了して下さい。またスプライン(Sライン)は,折り返しのサイズが小さいと一部が分解されてします。



ACAD/LT_35    元を削除して各種オブジェクトを両側へ現在画層にオフセット  ***「作者:おかぴー氏」 ( ディーゼル式で作成)   (参考:_offset_saku_en_w_new.bmp)
*^C^Coffsetdist;\_select;single;\_ucs;3;_non;@;_per;@;;$M=offset;;@;non;$(getvar,offsetdist),0;;_change;L;;P;LA;$(getvar,clayer);;offset;;$(getvar,lastpoint);_non;-$(getvar,offsetdist),0;;_change;L;;P;LA;$(getvar,clayer);;erase;$(getvar,lastpoint);;ucs;w;

接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了するときは「Esc」を押して終了して下さい。またスプライン(Sライン)は,折り返しのサイズが小さいと一部が分解されてします。



ACAD/LT_31    中間にオフセット ( ディーゼル式で作成)  (参考:_offset_tyukan.bmp)
^C^C_pl;_nea;\$M=per;\;_area;o;L;_erase;L;;_offset;"$M=$(/,$(getvar,PERIMETER),2)";$(getvar,LASTPOINT);"$M=$(getvar,LASTPOINT)";;^Z

このコマンドは,線分同士が平行であることが前提です。


(参考.マウスの右クリックによる直前のコマンド繰返し操作はできません。実行はその都度コマンドをクリックすること。)



ACAD/LT_43    中心線から振り分て現在画層にオフセット ( ディーゼル式で作成)  (参考:_offset_w.bmp)
*^C^C$M=_select;single;\'setvar;USERR5;\_ucs;ob;@;_copy;P;;non;0,"$M=$(/,$(getvar,USERR5),2)";;_change;L;;P;LA;$M=$(getvar,CLAYER);;COPY;P;;NON;0,"$M=$(*,$(getvar,USERR5),-1)";;_UCS;W;

解説.
select;single;\」は,中心線を選択 (singleで一つだけの要素(図形)の選択になるが,拾い損ねると後の処理がエラーとなるので注意 ) 。「setvar;USERR5;\」は,システム変数[USERR5]に振り分ける幅を入力。「_ucs;ob」はユーザー座標(=UCSオブジェクト)。「_ucs;ob;@;」は,UCSを中心線の角度にあわせる。「_copy;P;;」は,中心線をコピー元のオブジェクトに選択。「non;」は,OSNAPを無効にする。「0,"$M=$(/,$(getvar,USERR5),2)";;」は,USERR5の半分を使って変更したUCS上にコピー先を指定。「change;L;;P;LA;」は,コピーしたオブジェクトの画層を変更。「$(getvar,CLAYER);」は,現在画層名。「;」は,changeコマンドの終了。「copy;P;;」は,画層を変更したオブジェクトをコピー元のオブジェクトとして選択。「non;」は,OSNAPを無効にする。「0,"$M=$(*,$(getvar,USERR5),-1)";;」は,USERR5の値を使って変更したUCS上にコピー先を指定。「_UCS;W;」は,UCS座標からワールド座標系に戻す。

接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了するときは「Esc」を押して下さい。角度のついた2本の線は,端部が繋がっていること。


参考).類似の大変な優れものが以下にありますレギュラー版AutoCAD用)。

☆☆ mai-of2.fas  (同じウインドウで移動)
線分をオフセット 
大変便利です
オフセット元,オフセット後の線分の画層コントロール可。両側,片側の指定可。

☆☆ mai-of3.fas (同じウインドウで移動)
線分をまとめてオフセット 
大変便利で優れものです
3線までオフセット可。オフセット元,オフセット後の線分の画層コントロール可。両側,片側の指定可。



LT_44            連続して「Enter」で指定距離にオフセット  ***「作者:hmh氏」 ( ディーゼル式で作成)  (参考:_offset_m_d.bmp)
*^C^CSETENV;TO;0$M=;$(NTH,$(GETENV,TO),SETENV;間隔;\;距離;"""$M=$(GETENV,間隔)""";SELECT;SI;\SETENV;TO;1,;TO;0;;P1;$(GETVAR,LASTPOINT);ID;NON;\SETENV;P2;"""$M=$(GETVAR,LASTPOINT)""";;TO;2,,)$(NTH,$(GETENV,TO),,,SORTENTS;96;ROTATE;P;;NON;@;0;OFFSET;$(GETENV,距離);$(GETENV,P1);$(GETENV,P2);;SORTENTS;$(GETVAR,SORTENTS);SETENV;間隔;\;距離;"""$M=$(+,$(GETENV,距離),$(GETENV,間隔))""";;TO;2);

途中で距離を変更指定できます。「Enter」は 右クリックでもOKです。
接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了するときは「Esc」を押して終了して下さい。
厳重注意).LT専用です。

参考).
任意のオフセット距離を入力しながら連続offsetができるAutoCAD専用の優れものの.ispコマンドが以下にあります。
☆☆ Xoffset.lsp/Yoffset.lsp   (AutoCAD専用) (同じウインドウで移動)



ACAD_44-2  オフセット_複数回  〈重宝です〉  (参考:_offset_m.bmp)
^C^C_offset;\\m;;

このマクロは既設のオフセットコマンド実行中のオブジェクト選択時に,コマンドラインのプロンプトに表示されるオプション「一括(M)」のMを事前に組み込んだもので,既設のコマンド(連続の都度再選択)と異なり,オフセットする側をクリックしていくだけで連続オフセットができるコマンドです。途中で反対側もクリックできます。実行中のオフセット距離は同じ一定の距離です



☆☆ ACAD/LT_61  中心角オフセットライン作成   ( ディーゼル式で作成)   (作成:my氏)  (参考:_offset_tyushinkaku.BMP)
指定した平行でない2本の線と線の角度を2等分するラインを作成 (参考 : UCSアイコンは非表示の方が作図しやすい)
^C^C$M=chamfer;D;10;;;T;N;\\ucs;OB;L;erase;L;;orthomode;1;line;APP;\\;ucs;P;orthomode;$(getvar,ORTHOMODE);trimmode;$(getvar,TRIMMODE);chamfera;$(getvar,CHAMFERA);chamferb;$(getvar,CHAMFERB);

操作方法

@. 角度を2等分したい2本の線を指定(クリック)。
A. UCS(ユーザ座標系)が一時的に2等分の角度になります。再度,指定した2本の線をクリック。「延長仮想交点」のマークが表示されます。
B. LINE「線分」コマンドが2等分の角度上で一時的に直行モードで実行されるので(始点はAで選択した2本の線の交点または延長してできる交点),終点となる適当な位置をマウスで指定(左クリック)する。


操作上の注意 必見です
角度を
2等分したい線の交点(2本の線が交差しない場合は,2本の線を延長してできる交点)が画面の中にない(外れている場合)状態で実行すると,このマクロとは全く関係のない別の図形が削除されてしまいます。実行する時は,2本の線の交点が必ず画面の中に収まっていること。
このマクロが途中で止まってしまった場合,システム変数「TRIMMODE」が非トリム(「0」)の状態のままになってしまうことがあります。元に戻しておいた方が良いです。(普段から非トリムの状態で使っているならば問題ないけど)TRIMMODEを「1」とすれば,非トリムの状態を解除できます。
操コマンドを実行して終了すると,オンに設定(90度)していた「極トラッキング」がオフになります。事項の操作中のキャンセルでも同様です。ステータスバーの「」ボタンをクリックするなど,元に戻しておきましょう。(ちょっと煩わしい動作ですね。)
操作中にEscでキャンセル(中断)するとカーソルが延長仮想交点のマークのままになってしまいます。「ワールド座標コマンドを実行すれば正常に戻ります。同様に,キャンセルすると,「極トラッキング」がオフ,「直行モード」がオンのままになってしまいます。「ワールド座標コマンドを実行してから元に戻しましょう。先に「ワールド」座標コマンドを実行しないと,90度に設定しておいた場合の「極トラッキング」をオンにしても動作は2等分割の線上のままです。


マクロの解説

@平行でない2本の線の間を結ぶ線分をCHAMFERコマンドで作成。
chamfer;D;
CHAMFER「面取り」コマンドを実行。D は1本目と2本目の線の面取り長さを指定するオプション。
10;
1本目の面取り長さを
10 に指定している。(この長さはいくつでもOKです)
;
Enter
;
EnterでCHAMFER「面取り」コマンドを再度実行。
T;N;
T は,線分を面取りする時にトリムするかしないかを指定するオプション。
このマクロではトリムされると困るので,N(トリムはしない)にしている。
\\
ユーザの入力待ち2回
角度を2等分したい線と線をユーザーが指定できるようにマクロを一時停止。
ユーザーが線を2本選択したら,再びマクロが開始します。

A @で作成した線分に合わせてUCSを変更後,角度を2等分する線を記入。
ucs;OB;
UCS OB「UCS オブジェクト」の実行。
L;
最後に作成したオブジェクト
@のCHAMFERコマンドで作成した線にUCSを変更する。
erase;L;;
ERASE「削除」コマンドを実行して,@のCHAMFERコマンドで作成した線を削除。
orthomode;1;
ORTHOMODEは,カーソルの動作をUCSに水平か垂直のみに制限(直交モード)するかしないかをコントロールするシステム変数。
1 → 直交モード,0 → 直交モード解除。ここでは直交モードにしてる。
line;
LINE「線分」コマンドの実行。
直行モードをONにしているので,ここで作成する線が,角度を2等分する線になります。
APP;
(INT)
一時Oスナップ
APP「仮想交点」( INT「交点」でもOK...LT98には仮想交点がないので)にして,線の始点を角度を2等分したい線と線の交点(もしくは2本の線が交わっていない場合延長したら交わる交点)にする。
\
ユーザの入力待ち
ここの\ で,一時OスナップのAPP「仮想交点」(もしくはINT「交点」)の指定をします。
\;
ユーザの入力待ち
ここの\ では,角度を2等分する線の終点を指定します。
最後に;(Enter)を1個付け足して,LINE「線分」コマンドは終了。

B
このマクロを実行するために変更してしまった設定を,実行前の状態に戻す。
ucs;P;
UCS P「UCS 直前」の実行。Aで変更してしまったUCSを元に戻します。
orthomode;
カーソルの動作をUCSに水平か垂直のみに制限(直交モード)するかしないかをコントロールするシステム変数。
trimmode;
CHAMFER「面取り」コマンドやFILLET「フィレット」コマンドで先端をトリムするかしないかをコントロールするシステム変数。
chamfera;
CHAMFER「面取り」コマンドの,1本目の面取り長さを格納するシステム変数。
chamferb;
CHAMFER「面取り」コマンドの,2本目の面取り長さを格納するシステム変数。


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「線分/ポリライン」

線分

ACAD/LT_38    line45 (初級編)   (参考:_line45.bmp)
^C^C_line;\@500,500 (または「^C^C_line;\@500<45 」)

ある点から相対距離X方向へ500,Y方向へ500の右上り45°の線を描くコマンドです。「鏡像を描く対称軸等として重宝です。線分の長さは≒1,060です。距離X(500)を入れ替えて利用してみてください。

解説
lineのあとのセミコロン「
;」は,「Enter」の意味だが,次のコマンドに移るというサインの意味もある。
\」はユーザーの入力を待ちで,マクロを一時停止状態にする。
@500,500」は最後に指定した点からの相対距離です。



ACAD/LT_39    line135 (初級編)   (参考:_line135.bmp)
 ^C^C_line;\@500,-500 (または「^C^C_line;\@500<-45 」)

ある点から相対距離X方向へ500,Y方向へ-500右下がり45°の線を描くコマンドです。「
鏡像を描く対称軸等として重宝です。線分の長さは≒1,060です。距離X(500)を入れ替えて利用してみてください。

解説
前記「
ACAD/LT_38  line45」のマクロのYの値に「-」(マイナス)をつけるだけ。



 ACAD/LT_51-2  レイヤー 「KUTAI 」 に線分を描くマクロ
^C^C-layer;m;KUTAI;;_line;\\;

「線分を描く」/「画層を選ぶ」という2つの動作を合わせたマクロです。
実行後はレイヤーは変換されたままです
必要に応じて画層名「KUTAI」(躯体)を
入れ替えて利用してみて下さい。

解説.
-layer;m;」は,新しく画層を作成するマクロ。layerの前の「-」は,ダイアログボックスを表示しない指定の記号。「-layer;m;KUTAI;;」は,画層 「KUTAI 」 を選択している。コマンドプロンプトにオプションの指定を促すメッセージが順次表示されるので,オプションを入力していく。この場合,後ろに書いてある「KUTAI」という画層が作成される
_line;\\;」は,線分を描くマクロ。「\」を2つ並べているのは,LINEコマンドが,始点と終点の2回のユーザーの入力を必要とするため。「;」 でLINEコマンド終了。



 ACAD/LT_51-3  レイヤー  「KUTAI 」 に,線色「RED」,線種「一点鎖線」で線分を描くマクロ
*^C^C_-color;1;-layer;m;KUTAI;;_celtype;center;_line;\\;

「線分を描く」/「画層を選ぶ」/「線色を選ぶ」/「線種を選ぶ」という4つの動作を合わせたマクロです。
実行後はレイヤーは変換されたままの状態です
必要に応じて色No「1」,画層名「KUTAI」(躯体)を入れ替えて利用してみて下さい。


解説.
*^C^C_-color;1;
color」は作図するオブジェクトの色を設定するコマンド。「1」は線色RED。接頭文字「*」はマクロ繰り返し可能という意味の命令。「;」は「Enter」。つまり「^C^C_-color;1」はcolorコマンドを実行した後,「Enter」キーを押し,色ナンバー1の赤を指定している。
-layer;m;KUTAI;;
画層「
KUTAI」を選択の意味。
_celtype;center;
celtype」は,新しく作成するオブジェクトの線種を設定するシステム変数で,「center」は,一点鎖線を表す。つまり,線種を一点鎖線にしている。
_line;\\;
線分を描く。



 ACAD/LT_5-4   一時的に設定済みの線のレイヤー(レイヤー名の例:layer1)に変換して線を実行後自動的に元のレイヤーに戻す  (参考:_layer1_line.bmp)
^C^C$M=-layer;m;layer1;;_line;\\\_clayer;$(getvar,clayer);

layer1で1回だけlineを実行するコマンド。
 注意).ラインの連続(継続)操作をするとレイヤーは元に戻りません。一つの直線実行後に「Enter」すること。また,右クリックによる直前のコマンド操作もできません。その都度アイコンをクリックしてください。
必要に応じてレイヤー名「layer1」を入れ替えて利用してみて下さい。

解説.
_clayer;$(getvar,clayer)」は,画層を元に戻す再評価。



ACAD/LT_42    一時的に水平または垂直の単線を作成 ( ディーゼル式で作成)  (参考:H+V_line.bmp)
^C^C$M=_ORTHOMODE;1;_line;\\;_ORTHOMODE;$(getvar,ORTHOMODE)

実行後に直交モードを元に戻す機能付きです。

解説.
_ORTHOMODE;1;」は,ORTHOMODEが直交モードをオンにするシステム変数で,0=オフ/1=オンとなっている。



ACAD/LT_401   円の中心から十字形の中心線を描く  (参考:_tyuushinsen.bmp)
^C^CID;CENTER;\-INSERT;"CENT_1";@;;;;SCALE;LAST;;@;\EXPLODE;LAST;
十字形の中心線のサイズは作図中にドラッグで指定できます。

注意
).レギュラー版AutoCAD 2004/2007では,何故かマクロの記述が2段になって動作しないようです。(下段同類のコマンドを参照してください。)

参考.座標位置の記憶方法
最初に点を指定してからコマンドを実行したい場合は,点を指定するとき「
ID」コマンドを使うと便利である。ID コマンドは指示された点の座標を表示するものであるが,その位置はシステム変数「lastpoint」に記憶される。この値を取り出すにはDIESEL式を使う方法もあるが,それよりも「@」の1文字で可能である。「@」だけで座標を指示すると,lastpointに記憶された位置である。その位置から相対位置を指示するのであれば「@xx,yy」という方法もとることができる。DIESEL式を使って2点を記憶することはできない。DIESEL式は複雑な操作の記述はできない。

AutoCAD専用の同類のコマンドが以下にあります。(レギュラー版AutoCAD 2004/2007共動作します。
5-1 AutoLISPプログラム 〈ほとんどが優れもので重宝です〉 (同じウィンドウで移動)→ 「作成 3」(作者:斉藤ZENDAYU) Zcros.lsp 十字線作図」



ポリライン

ACAD/LT_213   ポリラインの幅を設定するシステム変数「PLINEWID」のコマンド作成のお勧め
ポリライン(及び閉じたポリライン)作図の時,コマンドライン(コマンドプロンプト)でラインの幅W)を設定できますが,ポリラインの幅を設定するシステム変数PLINEWIDの値(初期値:0.0000)でも設定できます。ポリラインの幅を元「0」に戻したり,新たな幅の設定が簡単に行えます。実行型システム変数とでも言えるでしょう。コマンドを新規作成しておくと便利です。
詳細は以下を参照してください。
 ACAD/LT_213  ( 忘れがちな基礎編 )   ポリラインの幅を設定するシステム変数「PLINEWID」 /  「分解」について (.ver〜2007〜20**共通 ) (同じウィンドウで移動)



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「正方形 / 長方形 / ポリゴン / 円」

ACAD/LT_40-1    square700 (初級試作編)  (参考:_square700.bmp)
 *^C^C_pline;\@-350,0;@0,700;@700,0;@0,-700;@-350,0;;

一辺が700のポリラインの四角形 (描画始点は下端の辺の中点)を連続して描くコマンドです。各数値を入れ替えて利用してみて下さい。
「*」付き連続コマンドなので終了するときは「Esc」を押して下さい

解説.
最後の「;;」(セミコロン2つ)は「Enter」の代わり。



ACAD/LT_40-2  
 square700_center (初級試作編)  (参考:_square700_center.bmp)
*^C^C_ucs;o;int;\_pline;-350,-350;@0,700;@700,0;@0,-700;@-700,0;;_ucs;w;

一辺が700のポリラインの四角形 (描画始点は四角形の中心)を連続して描くコマンドです。各数値を入れ替えて利用してみて下さい。
接頭文字「*」付き連続コマンドなので
終了するときは「Esc」を押して下さい

解説.
_ucs;o」は,ユーザー原点の移動。「int」は交点。「ucs;w;」は,ワールド座標系に戻す。



LT_40-3  
 中心を指定して ポリゴン の四角形を作図 ( ディーゼル式で作成)  (参考:_square_N_center.BMP)
^C^C_id;\_setenv;横;\_setenv;縦;\_rectang;_none;@-$M=$(/,$(getenv,横),2),-$(/,$(getenv,縦),2);_none;@$(getenv,横),$(getenv,縦); 

実行の仕方
コマンドを実行 → 変数名の横の数値を入力して「Enter」 → 変数名の縦の数値を入力して「Enter」

解説.
id;\」は基準点を指定するコマンドである。ここでは四角形の中心点を指定している。「_none」は一時的にOスナップを解除している。これは,端点を目的外の位置に取られないようにするためである。「$( )」が2重構造になっているが,これは中にあるものから解釈される。
厳重注意).LT専用です。




LT_57        中心指定四角形(固定中心線付)  ( ディーゼル式で作成)  (参考:_post_koteityuushinsen.BMP)
^C^C_id;\_setenv;横長;\_setenv;縦長;\$M=_rectang;@;@$(getenv,横長),$(getenv,縦長);_move;L;;@;@-$(/, $(getenv,横長), 2),-$(/, $(getenv,縦長), 2);-Layer;s;POST;;_line;@;@$(*, $(/, $(getenv,横長), 3), 2),0,0;;scale;L;;@;2;_move;L;;mid;@;@-$(/, $(getenv,横長), 2),-$(/, $(getenv,縦長), 2);_line;mid;@;@0,$(*, $(/, $(getenv,縦長), 3), 2),0;;scale;L;;@;2;_clayer;$(getvar,clayer);

中心を指定して,指定サイズの四角形を作成。更に固定長の中心線も同時に作成。

操作 : 「中心点指定→横長指定→縦長指定」の順で指定。
注意).画層「POST」(または「post」)を事前に作成し,現在画層に設定しておくこと。また,画面が小さいと中心線が上手く描かれないので,ある程度の拡大画面で実行するのがコツ。
厳重注意).LT専用です。



LT_58        固定中心線付円作成  ( ディーゼル式で作成)  (参考:circle_koteityuushinsen.BMP)
^C^C_id;\_setenv;半径;\$M=_circle;@;$(getenv,半径);$M=osmode;0;-Layer;s;POST;;_line;@;@$(+, $(getenv,半径), $(/, $(getenv,半径),5)),0,0;;scale;L;;@;2;copy;L;;non;@;non;@;rotate;L;;mid;@;90;_clayer;$(getvar,clayer);osmode;$(getvar,osmode);

半径指定で円を作成し,更に固定長の中心線も同時に作成。

操作 : 「中心点指定→半径指定」の順で指定。
注意).画層「POST」(または「post」)を事前に作成し,現在画層に設定しておくこと。
厳重注意).LT専用です。



LT_59        任意長中心線付円作成  ( ディーゼル式で作成)  (参考:circle_tyuushinsen.BMP)
^C^C_id;\_setenv;半径;\$M=_circle;@;$(getenv,半径);$M=-Layer;s;POST;;_line;@;\;scale;L;;@;2;copy;L;;non;@;non;@;rotate;L;;mid;@;90;_clayer;$(getvar,clayer);

半径指定で円を作成し,更に任意の長さで中心線を作成。

操作 : 「中心点指定→半径指定→中心線長さ指定」の順で指定。中心線の角度は自由に指定できる。
注意).画層「POST」(または「post」)を事前に作成し,現在画層に設定しておくこと。
厳重注意).LT専用です。



LT_40-4    Lineで長方形を作図(中心指定) ( ディーゼル式で作成)  (参考:Lsikaku16.BMP)
^C^C_setenv;横長さ;\_setenv;縦長さ;\_id;\_line;_none;@-$M=$(/,$(getenv,横長さ),2),-$(/,$(getenv,縦長さ),2);_none;@$(getenv,横長さ),0;_none;@0,$(getenv,縦長さ);_none;@-$(getenv,横長さ),0;_none;@0,-$(getenv,縦長さ);;^Z

厳重注意).LT専用です。



LT_40-5     Lineで長穴を作図(中心指定) ( ディーゼル式で作成)  (参考:nagaana16.bmp)
^C^C_setenv;長穴長さ;\_setenv;長穴幅;\_id;\_line;_none;@-$M=$(/,$(getenv,長穴長さ),2),-$(/,$(getenv,長穴幅),2);_none;@$(getenv,長穴長さ),0;;_arc;_none;@;c;_none;@0,$(/,$(getenv,長穴幅),2);_none;@0,$(/,$(getenv,長穴幅),2);_line;_none;@;_none;@-$(getenv,長穴長さ),0;;_arc;_none;@;c;_none;@0,-$(/,$(getenv,長穴幅),2);_none;@0,-$(/,$(getenv,長穴幅),2);^Z

厳重注意).LT専用です。

参考).以下のマクロの数値を入れ替えればACAD/LT用にドアーの取っ手の様な図形のマクロも可能です。
ACAD/LT_86  詳細マーク (試作品) (同じウィンドウで移動)



ACAD/LT_41    triangle (汎用初級編)  (参考:_triangle.bmp
*^C^C_pline;\@-75,75;@150,0;@-75,-75;;

幅150,高さ75の下向きの三角形 (描画始点は下端の頂点)を連続して描くコマンドです。GL,各階など,各高さの数値の下に記号として利用してください。
各数値(幅150,高さ75)を入れ替えて利用してみて下さい。
接頭文字「*」付き連続コマンドなので終了するときは「Esc」を押して下さい
操作のコツ).作図場所(画面)をある程度拡大して実行すること。拡大しないと予期しない図形になってしまいます。



ACAD/LT_24-1  直径200φの円 (circle) を連続して描く汎用初級編)  (参考:_circle_200.bmp)
*^C^C_circle;\100

平面図の何かの位置(コーナーガードなど)を示す記号として利用してください。
数値(100)を入れ替えて利用して下さい。
接頭文字「*」付き連続コマンドなので終了するときは「Esc」を押して下さい



ACAD/LT_24-2  2重円,直径170φ+220φを連続して描く汎用試作品です)  (参考:_circle_170_220.bmp)
*^C^C_circle;\85;_circle;\110

直径170と220の円を同心円で連続して描くコマンドです。平面図の何かの位置(コーナーガードなど)を示す記号として利用してください。
各半径数値(85,110)を入れ替えて利用してみて下さい。
接頭文字「*」付き連続コマンドなので終了するときは「Esc」を押して下さい
操作のコツ).マウスを動かさないで同じポイント 円の中心で2度続けてクリックしてください。
注意).2度以上クリックすると重なった図形になってしまいます。

参考).
指定サイズで同心の円を連続作図するlsp(レギュラー版専用)があります。以下を参照してください。
Zclcon.lsp (同じウィンドウで移動)


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「円」


ACAD/LT_49    円弧を円に書き換える   ***「作者:てるてる氏」 ( ディーゼル式で作成)  (参考:_enko_o_enni.bmp)
^C^C_select;si;\$M=ai_molc;@;_circle;cen;@;endp;$(getvar,LASTPOINT);_erase;p;;CLAYAR;$(getvar,CLAYER);

円弧と異なる画層で実行しても,裏では円弧と同じ画層で動作し,実行後は現在画層が円弧の画層になります。

解説.
指示した円弧と同じ画層を指定。その後に同じ半径で円を書き,円弧を削除。最後に画層を元に戻している。
_select;si;\」は,一つだけの要素の選択。「endp」は端点。


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「line 長さ変更」

ACAD/LT_26   オプションの指定(DY)なしで連続してlineの長さを変更  (参考:_nagasa_henkou.bmp)
^C^C_lengthen;dy;

先頭に「*」が付いていないが,連続コマンドになっています。終了するときは「Esc」を押して下さい。

解説
^C^C_lengthen;

オブジェクトの長さや中心角を変更するコマンド。
dy
オプションのダイナミックドラッギングモード「
DY」に指定 → 選択したオブジエクトの長さをドラッグ(dy)して変更する。



ACAD/LT_26-2   オプションの指定(DE)及び長さの入力なしで連続してlineの長さを25延長 〈初級編〉  (参考:_line25entyo.bmp)
^C^C_lengthen;de;25

先頭に 「*」が付いていないが,連続コマンドになっています。終了するときは「Esc」を押して下さい。数値部分(25)を入れ替えて利用してみて下さい。

解説
de

オプションの増減「
de」を指定。




ACAD/LT_26-3   ポリラインの線分の長さを変更するマクロ  (参考:_P_line_nagasa_henkou.bmp)
^C^C_explode;\;^C^C_lengthen;DY;

このマクロを実行するときのポイント
マクロは最初にポリラインを選択(クリック)して分解後,もう一度ポリラインの長さを変更する側を選択すると実行できるようになっているので
2回選択することになります。実行後は通常の線分になります

参考).ポリラインではない通常のライン(線分)に実行する場合は,マウスで2回選択すると動作します。

解説.
ポリラインの場合,長さを変更できないので,いったんポリラインを各オブジェクトに分解してから,長さを変更すると考える。(注.実行後は,ポリラインは分解されたままです。)
^C^C_explode;\;」は,Explode「分解」コマンド。
複合オブジェクトをその構成要素となっているオブジェクトに分解するコマンド。
^C^C_lengthen;」は,Lengthen「長さ」コマンド。
オブジェクトの長さや中心角を変更するコマンド。
DY;」は,ダイナミックドラッギングモード「DY」に指定。
選択したオブジエクトの長さを,そのオブジエクトの端点をドラッグして変更する。


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面取り


ACAD/LT_27
  フィレットゼロ  (参考:_mentori_0.bmp)
^C^C_fillet;r;0;fillet;

これは,フィレット半径(R)=「
0」専用のコマンドです。結果は面取り(chamfer)コマンドの距離(D)=1本目…「0」 / 2本目…「0」指定と同じです。
なお,
平行な2本の線分の場合は正接した円弧が作成されて便利です(参考1)。接する位置がずれていてもOKです。「Shift」キーを押しながら2本の線分を選択しても正接円弧を作成できます。
数値部分(0)を入れ替えて利用してみて下さい。

参考1
☆☆ 平行線に限らず,鋭角鈍角の2本線間に円弧を作成するAutoCAD専用のLispが以下にあります
オブジェクトに正接した円弧を作図する (同じウィンドウで移動)(ACAD専用)



LT_33            スミ切り長さ_n( ディーゼル式で作成)  (参考:_sumikiri.bmp)
*^C^C_setenv;スミ切り長;\_ucs;OB;\_c;0,0;$M=$(getenv,スミ切り長);_pline;$(getenv,スミ切り長),0;_int;\;_area;O;L;_scale;L;;0,0;r;"$M=$(getvar,PERIMETER);$(getenv,スミ切り長);_PICKBOX;1;_erase;$(getenv,スミ切り長)<10;;_PICKBOX;$(getvar,PICKBOX);_trim;L;;0,0;;_trim;L;;0,0;;"_ucs;W;

操作の仕方 : コマンドを実行し,面取りの数値を入力してEnter → 続けて片側の線分をクリックすると面取りの角に円が描かれる → もう一方の線分と円との交点をOスナップでクリックする。連続コマンドなので,終了するときは「Esc」で終了
線分と線分との角度が鋭角鈍角どちらの場合でも実行できます。
注意).描かれる円から線が外れないように2本の線の長さはスミ切り長さの1.34倍以上あること。2本の線はあらかじめ角付けをしておくこと。最初の線を選択する際,選択する線の中心より角付け側を選択すること。
厳重注意).LT専用です。
  


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ディバイダ


ACAD/LT_28    Lineを3等分して任意の3等分位置からLineを引く  (参考:_1_3_line.bmp)
^C^C_divide;\3;_line;_nod;\\;_erase;p;;

注意).
実行するときは,基本的には事前の「点スタイル管理」の設定が必要ですが,Oスナップの[点(D)]が設定してあれば,ポインタをLineの1/3付近に近ずけると一時的に黄土色の「表示が出て,任意の3等分位置からLineを引くことができます。なお,「点スタイル管理」で空白の「無し」の設定の場合は一時的な「点」は出ず,実行できないので注意。
又,Line(線分)の他,円,円弧でも動作しますが,円弧の場合は「点」は描かれて残ります。他の図形は未検証ですが,予期せぬ動作にはご注意。

解説.
divide」(ディバイダ)コマンドを実行して「\」で分割する線を拾い,3分割の点を表示させる。次に「line」(線分)コマンドを実行して,「nod」(点スナップ)コマンドを利用して,点だけを拾えるようにしてから始点・終点を指示。これだけだと確かに1/3の点から線は引けたのだが,3分割の点が残ったままとなる。その点を消すのが「_erase;_p;;」の部分である。通常「_p」オプションは,「select;\」で選択したオブジェクトを対象とする。この選択されたオブジェクトー式を「選択セット」と呼んでいる。しかしこのマクロでは「divide」コマンドで作成された点が対象とされる。マクロを実行して線を選択すると,線上の1/3の点に一時的な点が作図される。同時に点スナップが有効となり,いま作図された点を始点として線を引くことができるようになる。次に線の終点を指定して1/3の点からの線を引き終わると,1/3の点スナップ用に作図された2つの点は自動的に削除される。



ACAD/LT_29    Lineを数値入力で等分し,任意のn等分位置からLineを引く ( ディーゼル式で作成)  (参考:_1_n_line.bmp)
^C^C_setvar;USERI1;\_divide;\$M=$(getvar,USERI1);_line;_nod;\\;_erase;p;;

注意).実行するときは基本的には事前の「点スタイル管理」の設定が必要ですが,Oスナップの[点(D)]が設定してあれば,ポインタをLineの1/n付近に近ずけると一時的に黄土色の「表示が出て,任意のn等分位置からLineを引くことができます。なお,「点スタイル管理」で空白の「無し」の設定の場合は一時的な「点」は出ず,実行できないので注意。
又,Line(線分)の他,円,円弧でも動作します。「点」も残りません。他の図形は未検証ですが,予期せぬ動作にはご注意。

解説.
実務上では,スナップできる点が1/3の点だけでは使い物にならない。そこで分割数を任意にするために,DlESELの登場となる。
このマクロを実行すると線の分割数を聞いてくるので値を入力。入力した分割数で等分した点から線を引けることを確認。
_setvar;USERI1;」は,分割数を入力。「$M=$(getvar,USERI1);」は,分割数の数値を取り出す。


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構築線

ACAD/LT_73  
垂直構築線  (参考:_xline_v.bmp)
^C^C_xline;v;

垂直方向の無限の線分を作成。連続コマンドになっているので,終了するときは「Esc」を押す。

解説.「v」はオプションの垂直



ACAD/LT_74   水平構築線  (参考:_xline_h.bmp)
^C^C_xline;h;

水平方向の無限の線分を作成。連続コマンドになっているので,終了するときは「Esc」を押す。

解説.「h」オプションの水平



ACAD/LT_32    2等分角構築線( ディーゼル式で作成)  (参考:_2bun8467.bmp)
^C^C$M=orthomode;0;_xline;b;int;\end;\end;\;_setvar;orthomode;$(getvar,orthomode);^Z

操作方法
コマンド実行 → 2本のラインの一つ(延長交点と表示される)をクリック → もう片方のラインにポインタのクロスを当てる(交点と表示される)と仮想交点(設定(ON)が必要)が自動的に表示(黄土色)されるのでクリック →  2本のどちらかのラインの端点をクリック → もう片方のラインの端点をクリック → 浮動状態の分角構築線が表示される →  もう片方のラインの端点をクリック → 2等分角位置に構築線が固定表示される。

解説.通常の構築線のオプションからでも実行できるが,このコマンドは角度の頂点を指定するときのOスナップの仮想交点が自動的に表示されるわけです。


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「ポリラインのドアー」


ACAD/LT_50     DOOR上向き,吊り元右,W=750 (初級試作品)  (参考:_D_o_r_750.bmp)
*^C^C_pline;\@0,750;a;ce;@0,-750;a;90;;

円弧の中心点を指定して,ポリラインでW=750のドアーを描きます。
連続コマンドになっているので,終了するときは「Esc」を押す。数値(750)を入れ替えて利用してみて下さい。

解説.
a」は円弧オプション。「ce」は中心オプション。常時利用するドアー幅の値に入れ替えて(750→800などに)利用してみてください。


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「トリム」


LT_47  
         指定範囲内トリム(四角形用)  ***「作者:てるてる氏」 ( ディーゼル式で作成)   (参考:_square_trim.bmp)
*^C^C_ucs;o;\ucsicon;of;rectang;0,0;\$M=setenv;X1;$(-,$(index,0,$(getvar,lastpoint)),2);setenv;Y1;$(-,$(index,1,$(getvar,lastpoint)),2);osmode;0;"$M="trim;L;;F;1,1;@"$(getenv,X1)",0;@0,"$(getenv,Y1)";@"-$(getenv,X1)",0;@0,"-$(getenv,Y1)";;;erase;P;;ucs;w;ucsicon;on;osmode;615;

注意).状況によっては完全には動作しない場合があるので,画面を拡大して確認しながら実行するのがコツです。
接頭文字「*」付き連続コマンドなので
終了するときは「Esc」を押して終了して下さい
厳重注意).LT専用です。


LT_48            指定範囲内トリム(円形用)   ***「作者:てるてる氏」 ( ディーゼル式で作成)  (参考:_circular_trim.bmp)
*^C^C_circle;\\_setenv;T;$M=$(*,$(-,$(getvar,circlerad),1),0.765);osmode;0;ucs;ob;L;"$M="_trim;L;;F;0,-$(-,$(getvar,circlerad),1);@"$(getenv,T)"<22.5;@"$(getenv,T)"<67.5;@"$(getenv,T)"<112.5;@"$(getenv,T)"<157.5;@"$(getenv,T)"<202.5;@"$(getenv,T)"<247.5;@"$(getenv,T)"<292.5;@"$(getenv,T)"<337.5;;;E;P;;ucs;p;osmode;615;

注意).状況によっては完全には動作しない場合があるので,画面を拡大して確認しながら実行するのがコツです。

接頭文字「*」付き連続コマンドなので
終了するときは「Esc」を押して終了して下さい
厳重注意).LT専用です。


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「文字」


ACAD/LT_57    文字縦コピー 〈重宝です〉  (参考:TXTTATE.bmp)
^C^Cselect;SINGLE;\COPY;p;;@;@;ROTATE;P;;@;90;MOVE;P;;@

横書き文字を下から上に読む縦書き文字にコピー  
元を残して縦書き文字がドラッグ状態になるので位置を指定。


ACAD/LT_58    文字横コピー 〈重宝です〉  (参考:TXTYOKO.bmp)
^C^Cselect;SINGLE;\COPY;p;;@;@;ROTATE;P;;@;270;MOVE;P;;@

下から上に読む縦書き文字を横書き文字にコピー  
元を残して横書き文字がドラッグ状態になるので位置を指定。


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「作図一般」


ACAD/LT_51  
  内側直径「0」,外側直径「6」のドーナツ (汎用初級編)  (参考:_donut_6.bmp)
^C^C_donut;0;6

このコマンドは既に連続コマンドになっています。平面図の何かの位置(ボルトなど)の印として利用してください。
数値(0,6)を入れ替えて利用してみて下さい。



☆☆ ACAD/LT_75   軸破断線 ( ディーゼル式で作成) (作成:電脳支援氏)  (参考:_zikuhadansen.BMP)
丸パイプなどの破断線を作成
^C^C_pline;\per;\;aa;o;l;ucs;ob;l;e;l;;$m=$(if,$(=,$(index,0,$(getvar,lastpoint)),0),"ucs;z;180;ucs;o;-$(getvar,perimeter),0;",)a;0,0;@$(*,$(getvar,perimeter),0.25),$(*,$(getvar,perimeter),0.1);@$(*,$(getvar,perimeter),0.25),-$(*,$(getvar,perimeter),0.1);mi;l;;0,0;@$(*,$(getvar,perimeter),0.5),0;n;cp;l;;@;@;ro;l;;@;180;ucs;w;^Z

操作).各作図の始点開始位置
左端の場合は下から    /   右端の場合
上から    /   下端の場合右から    /   上端の場合は左から

図形は円弧の組み合わせです。


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「ツール」


ACAD/LT_63  O_P_管理+Qセレクト  ( ディーゼル式で作成) (作成:石井初男氏)  (参考:_o_p_q.bmp)
$M=$(if,$(and,$(getvar,opmstate),1),^C^C_propertiesclose,^C^C_properties)  ^C^C_qselect

実行後,「クイック選択」ダイアログが行き成り表示されます。続けて「オブジェクトプロパティ管理」を表示して種々の一括編集することができます。

クイック選択の操作習得は必須です。以下を参照してください。
便利な「クイック選択」を使いこなそう  (同じウィンドで移動)


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「修正」
 
☆☆ LT_51        YまたはX方向拡大縮小 (LT用 参考).) (作成:古川也寸志氏) 〈大変重宝で優れものです〉
Y方向拡大縮小  (参考:_Y_kakudai_syukusyou.BMP)
^C^C_SELECT;\-BLOCK;xxxxxx;\P;;-INSERT;xxxxxx;Y;\@;;explode;l;-purge;B;xxxxxx;Y;Y;

X方向拡大縮小  (参考:_X_kakudai_syukusyou.BMP)
^C^C_SELECT;\-BLOCK;xxxxxx;\P;;-INSERT;xxxxxx;X;\@;;explode;l;-purge;B;xxxxxx;Y;Y;

AutoCAD通常装備(デフォルト)の「尺度変更」(scale)コマンドはY及びX方向共に一緒に拡大縮小されてしまいますが,このコマンドはYまたはX方向のみを拡大縮小出来ます。ブロック(BLOCK)機能を駆使して作成された優れものマクロです。
LT用とのことですが,
レギュラー版AutoCAD〜.ver2006/2007でも動作します( 注意).)。以降未検証です。

操作方法
 
1. Y,X方向ともコマンドSELECTを実行 → 「オブジェクトを選択」で拡大縮小するオブジェクト(図形)を選択する。
 
2. 「挿入基点を指定」で基点を指定。一時的にオブジェクトが消えます。
 3. 「Y方向(又はX方向)の尺度を指定」(拡大縮小率)で倍率を入力して「Enter」。新たな尺度でのオブジェクトが描かれます。

解説
ブロック挿入時にコマンドラインだと,X・Yを同時に指定できないので,X方向用・Y方向用の2つのマクロを用意している。 仮のブロック名を"xxxxxx"としているが,支障のある場合は変更可能。
マクロの仕組み
オブジェクト選択・ブロック化 → 拡大縮小してブロック挿入・分解・PURGE
PURGE は処理用に一時的に作ったブロック名 「xxxxxx」 の削除処理のため。



利用目的は以下様々です

X方向を縮小などでは
已む得ずを鈍角部分の平面図の展開図を作成する時に重宝です

意外な利用 その1
CADで上からトレース作図のために画面に挿入イメージファイルのアタッチしたラスターイメージ画像LPEGGIFBMP等の縦横のサイズの修正でも動作します。古いペーパー図面からスキャンしたラスターイメージ画像の縦横の比率が歪むのは往々にしてあるでしょう。大変重宝です

意外な利用 その2
作成済みの
ハッチングの縦横のサイズの修正でも動作します
例)。うま目地 235×
117.5 を 235×68 に変える場合 → Y方向の尺度を 0.578723404(=68÷117.5)と入力して「Enter」。尚,新たなハッチング作成の場合,「ハッチングとグラデーション」ダイアログでの「プロパティの継承」は思い通りに動作しません。

意外な利用 その3
文字スタイルromans,bigfont等の「.shxフォントの幅係数の変更でも動作します
正円の縦横の比率を変えることも出来ます


注意).必見です
レギュラー版AutoCAD〜.ver2005ではブロックが残って上手く動作しないようです。
レギュラー版AutoCAD.ver2006からは,ブロックは残らず動作するようです
何かの拍子に
ブロック名 xxxxxx」が作成されて上手くいかない場合は,拡大縮小したい図形をコピー&ペーストでAutoCAD起動時に自動的に生成されるDrawing1.dwg画面に貼り付けて実行するとブロックは作成されずに上手くいきます。その後編集した図形を元のファイル画面に貼り付ければ完了です。
どうしても不具合が生じる場合は,安全のため使用しないか又はコマンドを削除してください。



LT_52        ライン結合 (LT用) (作成:古川也寸志氏)  (参考:_line_ketsugou.BMP)
*^C^C_select;si;nea;\$M=_lengthen;nea;\;_dist;endp;@;endp;$(getvar,lastpoint);_erase;non;@;;_lengthen;de;"$M=$(+,$(getvar,perimeter),$(getvar,distance))";$(getvar,lastpoint);;

分断或いは離れている同一ライン上の2本の線分を1本に結合。接頭文字「*」付き連続コマンドなので,終了するときは「Esc」を押して下さい。ポリラインは不可なので分解してから実行すること。


参考).
☆☆ レギュラー版AutoCAD〜.ver2006からは類似の新しいコマンド[結合](join)が追加されています。ポリラインは不可なので分解してから実行すること。


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「ファイル」


☆☆☆  長年ユーザーを悩ましてきた「画層フィルター」,名前のついた「画層状態」,空の「グループ」等を一気に削除できる優れもののLispプログラムがあります。以下を参照してください。必見です
4.見えないデータをまとめて削除 「AutoLISP」 (大変な優れもので重宝です) (同じウィンドウで移動) (レギュラー版AutoCAD専用


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その他作成しておくと便利なもの
 
1-1. ACAD
Express専用

☆☆ ポリライン結合 (大変重宝です) (参考:pljoin.bmp)
 ^C^C_PLJOIN

デフォルトでコマンドボタンがないので作成しておくと便利です。大変重宝なコマンドです。
繋がっている線分や閉じている線分図形を,ポリラインや閉じた(結合)ポリラインに変換するコマンドです。微かに繋がっていない線分でも許容距離(離れている距離)を設定入力できるので動作します。繋がっていない線分は同一延長線上でなくてもOK。許容距離の直前の値は,作図中は保存されるので同じ条件での続けての実行ができます。
ポリラインやスプライン等以外のあらゆる線分図形に動作します。
注意).必見です
ポリラインの編集のシステム変数PEDITACCEPTの注意点について
ポリラインの編集でオプションY(Yes)を省略するシステム変数
PEDITACCEPTを「1に設定するとPLJOINコマンドを実行した場合 コマンドが途中で中断してしまう。PLJOINコマンドを頻繁に使う場合はシステム変数PEDITACCEPTはデフォルト(初期設定)の「0のままにしておくこと


☆☆ 重複削除 (重宝です)

初期設定(既定)でメニュの「Express」のプルダウンメニュー「修正」に,選択したオブジェクトと重複しているオブジェクトを削除する「重複削除」コマンドがあります。作図中の意図しない拍子による文字や図形の重なりは結構煩わしいことで,大変重宝なコマンドです。コマンドのアイコンを作成しておくと良いでしょう。

コマンドのマクロ 
^C^Coverkill

動作対象は文字列,通常の各種図形オブジェクトで,重なっているオブジェクトが同じ属性であれば「ByLayer」以外でも動作します。
実行時の選択は複数を
窓選択,又はコマンドラインに「all」(=ファイル全体)と入力しての選択が可能で,一気に削除することができます。


☆☆ 拡張トリム (重宝です)
^C^C_extrim

基点となるオブジェクトを選択後,トリムする側をクリック(一瞬ズームされます)するだけで複数のオブジェクト(線分,各種図形,他)を一括でトリムできます。既定ではコマンドラインへの入力「extrim」オンリー
(Command Line Only)のコマンドですが,コマンドボタンイメージ「extrim.BMP」は既定で用意されています。重宝なので実行コマンドのアイコンの作成を勧めます。



1-1-2. ACAD専用

☆☆ レイアウト位置合わせ他 (浮動ビューポート設定)  (参考:_mvsetup.bmp)
^C^C_mvsetup

正式コマンド名[浮動ビューポート設定]
MVSETUPコマンドは,検索パスのSupportフォルダ内にあるLSP/FASファイル(mvsetup.lsp/mvsetup.fas)で,ACAD起動時に既定で動作しますが,デフォルト(既定)でコマンドボタンがないので作成しておくと便利です。
オプションの[
位置合わせ(A)]でレイアウトタブでの隣り合うビューポートのビューどうしの基点指定による位置合わせやビューポートのビューを基点を中心に回転させるなど,大変重宝なコマンドです。
オプション[位置合わせ(A)]のオプションからは[
角度(A)/水平(H)/垂直(V)/ビューを回転(R)/元に戻す(U)]が選択できます。

[
水平],[垂直],[ビューを回転]専用のマクロボタンを作成しておくと大変便利ですオプション(H)/(V)/(R)選択済みのマクロです
記述は以下です。(記述の「
;」はセミコロンです。)
水平 → ^C^C_mvsetup;a;h
垂直 → ^C^C_mvsetup;a;v
ビューを回転 → ^C^C_mvsetup;a;r
参考).<ビューポートのビューを回転させる>については以下を参照してください。必見です
1. モデル空間内を回転せずに,レイアウト空間のビューポート内のビューの向き(表示角度)を変えることができます  (AutoCAD/LT2007) (同じウィンドウで移動)



クリック画面移動
^C^C_-pan

距離を指定して現在のビューポートのビューを移動 「-PAN」
レギュラー版はデフォルト(既定)で起動コマンドボタンが無いので作成しておくと良い。LTにはあります。



1-2. ACAD 3D用

isolines  (3D用) システム変数 → isolines
オブジェクトの各サーフェスに表示される面分割線の数を指定。指定できる値は,0 〜 2047。 タイプ :整数 / 保存先 :図面 / 初期値 :4
^C^C_ isolines


facetres ソリッドモデルのシェーディング / レンダリング表示精度(3D用) システム変数 → facetres
^C^C_facetres


円,円弧,楕円の表示精度(3D用) システム変数 → viewres
^C^C_viewres


surftab1 メッシュM(=Y=タテ) (3D用) システム変数 → surftab1
^C^C_surftab1

surftab2 メッシュN(=X=ヨコ) (3D用)  システム変数 → surftab2
^C^C_surftab2

thickness オブジェクトの厚さを設定(3D用) システム変数 → thickness
^C^C_thickness

カメラ位置の指定  (参考:_camera.bmp)
^C^C_camera



プランビュー(2D/3D用)  (参考:_plan.BMP)
^C^C_plan

(「現在の UCS(C)/UCS 選択(U)/WCS(W)」のオプションがコマンドラインに表示される : ファイルメニューの「表示」→「3Dビュー」に有ります)




2. ACAD / LT共通

再描画  (参考:_regen.bmp)
^C^C_regen


フィルター  (参考:_filter.bmp)
^C^C_filter


基点コピー  (参考:_copybase.BMP)
^C^C_copybase

基点を指定してクリップボード経由でコピー
ファイルメニューの「編集」から実行できますが,デフォルト(既定)でコマンドボタンが無いので作成しておくと良いでしょう。即行で重宝です。



ACAD/LT_76  ビューポートをロック  (レイアウト空間専用です)  (参考:_view_ON.BMP)
^C^C_mview;L;ON;\

尺度の設定をした浮動ビューポート内の尺度及び画面の位置にロックをかけるコマンドです。ビューポート枠の選択は一度に複数選択することができます。

操作 : コマンド実行 → ビューポート枠選択 → 「Enter」(又はマウスの右クリック)で終了



ACAD/LT_77  ビューポートのロック解除  (レイアウト空間専用です)  (参考:_view_OF.BMP)
^C^C_mview;L;OF;\

浮動ビューポート内にかけたロックを解除するコマンドです。ビューポート枠の選択は一度に複数選択することができます。

操作 : コマンド実行 → ビューポート枠選択 → 「Enter」(又はマウスの右クリック)で終了



LT_55        任意の座標値を取得する  ( ディーゼル式で作成)  (参考:_x,y.BMP)
^C^C_point;\_erase;L;;_setenv;"X";$M=$(rtos,$(index,0,$(getvar,LASTPOINT)),2,$(getvar,DIMDEC));_setenv;"Y";$M=$(rtos,$(index,1,$(getvar,LASTPOINT)),2,$(getvar,DIMDEC));_leader;@;\;"""X=$M=$(getenv,"X");Y=$(getenv,"Y");""";

解説
任意の座標値を取得(表示)するマクロで,任意の点から引出線を引き,座標値を表示できる。座標値の精度は,使用している寸法スタイルの寸法の精度で表示される。
操作
コマンドを実行し,座標値を取得したい個所をクリックする → 引出線の長さ(1番目のセグメント)をクリックして指定すると,2番目のセグメントが水平に引かれ,その上に2段で座標値が表示される。
厳重注意).LT専用です。

参考).レギュラー版は次項, 「ACAD/LT_126 カスタマイズ情報 阿部 秀之 氏 のフリーソフト「AutoLISP」 Id2 (同じウィンドウで移動) ピック位置の座標をTEXT記入」を参照。



3. ACAD / LT共通  初級編 (試作品) (各種結構重宝です)

基本的に
縮尺1/50の図面用に作成してあります。


ACAD/LT_80  _slalom_1 (試作品) (作図中意外と出くわす結構重宝な図形コマンドです。)
(参考:_slalom_1.bmp)  
*^C^C_pline;\@0,35;a;ce;@25,0;a;-180;l;@0,-70;a;ce;@25,0;a;180;l;@0,70;a;ce;@25,0;a;-180;l;@0,-70;a;ce;@25,0;a;180;l;@0,70;a;ce;@25,0;a;-180;l;@0,-70;a;ce;@25,0;a;180;l;@0,70;a;ce;@25,0;a;-180;l;@0,-70;a;ce;@25,0;a;180;l;@0,70;a;ce;@25,0;a;-180;l;@0,-70;a;ce;@25,0;a;180;l;@0,70;a;ce;@25,0;a;-180;l;@0,-70;a;ce;@25,0;a;180;l;@0,70;a;ce;@25,0;a;-180;l;@0,-70;a;ce;@25,0;a;180;l;@0,35;;

平面図用カーテン(7個の山),断熱材等の壁ハッチングの代用など,汎用図形です。幅120(mm),長さ700(mm)です。
任意の位置から実行できますが,接頭文字「
*」(アスタリスク)付き連続コマンドなので,「Enter」(又はマウスの右クリック)をし続けると連続して繋いでいくことが出来ます。続けて場所を変えて左クリックすると新たに作図することが出来ます。.ver2005までは,使いづらいが割り込みコマンド「リアルタイム画面移動」も動作します。図形右端点を左クリックし続けて繋いでいくことも出来ます。終了するときは「Esc」を押して下さい。図形右端点を左クリックし続けて繋いでいくことも出来ます。終了するときは「Esc」を押して下さい。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない図形になってしまいます。)

参考).単純にポリラインのマクロ(「
*」付き連続コマンド)で記述すると,7個の山でも以上のような文字列になります。マクロの内容にも因りますが,文字数は>210〜370が限度のようです(.ver2006以降は未検証です)
参考).YまたはX方向のみの拡大/縮小は思い通りには行きません。円弧部分が不正形になります。「尺度変更」(scale)コマンドを利用してください。
     X方向へ拡大した開いた状態のマクロは「
ACAD/LT_81-2_zigzag_1_fix」を参照してください。



ACAD/LT_81  _zigzag_1 (試作品) (作図中意外と出くわす結構重宝な図形コマンドです。)
(参考:_zigzag_1.bmp)  
*^C^C_pline;\@25,67.5;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@25,67.5;;

平面図用アコーディオンドアー(11個の山),断熱材等の壁ハッチングの代用など,汎用図形です。幅135(mm),長さ1100(mm)です。
任意の位置から実行できますが,接頭文字「
*」(アスタリスク)付き連続コマンドなので,「Enter」(又はマウスの右クリック)をし続けると連続して繋いでいくことが出来ます。続けて場所を変えて左クリックすると新たに作図することが出来ます。.ver2005までは,使いづらいが割り込みコマンド「リアルタイム画面移動」も動作します。図形右端点を左クリックし続けて繋いでいくことも出来ます。終了するときは「Esc」を押して下さい。図形右端点を左クリックし続けて繋いでいくことも出来ます。終了するときは「Esc」を押して下さい。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない図形になってしまいます。)

参考).単純にポリラインのマクロ(「
*」付き連続コマンド)で記述すると,11個の山でも以上のような文字列になります。マクロの内容にも因りますが,文字数は>210〜370が限度のようです(.ver2006以降は未検証です)



ACAD/LT_81-2  _zigzag_1_fix (試作品) 舞台設計の幕の作図に重宝です。)
  (参考:_zigzag_1_fix.BMP)
( ↑ ボタンイメージをダウンロード(保存)できます)

   ↓ 実際は,山は11個です。


*^C^C_pline;\@103.0256,39.7384;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,79.4769;a;@143.9488,0;l;@206.0512,-79.4769;a;@143.9488,0;l;@103.0256,39.7384;;

開いているカーテン又は舞台装置の幕など,汎用図形です
任意の位置から実行できますが,接頭文字「
*」(アスタリスク)付き連続コマンドなので,「Enter」(又はマウスの右クリック)をし続けると連続して繋いでいくことが出来ます。続けて場所を変えて左クリックすると新たに作図することが出来ます。.ver2005までは,使いづらいが割り込みコマンド「リアルタイム画面移動」も動作します。図形右端点を左クリックし続けて繋いでいくことも出来ます。終了するときは「Esc」を押して下さい。図形右端点を左クリックし続けて繋いでいくことも出来ます。終了するときは「Esc」を押して下さい。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない図形になってしまいます。)



ACAD/LT_82  _anchor_bolt_1 (試作品)
(参考:_anchor_bolt_1.bmp)
^C^C_ucs;o;endp;\_pline;0,55;@0,-490;a;ce;@-30,0;a;-180;l;@0,30;;line;-25,15;@50,0;;line;-25,45;@50,0;;_ucs;w;

断面図用アンカーボルトの図形です。埋め込み長さ474(mm)です。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)

(参考.マクロ先頭に接頭文字「*」(アスタリスク)を付けると連続コマンドになります。)



ACAD/LT_83  _anchor_bolt_2 (試作品)
(参考:_anchor_bolt_2.bmp)
^C^C_ucs;o;endp;\_pline;0,55;@0,-210;a;ce;@-30,0;a;-90;l;@-285,0;a;ce;@0,30;a;-180;l;@30,0;;line;-25,15;@50,0;;line;-25,45;@50,0;;_ucs;w;

断面図用 アンカーボルトの図形です。埋め込み長さ530(mm)です。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)

(参考.マクロ先頭に接頭文字 「*」(アスタリスク)を付けると連続コマンドになります。)

参考).
ボルトとナットを詳細に作図するレギュラー版AutoCAD用.lspがあります以下を参照してください
☆☆  リアルタイムボルト作図  bmake.lsp  (同じウインドウで移動)
ボルトの起点・呼び径(30mmまで)・向き・座金等のオプションを入力してボルトを作図します。



ACAD/LT_87  _syouryaku_line_90_5150 (試作品)
(参考:_syouryaku_line_90_5150.bmp)
^C^C_ucs;o;endp;\_pline;0,-2575;@0,2500;@-75,0;@150,150;@-75,0;@0,2500;;_ucs;w;

ハッチング範囲などの
角度90度,全長5150(mm)の省略ラインです。作図基点は図形中央です。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)

参考).Expressのデフォルトに,同様でオプション付きの便利な「BREAKLINE」(アイコン名:Break-line Symbol)コマンドがあります。軸ラインの角度及びSizeの指定が可能です。



ACAD/LT_88  _syouryaku_line_60_1450 (試作品)
(参考:_syouryaku_line_60_1450.bmp)
^C^C_ucs;o;endp;\_pline;-418.5789,-725;@381.0512,660;@100,0;@-124.9445,130;@100,0;@381.0512,660;;_ucs;w;

ハッチング範囲などの
角度_60度,全長1675(mm)の省略ラインです。作図基点は図形中央です。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)

参考).Expressのデフォルトに,同様でオプション付きの便利な「BREAKLINE」(アイコン名:Break-line Symbol)コマンドがあります。軸ラインの角度及びSizeの指定が可能です。



ACAD/LT_89  _kaidan_yazirushi_syouryaku_line_1450 (試作品)
(参考:_kaidan_yazirushi_syouryaku_line_1450.bmp)
^C^C_ucs;o;endp;\_pline;791.8158,725;@240.2204,-660;@90,0;@-132.6839,-130;@90,0;@234.9982,-660;;_pline;876.84,65;@123.16,-65;@-123.16,-65;;_line;0,0;@1000,0;;_ucs;w;

階段平面図のUPDNの矢印+省略Line(角度_70度)の図形です。作図基点は矢印の左端です。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。意外と重宝です
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)



ACAD/LT_90  _tategu_hiki_mark_1 (試作品)
(参考:_tategu_hiki_mark_1.bmp)
^C^C_pline;\@-300,0;@65,25;;

建具図形の引き勝ってマークなどの汎用図形です。作図基点は右端です。任意の位置から実行できます
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない図形になってしまいます。)



ACAD/LT_100  _tategu_hiki_mark_2 (試作品)
(参考:_tategu_hiki_mark_2.bmp)
^C^C_ucs;o;endp;\_pline;85,-25;@65,25;@-300,0;@65,25;;_ucs;w;

建具図形の引き違いマークなどの汎用図形です。作図基点は中央です。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。
注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)



ACAD/LT_101  _yazirushi_L_1 (試作品)
(参考:_yazirushi_L_1.bmp)
^C^C_ucs;o;endp;\_pline;-235,25;@-65,-25;@65,-25;;_line;0,0;@-300,0;;_ucs;w;

汎用矢印図形です。作図基点は右端です。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。
(注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)



ACAD/LT_102  _cross_65L_90° (試作品)
(参考:_cross_65L_90°.bmp)
*^C^C_ucs;o;endp;\_line;-32.5,0;@65,0;;line;0,-32.5;@0,65;;_ucs;w;


角度90°,全長65(mm)のボルト位置などの汎用クロス図形です。接頭文字 「*」(アスタリスク)付き連続コマンドです。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。各数値を入れ替えて利用してみて下さい。
(注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)

参考).クロスのサイズ指定のlsp(レギュラー版専用)があります。以下を参照してください。
Zcros.lsp 指定サイズの十字線を連続作図。(同じウィンドウで移動)



ACAD/LT_103  _cross_65L_45° (試作品)
(参考:_cross_65L_45°.bmp)
*^C^C_ucs;o;endp;\_line;-22.981,-22.981;@45.9619,45.9619;;line;22.981,-22.981;@-45.9619,45.9619;;_ucs;w;

角度45°,全長65(mm)のボルト位置などの汎用クロス図形です。接頭文字 「*」(アスタリスク)付き連続コマンドです。コマンド実行後,線分の端点を指定するように設定してありますが,任意の場所で2回左クリックしても作図することが出来ます。各数値を入れ替えて利用してみて下さい。
(注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない箇所へオブジェクトスナップが効いてしまいます。又はオブジェクトスナップを解除して“端点”にスナップしてください。)



ACAD/LT_84  ディティール記号 (試作品) (操作が厄介で実用的ではないが,このようなマクロも可能という参考とマクロの仕組みの勉強用です。)
ディティール記号,他汎用としてもご利用ください。一辺
350(mm),現在の文字スタイル,文字列の高さ125(mm)で描かれます。菱形図形内の上下にディティール記号(アルファベット)及びNo(数字)記入作成後,続けて移動コマンドが開始状態になります。文字スタイルをAutoCAD専用の「romans_bigfont」を前提に作成してあります。「MSゴシック」だと文字サイズが若干小さくなりますが,文字列の高さ数値(125)を変えてみてください。
注意実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください拡大しないとオブジェクトスナップが効いて入力文字が所定の位置に配置されません上の文字Dなど)。又はオブジェクトスナップを解除してから実行してください。)
(参考:_dt_kigou.bmp)
^C^C_polygon;4;e;\@247.4874,-247.4874;_line;@-247.4874,247.4874;@494.9748,0;;_dtext;j;c;@-239.2986,31.3116;125;0;^C^C_dtext;j;c;@-6,-178.5084;125;0;_move

操作 : 
1.アイコンをクリック(コマンド:_polygon開始) → 
2.作図位置(左端のエッジ)を指定 → 
3.文字列(上の)を入力 → 「Enter」 → 入力場所が中途半端に改行されるが文字列を入力しないで構わず「Enter」 → 入力場所が所定の位置()に移動する → 
4.文字列(下の)を入力 → 「Enter」 → 入力場所が改行されるが文字列を入力しないで構わず「Enter」 → ディティール記号 → 
5.続けて移動コマンド 「move」の「オブジェクトを選択」状態になる → 図形全体完成したディティール記号)を選択して「Enter」 → 基点(又は移動距離)を指定して 所定の位置へ移動

4.で,3回目の「Enter」又はマウスを右クリック,又は「Esc」で移動せずに終了することも出来る。)



ACAD/LT_85  _tategu_mark_1(建具記号_1) (試作品) (操作が厄介で実用的ではないが,このようなマクロも可能という参考とマクロの仕組みの勉強用です。)
建具記号,他汎用としてもご利用ください。直径
700(mm),現在の文字スタイル,文字列の高さ175(mm)で描かれます。円図形内の上下に建具記号(アルファベット)及びNo(数字)記入作成後,続けて移動コマンドが開始状態になります。文字列は上/下段共 3文字 まで可能ですが,作成の意図は1文字2文字です。文字スタイルをAutoCAD専用のromans_bigfont(AutoCAD推奨)を前提に作成してあります。「MSゴシック」だと文字サイズが若干小さくなりますが,文字列の高さ数値(175)を変えてみてください。
注意実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください拡大しないとオブジェクトスナップが効いて入力文字が所定の位置に配置されませ。又はオブジェクトスナップを解除してから実行してください。)
X
(参考:_tategu_mark_1.bmp)
^C^C_circle;\350;_line;@-350,0;@700,0;;_dtext;j;m;@-350,164.0625;175;0;^C^C_dtext;j;m;@0,-328.125;175;0;_move

操作 : 
1.
アイコンをクリック(コマンド: _circle開始) → 
2.作図位置(円の中心を指定 → 
3.文字列(上の)を入力(例.D)後 → 「Enter」 → 入力場所が中途半端に改行されるが文字列を入力しないで構わず「Enter」 → 入力場所が所定の位置()に移動する → 
4.文字列(下の)を入力(例.10)後 → 「Enter」 → 入力場所が改行されるが文字列を入力しないで構わず「Enter → 建具記号完成 → 
5.続けて移動コマンド 「move」の「オブジェクトを選択」状態になる → 図形全体完成した建具記号を選択して「Enter」 → 基点(又は移動距離)を指定して 所定の位置へ移動

4.で,3回目の「Enter」又はマウスを右クリック,又は「Esc」で移動せずに終了することも出来る。)



ACAD/LT_85-2  _torishin_mark(通り芯記号) (試作品) (操作が厄介で実用的ではないが,このようなマクロも可能という参考とマクロの仕組みの勉強用です。)
通り芯記号としてご利用ください。直径
450(mm),現在の文字スタイル,文字列の高さ左(アルファベット 1文字):200及び右(数字 2文字):135(mm)で描かれます。円図形内の左右に通り芯記号記入作成後,続けて移動コマンドが開始状態になります。文字スタイルをAutoCAD専用のromans_bigfont」(AutoCAD推奨)を前提に作成してあります。「MSゴシック」だと文字サイズが若干小さくなりますが,文字列の高さ数値(200/135)を変えてみてください。
注意実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください拡大しないとオブジェクトスナップが効いて入力文字が所定の位置に配置されませ。又はオブジェクトスナップを解除してから実行してください。)
(参考:_torishin_mark.bmp)
^C^C_circle;\225;^C^C_dtext;j;m;@-104.8009,0;200;0;^C^C_dtext;j;m;@189.542,-25;135;0;_move

操作 : 
1.
アイコンをクリック(コマンド: _circle開始) → 
2.作図位置(円の中心を指定 → 
3.文字列(左の)を入力(例.X)後 → 「Enter」 → 入力場所が改行されるが文字列を入力しないで構わず「Enter」 → 入力場所が所定の位置()に移動する → 
4.文字列(右の)を入力(例.1)後 → 「Enter」 → 入力場所が改行されるが文字列を入力しないで構わず「Enter → 通り芯記号完成 → 
5.続けて移動コマンド「move」の「オブジェクトを選択」状態になる → 図形全体完成した通り芯記号を選択して「Enter」 → 基点(又は移動距離)を指定して所定の位置へ移動

4.で,3回目の「Enter」又はマウスを右クリック,又は「Esc」で移動せずに終了することも出来る。)



ACAD/LT_86  詳細マーク (試作品)
矩計図などで,別の位置に詳細図がある個所(範囲)に記号と共につけるときの縦長の長穴マークです。作図基点は左直線部下端です。
マーク作成後,続けて移動コマンドが開始状態になります。
(注意 : 実行するときは作図画面をある程度拡大してから実行してください。拡大しないと予期しない図形になってしまいます。)
(参考:_Dt_Mk_move.bmp)
^C^C_pline;\@0,640;a;@520,0;l;@0,-640;a;@-520,0;cl;_move

参考).
移動コマンドの必要がない場合のマクロ構文の記述は以下です。
^C^C_pline;\@0,640;a;@520,0;l;@0,-640;a;@-520,0;cl

参考).縦直線部640,直径520の数値を入れ替えれば図形のサイズを変えることが出来ます。ドアーの取っ手の様な図形のマクロも可能です。


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ACAD/LT_126   カスタマイズ情報 (ほとんどが優れものです。  2021年現在の当方組込み 102項目から抜粋。)
  動作環境 :レギュラー版AutoCAD .ver〜2007 (〜2009 〜20**)  (一部LT共通)

外部プログラム及びレギュラー版AutoCAD用 lsp(AutoLISP ファイル)fas(高速ロード AutoLISP 形式)及びvlx(Visual LISP 実行ファイル)など,フリーソフトを主に掲載してあります。著作権等があるためここでは紹介のみです。一部LT用又は共通(参照 → 5-4)もあります。

lspfasvlx」ファイルの読み込み/自動ロードアイコンへの割り当て及びカスタマイズグループのロードCUILOAD」の仕方については以下を参照してください。
■ ACAD_133 「lsp,fas,vlx」ファイルの読み込み/自動ロード/アイコンへの割り当て及びカスタマイズグループのロード「CUILOAD」の仕方 ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  ) (同じウィンドウで移動)


※注意1).一部,ACAD/LTのバージョンによっては動作しないものがあります。確認後削除してください。

※注意2).一部,各操作サンプルファイルをダウンロードする方は,以下.ctbファイルも一緒にダウンロードしてください。
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README



※以下,作成実行する方はくれぐれも自己の責任に於いて行ってください。

 INDEX ]
 レギュラー版AutoCAD専用 「LISPファイル」 (フリーソフト)
 1. cutcopy (.fasファイル)  〈大変な優れもので重宝です〉
選択範囲を切り抜いて指定の位置へコピーする,いわゆる箱抜きコピーです。倍率を指定して拡大/縮小コピーもできます。
 
動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)
 2. k2 (.lspファイル)  〈大変な優れもので重宝です〉
複数選択の数値の足し算をして合計値を指定位置に記入する。
 
動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)
 3. 阿部秀之氏 のフリーソフト「AutoLISP」 〈殆んどが優れものです
〈お勧め抜粋〉
menseki複数の閉じたポリライン図形のareaのNo_面積(u)_計算式(m)_合計面積値(u)を記入〈待望の優れもので大変重宝です〉 / ar2 閉じたポリライン図形の面積値(u)だけを記入 / ar2b 閉じたポリライン図形の計算式(m)と面積値を(u)記入 / ar3 閉じたポリライン図形の周長を記入 / ds2 線分部分の長さを計測して記入 / id2 ピック位置の座標をTEXT記入 / textpl ダイナミック文字列を結合 / _lalist :画層リストをテキストウィンドウに表示 / kaidan 階段の断面図の段割を作図〈優れものです〉 / kiseki 「車の軌跡」:車の軌跡をキーボードの操作で作図〈優れものです〉
 
動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)
 4. 見えないデータをまとめて削除 「AutoLISP」 (待望の優れものです)
 Apurge
 (.vlxファイル)
デフォルトのpurgeで削除できるデータの他に,ファイル容量肥大化の原因で
長年ユーザーを悩ましてきた画層フィルター」,名前のついた「画層状態」,空の「グループ」等を一気に削除できます。ファイル容量が大幅にダウンします
 動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)
 5. オンラインフリーソフト「AutoLISP他」
   5-1 AutoLISPプログラム  〈ほとんどが優れもので重宝です〉
番号連続記入,アルファベットの大文字を小文字に変換他,主に文字関連の編集プログラムです  
 
作者 : chiharu.hayakawa (一部作者:斉藤ZENDAYU)
 動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)
 5-2 レギュラー版AutoCAD 2次元建築施工図作成用Tools 〈ほとんどが優れもので重宝です〉
 「mai-***」シリーズ
線分をまとめてオフセット,LGSをポリラインで作図他,
施工図の作図等で大変便利です
 作者 : 有限会社舞浜設計社 Copyright(C)2005 MaihamaSekkeisha,Ltd.
 動作環境 :AutoCAD 2000〜2007(以降未確認)
 5-3 その他
Xoffset.lsp / Yoffset.lsp  
X方向(+)又は Y方向(−)へ数値入力しながら,連続してoffset
 動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)
 その他,サイト上の優れものLispプログラム各種 (フリー)
寸法を反転する 修正寸法チェック テキストスタイルを一括変換 3面フィレット オブジェクトに正接した円弧を作図する リアルタイムボルト作図
 
動作環境 :AutoCAD .ver 2004(一部除く)〜2007 (以降未確認)
 5-4 ACAD/LT フリーソフト (一部シェアウエア)
   1.雑誌CAD&CG August 2002 (株.エクスナレッジ出版) 「極上オンラインソフト220本」 (ACAD/LT/etc...)
 
LT包絡  きりとりくん for AutoCAD LT  LTらすた_E
 2.雑誌CAD&CG February 2006 (株.エクスナレッジ出版) 特集「新春!オンラインソフト祭り」お勧めソフト
 
ビッグフォントに不足文字を追加,他 
 3.その他(サイト上のフリープログラム)
 4.雑誌CAD&CG 2007年11月号 (株.エクスナレッジ出版)
 
OJ_TOOL : タタミを作図 (優れものです) (.ver〜2007共通 )
 

「覧外」

ACAD/LT_237 三斜及びヘロン による敷地求積図及び求積表をACAD/LTで自動作図するフリーソフト  (大変重宝です)
 
(.ver〜2007〜2011共通(以降未確認) )
  ダウンロードサンプルファイル付き

ACAD/LT_236 Excelで敷地座標 データから作図実行コマンドを加工してAutoCAD上で敷地図自動作成 (必見です)
 
(.ver〜2007共通(以降未確認) ) (ソフトではありません。 Excelとの連携のAutoCAD操作の解説です。)
  ダウンロードサンプルファイル(.xls解説共)付き

ACAD/LT_193  Excelの道路縦断の座標データをACAD/LTに自動作図  / 建物周囲の平均地盤面断面図にも利用 (必見です)
 
(.ver〜2007共通(以降未確認) ) (ソフトではありません。 Excelとの連携のAutoCAD操作の解説です。)
  ダウンロードサンプルファイル付き


063  AutoCAD LT ( / 同レギュラー版 ) 2004〜2011上で,時刻日影図,等時間日影図,壁面日影図,壁面等時間日影図及び天空図を作成するツール「LT日影2011」の操作方法 (必見です)
        
INDEX  ツール(ソフト)概要  日影図 操作方法  天空図 操作方法  3D元図作成の基礎


064  レギュラー版AutoCAD用優れものフリープログラム「QuickDraft Basic」の紹介 (必見)
      QuickDraft Basic (作者:大成建設株式会社)

  ACAD/LT_113   「***.linファイル」を直接編集して新しい線種を追記 (上級編)/便利な既定の線種  ( 動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007(/〜2***) ) (ソフトではありません。 線種(lin)カスタマイズの解説です。)

■ 032  既定のpatファイルへのハッチングパターンの追記及び独自のpatファイルの作成について ( 動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007(/〜2***) ) (ソフトではありません。 ハッチンブパターンカスタマイズの解説です。)


他,準備中




[ 詳細 ]

レギュラー版AutoCAD専用 「LISPファイル」 (フリーソフト)

1. cutcopy
 (.fasファイル)  〈大変な優れもので重宝です〉
選択範囲を切り抜いて指定の位置へコピーする
いわゆる箱抜きコピーです倍率を指定して拡大/縮小コピーもできます倍率に応じて寸法も追従するので同じ図面の中に縮尺の異なる部分詳細図を瞬時に作成出来ます
雑誌CAD&CG April 2002 (株.エクスナレッジ出版) の122ページに掲載されています。同LISP及びDCLファイルが付録のCD-ROMに収録されています。
作者 : AS氏
動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)
ダウンロードサイト : 不明 (探してください。)

ダイアログボックス

機能及び操作の参考

1.
選択枠形状」で/○を指定出来る。編集オプションで「選択範囲の枠を作図」することが出来る。「尺度(計算式可)」を指定出来る
2.
部分拡大図は,元図形を複写して拡大しただけなのて,当然,寸法記入や距離計測をしても原寸ではない。拡大した図形は単なる絵として利用するという割り切りが必要であろう。コピー元の寸法は追従します。
3.部分拡大図に追加で寸法を記入する場合 (追加して尺度を合わせる方法)
原寸ではない拡大図に寸法を追加記入する場合も,AutoCAD2000以降のバージョンであれば,特別な寸法スタイルを用意する必要はない。

).1/30で描かれた図面内に1/10の部分拡大図を作成
1).寸法値が尺度分違っているのを無視して,必要な寸法をすべて記入する。(寸法図形はすべて「BYLAYER」に書く。)
2).尺度を変えたい記入した寸法のみを選択した状態で,「オブジェクトプロパティ」ダイアログボックスを開き,「基本単位」のリストを展開する。
3). 「長さの寸法尺度」の欄に拡大図作成時の逆の分数「10/30」を記入する。また,寸法の「省略表記」によっては,「末尾の0を省略」の欄で「はい」を選択する。記入及び設定後「Enter」キーをクリックすると,分数だった数値が0.3333というように実数値に変わる。切り捨ての表示に変わっても,AutoCADが持っている最大限の精度で 1/3 が保たれます。
設定後,「オブジェクトプロパティ」ダイアログを「Esc」キーで選択解除すれば寸法値の尺度が変わる。


参考).コマンドアイコンを作成する場合のマクロの記述は以下です。作成をお勧めします。
^C^C_cutcopy

参考).
LT用の類似プログラムがあります。
 → 「
きりとりくん for AutoCAD LT  (LT専用フリーソフト) (優れものです) (同じウィンドウで移動)



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2. k2 (.lspファイル)  〈大変な優れもので重宝です〉
複数選択の数値の足し算をして合計値を指定位置に記入する

数値の文字スタイルに関わらず
画面上の複数の半角数値文字を選択すると合計を算出し指定の位置に現在画層かつ現在の文字スタイルで記入されます
合計値は
既定値で小数点第5位が四捨五入されます
各々角度のついた数値
重なっている数値の合計を算出することもできます数値のほか単位やコメント等が付いている文字列及び文字列が異なる数値と単位mを一緒に窓選択しても拾われるのは数値のみです
右クリックによる連続コマンドになっています


参考).コマンドアイコンを作成する場合のマクロの記述は以下です。作成をお勧めします。
^C^C_k2

作者 : 阿部秀之氏
動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)

雑誌CAD&CG January 2003 (株.エクスナレッジ出版) の131ページに掲載されています。同LISPファイルが付録のCD-ROMに収録されています。
また,CAD&CG掲載データの一部が,以下のサイトからダウンロード出来ます。(20012年9月 現在)
http://www.xknowledge.co.jp/cadcg/2008/03/cadcg.html


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3.阿部 秀之 氏 のフリーソフト「AutoLISP」 (殆んどが優れものです)

動作環境 :AutoCAD .ver R14〜2007 (以降未確認)
ダウンロードサイト
(2014.04.27現在) http://www.asahi-net.or.jp/~ea5h-ab/autolisp.htm

menseki  待望の優れもので大変重宝です〉 ( サンプルデータ (移動)

表示されている認識可能な全ての閉じたポリライン図形のarea(計測範囲)のNo面積値(u),計算式(m),合計面積値(u)を一気に記入。図形は隣合せで繋がっていても離れていてもOK。結果は,単位のmuは付かず数値だけです画層で認識されて動作します。数100を越える図形の面積表は,Noが「画層名:01」から始まり,01・・・・・・99,00となり,続けて再度「画層名:01」から始まるので注意。同じ画層で同じNoが存在すると煩雑になるので,画層を別けた(別にする)方がよいでしょう。
補助金申請物件の大規模な福祉施設等膨大な数(300〜)の各室の面積を一気に計測/計算/表示することができます状況によりますが従来3,4日掛かっていた500前後の各室の計算作業が1日で済みます正に待望のプログラムです

「求積対象図形」
認識可能図形四角形三角形台形変形台形半円円/n
認識不可図形 →多角形( → 四角形等の認識可能図形に分割しておくこと。)/平行四辺形( → 計算はされるが式の高さ数値及び面積が誤りとなる。)

ダイアログでは計算式数値の小数点以下の桁数切り捨て切り上げ及び四捨五入を設定できる注意→ )。面積数値は「桁数×桁数」の表示となる各数値の高さを設定できる面積表の記入位置を画面上でのクリックで指定できる(以下,各設定後のダイアログです。図形の尺度が1/200の場合です。)
 

注意).

このLISPを利用するためには,アプリケーションソース「menseki.lsp」と同じフォルダ(名前は任意です)内にダイアログ定義ファイル「menseki.dcl計二つの組み込みが必要です。AutoCADの「ツール」の「アプリケーションのロード」ダイアログで「menseki.lsp」をロードします。
画層で認識されるので,求積対象図形の画層は専用にすること
area(計測範囲)のNo面積値(u),計算式(m),合計面積値(u)の画層は,図形の画層(ByLaer)」が「ByBlock」で作成されます。必要に応じて編集してください。
実行時に表示されるダイアログでの計算式の図中の文字高さ式の文字高さ行間の高さのサイズは,規定値より大きめに設定特に行間の高さ)すること。小さめだとOスナップが効いて計算式の文字が重なってしまいます。例えば,図形の尺度が1/200の場合,デフォルト(規定値)の100倍以上 (例 :図中の文字高さ 2.0mm → 200mm) に設定すること。尺度が1/600の場合は,図中の文字高さ:1200,式の文字高さ:1500,行間の高さ:3000などに設定するとスムーズに動作します。
一部動作不可図形を
動作可能図形と同じレイヤーにして実行すると動作可能図形の認識に不具合が生じます

小数点以下の桁数」,「切捨て」,「切上げ」,「長くても一行文字を設定してもダイアログの表示が設定通りにいかないことがありますその場合は表示を無視して,「点を指示を続行してくだださい最終ダイアログの表示が設定通りでなくてもOKボタンを押すと設定通りに実行されます。この表示が設定通りにいかない症状は原因不明です。最終ダイアログでキャンセルボタンを押しても実行されてしまいます。これも原因不明です。
他,結果的には支障がないのでやはり優れものです。

参考).コマンドアイコンを作成する場合のマクロの記述は以下です。作成をお勧めします。
^C^C_menseki

参考). menseki」及び次項の関連Lisp「ar2」「ar2b」の操作用サンプルデータ( DWGファイル)を作成しました作成 :遠山)。以下,ご自由にダウンロードしてください
ダウンロード  → DWG  (sample_menseki_lisp_a3_200.zip) (右クリックして「対象をファイルに保存」してください。)
表示  → DWF   (クリックすると,高精度ビューワ画面で図面を確認することができます。表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。)
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README 



ar2  〈大変な優れもので重宝です〉 ( サンプルデータ (移動)
面積値(u)だけを記入
表示されている認識可能な
閉じたポリライン図形の面積値(既定値の高さ10mm)だけを記入。結果は,単位のuは付かず数値だけです
面積値は現在画層のかかわらず図形の画層で記入される。
必要に応じて編集してください。
認識可能図形 → 四角形平行四辺形三角形多角形台形変形台形半円円/n円弧
面積数値は既定値で小数点第4位切り捨て

注意).面積値の高さの規定値(10)は固定されています。実行後に必要に応じて編集してください。

参考).コマンドアイコンを作成する場合の
マクロの記述は以下です。作成をお勧めします。
^C^C_ar2


ar2b  〈大変な優れもので重宝です〉 ( サンプルデータ (移動)
計算式(m)と面積値を(u)記入
閉じたポリライン図形の四角形の計算式と面積値(既定値の高さ2.5mm)を記入。結果は,単位のmuは付かず数値だけです
計算式と面積値は現在画層で記入される。
認識可能図形 →
四角形
計算式と面積値は既定値で小数点第4位四捨五入

注意
).面積値の高さの規定値(2.5)は固定されています。実行後に必要に応じて編集してください。

参考).コマンドアイコンを作成する場合の
マクロの記述は以下です。作成をお勧めします。
^C^C_ar2b


ar3  〈優れものです〉
周長を記入単位mm付)。
表示されている認識可能な全ての
閉じたポリライン図形の周長単線の直線及び折れ曲がったポリラインの長さをメートルで記入
数値は単位m付で記入されるが,数値とmは別々の文字列です。画面上の複数の数値の合計値を算出記入する優れもの「k2(.lspファイル)」の実行時に,数値とmを一緒に窓選択しても拾われるのは数値のみです。

数値は,既定値で小数点第4位切り捨て,サイズ(高さ)は既定値で図面のスケール設定が1/1では2mmなので,1/100の場合は2mm×100=200 mmとなります。

認識可能ポリライン図形 →
四角形三角形台形変形台形平行四辺形半円円/n円弧
認識可能ポリライン →
単線の直線及び折れ曲がった線

参考).コマンドアイコンを作成する場合の
マクロの記述は以下です。
^C^C_ar3


ds2  〈優れものです〉
長さを計測して記入単位mm付/既定値の高さ2mm)。
線分部分の長さを計測してミリメートルで記入
ポリゴン図形の直線部分もOK。
数値の小数点以下の表示桁数「12」。

参考).コマンドアイコンを作成する場合の
マクロの記述は以下です。
^C^C_ds2


id2
ピック位置の座標をTEXT記入。
画面上でピック(クリック)した位置のX,Y座標値をTEXT(ダイナミック文字列)記入。利用方法は様々でしょうが,図形のメニューマクロコマンド作成のときの座標値確認などにも重宝です。

参考).コマンドアイコンを作成する場合の
マクロの記述は以下です。
^C^C_id2


textpl  〈優れもので重宝です〉
TEXTとTEXTを結合
ダイナミック文字列を結合。先頭にするダイナミック文字列を先に選択。
注意).「元に戻す」を実行しても,結合された文字は残る。

参考).コマンドアイコンを作成する場合の
マクロの記述は以下です。作成をお勧めします。
^C^C_textpl



_lalist  〈優れものです〉
画層リストを表示
画層設定をファイルに出力してテキストウィンドウに表示する。画層状態(on/off),画層名線種が表示される。

参考).
類似コマンド「-layer」が,AutoCAD/LT共通でデフォルト(通常設定)にあります。
画層をテキストウィンドに一覧表示するコマンド「
-layer」は,AutoCAD/LT共通で関連コマンドの中ではお勧めで大変便利です
「画層プロパティ管理」画面の一覧の表示通りには表示されませんが,主要な情報はテキストウィンドウに表示することができます。
画層名」/「状態」/「」/「線種」/「線の太さ」が一覧表示される。

実行
コマンドラインに「-layer」と入力 → Enter → オプションから「一覧(?)」の「?」を入力 → 「一覧表示する画層名を入力 <*>:」でEnter → テキストウィンドウに画層の一覧が表示される


共同作業先の事務所等への提出は,テキストウィンドウの必要な範囲をドラッグしてメモ帳,ワードパット,他にコピーし,編集してから送信すると良いでしょう。。


参考).
コマンドのアイコンを作成する場合の
マクロの記述は以下ですが,レギュラー版AutoCADではアイコンをクリック後の操作が異なるので注意
レギュラー版AutoCADの場合,
アイコンをクリックするといきなりテキストウィンドが表示される → てが表示されるまでEnterを続け表示されたのを確認してEscをクリック
*^C^C_-layer
参考イメージ:



kaidan  〈大変な優れもので重宝です〉

階段の断面図の段割を作図
段数と蹴込を数値入力して
段状のポリラインを作図する。 ポイントは,作図近辺に線分等オブジェクトが複雑に入り込んでいない状態で実行すること。そうしないと想定外のところへOスナップが効いてしまいます。
操作方法
コマンドプロンプトに
kaidanと入力 → 左の点(階下)を指定 → 右の点(踊場又は上階)を指定 → 段数を入力(踏板の数ではない) → 蹴込を入力蹴込下端がバックする数値(最初の段部のみ手動です)) → 「Enter」を押す。
注意).スタートアップに登録するとCAD起動時にコマンドが自動的に実行されてしまうことがあります利用する時はその都度AutoLISPファイル「kaidan.lsp」をロードしたほうが良いでしょうコマンド実行は「kaidan」と入力。コマンドアイコンを作成する場合のマクロの記述は「^C^C_kaidan」です。作成をお勧めします。

参考).サンプルデータ( DWGファイル)「階段の段割 kaidan.lsp の操作方法」を作成しました(作成 :遠山)。以下,ご自由にダウンロードしてください。
ダウンロード  → DWG  (a3_50_kaidan.lzh)
表示  → DWF  (クリックすると,高精度ビューワ画面で図面を確認することができます。表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。)
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README




kiseki  kiseki.lsp 大変な優れものです (新バージョンkiseki2.lspがあります。)

 新バージョン kiseki2
車の軌跡」 : キーボードの数値ボタン(又は操作ダイアログでを押し続けて軌跡を描く大変な優れものです
コンビニの駐車場の大型車進入用の
歩道切り下げの申請などで重宝です




車種選定
新規車種データ登録書込み可能.csvファイルを開いて書込みも可)。途中からの前後左右の操作可能。途中何度も一つ手前に戻す操作可能。初期車角度(スタート時の車の向き設定可能


操作
コマンド実行「
kiseki2」,又は作成したアイコン(下段欄外参照)をクリック → 「車軌跡 初期設定」ダイアログで「車種」を指定して基点(右下角)の「点を指示T:」をクリックし,画面で基点を指定ダイアログに戻ったら「OK」クリック → 「車軌跡 移動設定ダイアログ各設定を行って「OK」クリック → 設定した以下の操作開始です。

「キー操作」の「
数字キー」は以下です。文字入力システムIMEをオフで行うこと。
軌跡前進=8 後進=2 前右折=9 前左折=7 後右折=3 後左折=1 UNDO=5 設定=S(設定変更) 終了=リターン)

「キー操作」の「
ダイアログ」を指定すると移動方向の矢印のダイアログが表示され,ビジュアルに操作が出来ますが,ダイアログの位置が固定されて作図範囲によっては邪魔になるので,前述の「数字キーがお勧めです。

最後には車種データをダイアログ画面に書き込むことが出来ます。
 ・・・・・・等々,他詳細な各種設定可能。


注意).プログラムについて
kiseki.lsp」を実行できるようにするためには,自己解凍型ファイル「kiseki2.exe」内の全てのファイルkiseki2.dcl kiseki.csvの組込みが必要です。


(実行例 画面)

参考).コマンドアイコンを作成する場合のマクロの記述は以下です。作成をお勧めします。アイコンのイメージ(.bmp)は分かりやすい様に。
^C^C_kisekil  及び  ^C^C_kiseki2 (新バージョン


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4.見えないデータをまとめて削除 「AutoLISP」 (
待望の優れものです
Apurge (.vlxファイル)
デフォルトのpurgeで削除できるデータの他に,
ファイル容量肥大化の原因で長年ユーザーを悩ましてきた画層フィルター」,名前のついた「画層状態」,空の「グループ」等を一気に削除できますファイル容量が大幅にダウンします

ファイル名 :
apurge.lzh
カテゴリ :
LISP 解凍ファイル名 :Apurge.VLX  (.vlxファイル)

動作環境 :
レギュラー版AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)  (2007はWindows7及び同XPモードでも動作します。)
Windowsアプリケーションの実行(動作)に不可欠なMicrosoft .NET Frameworkの特定のバージョンが必要な場合があります。XPは2.0,Windows7は4.7.2又は4.8などですが,ご確認ください。基本的なバージョンはWindowsに同梱されていますが。)

著作権者 : (有)大樹設計
ダウンロードサイト :
http://www.aug.gr.jp/cgi-bin/member/filearea/library.cgi?mode=view&id=000085 (オートデスク社製製品のユーザーグループによるユーザーグループのためのWEB上のコミュニティ「AUG_JP」)
(ダウンロードサイトが見当たらない場合は
ファイル名で探してください。)

削除設定例
結果
 
左は,既に何度か実行した後の再度実行の例です。

参考).
問題の症状について
異常に肥大化した殆んどのファイルには共通して,
使われていない(未使用),作成した覚えが無い名前の付いた画層フィルター」が異常な数で存在しています。その数は,中には一万〜三万以上の例があります。ファイルサイズが明らかに2MBぐらいなのに,20MBになったりします。

補足).
システム変数 cmddia を「0」に設定して実行するとダイアログが出ない(「1」は出る)ので,バッチ処理が可能になります。
コマンドアイコンを作成して登録する場合のマクロの記述は「^C^Capurge」です。

参考1).
レギュラー版の場合はAutoCAD2004からLTの場合はバージョンLT2006から「画層フィルター」を一気に削除出来るように改善されているとのことですが,当方未検証です。

※※ 参考). ファイル容量肥大化のそもそもの発(元凶)と言われている名前の付いた画層フィルタ」について
画層フィルタ」とは,「画層プロパティ管理」ダイアログで,大量の画層リストから使用する画層だけなど条件にあうものだけを表示するバージョン2000からの機能です。
指定した設定とプロパティを使用して,表示・フリーズ解除・ロックされている画層だけを画層リストに表示させたり,グループ単位でまとめて,検索を不必要にすることなどが出来ます。選択したい画層の検索や画層の設定の切り替えを容易にします。不要な複数の画層を非表示・ロックするなど簡単に編集を行うことが出来るわけです。
しかしこの機能バージョン20002000i2002では一度画層フィルタを設定した図面ファイルから線分一本でも他の図面にコピー&ペーストすると元の図面にあったすべての画層フィルタの情報がコピー先の図面に入ってきます原因は不明ですファイル容量が驚異的に肥大しCAD操作の動作が異常に遅くなります

関連記事 (
必見
AutoCAD業務の基本 → No 3. 「名前の付いた画層フィルタ」は作成しないこと (重要です) (同じウィンドウで移動)


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5.オンラインフリーソフト「AutoLISP他」

5-1 AutoLISPプログラム  〈ほとんどが優れもので重宝です〉
作者 : chiharu.hayakawa (一部作者:斉藤ZENDAYU)
動作環境 :AutoCAD .ver R14〜2007 (以降未確認)
ダウンロードサイト
(2007.01.30現在) http://www18.ocn.ne.jp/~haru_h/  → AutoCAD → AutoLispの「設定(3)」〜「ポリライン編集(6)」
C_lsp リスト付き

参考).操作解説のサンプルデータ( DWGファイル)を作成しました作成遠山)。以下ご自由にダウンロードして利用してください
ダウンロード  → DWG  (141008_new_a1_50_c_menu_command.lzh)
表示  → DWF  (クリックすると,高精度ビューワ画面で図面を確認することができます。表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。なお,画面に貼り付けてあるコマンドのイメージボタン及びダイアログボックスの画像が正常に表示されませんが(画像をDWF用に設定していないため),DWGファイルでは正常に表示されます。)
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README


以下,プログラムの概略です。

作成 1」 ( ← オンラインの項目とは異なります)

ban.LSP
番号連続
(右端)
サイズ指定の数字を任意の指定番号から連続作図
現在の文字スタイル及び現在画層で作図されます。
例).図面縮尺が1/50で数字の高さを400にしたい場合は,400÷50(50は縮尺値)=8に設定すること。
注).Oスナップが解除されます。

ban-circle.LSP
○付番号連続 
(便利です)
(左端)
サイズ指定の○付丸囲み数字を任意の指定番号から連続作図
番号の数字と通常の円図形の組み合わせです。DXF変換が必要な場合お勧めです (何故か? 同じウィンドウで移動
現在の文字スタイル及び現在画層で作図されます。
文字スタイルは,Auto CAD独自のフォント及びTrueフォント共動作します。
例).図面縮尺が1/50で数字の高さを400にしたい場合は,400÷50(50は縮尺値)=8に設定すること。○は適宜のサイズで描かれます。
注).Oスナップが解除されます。

ban-Quadrangle.lsp
□付番号連続 
(便利です)
(中央)
サイズ指定の□付四角囲み数字を任意の指定番号から連続作図
番号の数字と通常の閉じたポリラインの四角形の組み合わせです。
現在の文字スタイル及び現在画層で作図されます。
文字スタイルは,
Auto CAD独自のフォント及びTrueフォント共動作します。
例).図面縮尺が1/50で数字の高さを400にしたい場合は,400÷50(50は縮尺値)=8に設定すること。□は適宜のサイズで描かれます。
注).Oスナップが解除されます。


作成 2」
crt-zigzag.fas
ジグザグ線折れ線作図。 出来上がりはポリラインです。
(左端)
1点,2点指定なので,補助ラインを作図しておくと良いでしょう。
オフセット指定値は補助ラインからの斜線1/2の値です。

参考).線種としてのジグザグ線「ZIGZAG」はデフォルトで以下 linファイルにあります。
AutoCAD → acad.lin(acadiso.lin) / LT → aclt.lin(acltiso.lin)
S=1:50図面での線種ZIGZAGのLGS幅65に納まるltscaleは「0.312」です。その他,各縮尺(S)別図面での線種ZIGZAGのltscaleの「0.312×倍数」は以下です。
1:10 → 5倍   1:20 → 2.5倍   1:30 → 1.6666倍   1:1 → 50倍


作成 3」 (作者:斉藤ZENDAYU)
Zcros.lsp
十字線作図。 (便利です)
(中央)
指定サイズの十字線を連続作図。

Zclcon.lsp
同心円連続作図
(右端)
指定サイズで同心の円を連続作図。



「文字編集 1」

 ツールバー

 1 2

3

4 5  6

7

txt-ch.LSP (ツールバー 1
文字高一括変換 (大変便利です)
高さの異なる複数の文字高を一括変換。窓及び交差窓選択可。
異なる文字スタイルの混在は問いません。

txt-incdec.LSP (ツールバー 2
文字高の変更
増減値(mm)を入力して文字高を変更。一度に複数選択は不可。

txt-Aspect.LSP (ツールバー 3
文字縦横比の変更
増減値を入力して縦横比を変更。一度に複数選択は不可。
増減値は横のみです。

txt-width.LSP (ツールバー 4
文字の横整列
複数の文字列の間隔を指定して同じ横位置に整列。窓及び交差窓選択可。整列順に個別選択すること。文字高の異なる一括整列もOK。異なる文字スタイルの混在は問いません。
例).行間設定 → 図面縮尺が1/50で行間を400にしたい場合は,400÷50(50は縮尺値)=8に設定すること。各文字列が繋がるわけではありません。

txt-Length.LSP (ツールバー 5
文字の縦整列 (便利です)
複数の文字列の行間隔を指定して同じ縦位置に整列。窓及び交差窓選択可。整列順に個別選択すること。文字高の異なる一括整列もOK。異なる文字スタイルの混在は問いません。
例).行間設定 → 図面縮尺が1/50で行間を300にしたい場合は,300÷50(50は縮尺値)=6に設定すること。

txt-chg.LSP (ツールバー 6
文字列中の指定文字だけを一括置換 (大変便利で重宝です)
複数の文字列中の指定文字だけを一括置換。窓及び交差窓選択可。コマンドラインに「all 」と入力しての選択もOK。文字高の異なる一括変換もOK。異なる文字スタイルの混在は問いません。

txt-h-break.LSP (ツールバー 7
TEXT画層を各高さ別画層へ変更 (目的によっては大変便利です)
TEXTの各高さ別に画層を自動作成し,各TEXT画層を各高さ別画層へ変更。元の画層は残る。目的によっては大変便利です。変更後,各高さ別画層の色は全てWhiteになるので必要の応じて変更すること。



「文字編集 2」

 ツールバー

 1

2

3 4  5

6

txt-lintxt.lsp (ツールバー 1
線の角度に合わせて文字入力が出来る。現在の文字の高さで実行される。 (便利です)
入力する線上の一点を指示すると入力状態になる →入力後,線上をマウスの左クリックで(又は「Enter」)入力文字を自由な位置に配置できる。

txt-ang-zero.LSP (ツールバー 2
文字の微妙な傾きを0度に修正 
(重宝です)
プロンプトの補正角度(初期設定「0」)でEnter → 文字を選択
大きな傾きもOK。一度に複数選択可。

txt-kakoi.lsp (ツールバー 3
文字を四角で囲む (重宝です)
現在の画層で作図される。離れている複数の文字の窓選択もOKで,個別に四角で囲まれる。
注意.画面をある程度拡大して実行すること。

参考2).同様のコマンドがAutoCADのExpressツールの「文字」に「文字囲み」(英語版)があります。オフセット距離(※注意)を指定してオプションから四角(r),長円(s)及び丸(c)(正円)で囲むことが出来ます。丸は文字列全体を囲みます。長円(s)は重宝です。
※注意.図面スケールが1/50の場合で,オフセット距離を100にしたい場合は,100÷{50(スケール値)×10}=0.2に設定すること。

crt-text-kakko.VLX

       

文字列に各種のカッコを作図
ダイアログから文字列の前後に各種カッコを一括作図。文字の画層で作図される。複数の文字の窓選択もOK。異なる文字スタイルの混在は問いません。



txt-b.lsp (ツールバー 5
マルチテキストをダイナミック文字に変換。分解コマンド実行と同じです。 (便利です)

mtxt-mtxt.lsp (ツールバー 6
MTEXTの連結 
(便利で重宝す)
マルチテキストとマルチテキストを連結。一度に複数選択不可。結合後は文字の配置の調整が必要でしょう。



「文字編集 3」

 ツールバー

 1

2

3 4  5

6

txt-txt.LSP (ツールバー 1
文字列の内容複写(連続不可)
文字高の異なる複写もOK。文字スタイルの違いもOK。

txt-copy_e.lsp (ツールバー 2
文字複写編集(連続)
文字列を指定位置に複写 → 編集状態 → 連続コマンド。


txt-insert.VLX (ツールバー 3
TXTファイルから文字を読み込んでTEXTで作図  (便利です)
TXTファイルから文字列を読み込み,TEXTで指定位置に作図 (縦型・横型変更可能) 。読み込みは1行づつとなる。文字列は縦型・横型変更可能。

参考).類似のより優れものコマンドがAutoCADのExpressツールの「文字」にあります
AutoCAD2004〜2007 → リモートテキスト(英:Remote Text)(テキストファイルを挿入/編集する) (AutoCAD2004〜2007) 同じウィンドウで移動


txt-sb.lsp (ツールバー 4
アルファベットの小文字を大文字に一括変換 (重宝です)
同時に複数選択可。異なる文字スタイルの混在は問いません。

参考1).同様の優れものコマンドがAutoCADのExpressツールの「文字」に「
文字変換」(英語版 :Change Text Case)があります。表示されるダイアログの和訳は以下です。

Change Text Case文字変換 :[選択した文字を大文字/小文字などに変換する]について
コマンドTCASEを実行し,オブジェクト(
英文字)を選択(同時複数可)すると英語のダイアログが表示されますが,各項目の和訳は以下です。
項目 和訳
Sentence case. 文頭単語の接頭文字を大文字にして文章形式に white → White
white continuous →
White continuous
lowercase 小文字に WHITE CONTINUOUS → white continuous
UPPERCASE 大文字に white continuous → WHITE CONTINUOUS
Title 接頭文字を大文字にして表題に white → White
white continuous →
White Continuous
tOGGLE cASE 大文字は小文字に,小文字は大文字に white → WHITE , WHITE → white
wHITE cONTINUOUS →
White Continuous
White Continuous →
wHITE cONTINUOUS


txt-bs.lsp (ツールバー 5
アルファベットの大文字を小文字に変換 (重宝です)
同時に複数選択不可。文字スタイルは問いません。

txt-sel-cut.fas (ツールバー 6
選択文字のスタイルを文字スタイル管理の現在のスタイルに変更 (重宝です)


( カスタマイズ情報 INDEXへ戻る



5-2 レギュラー版AutoCAD 2次元建築施工図作成用Tools 〈ほとんどが優れもので重宝です
「mai-***」シリーズ
作者 : 有限会社舞浜設計社 Copyright(C)2005 MaihamaSekkeisha,Ltd.
動作環境 :AutoCAD 2000〜
2007(以降未確認)
使用方法及びダウンロードサイト(2007.01.30現在) : 
http://www10.plala.or.jp/mai/autolisp.html
ダウンロードファイル : mai0503.lzh
( 配布・転載等の制限なし。)

参考).操作解説のサンプルデータ( DWGファイル)を作成しました(作成 :遠山)。以下,ご自由にダウンロードして利用してください。
ダウンロード  → DWG  (141008_new_a1_50_s_menu_command.lzh)
表示  → DWF  (クリックすると,高精度ビューワ画面で図面を確認することができます。表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。なお,画面に貼り付けてあるコマンドのイメージボタン及びダイアログボックスの画像が正常に表示されませんが(画像をDWF用に設定していないため),DWGファイルでは正常に表示されます。)
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README

実行後のレイヤーが一部専用画層となりますがほとんどが優れもです


以下,概略です。

「作成」

mai-of2.fas

 

     

線分を両側へ1本づつオフセット 大変便利です
オフセット元,オフセット後の線分の画層コントロール可。両側,片側の指定可。

初回実行では設定のダイアログが表示されます。
作図中は設定が記憶されます。設定し直す場合はコマンド実行時に[オプジョン(
O)]を指定すれば再びダイアログが表示されます。


mai-of3.fas

     

線分を両側へまとめて3本までオフセット 大変便利で優れものです
3線までオフセット可。オフセット元,オフセット後の線分の画層コントロール可。両側,片側の指定可。

初回実行では設定のダイアログが表示されます。
作図中は設定が記憶されます。設定し直す場合はコマンド実行時に[オプジョン(
O)]を指定すれば再びダイアログが表示されます。


mai-of5.fas

     

ポリラインをオフセット耐火被覆  (実行後は専用画層になるが大変便利です
鋼材の耐火被覆等,被覆厚さ及びフィレット半径サイズを指定してオフセット。
実行後のレイヤーは
専用画層4耐火被覆」となる。必要に応じて編集してください。
参考).鋼材に限らず任意の図形に動作しますが,フィレットの設定は必要です。

mai-hko.fas

   

文字を選択してH鋼を作図 (便利です)
H鋼サイズ文字を選択,またはダイアログで入力してH鋼断面図を作図。現在画層で実行される
例).H-200x100x5.5x8 又は H-200*100*5.5*8
文字列は半角英数字,「かける」は,IMEをOFFにしたアスタリスク「*」,又は英数字のエックス「x」(小文字又は大文字)であること。「H」は「h」(小文字)も可。


mai-lgs.fas



LGSをポリラインで作図 (施工図の作図等で大変便利です)
LGSのスタッドを,サイズ及びピッチを指定してポリラインで作図。同時に開口補強材及びグラスウール等の作図も可。
実行後のレイヤーはLGS及び開口補強材専用画層3LGS」(ダイアログではwhite)に,グラスウール専用画層4グラスウールになる

実行直後の改行(「Enter」又はマウスを右クリック)で以下のオプションダイアログが表示される開口補強はダイアログの絵をクリックすると切り替わり,グラスウールはチェックを付けると表示される。
例.LGS巾65の各オプション
通常開口
通常開口+グラスウール
補強付き開口
補強付き+グラスウール

参考).
グラスウール等は線種(BATTING)なので,プロパティのコピーコマンド「_matchprop」で他の線分(レイヤーも別)へコピー出来ます。ストレッチも出来ます。レイヤーは専用画層「4グラスウール」のままのコピーとなります。ポイントとして,コピーするときはグラスウールの直線部中央寄りをクリックすること。

参考1).線種「BATTING」はデフォルトで以下 linファイルにあります。
AutoCAD → acad.lin(acadiso.lin) / LT → aclt.lin(acltiso.lin)
S=1:50図面での線種BATTINGのLGS幅65に納まるltscaleは「0.156」です。その他,各縮尺(S)別図面での線種BATTINGのltscaleの「0.156×倍数」は以下です。
1:10 → 5倍   1:20 → 2.5倍   1:30 → 1.6666倍   1:1 → 50倍


mai-aw1.fas

  

 

窓の平面詳細図を作図 (施工図の作図等で大変便利です)
アルミサッシ引き違い及びFixをW寸法額縁寸法他を指定して平面(詳細図)を作図実行後のレイヤーは専用画層4建具開きとなる

注意).「窓を作図」ダイアログの水切とチリが逆になっています。
正解は以下です
水切 C2
チリ   C1


 
参考).壁線が複数の場合でも動作しますが,自動的な「壁線切断」は,内外共最外側の壁線のみです。



mai-dr1.fas

 

 

ドアの平面詳細図を作図 (施工図の作図等で大変便利です)
片開き親子開き及び両開きドアをW寸法,見込寸法他を指定して平面(詳細図)を作図。片開き,親子開き及び両開きの設定はダイアログの扉の絵をクリック。各枠の指定は下段の枠の絵をクリック。実行後のレイヤーは専用画層4建具開きとなる


 
注).親子開きの場合,入力ちょっとご注意
「親扉W寸法」は扉の実質寸法(850)になります。有効寸法は835,小扉側有効寸法は415となるのでご注意。
片開き及び両開きの場合は,「親扉W寸法」は非アクティブ表示になり,「W寸法」への通常の有効寸法入力となります。

参考).壁線が複数の場合でも動作しますが,自動的な「壁線切断」は,内外共最外側の壁線のみです。



mai-dr2.fas

 ↓

   

扉軌跡を作図 (便利です)
片開き親子開き及び両開きドアの平面軌跡を作図。オプション(O)の入力のダイアログで各種の設定が出来る。ダイアログの扉の絵をクリックすると,片開き,親子開き及び両開きの設定ダイアログに切り替わる。
実行後のレイヤーは専用画層4建具開きとなる



mai-ori.lsp
       

折戸を作図 (便利です)
開いた状態の折戸の平面図を作図。折戸の厚さを設定出来る。折戸は複線(W)で作図される。
実行後のレイヤーは専用画層4建具開きとなる



mai-jokai.fas
       

常開防火扉の平面詳細図を作図 大変便利です
片開き両開き他戸袋付常開防火扉等各種を壁厚扉厚他を指定して平面詳細図を作図。ダイアログの扉の絵をクリックすると,片開き,両開き,…他各種の設定ダイアログに切り替わる。各枠の設定は下段の枠の絵をクリック。当該壁の線は自動的には切断されないので,手動で削除すること。現在画層で実行されるので,事前に作図レイヤー(TATEGUなど)に切り換えておくこと。



 ツールバー

 1

2

3 4  5

mai-pl2.fas (ツールバー 1
波線をポリラインで作図
デッキプレートフラットデッキ及び鋼矢板のH寸法を指定(フラットデッキは除く)して断面図をポリラインで作図。
コマンド実行後,改行でオプジョンのダイアログが表示され,絵をクリックすると前記3種のダイアログに順次切り替わる。
現在画層で実行される


mai-ofht.lsp (ツールバー 2
線分をオフセット+ハッチング (便利です)
線分をオフセットしてハッチングパターン(オプション→斜線(R)/ダブル(D)
(斜線のダブル)/割栗(W))及び各サイズを指定して作図。
実行後のレイヤーは専用画層7断熱材」,「2捨てコンとなる

mai-pile.lsp (ツールバー 3
断面図用の基礎下の杭を長さを軸破断線で省略して作図する実行後のレイヤーは専用画層2杭となる

mai-scon.lsp (ツールバー 4
線分を指示して捨てコン+割栗断面を作図する実行後のレイヤーは専用画層2捨コンとなる
).思い通りにいかない場合があります。

mai-men.lsp (ツールバー 5
面取りマークの作図
躯体出隅の面取りマーク(Δ)を作図。
実行後のレイヤーは専用画層6面取となる




「修正」

mai-tile.fas

  ↓

 

タイル目地作図変更 (大変便利です)
作図済みのハッチングを選択して,ダイアログで各設定をして
タイル目地ハッチングを変更作図目地幅を含んだ割付で作図される。割付中心にDefPointsの割付の印が付く。


例.150角タイル

操作
コマンド「
mai-tileを実行 → 作図済みのハッチングを選択 → 割付芯をクリック →角度を指定<0> → 表示される「タイル目地作図・変更」ダイアログで,「タイル寸法」及び「目地幅」を設定 → 「OK」をクリック

作成後レギュラー版AutoCAD2006からの通常コマンド(LTは未検証)でハッチングの原点を変更することが出来ます
ハッチング編集hatcheditコマンド実行 ハッチングオブジェクトを選択(タテ又はヨコ位置個別選択可能 ハッチング編集ダイアログでクリックして新しい原点を指定ボタンをクリック 画面上で原点を指定 ハッチング編集ダイアログでOKをクリック

※ 又,同ハッチングを新規作成する場合は,「ハッチングとグラデーションダイアログでプロオアティを維承を利用することが出来ます

 

mai-wari.fas

 

 ↓ 

ダイアログからタイル割付寸法を記入する
コマンドラインのプロンプト「オブジェクトを選択」で
寸法図形をクリックすると「タイル割付寸法記入」ダイアログが表示され,詳細な設定が出来る。


例.292角タイル


上記の例 : 「タイル292,目地幅8,タイル」の場合の記入
文字列
左側から片押しの例 → =(T292×14枚)+【M8】+(M8×13)
文字列は3タイプから指定できる。寸法値の下に文字列が記入される
 



mai-tens.fas
 

  

天井割付作図変更 (大変便利です)
作図済みのハッチングを選択して,ダイアログで各設定をして
天井割付ハッチングを作図目地幅を含んだ割付で作図される。割付中心にDefPointsの割付の印が付く。




例.455×910のうま目地

 
床等の割付ハッチングとしても重宝
例.壁_二丁掛けいも目地
   (227+ヨコ8,60+タテ8)



操作
コマンド「
mai-tens」を実行 → 作図済みのハッチング(または 割付芯)を選択 → 角度を指定<0> → 表示される「タイル目地作図・変更」ダイアログで,「いも」,「うま正方形」の形状指定天井材寸法」及び目地幅」を設定 → 「OK」をクリック。

作成後レギュラー版AutoCAD2006からの通常コマンド(LTは未検証)でハッチングの原点を変更することが出来ます
ハッチング編集hatcheditコマンド実行 ハッチングオブジェクトを選択タテ又はヨコ位置個別選択可能 ハッチング編集ダイアログでクリックして新しい原点を指定ボタンをクリック 画面上で原点を指定 ハッチング編集ダイアログでOKをクリック。尚,うま目地は不可です。

同ハッチングを新規作成する場合は,「ハッチングとグラデーションダイアログでプロオアティを維承を利用することが出来ます。尚,うま目地は不可です。


参考).ハッチングの縦横のサイズの修正ができる優れものマクロが以下に在ります。
☆☆ LT_51    YまたはX方向拡大縮小 (同じウィンドウで移動)
意外な利用 その2
作成済みの
ハッチングの縦横のサイズの修正でも動作します
・・・・・・



mai-tenw.fas
 

 ↓ 

天井割付寸法文字列を記入する
コマンドラインのプロンプト「寸法図形を指示」で
寸法図形をクリックすると寸法値の下に文字列が記入される

操作 1 ダイアログ無しの場合
コマンド「
mai-tenw」を実行 → 作図済みのハッチング(または割付芯)を選択 → 寸法図形をクリック。
天井材300×600の例 : 「天井材ヨコ600,目地68,左右半端材200」の場合の記入文字列=200+(600×6)+200

操作 2 ダイアログが表示される場合


 
操作
コマンド「
mai-tenw」を実行 → コマンドプロンプト<任意の点を指示>で「Enter」 → 任意の点を指示(画面のどこでも良い) → 寸法図形をクリック → 表示される「天井割付寸法」ダイアログで「天井材」(プルダウンリストから又は新規入力),「目地幅」を設定して「計算ボタンをクリックして「OK」。

天井材300×600の例 : 「天井材ヨコ600,目地0,左右半端材200」の場合の記入文字列=200+(600×6)+200




mai-xr2.fas
外部参照(図形を先に選択)

 

mai-ed2.fas
低機能テキストエディタ (大変便利です)
文字列又は寸法値を選択して各種の編集ができる。


文字列 (文字列の例:ステンレス流し作業台)




ダイアログで
ダイナミック文字の各種の編集ができる。
90°回転」ボタンでは横書きの文字を縦に回転することも出来る。
文字列をポリラインで囲む」では四角で囲むことが出来る。












寸法値 (寸法値の例:長さ寸法 1,800)
表示形式を変更 → 寸法線の上 W=1,800  寸法線の下 H=2,000


ダイアログで各種の編集ができる。
寸法値リスト」のプルダウンには各種の表示形式が用意されている。
寸法値」では各種新規の表示形式を入力できる。
参考).寸法値の各種表示形式が以下に在ります。
寸法値の表示形式あれこれ (同じウィンドウで移動)




「その他」

mai-arcd.lsp
円弧寸法記入 (便利で重宝です)
円弧寸法を連続して記入できる。

参考).AutoCAD2006からは「
弧長寸法記入」コマンド「dimarc」が新しく追加されていますが,規定値で寸法値の上または前には〈弧長シンボル〉が付きます。無しにすることも出来ます。


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5-3 その他

動作環境 :AutoCAD .ver 2000〜2007 (以降未確認)

Xoffset.lsp   (AutoCAD専用)  (作者不明?)
X方向+の右方向のみへ任意の数値入力しながら連続してoffset(優れものです)

Yoffset.lsp   (AutoCAD専用)  (作者不明?)
Y方向−の下方向のみへ任意の数値入力しながら連続してoffset(優れものです)



dd2.lsp
連続文字編集
複数のダイナミック文字を選択して「Enter又はマウスを右クリック) → ダイナミック文字の内容を編集して終了 → 順次,次のダイナミック文字が編集状態になる
参考).選択は窓選択/ポリゴン交差選択もOK。



notepad2.lsp
文字一括編集 (前述の「dd2.lspより便利です
複数のダイナミック文字を選択して, 起動したメモ帳(tedit.tet)で一括編集が出来る。
操作).
notepad2を実行 → 複数のダイナミック文字を選択コマンドラインのプロンプトY座標でソートしますか? [Yes=Y]/ No=N:>で「N」を入力して「Enter → 起動したメモ帳(tedit.tet)で一括編集メモ帳を上書き保存して「Enter」で終了 必要に応じて各ダイナミック文字の配置を調整して最終終了
参考).選択は窓選択/ポリゴン交差選択もOK。


dd.lsp
拡張文字編集 (便利です
ダイアログで
ダイナミック文字の各種編集ができる。
 
文字列 (文字列の例:ステンレス流し作業台)


基点」では「文字の位置を変えずに変更」出来る。
文字列」では既定の「編集...」コマンド同様に内容の編集が出来る。



textpl.lsp
TEXTとTEXTを結合 (便利です
ダイナミック文字ダイナミック文字及びダイナミック文字マルチテキストを結合出来ます。結合後は文字の配置の調整が必要でしょう。
他,マルチテキストマルチテキストマルチテキストダイナミック文字の結合も出来るが,結合後の文字列の編集は必要でしょう。

参考1).ダイナミック文字とダイナミック文字を結合してマルチテキストに変換するlspがレギュラー版AutoCAD Express Toolsにります
Express → 文字 → 「文字結合」(英:Convert Text to Mtext) 起動コマンド「TXT2MTXT
結合後の文字列は,体裁が気になる場合は編集が必要でしょう。

参考2).複数のマルチテキストを結合できる同様のlspの情報が以下にあります
mtxt-mtxt.lsp QuickDraft Basic (作者:大成建設株式会社) 同じウィンドウで移動 「文字の値」ツールバーから抜粋 
マルチテキストを結合 (優れものです)  
複数のマルチテキストを選択した順に一つに結合する。結合後は文字の配置の調整が必要でしょう。


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その他,サイト上の優れものLispプログラム各種 (フリー)

以下のサイトをご覧下さい。
http://homepage1.nifty.com/okap/ → 「Auto Lisp 書庫 1〜2」

各種多数ありますが,以下お勧め抜粋です。
動作環境 :AutoCAD .ver 2004(一部除く)〜2007 (以降未確認)

寸法を反転する  dim_return.lsp
角度寸法など,思った向きに寸法値が記入されないときに向きを反転することができます。長さ寸法,並行寸法,他全ての寸法記入も動作します。

修正寸法チェック  dim_col.lsp    (参考アイコン)
書込み(手入力)の寸法値及び有効桁数を変えている寸法値をサーチして寸法値の色だけを変える(→ 色No.10_
RED)。
注意).表示画面から外れている寸法記入はサーチされませんが,寸法線又は寸法補助線の一部が画面に表示されているとサーチされます。


テキストスタイルを一括変換  t_sty_c.lsp
コマンドを実行すると文字スタイル管理ダイアログボックスが現れるので,スタイル名を変更したいスタイルに変更(又は現在のスタイル)し,ダイアログを閉じて(現在のスタイルの場合はキャンセル)変更したい文字列を窓交差選択で囲むと文字スタイルが変更されます。

3面フィレット  3filet.lsp    (参考アイコン)  (便利で重宝です)
3面のオブジェクトを1,2,3とピックすると,それにフィットした円弧が作図されます。 つながっていない3面及び平行線を含む3面の場合はフィットの範囲内で作図されます。直線同士の他,「円弧−直線−円弧」の組合せも動作します。


オブジェクトに正接した円弧を作図する  arc_t.lsp   (参考アイコン)  (便利で重宝です)
既存のオブジェクト(直線・ポリライン(閉じたものも可)・円弧)を選択すると,選択したポイントに近い方(端点)から任意の方向・大きさで
正接した円弧を作図します。平行線に限らず,鋭角/鈍角(ポイント端点のX座標が同じであること)の2本線間にも円弧を作成することが出来ます。実行中,円弧はドラッグ状態で確認できます。

なお,平行線間の円弧作図は以下のカスタマイズコマンドでも出来ます。
フィレットゼロ (同じウィンドウで移動)


リアルタイムボルト作図  bmake.lsp    (参考アイコン)  (便利で重宝ですが,上手く動作しないことがあります!)
ボルトの起点・呼び径(
10,12,16,18,22,30)・向き・座金等のオプションを入力してボルトを作図します。リアルタイムに長さと方向(方向を定めるのにちょっとコツが要ります)を調整できます。作図中に絵が表示されてイメージがつかみやすく,オプションではナットの有無,座金の有無及びタイプを指定できます。 色々な長さのボルトを多数作図するときに重宝です。

なお,図形はブロック(例:「M10_nut_LA」など)で作図されます。ブロックはオプションが異なるごとに作成されます。作図後,図形を分解してパージを掛けてブロックを削除しておくことを勧めます。理由は「
利用にご注意」 → No 4. ブロック機能 」を参照してください。削除後,ナット及び座金等はポリラインに結合(レギュラー版のpljoinなどで)しておくとよいでしょう。

注意).
AutoCAD2007では他の作業でブロック挿入コマンドを実行してしまうとボルトのコマンドを実行するとブロック定義ダイアログが表示されて動作しません一旦上書き保存してAutoCADを再起動すると正常に戻ります。他の対処法は究明していません。
AutoCAD2004では動作しないようです。
何故か160以上の長さや径30の設定など,上手く動作しないようです。


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5-4 ACAD/LT フリーソフト (一部シェアウエア)

注意).
以下,掲載雑誌「CAD&CGマガジン」は廃刊となっていますが,掲載データの一部が以下のサイトからダウンロード出来ます。(20014年4月 現在)
http://www.xknowledge.co.jp/cadcg/2008/03/cadcg.html


1.雑誌CAD&CG August 2002 (株.エクスナレッジ出版) 「極上オンラインソフト220本」 (ACAD/LT/etc...)

雑誌CAD&CG August 2002 (株.エクスナレッジ出版) の54〜78ページに掲載されています。プログラムファイル,exeファイルが付録のCD-ROMに収録されています。
注意).動作するOSのヴァージョンに制約があります。
建築関係のおすすめ
AcadModify(文字変換,包括処理コマンド...) / きりとりくんLT(範囲切取りコピー〈大変な優れものです〉) / ...

以下,お勧めです。

LT包絡  (AuotCAD及びLT共通フリーソフト) (優れものです



新バージョン LT包絡2007 ( for AutoCAD/LT 2004〜2009 )
旧バージョン
LT包絡 暫定版 ( for AutoCAD 2000〜2006 / LT 2000 )
ダウンロードサイト : http://izawa.web.infoseek.co.jp (2009年1月現在)

T字,L字,十字の壁及び柱周り他,
40種以上の形状に動作します。基本的な操作は包絡したい部分を窓選択(四角)で包むだけなので瞬時に実行されます。
大量の箇所及び頻繁な処理に大変重宝です

注意).
実行後,ポリラインは線分に分解されます。
Oスナップが解除されることがあります。利用後は元に戻すこと。
ファイル容量が大きい場合(>12MB?)なのか,動作しないことがあります。
AutoCAD.ver2007は基本的には動作環境がXPまでなので,Windows7では動作しないようですが,7のXPモードではOKです。

参考).サンプルデータ( DWGファイル)「包絡コマンドの操作方法」を作成しました(作成 :遠山)。以下,ご自由にダウンロードしてください。
ダウンロード  → DWG  (a1_50_houraku_1.lzh)
表示  → DWF  (クリックすると,高精度ビューワ画面で図面を確認することができます。表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。)
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README



きりとりくん for AutoCAD LT  (LT専用フリーソフト) (優れものです

選択範囲を切り抜いて指定の位置へコピーするいわゆる箱抜きコピーです

ソフト名 : きりとりくん ver. 1.1
作者 : 有限会社アクト 「AutoCAD使い倒し研究会」 
ダウンロードサイト : http://www.actworks.com/
動作環境 : ※Visual Basic 6.0のランタイムが必要です。
Windows 98/Me/2000/XP
AutoCAD LT2000/LT2000i/LT2002

参考).
AutoCAD専用のプログラムがあります。 → 「 1.cutcopy (.fasファイル) 〈大変な優れもので重宝です〉 (同じウィンドウで移動)


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2.雑誌CAD&CG February 2006 (株.エクスナレッジ出版) 特集「新春!オンラインソフト祭り」お勧めソフト


以下,お勧め抜粋です。(一部シェアウエア)

61ページ
ビッグフォントに不足文字を追加
Newbig Generator 「newbig121.lzh」
動作条件:AutoCAD/AutoCAD LT の全バージョン
ビッグフォントに「
IV」や「u」などの不足文字を追加し,近年の文字改定を反映させる拡張プログラム。153文字が追加され,13文字が修正される。インストール後,「Newbig.shx」「Newext.shx」の2つのシングルラインフォントが追加される。

76ページ
 単体のほかWebブラウザでもDWFを閲覧
Autodesk DWF Viewer 「DwfViewer6.5」 開発元:オートデスク
動作条件:
Windows 7
DWF形式の設計データを表示/印刷できる。3次元モデルの画面移動,ズーム,オービットが可能だ。DWFはDWGの複雑な設計情報を完全に維持したファイル形式で,DWGに比べてファイルのサイズは1/20程度。DWGをPDF化した場合に比べてもファイルサイズは1/10と小さい。
メモ:AutoDesk社のホームページ(www.autodesk.co.jp)からもダウンロードできます。
2005年12月現在の最新バージョンは[Autodesk DWF Viewer 6.5]ですが,ブラウザがMicrosoft IE の場合は同.ver「6.0」〜「11」以降が必要です。


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4.雑誌CAD&CG 2007年11月号 (株.エクスナレッジ出版)
91ページ
  OJ_TOOL タタミを作図 (優れものです) (.ver〜2007共通 ) (レギュラー版AutoCAD専用)
タタミの割付を作図するLISPプログラムです。タタミの縁も作図する「詳細図を指定することも出来ます
「oj_tool.LZH」を解凍して,「oj_tool.vlx」(プログラム)(/「oj_tatami.slb」(AutoCADスライドライブラリ))を登録して下さい。
コマンドを実行すると以下のダイアログが表示されます。
参考).各帖の図形は既定サイズ(4.5帖の2,700×2,700など)以外及び任意でも指定のタタミの数は作図されますが,タタミのサイズは異なり,修正が必要です。



尚,掲載雑誌「CAD&CGマガジン」は廃刊となっていますが,「OJ_TOOL」を以下のサイトからダウンロード出来ます。(20014年4月 現在)
http://www.xknowledge.co.jp/cadcg/2008/03/cadcg.html
http://www.xknowledge.co.jp/cadcg/2008/03/cadcg.html


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「覧外」


■ACAD/LT_237 三斜及びヘロン による敷地求積図及び求積表をACAD/LTで自動作図するフリーソフト  (大変重宝です)
 
(.ver〜2007〜2011共通(以降未確認)
ダウンロードサンプルファイル付き(下段)

ソフト名(外部プログラム) :
LT_Heron 2004 Ver.040220 (対応:AutoCAD / LT2000〜2004)
LT_Heron 2007 (対応:AutoCAD / LT2000〜2007   注.AutoCAD2007は基本的には動作環境がXPまでなので,Windows7では動作しないようですが,7のXPモードではOKです。)
LT_Heron 2011 (対応:AutoCAD / LT20**〜2011   注.動作につては2007と同じです。又,プログラムダイアログの各タブ他の表示が2007と異なりますが操作方法は変わっていません。)
LT_Heron 2016 (対応:AutoCAD / LT2016)

ダウンロードサイト(2009年4月現在) :
 http://izawa.web.infoseek.co.jp/
著作権者 :  f.izawa
三斜求積及びヘロン求積を行うアプリケーションです。
三斜,ヘロン共に,「自動」,「
2辺指示」,「分割→郡選択(又は2辺指示/1点指示)」での作図求積が出来ます。

操作注意.
2辺指示の場合敷地図の各辺の属性は線分であることポリライン及び閉じたポリラインでは動作しませんなお,「自動作図での敷地図内の点の指定では敷地図の各辺の属性は線分/ポリライン/閉じたポリラインのいずれでも動作します

LT_Heron 2004 作図例(.dwg)


上記サンプル図(.dwg) ダウンロード →
a2_100_LT_heron2004 ( 表示 → DWF
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README



参考1).Windows7動作のその他の三斜/ヘロン求積フリーソフト紹介 (大変重宝です

ソフト名:
三斜自動切り及び面積表の作成 LT専用  TriBun170
動作OS:
Windows7/XP/2000  (参考.7のXPモードでのAutoCAD2007も動作可で基本的には7対応のAutoCAD.verです。)
作者:mapinfo

LT専用のようですが,レギュラー版AutoCADでも動作するようです。LT 2016も動作OKです。「三斜自動」実行で敷地の内側をクリックすると,実行状況のカウント(数値)が始まり自動的に三斜求積図が作成されます。敷地図は閉じたポリラインでなくても可です。事前に「設定」をクリックして表示されるダイアログで詳細な設定が出来ます。「設定尺度」を指定すると,「文字高」,「番号半径」…他,が図面の縮尺に合わせて自動的にセット(設定)されるなど,高プログラムです。残念ながら自動専用(及びパターン選択)で,前述の「LT_Heron 2007」のように目的の対面2線指示の半手動操作は出来ませんが,「三斜自動」実行後,「面積表作成の前にをクリックして三斜候補リストサムネイルから三斜の切り方のパターン(殆んど全て)を指定することが出来ます。目的のパターンをダブルクリックして表示されるダイアログの「選択三斜置き換えをクリックすると三斜の切り方が瞬時に変わります

以下,同「TriBun170.txt-メモ帳」から抜粋
囲まれた面(閉じた面、連続していなくても可)から自動的に三角形を作成し面積表を作成します。(2次元のみ)三斜ヘロンを用意しました。
【本ソフトの特徴】
全ての三斜分割パターンを作成します。そのなかから、できるだけ、正三角形になるようなパターンを選択したり、機械面積により近いパターンを選択するモードが用意されています。
全ての三斜分割パターンの作成には時間がかかります(
i 5 など,通常のPCのスペックでは時間はかかりません)。よって、中断機能を追加しました。
図形は、
ブロックとして挿入されますので、削除の場合は楽です
三斜切では、
三角形の作り方で総面積値がかなり異なってきます。一度、ご確認ください(違いの原因は、数値のまるめです)。ヘロンも同様です。
三斜切では、長い辺から作っていけとか、正三角形が誤差が小さいとかいろいろ言われていましたが、本当にそうかどうかご確認ください。
(以下省略)


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■ ACAD/LT_236 Excelで敷地座標 データから作図実行コマンドを加工してAutoCAD上で敷地図自動作成 (必見です)
 
(.ver〜2007共通(以降未確認) )

ソフトではありません。
Excelとの連携のAutoCAD操作の解説です。

ダウンロードサンプルファイル(.xls解説共)付き
(下段)

測量事務所が敷地を測量したデータは多くの場合,デジタル座標で提供される。この座標をもとにCAD上に敷地を作成すれば,精度の高い敷地形状の図面を作成できる。測量事務所からの座標データは表の状態で提供されることが多いが,測量座標は,北(上)をX軸,東(右)をY軸とした座標で,通常のCADが持っている数学座標系とは少し違うため注意が必要だ。
測量事務所によっては求積表の表示形式が異なりますが,基本的には敷地座標データのYn,Xnの値を作図実行コマンド作成の Y
×1000 ,X×1000 値に置き換えて実行コマンド1を作成すれば良いでしょう(参考)。
Excelとの連携のAutoCADのコマンド「PLINE」の実行なので,Excel及びAutoCADの.verは問いません。

作図例(.dwg)


上図と少し異なりますが,以下サンプルです。
サンプル図(.dwg) ダウンロード →
a1_200_zahyou_sikitizu ( 表示 → DWF
サンプルワークシート(.xls) ダウンロード →
nn_a1_200_zahyou_sikitizu_dwg_work_sheet
注).R
EADME
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README




Excelでの作業

「敷地座標データから作図実行コマンドを作成」

1.敷地座標データを表にする

敷地座標データ
測点 Xn Yn
PT01 1068.118 899.222
PT02 1030.624 923.997
PT03 1045.101 945.317
PT04 1050.713 941.141
PT05 1047.689 936.693
PT06 1091.704 907.608


2.
実行コマンドを加工する

作図実行コマンド作成
測点 Y x 1000 X x 1000 実行コマンド1 解説
      pline PLINE[ポリライン] コマンド
PT01 899222 1068118 NONE 899222,1068118 始点を指定
PT02 923997 1030624 NONE 923997,1030624 次の点を指定
PT03 945317 1045101 NONE 945317,1045101 次の点を指定
PT04 941141 1050713 NONE 941141,1050713 次の点を指定
PT05 936693 1047689 NONE 936693,1047689 次の点を指定
PT06 907608 1091704 NONE 907608,1091704 次の点を指定
      C 閉じる(C) オプション
      zoom E オブジェクト範囲(E) ズーム

[ 解説 ]

「Y x 1000」と「X x 1000」欄
測量の座標データはm単位なので,1,000倍にしてmmに変更する。さらにX座標とY座標を入れ替える。

参考)
測量座標は,北(上)をX軸,東(右)をY軸とした座標で,測量のX軸Y軸は数学の軸とは逆になる。つまり,北に行くとX座標値が増加し,東に行くとY値が増加する。通常のCADが持っている数学座標系として利用するためには,
X軸とY軸を逆にする必要がある。

「実行コマンド1」欄
mm単位に加工した座標をAutoCADで使用する「X座標,Y座標」形式に加工する。
次に「
="NONE "&E4&","&F4」の計算式で,以下のように座標値を文字としてつなぐ。Ex Fx は表のセル番号。E "の間は半角スペース。なお,「NONE」はオブジェクトスナップモードを解除するためのコマンドである。Oスナップが有効になっている場合に備えて,正確に座標を指示するためだ。
PT01 → 「
="NONE "&E4&","&F4」 ( → NONE 899222,1068118 となる)



PT06 →
「="NONE "&E9&","&F9」 ( → NONE 907608,1091704 となる)

参考)
Excelでは,計算式を開始するには「=」を入力する。さらに,数値の加算には「+」を使うが,座標値のように数値を文字としてつなぐには「
」記号を使う。文字は「"(ダブルクォーテーション)」で囲む。「"」と「"」の間は半角カンマ(,)。

3.AutoCADへ貼り付け実行
Excelの表をクリップボードにコピーしてから,AutoCADのコマンドラインヘ貼り付けると,キーボードからコマンドを入力しているのと同じように作図できる。
Excelの表の「実行コマンド1」のセル範囲を選択(
pline〜zoom E)し,右クリックで「コピー」をクリックする。AutoCADの画面に切り替えて,コマンドラインを右クリックして「貼り付け」を選択。実行コマンドが貼り付けられてコマンドが実行され,敷地の図形が自動的に作成される。

実行後のテキストウィンド(コマンドラインの記述)が以下です。これは(数値)他の例です。
このようにコピーと同時に自動的に記述される訳です。

マンド: pline
始点を指定: NONE 496556,504060
現在の線幅は 0.0000
次の点を指定 または [円弧(A)/2分の1幅(H)/長さ(L)/元に戻す(U)/幅(W)]: NONE 485738,514701
次の点を指定 または [円弧(A)/閉じる(C)/2分の1幅(H)/長さ(L)/元に戻す(U)/幅(W)]: NONE 480702,509579
次の点を指定 または [円弧(A)/閉じる(C)/2分の1幅(H)/長さ(L)/元に戻す(U)/幅(W)]: NONE 481255,509030
次の点を指定 または [円弧(A)/閉じる(C)/2分の1幅(H)/長さ(L)/元に戻す(U)/幅(W)]: NONE 491528,498911
次の点を指定 または [円弧(A)/閉じる(C)/2分の1幅(H)/長さ(L)/元に戻す(U)/幅(W)]: NONE 498694,497091
次の点を指定 または [円弧(A)/閉じる(C)/2分の1幅(H)/長さ(L)/元に戻す(U)/幅(W)]: C
コマンド: zoom


注意).
AutoCAD画面下段のトレイの設定でカーソル座標値をONにした場合,作成された敷地図の測点をクリックしてグリップを付けてみると,トレイにカーソル座標値X,Y,Z(上記例の
498694,497091,0 など)が表示されて確認することが出来ますが,敷地図を移動すれば当然座標値X,Yは変わりますペーパーで役所などへ提出する場合は問題ないでしょうが元のデータ(.dwg)を要求される場合は移動しないことです


参考1).デジタル座標の敷地測量データについて (例 : 測点 反時計回り   参考:時計回りの場合,倍面積値は整数(2171.534007)になります。)

求 積 表

地番

000-00
測点 Xn Yn Yn+1-Yn-1 Xn ・(Yn+1-Yn-1)
PT01 1068.118 899.222 16.389 17505.385902
PT02 1030.624 923.997 46.095 47506.613280
PT03 1045.101 945.317 17.144 17917.211544
PT04 1050.713 941.141 -8.624 -9061.348912
PT05 1047.689 936.693 -33.533 -35132.155237
PT06 1091.704 907.608 -37.471 -40907.240584
倍面積 -2171.534007
面  積 1085.767004
地  積 1085.76   u

「Yn+1-Yn-1」欄について
Yn+1 : 一つ次のYnの値
Xn-1 : 一つ手前のYnの値
よって,以下の計算式となっている
PT01 → 16.389=923.997-907.608
PT02 → 46.095=945.317-899.222
  ・
  ・
  ・
PT06 → -37.471=899.222-936.693

面積欄の「Xn ・(Yn+1-Yn-1)」欄は以下の計算式となっている
PT01 → 17505.385902=1068.118×16.389
  ・
  ・
  ・


参考).測量事務所によっては求積表の表示形式が異なりますが,基本的には敷地座標データのYn,Xnの値を作図実行コマンド作成のY×1000,X×1000値に置き換えて実行コマンド1を作成すれば良いでしょう。

表示形式が異なる例

求積表 敷地座標データ

地 番

609-2

点 名

Xn

Yn

Yn・(Xn+1-Xn-1)

距離

K. 1

496.556

504.060

-6530.601360

15.174

K. 2

485.738

514.701

-8160.069654

7.183

K. 3

480.702

509.579

-2284.442657

0.779

K. 4

481.255

509.030

5510.758780

14.420

K. 5

491.528

498.911

8700.508929

7.394

K. 6

498.694

497.091

2499.373548

7.290

倍面積

-264.472414

面 積

132.2362070

地 積

132.23u

 以下,前述の作図例同様,上記座標データから 「実行コマンド」を作成したものです。範囲を選択(pline〜zoom E)し,右クリックで「コピー」 → AutoCADの画面に切り替えて,コマンドラインを右クリックして「貼り付け」を選択 → 実行コマンドが貼り付けられてコマンドが実行され,敷地の図形が自動的に作成されます。

地番

609-2

実行コマンド

点名

Yn x 1000

Xn x 1000

 pline

K. 1

504060

496556

 NONE 496556,504060

K. 2

514701

485738

 NONE 485738,514701

K. 3

509579

480702

 NONE 480702,509579

K. 4

509030

481255

 NONE 481255,509030

K. 5

498911

491528

 NONE 491528,498911

K. 6

497091

498694

 NONE 498694,497091

 C

 zoom E


留意).Excelの表をAutoCADの画面に貼り付ける場合の留意

AutoCADの画面に貼り付けたリンク形式のExcelの表は,勿論そのままでも結構ですが,テキスト形式のDXFファイルとして保存(作成)する場合はリンク形式の表は表示されません。(尚,PDF作成はOKです。)表示する方法として,AutoCAD図形に変換して貼付け直す必要があります。

又将来的な留意として,Excel及びAutoCAD共にバージョンアップされていきます。Newバージョンでも旧Excelの表が常に正常に表示されるとは限らないでしょう。伴って操作方法も変わるでしょう。念のため,控えとして図形に変換したDWGファイルの作成をお勧めします。尚,AutoCAD 2004/Excel 2002/WindowsXPの環境下では,Excel 2016/AutoCAD 2007/Windows7 XPモード(/7)でも正常に表示されます。AutoCAD図形に変換もOKです。

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■ ACAD/LT_193  Excelの道路縦断の座標データをACAD/LTに自動作図  / 建物周囲の平均地盤面断面図にも利用
 (必見です)
 
(.ver〜2007共通(以降未確認) )

ソフトではありません。 Excelとの連携のAutoCAD操作の解説です。

ダウンロードサンプルファイル付き(下段)

土木設計での道路縦断の座標などを計算したExcelのデータは,クリップボード経由でACAD/LTに
道路縦断図として自動作図することが出来ます。
建築設計での建物周囲の
平均地盤面断面図も同様です。

作図方法 (例は道路縦断図用ですが,平均地盤面断面図も同様です。)
1.Excelでコマンドと座標を作成
計算値の列の最上部に実行するコマンド名「PLINE」を入力。
計算値はカンマ(,)を挟んで「X座標,Y座標」(=距離,高さ)と表示。

例).以下,0,2 / 10,2.5……の0及び10は水平距離です。

PLINE
0,2
10,2.5
20,3
30,3.2
40,4.1
50,4.7
60,4.1
70,5
80,5.7
90,6.5
100,7

2.ACAD/LTのコマンドラインに貼り付けて自動作図
コマンド名PLINEとすべての計算値を
セルごとクリップボードにコピー → ACAD/LTに切り換えてコマンドライン上で右クリックし,「貼り付け」を選択 → 選択と同時にコマンドと座標データがコマンドラインに順次入力され,作図が実行される → Enter又はキャンセル(Esc)で完成。



(グリップを表示した状態)


以下練習用サンプルファイルです。ご自由にダウンロードして下さい。
道路縦断PLINEサンプル.lzh  (道路縦断PLINEサンプル.xls)
a4_1_zyuudan_sample.lzh  (a4_1_zyuudan_sample.dwg)
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README


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063  AutoCAD LT ( / 同レギュラー版 ) 2004〜2011上で,時刻日影図,等時間日影図,壁面日影図,壁面等時間日影図及び天空図を作成するツール「LT日影2011」の操作方法 (必見です) 
      
(許可なく紹介,解説していますが,了解されておられるようです。)

日影図はともかく,何故か天空率の算定は,あれは特殊な話だ,難解だ,と及び腰の方がいますが,建築基準法にある以上,習得してクライアント(依頼主)の財産である土地建物を有効に活用するのは設計者の使命です

        INDEX
        
ツール(ソフト)概要 
        日影図 操作方法 
        天空図 操作方法
        3D元図作成の基礎
        LT日影最新バージョン情報  .ver2016


以下,「LT日影2011」での解説です。

ツール(ソフト)概要

日影規制及び天空率は,建築基準法の解釈は元より,作成及び算定にはCADの3Dの基礎知識が必須です。オブジェクトの「」値,「厚さ」,「高度」及び「頂点」など,3次元の基本的な操作の理解が必要です。

ソフト名 :  LT日影2011 (2007年4月現在 無料ソフト)
動作環境 :
AutoCADD LT ( / 同レギュラー版 ) 2004〜2011(64bit版 / 32bit版)   OS : WindowsXP,7(64bit版 / 32bit版)
注.AutoCAD2007は基本的には動作環境がXPまでなので,Windows7では動作しないが,7のXPモードではOKです。又,名前は「LT日影」ですが,レギュラー版でも動作します。)
ファイル名 : kage.zip
ダウンロードサイト :
http://izawa.web.infoseek.co.jp/  (2007年4月現在)
著作権者 :  f.izawa

操作及び解説
サンプルファイル をダウンロードできます。


以下完成図です。 時刻日影図/等時間日影図/壁面日影図

   


LT日影2011」概要 (以下,作者のReadme抜粋です。)
AutoCAD(LT)2006〜2011上で,
日影図天空図を作成するツールです。
精度の保証は出来ません。使用される方の判断でお使い下さい。
日影等時間,壁面等時間は,建物が大きくなるほど誤差が大きくなります。
複数の建物に対応しています(天空図は不可)。
注意1
傾斜地の日影図には対応していません。

名前は『LT』日影ですが、レギュラー版でも動きます。


補足(記.遠山)
誤差(精度)は尺度1/200でも12〜17mm程度です。ほぼ,問題ないでしょう。
傾斜地の日影図は,3Dビューで機転を利かせながらコツコツと修正編集してみてはいかがでしょうか。



対応建物の図形について

建物の図形は準3D図形であること。
取得できる図形 :LINE,CIRCLE,ARC,ELLIPSE,POLYLINE,LWPOLYLINE,3DPOLYLINE(末検証ですがOKのようです)及び3D回転された図形に対応しています。3DFACE には対応していません。「SOLID,3DSOLID」共に対応していません。その他詳細は作者のReadmeを参照してください。

天空率・日影規制の建築基準法 については以下を参照してください。
[ 建築基準法及び関連法解説 ]  → 「日影規制」及び「天空率」


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以下,本題です。

日影図 操作方法 (壁面日影図については省略します) (記述中の「その他解説).は作者のReadme抜粋です。」)

解説の例).
場所:神奈川県内 /  第一種住居地域 / 道路幅員6m(<10m)  / 地盤高低差±0,隣地及び道路高低差なし / 日影時間:4時間/2.5時間 / 測定面4m / 測定線:閉鎖方式(原則として「閉鎖式」の提出を支持している行政庁が多い。対応がまちまち。→ 「
閉鎖式と発散式について」 ) / 図面尺度:1/200 / …他,詳細省略


1LT日影2011」を起動 → 表示されたダイアログをAutoCAD画面で作図に邪魔にならないところへ移動。

2ダイアログの「設定1」タブを設定
画層(初期設定:色白,線種Continuous)は書き換えることが出来ますが,取り敢えずとし,後で変えても良いでしょう。A3用紙で提出を要求されることがあるので,文字は図面尺度に合わせて大きめに(300→500)。スムージング係数(初期設定「4」)は図面尺度が1/200なのでA3で印刷しても気にはならないでしょうが,気になる場合は「10」〜「15」ぐらいで十分でしょう。



その他解説).
「直線化」(スムージング係数)のチェックがONの時は,等時間線のギザギザが少なくなります。線のくぼんだ角は消えて行きます。2にすると,ほぼ測定データそのままの点をつないだ微小線分になります。安全サイドに作成するためスムージングはONにすること等時間線のギザギザを少なくするには数値を大きくして下さい
「スムージング」のチェックがOFFの場合でも,微小線分を削除する程度のスムージング処理をしています。測定点が,等時間線の外側に出る部分があります。また,凸角が丸くなる傾向があります。「スムージング」のチェックがONの時は,等時間を測定した点列の外周部分を線分化しています。必ず安全な方向へ作成されます。


3ダイアログの「時刻」タブの「取得」をクリックして建物の図形(準3D)を窓選択 → 図形が「時刻」タブのボックスに表示される → 続けて「真北」の数値入力ボックスに数値を入力するか,横の[...]ボタンをクリックし,AutoCAD上で方位の2点を端点(南)−端点(北)の順にクリックして指示するとボックスに数値が入力される。他,緯度冬至時刻/同間隔測定面の高さを設定



その他解説).
ボックス下のイメージ下の左,右向きの[▲▼]ボタンで,イメージは左右,上下に回転します。
その右側の小さい空白のボタンをクリックすると,表示中のイメージをAutoCADに描画します(LT日影2011からの新機能)。
イメージは2Dの立体図です
内部的に取得した図形の各端点から,地面に垂直な仮想線分を作成しています。ベランダやテラスのように突出した部分も,その下に壁があるようになります。
直下のチェックボックスは,取得した図形をそのまま表示させるか,内部的に作成した仮想の壁の線分を表示させるかの切り換えです。イメージ表示の切り換えだけで,作成される日影図,天空図には何の影響も与えません。確認用です。
直下のチェックボックス
ON(チェック) :取得した図形の各端点から地面に垂直な仮想線分が表示されます。
OFF:取得した図形だけが表示されます。表示イメージを切り換えるだけで,内部的には必ずこの仮想線分が作成されています。将来的には,内部に作成しないモードを追加する予定とのこと。

LT日影2011を再起動したとき,[取得]ボタンを右クリックすると,前回取得した建物の図形を再利用できます。 今回と前回,または前回と前々回の2つの建物図形を利用可能です。

参考緯度のコンボボックスについて
Kage.exe と同じフォルダにkage_ido.txtがあるときは,それを都市の参考緯度として採用します。
※都市名と緯度の区切りは半角[,]です。緯度の単位はそれぞれ全角の度[°]分[′]秒[″]です。秒は[”]ではなく,単位の[″]です。注意して下さい。
緯度の数値が正しくないときは
書き換えて下さい。また,よく使う都市の緯度を書き加え,不要な都市は削除して下さい。


留意).横浜市の場合
上記では緯度のコンボボックス「都市参照」リストから「神奈川,35°26′40″」(35度26分40秒)を採用しているが,横浜市では緯度を35度40分としている。緯度の数値はボックス内で書き換えることができます。その他太陽方位角,日影の倍率も指定されている。時刻日影線の色も指定されている。時刻日影図は測定開始〜終了が8時〜16時,間隔1時間を作成となっている。真北は白地図により確認,又は現地にて測定すること。
 

注意1).
日影図作成で,近接してつながっていない複数の建物を同時に取得して等時間日影図を実行すると,等時間ラインが一体になったり,誤ったラインが作成される場合があります。その場合は,誤動作の建物を近接から一旦離して個別に取得し直して実行し,元へ再配置するとよいでしょう。

以下,複数の建物の実施例です。改修某公共施設の各建物(81棟)の最終日影図の作成です。個別に実行して再配置した建物がいくつかあります。






4時刻」をクリックすると設定された時刻日影図が作成される(左側の図)。各時刻ラインの上部に時刻と太陽の方位角(08:00-53.39°など)が記入される。
  参考).右側の図は3Dビュー南東等角図です。実際はこの様になっています。測定面(高さ4m)に時刻日影図が描かれているのが分かるでしょう。

  

その他解説).
30分の日影図は,破線(HIDDEN2) で作成されます。破線に見えないときは,システム変数 LTSCALE を適当な値に変えて下さい。


5-1ダイアログの「等時間」タブをクリックし,「等時間日影図」のボックスの2.5Hr(2.5時間),4.0Hr(4.0時間)以外のチェックを外し,「評価時間」を60秒に設定。



その他解説).
等時間日影図の評価時間とメッシュサイズの関係
等時間・評価時間のチェックを変えると,メッシュサイズが再計算されます。チェックした一番短い時間で荒い等時間日影図を内部的に作成し,その範囲にメッシュをかけ,その1マスごとに投影時間を計算しています。評価時間とメッシュサイズの関係は下記のとおりです。
10秒:2000 / 30秒:1600 / 60秒:1200
評価時間を短くすると,かなり時間がかかります。ま
た,メモリも多く消費します。


5-2続けて,「等時間日影をクリックすると設定された等時間日影図(左側の図)が作成される。各等時間ライン(ブルーイエロー)の上部に時間2.5Hr,4.0Hrが記入される。図は時刻日影図ラインを非表示にしています。
参考).右側の図は3Dビュー南東等角図です。実際はこの様になっています。測定面(高さ4m)に等時間日影図が描かれているのが分かるでしょう。

続けて,
5m10mライン上に特定点(=測定点)(円)印及び番号数値を設定する。→ 「6

  


6. 10mライン上の特定点取得
ダイアログの「
特定点」タブをクリック → 「測定面の位置」を4.0(m)(時刻日影図の測定面の位置とは別に設定できますが)に,間隔を「10秒」などに設定 → 「特定点一括取得」(この一括処理が便利です)をクリックして画面で10mライン上の特定点(例.番号1〜12及び測定点のマーク(円))を一括窓選択リスト(下記左)に測定点,座標(任意です),他,が表示される。 → 続けて「作成」をクリック → 各特定点日影時間リスト表(下記右)がAutoCAD画面にドラッグ状態で表示されるので描く位置(リスト左上)をクリックして指定する。
赤線枠内が貼り付けられた時間のリスト表です。例では全ての測定点の時間(ブルー枠内 02:14'10"など)は≦2時間30分でOKです。リスト表右側は時間帯([08:00'00"-10:14'10"]など)です。?などで表示される文字列は文字スタイルを変更すること。「作成」ボタンは特定点を取得後にアクティブ(使用可能)状態になります。

     

その他解説).
特定点一括取得について
一括で測定点を取得するときは,測定点名(文字)マーク(円)を選択して下さい。※線分,POLYLINE等が含まれていてもOKですが,測定点マーク以外の円は選択しないで下さい。※重複した座標は採用されません。座標の基準はマークの中心座標で,それに一番近い文字列を測定点名として採用します。
連続で座標を指示したときは,指示した座標の±1000以内の文字が測定点名として採用されます。周辺に文字が無いときは,行番号が測定点番号になります。

行の入れ替えは,一番左のセル(番号部分)をマウスでドラッグして下さい。行の順位反転するには,マウスを右クリックし,メニューから「順序を反転」を選択して下さい。
集計表上でマウスを右クリックし,ポップアップメニューから「すべてをクリップボドへコピー」を選択すると,表すべてがクリップボードへコピーされ,エクセル等に貼り付けできるようになります。


注意2).大きい建物,数が多い隣接建物の場合のエラー (重要です)
日影時間で建物が大きい場合または測定点の数が多い場合,測定点を一括で取 得しても四つしか取得できないことがあります。その場合は「LT日影」ツールを一旦終了して,再度ツールを起動して試みて下さい。または,図面を上書き保存してAutoCAD及び「LT日影」両方を一旦終了して,再度両方を起動して試みて下さい。
「LT日影」ツール及びAutoCADを再起動しても上手くいかない場合があります。以下,コツです。
ツールは
複数の建物に対応しています(天空図は不可)が,建物の大きさより,建隣接物の数が多い場合に取得不可となるようです。特に明らかに法の対象外の小規模の建物(低い物置等)及び込み入って隣接する取り敢えずの判定対象外の建物は取得の際に外すこと。出来るだけ判定の対象建物に絞りながら実行することです。これにより,正常に動作するようです。


7. 5mライン上の特定点取得
続けて,「
特定点一括取得」をクリックして画面で5mライン上の特定点(例.1〜12)を一括選択 → 10mライン上のリストがクリアーされ,5mライン上の測定点,座標,他,がリストに新規に表示される。 → 続けて「作成」をクリック → 各特定点日影時間リスト表(下記右)がAutoCAD画面にドラッグ状態で表示されるので描く位置(リスト左上)をクリックして指定する。
赤線枠内が貼り付けられた時間のリスト表です。例では全ての測定点(グリーン枠内)の時間は≦4時間でOKです。

     




7. 壁面日影図

壁面日影図 例).

・ ここでは解説用に隣地に壁面に相当する線分(黄色のライン)を描いています。実際には壁面のみではなく隣地建物の南面壁面が一般的です。
必要であれば、その線分の端点(始点/終点)にZ値を設定します。
両端点のZ値が0場合は自動的に高さ50mの壁面(目盛の壁)を想定した壁面日影図が作成されます
ここではH=20mの壁面を隣地に描いています。始点Z「20000」,終点Z「20000」の設定です。

・ 壁面日影図の測定時刻は、時刻日影図と同じです。測定面の高さは、必ず0メートルになります。
壁面日影では測定面高さは0です

・ 壁面日影図の測定間隔は、時刻日影図の間隔と同じです。
壁面等時間
日影図の測定間隔は1時間固定です

・ 「時刻」タブの「取得」では
計画建物だけを取得する。

・ 「壁線上に描く」のチェックがONのときは,選択した壁面線分上に,壁面日影図が作成されます。OFFの時は、指示した任意の位置に左下を基点として作成されます。ここではONにしています。

・ 「
壁面/壁面等時間をクリックして隣地の壁面を選択する。
壁面日影図が作成されたあと,壁面等時間日影図が続けて作成されます。

壁面等時間図のスムージング処理はしていません。
出来上がった壁面日影図の壁の目盛は,横線1m間隔、縦線5m間隔です。
壁面,壁面に使用される文字の大きさは,「設定」タブの文字高さです。

・ その他の設定
「等時間」タブの等時間日影図 : 2.5Hr/4.0Hrに設定
評価時間 : 30秒に設定


以上,日影関連図の解説です



留意).「閉鎖式と発散式について

「発散方式」と「閉鎖方式」(安全側)の2つの方法

敷地境界線とみなされる線の設定方法については,「発散方式」と「閉鎖方式」(安全側)の2つの方法がある。昭和52年建設省住指発第778号の通達に参考として添付された参考資料「日影規制における測定線の設定方法について」では,発散方式がとられている。

道路幅員>10M及び<10Mの場合の測定線の設定方法「発散方式」と「閉鎖方式」(安全側)

道路幅員>10Mの場合,道路に接する敷地境界線は反対側の道路境界線から敷地側に水平距離5mの線にあるものとみなされる。
道路幅員<10Mの場合,道路に接する敷地境界線は道路幅員の1/2だけ外側にあるものとみなされる。

原則として「閉鎖式」の提出を支持している行政庁が多い。対応がまちまち。

道路幅員15Mの場合の 「閉鎖方式」(安全側)の例 (前面道路が1つの場合) 道路幅員15Mの場合の「発散方式」の例 (前面道路が1つの場合)


道路幅員15Mの場合の 「閉鎖方式」(安全側)の例 (前面道路が2つの場合) 道路幅員15Mの場合の 「発散方式」の例 (前面道路が2つの場合)


留意).敷地 凹 部分の測定線の設定方法 (2009JCBAより)





以上で日影関連図は完了です


以下,
サンプルファイルです。ご自由に ダウンロードしてください。

日影図(.dwg) ダウンロード :
a1_200_hikage_safe_1.lzh  README    表示 : DWF  HTM  (別ウィンドウで表示)
(解説用に作成した一部です。)
3D元図作成の基本操作解説図(作成操作は日影及び天空率算定用共通)含む。
3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。「円筒形+ドーム」及び「ドーム」作成の回転メッシュサーフェースはレギュラー版AutoCAD専用です。


日影図(.dwg) ダウンロード : 
K_hikagezu_a1_200_no1.lzh  README     表示 : DWF  HTM (別ウィンドウで表示)
(東京都**市の確認申請用に作成したものです。平成22年(2010)時点の規制内容及び取扱いです。最新情報とは異なります。
建築物の等角図は3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。

提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README


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天空図 操作方法

日影図はともかく,何故か天空率の算定は,あれは特殊な話だ,難解だ,と及び腰の方がいますが,建築基準法にある以上,習得して
クライアント(依頼主)の財産である土地建物を有効に活用するのは設計者の使命です。習得は必須です。建築基準法の解釈は元より,作成及び算定にはCADの3Dの基礎知識が必須です。オブジェクトの「」値,「厚さ」,「高度」及び「頂点」など,3次元の基本的な操作の理解が必要です。

基準法概略).
平成15年1月1日より施行された改正建築基準法内において追加された制度で,従来の高さ制限(道路斜線・隣地斜線・北側斜線)となる法第56条に新たに
第7項として設けられた。
天空率制度とは,計画する建築物(計画建築物)と従来の高さ制限を建築物に置き換えたもの(適合建築物)を定められた位置より天空率を求め,適合建築物と同等以上の天空率が計画建築物で確保されていると,従来の高さ制限を緩和することができる制度です
天空率の定義 :建物を天空に投影し,平面上に正射影した場合の円の面積に対する空の面積の割合

建築基準法の天空率・日影規制 については以下を参照してください。
[ 建築基準法及び関連法解説 ]  → 「日影規制」及び「天空率」 (一部内容が重複しています。)

操作及び解説 サンプルファイル を ダウンロードできます。



はじめに

天空率の定義
半径10cmの天空図

半径10cmの天空図 (方位は配置図の方位に合わせること)
正射影の概念 (天空率の幾何学的な定義)

令第135条の5
天空率」とは,次の式によって計算した数値をいう。
Rs = (As―Ab)÷As

この式において,Rs,As及びAbは,それぞれ次の数値を表すものとする。

Rs 天空率

As 地上のある位置を中心としてその水平面上に想定する半球(以下「想定半球」という)の水平投影面積

Ab 建築物及びその敷地の地盤をAsの想定半球と同一の想定半球に投影した投影面の水平投影面積


天空率算定求積図

天空率算定求積図 (正射影の長さ(=建築物の高さ=仰角),三斜求積図等)
三斜求積による天空率の審査方法

三斜求積にあたっては,図のように計画建築物の天空率は小さく(安全側)なるよう内接させること。
また,
適合建築物の三斜求積では天空率が大きめ(安全側)に出るよう外接させること。

三斜求積の
分割角度は,最大で10度程度とする
角度が大きければより安全側になり,角度を小さくすればより精密な数値が得られる。













安全率 (法第56条第7項,規則第1条の3) (2009JCBA,他より)

安全率
法第56条第7項,規則第1条の3

(1)安全率の考え方
規則において定められた「道路高さ制限近接点における天空率算定表」を作成する際に,以下による算出方法により算定された計算結果には一定の安全率(*)が含まれると判断する。
(*) 各算定位置における「計画建築物の天空率」との差

数値による安全率(
0.02%など)の適用の有無については,(2)から(4)に示す算出方法に一定の安全率が含まれることを,設計側及び審査側双方が理解した上で,適宜判断するものとする。

(2)分割角度(多角形近似に際して)「高さ制限近接点における天空率算定表」を作成する際の1つの算出手段である三斜求積法において,天空図上に投影された建築物の多角形近似を行う場合の
分割角度は,最大で10度程度とする
分割角度を大きくすることにより,天空率規制上は安全側の算定となるが,コンピュータ処理との誤差が過大となってしまうことや,分割角度を小さくし側や審査側が審査不可能となってしまうことから,概ねの目安として最大で10度程度の指標を設けるものである。

(3)多角形近似
適合建築物の近似について(外接近似
円弧に対して外接近似させるため,適合建築物の正射影面積(扇形面積−三斜面積)が小さめに算定され,
天空率は大きくなる(安全側)







計画建築物の近似について(内接近似
円弧に対して内接近似させるため,計画建築物の正射影面積(扇形面積−三斜面積)が大きめに算定され,
天空率は小さくなる(安全側)

(4)
計算過程における小数点以下の取扱い

三斜求積法等による天空率の算定における小数点以下の処理については,以下のとおりとする。
@ 天空率の表記は,
小数点以下3桁とする。
A 三斜求積法において分割,近似された各三角形を算出する際,「長さ」「面積」「天空率」を算出する各過程においても同様に
小数点以下3桁で丸め,丸めた数値をそのまま次の計算に用いる
B 丸めの方法については,
適合建築物は切り上げ,計画建築物は切り捨てとする

表記されている数値をそのまま使って計算できることや,丸めの規定が明確であることは,設計側,審査側が互いに「確認申請時の検証」ということを理解した上で,現場でのチェックの容易さを踏まえて一定のルールを設けたものである。

計画建築物の算定例
計画建築物における計算では,三斜で切った面積を「切り捨て」することで三斜面積(B)を,処理なしの場合より小さめに評価する。これにより建物面積(G)は大きめに評価され,天空率は小さめに評価される。さらに,天空率(H)を小数点以下3桁で「切り捨て」ることにより,安全側に評価する。適合建築物の場合は,計画建築物とは逆に「切り上げ」による。


その他解説). 以下,作者のReadmeの一部修正・追記

(「■天空図」部分
修正
計画建物用,適合建物用
  三斜求積により面積を計算します。
   計画建物用の時,三斜の一辺が建物の曲面に内接(天空率は小さくなり,計算上安全側となる),適合建物用の時は外接します(天空   率は大さくなり,計算上安全側となる)。
   これにより計算としては,計画,適合とも同じ建物(同じ形状)であれば,天空率は,計画建物用の求積結果 < 適合建物用求積結果    の関係になります。
   AREAコマンドを含めると
   計画建物用 < AREAコマンド < 適合建物用 の関係になります。
  
計画の建物の形状が天空率をクリアーする場合では
   
計画建物用 AREAコマンド 適合建物用 となるわけです。

(「■天空図一括処理」部分
追記
  天空図の場合,「取得・時刻」タブの「測定面高さ」に「0」以外の整数(例え ば4)が入力されていると,正射影〈投影図〉に「高度」が付き,  その高度の位置に正射影が作図されてしまいます(作図された正射影自体は図形として正解 ですが)。日影用に設定した「測定面高さ」  は「0」に戻してから天空図を作成 すること。


天空率チェックの概念 (「東京のまちづくり情報」より)

天空率チェックの概念




以下,
操作方法本題です。

道路高さ制限のみについて解説します
解説用に作成したもので,確認申請用の書式とは一部異なります。

解説の例).
場所:神奈川県内 /  第一種住居地域 / 第4種高度地区≦20M,7.5M+0.6/1  / 道路幅員6m(<10m)  / 地盤高低差±0,隣地及び道路高低差なし / 敷地面積600u / 建ぺい率60 % (≧37.34 %) / 積率200 % (≧149.34%) / 建物用途共同住宅


準備

概要・配置図
道路高さ制限適合建築物及び計画建築物 (3Dビューの左(又は右)側面図でポリライン作図 → 厚さ16000を入力して作図したものを配置)
).天空率に対する行政側の解釈も統一されていない部分があり,例えば東京都,横浜市,大阪市などでは独自の審査基準を設けて審査している。ちなみに,同じ東京都内であっても,それぞれの区によっては,計画建築物の外壁(全て)を30cm外側に設定するような指導もある。

例では敢えて建ぺい率及び容積率を有効に活用していないが,道路斜線に掛かる部分共,計画全体をクリアーしようとする計画です。




断面図
).計画建物がセットバックしていても,適合建築物はセットバックしなくても可 (ただし,東京都では計画建物と適合建築物の後退距離は同じでなければならないようである。) 。
高度地区の高さ規制(法56条第1項3号)は法56条第7項により適用除外とはならない。通常の高さ制限ではなく,天空率の制限制度を適用できるということ。適合建築物は法56条による斜線制限に基づいて決められるため,高度地区規制を超えて設定しても構わない。ただし,当然ながら計画建築物は高度地区規制に適合させる必要がある。
参考).京都府や京都市下の一部では,高度地区に適用除外の規定があります。

例では道路斜線にかかる外壁部分(グリーンライン)をクリアーしようとする計画です。




適合建築物及び計画建築物 測定点設定



図は,上図の3Dビュー南東等角図です。(測定面:0m)





適合建築物と計画建築物の比較の概略

ソフトの天空図作成には,使い分け出来るようにTypeAとTypeBの2種類が用意されています。

測定点No.1の天空図  
TypeA  円半径5M → 印刷時2.5cm  求積対象 :AREA
図面の尺度200 測定面高さ0メートル
適合建築物 計画建築物




測定点No.1の天空図,三斜求積図  
TypeB  円半径20M印刷時10cm申請用
図面の尺度200 測定面高さ0メートル
適合建築物 計画建築物

以降こちらのTypeBで解説します。以外は「kage_readme.txt」を参照してください。





以下操作方法詳細です。 (記述中の「その他解説).は作者のReadme抜粋です。」)

適合建築物及び計画建築物共操作は同じです適合建築物ごと,計画建築物ごとと順に操作作成すること

以下,
計画建築物で解説します

1LT日影2011」を起動 → 表示されたダイアログをAutoCAD画面で作図に邪魔にならないところへ移動。

2ダイアログの「設定1」タブを設定
天空図関連の各
画層(初期設定:色白,線種Continuous)は書き換えることが出来ますが,取り敢えずとし,後で変えても良いでしょう。A3用紙で提出を要求されることがあるので,文字は図面尺度に合わせて大きめに。



3ダイアログの「時刻」タブの「取得」をクリックして建物の図形(準3D)をマド選択 → 図形が「時刻」タブのボックスに表示される。取得できる図形(対応建物の図形)は日影図と同様です。
).天空図の場合,「取得・時刻」タブの「測定面の高さ」に「0」以外の整数(例えば4)が入力されていると,正射影〈投影図〉に「高度」が付き,その高度の位置に正射影が作図されてしまいます。日影用に設定した「測定面高さ」は「0」に戻してから天空図を作成すること。



その他解説).
ボックス下のイメージ下の左,右向きの[
▲▼]ボタンで,イメージは左右,上下に回転します。
その右側の小さい空白のボタンをクリックすると,表示中のイメージをAutoCADに描画します(LT日影2011からの新機能)。
イメージは2Dの立体図です
内部的に取得した図形の各端点から,地面に垂直な仮想線分を作成しています。ベランダやテラスのように突出した部分も,その下に壁があるようになります。
直下のチェックボックスは,取得した図形をそのまま表示させるか,内部的に作成した仮想の壁の線分を表示させるかの切り換えです。イメージ表示の切り換えだけで,作成される日影図,天空図には何の影響も与えません。確認用です。
直下のチェックボックス
ON(チェック) :取得した図形の各端点から地面に垂直な仮想線分が表示されます。
OFF:取得した図形だけが表示されます。表示イメージを切り換えるだけで,内部的には必ずこの仮想線分が作成されています。


4ダイアログの「天空1」タブを設定

「図面の尺度」を200に,「求積表」及び「位置表」をON(チェック)にする。
「目盛」に10を,「ハッチ」に2を入力。



その他解説).
図面尺度:
尺度を入力するか,数値入力ボックスの横の[...]ボタンをクリックして下さい。
[...]ボタンをクリックした時は,システム変数 DIMSCALE が尺度になります。
尺度は,200,300 程度を想定しています。尺度1では正しく作成されません。
たとえば,図面尺度 200 で円半径 100 の時,AutoCAD 上には半径 20000 の天空図が作成されます。

目盛・ハッチング:
目盛・ハッチングの単位は度です。0にすると目盛・ハッチングは作成されません。

求積:
AREA コマンド:
AutoCAD の AREA コマンドにより面積を取得します。

typeA と typeB,2種類の天空図を使い分けてください。

※[測定点指示(A/B)]ボタンは,設定確認用に付けています。
実際に連続で天空図を作成する場合,天空図は建物とかけ離れた場所に作成すると思われるので,「天空2」タブから作成して下さい。


5ダイアログの「天空2」タブを設定
天空図一括処理
あらかじめ決めておいた複数の
測定点を,連続で指示,または一括取得(お勧め)し,天空図を作成します。
測定点一括取得」をクリックして測定点一括選択 → 測定点,座標,他,がリストに表示される。



その他解説).
一括で測定点を取得するときは,測定点名(文字)とマーク(円)を選択して下さい。
※線分,POLYLINE等が含まれていてもOKですが,測定点マーク以外の円は選択しないで下さい。重複した座標は採用されません。

座標の基準はマークの中心座標で,それに一番近い文字列を測定点名として採用します。

連続で座標を指示したときは,指示した座標の±1000以内の文字が測定点名として採用されます。周辺に文字が無いときは,行番号が測定点番号になります。

一括(B)(一括(A))をクリックして,複数の測定点の天空図を連続で作成できますが,「天空1」タブでtype(A)または,type(B)の求積表,位置表にチェックが入っていても,求積表, 位置表は作成されません。また三斜も描画されません。

天空図を作成する行(測定点)を,連続で選択して[作図(B)](または,[作図(A)])ボタンをクリックした場合,[↓]チェックボックスが ON の時は,天空図作成後,次の行に移動します。

行の入れ替えは,一番左のセル(番号部分)をマウスでドラッグして下さい。
※マウスを右クリックし,「順序反転」を選択すると,行の順序が反転します。
必ず測定点名を確認して下さい。  修正は,右上の編集ボックスに文字を入力し,[Enter]で確定して下さい。必要であれば,「測定面高さ」を修正し,[Enter]で確定して下さい。

再計算
あらかじめ決めておいた複数の測定点を,連続で指示,または一括で取得し,天空率を計算します。
※計算だけで,天空図は作成しません。



続けて
天空図を作成する行(測定点)を選択して「作成B」をクリック → 「天空率算定求積図」がAutoCAD画面にドラッグ状態で表示されるので描く位置をクリックして指定 → 続けて「三斜求積表」を描く位置をクリックして指定 → 続けて正射影(投影図)の「建物位置確認表」を描く位置をクリックして指定。
※作成される表の大きさは文字高さ(図寸)に比例します。

例.測定点No.1

天空率算定求積図(一辺内接) 
三斜計積図は分かりやすい様に画層(magenta)を変えています。ブルーの文字は解説です。

測定点 No.1の三斜求積図部分 詳細


三斜求積表(一辺内接)
三角形No.(図では付き)は分かりやすい様に画層(magenta)を変えています。ブルーの文字は解説です。




建物位置確認表
ブルーの文字は解説です。






以上で天空関連図は完了です


以下,サンプルファイルです。ご自由に ダウンロードしてください。

天空図(.dwg)ダウンロード :
K_tenkuu_a1_200_no1.lzh      表示 : DWF  (別ウィンドウで表示)  RREADME
解説用に作成した一部です。
適合建築物及び計画建築物の等角図は3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。

提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README


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3D元図作成の基礎

基準法改正による天空率の算定及び日影図作成にCADの3Dの基礎知識は必須です。オブジェクトの「Z」値,「厚さ」,「高度」及び「頂点」など,3次元の基本的な操作の理解が必要です。


日影参考図  時刻日影図  : H=4m (平面図)





3D元図作成の各基本操作 日影及び天空率算定共通   サンプルファイル(.dwg) ダウンロードできます

日影及び天空率算定のソフトでは,元となる建物の3D図形の作成が必須です。一部ソリッドモデル(SOLID,3DSOLID)を元図とするソフトもありますが,ここでは線分,ポリライン及び3Dポリライン他の基本的な操作について説明します
尚,注記(レギュラー版専用)以外はLT2000〜2006共通の操作です。


以下,各操作は,すべて「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログを表示しておいて行います。
(作図目的によってはオブジェクトを単純に「移動」コマンドでZ座標値に高さを与える(例:@0,0,5000)方法もありますが。)

1.線分の操作

日影参考 例 1
計画建築物(Greenのライン)
3Dビュー「南東等角図」で,各線分
「始点Z」,「終点Z」に数値を入力して作図したもの。

(南東等角図)

 

傾斜屋根など複雑な建物の場合,線分による作図は有効です。

線分を選択し,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログで始点Z,終点Zに数値(例.13300,13300)を入力。

 

または「厚さ」に数値を入力(出来上がりはポリラインです)。
「厚さ」に数値を入力したほうが,3D表示で建物のボリュームを確認し易いでしょう。


2.ポリライン(及び閉じたポリライン)の操作
ポリラインを選択して「プロパティー管理」ダイアログの「厚さ」または「高度」に数値を入力。

日影参考 例 2
計画建築物(Greenのライン)
画面を3Dビュー「南東等角図」に変換 → 左(又は右)側面図に変換 → ポリラインで建物外形の側面図を作図 → ポリラインに厚さを入力 → 「南東等角図」に変換して図形を確認。

出来上がりは厚さのある「ポリライン」です。

 (南東等角図)
 


簡単な建物の場合,ポリラインによる作図は効率的です。
外形ポリラインを選択し,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログで「厚さ」に数値(例.16000)を入力。
このように
「厚さ」に数値を入力したほうが,3D表示で建物のボリュームを確認し易いでしょう。

 


3.3Dポリラインの操作

日影参考 例 3
3Dポリライン作成
「作成」メニューから「3Dポリライン」を選択(または3Dポリライン「3dpoly」を実行) → 始点 → 終点 → 終点 → 終点・・・・・・Cで閉じる。
(同コマンドのアイコンが表示されていないときは,「カスタマイズ」の「コマンド」→「作成」のコマンドリストにデフォルトであります。)

計画建築物(Greenのライン) :3Dビュー「南東等角図」で,3Dポリラインの各頂点の「頂点Z」に数値を入力して作図したもの。

(南東等角図)

 
「オブジェクトプロパティ管理」の頂点の値の右端をクリックすると,順次各頂点(グリップの「×」印)の位置(1→4)を移動することができます。画面で確認できます。
各頂点の「頂点Z」に数値(例.頂点1・13300)を入力します。

 


4.円(及び楕円)(及びドーム)の操作
円を選択して「プロパティー管理」ダイアログの「中心Z」または「厚さ」に数値を入力。
「厚さ」に数値を入力したほうが,3D表示で建物のボリュームを確認し易いでしょう。

日影参考 例 4
計画建築物(Greenのライン) :下部は円の「厚さ」に数値を入力して作図(出来上がりは円),上部は四半円弧を中心軸に360°回転して作図した回転メッシュサーフェースのドーム(出来上がりはポリゴンメッシュレギュラー版専用)。ドーム部分は,次項「6.」の操作です。

 (南東等角図)

 


ドームのM方向およびN方向のメッシュ密度(切り子面の数)は,SURFAB1(=Y=タテ)及びSURFTAB2(=X=ヨコ)共に24を設定。

参考).ドームの切り子面の数(24)を増やせば時刻日影図のラインはもっとスムーズになるが,ソフトの作図実行にチョット時間が掛かかります。


5.円弧の操作
円弧を選択して「プロパティー管理」ダイアログの「中心Z」または「厚さ」に数値を入力。
「厚さ」に数値を入力したほうが,3D表示で建物のボリュームを確認し易いでしょう。

6.3Dフェース(3D回転された図形:レギュラー版専用
(図形の作成方法は別項を参照してください。)
参考).
3DフェースのM方向及びN方向のメッシュ密度(切り子面の数)の設定値が大き過ぎると日影及び天空率算定のソフトの実行(建物取得など)のときに予想外の時間が掛かるのでご注意。「円筒」などの場合は,メッシュ密度SURFAB1をソフトの円筒内接直線の刻み数に合わせた方が良いでしょう。


サンプルファイル(.dwg) ダウンロード   日影(及び天空率算定)の3D元図作成の基礎

3D解説サンプルファイル
ダウンロード :
a1_200_hikage_tenku_3D_sample.lzh    表示 :DWF  (別ウィンドウで表示)    README
3D元図作成の基本操作解説図(作成操作は日影及び天空率算定用共通)含む。
3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。「円筒形+ドーム」及び「ドーム」作成の回転メッシュサーフェースはレギュラー版AutoCAD専用です。


参考).日影lecture(上記3D解説サンプルファイル含む)
ダウンロード :
a1_200_hikage_safe_1.lzh   表示 :DWF   (別ウィンドウで表示)    README

提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README




天空率   サンプルファイル(.dwg) ダウンロードできます

天空率参考 例 1

適合(Yellowのライン)及び計画建築物(Greenのライン) :3Dビュー「南東等角図」の左(又は右)側面図で作図した建築物外形ポリラインに,厚さ(例.16000)を入力して作図したもの。出来上がりは厚さのある「ポリライン」です。

 


 適合建築物3D
 (前記「3D元図作成の各基本操作」の「
2.」)

 

(図は,計画建築物と適合建築物の後退距離を同じとする東京都の例です。)

 


 計画建築物3D
  (前記「3D元図作成の各基本操作」の「
2.」)

 

 

天空率参考 例 2
計画建築物(Greenのライン) :下部は円の「厚さ」に高さの数値を入力して作図(出来上がりは円),上部は四半円弧を中心軸に360°回転して作図した回転メッシュサーフェースのドーム(出来上がりはポリゴンメッシュ:レギュラー版専用)。
(前記「3D元図作成の各基本操作」の「
4.」及び「6.」)

(南東等角図)

 


ドームのM方向およびN方向のメッシュ密度(切り子面の数)は,SURFAB1(=Y=タテ)及びSURFTAB2(=X=ヨコ)共に24を設定。



サンプルファイル(.dwg) ダウンロード  天空率算定の3D元図サンプルファイル
3d_a1_200_tenkuuritsu_1    表示 : DWF (別ウィンドウで表示)
3D元図作成の基本操作解説図(作成操作は日影及び天空率算定用共通)
3Dビュー「南東等角図」に切り替えてみてください。「円筒形+ドーム」作成の回転メッシュサーフェースはレギュラー版AutoCAD専用です。


提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README  



LT日影最新バージョン情報  .ver2016
LT日影2016 LT日影 2016 for AutoCAD / LT 2016 (2016. 6.15)

以下,「hikage_readme.txt」より抜粋
LT日影2016 Kage.exe Build 2016. 6.15 Beta
--------------------------------------------------------------------------------
■ご注意! 
AutoCAD / LT 2016 64bit版 用としてコンパイルしたものです。 
Windows 8.1 (64bit版) AutoCAD LT 2014, 2016, 2017 (64bit版) にて動作確認をしています。
■旧バージョン(2004.12.11)との違い
・2004.7.15のソースを元に、AutoCAD / LT 2016 に対応させたもので、どれだけ再現出来ているのか不明です。
・試用制限20分を無くしました。
・天空図の半径によって、三斜分割を間違えることがあるのを手直ししました。
--------------------------------------------------------------------------------
■概要
AutoCAD (LT) 2016 上で、日影図、天空図を作成するツールです。
精度の保証は出来ません。使用される方の判断でお使い下さい。
日影等時間、壁面等時間は、建物が大きくなるほど誤差が大きくなります。
天空図以外は、複数の建物に対応しています。
※天空図の測定点から見て、建物がつながっている場合は、対応できます。

名前は『LT』日影ですが、レギュラー版でも動きます。

補足(記.遠山)
誤差(精度)は尺度1/200でも12〜17mm程度です。ほぼ,問題ないでしょう。
傾斜地の日影図は,3Dビューで機転を利かせながらコツコツと修正編集してみてはいかがでしょうか。



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064  レギュラー版AutoCAD用優れものフリープログラム「QuickDraft Basic」の紹介 (必見)

QuickDraft Basic (作者:大成建設株式会社)

レイヤー等,専用に特化された優れものプログラムがほとんどですが,
汎用(又は準汎用)で使える数多くの優れものプログラムがあります

ソフト名 : QuickDraft Basic
作者 : 大成建設株式会社
AutoCAD
2005 用 (一部を除いて殆どがAutoCAD2004でも動作しますがコツが要ります。)
AutoCAD
2007 用 (インストール留意 → 下段 注意).を参照してください。)
最新版.verの入手可については未確認ですが,是非とも在って欲しいですね。

ソフトが掲載されていた「雑誌CAD&CGマガジン」は廃刊となっていますが,同誌在庫の入手先サイトは以下です。
サイト検索 →
株式会社 大龍堂書店 (タイリュウドウショテン)
QuickDraft Basic .ver
2005用 → CAD&CGマガジン2005 年8月号(〜10月号)/2006年2月号又は3月号
留意). 念のため,サイト等で付録CD-ROMへのQuickDraft Basic収録を確認してください。QuickDraft Basicの解説は8月〜10月他に分散連載されています。
QuickDraft Basic .ver
2007用 → CAD&CGマガジン2007年5月号

参考).主に汎用又は準汎用で使える便利なコマンドの操作解説のサンプルデータ( DWGファイル)をAutoCAD 2007で作成しました(作成 :遠山)。QuickDraft Basic .ver 2007インストール済みの方,以下ご自由にダウンロードして利用してください。
注意).レギュラー版AutoCAD専用です。
ダウンロード  → DWG  (141008_new_a1_50_qd_command.lzh)
表示  → DWF  (クリックすると,高精度ビューワ画面で図面を確認することができます。表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。なお,画面に貼り付けてあるコマンドのイメージボタン及びダイアログボックスの画像が正常に表示されませんが(画像をDWF用に設定していないため),DWGファイルでは正常に表示されます。)
提供ファイルの色従属印刷スタイルファイル(.ctb) ダウンロード :T_office_monochrome.ctb  README

注意).QuickDraft Basic .ver2007は「.NET Framewoek 1.1」が必要なため,通常環境のWindows7 Professional 32bit にインストールしたAutoCAD 2007にはインストールできません。「.NET Framewoek 1.1」がWindows7にインストール不可のためです。Windows 7環境のXPモードにインストールしたAutoCAD 2007にはインストールできます
AutoCAD 2007自体は通常環境のWindows7 Professional 32bit版 (公式には非対応)及び同 32bit/64bit版 XPモード(32bitで動作)にインストールすることは出来ますが,幾つか留意があります。
Windows 7環境のXPモードについては以下を参照してください。
ウィンドウズ 7 環境でXPモードを使う方法  (上級編) (同じウィンドウで移動


以下,汎用又は準汎用で使える優れものプログラムの一例です。(参考として他の情報も掲載します。)

[ INDEX ]

レイアウト」ツールバー
   レイアウトエクスポーター / ビューポート枠をモデル空間に描画
レイヤ2」ツールバーから抜粋
   画層フィルターを全て削除
QuickDraft」メニューから抜粋
   ファイル連続変換/画層フィルタ削除
文字の特性」ツールバーから抜粋
   文字基点変更 / 文字を線分の角度に合せる / 文字を中央に移動
文字の値」ツールバーから抜粋
   全角半角チェッカー / マルチテキストを結合 / 一行文字をマルチテキストに変更 / マルチテキストの書式を削除 / 文字重ね書き検索
文字作成」ツールバーから抜粋
   文字□囲み及び文字○囲み / 文字列コピー / 文字の加算加算する
求積図」ツールバーから抜粋
   総和再計算 / 「u → 坪」 及び 「u → 帖」
寸法値の編集」ツールバーから抜粋
   接頭辞 / WH記入 / ()付け / 書込みサーチ
寸法外観編集」ツールバーから抜粋
   下 / 反転 / 寸法線と補助線の位置変更
ポリライン」ツールバー
   ポリラインの波線 / ポリラインの波線の幅変更 / ポリライン幅変更
天井伏図」ツールバーから抜粋
   開口閉鎖
スナップ」ツールバーから抜粋
   2分割スナップ / 1/n分割スナップ
オブジェクトの整列」ツールバー
   
混在するオブジェクト(文字,図形・・・etc)を指定したオブジェクトと整列させる
平面図」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDHM」にあります。
   各種柱を挿入作図 準汎用



[ 詳細 ]

「レイアウト」ツールバー  →  メニューグループ「QDLY」にあります。


以下,「レイアウト」ツールバー抜粋です。

レイアウトエクスポーター (
優れものです
ペーパー空間をモデル空間に書き出すコマンドです。
市販(
大塚商会,他)の一括変換とは異なり,変換は1ファイルづつです。変換前には事前の編集準備が必要ですが,変換操作は簡単です。

ビューポート枠をモデル空間に描画 (優れものです
ビューポート枠をモデル空間に配置するコマンドです。
その他,同ツールバーには
ビュー回転ビュー表示水平/垂直位置揃え等,便利なコマンドがあります。

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「レイヤ2」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTB」にあります。

画層フィルターを全て削除 (優れものです
クリックと同時に削除が開始され,コマンドラインに結果が表示される。
ファイル容量肥大化の原因で
長年ユーザーを悩ましてきた画層フィルター」を一気に削除できます。ファイル容量が大幅にダウンします。

参考).同様の優れものApurge (.vlxファイル)」の情報が以下にあります 待望の優れものです
 4.見えないデータをまとめて削除 AutoLISP」 (待望の優れものです) →  「Apurge (.vlxファイル)」  (同じウィンドウで移動)

他,
QuickDraft Basicにはファイル(DWG/DX/FDWT)を書出す時にダイアログで詳細な指定/削除設定が出来る優れもののプログラムが以下■ 「ファイル連続変換/画層フィルタ削除」)にあります。

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「QuickDraft」メニューから抜粋  →  ファイルメニュー 「QuickDraft」の「図面ユーティリティ」のサブメニューにあります。

■ 「ファイル連続変換/画層フィルタ削除」 (優れものです
ファイルバージョンを指定して各ファイル(DWG/DX/FDWT)を書出す優れものです。実行対象ファイルは複数を選択して一気に書出すことが出来る。「オプション」では,ダイアログでパージ(画層フィルター等),外部参照のバインド処理指定,他が設定出来る。

コマンドの実行 → 「QuickDraft」メニューから「図面設定ユーティリティ」 → 「ファイル連続変換/画層フィルタ削除」をクリックして各指定 → 「オプション」をクリックして詳細を指定

注意)..ver AutoCAD 2007 用 (重要)
「ファイル連続変換」を実行しても上手く表示されない場合があります。その場合は表示された環境設定で「キャンセル」をクリックすると表示されます。それでも上手くいかないときは最初の環境設定に戻った瞬間に同「キャンセル」をクリックしてみてください。
これは再実行する度に必要な操作となる場合があります。


( 他参考 : 「図面設定ユーティリティ」の「画層変換」がAutoCAD2004では上手く動作しないようです。)

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「文字の特性」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTB」にあります。

文字基点変更 (優れものです
「文字基点変更」ダイアログで文字列の位置を移動せずに基点を変更する。

参考).同様の優れもが以下AutoCAD/LTのデフォルト(既定)であります。
[文字位置合わせ]及び [文字尺度変更]コマンド (/LT) (必見です) (同じウィンドウで移動)
[文字位置合わせ] JUSTIFYTEXTコマンド ( このコマンドはExpress Tools( 英語版)にもあります → Express → 文字 → [基点変更]^C^Ctjust )
文字の位置を変更せずに,選択したすべての文字オブジェクトの位置合わせ点基点)を変更することができます。・・・・・・
[文字尺度変更] SCALETEXTコマンド
文字の挿入点の位置を変更せずに,
選択したすべて(複数)の文字オブジェクトの尺度(高さ)を変更することができます。・・・・・・


文字を線分の角度に合せる (優れものです
文字の角度を任意の線分の角度に合せる。(円弧,円にも対応していますが,アーチ状にはなりません。)


文字を中央に移動
文字を2点で指定(順番任意)した矩形の中央に移動する。位置合わせが煩わしい時に便利。

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「文字の値」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTB」にあります。

全角半角チェッカー
全角の英数字/記号類を半角に,半角カタカナを全角カタカナに置換する。メニューグループ「QDTB」の「文字の値」ツールバーにアイコンがあります。

参考).類似の優れもの情報が以下にあります。
txt-sb.lsp (同じウィンドウで移動) アルファベットの小文字を大文字に一括変換 (重宝です) 同時に複数選択可。
txt-bs.lsp (同じウィンドウで移動) アルファベットの大文字を小文字に変換 (重宝です) 同時に複数選択不可。


マルチテキストを結合 (優れものです
複数のマルチテキストを選択した順に一つに結合する。結合後は文字の配置の調整が必要でしょう。

参考).複数選択は不可だが,同様のlspの情報が以下にあります。
mtxt-mtxt.lsp (同じウィンドウで移動) MTEXTの連結 (便利で重宝す) マルチテキストとマルチテキストを連結。一度に複数選択不可。


一行文字をマルチテキストに変更
一行文字をマルチテキストに変更する。同時に複数選択が可能だが,其々個別のマルチテキストになる。

参考).同様のコマンドがAutoCADのExpressツールの「文字」に「文字結合」があります。一行文字を同時に複数選択すると一つのマルチテキストになります。尚,マルチテキストの結合は出来ません。
(マルチテキストを一行文字に変更する場合は通常の「分解」(explode)コマンドで出来ます。)



マルチテキストの書式を削除
文字サイズ,色等の設定書式を削除して統一する。同時に複数選択が可能。


文字重ね書き検索  (準汎用で使えるコマンドす。)
コマンドを実行すると「文字の重なりを検索」のダイアログが表示され,各指定が出来る。2,3重に重なっている文字はマゼンタの四角形で囲まれる。図形等と重なっている文字はマゼンタの四角形で囲まれる。
マゼンタの四角形のレイヤーはQuickDraft専用の「A04」となる。選択は複数を窓選択,又はコマンドラインに「all」(=ファイル全体)と入力しての選択が可能。
作図中,文字の重なりが存在するのは結構煩わしいことです。検索で印が付くのは便利です。

注意)..ver AutoCAD 2007用
実行してもダイアログが表示されず動作しないことがあります。その場合はダイアログが表示される他のコマンドを実行してキャンセルし,「文字重ね書き検索」を再度実行してみてください。

参考).類似の大変重宝なコマンドが以下にあります。
Express Tool の「重複削除」コマンド (同じウィンドウで移動) 

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「文字作成」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTB」にあります。

文字□囲み及び文字○囲み
文字□囲み
既存の文字列を四角で囲む。選択は一つずつとなるが,オプション[M](一度実行すると常設となる)で連続選択が可能。複数窓選択は不可。1行文字の長い文字列も可能。文字のレイヤーで実行される。
文字○囲み
既存の文字を丸(正円)で囲む。選択は一つずつ或いは複数窓選択が可能。文字のレイヤーで実行される。
注意).文字は正円に納まるように幅係数が変換されるので,基本的に一文字(通り芯記号等)で利用するのが良いでしょう。尚,文字列全体を囲みたい場合は以下「
参考2)」を参照。

参考1).同様の優れもの情報が以下にあります。
txt-kakoi.lsp (同じウィンドウで移動) 文字を四角で囲む (重宝です) 現在の画層で作図される。離れている複数の文字の窓選択もOKで,個別に四角で囲まれる。

参考2).同様のコマンドがAutoCADのExpressツールの「文字」に「文字囲み」(英語版)があります。オフセット距離(
※注意)を指定してオプションから四角(r),長円(s)及び丸(c)(正円)で囲むことが出来ます。丸は文字列全体を囲みます。長円(s)は重宝です。 (優れものです
※注意.図面スケールが1/50の場合で,オフセット距離を100にしたい場合は,100÷{50(スケール値)×10}=0.2に設定すること。


文字列コピー
文字列の内容だけをコピー。異なるレイヤー,文字高,文字スタイルは問わない。複数の文字列一括窓選択も可。 

参考1).同様の優れもの情報が以下にあります。
文字編集 3
txt-txt.LSP (同じウィンドウで移動) 文字列の内容複写(連続不可) 文字高の異なる複写もOK。文字スタイルの違いもOK。
txt-copy_e.lsp (同じウィンドウで移動) 文字複写&編集(連続) 文字列を指定位置に複写 → 編集。連続コマンド。

前記「
文字編集 1」に,以下他にない優れものがあります。
txt-chg.LSP (同じウィンドウで移動) 文字列中の指定文字だけを一括置換 (大変便利で重宝です) 複数の文字列中の指定文字だけを一括置換。窓及び交差窓選択可。コマンドラインに「all 」と入力しての選択もOK。文字高の異なる一括変換もOK。


文字の加算加算する
文字列の前,又は後ろに文字列を加算(繋げる)する。加算先の文字列の高さになる。
文字列の前のクリック順 :加算元→加算先(前に付ける文字列)
文字列の後ろのクリック順 :加算先(後ろに付ける文字列)→加算元


参考1).同様の優れもの情報が以下にあります。
textpl  〈優れもので重宝です〉 (同じウィンドウで移動) TEXTとTEXTを結合
先頭にするTEXTを先に選択。 
注意).「元に戻す」を実行しても,結合された文字は残る。

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「求積図」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDKY」にあります。

総和再計算 (優れものです
複数の数値の合計を計算して記入する。単位付きの場合,単位(「u」(明朝,ゴシックなど)/「坪」など)形式にかかわらず単位付きで動作する。数値だけでも動作する。
コマンドを実行して選択(窓選択等)後,ダイアログで小数点以下の処理の設定をし,新規記入をクリックして記入位置をクリックすると合計が記入される。


参考1).同様の優れもの情報が以下にあります。
k2 (.lspファイル) 〈大変な優れもので重宝です〉 (同じウィンドウで移動) 複数の数値の足し算をして合計値を指定位置に算出記入する。



「u → 坪」 及び 「u → 帖」  準汎用ですが優れものです
共に面積単位の換算です。uを坪又は帖に換算する。ダイアログで各設定が出来る。真下又は指定位置に換算値を書込む事が出来る。帖換算ダイアログでは1.62(u/帖)の数値を「計算方法変更」で変更出来る。数値だけでも坪又は帖の文字が付き,換算OK。文字スタイルが「romans_bigfont」でもOK。
換算元文字のレイヤーは任意でも動作するが,
換算後の文字のレイヤーはQuickDraft専用の「AB1E」となるので必要に応じて修正すること





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「寸法値の編集」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTB」にあります。
以下,優れものです。

接頭辞
ダイアログで寸法値に「有効
****」/「幅****」等の接頭辞を作ることが出来る。新規で接頭辞を入力することが出来る。

WH記入
ダイアログでHの寸法値を入力すると,上に「W****」,下に「H****」と表示変換される。

()付け
ダイアログで寸法値に各種のカッコ ( ()/[]/<>/<<>> )を付けることが出来る。

書込みサーチ
窓選択などで寸法値をサーチすると,書込み寸法値の上にラインが付く。ダイアログで検索用の検索円の有無を設定できる。尚,検索円のレイヤー名は専用の「A04」となる。

参考).以下,同類の優れものLISPプログラムがサイト上にあります。
修正寸法チェック  
dim_col.lsp      同じウィンドウで移動
書込み(手入力)の寸法値及び有効桁数を変えている寸法値をサーチして寸法値の色だけを変える(→ 色No.10_RED)。
(.ver〜2007共通 )
注意).表示画面から外れている寸法記入はサーチされませんが,寸法線又は寸法補助線の一部が画面に表示されているとサーチされます。


必見).様々な寸法値の表示形式が以下にあります。
寸法値の表示形式あれこれ  (同じウィンドウで移動) (AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。 )

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「寸法外観編集」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTB」にあります。


寸法値を,向きを変えずに寸法線の下へ移動する。作図状況によっては重宝です。

反転
寸法値を,向きを変えて寸法線の下へ移動する。

寸法線と補助線の位置変更
複数のランダム配置の寸法(オブジェクト)を任意の寸法(寸法線/補助線の先端)に位置を変更する。
補助線の先端の位置変更は複数同時実行が可能なので意外と便利です

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「ポリライン」ツールバー  →  メニューグループ「QDTB」にあります。

注意).AutoCAD 2004の場合,表示されるはずの設定ダイアログが表示されないことがありますが,同ツールバーのポリライン幅変更)をクリックしてキャンセル後,再トライすると表示されます。

以下,
「ポリライン」ツールバーから抜粋。
ポリラインの波線  
グラスウールの図形を作成。コマンドを実行すると「グラスウール」のダイアログが表示され,GWの厚さを設定できる。
直線だけでなく,閉じたポリラインポリゴン(四角/三角/多角形)等をワンクリックで選択してグラスウールの図形に変換できる。出来上がりはポリラインです。トリムは可だがストレッチは不可です。


ポリラインの波線の幅変更
前記で作成したグラスウール図形の幅(ピッチ)を変更出来る。

ポリライン幅変更(線の太さ変更)
前記で作成したグラスウール図形の線の太さを変更できる。コマンドを実行すると「ポリラインの幅を変更」のダイアログが表示されて,新しい線の幅を設定できる。
このコマンドは通常のポリラインの太さも変更できるので大変重宝。

参考1).同様の
優れもの情報が以下にあります。
mai-lgs.fas  (同じウィンドウで移動) LGSをポリラインで作図 (施工図の作図等で大変便利です)
LGSのスタッドを,サイズ及びピッチを指定してポリラインで作図。同時に開口補強材及びグラスウールの作図も可。グラスウールは線種(BATTING)なのでストレッチも出来ます。

参考2).線種「BATTING」がデフォルトで以下 linファイルにあります。
AutoCAD → acad.lin(acadiso.lin) / LT → aclt.lin(acltiso.lin)
S=1:50図面での線種BATTINGのLGS幅65に納まるltscaleは「0.156」です。その他,各縮尺(S)別図面での線種BATTINGのltscaleの「0.156×倍数」は以下です。
1:10 → 5倍   1:20 → 2.5倍   1:30 → 1.6666倍   1:1 → 50倍


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「天井伏図」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTN」にあります。

開口閉鎖 建具部分の壁を,建具を消して壁に戻す (大変な優れものです
天井伏図等の壁の開口部を閉鎖して壁にする。順番任意の窓選択で一気に壁に戻すことも可能。同じ並びの複数の開口部の一括窓選択による閉鎖も可能。
平面詳細図の外壁廻りサッシのように建具が詳細に描かれている箇所もOK。外壁が複数の線で構成されていてもOK。建具のないOPENな個所もOK。同一軸上(X,Y)にある単線同士(OPENに拘わらず)の結合もOK。

注意).オブジェクトのレイヤーの属性は,全てByLaerであること。オブジェクトは重なっていないこと。

同じコマンドが「QDTB」の「共通_toku」ツールバーにもアイコン「壁復帰」という名称であります。

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「スナップ」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDTB」にあります。

2分割スナップ (割り込みコマンドです)
線分に限らず全てのオブジェクト(図形)上の指定した2点間の
中点でスナップする。図形のコピー又は移動等,図形上の同じ指定点間の中点にもスナップする。「点スタイル管理」の設定も必要ない。

1/n分割スナップ (割り込みコマンドです)
線分に限らず全てのオブジェクト(図形)上の指定した2点間の
設定分割点でスナップする。「分割オブジェクトスナップ」のダイアログで分割点を指定出来る。「点スタイル管理」の設定も必要ない。

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「オブジェクトの整列」ツールバー  →  メニューグループ「QDTB」にあります。 (優れものです


混在するオブジェクト(文字,図形・・・etc)を指定したオブジェクトと整列させるコマンド。窓選択が可能。
ツールバー左から → 「左揃え」,「中央揃え」(左右の),「右揃え」,「上揃え」,「中央揃え」(上下の),「下揃え」

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「平面図」ツールバーから抜粋  →  メニューグループ「QDHM」にあります。
各種柱を挿入作図 準汎用ですが優れものです
各種柱を基点及びサイズを指定して連続で挿入できます。偏心設定もできます。RC柱の図形は閉じたポリラインではなく,挿入図形のレイヤーもQuickDraft専用「A31」,「A21」になるので必要に応じて修正すること。「個別配置」は準汎用で動作しますが,「窓配置」はQuickDraft専用ファイル上での動作となります。
注意).基点等の選択状態が点線表示で残ることがあります。再選択して「Esc」で解除されます。


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  ACAD/LT_113   「***.linファイル」を直接編集して新しい線種を追記 (上級編)/便利な既定の線種  ( 動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007(/〜2***)

ソフトではありません。 線種(lin)カスタマイズの解説です。

 ● ***.linファイル」を直接編集して新しい線種を追記 (上級編)

単純な新しい線種の作成方法として,AutoCAD/LTのコマンドラインに「-linetype」と入力して
(注意.この方法は複雑な線種の定義には使えません),コマンドラインの指示に従いながら作成していく方法がありますが,ここでは「Support」フォルダにある既定定義の「***.linファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いて,ファイルに新しい線種の構文を追記する方法(複雑な線種の定義は,この方法です)を説明します。

新しい線種は,締まりのあるセンターライン破線一点鎖線及び二点鎖線の作成例で,既に線種の構文を用意しました。尚,線種の名前は自由です。
線種の構文の作成方法及び解説は省略します。


以下,カスタマイズ追記用線種定義ファイルです。ご自由にダウンロードしてください。
クリックして表示し,「名前をつけて保存」出来ますが,右クリックしても「対象をファイルに保存」出来ます。
追記の実行にあたってはAutoCADの
上級の知識が必要ですくれぐれも自己の責任に於いて行ってください
実行前には
必ず元の既定定義ファイル(****.lin)のバックアップ(コピー)を作成しておいてください

サンプルダウンロード 1
追記用線種定義ファイルはワードパッド Versin 6.1(.rt)で作成したもので,Word 2016 [互換モード](.rt)で開くことが出来ます。

ACAD2007_acad.lin追記-赤文字構文部分.rtf (インチ・フィート用

ACAD2007_acadiso.lin追記-赤文字構文部分.rtf (メートル(iso)用)

追記線種構文部分は,上記定義ファイル(.rtf)の赤い文字部分です。構文間には空白行(一行)が入っています。黒い文字部分は既定構文です。***iso.linの場合,決まりで各カンマ(,)の後ろに半角スペースが入っています。
あなたの「
Support」フォルダ内の aclt.lin 及び acltiso.lin (LT用)/acad.lin 及び acadiso.lin (AutoCAD用)ファイルに追加転記してください。 

留意).
カスタマイズの線種は,インチ・フィート用/メートル(iso)用共に「LTSCALE」が同じ尺度で済むように作成してあります。「LTSCALE」は図面尺度×10倍を目安に作成してあります。そのためメートル(iso)用はacad.linまたはaclt.lin(LT) ファイルの記述数値を25.4倍にしてあります共にシステム変数「MEASUREMENT」の値の設定は「0」です


以下,前述のサンプルダウンロード(.rtf)の追記線種構文部分抜粋です。(例.acad.lin
追記線種構文部分が赤い文字部分で,黒い文字部分は既定構文です。

  ・
  ・
(省略)
  ・
  ・
*CENTERX2,Center (2x) ________ __ ________ __ _____
A,2.5,-.5,.5,-.5
(空白行)
*CENTERSTC, ____________ _ ____________ _ ____________
A,4.25,-.08,.05,-.08
*CENTERSTC1, __________ _ __________ _ __________
A,3,-.08,.05,-.08
*CENTERSTC2, ________ _ ________ _ ________
A,2.75,-.08,.05,-.08
*CENTERSTC2-2, ________ _ ________ _ ________
A,2,-.08,.05,-.08
*CENTERSTC3, _____ _ _____ _ _____
A,.9,-.08,.05,-.08
*CENTERSTC4, ___ _ ___ _ ___
A,.5,-.06,.0375,-.06
*CENTERSTC5, __ _ __ _ __
A,.25,-.038,.028,-.038
*CENTERSTC6, __ _ __ _ __
A,.175,-.035,.028,-.035

(空白行)
*DASHDOT,Dash dot __ . __ . __ . __ . __ . __ . __ . __
A,.5,-.25,0,-.25
  ・
  ・
(以下省略)
  ・
  ・

サンプルダウンロード 2
以下,新しい線種のサンプルDWGファイル(S=1/50)です。「LTSCALE」は図面尺度×10倍=500です。
dwgファイル(a3_50_custom_line_file.dwg) → dwg 
(追記用線種定義ファイルから既定linファイルへ追加転記しないと,再編集は出来ません。)
dwg表示 → DWF  
DWFファイル表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。お持ちでない方は以下の名称でサイト検索して入手して下さい。最新版も用意されています。
Autodesk DWF Viewer 6.5(または 6.0)


参考).「Support」フォルダの場所について
Windows Vista、7、8、および 10 の場合は以下です。
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Autodesk\AutoCAD <バージョン>\Rxx.x\<言語>\
Support
注: Rxx.x は、AutoCAD リリース バージョンを表します。



留意).カスタマイズした線種の扱いについて (重要.)
既定定義の***.linファイルで追加作成した線種をロードして図面ファイル内で使用すると一度ロードした線種は図面データファイル内に保存されます共同で作業する場合,カスタマイズした線種は先方のAutoCADでも表示されるので線種定義ファイルのデータ受け渡しは不要ですが以下の注意が必要です

注意
).先方で再編集する場合,以下の現象が起こります。先方へ一言伝えておくのがベターでしょうが,チョット言い辛いですね。
「画層プロパティ管理」での「線種を選択」の「ロードされている線種」リストには表示されるが,「線種のロードまたは再ロード」の「使用可能な線種」リストには表示されず,新たなロードは出来ない
作成されているカスタマイズ線種のレイヤーで新たに線を描くと線種が変わってしまうコマンドプロパティ コピーは動作します
以上,先方で再編集の可能性がある場合は,
追加作成した既定定義の***.linファイルのデータ受け渡しをするのが無難ですが先方ではチョット厄介です

また,「
support」フォルダ内に新規にカスタマイズの単独の「***.lin」ファイルを作成した場合は,当然先方の「線種のロードまたは再ロード」の「ファイル(F)」の「線種ファイルを選択に表示されないのでデータ受け渡しは必要でしょう。先方の 「support」フォルダ内に単独の「***.lin」ファイルを置いてもらうだけです。



● 便利な既定の線種

参考1). 以下,便利な既定の線種です。

*BATTING,Batting SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS

BATTINGのラインは以下のようになります。

LTSCALE」の尺度(図面尺度×**倍)によって,線の高さが変化します。
壁(LGS)(/床下)の
グラスウールの図形として利用すると大変便利です。直線のみならず,四角形…他,あらゆる図形も描くことが出来ます

以下,壁(LGS)の巾別の「
LTSCALE」の尺度設定例のサンプルDGWを作成しました。ご自由にダウンロードしてください。
線種定義ファイル「acad.lin/aclt.lin」を前提としています。「acadiso.lin/acltiso.lin」は「LTSCALE」の尺度が異なるのでご注意。システム変数「MEASUREMENT」の値の設定は「0」です。

サンプルダウンロード 3 

BATTING_ZIGZAG.zip (BATTING_ZIGZAG.dwg) 右クリックして「対象をファイルに保存」してください。

BATTING_ZIGZAG.dwf → 
表示
DWFファイル表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。お持ちでない方は以下の名称でサイト検索して入手して下さい。最新版も用意されています。
Autodesk DWF Viewer 6.5(または 6.0)



参考2).

*ZIGZAG,Zig zag /\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

ZIGZAGのラインは以下のようになります。
 ( ← 実際は弧線ではなく直線の連続です。)
やはり,「
LTSCALE」の尺度によって,線の高さが変化します。
壁(LGS)等の何かの図形として利用すると良いでしょう。こちらの利用例も
前述のダウンロードファイル(BATTING_ZIGZAG.dwg)に入っています。


参考3).以下の図形をマクロで作成してみました。連続して瞬時に描くことが出来ます
基本的に縮尺1/50用図面に作成してあります。作図中意外と出くわす結構重宝な図形コマンドです。利用してみてください。線種ではなく図形です。

3. ACAD / LT共通  初級編( 試作品)  (同じウィンドウで移動)

ACAD/LT_80  _slalom_1 (試作品)
 平面図用カーテン(7個の山),断熱材等の壁ハッチングの代用など,汎用図形です。)
 
ACAD/LT_81  _zigzag_1 (試作品)
 平面図用アコーディオンドアー(11個の山),断熱材等の壁ハッチングの代用など,汎用図形です。)
 
ACAD/LT_81-2  _zigzag_1_fix (試作品)
 (開いているカーテン又は舞台装置の幕など,汎用図形です。舞台設計のときに重宝です。)


( カスタマイズ情報 INDEXへ戻る




■ 032  既定のpatファイルへのハッチングパターンの追記及び独自のpatファイルの作成について  ( 動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007(/〜2***) )

ソフトではありません。 ハッチンブパターンカスタマイズの解説です。

A.既定の***.patまたは***iso.patファイルに新たなハッチングパターンを編集・追加する場合

既定の「***.pat」ファイルはテキストファイルなので,メモ帳などのテキストエディタで追記編集が可能です。ハッチングパターンの構文の作成方法については省略します。

以下,用意した新しいハッチングパターン説明です。尚,ハッチングパターンの名前は自由です。

*ANSI3303, ANSI CONCRETE STC1
RC躯体の右上がり45°の3本線です。
尺度の目安:200(1/50の図形の場合)
作図例ハッチングの構文は下段を参照してください。)

*ANSI3033, ANSI CONCRETE STC2
RC躯体の左上がり45°の3本線です。
尺度の目安:200(1/50の図形の場合)

*ANSI302, ANSI CONCRETE STC1
捨てコンまたはALCの右上がり45°の2本線です。
尺度の目安:175(1/50の図形の場合)

*ANSI203, ANSI CONCRETE STC2
捨てコンまたはALCの左上がり45°の2本線です。
尺度の目安:175(1/50の図形の場合)

*ANSI3160, ANSI SAISEKI STC1
砕石の右上がり60°の
連続線
尺度の目安:16(1/50の図形の場合)
(未完成です。もう一段階のパターン線の組み合わせが必要で,試作準備中です。取り敢えず必要なラインを追加で作図して利用してください。)

*ANSI313, ANSI GL STC1
GLの左上がり60°の
連続線
尺度の目安:16(1/50の図形の場合)
(未完成です。もう二段階のパターン線の組み合わせが必要で,試作準備中です。取り敢えず必要なラインを追加で作図して利用してください。)



作図例  *ANSI3303, ANSI CONCRETE STC1 RC躯体の右上り45°の3本線
既定の3本線のハッチングより,締りのある3本線です。



ハッチングの構文 aclt.pat(LT用)/acad.pat(AutoCAD用))
*ANSI3303, ANSI CONCRETE STC1
45, 0,0, 0,3.95
45, .176776695,0, 0,3.95
45, .353553391,0, 0,3.95

説明).傾斜角度45°の線分を .176776695mm間隔で3本並べこれを1セットとして各セットの間隔が3.95mmとなるハッチングです
図面尺度1/50用を前提として
ハッチング尺度は200を目安に作成しています


以下,
カスタマイズ追記用ハッチングパターン定義ファイルです。ご自由にダウンロードしてください。
クリックして表示し,「名前をつけて保存」出来ますが,右クリックしても「対象をファイルに保存」出来ます。
追記の実行にあたってはAutoCADの
上級の知識が必要ですくれぐれも自己の責任に於いて行ってください
実行前には
必ず元の既定定義ファイル(****.pat)のバックアップ(コピー)を作成しておいてください

サンプルダウンロード 1
カスタマイズ追記用ハッチングパターン定義ファイルはワードパッド Versin 6.1(.rtf)で作成したもので,Word 2016 [互換モード](.rt)で開くことが出来ます。

ACAD2007_acad.pat追記-赤文字構文部分.rtf (インチ・フィート用)

ACAD2007_acadiso.pat追記-赤文字構文部分.rtf (メートル(iso)用)

追記ハッチングパターン構文部分は,上記定義ファイル(.rtf)の赤い文字部分です。黒い文字部分は既定構文です。
あなたの「
Support」フォルダ内の aclt.pat 及び acltiso.pat (LT用)/acad.pat 及び acadiso.pat (AutoCAD用)ファイルに追加転記してください。 

留意).
カスタマイズのハッチングパターンは,インチ・フィート用/メートル(iso)用共に「LTSCALE」が同じ尺度で済むように作成してあります。「LTSCALE」は図面尺度×10倍を目安に作成してあります。そのためメートル(iso)用はacad.patまたはaclt.pat(LT) ファイルの記述数値を25.4倍にしてあります共にシステム変数「MEASUREMENT」の値の設定は「0」です



以下,前述のサンプルダウンロード(.rtf)の追記ハッチングパターン構文部分抜粋です。(例.acad.pat
追記ハッチングパターン構文部分が赤い文字部分で,黒い文字部分は既定構文です。

  ・
  ・
(省略)
  ・
  ・
*SYUSEI,集成材ハッチングパターン
90,0,0,0,10
30,0,0,1.1547,2,11.547,-11.547
-30,0,0,-1.1547,2,-11.547,11.547
*ANSI3303, ANSI CONCRETE STC1
45, 0,0, 0,3.95
45, .176776695,0, 0,3.95
45, .353553391,0, 0,3.95
*ANSI3033, ANSI CONCRETE STC2
135, 0,0, 0,3.95
135, .176776695,0, 0,3.95
135, .353553391,0, 0,3.95
*ANSI302, ANSI CONCRETE STC1
45, 0,0, 0,2.65
45, .176776695,0, 0,2.65
*ANSI203, ANSI CONCRETE STC2
135, 0,0, 0,2.65
135, .176776695,0, 0,2.65
*ANSI3160, ANSI SAISEKI STC1
60, 0,0, 0,5.125
*ANSI313, ANSI GL STC1
135, 0,0, 0,5.125

*SOLID, Solid fill
45, 0,0, 0,.125

  ・
  ・
(以下省略)
  ・
  ・

サンプルダウンロード 2
以下,追記ハッチングパターンのサンプルDWGファイル(S=1/50)です。
dwgファイル(a3_50_custom_hatch_file.dwg) → dwg  aclt.pat(LT用)/acad.pat(AutoCAD用)サンプル
(追記用ハッチングパターン定義ファイルから既定patファイルへ追加転記しないと,再編集は出来ません。)
dwf表示 → DWF
DWFファイル表示にはAutoDesk社の無料のビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。お持ちでない方は以下の名称でサイト検索して入手して下さい。最新版も用意されています。
Autodesk DWF Viewer 6.5(または 6.0)


).カスタマイズして追加したハッチングパターンファイの扱いについて (重要.)
既定定義の***.patファイルで追加作成したハッチングパターンを図面ファイル内で使用するとパターンは図面データファイル内に保存されます共同で作業する場合,カスタマイズしたハッチングパターンは先方のAutoCADでも表示されるので,ハッチングパターンファイルのデータ受け渡しは不要ですが以下の注意が必要です

注意
).先方でハッチングパターンを再編集する場合,以下の現象が起こります。先方へ一言伝えておくのがベターでしょうが,チョット言い辛いですね。
作成されているカスタマイズハッチングパターンのレイヤーで新たにハッチングを描こうとすると,エラー表示が出て,作図不可です。当然「ハッチングパターンパレット」のリストにも表示されません。「プロパティ を継承」も動作しません。
以上,先方で再編集の可能性がある場合は,
追加作成した既定定義の***.patファイルのデータ受け渡しをするのが無難ですが先方ではチョット厄介です

次項の「
support」フォルダ内に新規にカスタマイズのハッチングパターン単独の「***.pat」ファイルを作成した場合はデータ受け渡しは必要でしょう。先方の「support」フォルダ内に単独の「***.pat」ファイルを置いてもらうだけです。




B.独自のpatファイルを作成して利用する場合

ハッチングパターンは,1つあるいは複数のパターン線の組み合わせにより表現されていて,その内容を
patファイルで定義します。patファイルはテキストファイルなので,メモ帳などのテキストエディタで編集が可能です。patファイルの各行は最大80文字です。また,独自のpatファイルを作成する場合はそのファイル名とパターン名を同じものにする必要があります

作成例).
集成材ハッチングパターン
ファイル名:「
custg.pat」 / パターン名:ハッチングパターン  CUSTG.PATの「CUSTG.PA

以下,custg.patファイルの内容です。

;  ハッチングパターン  CUSTG.PAT

*
CUSTG,集成材ハッチングパターン
90,0,0,0,10
30,0,0,1.1547,2,11.547,-11.547
-30,0,0,-1.1547,2,-11.547,11.547

行の先頭にセミコロン( ; )があると,その行はコメント行(;  ハッチングパターン  CUSTG.PAT)になります。ファイルの拡張子は「.pat」です。
他,構文の解説は省略します。


使用方法
custg.patファイルは,サポートファイルの検索パス先であるsupport」フォルダ内に置いてください。
操作
「ハッチングとグラデーション」ダイアログの「ハッチング」タブで,「タイプ(Y)」から「カスタム」を選ぶ。
「カスタムパターン(M)」のリストから,custg」を選ぶと右側にパターンがプレビューされるので,確認して「OK」ボタンをクリック。
「角度」(0)/「尺度」(図面S=1/50では20ぐらい)などのオブションを設定して,実行。
実行はDesignCenterでcustg.patファイルを開き,CUSTGを境界内にドラッグ&ドロッブしても,ハッチングをかけることができます。


以下,サンプルpatファイルダウンロードです。サポートファイルの検索パス先である「support」フォルダ内に置いてください。

custg.pat メモ帳で表示 → 開くをクリック) :前述の集成材ハッチングパターンです。(大浦誠著「AutoCADカスタマイズの手引き」より)



 
NET1.pat メモ帳で表示 → 開くをクリック)  1×1のNETパターンです。尺度を調整するだけで目的のサイズのタイル模様(例.尺度300→300×300)などを作成できます。(優れものです

 
tile195.pat メモ帳で表示 → 開くをクリック)  200×200の目地付き(タイル195×195,目地5)のタイルパターンです。(施工図用のようですが,優れものです


以下,
サンプルDWGファイルダウンロードです。
a3_50_hp_net1_tile195+5_hatch.dwg → dwg 
サンプルpatファイルを「support」フォルダ内に置かないと(組込みしないと),再編集は出来ません。)
dwf表示 → DWF
一部, 木目調ハッチングパターンも収めています。.patファイルダウンロードは以下で検索してください。
飯田スペシャル木目調ハッチングパターン(
優れものです


).「support」フォルダ内に新規に単独のカスタマイズハッチングパターン「***.pat」ファイルを作成した場合のパターンファイの扱いについて (重要.)
追加作成した単独のハッチングパターンを図面ファイル内で使用するとパターンは図面データファイル内に保存されます共同で作業する場合,カスタマイズしたハッチングパターンは先方のAutoCADでも表示されるので,ハッチングパターンファイルのデータ受け渡しは不要ですが以下の注意が必要です

注意
).先方でハッチングパターンを再編集する場合,以下の現象が起こります。
作成されているカスタマイズハッチングパターンのレイヤーで新たにハッチングを描こうとすると,エラー表示が出て,作図不可です。当然「ハッチングパターンパレット」のリストにも表示されません。「プロパティ を継承」も動作しません。

単独のカスタマイズハッチングパターン「***.pat」ファイルを作成した場合はデータ受け渡しは必要でしょう。先方の 「support」フォルダ内に単独の「***.pat」ファイルを置いてもらうだけです。


参考).以下,ハッチング操作のおさらいです。
●  意外と戸惑うハッチング操作のおさらい (AutoCAD 2005〜2007〜20**) 同じウィンドウで移動

参考).
タイル,天井材割付(/修正)の優れもの.fas」ファイルが以下にあります。
mai-tile.fas 〜 mai-tenw.fas


( カスタマイズ情報 INDEXへ戻る




■ ACAD/LT_101 メニューマクロの仕組み   ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

ツールバーのアイコンのコマンド(CADが実行する命令のこと)ボタンやメニューバーのメニューには,
メニューマクロDIESEL式(文字列式言語)(Direct Interpretively Evaluated String Expression Language 関数 )が使われて定義されています。メニューマクロはコマンドラインに入力する文字列を記述した文で空白スペースや記号などそれぞれ特殊な意味を持っているものがありますDIESEL式は文字列 を入力とみなし文字列の結果を生成するLTメニューマクロ用のマクロ言語です。「$M=」コマンドを使用して,DIESELで書かれたマクロ式を導入できます。LT では「$M=」に続く項目の部分を評価し,結果はメニューマクロとして再評価されます。DIESEL式 を使うと,ステータス(動作状態)を調べたり,簡単な計算などを行うことができます。
ニューマクロとDIESELはユーザーインターフェイスカスタマイズダイアログボックス.ver2007の場合)プロパティマクロ入力欄に直接記述することができます

参考).
スクリプト(=コマンド連続実行マクロ)について
どの図面でも作図中に毎回決まって幾つかのコマンドを連続して実行するということがよくあります。簡単な図形は作成した
マクロで描けるが,「任意点に図枠をかきたい」 / 「測量データや計算結果をプロットしたい」 といった場合,これをマクロで記述しようとすると,マクロでは1行で書かなければならないので編集が面倒です。このような場合,スクリプト機能を使って利用するのが有効です。連続した一定の作業を,1回の操作で実行する機能がスクリプトです。DOSのバッチ処理のように扱われ,コマンドラインにキーボードから実行入力するAutoCAD/LTの画面上の操作をそのままメモ帳などのテキストエディタを使って記述し,拡張子が「.scr のテキストファイル (スクリプトファイル) として作成して保存するだけです。「サポートフアイルの検索パス」に登録してあるいずれかのフォルダー,またはカスタマイズ専用に作成したフォルダーなどに入れておけば一発で呼び出して実行することができます。更にスクリプトをボタンに登録すれば,より効率的です。スクリプト機能を使ってこまめにスクリプトファイルを作って利用すれば,作図効率は向上するでしょう。


以下,ここでは
メニューマクロの仕組みについて説明します。DIESEL式については概略のみで詳細は省略します。


メニューマクロ記述の基本ルール 1.〜3.

1.基本事項
マクロはすべて半角英数字(1バイト文字:参考.)で記述するただしコマンド内で使用する画層名や記入文字などは全角文字を使用できる
記述の文字列の字数には制限があります(8.参考4)。
(参考. 1バイト文字というのは,8ビット(2の8乗=256通りの数値)で表現できる文字で,半角文字と考えて良いでしょう。)


コマンドコマンドオプションの入力
コマンドコマンドオプションの前には,基本的に「_」(アンダーバー)(参考).)を付ける。
割り込みモードに対応しているコマンドを
割り込みコマンドとして使う場合は,「_'ZOOM」といった具合に,コマンドの前に「'シングルクォーテーションを付ける。

参考).
_」(アンダーバーまたはアンダースコアー)は英語版と各国版のコマンドやコマンドオプションとを翻訳する制御文字だ。日本語版のAutoCAD/LTでは,「_」を付けなくてもマクロは動作する。
アンダーバーは,各国語のAutoCAD/LTのコマンドとキーワードを、本来のコマンドとキーワードに変換する。英語バージョン以外のAutoCADで,メニューマクロの開発をすることができる機能 (=各国語のサポート) を持った記号で, 標準のAutoCAD/LTコマンドやキーワードの前にこのアンダーバー文字を付けると,それぞれのコマンドやキーワードが自動的に変換されるようになっているが,別に付けなくても動作に支障はない。

「Enter」キー(実行)の入力
;」(セミコロン)/「 」(半角スペース)/「^M」の3つの制御文字のいずれかで置き換える。
いずれも「Enter」キー(またはスペースキー)を1回押すのと同じ(次のコマンドに移るというサインの意味もある。)だが,「
;」(セミコロン)を推奨します
例).
「_ZOOM
;_ALL;_MOVE;
「_ZOOM _ALL _MOVE 」
「_ZOOM
^M_ALL^M_MOVE^M

どれを使うかは好みの問題だが,「
;」が記述として見やすいでしょう。

ユーザーの入力待ち
オブジェクトの
選択や点の指定,数値の入力など,マクロ実行時にユーザーが指示する要素は「\」(円記号)に置き換える。マクロは,この記号の部分で一時停止し,ユーザーから1つの要素(入力)を受け取る(または「Enter」キーが押される)と再び動き出す。ここでいう1つの要素とは,オブジェクトだったり点だったりコマンドによって異なるが,ユーザーの指定した要素がコマンド側の要求する要素と異なる場合,マクロは停止してしまう。

参考).
単一の線を描くマクロ(*繰り返し入力待ち
*^C^C_line;\\;
LINE「線分」コマンド
_line;の後ろの「\」が2つ並んでいるのは,LINEコマンドは,始点と終点の2回のユーザーの入力を必要とするため。始めの\が始点の入力待ちで,後の\が終点の入力待ちとなる。

キャンセル
キャンセルは「^C」で指示する。



2.オブジェクト選択の方法の記述
選択はマクロ実行時の作業タブ上にあるオブジェクトに対してだけ行える

ALL;  「すべて(ALL)」選択オプション。フリーズやロックしている画層以外のすべてのオブジェクトを選択する。

L;  「最後(L)」選択オプション。表示画面で最後に作成したオブジェクトを選択する。図面全体の「最後」でない点に注意。

P;  「直前(P)」選択オプション。コマンド実行前やほかのコマンドで選択したオブジェクトなど,直前までに選択した図形すべて(セットで)を選択する。

\  マクロ実行時に任意のオブジェクトを選択する際に用いる。ただし,オブジェクトを複数選択できるコマンドではあまり使わない。「\」が受け取れる要素は1つなので,選択するオブジェクトの数だけ「\」を入力する必要があるが,必要な数は予測しづらいものだ。例えば,ERASE「削除」コマンドで2つのオブジェクトを削除するには,「_ERASE;\\;」といったマクロになる。

SELECT;\  オブジェクトを複数選択するコマンドで用いる。SELECT「オブジェクト選択」コマンドは,例外的に\」1つで複数の要素を受け取れる。
例えば,複数のオブジェクトを削除するマクロは,「
_ SELECT;\_ERASE;P;;」となる。これは,ERASE「削除」コマンドの直前で,オブジェクトを複数選択している。その後ろのERASE「削除」コマンドで「直前(P)」選択オプションを使うことで,「SELECT;\」で複数選択したオブジェクトがERASE「削除」コマンドでも選択されるわけだ。最後の「;」はERASE「削除」コマンドのオブジェクト選択終了のための「Enter」だ。

参考).
select;si;\」のように「si;」(シングル)の記述を入れると,一つだけの要素の選択となる。



3.マクロの接頭文字
マクロを作成する場合そのコマンドボタンをどのような性質のボタンにするかでマクロの先頭に付く記号が決まる

普通のコマンドボタンの接頭文字  →  ^C^C
マクロの先頭には通常「
^C^C」を付ける。「^ C」はキャンセル記号で,「Esc」を1回押すのと同じ。「^ C」2つは,マクロ実行前にキャンセルを2回もするわけだが,これは直前のコマンドが終了していなくても確実にマクロが実行できるようにするための慣例旬だ。2回キャンセル操作をすれば,どんなコマンドを実行中でも中断できるというわけである。一般のコマンドの前には2つ付けることになっている。何もコマンドを実行していなかった場合でも,単に「Esc」キーを2回押しているだけなので動作に影響はない。
例 : 線を描くマクロは,「^C^C_line」という形になる。
(参考.トラッキング「_tracking 」などの割り込み専用コマンドは,キャンセル記号の「^C^C」は付けない。)

繰り返しのコマンドボタンの接頭文字  →  *^C^C
^C^C」の前に「*」(アスタリスク)を付けると,そのボタンに記述されているマクロは,ユーザーがキャンセルするまで(別のコマンドが選択されるまで)繰り返し実行できるコマンドになる。繰り返しコマンドの終了は「Esc」キーでを終了する。
例 : 繰り返して線を描くマクロは,「*^C^C_line」という形になる。連続して右上り45°の線を描くマクロは,「*^C^C_line;\@500,500」となる。

割り込みコマンド用のコマンドボタンの接頭文字  →  接頭文字なし
ほかのコマンド実行中でも割り込んで使えるコマンドボタンにするには,コマンドの頭に何も付けない。
ただし,割り込みモードに対応しているコマンドだけでマクロを作る必要がある。
例 : コマンドの案行中にコマンドを中断することなく「補助画層」という画層を非表示にするマクロは,
「'_expert;1;'_layer;_OF;捕助画層;;'_expert;0;」となる。

参考).
割り込みモードに対応しているコマンドは,ヘルプに割り込みモードに関する記載があるので,確認しながらマクロを作成するとよいだろう。
(例 「layer」を割り込みモードで使用する場合は「' layer」)



4.その他のマクロの記述に使える特殊文字
特殊文字はすべて半角文字を使用する。
以下,各語尾の
( )内記述はキーボードのキーを示す。

-」(マイナスまたはダッシュ)は,ダイアログボックスが表示されるコマンドに対し,ダイアログボックスを表示しないようにする
例.
^C^C-layer;m;ON;*;; (全画層表示)

プラス記号「+」は,最後の文字の場合,メニューマクロを次の行へ継続させる(コマンド文字列を改行するときに,次行にコマンドが続くことを示す)。
長いメニューマクロの作成の場合(必見
メニューマクロの項目が
長くて1行に収まらない場合は、次の行に続けることができます。それには,次のように,継続する行の最後の文字として正符号(+)を追加します。
例).
[セットアップ]-layer set ground-floor;;grid on; ...;fill off;
+ 
limits 0,0 12,9
新しい図面の初期条件の設定などに使用できるこのマクロは,2 行目にまで続いています。メニューマクロは,必要に応じて複数の行に記述できます。



$M=  この位置で,マクロ内のDIESEL式をすべて評価(呼び出す)する。

$(DIESEL関数,引数・・・)
条件付きDIESELマクロ式($M=)を導入します。
DIESEL式の構文メニューセクションをロードする。「$の次の( )の中の式を評価し値を返す
…$(でDIESEL式の開始を示し,次にその実行されるDIESEL関数とDIESEL関数に必要な引数が入ります。

メニューマクロ記述内でで条件式を使う訳です。メニューマクロで $M= コマンドを使用してDIESEL(文字列式言語)で書かれたマクロ式を導入できます。LTでは $M= に続く項目の部分を評価し,結果はメニュー マクロとして再評価されます。

^I  TAB (タブ)を発行(=押すことと同じ)する。(Tab)

=*  現在のトップレベルのイメージメニュー,プルダウンメニュー,またはショートカットメニューを表示する。

^B  スナップモードのオン/オフを切り替える。(Ctrl+B)

^ C  コマンドをキャンセルします。(Esc)

^D  ステータス領域の座標表示のオン/オフを切り替える。(Ctrl+D)

^E  次の等角投影面(等角平面)を設定する。(Ctrl+E)

^G  グリッドモードのオン/オフを切り替える。(Ctrl+G)

^H  バックスペース([BackSpace])を発行(=[BackSpace]キーを押すことと同じ)する。1文字消去の意味。(BackSpace)

^O  直行モードのオン/オフを切り替えるか(Ctrl+O),または既存の図面を開く。

^P  メニュー項目のエコー表示(MENUECHO)のオン/オフを切り替える。

^Q  すべてのプロンプト,ステータスの一覧をエコー表示してプリンタに入力する。(Ctrl+Q)

^T  タブレットモードのオン/オフを切り替える。(Ctrl+T)

^V  現在のビューポートを変更する。(Ctrl+V) 別のビューポートを現在のビューポートにするか,またはクリップボードからデータを貼り付ける。

^Z  メニュー項目の終わりに,[Spacerbar]の自動追加を抑止するull文字を示す(使用される)。

空白スペース
スペースを入力します。コマンド内でコマンドシーケンスの間にスペースを指定すると、[Spacebar]を押すのと同じことにな

以上のマクロの記述に使える特殊文字の一覧他はACAD/LTのヘルプ(H)にあります
LTの場合 : 「ヘルプ(H)」メニュー → 「AutoCAD LTヘルプトピックの検索(H)」 → 目次(C)タブの「AutoCAD LTのカスタマイズ」 → 「メニューファイルのカスタマイズ」 → 「メニューマクロの作成」(ここに作成の解説が掲載されています) → 「メニューマクロ構文の一覧」
ACADの場合 : 「ヘルプ(H)」メニュー → 「AutoCAD **** ヘルプ(H)」 → 目次タブの「カスタマイズガイド」 → 「カスタムメニュー」 → 「DIESEL式」(ここに作成の解説が掲載されています)をクリック



5.参考1
座標位置の記憶方法
id
最初に点を指定してからコマンドを実行したい場合に,点を指定する便利なコマンド。
idコマンドは指示された点の座標を表示するものであるが,その位置はシステム変数iastpointに記憶される。この値を取り出すにはDIESEL式を使う方法もあるが,それよりも「」の1文字で可能である。「」だけで座標を指示すると,iastpointに記憶された位置である。その位置から相対位置を指示するのであれば「@xx,yy」という方法もとることができる。DIESEL式を使っても2点を記憶することはできない。複雑な操作の記述はできない。

例).
円の中心から十字形の中心線を描く
^C^CID;CENTER;\-INSERT;"CENT_1";@;;;;SCALE;LAST;;@;\EXPLODE;LAST;
(十字形の中心線のサイズは作図中にドラッグで指定できる)


6.参考2
メニューの中でファイルのパスを指定するときはスラッシュ[
/]を使用する。アクセラレータキーセクションでは使用できない。


7.参考3 一時Oスナップの記述
端点:
END / 中点:MID / 交点:INT / 仮想交点:APP / 延長:EXT / 中心:CEN / 点:NOD / 四半円点:QUA / 挿入基点:INS / 垂線:PER / 平行線:PAR / 接線:TAN / 近接点:NEA / 解除:NON


8.参考4 記述の字数の制限について
マクロ記述の文字列の字数には制限があります
(.ver2006以降は未検証です)
デフォルトの記述には殆ど長文は見当たらないが,カスタマイズの図形によっては,延々と文字を連続したくなるケースがあります。

例えばアコーデオンドアの平面のジグザグ図を,単純にポリラインのマクロ(「
*」付き連続コマンド)で記述すると,11個の山でも以下のような文字列になります。マクロの内容にも因るようだが,文字数は>210〜370が限度のようです。
  
*^C^C_pline;\@25,67.5;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@50,135;@50,-135;@25,67.5;;




A.基本的なマクロの解説

例 1). lineコマンド
^C^C_line 

解説
上記例は,代表的な「線を描くコマンド」のマクロの記述です。
始めの「^C」はキャンセル記号で,「^C^C」は「ESC」を2回押すのと同じです。
アンダーバー(アンダースコア)の次の「
line」はコマンドラインに入力する場合の「line」と同じです。
最後の半角スペース(lineのeの後ろに半角スペースの空白があります)は「Enter」キーを押すのと同じ意味です。 この半角スペースは,AutoCAD/LTの画面上でのカスタマイズで,マクロ構文の記述が終わり適用(A)」 → 「閉じる(C)」をクリックすると記述の最後に半角スペースが自動的に追加されます
注意
).
行の最後の記述が
コントロール文字円記号(\),プラス記号(+),またはEnterのセミコロン( ; )で終了する場合AutoCAD は行末に半角スペースを追加しない

つまり,「^C^C_line という命令はコマンドラインで [ESC] → [ESC] → [line] → [スペース] とキーボードで入力するのと同じことです
他の一般のコマンドも,^C^C+[_コマンド]+[スペース]の組み合わせになっています。

参考1).DIESEL式の途中や,複数の操作の最後に 線を描くマクロ構文での記述は「_line;\\;」です。

_line;\\;」は,以下のようにlineコマンドを実行したときのコマンドプロンプト(一連の操作指示)をマクロにした記述です。
コマンド: _line 1 点目を指定:
次の点を指定 または [元に戻す(U)]:
次の点を指定 または [元に戻す(U)]:


_line;\\;」の説明

_line;  コマンドラインに「line」と入力して,「Enter」キーを押す操作。「;」は「Enter」キーを1回押す操作を表す。

\  ユーザーの入力待ちで,ユーザーが何か1つの要素を指定するまでマクロを一時停止する。ここでは線分の入力を行う。

\  線分の終点の入力を行う。

;  「Enter」キーを1回押す操作で,line「線分」コマンドを終了する。


参考2).トラッキング「_tracking 」などの割り込み専用コマンドは,キャンセル記号の「^C^C」は付けない。
ズーム〈zoom〉コマンドのように,他のコマンドの実行中に割り込んで実行できるコマンドは,割り込みコマンドを意味するキー「'」を付ける。 
例 →
'_zoom;_w
 
w はオプションの窓(w) 
参考3).マクロの記述はどんなに長くても,1行で書かなければなりません。途中で改行はできません。


例 2). ある点から相対距離X方向へ500Y方向へ500の右上り45°の線を描くコマンドlineコマンドの応用 「鏡像」を描く基準線等として重宝です。
 ^C^C_line;\@500,500  
(これは 「^C^C_line;\@500<45 」 と同じ)

解説
lineのあとのセミコロン「
;」は,「Enter」の意味だが,次のコマンドに移るというサインの意味もある。
\」はユーザーの入力を待ちで,マクロを一時停止状態にする。
@500,500」は最後に指定した点からの相対距離です。

参考).
実行するとコマンドラインには次のように表示されます。
コマンド: _line
1点目を指定:
次のを指定または[元に戻す(U)]: @500,500
次のを指定または[元に戻す(U)]:


参考).下がり45°の線を描くコマンドはYの値に「-」(マイナス)をつけるだけ。
^C^C_line;\@500,-500  (これは 「^C^C_line;\@500<-45 」 と同じです)

ポリラインのコマンドで応用すると,三角形,四角形, あるいは多角を一度の操作で描くコマンドが作成できます。
例 ).一辺が700のポリラインの四角形  (始点は下端の辺の中点)を描くマクロの記述は下記のようになります。
^C^C_pline;\@-350,0;@0,700;@700,0;@0,-700;@-350,0;;
;;」(セミコロン2つ)は「Enter」の代わり。

記述の先頭にアスタリスク記号*を付けると連続コマンドになる終了するときはEscキーを押す
*^C^C_pline;\@-350,0;@0,700;@700,0;@0,-700;@-350,0;;


例 3). 離れた線分を延長してつなぎ合わせるマクロ
^C^C_fillet;r;0;
平行または平行でない離れた2線を延長してつなぎ合わせるマクロである。これは「半径=0」のフィレットを実行すると考えればよい。

解説

^C^C_ fillet;  Fillet「フィレット」コマンド → オブジェクトのエッジを丸めるコマンド。

r;  「r(半径)」を指定 → オプションコマンドの「r」(半径)を表す。オプションコマンドに移る前にも「;」(セミコロン)を付ける。

0;  フィレット半径を「0」に指定して「Enter」 → 「0」と書き込むと線を丸めないで,つまり延長してつなぐことになる。


例 4).  ラインの長さを変更
^C^C_lengthen;dy;
オプションの指定(DY)なしで 連続してline(線分)の長さを変更するマクロである。

解説

^C^C_lengthen;  オブジェクトの長さや中心角を変更するコマンド。

dy  オプションのダイナミックドラッギングモード「DY」に指定 → 選択したオブジエクトの長さをドラッグ(dy)して変更する。


例 5
). ポリラインの線分の長さを変更するマクロ
^C^C_explode;\;^C^C_lengthen;DY;

このマクロを実行するときのポイント。
マクロは最初にポリラインを選択(クリック)して分解後,もう一度ポリラインの長さを変更する部分を選択すると実行できるようになっています。
線分の長さを変更するマクロであるが,ポリラインの場合,長さを変更できないので,いったんポリラインを線分と円に分解してから,長さを変更すると考える。
(注意.実行後は,ポリラインは分解されたまま。)
参考).ポリラインではない通常のラインに実行する場合は,マウスで2回選択(クリック)すると動作します。

解説

^C^C_explode;\;  Explode「分解」コマンド → 複合オブジェクトをその構成要素となっているオブジェクトに分解するコマンド。

^C^C_lengthen;  オブジェクトの長さや中心角を変更するコマンド。

DY;  オプションのダイナミックドラッギングモード「DY」に指定 → 選選択したオブジエクトの長さを,そのオブジエクトの端点をドラッグして変更する。



B.その他のマクロ参考例の解説

例 6). 現在の画層以外をすべて非表示にするマクロ
ボタンをクリックするだけで,現在画層以外が非表示になる。
'_-layer;_OF;*;;;

解説

'  割り込み専用コマンドは,マクロの先頭にはキャンセル記号の「^C^C」は付けず,割り込みコマンドを意味するキー「'」(シングルクォーテーション)を付けて割り込みコマンドとする。

_-layer;_  「-」(マイナス)を付けると,ダイアログボックスを表示せずにコマンドラインだけで操作できる。
参考).
通常,LAYER「画層管理」コマンドはダイアログボックスから画層を繰作するが,昔のLAYER「画層管理」コマンドはコマンドラインから操作作する仕様だった。バージョンアップに伴いダイアログボックス操作に移行したコマンドでも,元々のコマンドが,「
-」(マイナス)を付けてコマンドライン操作用として残されているものがあり,その操作内容をマクロで指示しておけば,マクロ実行時にユーザーは何もしなくて済み,操作の自動化につながる。

_OF;  画層を非表示にするオプション。(コマンドオプションの前に,基本的に「_」(アンダーバー)を付けている。)

*;  「_OF;」を適用する画層を指定する。「*」(アスタリスク)はワイルドカード文字で,「すべて」を意味し,全画層を非表示にするように指定している。

;  「現在の画層を非表示にしますか?」という確認のプロンプトが返ってくる。返答の既定値Nなので,この「;」(=Enter)は「N(現在画層は非表示にしない)」と答えるためのもの。

;  このコマンドは一度に複数のオプション操作ができるので,コマンドを終了させるには「Enter」が必要。ダイアログボックスで最後に「閉じる」ボタンをクリックするのと同じだ。


例 7). 全画層表示
^C^C-layer;ON;*;;

解説

ON;  画層を表示にするオプション。

*;  「*」(アスタリスク=すべて)で「ON;」を適用する画層を指定する。

;;  このコマンドは一度に複数のオプション操作ができるので,コマンドを終了させるには「;」(「Enter」)がもう一つ必要で二つ付けている。


例 8). 画層 KUTAI に線分を描くマクロ
^C^C-layer;m;KUTAI;;_line;\\;
このマクロの場合,「線分を描く」/「画層を選ぶ」という2つの動作を合わせたマクロと考えればよい。

解説

-layer;m;  新しく画層を作成するマクロ。layerの前の「-」は,ダイアログボックスを表示しない指定の記号。「-layer;m;KUTAI;;」は,画層 「KUTAI 」 を選択している。コマンドプロンプトにオプションの指定を促すメッセージが順次表示されるので,オプションを入力していく。この場合,後ろに書いてある「KUTAI」という画層が作成される。

_line;\\;  線分を描くマクロ。「\」を2つ並べているのは,LINEコマンドが,始点と終点の2回のユーザーの入力を必要とするため。「;」でLINEコマンド終了。


例 9
). 画層KUTAI に,線色RED」,線種一点鎖線で線分を描くマクロ
*^C^C_-color;1;-layer;m;KUTAI;;_celtype;center;_line;\\;
このマクロの場合,「線分を描く」/「画層を選ぶ」/「線色を選ぶ」/「線種を選ぶ」という4つの動作を合わせたマクロと考えればよい。

解説

*^C^C_-color;1;  「color」は作図するオブジェクトの色を設定するコマンド。「1」は線色RED。「*」はマクロ繰り返し可能という意味の命令。「;」(セミコロン)は「Enter」キーと同じ。つまり「^C^C_-color;1」はcolorコマンドを実行した後,「Enter」キーを押し,色ナンバー1の赤を指定している。

-layer;m;KUTAI;;  画層「KUTAI」を選択の意味。

_celtype;center;  「celtype」は,新しく作成するオブジェクトの線種を設定するシステム変数で,「center」は,一点鎖線を表す。つまり,線種を一点鎖線にしている。

_line;\\;  線分を描く。


例 10). 選択したオブジェクトを回転コピーするマクロ
回転複写するオブジェクトを選択し,回転する
中心点を指定,さらに回転させる角度を入力すると,オブジェクトが回転複写される。
^C^C_select;\_-array;_P;;_P;\2;\_Y;

解説

_select;\_-array;_P;;  回転複写したいオブジェクトはSELECT「オブジェクト選択」コマンドで選択,コマンドライン版のARRAY「配列複写」コマンドには,「直前(P)」オプションで渡す。「直前(P)」の「P」は,コマンド実行前やほかのコマンドで選択したオブジェクトなど,直前までに選択した図形すべて(セットで)を選択する。

_P;  配列複写の「円形状(P)」オプションで,指定した基点を中心に円形状にオブジェクトを複写できる。

\  回転する中心点を指定するための「ユーザーの入力待ち」。

2;  複写回数の指定。ARRAY「配列複写」コマンドでは,「複写の回数=元のオブジェクト+複写する数」なので,1回だけ複写する場合は2になる。

\  回転角度を入力するための「ユーザーの入力待ち」。

_Y;  「複写するオブジェクトを回転させますか?」という確認プロンプトに対する答え。





その他以下を参照してください
ACAD/LT_102   作成しておくと便利なメニューマクロ及びディーゼル式の記述例    (ほとんどが優れものです。   2021年現在の当方組込み 156項目から抜粋。) (同じウィンドウで移動)
  
動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007 (〜2009)


注意).
DIESEL式の場合の厳重注意
DIESEL式で使用される setenvgetenvの2種類の関数はLTのみで有効でレギュラー版のAutoCADでは使用できないので十分注意してください
setenv」は自分で好きな名前の変数を作成し,その中に値を入れるコマンドです。「setenv」で変数を作成した後で「getenv」を使い,設定した値を取り出します。


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■ 004  AutoCAD2006からのXMLベースの形式に伴うカスタマイズの変更点  ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

AutoCAD2005以前の旧バージョンで使用されていたMNUファイルとMNSファイルは,2006からXMLベースCUI ファイルという1つのファイルに置き換え変更られました。(2010からはCU I X ファイルへと変わり,更なる発展の途上です。)
MNLとMNRの2つのメニューファイルには変更はありません。MNLはメニューLISPファイルで,ユーザインタフェース要素で使用されるAutoLISP式が含まれます。MNRはメニューリソースファイルで,ユーザインタフェース要素で使用されるビットマップが含まれます。

XMLベース形式のCUI ファイルにより製品でカスタマイズを管理できます。後継バージョンにアップグレードすると,すべてのカスタマイズが新しいリリースに自動的に統合されます。また,このXML形式は,カスタマイズファイルの下位互換性もサポートしています。つまり,後継バージョンのCUI ファイルを,後継バージョンでカスタマイズしたデータを含めて旧バージョンで表示することができるようになります。ただし,後継バージョンのCUI ファイルを旧バージョンで変更することはできません。カスタマイズデータのマイグレートの詳細は,ヘルプの「カスタマイズをマイグレート,転送する」を参照してください。

基本的なカスタマイズの手法は以前のバージョンと同じだが,
AutoCAD2006からは製品をカスタマイズする環境が変わりました以前に使用されていたカスタマイズ機能は,今もすべて使用可能(=動作する)で,部分カスタマイズファイルの作成やマクロ,およびDIESEL式AutoLISPルーチンといった高度な機能も使用できます。
カスタマイズはすべて,「ユーザインタフェースをカスタマイズエディタのプログラムインタフェースから実行されます

カスタマイズダイアログの表示方法

「ツール」メニュー → 「カスタマイズ」 → 「インタフェース」を選択して「
ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを表示する。
又はコマンド「
cui 」実行でも「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを表示できます。
又は
ツールバー上の空白箇所で右クリックしてカスタマイズを選択でもOKです。この方法が手っ取り早いでしょう。

注意).
XMLベース形式の
CUI ファイルをメモ帳などで開くと,「警告! このファイルの内容を編集しないでください。...,製品の[ユーザ インタフェースをカスタマイズ]ダイアログ ボックスを使用してください。 ...」との警告メッセージが記述されているので注意

ユーザインタフェースをカスタマイズエディタを使用するとコマンドをメニューやツールバーにドラッグするかまたは右クリックしてユーザインタフェースの要素を追加削除及び修正ができます。「ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタには,要素のプロパティと選択可能なオプションの一覧が表示されます。これにより,従来のMNUファイルやMNSファイルにテキストを手動で入力するときに起こっていた構文エラーやスペルミスを防ぐことができるようになりました

従来の製品に同梱されていたメニューファイルの一覧およびAutoCAD2007へのマッピングがヘルプにあります。


カスタマイズしたグループの「***.cuiファイルのロード

メニューマクロDIESEL式,及びレギュラー版専用の「lspfasvlx」ファイル等のカスタマイズしたグループの「***.cuiファイルはロードする必要があります


カスタマイズしたグループの
「***.cuiファイルのロードの方法

方法1).
コマンド入力 :「
cuiload」で「カスタマイズをロード/ロード解除」ダイアログボックスが表示されます。現在ロードされているカスタマイズ ファイルが一覧表示されます。このダイアログの「参照からCUI ファイルカスタマイズユーザ情報*.cui))を開いてロード(追加)し,ユーザインタフェース設定のカスタマイズまたは転送を行うことができます。ロードを解除することも出来ます。

方法2).
ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタの「カスタマイズ」タブのcui一覧リストボックス最下段の開く...」から開くことも出来ます。
又は,リストボックス右の「部分カスタマイズファイルボタンをクリックしても開くことが出来ます。共に「カスタマイズをロード/ロード解除」ダイアログボックスとは異なり,エクスプローラ表示の「開く」ダイアロブから選択カスタマイズファイル*.cui))することになります。

「***
.cui」ファイルをロードするとファイル名「***」が大文字で表示荒れます。名前が変わるものもあります。


参考1).「***.cui」ファイルのロードは旧.ver2005以前のフメニューァイルロード「menuload」(*.mnc*.mns)のことです。
 「カスタマイズをロード/ロード解除」ダイアログボックス

 

参考2).
ロード一覧の「2004_TOYAMA_1MENU」〜「C_LISP_MENU」等は,当方が独自に作成したカスタマイズCUIファイルをロードした状態です。



参考1).
XMLとは  (Webサイトから抜粋概略です。)
XMLは,
Extensible  Markup Language(エクステンシブル マークアップ ランゲージ)の略で,エックスエムエルと呼ばれる。
文書やデータの意味や構造を記述するための
マークアップ言語の一つ。ソフトウェア間の通信・情報交換に用いるデータ形式や,様々な種類のデータを保存するためのファイルフォーマットなどの定義に使われている。インターネット上でHTML書式よりもさらに高機能なWebべージ作成が可能。

XMLは,多様な情報を「情報の意味」と「情報の内容」に分けて
テキストで記述する方法(言語)ですインターネット上で様々なデータを扱う場合に特に利点を発揮します。
XMLはそのデータの意味を判断できるの,特定のデータのみ取り出したりデータを集計したりといったことが可能になりますJavaやC++など現在主流のプログラムとの相性も良くなっています


参考2). CUI [ Character-based User Interface] (シーユーアイ)とは  (Webサイトから抜粋概略)
CUI とは,ユーザに対する情報の表示を文字によって行いすべての操作をキーボードを用いて行うユーザインターフェースのことUNIX系OSの操作方式として一般的な他,WindowsなどもCUI 画面を呼び出して操作することができる。
画面上に命令の入力を促す
プロンプトと呼ばれる文字列が表示され,ユーザがそれに続けてキーボードからコマンド(命令)を入力し,コンピュータに指示を与える。コンピュータはユーザの入力の次の行から処理過程や結果を出力し,再び入力が可能な状態になると改行して行頭にプロンプトを表示する。この繰り返しで対話式に作業を進めていくのがCUI である。

GUI CUI の違い
コンピュータ用語で「
ユーザインタフェース」 (User Interface) とは,「コンピュータと人間を結びつけている仕掛け(情報のやり取りの方法,仲立ちするも)」のことを言います。皆さんが普段使っているコンピュータは,OS (Operating System) の種類 (Windows,Linux,Mac OS など) に関係なく,ウィンドウやアイコンなどをマウスで操作して,キーボードで文字入力を行うタイプの仕掛けが使われています。これは一般的に GUI (Graphical User Interface) のシステムと言います。これに対し,kterm 等のターミナル内でコンピュータを操作する場合はキーボード入力と画面の文字表示のみでコンピュータを操作することになります。このような仕掛けを CUI (Character User Interface) と言います。

 (省略)

CUI の勉強を行う意義
上記の通り
CUI は非常に複雑な処理も比較的簡単に操作できます。そして,UNIX / Linux は元々 CUI のシステムであり,CUI の設計思想に基づいたソフトウェアが内部で数多く動いています。実際に,インターネットを始めとする世の中のネットワークを支えている仕組み(サーバ用ソフトウェアなど)は基本的に CUI ベースのソフトウェアなのです。これらのことを踏まえると,コンピュータ内部やネットワークを勉強するために CUI による操作方法(コマンド)及びその仕組みを憶え慣れておくことはコンピュータ技術を理解するうえで非常に大事なことだと言えます

 (省略)

とにかく,GUI は誰でも簡単に扱えるわけですから,コンピュータを専門とするなら多少は難しい CUI の操作を理解し,憶えるようにしましょう。

 (省略)



参考3).
CUIXとは  (AutoCAD 2010から開発されたファイル拡張子)
CUIXは,一般的にAutoCAD Custom User Interface Formatファイルに関連付けられているファイル拡張子です。 AutoCAD Custom User Interface Format仕様は,Autodeskによって作成されました。 CUIXファイルは,Windowsを実行しているデバイスで使用可能なソフトウェアアプリケーションによってサポートされています。 CUIXファイルは,1305データベースにリストされている他のファイル拡張子と同様に設定ファイルカテゴリに属します CUIXファイルの管理に推奨されるソフトウェアはAutoCADです。 AutoCADソフトウェアはAutodesk, Inc.によって開発されました。公式ウェブサイトでは,CUIXファイルまたはAutoCADソフトウェアプログラムに関する詳細情報を見つけることができます。


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■ 007  ツールバー(/新規コマンド)を作成するには  ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

ツールバーを作成

1.
「ツール」メニュー → 「カスタマイズ」 → 「インタフェース」を選択して「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを表示する。
又はコマンド「cui 」実行でも「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを表示できます。
又は
ツールバー上の空白箇所で右クリックしてカスタマイズを選択でもOKです。この方法が手っ取り早いでしょう。




2.「ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタの「カスタマイズ」タブの「<ファイル名>内のカスタマイズ」ペインで,「ツールバーを右クリックして新規作成」 → 「ツールバーを選択すると,「ツールバー1 1 はカスタマイズの繰り返しの状況によって異なります(例:105又は106などと))という名前の新規ツールバーが,「ツールバーのツリーの最後に表示される
尚,「ツールバー」内の任意のツールバーの右クリックからでも同様の操作が出来ます。

3.新規ツールバーの名前を変更する。
「ツールバー1」という文字上に
新しい名前を入力する。又は,「ツールバー1」を右クリックして「名前変更」を選択しても名前を入力出来ます。

4.ツリー表示で新しく作成したツールバーを選択し,右に表示される「プロパティ」ペインを次のように変更する。(取りあえずは表示されたままで良いでしょう。)
「説明」ボックスに,ツールバーの説明を入力する。
「既定値で表示」ボックスをクリックし,「表示」か「非表示」を選択。「表示」を選択すると,そのツールバーはすべてのワークスペースに表示されるようになる。
「方向」ボックスをクリックし,「浮動」,「上」,「下」,「右」,「左」を選択する。
「既定値のX位置」に値を入力する。
「既定値のY位置」に値を入力する。
「行」ボックスで,ドッキングしないツールバーの行数を入力する。
「エイリアス」ボックスにツールバーのエイリアスを入力する。

5.追加するコマンドを,「コマンド一覧」ペインから「<ファイル名>内のカスタマイズ」ペインのそのツールバーの名前のすぐ下までドラッグする。又は,ツールバーの右端にドラッグして,三角のマークが表示されたらドロップしても同じです。

6.新規ツールバーにコマンドを追加し終えたら,「OK」をクリックするか,カスタマイズを続行する。
OKをクリックして終了した場合は新規ツールバーが表示される



新規ツールバー(例:_offset)に新規カスタマイズコマンド(例:^C^C_offset;\\m;;オフセット_複数回を追加作成

コマンド及びボタンイメージはコマンド一覧から新規でカスタマイズして作成(「新規作成」)できるが利用できるものが既定にある場合,「…カスタマイズ」ペインの既定のコマンド名オフセットCtrlキーを押さえながら目的の位置に配置し編集(名前,ボタンイメージ,マクロの記述,他)することもできる。手っ取り早い方法です。他からコマンド名を持ってくることも出来る

留意).コマンドを数多く作成した場合,更なるコマンド及びボタンイメージを作成するときは,既定のコピー等を利用せずに「コマンド一覧」で「新規作成」することを勧めます。コピー元のコマンドと共におかしなことになりがちです。


「新規作成」の場合は「コマンド一覧」の「新規作成(N)」ボタンをクリックすると,全ての一覧の「ボタンイメージ」と「プロパティ:」ダイアログが表示されます。作成後,動作させるためには既定又は新規のツールバーに乗せなければ成りません。

ここでは,
既定のコマンド及びボタンイメージ(オフセット)を利用して作成する方法を説明します。例では既定の「オフセット」と同コマンドを利用して作成した「オフセット_複数回」(一括(M))を新規ツールバーに配置してみます。

         

ツールバーのコマンド間に「区切り」(--)を入れる場合
コマンド名(例:オフセット)を選択し,右クリックから「区切りを挿入」をクリックすると,真下に「区切り」--が挿入される。ツールバーのボタン間に凹んだ区切り線が表示される。


マクロの記述 (例のボタンイメージは編集後の絵です)
分かりやすい
名前を付けるマクロを記述する → ボタンイメージは念のため「両方」(大/小)で良いでしょう。






参考).この
マクロは既設のオフセットコマンド実行中のオブジェクト選択時に,コマンドラインのプロンプトに表示されるオプション「一括(M)」のMを事前に組み込んだもので,オフセットする側をクリックしていくだけで連続offsetができるコマンドです。途中で反対側もクリックできます。実行中のオフセット距離は同じ一定の距離です。重宝です。


ボタンイメージを作成,編集
コマンド名(例:オフセット_複数回)を選択し,「編集」をクリック。
ボタンエディター」ダイアログでイメージを編集作成する。
名前を付けて保存」をクリックして保存する。保存場所のフォルダは既定では「User」→「user」……(省略)……「Support」→「Icons」だが,深層なので,C:\Programu Files → \AutoCAD 2007フォルダ内等にカスタマイズ用に新規フォルダ(例:macro_diesel_icons)を作成して保存(例:_offset_m.bmp)する方が分かりやすくて整理しやすいでしょう。
注意).保存フォルダを新規作成したときは,必ず「オプション」ダイアログボックスの「ファイル」タブの「サポートファイルの検索パス」のリストに追加すること。



例は既定の「オフセット」イメージに「一括(M)」のMを文字化したものです。


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■ 008  フライアウトツールバーを作成するには ( .ver 2005 〜2007 (〜2009) )

1.「ツール」メニュー → 「カスタマイズ」 → 「インタフェース」を選択して「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログボックスを表示する。
又はコマンド入力:
cui
又はツールバー上の空白箇所で右クリックしてカスタマイズを選択でもOKです。この方法が手っ取り早いでしょう。

2.「ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタの「カスタマイズ」タブの「<ファイル名>内のカスタマイズ」ペインで,「ツールバー」ツリーノード左のプラス(+)記号をクリックして展開する。

3.フライアウトツールバーに追加するツールバーを右クリックして「新規作成」 → 「フライアウト」を選択。 「ツールバー1 1 はカスタマイズの繰り返しの状況によって異なります(例:105又は106などと)。という名前の新規フライアウトツールバーが,選択したツールバーのコマンド一覧の最後に表示される。同時に同じ名前のツールバーがツールバー一覧の最後にも表示される。

4.ツールバー一覧の「ツールバー1」を右クリックして「名前変更」を選択し,新しいツールバーの名前を入力する。
ツールバーの名前を変更してもフライアウトの名前は変更されません。ツールバーとフライアウトの名前を同じにするには,名前を変更した「ツールバー1」とは別にフライアウトを選択して名前を変更する必要があります。

5.追加するコマンドを,「コマンド一覧」ペインから「<ファイル名>内のカスタマイズ」ペインのツールバー一覧のツールバー1の名前のすぐ下までドラッグする。又は,ツールバーの右端にドラッグして,三角のマークが表示されたらドロップしても同じ。
コマンドは同様の操作でフライアウトへドラッグしても同じです。

6.コマンドを追加し終えたら,「OK」をクリックします。

ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログボックス



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■ 009  別のツールバーから作成済みのフライアウトツールバーを別のツールバーにも作成(コピー)するには ( .ver 2005 〜2007 (〜2009) )

1.「ツール」メニュー → 「カスタマイズ」 → 「インタフェース」を選択して「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを表示する。
又はコマンド入力:
cui
又はツールバー上の空白箇所で右クリックしてカスタマイズを選択でもOKです。この方法が手っ取り早いでしょう。

2.「ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタの「カスタマイズ」タブの「<ファイル名>内のカスタマイズ」ペインで,「ツールバー」ツリーノード左のプラス(+)記号をクリックして展開する。

3.フライアウトツールバーを追加するツールバー左のプラス(+)記号をクリックする。

4.「Ctrl」キーを押さえながら追加する作成済みのフライアウトツールバーを選択し追加するツールバーの場所までドラッグする

5.「OK」をクリックして完了。


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■ ACAD_133 lspfasvlx」ファイルの読み込み/自動ロードアイコンへの割り当て及びカスタマイズグループのロードCUILOAD」の仕方 ( .ver 2005 〜2007 (〜2009) ) レギュラー版専用


LISPファイル」(/fas/vlx )を常に効率よく使えるようにするには作成したLISPファイル読み込み」→「自動ロード」→「アイコンへの割り当ての設定までしたほうが良い

AutoLISP(Visual LISP)でのマクロの作成方法は省略します。
ここではオンライン上または雑誌のCD_ROMから入手したLISPファイルの設定の仕方を説明します

説明用に例ではLISPファイル名を → Xoffset.lsp」 とします。
参考).この
.lsp は,「Yoffset.lsp」と共に任意のオフセット距離を入力しながら連続offsetができるAutoCAD専用の優れものです。情報は以下を参照してください。
☆☆ Xoffset.lsp/Yoffset.lsp   (AutoCAD専用) (同じウインドウで移動)


準備 1 入手したLISPファイル,「ツールオプションファイルタブのサポートファイルの検索パスで指定されているフォルダ(例.Support)に保存しておきますLISPに付随して動作するダイアログ定義の「.dclファイルがある場合は一緒に保存すること


準備 2 カスタマイズしたグループの「***.cuiファイルのロード

メニューマクロDIESEL式,及びレギュラー版専用の「lspfasvlx」ファイル等のカスタマイズしたグループの「***.cuiファイルはロードする必要があります


カスタマイズしたグループの
「***.cuiファイルのロードの方法

方法1).
コマンド入力 :「
cuiload」で「カスタマイズをロード/ロード解除」ダイアログボックスが表示されます。現在ロードされているカスタマイズ ファイルが一覧表示されます。このダイアログの「参照からCUI ファイルカスタマイズユーザ情報*.cui))を開いてロード(追加)し,ユーザインタフェース設定のカスタマイズまたは転送を行うことができます。ロードを解除することも出来ます。

方法2).
ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタの「カスタマイズ」タブのcui一覧リストボックス最下段の開く...」から開くことも出来ます。
又は,リストボックス右の「部分カスタマイズファイルボタンをクリックしても開くことが出来ます。共に「カスタマイズをロード/ロード解除」ダイアログボックスとは異なり,エクスプローラ表示の「開く」ダイアロブから選択(カスタマイズファイル*.cui))することになります。

「***
.cui」ファイルをロードするとファイル名「***」が大文字で表示荒れます。名前が変わるものもあります。


参考1).「***.cui」ファイルのロードは旧.ver2005以前のフメニューァイルロード「menuload」(*.mnc*.mns)のことです。
  「カスタマイズをロード/ロード解除」ダイアログボックス

 

参考2).
ロード一覧の「2004_TOYAMA_1MENU」〜「C_LISP_MENU」等は,当方が独自に作成したカスタマイズCUIファイルをロードした状態です。



1.読み込み
AutoLISPは,「Visual LISPエディタ(V)」からAutoCADにその都度読込ませる方法もあるが, AutoCADを起動するたびに指定したLISPが自動ロードされて常に実行できるように(LISPを指定したファイルを開いている間は自動ロードされるという意味)AutoCADに読込ませておいた方が

方法
AutoCADの「ツール(T)」の「
AutoLISP(S)」から「ロード(L)」を選択 → 「アプリケーションのロード/ロード解除」ダイアログボックスでLISPファイル「Xoffset.lsp」(説明用の例です)(参考1を選択してロードをクリック → LISPが正常に読み込まれると,同ダイアログボックス下部に 「Xoffset.lspが正常に読み込まれました」 と表示される。これで読み込まれたLISPは通常のコマンドと同様にコマンドラインで使用できますが更に次項「2.自動ロード」まで設定しましょう



参考1).「LISPファイル」の読み込みはAutoCAD2004からは複数のファイルを同時に読み込むことが出来ますファイルの種類(T)」では「.lsp」ファイルは「AutoLISPファイル(*.lsp)」を,「.fas」ファイルは「高速ロードAutoLISP形式(.*.fas)」を選択しますが,「すべてのAutoCADアプリケーションファイル」ですべてのファイルが表示されて読み込むことが出来ます


2.自動ロード

上記「
1.」の設定まででは,図面(ファイル)を開くたびに,その都度LISPを読み込む操作をしなければなりません。 ここで更にAutoCADを起動した時にどの図面ファイル)でも自動的にLISPを読み込ませるようにします

方法1
上記「
1.」の「ツール(T)」→「AutoLISP(S)」→「ロード(L)」を選択して表示される「アプリケーションのロード/ロード解除」ダイアログボックスで,「スタートアップ登録」の「内容」をクリック → 「スタートアップ登録」ダイアログボックスで,「追加」をクリック  → 作成した自動的に読み込ませるファイル「Xoffset.lsp」(説明用の例です)を選択して追加」をクリック → 「スタートアップ登録」ダイアログボックスに,指定したLISPファイル「Xoffset.lsp」が表示されていることを確認 → 「閉じる」をクリック → 「アプリケーションのロード/ロード解除」ダイアログボックスに戻る → ダイアログボックス下部に「Xoffset.lspがスタートアップ登録に追加されましたと表示される → 「閉じるをクリ ックして完了
これでAutoCADを起動するたびに指定したLISPがどの図面ファイルでも自動ロードされます

注意:LISPファイルの場所 (「サポートファイルの検索パス」で指定されているフォルダ) を変えると,自動ロードができなくなります。場所を変える場合は,いったん登録した内容を削除して,新しい場所で登録し直して下さい。


3.アイコンへの割り当て
次にこのプログラムをアイコンに割り当てます。
AutoCADで
専用のツールバーをつくる → 割り当てるユーザ定義ボタンをツールバーに ドラッグ&ドロップする → ユーザ定義ボタン上で右クリック → 表示された「ボタンイメージ」ダイアログ ボックスの「マクロ」に,今回作成したコマンドを^C^C_xof」(説明用の例です)と入力する (AutoLISPのスクリプト(コード)の「c:XOF」部分がコマンドです) → 「説明」には分かり易い説明を入力する → 「ボタンアイコン」の「編集( I )...」をクリックし,ボタンのデザインをして保存登録する → 「適用」 → 「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じる。
これでアイコンへの割り当てが完了です。


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ACAD/LT_010   システム変数値のプルダウンメニューを作成 (作成おすすめです)

動作環境 :レギュラー版AutoCAD(一部LT共通) .ver 〜2007 (〜****)

重要なシステム変数の値が作図中の何らかの操作によって変わってしまったことに気が付かず,コマンドの妙な動作に戸惑って作業が中断され,「ヘルプ」にある膨大な数の「システム変数」からの再設定に時間を費やされるのは大変煩わしいことです。外部プログラムの操作後など,値が勝手に変わってしまうシステム変数値は何故かおおよそは限られています。又,通常の2Dでの作図作業で念のために確認しがちなシステム変数値も限られているでしょう。
予期せぬ煩わしさ回避用に瞬時に確認して設定のし直しが出来るようにシステム変数値の確認用コマンド一覧をメニューのヘルプ(H)」などにサブメニューとして作成しておくと効率的で安心です


作成方法

方法は,通常の
新規コマンド作成操作に準じて行います。以下も必見です。参照してください。
■ 007  ツールバー(/新規コマンド)を作成するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  ) (同じウィンドウで移動)


先にプルダウンメニュー用のコマンドを作成しておきます

通常のコマンド及びイメージ(ボタン)の作成方法と同じです。
留意).作成は他のコマンドをコピーして編集しないこと。コピー元のコマンドと共におかしなことになりがちです。必ずコマンド及びイメージボタン共にコマンド一覧」で「新規作成」すること。

作成

1.「ツール」メニュー → 「カスタマイズ」 → 「インタフェース」を選択して「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを表示する。又はコマンド「cui 」を実行。
又は
ツールバー上の空白箇所で右クリックしてカスタマイズを選択でもOKです。この方法が手っ取り早いでしょう。

カスタマイズ」タブの「メインCUIファイル(acad.cui)」ペイン(=ウィンドウ/枠のひとつのこと)を開いておき,「コマンド一覧新規作成コマンドを作成します。

プロパティペイン

「一般」の「
名前がプルダウンメニュー項目名になります。瞬時に判断出来るように,以下の例のように「名前」には「システム変数名」,「説明」,「」をつけておくと良いでしょう。
例).
MEASUREMENT_ハッチング尺度/線種尺度0

「説明」は前期の「
説明」と同じで良いでしょう。

「マクロ」で
コマンドを記述する。コマンドはシステム変数名です。
例).
^C^C_MEASUREMENT

「イメージ」は小さいイメージ/大きいイメージ右側入力欄をクリックし,右端に表示されるボタンをクリックして事前に作成保存しておいたフォルダ(例.2D_bmp)内から「イメージ」を選択する。このイメージがプルダウンメニュー項目の先頭に表示されます
尚,イメージは,規定値の保存ではUserフォルダ内 ・・・の深層にあるSupportフォルダ内のIconsフォルダ内に置かれますが,作成したフォルダ(例.2D_bmp)を
AutoCADの検索パスで追加しておけばOKです。
検索パス追加の例).
Program Filesフォルダ → AutoCAD 2***(又はAutoCAD LT 2***)フォルダ内 → 2D_bmpフォルダ(例)
イメージ作成時の「カテゴリ(G)」は選択し易いように「ヘルプ」が良いでしょう。イメージはシステム変数名の略などが良いでしょう。
イメージの 例).
Mm (MEASUREMENTの略です。)

各コマンド作成が終了したら一旦「適用」→「OK」をクリックして「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを閉じること


次にメニューのヘルプ(H)」にプルダウンメニューの一覧を作成します
新規のメニューでの作成でもOKですが,ここでは「ヘルプ(H)」に追加作成する方法を説明します。

作成

2.
ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを表示する。

3.カスタマイズ」タブの「メインCUIファイル(acad.cui)」ペインで,「メニュー」ツリーノード左のプラス(+)記号をクリックして展開する。メニューの「ヘルプを右クリックして新規作成」 → 「サブメニューを選択すると,「メニュー1」という名前の新規サブメニューが「メニューのツリーの最後に表示される

4.メニュー1」という名前を分かり易い名前(例:2D_システム変数値)に変える。又は,メニュー1を右クリックして「名前変更」を選択しても名前を入力出来ます。
必要に応じて
サブメニュードラッグして移動する。更に必要に応じてサブメニューを右クリックして「区切りを挿入」を選択して区切りを挿入する。

5.コマンド一覧(カテゴリ:ヘルプ)から前記「1.」で作成しておいたプルダウンメニュー用のコマンドをサブメニューの名前(例:2D_システム変数値)のすぐ下までドラッグする。又は,サブメニューの右端にドラッグして,三角のマークが表示されたらドロップしても同じです。コマンドの選択は,「Ctrl」キーを押さえながら一度に複数の選択も出来ます。
「メインCUIファイル」ペインで表示されるのは名前のみでイメージは表示されませんが,プルダウンメニューでは項目の先頭にイメージが表示されます。

6.サブメニューへのドラッグ操作を繰り返し,終えたら,「適用」 → 「OK」をクリックして「ユーザインタフェースをカスタマイズ」ダイアログを閉じる。

7.作図画面に戻り,メニューの「ヘルプ(H)」をクリックし,サブメニュー(例:2D_システム変数値)を表示して実行してみる。
プルダウンメニュー項目をクリックすると,コマンドが動作し,コマンドライン
(=コマンドプロンプト)でシステム変数の値を設定することが出来ます。正常に動作することを確認して完了です。

参考).
必要であればプルダウンメニューとは別に作成したコマンドイメージ(ボタン)のフライアウトツールバーを作成しても良いが,プルダウンメニューの方が扱い易いでしょう。
尚,サブメニューを追加して上書きされた「acad.
CUI」「acad.mnr」(「acad.bak.cui」)ファイルは,他のパソコンの同一ファイル(例.AutoCAD2007)に上書きすると,一気に移行することができます。


以下,「ヘルプ(H)」に「2D_システム変数値」サブメニュー(プルダウンメニュー)を作成した表示画面例です。(各先頭にコマンドの「イメージ」を付けてあります。)  (一部PEDITACCEPT等以外,LT共通です。)




以下,AutoCAD 2007/2006__LT 2007/2006の
2D用システム変数値確認用コマンドのサブメニューのサンプルです。
システム変数値.txt サンプル → 内容表示 (以下2d_bmpフォルダと共に名前をつけて保存してください。)
コマンドイのメージ(フォルダ) サンプルダウンロード → 2d_bmp.zip  (自由に再加工してみてください。)

各システム変数値解説については「ヘルプ」→「コマンドリファレンス」→「システム」を参照してください。



以下,「ヘルプ(H)」に「3D_システム変数値」サブメニュー(プルダウンメニュー)を作成した表示画面例です。(各先頭にコマンドの「イメージ」を付けてあります。)  (レギュラー版AutoCAD専用です。)
3Dの作図作業では,目的の表示を左右するシステム変数が幾つもあります。プルダウンメニューと共にツールバーの作成は是非おすすめです。




以下,AutoCAD 2007/2006の
3D用システム変数値確認用コマンドのサブメニューのサンプルです。(レギュラー版専用)
システム変数値.txt サンプル → 内容表示 (以下3d_bmpフォルダと共に名前をつけて保存してください。)
コマンドイのメージ(フォルダ) サンプルダウンロード → 3d_bmp.zip (自由に再加工してみてください。)

各システム変数値解説については「ヘルプ」→「コマンドリファレンス」→「システム」を参照してください。


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INDEX (同じウィンドウで移動)

AutoCAD

JW_CADの「.jwc」ファイルをR13JのDXFファイルに変換するフリーソフト 「JWX Ver 0.21」  重宝です) ( 〜Windows7(32bit) , AutoCAD/LT.ver〜2007 )

DXF / DWGファイルをサムネイル表示するフリーソフト  〜Windows7(32bit) , AutoCAD/LT.ver〜2007 )

フリーの画像管理ソフト XnView Classic の紹介  (DWGDXFBAKJWW,JWC,DWF,WMF500種類以上の画像を表示できる大変重宝なビューワーです)

フリーの画層編集ソフト LayerView 2012 の紹介  優れものです

DWGからPDFファイルを作成するフリーソフト「CuteWriter」  〜Windows8 , AutoCAD/LT.ver〜2007 )

ラスターデータ(画像)をベクターデータ(DXF)に変換するソフト WinTopo Freeware

PDFファイルをDXFに変換する英語版フリーソフト Aide PDF to DXF Converter

レギュラー版 AutoCAD2007 の動作環境について 参考です

AutoCADとMicrosoft .NET Framework について


OS

重たいWindows 7 を軽くするフリーソフト 「WinDNA- 7」

ウィンドウズ 7 環境でXPモードを使う方法  (上級編)




画像リサイズソフト  重宝です

おすすめのフリーのフォトレタッチソフト
PhotoScape フォトスケープ
多彩な機能で画像を自在に編集・加工できる動作の軽い使いやすい画像編集ソフト。
paint.net ペイントドットネット
高度な機能を備えているレタッチソフト。シャープ・ぼかし・モザイク・油彩などの各種フィルター,色調・彩度・明るさ補正,ペイントブラシといった基本機能のほか,高性能なノイズ除去機能や赤目補正,ヒストグラム補正なども搭載。レイヤー他市販ソフトAdobe Photoshop並みの機能も備える。

おすすめのフリーの動画プレイヤーソフト (32bit/64bit版)
Windows Media Playerでは再生できない様々な動画ファイルを再生できます。
AutoCADで作成した
ウォークスルー(/フライスルー)のアニメーション出力ファイル形式MOV以外の AVI / WMV / MPG形式 鮮明に再生できます。AutoCADがインストールされていないPCで誰でも再生できるわけです。
各種プレーヤー : MPC-BE (特にお勧めです) Potplayer (ポットプレイヤー)(お勧めです) / VLC Media Player (ブイエルシーメディアプレイヤー)

おすすめのフリーのPDF関連ソフト 正規版(シェア)Adobe Readerをお持ちでない方へおすすめです。

ZIP,RAR,7zなど40種の圧縮形式に対応したフリーの圧縮・解凍ツール 「ALZip」

FFFTPソフトの紹介
自作Webページのコンテンツを FTPサーバーへアップロード,ダウンロード,(又は削除)する優れものソフトです。

通信・情報機器 / 他  2018年









以下詳細


AutoCAD


JW_CADの「.jwc」ファイルをR13JのDXFファイルに変換するフリーソフト 「JWX Ver 0.21」  重宝です) 〜Windows7(32bit) , AutoCAD/LT.ver〜2007 )

JW_CADの「.jwc」ファイルをR13JのDXFファイルに変換するフリーソフトでJw_winの数値及び角度の誤差補正,他詳細な設定が出来ます。 AutoCADユーザーにとっては大変便利です
 
ソフト名 : JWX Ver 0.21  「jwx021_050316.LZH」(ダウンロードファイル名)
作者: 古川 也寸志 / 米田 昌司
動作条件: Windows XP pro までとして登場しましたが,Windows7(32bit)でも動作します。以降未検証です。
AutoCADは.ver〜2007共通で動作します。以降未検証です。

概要).
JJWC形式ファイルをR13JのDXFに変換
読込(変換)可能なのは拡張子「
*.jwc」のみです。「*.jww」(Jw_win Document)は「*.jwc」に保存し直すこと(方法 :「JWC形式で保存」→「新規」をクリック)
Jw_CAD特有の数値の誤差(整数にならずに小数点第四位が付いてしまう問題)及び水平/垂直線の微妙な傾き(精度の悪さ)の修正等,他詳細な設定が可能です。 その他詳細については,長文ですが付属の「Readme.txt」を参照。


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DXF / DWGファイルをサムネイル表示するフリーソフト 〜Windows7(32bit) , AutoCAD/LT.ver〜2007 )

DXFファイルをサムネイル表示

自治体の仕事等で大量のDXFファイルを受け取った場合など,目的のDXFファイルを一覧表示で捜せるので便利です。
ソフト名 :
DxfReport Ver.2006.8.8   「dxfrepprt.zip」
動作条件: 〜Windows7(32bit)     
作者  f.izawa
作者URL 
http://izawa.web.infoseek.co.jp/
DXFファイルの保存Vercion(6文字記号:AC10**)/Size/Timeも表示されます。一覧と詳細(
拡大)表示が可能。
メニューの「挿入」ではAutoCADの画面に分解またはブロックで挿入することが出来ます。
参考).モデルタブの背景はBlackで表示されて見易いです。

DWGファイルをサムネイル表示

目的のDDGファイルを一覧表示で捜せる。

ソフト名 :
DwgReport Ver.2006.7.15   「dwgrep.zip」
動作条件: 〜Windows7(32bit)
作者  f.izawa
作者URL
http://izawa.web.infoseek.co.jp/
DWGファイルの保存Vercion(フル表示)/Size/Timeも表示されます。表示は.ver2007までです。
参考).モデルタブの背景はWhiteで表示されます。



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フリーの画像管理ソフト XnView Classic の紹介  (DWGDXFBAKJWW,JWC,DWF,WMF500種類以上の画像を表示できる大変重宝なビューワーです)
   (Webサイトから許可なく抜粋しています)

XnView」はJPEG/BM/GIF/PNG/RAW/ TIFF/WMF/ICO/・・・他,500種類以上の画像を表示できる,無料のエクスプローラー型画像ビューワーです。画面でリサイズ色調補正切り取りモザイクなどの加工や編集に対応した画像管理ができる高機能なマルチメディアビューアです。動画ファイルや一眼レフデジカメのRAW画像にも対応し,画像ファイルの一括フォーマット変換も可能です。

対応フォーマット
BMP / EMF / GIF / JPG / PCX / PNG / TIF の他,CIN / DCX / DDS / DIS / DPX / FLIF / FPX/ GBR / ICO / IFF / IMG / IWC / JBG/ JIF / JP2 / JPM / JXR / KRO / LDF / LWF / MBM / MIF / MTV / PAT / PBM / PDB / PDF / PGM / PIC / PIX / PNM / PPM / PRC / PS / PSD / RAW / RAWRAW / RGB / RLA / SCT / TGA / VST / WBMP / WDP / WEBP / WIC / WLM / WRL / XBM / XPM / YUV / DWG,DXF,BAK / WMF
 ( / Officeアプリ(Excel/Word/他),TXT,JWW/JWC/DWF

対応OS : Windows XP / Vista / 7 /8 / 8.1 / 10   Mac OS X, Linux
バージョン : 2.49.2 (2019/12/12) 
日本語版
提供元サイト
: https://freesoft-100.com/review/xnview.php

ダウンロード
1. 提供元サイトのダウンロード項目へアクセスし,「Extended」項目下の「XnView Ext. Setup」ボタンをクリックしてダウンロードします。
2. ダウンロードしたセットアップファイル(XnView-win-full. exe)からインストールします。


使い方

初期設定
本ソフトを起動すると,セットアップ画面が表示されます。
使用言語,プログラムの保存先,コンテキストメニューに追加するか否か等を設定して「OK」ボタンをクリックします。


画像を閲覧する
初期設定が終わるとメイン画面が表示されます。左側にフォルダ ツリー,右上にサムネイル,右下にプレビュー表示されます。
サムネイルをダブルクリックすると,ビューア表示に切り替わりますサムネイルサイズを変更できます。
ビューア表示画面ズームイン(/元ズーム率)することができます。ビューア表示後は画面上での右クリックのメニュー「閉じる」を選択すると,メイン画面に戻ります。又は「Esc」キーを押しても戻ります。
参考1).複数ページのPDFは,画像ビューアで「前ページ」/「次ページ」ボタンを使用して見ることができる。
参考2).CAD図のDWGDXFBAKのビューア表示は粗いカラーのラスターイメージなのでズームインの効果は期待できません。ファイル探しとして利用する場合はサムネイルのサイズを大きくすると良いでしょう。ただ,画面中央に専用DLLの購入メッセージが英語で表示されます。
参考3).Officeアプリ(Excel/Word/他),TXT,JWW/JWC/DWF等はプレビューは不可ですが,代わりに各プログラムが起動します。

画像ビューア
画像ビューアでは次のことができます。
トリミング/反時計回りに回転/時計回りに回転/上下反転/左右反転/高画質JPEGへの変換明るさコントラストガンマ調整/赤目補正/スライドショー表示

一括変換する
画像フォーマットなどをまとめて変換できます
1. ツールバーの変換をクリックすると,「一括変換」画面が表示されます。「追加」ボタンまたは「フォルダ追加」ボタンをクリックして,ファイルまたはフォルダーを追加します。
2. 出力先フォルダーを指定します。
形式 :
BMP / EMF / GIF / JPG / PCX / PNG / TIF などへ変換できます。
3.変形」タブをクリックして,グレイスケール変更,JPEGロスレス変換,α単ネル追加,トリミング,メタデータを消去,回転,左右反転,透かし,自動コントラスト,エッジ・シャープ・ガウスなどのフィルタ,ノイズ除去,タイル・モザイク・渦巻・球面レンズ・油絵などのエフェクトを設定することも可能です。
4. 設定が終わったら「実行」ボタンをクリックします。


画面キャプチャーを撮る (キャプチャーとは画像ファイルとして取り込み保存すること)
デスクトップ画面のキャプチャーを取得できます。ツールバーのキャプチャをクリックすると,「キャプチャ設定」画面が表示されます。次の設定を行って「OK」ボタンをクリックするとキャプチャーを取得できます。
キャプチャ
デスクトップ : デスクトップ全体をキャプチャーする
アクティブウィンドウ : アクティブなウィンドウをキャプチャーする
ウィンドウ : 指定ウィンドウをキャプチャーする
矩形 : 指定範囲をキャプチャーする

方法
タイマー : 指定秒数後にキャプチャーする
デフォルトでは5秒後。タイマーのカウントダウンは表示されない
ショートカットキー : 任意のキーを押すとキャプチャーする
デフォルトでは F10 キー

オプション
指定範囲 : 「キャプチャ」で「ウィンドウ」選択時のみ選択可
XnView を隠す : XnView 画面を隠してキャプチャーしないようにする
カーソルを含める : マウスカーソルを含めてキャプチャーする
複数ページキャプチャ

保存
XnView で開く : キャプチャー後,XnView で開く
フォルダ : 指定フォルダーに保存する
形式 : BMP / EMF / GIF / JPG / PCX / PNG / TIF などの形式で保存する


スライドショーを見る
保存している画像のスライドショーを再生できます。

1. ツールバーのスライドショーをクリックすると,「スライドショー」画面が表示されます。「追加」ボタンまたは「フォルダ追加」ボタンをクリックして,ファイルまたはフォルダーを追加します。

2-1.画面の遷移 : タイマー,キーボードまたはマウスで画面を切り替えます。
2-2.画面表示 : 全画面表示,固定サイズを選択します。
トランジション : 画面切り替えの効果をランダム,ループから選択します。
保存 : 開く,保存 (XnView 独自スライドショー形式ファイル) ,EXE (実行形式ファイル) に保存,SCR (スクリーンセーバー) に保存,動画ファイル (AVI / WMV / MPEG...) に保存から選択します。

3. 「実行」ボタンをクリックするとスライドショーをプレビューします。
※ 「Esc」キーを押すと終了します。



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フリーの画層編集ソフト LayerView 2012 の紹介 優れものです


ソフト名 :
LayerView 2012 (Ver.********)
セットアッププログラム : LayView2012.exe
対象 : AutoCAD/LT2004〜2012
著者 : f.izawa
作者URL 
http://izawa.web.infoseek.co.jp/

LayerView 2012 のプログラム実行画面例


操作他概要
左上の「...」ボタンをクリックすると
画層情報取得(表示)が始まります。画層情報取得モードはBMP表示で,DXF取得のみです。
上段のプルダウンリストから
操作目的を選択し,一覧から画層名のイメージをクリックするだけで指定画層だけを表示フリーズロック/他,がビジュアルに操作できます。上記実行例は「layer3」だけを表示した状態で,一目瞭然です。リストから元の状態に戻す(ON/解除)ことが出来ます
例えば指定画層だけを表示しておいて,「オブジェクトプロパティ管理コマンドを実行して色(ByLayerに)/画層/線種(ByLayerに)/線種尺度/を一括して瞬時に編集・変更することができるわけです参考2))。LayerView 2012 の画面へは瞬時に反映されます他の事務所やメーカーのAutoCADデータの画層編集・変更に大変重宝です必需品と言えるでしょう

プログラムの構成設定ファイル「
LayView2012.ini」をメモ帳で開いて,以下の数値部分を書き換えるとイメージサイズの変更が出来ます。画面の解像度によりますが,9757(初期設定:160と100)など,試してみてください。
[LayerBmp]
Width=
97
Height=
57

参考1).

AutoCAD2007は基本的には動作環境がXPまでなので,Windows7では「LayerView 2012」は動作しないようですが,7のXPモードではOKです。

参考2).
ByLayerの編集はAutoCAD標準装備のクイック選択コマンドも大変有効です
クイック選択」については以下を参照してください。
便利な「クイック選択」を使いこなそう  ( 〜Windows7(32bit) , AutoCAD/LT.ver〜2007 ) (同じウィンドウで移動)
必見 →  例5).AutoCAD操作原則のByLayerでないオブジェクを一括でByLayerに修正する


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DWGからPDFファイルを作成するフリーソフト「CuteWriter」  〜Windows8 , AutoCAD/LT.ver〜2007 )

AutoCAD(DWG/DXF),WordやExcel等からPDFファイルを簡単に作れる英語版フリーソフト「CuteWriter」がサイト上で公開されています(日本語版もあります)。 古くから多くのユーザーに利用されている優れもので,業務に大変役に立ちます
AutoCADには,DWGからPDFファイルを作成するドライバ「DWG to PDF」(又は「Autodesk ePlot (PDF)」)が「印刷」ダイアログの「プリンタ/プロッタ」リストにありますが,「CuteWriter」は印刷スタイルの線の太さ,文字等が「ページ設定管理」の「印刷スタイルテーブル」(ペン割り当て)の通りに鮮明に(出力)印刷されますレイアウト3Dビュー及びXREF外部参照画面も変換することが出来ますファイル容量もAutoCADのドライバの40〜60%と,小さく出力されますデジカメ写真の入ったWordやExcelデータも大幅に縮小されます。

以下,「CuteWriterの概略です 検索“CuteWriter”で最新版を入手して下さい。

CuteWriter 2.8日本語
OSの動作環境 98/ME/2000/XP/2003/Vista(x32x64)

CutePDF Writer 3.7日本語
OSの動作環境 7/8
ダウンロードプログラムファイル「cutepdf-writer-3-7-en-win.exe

PDF変換可能ファイル(.ver共通)
AutoCAD
DWG(DXF)の他,WordExcelJPEG/BMP/HTM/…他

AutoCADは.ver〜2007は確認済みですが,以降については未検証です。


AutoCAD DWGから変換(出力)するときの留意
CuteWriterで,横向きの図面を横向きのPDFに出力するには
CutePDF Writerは,デフォルト(既設設定)では「縦」出力なので横向きの出力に設定する場合は以下の方法で行います。
方法).

「印刷」ダイアログで「プリンタ/プロッタ」をCutePDF Writerに指定 → 「プロパティ」をクリック → 「プロッタ環境設定エディタ- CutePDF Writer」のダイアログで「カスタムプロパティ」をクリック → 「レイアウト」タブの「印刷の向き」のリストから「」を選択設定して「OK」をクリック →  「印刷」ダイアログに戻って「OK」をクリック → 「プリンタ環境設定ファイルの変更」ダイアログで,「現在の印刷のみに変更を適用」(=一時的変更),又は環境設定を保存する場合は「変更を次のファイルに保存」を選択 → 「…に保存」を選択すると「.pc3」ファイルとして保存され,「プリンタ/プロッタ」に「CutePDF Writer.pc3」が指定される。
以後,
横向き出力のときは「CutePDF Writer.pc3」を指定。
CAD図は横向きが殆んどなので,「CutePDF Writer
.pc3」ファイルは作成しておいた方が良いでしょう。

参考1).前記留意を気にすることなくPDFに出力後の便利なPDF編集各種フリーソフトがサイト上にあります。
  pdfrp (同じウィンドウで移動) 
PDFファイルのページを回転(90/180/270度)させるツールお勧めです。

参考2).
.pc3」ファイルはAutodeskプロッタ管理のPlottersフォルダ内に保存されます。
場所はWindows7_AutoCAD 2007の場合は以下で,ここで削除することができます。
→ C:\Users\NEC-PCuser
(ユーザー名) \AppData\Roaming\Autodesk\AutoCAD 2007\R17.0\jpn\Plotters
元の CutePDF Writerはプリンタとしてインストール時にコントロールパネルのデバイスとプリンターに保存されています。


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ラスターデータ(画像)をベクターデータ(DXF)に変換するソフト WinTopo Freeware

地方自治体や半官半民のプロジェクトの依頼では,AutoCADでの案内図の
地図はラスターデーターのリンク貼り付けではなくAutoCADの図形として貼り付けることを要求されるでしょう。AutoCADには,BMP画像ファイルに変換した地図や古い青図の図面などのラスターイメージファイルをDXFファイルに変換する機能はありません。代わりに,広く使われている英語版フリーウェア(シェアもあります)のラスター(画像)・ベクター(DXF)変換ソフトがサイト上で公開されています。フリーのため,変換には限界があります。又,元のラスターデーターの精度にも因ります。
ですが,
全容が分かれば良い案内図用の地図はDXFとして十分使えるでしょう多少の修正はAutoCADで出来ます

 
WinTopo Freeware .ver1.752  (シェア版もあります)
英語版(日本語版は未確認です)ですが,操作は簡単です(「操作の仕方他」参照)。
変換後のDXFは,文字,点線及び破線は細切れのセグメントになってしまうが,実線(Continuous)はある程度の範囲までポリラインに変換されます。ポリラインの線分が滑らかでない場合は,AutoCAD側である程度滑らかに修正する方法があります(
参考1

作者   : Bong Khin Fah, Matthew J Heaton
ソフト名 : 「WinTopo Freeware」(.ver1.752) (サンプルデータが同梱されている。)  (最新バージョンは未確認です。
シェアウエアの「Wintopo Professional」も用意されています。Download時に一緒に付いてきますが,申込みをしないと起動しません。)
動作環境 : 〜Windows 7 (以降は未確認です。)
入手先サイト  http://www.softsoft.net/wintopo/ (Download時の申込み記入は日本語でOKです。)

読込み可能な画像 : BMP / TIFF / GIF / JPEG / PNG形式  (PDFは不可参考2))
通常はJPEGで良いがTIFFが効果的な場合もあります。いずれにしても変換前の画像ファイルの状態によるので色々と試してみて下さい。ファイルが無く,資料の用紙からスキャンする場合は600dpi以上の解像度がお勧めです。

参考).
以下の段取りを踏んだ画像は,ある程度(≒80%)は鮮明なDXFに変換されます。
AutoCAD DWG データ → PDF変換(CuteWriterなどで) → JPG(またはBMP)に変換した画像。
ただ,変換されたDXFをAutoCADで開くと,線,文字他の色が区々です。色の統一が必要です。線の一部,文字の全般はつぶれ勝ちです。他,仕様目的によって編集が必要でしょう。


変換後のファイル形式 : DXF参考1)/PDF/WMF/TXT/CSV/他

動作環境 : Windows2000/NT/XP/Vista/7/8 (注意:Windows2000以前のOSにはインストールしないこと)


操作の仕方他

変換したい画像ファイルを File メニュー又はアイコンの「
Open Image」(フォルダの絵)をクリックして開く → Vector メニューまたはアイコンの「One-Touch Vectorisation」(人さし指を指している手の絵)を選択 → 画像の色がGreenに変わりながら変換が始まる。(手の絵の右のアイコン(オプション)で変換する前に明度や変換アルゴリズムなどの細かい設定も可能) → 変換後は File メニューまたはアイコンの「Save Vector As...」(フロッピディスク右側にGreenの縦ラインが入っている絵)を選択すると,名前を付けて「DXFファイル」他で保存することができます。

参考1). 保存されたDXFファイルについて
文字,点線及び破線は細切れのセグメントになってしまうが,実線(Continuous)はある程度の範囲までポリラインに変換される。
ポリラインの線分が滑らかでない場合は,
以下の方法である程度滑らかに修正することができます。
ポリライン編集」コマンドのオプションに「フィットカーブ(F)」と 「スプライン(S)」 というあまり使われていない機能があります。これは文字通りカーブをフィットさせたりスプライン化して,ポリラインを滑らかに編集する機能です。例えば,不整形な池の形や築山のコンターラインのように,デフォルメされた輪郭の図形をとりあえずポリラインでざっと描いて,「フィットカーブ(F)」または「スプライン(S)」 を実行すると,輪郭が滑らかに編集されます。その他,ちょっとコツが要りますが,ラスターデータから変換されたベクター図形のポリラインの修正にも有効です。ポリラインの形状によりますが,編集の目的によっては「スプライン(S)」 の方がより滑らかに編集されるようです。実行して思い通りにフィットまたはスプライン化されない場合は,オプションの「カーブ解除(D)」で元に戻すことができます。
方法
ポリライン編集」のアイコン(コマンド:pedit)をクリックしてポリラインを選択 → コマンドラインにオプションの「フィットカーブ(F)」の「F」または「スプライン(S)」の「S」を入力して「Enter」
元に戻す場合は,再び実行してオプションの「カーブ解除(D)」の「D」を入力して「Enter」


文字の精度は元のファイル又は資料の用紙からのスキャン状態によるが,解像度600dpiからの変換(PCの能力によっては少し時間(2分前後)が掛かります)で十分に読取ることが出来ます。(細切れの線分なので編集は出来ません。)

解像度600dpiから保存したオブジェクト情報の多いDXFファイルは容量が巨大化(例:30MB)します。CAD画面で必要な範囲だけをトリミング(又は事前に元のJPGファイルをトリミング)すること。

古いペーパー図面(青図など)からスキャンした図面などは,汚れや皺(しわ)が無数の点や短い線に変換されますが,目的によっては利用価値はあるでしょう。
必見).古いペーパー図面のため,スキャンすると画像の縦横の比率が歪むことが往々にしてあるでしょう。AutoCADで上からトレース作図をする場合,歪みを修正できる大変重宝な方法があります。
LT_51   YまたはX方向拡大縮小 同じウィンドウで移動を参照してください。


参考2). 原画がPDFの場合の,ラスターイメージ(画像)に変換するフリーソフト
PDFをMP/TIFF/…等のラスターイメージファイルに変換する必要があります。フリーソフト「
PDF-XChange Viewer(同じウィンドウで移動などを利用すると良いでしょう。


参考3).
ラスターデータ(画像)をベクターデータ(DXF)に変換するその他のフリーソフト (準お勧め
PDFファイルをDXFに変換する英語版フリーソフト Aide PDF to DXF Converter
次項で紹介しています。


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PDFファイルをDXFに変換する英語版フリーソフト Aide PDF to DXF Converter

 053  PDFファイルをDXFに変換する英語版フリーソフトAide PDF to DXF Converter-Version 9.6」の紹介 (/LT) (必見です)
  ソフト名 : Aide PDF to DXF Converter-Version 9.6 ソフト名で検索してください。最新バージョンも検索してください。
セットアッププログラム :
pdf-dwg.exe
動作環境 : 〜Windows 7 (以降は未確認です。)
作者URL 
http://www.aidecad.com 

読込み可能な画像 : PDF

ソフト画面ダイアログの
表示英語の要約 (見慣れた単語なので操作は簡単です。)
Add :付記する(/PDFファイルをリストに付記する)    Buy :入手    Convert :変換する    Stop :中止する

参考1).PDF作成元がBMP/JPG等のラスターイメージからのDXF変換について
フォントは細切れのセグメントに変換されてしまいます。「.shx」及び「True Type」他のフォントも同様です。
寸法値も各数字に変換されてしまいます(例.650 → 6と5と0に)。
ハッチングは分解されます。
総じて,ラスターイメージからの変換の精度は,前述のWinTopo FreewareからのDXFの方が良いようです

参考2).PDF作成元がCADから変換したDXFの場合について
AutoCAD DWG データから直接出力(変換)(CuteWriterなどで)したPDFかなり鮮明なDXFに変換されます。(尤も,元のDWG データを入手すれば済む話ですが。)
ただ,変換されたDXFをAutoCADで開くと,
スナップとグリップがオンの状態で表示されます。共に解除(チェックを外す)してください。文字は分解されていますが,ほぼ鮮明です。総じて,前述のWinTopo Freewareより鮮明です
他,仕様目的によって編集が必要でしょう。


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レギュラー版 AutoCAD2007 の動作環境について 参考です

以下,ご参考までに

レギュラー版AutoCAD 2007は動作するフリーの外部プログラムが数々有り,なかなか手放せないユーザーが多いかと思われます。
AutoCAD 2007の動作環境は,基本的にはWindows
XP の主流の32bit版までですが,Windows 7 Professional(32bit/64bit)Editionには,仮想的なXP環境で実行できる便利な「XPモード」(32bitで動作)が用意されています。この「XPモード」へはインストール出来ます(留意1)。優れもののフリープログラムQuickDraft Basic .ver2007(作者:大成建設)のインストールもできます(概要 同じウィンドウで移動)。

又,AutoCAD 2007は
通常環境のWindows7 Professional 32bit版には公式では対応していないと言われていますが,印刷スタイルの「名前の付いた印刷スタイル」(.stbでの線の太さの再設定不可,ステータスバーの「和英IMEスイッチ」/「自動調整ハッチングスイッチ」/「オブジェクトグループスイッチの表示不可以外は致命的な動作不良がないのでインストールしているユーザーがいます(留意2)。
当方,XPモード」,通常環境のWindows7 Professional 32bit共にインストールしています。
尚,Windows XPにインストール時に,数々のカスタマイズを復元できるように
バックアップを作成してある場合は,Windows 7(/XPモード)でも復元できます。詳細については以下を参照してください。
AutoCAD業務の基本 No 22. カスタマイズしたAutoCADを復元する方法 同じウィンドウで移動


留意1).

AutoCAD 2007はWindows7 Professional (32bit/64bit)のXPモード(32bitで動作)にインストールできます

インストールを実行する方は自己の責任に於いて行ってください。念のためWindowsの「復元ポイント」を事前に作成してから行ってください。

インストール環境例.
デスクトップPC / Windows7 Professional Service Pack 1 / i 5-6500CPU @3.20GHz (いわゆる高速の65(ロクゴ)クラス) / RAM 4.00GB(2.92GB使用可能)

Windows7 Professional (32bit/64bit)には,XPでしか動作しない古い32bitアプリケーションソフト(例:AutoCAD2007/Microsoft FrontPage/PhotoshopElements/…他)を仮想的なXP環境で実行できる「XPモード」が用意されている。32bitのWin7でも,64bitのWin7でも,XPモードは32ビットで動きます

ただしXPモード対応はWindows 7 Professional/Ultimate(アルティメット)/Enterprise(エンタープライズ)(32bit版/64bit版)の各エディションでのみです。

XPモードはWindows7 Professional の32bit版,64bit版どちらへもインストールできますが,AutoCAD 2007を通常環境のWindows 7 Professional へもインストールする場合は可能なのは32bit版です

XPモードの画面の解像度は通常のWindows7での設定の近似値で固定(例.1440×900 → 1432×819)されます。「詳細設定(V)」ボタンは非アクティブ状態になります。

XPモードを使うには,ウインドウズの公式ぺージから
3つのプログラム(フリー)をダウンロードし,インストールする必要があります。かなりのファイル容量です。詳細は以下を参照してください。
ウィンドウズ7環境でXPモードを使う方法 (上級編)   同じウィンドウで移動)

XPモードで専有されるHD容量は≒126GBです。

インストールしたXPモード画面でのシステムのプロパティは以下のように表示されます。
システム :
Windows XP Professional Service Pack 3
コンピュータのプロパティ(i 5等)は変わりませんが,
RAMは標準設定で512MB(/256MB)と遅いのでメモリの設定変更又はパフォーマンスを上げる設定を試みると良いでしょう(他,詳細省略)。

WebブラウザはXPモード標準のMicrosoft Internet Explorer 6.0 SP3 に設定されます。
ブラウザで図面を閲覧できるDWF形式ファイルのビューワソフト[
Autodesk DWF Viewer](.ver 6. 5)は,セキュリティ保護のためのメッセージがでますが,動作はします。



インストール留意

インストール後のAutoCADの起動は,インストール時にデスクトップに作成される起動用アイコンをクリックして起動すること。エクスプローラーのファイルを直接クリックしての起動は,予期せぬ症状が起こる場合があります。ご注意。

互換性の設定(XPはリストにない)は初期設定のままとし操作しないこと操作するとAutoCAD 2007が起動しなくなります


インストール後のAutoCAD
留意 致命的な不具合ではないようです。

コマンドが非アクティブなとき,クロスヘアカーソルのターゲットボックスに何故かマウスのポインタ白抜きの矢印が付いてしまいます。原因及び解決方法は不明です( 参考).)。
又,「リアルタイム画面移動」コマンドを実行すると,終了しても手のひらのマークが消えませんが,
線分/ポリライン他等のコマンドを一時的に実行して作図せずに「Esc」で消えます。これはちょっと煩わしい現象ですね。更に,ターゲットボックスの移動にポインタが遅れがちに追い付く現象が出ることもありますが,何故か暫く使っていると一緒に移動するようになるようです。これは,どうもXPモードの起動が安定してからAutoCAD 2007を起動するのがポイントのようです。
尚,白抜きの矢印ポインタは線分/ポリライン他等のコマンドによっては実行中のアクティブ画面では消える場合があります。


参考).上記の原因について
そもそも
XPmode(仮想環境)XPで動作するAutoCAD用だけに用意さている訳ではないということのようです恐らくAPIの不整合が原因との説がありますが,他CAD側,仮想環境側,Windows7側のAeroのOFFなど,試行錯誤してみましたが改善策は見当りません。致し方ないことですが,致命的な動作とはならないでしょう
APIとはApplication Programming Interfaceの略で,一言で表すと,ソフトウェアやプログラム,Webサービスの間をつなぐインターフェースのことを指すようです。


カスタマイズ(ユーザインターフェイスをカスタマイズ)の画面の起動が遅いが一度実行すると以降はスムーズに動作します

「ヘルプ」(help)は正常の動作では,実行の度に画面上に「AutoCAD 20** ヘルプ」のダイアログがパッと表示されますが,表示は初回の実行時のみで,並行してタスクバーに表示される「ヘルプ」の実行中を表すアイコン(?マーク)から画面上に表示することになります。タスクバーの表示は,自動的に見え隠れする設定若しくは「Ctrl」キー+「Esc」キーを押して表示できます。

ヘルプの「新機能ワークショップ(N)」の画面が少しおかしいが,内容の解釈は問題ないようです。

Webブラウザで図面を閲覧できるDWF形式ファイルの作成について
「DWF クラッシック(R14と同様).pc3」で「Fill Patterns」を選択し,且つ印刷オプションで「印刷スタイルを使って印刷」及び「線の太さを印刷に反映」のチェックを外しても,カラー表示で線は細い線で統一されるが,
背景が黒地にならない場合は以下の方法で黒地にできる。(通常環境のWindows 7 Professional では設定通りに背景は黒地になります。)

「印刷」ダイアログで「
プリンタ/プロッタ」のリストから「DWF クラッシック(R14と同様).pc3」を指定して「プロパティ」をクリック → 表示されたダイアログの「デバイスとドキュメントの設定」タブの「カスタム プロパティ」を選択して「カスタム プロパティ」ボタンをクリック → 表示されたダイアログの「ビューアで表示する背景色」のプルダウンリストから「■Black」を指定して「OK」をクリック → 「デバイスとドキュメントの設定」タブのダイアログに戻ったら「OK」をクリック → 「プリンタ環境設定の変更」ダイアログで一時適用か保存(参考1)を選択して「OK」をクリック → 「印刷」ダイアログに戻ったら「OK」をクリック → 保存場所とファイル名を指定して「保存」をクリック。

参考1).保存する場合
「変更を次のファイルに保存」
を選択してファイル名を「DWF クラッシック(R14と同様)_Black.pc3」などの様に分かり易い名前をつけて「OK」をクリックし,印刷出力を実行。
保存したファイルは「
Plotters」フォルダに追加で格納され,以後「プリンタ/プロッタのリストに表示されます。何時でも「Plotters」フォルダから削除できるので保存しておくと良いでしょう。

注意).
WindowsXPと異なり,Windows7(XPモード共)では背景を「
■Black」に指定してもプレビューでは背景は何故かWhiteで表示されます(動作環境が原因…?)が,出力すると設定通り「■Black」で表示されます。


IME(2002等)の変換がいつもと違う現象が起こることがあります
IME
には「修復」という機能があります。入力文字の変換がいつもと違うときなどに実行してみてください。  (必見です)
症状の例
以下,デスクトップPCの OS WindowsXP(SP3)でみられるようです。同SP2では無いようです。原因究明はしていません。モバイルPCでは起きないようです。
「Shift」キーを押しながらの片側づつの括弧入力「」,「」の候補は正常の場合15種類出るが,連続入力の左右の括弧入力「()」の候補が2種類しか出ない。 何故か,修復できない場合もあります。
文字入力後,スペースキーで変換しようとすると,目的の文字だけでなく隣り(左または右)の変換済みの文字まで含めた変換となってしまう。
入力文字の変換候補が,“ひらがな”と“カタカナ”しかでない。
修復の方法
IMEのツールバー(またはツールバーをタスクバーに入れている場合は「ツール」アイコンをクリックして「プロパティ(R)」を選択 → 表示されたプロパティダイアログの「辞書/学習」タブの「辞書ツール(T)」右側の「修復(F)」ボタンをクリック → 表示されたメッセージ「…実行しますか」で「はい」をクリック → 「実行の確認」メッセージを確認して再度「はい」をクリック → 「修復の確認」で「OKをクリックして完了です。


参考2).
サムネイルのイメージ画像一覧表でlayerを一気に編集できる優れもののプログラム「
LayerView2007/2012」も,XPモードでは正常に動作します



留意2).

Windows 7 Professional 32bitの通常環境にAutoCAD 2007をインストールする場合

インストールを実行する方は自己の責任に於いて行ってください。念のため「復元ポイント」を作成しながら行ってください。
環境例.
デスクトップPC / Service Pack 1 / i 5-6500CPU @3.20GHz (いわゆる高速の65(ロクゴ)クラス) / RAM 4.00GB(2.92GB使用可能)

はじめに).
インストール時にデスクトップに作成される起動用アイコンをクリックすると「ユーザーアカウント制御」の「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?」のメッセージが表示されます。必ず「はい」をクリックしてください。AutoCADが起動して「Drawing1.dwg」ファイルが開かれます。「いいえ」をクリックすると起動が中断されてしまいます。このメッセージはそのままにしておくと2分後に自動的に閉じられます。
ファイルを直接クリックしてもこのメッセージは表示されますが,同時に
エラーのメッセージも表示されます。AutoCADに関しては,従来からいわれている様にファイルを直接クリックしてを起動するのは好ましい方法ではありません
前述の正規の起動後にファイルを直接クリックしても同様なメッセージが表示されますが,さらにAutoCADがもう一つ起動してしまいます。
既存のファイルを開くときは必ずAutoCADの画面上で正規の方法の開く」(ファイルを選択から行うこと
以上のファイルを直接クリックして……の各症状はXPモードでも起こる場合があります


以下インストール後の幾つかの
留意があります。一度実行すると以降はスムーズに動作する項目()もあります。いずれにしても致命的な不具合ではないようです。
尚,インストール後の互換性の設定(重要)は必須です。

留意).
・ AutoCADの起動が遅い。1分近くかかる。(
) (何故かモバイル(ノート)PCでは問題ないようです。)

・ ある程度のファイル容量(≒2.5Mb?)の図面の場合,「trim
(トリム)及びextend(延長)コマンドクリック直後の「Enter」又はマウスの右クリック(=Enter)での速攻操作が上手くいかない(動作しない又は遅い)ことがある。同操作での「Shiftを押さえての「延長」又は「トリム」も同様。2段階操作のオブジェクトを選択...は正常に動作します

以下のコマンドの動作が遅い。(

・ 「画層プロパティ管理」ダイアログ
(何故かモバイル(ノート)PCでは問題ないようです。)
・ 「全画層オン」(-layon カスタマイズマクロ)
 尚,デフォルトの 「画層復元」(_LayerP)は正常に動作する。
・ 何かの拍子でクリップボード経由のオブジェクトの貼り付けが思い通りにいかない場合がある。
 
解消法貼り付け再実行又はコピーからの再実行で正常に動作する

・ 「ヘルプ」(help)は
正常の動作では,実行すると画面上に「AutoCAD 20** ヘルプ」のダイアログがパッと表示されますが,画面にすぐには表示されず「ヘルプ」の実行中を表すアイコン(?マーク)がタスクバーに表示されるだけです。このアイコンから画面上に表示することになります。タスクバーの表示は,自動的に見え隠れする設定若しくは「Ctrl」キー+「Esc」キーを押して表示できます。

・ 「画層プロパティ管理」ダイアログで,画層の色をクリックして表示される「色選択」ダイアログの「True Colorタブの右側に表示されるHSL/RGB(赤,緑,青)の各数値に文字化けの文字が付いてしまう表示の各数値は正常です。


注意1). 印刷スタイルの「名前の付いた印刷スタイル」(.stb)での線の太さの設定について
Windows7 Professional 32bitの
通常環境インストールしたAutoCAD2007では,一度設定した線の太さの変更は出来ません
仮想的なXP環境で実行できる便利な「XPモード」(32bitで動作)にインストールしたAutoCAD2007ではOKです。線の太さの変更は「XPモード」に切り替えて行うしかありません。

ステータスバーの「和英IMEスイッチ」/「自動調整ハッチングスイッチ」/「オブジェクトグループスイッチ」は何故か表示されませんが,致命的な動作不良はないようです。

フリーソフト
LT日影2011について
AutoCAD2007は基本的には動作環境がXPまでなので,
LT日影2011はWindows7では動作しないが,7のXPモードではOKです。


Webブラウザで図面を閲覧できるDWF形式ファイルの作成について
「DWF クラッシック(R14と同様).pc3」で「Fill Patterns」を選択し,且つ印刷オプションで「印刷スタイルを使って印刷」及び「線の太さを印刷に反映」のチェックを外し,
カラー表示で「背景が黒地で細い線で統一
カラー表示のおすすめ)とする場合,以下の設定が必要です。

設定
「印刷」ダイアログ ボックスの「プリンタ/プロッタ」で「
DWF クラッシック(R14と同様).pc3」を選択し,右の「プロパティ」をクリック → 「プロッタ環境設定エディタ」の「デバイスとドキュメントの設定」タブで,ツリー ウィンドウから「カスタムプロパティ」を選択 → 下段の「カスタムプロパティ」ボタンをクリック → 「DWFプロパティ」ダイアログで「ビューアで表示する背景色」のリストから「■Black」を指定(オプションで解像度/形式も設定できる) → 「OK」をクリック → 「プロッタ環境設定エディタ」で,「OK」をクリック → 「プリンタ環境設定ファイルの変更」ダイアログで,次のいずれかの操作を行い,「OK」をクリック。
「現在の印刷のみに変更を適用」を選択し,ePlot環境設定ファイルに保存されていない環境設定を今回のみ上書。
「変更を次のファイルに保存」を選択してDWF環境設定ファイル(plottersフォルダ)に環境設定を保存。この場合,「DWF クラッシック(R14と同様).pc3」ファイルが同じ名前で上書きされる。目的が常時Webでの閲覧用の場合は上書きした方が良いでしょう

注意).
WindowsXPと異なり,Windows7(XPモード共)では背景を「
■Black」に指定してもプレビューでは背景は何故かWhiteで表示されます(動作環境が原因…?)。出力すると設定通り「■Black」になります。


留意/注意は取り敢えず以上ですが,わずかな留意があっても搭載のRAM(4.00GB(2.92GB使用可能)など)を有効に使えるので,Windows 7下でAutoCAD 2007を使うのは一つの方法でしょう
尚,
優れもののフリープログラムQuickDraft Basic .ver2007(作者:大成建設)のインストールは不可です


注意2).
旧各カスタマイズ復元(上書き)のためには,AutoCAD 2007のインストールは旧同様のフォルダ内(例 : C:\Program Files\AutoCAD 2007)にインストールすること。各サポートファイルの参照先を同じパスにするためです。

重要 ).
Windows7にはOS旧バージョン(2000,XP…等)と,
互換性をよくする設定があります。AutoCAD 2007を起動する前に以下の設定が必要です
設定
起動アイコンを右クリック → 「acad.exeのプロパティ」の「互換性」タブをクリック → 「互換モード」の「
互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れて( 注意2),リストボックスの「Windows XP(Service Pack 3)」の表示を確認して「適用」→「OK」をクリックする。
注意3).
非アクティブで設定が出来ない場合は一番下の「
すべてのユーザーの設定を変更」をクリック → 「互換モード」のリストから「Windows XP(Service Pack 3)」を選択して「適用」→「OK」をクリックする。ここの設定でソフトが動く(起動出来る)バージョンを選ぶことが出来,これを何度か試みてバージョンを見つける訳ですが,Windows7のOS更新などにより設定できなくなることがあるのでご注意

注意4).
AutoCADのプログラムファイルの格納場所が変わっています
Windows 7 は以下です。
C:\ユーザー(又はUsers)\USER\AppData\Roaming\Autodesk\AutoCAD 2007 ………

注意5).優れもののフリープログラムQuickDraft Basic .ver2007 のインストールについて
QuickDraft Basic .ver2007(作者:大成建設)は「.NET Framewoek 1.1」が必要なため,通常のWindows7環境ではAutoCAD 2007にインストールできません。「.NET Framewoek 1.1」がWindows7にインストール不可のためです。Windows7にインストール可能なのは同 .ver 3.5(2.0及び3.0を含む)です。
前述の
Windows 7のXPモードにインストールすることは出来ます

注意6).Autodesk DWF Viewer .ver 6. 5)の動作について
Windows7でInternet Expiorer
11の環境では,ブラウザで図面を閲覧できるDWF形式ファイルのビューワソフト[Autodesk DWF Viewer](.ver 6. 5)が動作しないようです。当方,いろいろとIEの設定を確認しては見ましたが不可です。ビューワソフトのバージョンアップは未検証です。フリーのWebブラウザ「Firefox」(.ver 50.0.1 (32bit))では動作します。IE 11と並行して導入すると良いでしょう。尚,前述のWindows 7のXPモードの標準設定 IE 6.0 SP3では,セキュリティ保護のためのメッセージがでますが,動作はします。

注意7).サムネイルのイメージ画像一覧表でlayerを一気に編集できる優れもののプログラム「LayerView2007/2012」は,Windows7では動作しません。何やら怪しげなエラーとなるのでご注意。尚,XPモードでは正常に動作します


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AutoCADとMicrosoft .NET Framework について

.NET Framework を使用するとVB .NET やC# などのプログラミング言語を使用してAutoCAD と共同操作できるアプリケーションを作成(記述)できますAutoCAD他Windowsアプリケーションの実行(動作)に不可欠なものです

.NET Frameworkの概要
.NET Framework(ドットネットフレームワーク)は,Microsoft社が開発したソフトウェアWindowsアプリケーション)の開発実行基盤(環境)の一つとして広く普及しています。同社のWindowsに同梱されてます。どのような言語でも使用できるプログラミング環境です。NET Frameworkを対象に開発されたアプリケーションを実行するのに必要な.NET Framework ランタイム(環境)と関連ファイルのことです。.NET Framework対応のアプリケーションソフトは.NET Frameworkが存在する環境なら機種やOSの違いなどに拠らず同じように動作させることができますランタイム環境に加え,.NET Frameworkでは,共同操作が可能で安全なWindowsベースまたはWebベースのアプリケーション開発を容易にするクラスライブラリを用意しています

AutoCADは,ObjectARX managed wrapper classを使用した.NET アプリケーショ ン開発をサポートしています
managed wrapper class では,ほとんどのObjectARX SDKを用意しており,
VB .NETC# を含め,.NET Frameworkがサポートしている任意のプログラミング言語を使用しAutoCAD と共同操作できるアプリケーションを作成(記述)できます。managed wrapper classには,データベース機能が実装されており,図面形式(DWG)ファイルを読み取ったり書き込むアプリケーションを記述できます。また,コマンドライン,フィーチャダイアログ ボックス,AutoCADエディタ,構成要素のパブリッシュ印刷など,AutoCADのユーザインタフェース要素にアクセスできます

アプリケーションによって必要な
.NET Frameworkのバージョンが異なります。バージョンWindows.verには 1.01.12.0XP3.0Vista_73.52.0及び3.0を含む)7_844.58_8.14.5.14.5.28.14.64.6.14.74.7.14.7.210 とあり,複数のインストールが可能です。なお,下位のOSにはインストールできないバージョン(例.XPに4.5のインストール不可)などの制約があります。基本的なバージョンはWindowsに同梱されていて,コントロールパネルの「プログラムと機能」(Win7の場合)のリストで確認することができます。古いバージョンは順に開発が終了しています。
.NET FrameworkはプリンターのドライバやCADソフトのインストールの時,必要なバージョンの確認メッセージがでて,追加でインストールできます。
例).AutoCAD2007(OS:XP) → .ver
2.0 / プリンターCanon iP8730 → .ver 4
.NET Framework をインストールするには,Microsoft Internet Explorer 5.01(ちょっと古い情報です)またはそれ以降をインストールしておく必要があります。


参考).
.NET Frameworkの仕様は
CLI (Common Language Infrastructure:共通言語基盤)としてEcma InternationalやISO/IECによって標準化され,公開されている。同社以外による.NET Framework互換のCLI 実装も存在し.NET対応ソフトウェアはそれら互換環境でも同じように動作します CLI は特定のプログラミング言語やOSコンピュータの機種などに依存しないコンピュータプログラムの構成法を定義しており,高級言語で記述されたプログラム(ソースコード)は,架空のコンピュータの機械語のような形式のCIL(Common Intermediate Language:共通中間言語)によるプログラムに変換(コンパイル)されます。ソフトウェアはCILで記述された状態で配布され,実行時にそのコンピュータの機械語などへ変換されて実行されます。


導入方法について  (ちょっと古い解説です)
例).OS_Windows XP Service Pack 2の.NET Framework 1.1をバージョン
2.0にアップする場合。
Microsoft社公式サイトからのダウンロードのファイル容量は
120MB以上ありますが, 以下,.NET Frameworkランタイムと関連ファイルをパッケージ小容量でダウンロードできるサイトがあります。
必要なファイルは「
Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ x86)」と「Microsoft .NET Framework 2.0 日本語 Language Pack x86) 」の二つです。(x86)は32bit版,(x64)は64bit版の意です。
再頒布可能パッケージは,.NET Framework Version 2.0 を対象に開発されたアプリケーションを実行するのに必要な
.NET Framework ランタイムと関連ファイルをインストールします。
サイト(2015年6月17日現在)
http://orange.siio.jp/~alumnae/hitomi/details%5B2%5D.aspx_familyid=0856EACB-4362-4B0D-8EDD-AAB15C5E04F5&displaylang=ja

(記載概要)
項目:「
Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ x86)」
ファイル名(実行プログラム):
dotnetfx.exe
ダウンロードサイズ:
22.4MB(所要時間:ダイヤルアップ(34.6kbps)で110分)
言語:
日本語

上記と一緒に以下も必要です
.NET Framework のインストール後,.NET Framework 環境を正しく構成するために,
日本語バージョン .NET Framework Language Pack もインストールする必要があります。上記と同じサイト内からダウンロードできます。
項目:「
Microsoft .NET Framework 2.0 日本語 Language Pack x86) 」
ファイル名(実行プログラム):
langpack.exe
ダウンロードサイズ:
1.8MB
言語:
日本語

重要).
1 台のマシンに 2 つの言語バージョンの .NET Framework をインストールすることはできません。.NET Framework の 2 つ目の言語バージョンをインストールしようとすると,「Microsoft .NET Framework をインストールできません。別のバージョンの製品が既にインストールされています。」 というエラーが表示されます。英語以外のプラットフォームを使用する場合や,.NET Framework リソースを別の言語で表示する場合は,適切な言語バージョンの .NET Framework Language Pack をダウンロードする必要があります


参考).  (ちょっと古い解説です)
Windows Vista オペレーティング システムでは .NET Framework 3.0 が機能の一部として含まれており,.NET Framework 2.0 もその一部として含まれています。前述の再頒布可能パッケージをインストールすることなく,「コントロール パネル」→「プログラム」→「Windows の機能の有効化または無効化」で .NET Framework 3.0 (.NET Framework 2.0) の機能を有効にすることができます。


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OS


重たいWindows 7 を軽くするフリーソフト 「WinDNA- 7」

不必要なエアロ機能を簡単にOFF(停止)にするフリーソフトがサイト上にあります。
重たいWindows 7 を軽快に操作できるように,CAD他の業務に
不必要なエアロ機能を停止しましょう

ソフト名 : 「WinDNA- 7
機能を停止する以外に,数々の詳細な設定がビジュアルな画面でできます


エアロ
Windows Aero)関係の機能を簡単に停止するフリーソフトを使用して軽くすることができます。

ウィンドウズ7では,ビスタと同様に「
ウィンドウズエアロ」と呼ばれるGUI (グラフィカルユーザインターフェース) が搭載されている。タスクバーを透過させる「エアログラス」など,ビスタ時代の機能はそのままに,新たに「エアロシェイク」や「エアロスナップ」などの新機能が搭載されている。しかし,これら,あまり使われない機能を使っているとパソコンにかなりの負荷がかかるため,動作が重く感じることがある。そんなときは,不必要だと感じる機能を無効にして,動作の改善につなげよう。


エアロの機能を無効にするには,個別に設定を行う方法もあるが,「ウィンDNA7」を利用するのが効率的で便利だ。

まず
ウィンDNA7を,管理者として実行する(説明1)。表示された画面の「デスクトップ」ボタンをクリックし,無効にしたいエアロ関連の機能にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックする(説明2)。その後,パソコンを再起動すると設定が反映される。
他,スタートメニューへの項目追加,アプリ終了時のメモリ開放,自動デフラグの無効,さらにはショートカットに「- ショートカット」を付けない,Beep音を無効,など普段ちょっと気になっていた項目を変更することができます。

ソフト名(フリー) :
ウィンディーエヌエーセブン WinDNA 7
作者 : aquarius
OS : 7
サイト(Vector) :
 
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se479375.html

説明1 「ウィンDNA7」の使い方
「ウィンDNA7」のフォルダーを開き,「
WinDNA 7.exe」を右クリックし,「管理者として実行」を選択して起動する。
参考).「WinDNA 7.exe」を直接クリックしても起動する場合もあります。

説明2 無効にしたい項目にチェック
起動した画面で,エアロ関連機能は左上の「デスクトップ」ボタンをクリックし,無効化したい項目にチェックを入れて左下の「OK」ボタンをクリック。パソコンを再起動すると設定が反映される。
ウィンDNA7 画面
 


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ウィンドウズ 7 環境でXPモードを使う方法  (上級編)

公式サイトからプログラム(フリー)を入手してインストールすると,
XPモード(仮想)を使うことが出来ます。
Windows7 Professional (32bit/64bit)には,XPでしか動作しない古い32bitアプリケーションソフト(例:AutoCAD2007/Microsoft FrontPage/PhotoshopElements…他)を仮想的なXP環境で実行できる「XPモード」が用意されている。ただしXPモード対応はWindows 7 Professional/Ultimate(アルティメット)/Enterprise(エンタープライズ)(32bit版/64bit版)の各エディションでのみです。

XPモードを使うには,ウインドウズの公式ぺージから
3つのプログラム(フリー)をダウンロードし,インストールする必要があります
32bitのWin7でも,64bitのWin7でも,XPモードは32ビットで動きます。 逆に,64bit XPやVistaは動作しません。XPモードはWindows 7 Home Premium(32bit/64bit),Windows 7 Starterでは使用できません

ソフト名(フリー) : ウィンドウズエックスピーモード  Windows XP Mode
作者 : マイクロソフト
OS :
Windows7 Professional (32bit/64bit)
ダウンロードサイト :
 Windows7サポート終了のためMicrosoft社公式ページからのダウンロードは不明ですWindows XP Mode 他で検索してみてください


導入方法

説明1 XPモードのインストール
XPモードのダウンロード用ぺージにアクセス。画面の[2]で使用しているウィンドウズ7のエディションと言語を選択(例.「
Ultmate32ビット版」と「日本語」)し,画面の[3]に表示されたプログラム「Windows XP Mode」(XPモード)/「Windows Virtual PC」(バーチャルPC)/「Windows XP Mode update」(XPモードアップデート)の3つのプログラム(フリー)をダウンロードする。

説明2
ダウンロードしたファイルを,
Windows XP Mode_ja (XPモード) → Windows6.1-KB958559-x86-RefreshPkg (バーチャルPC) → Windows6.1-KB977206-x86 (XPモードアップデート)の順番(決まりです)でクリックし,それぞれ案内に従ってインストールする。
x86」とは32bit版の意参考3)です。

説明3
インストール完了後,パソコンを再起動し,「スタート」 → 「すべてのプログラム」 → 「
Whdows VirtualPC」 → 「Windows XP Mode」を選択クリック。(参考4

説明4
初回起動時は
ウィザードが表示されるので,案内に従ってセットアップを行おう。

説明5
セットアップが完了すると,仮想化が実行され,
ウィンドウズXPのウィンドウが表示される

XPモードの「
Windows XP Modeのショートカットを,通常のWindows 7 のデスクトップに作成しておくと良いでしょう。


参考1).
XP Modeはパソコンの起動過程で選択するわけではありません。
Windows 7の通常の起動後に操作(起動)しますXP Mode起動中でも通常のWindows 7環境のデスクトップへはいつでも切り替えができます。切り替えれば,Mail送信,インターネット接続,…他,全ての通常作業が出来ます。
尚,Windows XP Modeの起動用アイコンを以下の方法でデスクトップへ表示しておくと効率的です。
前述「
説明3」の「Windows XP Mode」を右クリックして→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリック。


参考2).
Windows XP Modeの画面(ウィンドウ)の操作について

1.画面が「縮小」の状態では,上部にツールバー(操作 … …)が表示される。「最大化」の状態では,上部中央にツールバーが半透明で表示される。「最大化」のツールバー左端の「常にツールバーを表示する」ボタンがON(ボタンが凹んだ状態)の時は常に表示され,クリックしてOFにして,マウスのポインタを画面上に移動するとツールバーは画面上部の外へ隠れる。画面上部の境界へマウスのポインタを置くとツールバーが再び表示される。表示されたツールバーからポインタを外すと再び隠れる。アプリを操作するときはこの隠れている状態の方が便利でしょう。「縮小」の状態ではアプリの画面範囲が限定されます。尚,XP Mode再起動時は「常にツールバーを表示する」はONの状態です。

2.画面の「縮小」/「最大化」状態は,いずれも通常のWindows 7のデスクトップの上に表示される。画面を「最小化」にすると,Windows 7のデスクトップが表示される。操作中に通常のWindows 7画面の下段タスクバーとやり取りする場合は,画面の「縮小」状態を調整して下段タスクバーが見えるようにしておくと良いでしょう。
参考).アクティヴウィンドウの「元に戻す(縮小)」/「最大化」は、アクティヴタイトルバーをダブルクリックするだけでも切り替わります。


尚,通常の
Windows 7のエクスプローラーは,XP Modeのエクスプローラー左側のナビゲーションウィンドウのWindows 7用のドライブをクリックすると表示されます。これを展開し,XP Modeで作成した各種ファイルを目的のフォルダへコピー保存することができます。勿論XP ModeからWindows 7環境へのコピー保存もOKです。どちらもWindows 7環境の画面に切り替えてのコピー保存より確実です。

3.XP Modeを閉じる(仮想マシンを休止に状態にする)ときは,ツールバーの「操作」ボタンの「閉じる」又は右端の「閉じる」ボタンをクリック。「閉じる」前には起動した全てのアプリを終了しておくこと。終了しておかないとXP Modeに記憶され,再度XP Modeを起動したときは記憶されている状態で表示される。


参考3).
Windows XP Mode 留意

1.

XPでしか動作しない各アプリのインストールはXP Modeを起動した状態で行いますが,全てのアプリがインストール可能な訳ではないようです。

各アプリ(AutoCADなど)はXP Modeの起動が安定してから(≒50秒前後)起動すること。
参考).XP ModeへAutoCAD2007をインストール場合については以下を参照してください。「インストール留意」があります。
レギュラー版 AutoCAD2007 の動作環境について (参考) 同じウィンドウで移動

LANの設定は可能なようですが,ポイントが幾つかあるようです(当方未検証です)。

XPモードの画面の解像度は通常のWindows7での設定の近似値で固定(例.1440×900 → 1432×819)されます。「詳細設定(V)」ボタンは非アクティブ状態になります。

XP Modeで作業中何かの拍子に画面が固まって操作が出来なくなることがありますこんなときはXP Modeを再起動すると正常に戻ります。 (必見です
方法 →
メニューの操作をクリックして再起動を選択

IME(2002等)の変換がいつもと違う現象が起こることがあります
IMEには「修復」という機能があります。入力文字の変換がいつもと違うときなどに実行してみてください。  (必見です)
症状の例
以下,デスクトップPCの OS WindowsXP(SP3)でみられるようです。同SP2では無いようです。原因究明はしていません。モバイルPCでは起きないようです。
「Shift」キーを押しながらの片側づつの括弧入力「」,「」の候補は正常の場合15種類出るが,連続入力の左右の括弧入力「()」の候補が2種類しか出ない。 何故か,修復できない場合もあります。
文字入力後,スペースキーで変換しようとすると,目的の文字だけでなく隣り(左または右)の変換済みの文字まで含めた変換となってしまう。
入力文字の変換候補が,“ひらがな”と“カタカナ”しかでない。
修復の方法
IMEのツールバー(またはツールバーをタスクバーに入れている場合はツール」アイコンをクリックして「プロパティ(R)」を選択 → 表示されたプロパティダイアログの「辞書/学習」タブの「辞書ツール(T)」右側の「修復(F)」ボタンをクリック → 表示されたメッセージ「…実行しますか」で「はい」をクリック → 「実行の確認」メッセージを確認して再度「はい」をクリック → 「修復の確認」で「OKをクリックして完了です。


2.Windows XP ModeのHD / RAMについて
HD容量は≒126GB専有される。
RAMは標準設定で512MB(または256MB)と遅いので,メモリの設定変更(≦1GB)を推奨します効果大です

設定変更
1.Windows XP Modeが起動していないことを確認
2.通常のWindows 7の画面で「スタート」 → 「すべてのプログラム」 → 「Windows Virtual PC」 → 「Windows Virtual PC」を選択 
3.表示されたエクスプローラの「Windows XP.vncx」(初期設定の状態は「休止状態」)を右クリックして「設定」を選択 → 表示されるダイアログ左最下段の「×閉じる」をクリック → 右の「休止状態」をリストから「シャットダウン」に変更して「OK」をクリックしてダイアログを一旦閉じる
4.エクスプローラも一旦閉じてWindows XP Modeを起動 → 起動後Windows XP Modeを終了する
5.前記「2.」を再実行し,表示されたエクスプローラの「Windows XP.vncx」の「休止状態」が「電源切断の表示になっているのを確認
6.Windows XP.vncx」を右クリックして「設定」を選択 → 表示されるダイアログ左の「メモリ」をクリック → 右のメモリ画面がアクティブになっているのを確認し,メモリの値512を1024(=1GB)に書き換え「OK」をクリックしてダイアログを閉じる
注意.「使用可能なメモリ:2,483MB」と表示されていても必ず≦1GBとすること1GBを超えるとWindows XP Modeは起動しません
7.エクスプローラの「Windows XP.vncx」のメモリが1,024MBになっているのを確認
8.Windows XP Modeを「休止状態に戻す方法
前記「1.」,「2.」と,再操作し,「3.」の ……… 「シャットダウン」をリストから「
休止状態」に変更して「OK」をクリックしてダイアログを閉じる
9.Windows XP Modeを起動 → 終了して前記「5.」の操作で「休止状態を確認


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画像リサイズソフト  重宝です

最近のデジカメやスマホは,縦横のドット(/ピクセル)数が非常に大きい高解像度の画像(写真)を撮影できるが,写真をウェブサイトに載せたり文書に貼り付けたりする場合は,そこまでの品質は必要なく,文書等のファイル容量も小さくしたいところでしょう。一般的な画像編集ソフトでも写真をサイズダウンしてリサイズ(解像度を落とす)はできますが,大量の写真をリサイズするのは大変厄介です。こんなときに活躍する
フリーのリサイズ専用ソフトがサイト上で公開されています。近頃は必需品と言えるでしょう。膨大な複数の写真500MBでも一瞬にして5MBなどにResizeできます。昨今のギガ便を利用しないで,直接Mailで写真を送信する場合も重宝です。

お勧め
ソフト名 :
リサイズ超簡単!Pro
対応OS : Windows 7/8.1/10

準お勧め
ソフト名 :
Ralpha Image Resizer ラルファ イメージ リサイザー
対応OS : Windows 7/8.1/10

参考).リサイズした写真の利用の一例
当方レギュラー版AutoCAD2007では,写真をJPEGイメージファイルとしてリンク挿入して,現場写真等の一覧表のDWGファイルを作ることがあります。文字記入や一覧表作成など,AutoCADで簡単に操作できるという理由からです。クライアントへはPDFへ変換して提出しています。



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おすすめのフリーのフォトレタッチソフト

 PhotoScape

PhotoScape(フォトスケープ) フリー
動作環境 :NT/2000/XP/Vista/7/8/8.1
言語 :日本語

多彩な機能で画像を自在に編集・加工できる動作の軽い使いやすい画像編集ソフト。お気に入り画像をポップに加工・修正して楽しめる。それなりに高機能なので利用者も多いようで,PhotoshopやGimpを使うほどでも無いような簡単な加工がしたい,手軽に加工を楽しみたい人向きです。
GIFTIFF 形式にも対応しています。
保存形式は,JPEG / PNG / GIF / BMP / TIFF 形式に対応。

機能
画像閲覧 :フォルダ内の画像 を一覧表示,スライドショーなど
画像編集 :リサイズ,明るさやコントラストの調整,アニメ作成など

参考).トリムの方法
画像を開く → 下段の「トリミング」のタブをクリック → 自由又は円形トリミングを指定 → 自由の場合は画像でトリムの範囲を窓選択(再選択は一旦範囲外を左クリック)。範囲選択を移動/変更する場合は輪郭/各グリップをドラッグ。 → 範囲確定後,下段の「トリミング領域を保存」ボタンをクリック(又は「トリミング」ボタンをクリック,又はEnter) → ファイルの種類を指定して名前を付けて保存(JPEGの場合は「JPEG品質」ダイアログが表示され,品質の指定が出来る)。

注意).
 「ホーム」タブに「
任意の角度に回転」という便利な機能がありますが,画像を「リサイズ」機能で変更してから実行すると画質がダウンします。変更する前のオリジナルの画像で実行してから「リサイズ」を実行すること。

参考).Webページへ画像を載せる場合
Webページへの画像(GIFなど)の掲載は,Photoshop等の正規版の鮮明度には敵いません。


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 paint.net

(以下,サイトより許可無く抜粋要約掲載しています。)

paint.net(ペイントドットネット)v4.0.21(18/01/14) フリー版
.NET Frameworkで動作するグラフィックソフトウェア
(.NET Frameworkとは,これを対象に開発されたアプリケーションを実行するのに必要な.NET Framework ランタイムと関連ファイルのこと)

動作環境 : Windows 7/8.1/10
言語 : 日本語

使用言語 : C Sharp ,C++
ダウンロードファイルサイズ : 6.9MB)
初リリース日 : 2004年5月6日
作者 : dotPDN LLC,Rick Brewster氏
公式サイト : http://www.getpaint.net/index.html

フリー版
自動選択やヒストグラム補正などの
高度な機能を備えているレタッチソフト。画面はMDI型で,複数の画像を開いた際はサムネイル画像つきのタブが表示される。シャープ・ぼかし・モザイク・油彩などの各種フィルター,色調・彩度・明るさ補正,ペイントブラシといった基本機能のほか,高性能なノイズ除去機能や赤目補正,ヒストグラム補正なども搭載。さらに,トリム参考,コピースタンプや自動選択,0.01度刻みの画像回転といった,市販ソフトAdobe Photoshop並みの機能も備える。
また
レイヤー機能があり,レイヤーごとに透明度や描画モードを指定可能。保存形式は,独自形式以外にBMP / JPEG / GIF /PNG / TIFF形式に対応。ツールやレイヤーなどのパレットはマウスドラッグで自由な位置へ動かせるが,パレットが画像と重なると自動的にパレットは半透明になり,マウスオーバーしたときのみ不透明に戻るようになる。パレットで隠され見えなくなる部分が少なくなるため,狭い画面でも使いやすい。
参考).トリムの方法
画像を開く → 選択ツール(四角形,円/楕円,他)でトリムする範囲を選択(選択範囲は移動,縮小拡大の変更ができる) → メニューの「イメージ(I)」から「選択範囲に合わせてトリミング(P)」をクリック。

ストアアプリ版もあります。
paint.net
v4.21.6589.0
自動選択やヒストグラム補正のできるレタッチソフト
ダウンロード販売1,050円 対応環境 : Windows 10

関連記事
・ ダークテーマを追加した「paint.net」v4.0.20,TGA/DDS画像のサムネイル表示にも対応 (2018/1/11)
・ 次期版「paint.net」は.NET 4.7ベース,Windows 10の初期ビルドやWindows 8は非対応に (2017/10/25)
・ 「paint.net」が"ストア"に登場 〜起動が25%早くなったv4.0.18が公開 (2017/10/2)
・ フリーの画像編集ソフト「paint.net」v4.0.17が公開,"ポータブル モード"を導入 (2017/7/21)
・ 「paint.net」v4.0.16,画像を貼り付ける際に強制終了する不具合を修正 (2017/4/18)

参考1).
paint.net は
保存形式PDFには対応していません。対応のフリーソフトは以下がお勧めです。
   pdfi  (同じウィンドウで移動)   ダウンロード圧縮プログラム : pdfi100.zip アプリケーションプログラム : pdfi.exe

参考2).Webページへ画像を載せる場合
Webページへの画像(GIFなど)の掲載は,Photoshop等の正規版の鮮明度には敵いません。


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おすすめのフリーの動画プレイヤーソフト (32bit/64bit版)
Windows Media Playerでは再生できない様々な動画ファイルを再生できます。
AutoCADで作成した3D
ウォークスルー(/フライスルー)のアニメーション出力ファイル形式MOV以外の AVI / WMV / MPG形式 鮮明に再生できます。AutoCADがインストールされていないPCで誰でも再生できるわけです。

以下,サイトからダウンロードしてください。

MPC-BE  (特にお勧めです)
プログラムファイル:MPC-BE.1.4.3.5617.x86-installer.(VS2013).zip 解凍 → MPC-BE.1.4.3.5617.x86.exe を実行
VLCなど他のプレイヤーでは上手く再生できない拡張子「mkv」のH・265圧縮の動画ファイルも非常にスムーズに再生できる
他対応ファイル形式 :
avi / wmv / mpg / mkv /

Potplayer (ポットプレイヤー)  (お勧めです)
プログラムファイル:PotPlayerSetup.exe を実行
OS:8.1〜XP
さまざまな動画形式に対応していて,コーデックの追加などの面倒な作業無しに多くの動画が再生できる。動作も軽く,初心者にお勧め。
音声は同ソフト「
OpenCodecSetup.exe」をダウンロードして導入します。
他対応ファイル形式 : avi / wmv /

VLC Media Player (ブイエルシーメディアプレイヤー)
プログラムファイル:vlc-2.2.1-win32.exe を実行
OS:8.1〜XP

定番プレイヤーと言われている鉄板動画プレイヤー。目立った機能は無いものの,DVDやブルーレイからコピーした動画ファイルのほか,あらゆるメディアファイルが再生できる。又,ユーザーが多いため,スキン(※)も豊富。独自のデコーダーを利用しており,Windows Media Playerなどを狙うウイルスに対しても防護性が高い
(※.スキンとはデジタル用語ではソフトウェアのウィンドウを装飾するファイルのこと。アプリケーションのウィンドウやボタンなどのデザインが定義されている。)



参考)AutoCADのウォークスルー(/フライスルー)の流れをアニメーションで表示する機能については以下を参照してください。
■  017 アニメーション (概略) (同じウィンドウで移動)


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おすすめのフリーのPDF関連ソフト

正規版(シェア)Adobe Readerをお持ちでない方へおすすめです。

「INDEX」

PDF-XChange Viewer
日本語版 (優れものでお勧めの無料ソフトです。)
PDFデータを簡単にJPGに変換でき,「.bmp」「.tif」「.png」「.gif」などの形式にも変換できる。 PDFデータに直接書き込みができ,囲み線を書いたり,文字を入力したり,注釈を埋め込んだりできる汎用性の高い便利な無料ソフト。  

Renee PDF Aide
日本語版 (大変重宝です。)
PDFから Word / Excel / PPT / JPEG / JPG / TXT / EPUB / HTML 等へ変換できるソフト。一括変換,OCR等の機能付き,・・・他。

pdfi
画像ファイル(BMP/JPEG/EMF/WMF)をPDFファイルに変換。お勧めです。

pdfc
複数のPDFファイルをひとつのファイルに結合。お勧めです。

pdfrp
PDFファイルのページを回転(90/180/270度)させるツールお勧めです。

SepPDF
複数ページからなるPDFファイルを一度に1ページ1ファイルに分解

PDF Knife
複数ページからなるPDFファイルをページごとに分解/抽出するツール。お勧めです。

pdfdp
複数ページからなるPDFファイルの任意のページを削除するツール。PDFファイルを分解・結合するソフトなどと併用するとより便利。

pdf_as
PDFファイルの結合(お勧めです。),分割,追加,抽出,削除,回転(お勧めです。),ヘッダー・フッター設定,パスワード設定,プロパティ設定ができる。画像ファイル/WebページのPDFへの変換も可能。

Reduce PDF Size
PDFを綺麗に高圧縮する英語版フリーソフト。お勧めです。


「覧外」


   PDFファイルをDXFに変換する英語版フリーソフト Aide PDF to DXF Converter  (同じウィンドウで移動)






「詳細」


 PDF-XChange Viewer 日本語版 (優れものでお勧めの無料ソフトです。)

PDFデータを簡単にJPGに変換でき,「.bmp」「.tif」「.png」「.gif」などの形式にも変換できる。 PDFデータに直接書き込みができ,囲み線を書いたり,文字を入力したり,注釈を埋め込んだりできる汎用性の高い便利な無料ソフト。
同類の他のソフトで開けないエラーメッセージのPDFも開くことができる


ソフト名 :
PDF-XChange Viewer  ( Version 2.5  日本語版  ヘルプは英語版 )
ダウンロード ファイル名 :
PDFXVwer.exe (Filesize:16,370KB)
OS動作環境 :Windows XP/Vista/7/8
 (最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)
作者名 :Tracker Software Products Ltd.
公式サイト : http://www.tracker-software.com


以下,概略です。 (サイトより許可無く抜粋要約掲載しています。)

PDF-XChange Viewer」は,PDFデータを簡単にJPGに変換でき,「.bmp」「.tif」「.png」「.gif」などのラスターイメージファイル(.)形式にも変換できる便利な無料ソフトです。AutoCADの画面に貼り付け(アタッチ)た図面のJPGラスターイメージなどの画像は鮮明で上からなぞって描く場合の優れものです

.ラスターイメージファイル
への変換 → エクスポート機能 :イメージ(ラスターイメージ画像)へエクスポート(保存)
「ファイル」メニューの「エクスポート」→「イメージへエクスポート」をクリック → 「イメージへエクスポート」ダイアログで各設定をして「エクスポート」ボタンをクリック。
「イメージの種類」では「JPEG-Joint Photographic Experts Group」を指定。
「解像度」では,古い図面等を鮮明にエクスポートする場合でも400dpiで十分でしょう。古過ぎる不鮮明な図面は600dpi以上で試してみてください。尚,600dpi以上からはエクスポートに多少時間が掛かり,変換ファイル容量も大きくなっていきます。1200dpiなどではエラーになることもあります。エクスポート出来てもアタッチには時間が掛かります。ファイル容量が大きいイメージをアタッチしてもDWGファイルの容量自体が極端に肥大することはありません(記.遠山)
ページやページ範囲(すべてのページもOK)を指定してエクスポートする機能も備えています

 その他にも,PDFデータに
直接書き込みができます。PDFデータに囲み線を書いたり,文字を入力したり,注釈を埋め込んだりできるため,汎用性の高いソフトです。
注意).前述の「pdfc」で書き込みをした複数の単ページを結合した場合,書き込みは削除されてしまいます。 OSの動作環境が原因かと思われますが。)後述の「pdf_as(同じウィンドウで移動)を利用してください。


軽快に動作し,使いやすいタブ切り替え型のPDFビューアです。セキュリティ面でも定評があり,安心してお使いいただけます。

複数のPDFファイルをタブで切り替えながら同時に閲覧できるのが便利です。ページレイアウトは「単一のページ」「連続」「見開き」「連続―見開き」の4種類が用意されています。「ページサムネイル」の表示/非表示を設定でき,左端のペインに表示されるサムネイルを利用して,すばやく目的のページに移動することが可能です。しかも,これらページレイアウトやページサムネイルなどの状態をタブごとに設定することができます。これにより,ドキュメントごとに読みやすい最適の環境を整えることが可能です。

ドキュメントにブックマーク(しおり)を設定して,次にそのドキュメントを開いたときに目的のページにすばやくアクセスすることもできます。ドキュメントの気になる部分に
コメントを追加したり,テキストの一部を強調したり,打ち消したりすることも可能です。

コメントツールを選択してからドキュメントの好きな場所をクリックすると,そこに黄色い吹き出しが表示されます。吹き出しとリンクし,好きな内容を記載できるコメント欄も表示されます。コメント欄はサイズや位置を自由に変更することができ,不要な時は閉じることができます。
ドキュメントの好きな場所に
直接テキストを入力することも可能です(ただし,既存のテキストの編集や移動はできません)。

枠で囲まれたテキストを入力できるテキストボックスツールや吹き出しツール既存のテキストの背景に色を付ける強調ツール打ち消しツール下線付けツールなども用意されています。矢印直線四角形楕円折れ線などのツールを使って図形を追加することも可能です。プロパティ画面で線の色や太さを設定可能。スタンプツールもあり,「DRAFT」や「TOP SECRET」などのスタンプを好きな場所に好きなサイズで表示させることができます。

優れた
検索機能を備えており,フォルダを指定して大量のPDFファイルの中から目的の文章を素早く探し出すことができるのも便利です。

印刷,検索,表示領域の拡大・縮小といったPDFビューワーとしての基本的な機能も備えている
なお本ソフトは,上記の機能は無料で使用できるが,ページの抽出・切り抜きなどの機能を備える37.50米ドルのPRO版にアップグレードすることも可能。

同類の他のソフトで開けないエラーメッセージのPDFを開くことができます
参考).開けないPDFデータを直接JPEGにエクスポートする場合は,「4Videosoft Free PDF to JPEG Converter」もお勧めです。サイトで検索してください。

※※※ フリーのAdobe Reader他,同類のソフトで上書き保存できない表示の回転もできます。
 メニューの「表示」からではなく
「ドキュメント」の「ページの回転」の「方向」で設定すると上書き保存することができますすべてのページを一気に回転できます


参考(重要)
インストールすると,初期設定では既存のPDFファイルが「PDF-XChange Viewer」と関連付けされ,ファイルの種類のアイコン が「PDF-XChange Viewer」のアイコン に換わり,クリックすると「PDF-XChange Viewer」が優先して起動しますが,メニューの「編集」 → 「環境設定」 → 「ファイルの関連付け」の「ファイルの関連付けの削除」をクリックすることで,
アイコン及び優先起動を解除することが出来ます。再起動時のメッセージ(「このアプリケーションを既定のPDFビューアにしますか」)は,「今後は確認しない」にチェックを付けて「いいえ」をクリックすると表示されなくなります。

アイコンが解除されても,PDFをクリックすると「PDF-XChange Viewer」が起動する場合は,以下の解除方法があります。
PDFファイルを右クリック → プログラムから開く → 規定のプログラムの選択 → ダイアログでAdobe Readerを選択し,下段の「
この種類のファイルを開くときは,選択したプログラムをいつも使うにチェックを付けて「OK」をクリック。


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 Renee PDF Aide  日本語版 (大変重宝です。)

Renee PDF Aide」はPDFから Word / Excel / PPT / JPEG / JPG / TXT / EPUB / HTML 等へ変換できるソフトです。一括変換,OCR等の機能が付き,多国語言語を識別・読取が対応できます。
MS Office(Word / Excel / PowerPoint)への変換にはバージョンOffice2007以降(XMLファイルフォーマット形式(Office Open XML))がインストールされていることが必要です。
本ソフトを制限なく利用する(全ての機能)ためには,無料の
ライセンスキーの取得(登録)が必要になりますが,取得しなくても,未登録バージョンとして動作します。ライセンスキーの取得はMailで行われます。

Renee PDF Aide(レーニーPDFエイド)は,ホームプレスからリリースされている「PDF変換ソフト」の完全無料版新で,個人での非営利目的での利用に限られています。有料版との機能は全く同じだが,無料版は技術サポートが提供されません。

開発 / 提供元 : Rene.E Laboratory

動作環境
Windows XP / 7 / Vista / 8 / 8.1 / 10 / 2000 / 2003 / 2008など
 (最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)

OCR機能
スキャナで作成されたPDFまたは画像から文字情報を利用したい場合,この機能がお役に立てます。 Word, Excel, PPT, HTML, Text, EPUB への変換可能。
OCR言語パッケージをダウンロードしてインストールが必要です。

強力な変換機能
PDF ファイルから Word / Excel / PowerPoint / Epub / Text / Html / Image(JPEG, JPG / GIF / PNG / BMP / TIFF) / OCRへの変換を対応。

多国語をOCRで認識
日本語,英語,フランス語,中国語(繁体字),中国語(簡体字)等複数の言語を識別でき,多国語資料を対応可能。
OCR言語パッケージをダウンロードしてインストールが必要です。

一括変換可能
一括で複数ファイルを変換可能,一部分の内容を抽出して変換もOK。

操作はとても簡単です


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    pdfi    お勧めです。

ダウンロード圧縮プログラム : pdfi100.zip
アプリケーションプログラム :
pdfi.exe

概要
・ 画像ファイル(
BMP/JPEG/EMF/WMF)をPDFファイルに変換する(参考..wmfファイルは粒子が荒れ,拡大表示すると文字等は読み取れない。)ツール。
(これらの画像形式に変換するツールも公開されている。)
・ 画像ファイルをpdfi.exe起動画面またはデスクトップに作成したショートカットアイコン
pdfi.exeへドラッグ&ドロップし,「OKボタンを押すとPDFファイルが表示され,同時に同じフォルダに同名の「.pdfファイルが生成される
・ 複数の画像ファイルを一つのPDFファイルとしてまとめることも出来る。
作成後のPDFファイル
容量が,「Jpg2PDFEx」,「BtoPDF」の1/3程度になるのでお勧めです(下記,注意).参照)。
・ PDFオプション
書類情報・
しおり作成機能・初期表示オプション

動作環境
・ OS : Windows98/2000/ME/XP/7 
(最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)
・ メモリ : 64MB (推奨 128MB以上)
・ CPU :Pentium互換プロセッサ(推奨 PentiumU互換プロセッサ以上)

参考.
このソフトで対応していない画像形式に関しては予めファイル変換を行ってから使用してください。コンバートツールには「疾風 -Tokikaze-」がお勧めですとのこと。
疾風 -Tokikaze- v1.60 (フリーソフト) 50種類のファイルに対応したフォトレタッチ&コンバートツール

注意).
PDF Designer - Image Edition
で作成したPDFファイル及び同作成PDFファイルを
次項のpdfpdfpdf.comで結合したPDFファイルは,携帯電話の i モード等のメールアドレス宛てに添付送信しても正常に表示されません。この場合はフォトレタッチソフトの Photoshop(及び同Elements) 等でPDFファイルを作成してください。

・ 業務での利用例
1.手書きのチェック図(及び納まり図)等からPDFファイルを作成  (スキャナーが必要です)
送信用チェック図をA4版等でモノクロでプリンティングし,カラーの筆記用具でチェックコメントを書き込む → 同チェック図をスキャナーで解像度250dpi〜350dpi (スキャナーの性能によるが最新機は200dpiで十分) でカラースキャンし,「.bmp」ファイルで保存(結構なファイル容量になるがPDF化でかなりダウンする) → エクスプローラーを表示して保存した「.bmp」ファイルをデスクトップのショートカットアイコン(pdfi.exe)またはpdfi.exe起動画面へドラッグ&ドロップ → 「選択ダイアログ」の表示を確認して「OK」ボタンをクリック(ここで追加の「.bmp」ファイルをダイアログ画面へドラッグ&ドロップできる) → 「PDFオブジェクトを作成中」ダイアログの表示後 Acrobat Reader が自動的に起動(自動起動はOFFも可)し,作成(変換)された画像が表示される → 確認後画面を閉じる → 必要に応じて「.pdf」ファイル名を変えて終了。

参考).フォトレタッチソフトのPhotoshop Elements 等をお持ちの場合,PDFファイルは同ソフトからの作成が効率的です。携帯電話の i モード等のメールアドレス宛てに添付送信しても正常に表示されます。同ファイルを次項のpdfpdfpdf.comで結合したPDFファイルも正常に表示されます。


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    pdfc    お勧めです。

ダウンロード圧縮プログラム : pdfc120.zip
アプリケーションプログラム :
pdfc.exe

概要

複数のPDFファイルをひとつのファイルに結合するツールお勧めです。
結合したい各ファイルを「
pdfc.exe起動画面にドラッグ&ドロップし,「ファイルメニューからの名前を付けて保存画面で名前を付けて保存で完了。

・ 機能的には
結合順序の自由指定や便利な“しおり”の自動生成などが行える。

便利な“
しおり”について
しおりの欄は境界をドラッグすることで
巾のサイズの変更ができます。
オプションではしおりの文字列の折り返しなどの設定ができます。
しおりの欄は非表示(「×」印をクリック)にすることもできます。再表示はしおりのアイコンをクリック。

動作環境
・ OS : Windows98/2000/ME/XP/7 
(最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)
・ メモリ : 64MB (推奨 128MB以上)
・ CPU :Pentium互換プロセッサ(推奨 PentiumU互換プロセッサ以上)

参考). Photoshop Elementsで作成したPDFファイルをこのソフトで結合した場合,携帯電話の i モード等のメールアドレス宛てに添付送信しても正常に表示されます。

注意).
後述の「PDF-XChange Viewer」で書込み等をした(属性)複数の単ページを結合した場合,「pdfc」は属性が削除されてしまいます。後述の「pdf_as」を利用してください。
「pdfc」で結合したPDFファイルは,複数のパソコン(OS :XPの場合 )による小規模なネットワークLAN(有線LAN)上で問題なく共有コピーができますが,後述の類似の結合するツール「pdf_as」は共有コピーが上手くできないことがあります。 原因は不明でが,改善策があります。


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    pdfrp  お勧めです。

ダウンロード圧縮プログラム : pdfrp120.zip
アプリケーションプログラム :
pdfrp.exe

PDFファイルのページを回転 ( 90/180/270度 ) させるツールです
スキャナなどで読み取ったデータを見やすい角度に変更したい場合などに有効です。
回転したいファイルを「
pdfrp.exe起動画面にドラッグ&ドロップし,角度を指定して「全てのページを回転」(またはページを指定して回転」)ボタンを押し,「名前を付けて保存」で保存(自動的に拡張子.pdfが付く)して操作完了。元のファイルを残すことが出来る。

OSの動作環境
Windows 98/ME/2000/NT/XP/7 
(最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)


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SepPDF

ダウンロード圧縮プログラム : spdf152.zip
アプリケーションプログラム :
SepPDF.exe

複数ページからなるPDFファイルを一度に1ページ1ファイルに分解します。デスクトップに作成した同ショートカットアイコンに,分解したいファイルをドラッグ&ドロップし,「全ページ分解」(または「ページ等指定分解」)ボタンを押すと,同じフォルダ内に分解された各ファイルが「-No.」が付いて生成される。一部うまく分解できないファイルもあります。

OSの動作環境
Windows 95/ 98/ME/2000/NT/XP/7 
(最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)

参考).
正規版のAdobe Readerソフトが無くIllustratorをお持ちの方は,Illustratorで複数ページのPDFファイルの任意のページを開いて保存することができます。尚,Photoshopで開けないPDFファイルをIllustratorで開くこともできます。


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 PDF Knife

ダウンロード圧縮プログラム : pdfk120.zip
アプリケーションプログラム :
pdfk.exe

複数ページからなるPDFファイルをページごとに分解/抽出するツールですが,以下3つの機能があります。お勧めです。
1.ページ範囲を指定して抽出し,ひとつのPDFファイルに作成する(前述のSepPDFには無い機能です)
2.ページ範囲を指定してページごとにPDFファイルを作成する
3.全てのページを分解してページごとにPDFファイルを作成する

制限・仕様
暗号化されたPDFファイルには対応していません。
分解・抽出すると
インタラクティブな属性は失われます。インタラクティブな属性とは,「しおり、リンク,アクロバットフォーム,注釈, アーティクル,JavaScript」などの装飾のこと。
分解後のファイル名は,元のファイル名にハイフン及び連番をつけたものになります。
分解後に同名ファイルが存在した場合は上書きしますのでご注意。

OSの動作環境
Windows98/2000/ME/XP/7
 (最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)


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  pdfdp

ダウンロード圧縮プログラム : pdfdp120.zip
アプリケーションプログラム :
pddp.exe

複数ページからなるPDFファイルの任意のページを削除するツール。勿論中間のページの削除もOK。
PDFファイルを分解・結合するソフトなどと併用するとより便利。

制限・仕様
暗号化されたPDFファイルには対応していません。
分解・抽出すると
インタラクティブな属性は失われます。インタラクティブな属性とは,「しおり、リンク,アクロバットフォーム,注釈, アーティクル,JavaScript」などの装飾のこと。

OSの動作環境
Windows98/2000/ME/XP/7
 (最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)


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pdf_as Ver1.23  お勧めです。

ダウンロード圧縮プログラム : pdfas123.zip
アプリケーションプログラム :
pdf_as.exe

PDFファイルの結合お勧めです。),分割追加抽出,削回転お勧めです。),ヘッダー・フッター設定,パスワード設定,プロパティ設定ができる。元のファイルは作成保存される。
画像ファイルのPDFへの変換も可能
WebページをPDFに変換することも可能
回転では,リストアップした
複数の単ページを一気に回転することができたり,複数ページの指定ページ(全てのページもOK)を回転することができます。

OSの動作環境
WindowsXP/ 7/ 8.1
.NET Framework 3.5
(最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)

参考).
後述の「PDF-XChange Viewer」で書込みをした複数の単ページを結合した場合,「pdf_as」は書込みも正常に表示されます

注意).
  「pdf_as」で結合したPDFファイルは,そのままでは複数のパソコン( OS :XPの場合 )による小規模なネットワークLAN(有線LAN) 上で共有コピーが上手くできないことがあります 原因は不明ですが,以下の改善策があります。
1.結合したファイルを別のフォルダへ移動する。
2.このセクションにある「PDF-XChange Viewer」で開いた後に別名で保存する。
尚,前述の類似の結合するツール「pdfc」は問題なく共有コピーができます


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 Reduce PDF Size  お勧めです。

ダウンロードファイル名 : reducepdfsize_setup.exe
アプリケーションプログラム :
Reduce PDF Size

PDFを綺麗に高圧縮する英語版フリーソフト。(お勧めです。
他にも同類のPDF圧縮ソフトはあるが,
Reduce PDF Sizeの特徴は,高圧縮でしかもPDFの画像(写真)の劣化を抑えられ綺麗に圧縮できるソフトです。
前述の
PDF-XChange Viewer によるPDFデータに囲み線を書いたり,文字を入力したり,注釈を埋め込んだり等の劣化はなく,鮮明です。


「 使い方」

1.圧縮したい元のファイルを選択
File」から「Add PDF Files」を選択し,ファイルを選択する。
注意).DWGファイルから直接作成した図形等のPDFファイルは,画像ではないので動作しません。

2.「Option」から圧縮率を設定。5種類から選択できます。

通常は「
Screen-view-only Quality」を選択
写真のPDFファイル等も「Screen-view-only Quality」
(又は「Defalt Quality」)を選択。10%前後の圧縮率になることもあります。
内容にもよりますが,Excel から作成した複数ページのPDFファイル等も10%前後の圧縮率になることがありますが,文字が小さ過ぎると読み取り辛いでしょう。

文字(文書)の画像がほとんどの場合は,圧縮率は下がりますが「
Defalt Quality」を選択。
複数ページでも恐らく50%以下の圧縮率になるでしょう。ファイル容量にもよるが,単ページの場合は25%以下になることもあります。「Screen-view-only Quality」だと,変換はされますが文字が表示されないことがあります。

注意).PDFファイルの内容によっては,「High Quality(Ptinter)」及び「High Quality(Prepress)」では出力(変換)されないケースがあります。

3.出力先を選択して実行
File」から「Reduce PDF File Size」を選択し,出力先(フォルダ)を選択して「OK」をクリックすると出力が始まり,完了の「Information」の「OK」をクリックして終了です。
尚,出力元と同じフォルダ内には出力されません。新しいフォルダを作成すること。


参考).「File」の「Remove PDF Files」は,リストから選択したファイルの削除です。


OSの動作環境
Windows XP(SP3)/Vista/7/8
 (最新OS対応用はサイトで確認して下さい。)



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ZIP,RAR,7zなど40種の圧縮形式に対応したフリーの圧縮・解凍ツール 「ALZip」

ソフト名 :
ALZip(アルジップ)無料バージョン 8.61   (最新.verはWebサイトにてご確認願います。)
動作OS : Windows 8 / 7 / Vista / XP / 2000   (8/7 は64bit対応。以降の.verは未確認です。)
作者 : ESTsoft Japan株式会社
ダウンロードファイル名 :
ALZip_free_8.61.1.0_ja-jp.exe  (readme.txt 付き)

紹介
ALZipは世界で使われるほぼ全ての圧縮フォーマットを解凍することができる統合型圧縮解凍ソフトです。lhalzhzip 形式はもちろん,alz,ace,arc,arj,b64,bh,bhx,bin,bz,bz2,cab,ear,egg,enc,gz,ha,hqx,ice,img,iso,lcd,jar,mim,nrg,pak,rar,tar,tbz,tbz2,tgz,uue,uu,war,xxe,z,zoo,7zの全40種類に対応します。このほかにも音楽プレーヤー「Winamp」のスキンファイルを解凍したり,プログラムインストール用圧縮ファイルを解凍して手間なく中身を開いて実行できます。
圧縮形式は
zipの他,eggalzlzhが指定できます。

操作概要
ALZipのエクスプローラー風の画面への
ドラッグ&ドロップファイルの追加圧縮をしたり,自己解凍形式ファイルの作成など,多様な機能を備えている。同画面で圧縮ファイル内のファイルを参照し一括解凍やファイル単位で解凍することが出来る。又,通常のエクスプローラー上でのファイル又はフォルダの右クリックメニューから,ALZipで書庫(圧縮ファイル)を作成もOK。「パスワード(P)...」の作成もOK。

参考1).作成された圧縮ファイルは,解凍せずとも左クリックして「*****_ALZipエクスプローラー風画面中身を確認することが出来ます。

参考2).ALZip_free_8.61.1.0_ja-jp.exe」をインストールすると同時に,以下の例のようにエクスプローラで表示されていた今までの圧縮ファイルの種類を表す全てのアイコンが,一斉にALZipのアイコンに変わります。圧縮ファイルの中身が変わるわけではありません。
  (今までの圧縮ファイルのアイコンの例)  
→     (ALZipのアイコン

参考3).ALZipをインストールすると,無料の圧縮・解凍ソフト「+Lhaca」で圧縮したフォルダ(/ファイル)が何故か小規模LAN上でコピー出来ない場合がありますが,「ALジップはOKです。「+Lhaca」を併用する方ご注意。


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FFFTPソフトの紹介

昨今,誰でもが気軽にWebページを作成していますが,
FFFTPフリーソフトは,自作Webページのコンテンツを FTPサーバーへアップロード,ダウンロード,(又は削除)する優れものソフトです。

名称 :
FFFTP Ver 1.99a フリーソフト
GUI なFTPクライアントツールです。
サイトからダウンロード出来ます。
ダウンロードファイル名 :
ffftp-1.99a.exe (2.89MB)
動作確認環境 :Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP(32bitのみ)/2000

特徴
(サイトより抜粋要約)
ファイルリストの部分とファイル転送が別スレッドなので,ファイル転送をしながら新たなファイル操作ができます。
漢字コードの変換ができます。
漢字のファイル名を扱うことができます。
サブディレクトリを含めたファイルの転送ができます。
途中までダウンロードしたファイルがあるとき,その続きをダウンロードできます。
ファイルの転送を,いつでも中断できます。
ミラーリング機能によりローカル側のファイル構成をそのままホスト側に再現できますWebページのファイル転送などに便利です


FFFTPソフトでの接続操作方法

FFFTPを起動すると,メニューの「オプション」の「環境設定」が初期設定の場合,表示画面の左上前面に「ホスト一覧」(転送先)が表示される。
閉じてもメニューの「接続」から「
接続」を選択すれば表示される。尚,「環境設定」はほとんど初期設定で良いでしょう。

新規ホスト(転送先)の設定

ホスト一覧」画面の「新規ホスト」ボタンをクリックして以下「ホストの設定」(転送先)を行う。

ホストの設定

基本タブ
ホストの設定名(自由に設定可) : (例 : @ nifty _******)
ホスト名(アドレス)(= FTPサーバー名) : (例:ftp.*.***.jp)
ユーザー名(= FTPアカウント) : (例 : ******.*.***.jp)
パスワード/パスフレーズ(= FTPパスワード(管理ページのログインパスワードと同じ)) : (例 : ******)
anonymous:(チェック無し)
ローカルの初期フォルダ(= 転送元) : (例 : C:\_ ****_****)
ホストの初期フォルダ(= 転送先ディレクトリ) : (例 : ******.jp/********)
最後にアクセスしたフォルダを次回の初期フォルダとする : (チェック無し)

特殊機能タブ
接続維持用コマンド周期」はファイル一覧取得の接続維持のタイムで,0〜300秒の間で設定できるが,余裕を持って最高の300秒=5分が操作し易いでしょう。300秒の間操作しない状態が続くと,ホストフォルダ内のファイルの再取得が開始されます。又,一操作(アップロード/ダウンロード等)ごとにもファイルの再取得が開始されます。

「基本」及び「特殊機能」タブ以外はほとんど初期設定のままで良いでしょう。

以上
各タブを入力設定後,「接続」ボタンをクリック。
何故か接続されない場合は,先にネットワーク接続のダイアルアップを実行する。デスクトップへダイアルアップのショートカットアイコンを作成しておくと良いでしょう。

接続されると,左側に
ローカルフォルダ(= 転送元)内が,右側にホストフォルダ(= 転送先ディレクトリ)内が表示され,ローカル及びホストファイル一覧の取得が開始される。終了すると「ファイル一覧の取得は正常終了しました。(***Bytes)」と表示される。表示までには若干時間がかかることがあります。


各操作方法

アップロードする場合は,ローカルフォルダ内のファイルを右クリックして「アップロード」を選択,又は左側ローカルフォルダから右側ホストフォルダへファイルをドラッグ&ドロップ → 「アップロードの確認」ダイアログでアップ方式を選択して下段のボタンを指定してクリック → アップロードが開始される。

ダウンロードする場合は,ホストフォルダ内のファイルを右クリックして「ダウンロード」,又はダウンロードの方式を選択,又は右側ホストフォルダから左側ローカルフォルダへファイルをドラッグ&ドロップ → 「ダウンロードの確認」ダイアログでダウン方式を選択して下段のボタンを指定してクリック → ダウンロードが開始される。

ホストフォルダ内のファイルを削除する場合は,ファイルを右クリックして「削除」→ 「削除」ダイアログで削除方式を選択して下段のボタンを指定してクリック → 削除が開始される。

以上,必要な操作を終了したらFFFTP画面を閉じる。


参考
ウェブブラウザでFTPサーバー(ホスト)へ接続について

サポート体制終了2022年)の従来のIE(インターネットエクスプローラ)では,FTPサーバーへ簡単に接続できましたが,昨今の各種ウェブブラウザでの詳細の情報は未確認です。
留意すべきことは,ページがHTTPSで配信されていても,HTTPで配信された混在コンテンツ(mixed content :パッシブアクティブ)が含まれている場合,それに含まれるHTTPのコンテンツは攻撃者に読まれたり変更されたりする恐れがあります。置き換え/無断借用/乗っ取り/個人情報を入手/マルウェアを勝手にインストールなどです。

Firefox」では,アドレスバー内左の錠前アイコン(錠前のロックの絵)を見て,ページに混在コンテンツが含まれていることを知ることができます
1.ロックのアイコンの絵に赤線(左上から右下への斜めの線)が引かれた錠前アイコンが表示されている場合,ページにはアクティブ混在コンテンツが含まれており,ブロックされておらず安全ではありません。盗聴や攻撃に対して無防備であり,あなたの個人データはサイトから盗まれる可能性があります。
2.ロックのアイコンの絵に警告アイコン(右下角に感嘆符)が付く場合,Firefox は画像のような安全でないパッシブコンテンツをブロックしていません。既定では,Firefoxは,パッシブ混在コンテンツをブロックしません。

安全でない要素の
混在コンテンツのブロックを解除することは避けるべきですが必要があれば解除可能です
FTPサーバーへ接続するにはこのブロック解除が必要とのことですが安全上前述のFFFTPソフトをお勧めします


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通信・情報機器 / 他  2018年

※ このコーナーは,主に年度が2018年時点の情報です。


「 目 次 」 
 
001   スマートフォンの便利な活用方法  (2018年4月時点)

        はじめに
       
用意する各種市販接続ケーブル
        PCと接続して各種ファイル(写真/音楽/動画/…)をSC-04Jに取り込む方法
       
取り込んだ各種ファイルをスマフォメールで送信する方法
       
スマフォメールでの添付ファイルの受信
       
外出先でのUSB microB変換アダプターの利用
       
PCで使用しているプロバイダーのメールアカントの利用
        ※参考2). スマフォの通信速度について

(他,準備中です。)





「 詳 細 」

  001   スマートフォンの便利な活用方法 (2018年4月時点)

スマートフォン(以下,スマフォ)には,意外と便利な活用方法があります。市販の操作ガイド本にも載っていない
思いがけない使い方があります。各種市販接続ケーブルを用意すれば,いろんな操作ができます。
尚,実行する方はウィルス対策(PC/スマフォ共)等を期して,くれぐれも自己の責任に於いて行ってください


はじめに (解説例のスマフォ機器 / パソコン)

ここでは以下,
ドコモ スマートフォンGalaxy Feel SC-04J」(2018年4月現在)を例として,パソコンWindows 7 環境下での活用方法を解説します。

Galaxy Feel SC-04J スペック(仕様)概要」
OS :
AndroidTM 7.0
ディスプレイ : 約
4.7インチ
CPU : 1.6GHz オクタコア
内蔵メモリ(RAM/ROM) :
3GB32GB
外部メモリ(最大対応容量) : microSDXC(256GB)
バッテリー容量 : 3000mAh
受信時最大速度送信時最大速度 262.5Mbps50Mbps※参考2
充電端子 :
USB Micro-B
製造メーカー : サムスン電子株式会社

パソコン
Windows 7 Professional Edition
プロセッサ i 5 CPU / RAM4.00GB / システム32bit 


用意する各種市販接続ケーブル

USB microBケーブル
(例:潟Iウルテック micro USBケーブル BKS-CBKMU8-WH)
機能 :
データ転送,充電
コネクタ形状 :
USB Type-A(オス) ←→ USB microB(オス)
USB Type-A側 :
パソコン,AC/DC充電器など
USB microB側 :
スマートフォン,タブレットPC,外付けHDD/SSD,IQOSなど
           その他 : モバイルバッテリー/オーディオプレーヤー/Wi-Fiルーター/ポータブルゲーム機
規格 : USB2.0規格準拠  最大2.4A  充電対応
転送速度 : 最大480Mbps

USB microB変換アダプター
(例:潟oッファロー USB microB変換アダプター BSMPC11CO1BK)
機能 :
パソコン周辺機器接続
コネクタ形状 :
USB Type-A(メス) ←→ USB microB(オス)
USB Type-A側 :
USBメモリ,USBハブ,マウス,キーボード文字の入力に便利),カードリーダ・ライターSD / miniSD+Adapter / …他),コントローラー
USB microB側 : Android3.1以降を搭載した
スマートフォン,タブレットPCなど



以下,各種活用方法です。

各操作の画面及び表示はスマフォの機種又はメーカーによって異なります。


PCと接続して各種ファイル(写真/音楽/動画/…)をSC-04Jに取り込む方法

USB microBケーブルパソコン(以下PC)と接続して,SC-04Jの本体メモリーmicroSDカードパソコンの各種データの転送ができます。尚,接続するとSC-04Jは充電状態になります。

準備
初回接続時はパソコンに自動で
ドライバーがインストールされる。
接続後に表示される「自動再生」の画面は閉じて構いません。
接続するとPCのエクスプローラに「
Galaxy Feel」が表示される。
続けて,接続してある
SC-04Jのロックを解除(ON)にすると,「端末のデータへのアクセスを許可しますか?」のメッセージが表示されるので「許可」をクリック。「許可」状態になるとドライブ「Galaxy Feel」を展開できるようになり,microSDカードを挿入している場合は「Card」と「Phoneが表示される

操作
本体にデータを転送するので,「Phone」をクリックすると本体に保存されているフォルダが表示される。ここでは,新規フォルダを作ってデータを転送してみるが,既存のフォルダ利用も可。右クリックして,「新規フォルダ」をクリックするとフォルダが作成されるので,フォルダ名を入力してフォルダをクリック。
PCのエクスプローラでフォルダを開き,ドラッグ&ドロップで転送したいファイルをスマフォのフォルダ内にコピー

写真ファイルを取り込んだ場合,SC-04Jのアプリ「ギャラリー」を起動すると,コピーしたファイルが自動的に読み込まれて表示される。新規コピーの写真の場合は「ギャラリー」の「アルバム」タブ内にも「新規」の印がついて表示される。尚,「ギャラリー」で写真を削除するとフォルダ内の写真も削除されるフォルダ内で写真を削除すると,「ギャラリー」でも削除される

以上,同様に
動画 / 音楽ファイルも同じ方法で取り込むことができる。

その他,各種のファイル「
DWG(AutoCADファイル) / PDF / JPG / MP4(動画) / Excel / Word / ZIP(圧縮ファイル) / HTM / HTML / 他…」を取り込み送信表示(一部DWG等を除く)することができる。



取り込んだ各種ファイルをスマフォメールで送信する方法

取り込んだファイルは
添付ファイルとして,スマフォメール( * * * @docomo.ne.jp )で,送信先が利用しているPCのプロバイダーのメールアカント(以下,PCのmailアドレス※注意1),又はスマフォメール宛へ送信ができる。スマフォで設定(登録)したPCのmailアドレスからでも送信できる。
高速送信なので,固定電話がISDN回線の場合の大容量ファイルの送信に便利。又,職場に一つしか無いPCのメールアカントが使用中の時などにも便利。

PCから取り込む際は,スマフォでの添付操作が容易な圧縮ファイル(ALZipソフトが扱いやすい)とするのがベターだが,
スマフォ内でも圧縮(.zip)はできる複数ファイルの圧縮もOK

PCのmailアドレス宛への送信の際は,宛先選択の選択の印(チェック)を付け,送信画面に戻ったら「完了」をタップ。「次へ」をタップすると「件名」へと移る。
添付ファイル選択の際は,選択の印(チェック)を付けた後「開く」をタップすると添付される。
).JPGなど,圧縮せずにそのままPCのmailアドレス宛へ送信すると,受信側PCのメーラー画面に表示される。尚,スマフォでのPCのmailアドレスからの受信では表示されない。


※注意1
PCへのmailアドレス宛送信は,受信側のメーラー環境によっては添付ファイル名及び拡張子の文字が
文字化けする場合があるが,通常は以下の操作で文字化けを直すことができるようです。
受信メールを開いて,メニューの「
表示」(又は「ホーム」)をクリック → 「エンコード」(又は文字のエンコーディング)を選択 → 「その他」を展開して「Unicode(UTF-8)」をクリックして受信メールを一旦閉じる再度受信メールを開くと添付ファイル名及び拡張子の文字が正常になっているはずです。

又,添付ファイルの
拡張子が正常に表示されない場合は取り敢えずそのままPCへ保存し,以下の例のように拡張子を書き変えてみてください。尚,その際の警告は無視して構いません。
例 :AutoCADファイルの場合
文字化け → .***
書き換え →
.dwg



スマフォメールでの添付ファイルの受信

スマフォメール宛のmailは,受信するとスマフォがロック状態でも「ピッポン ポ」と着信音が鳴り,ロックのアイコンの右にmailの着信マーク(手紙)が表示される。着信マークをタップ(又はロックを解除して操作)するとスマフォメールのフォルダ一覧が表示され,[受信BOX]右側に着信数が確認できる。[受信BOX]をタップするとmailが表示され,内容が表示される。JPGが添付されているとJPGは画面に表示される複数の場合は2つまで表示される。下部の「添付ファイルを見る(*件)」をタップすると,添付の一覧が表示され,タップするとファイルの表示(一部を除く)や保存ができる。添付の圧縮ファイルは,タップして次の画面で「解凍」をタップすると解凍できる。



外出先でのUSB microB変換アダプターの利用

USBメモリの利用
USB micro USB変換アダプターUSBメモリを使えば,外出先でUSBメモリ内の各種ファイルを直接mail(スマフォメール/PCのmailアドレス(注意1))に添付して(スマフォに取り込んでからもOK)送信することができる。スマフォでUSBメモリ内の各種ファイルを表示(一部を除く)することもできる。
).操作は,USBメモリの接続状態が安定(点滅等が消える)してから行うこと。

送信方法
スマフォメールから送信するときは,新規作成で「添付」をタップ → 「ファイルを添付」タップ → 左上のマーク「」をタップ → 「次から開く」で「* * * 製USBドライブ」をタップ → ファイルに印し(チェック)を付けてて「開く」をタップする。直接ファイルをタップしてもOK。

以下,
USBメモリ内で圧縮ファイルを作成することもできる
ファイルをタップ(複数もOK)して印し(
チェック)を付ける → 右上の「の縦マークをタップし,「圧縮」をタップ → 名前作成の画面になるので名前をつけ,右下の「完了」をタップ → 続けて「圧縮」をタップするとUSBメモリ内で圧縮ファイルが作成される。
尚,USBメモリ内で作成した圧縮ファイルはUSBメモリ内でも削除することができる。

USBメモリ内のファイルをスマフォに取り込む方法
USB microB変換アダプターUSBメモリをスマフォに接続 → スマフォのアイコン「マイファイル」をタップ → 「USB storage * * * * - * * * *」(末端USBメモリ)をタップ → 目的のファイルをタップし,印し(チェック)を付けて右上の「の縦マークをタップして「コピー」をタップ → コピー先で「内部ストレージ」をタップし,保存するフォルダをタップして右上の「完了」をタップ。


カードリーダ・ライターの利用
SB microB変換アダプターカードリーダ・ライターSD/miniSD+Adapter/…他)を接続すれば,外出先でデジタルカメラのSDカード(メモリーカード)内から写真(/動画)を直接mail(スマフォメール/PCのmailアドレス(注意1))に添付して(スマフォに取り込んでからもOK)送信することができる。

SDカード内から写真(/動画)をスマフォに取り込む方法
USB microB変換アダプターカードリーダ・ライターをスマフォに接続してSDカード(メモリーカード)をアタッチ → スマフォのアイコン「マイファイル」をタップ → 「USB storage * * * * - * * * *」(末端SDカード)をタップ → 写真が収納されているフォルダ(DCIMなど)をタップし,更にフォルダ「* * * - * * *」をタップ → 目的のJPG(/MP4)をタップし,印し(チャック)を付けて右上の「の縦マークをタップして「コピー」をタップ → コピー先で「内部ストレージ」をタップし,保存するフォルダをタップして右上の「完了」をタップ。



PCで使用しているプロバイダーのメールアカントの利用

スマフォで設定(登録)したPCで使用しているプロバイダーのメールアカント(PCのmailアドレス)からでも送受信できる。送信の宛先(連絡先)選択の際は,選択の印し(チェック)を付けた後「完了」をタップ。送信画面に戻ったら必ず右端下の左向き折れ曲がりの白抜き矢印(次の意)をタップ
自宅のPC宛へのmailもスマフォで受信することができるスマフォで受信してもPCのメールアカントで受信できる。スマフォで受信した各種添付ファイルは,送信元右側の「詳細」をタップし,「添付ファイル表示部分(*件…)」をタップすると添付ファイルが下へ展開され,ファイルの表示(一部を除く)や保存ができる。保存すればmicro USBケーブルでPCへ取り込むことができる
スマフォで受信した
圧縮ファイルは,スマフォ内で保存後に解凍できる。解凍後,スマフォで表示ができる(一部を除く)。

スマフォメール( * * * @docomo.ne.jp )へは自宅PCのプロバイダーのメールアカントからも送信できますファイルの添付もOK

スマフォメールPCメールのアドレスURL SMS(ショートメッセージサービス)宛てに送信すると,受信側でSMSを開くとリンク状態(通常は下線付き)で表示されますURLはクリックすると直接URLのWeb画面へメールアドレスはクリックするとEメール送信準備へ移ります

※参考1).PCで使用しているプロバイダーのメールアカントの登録(設定)方法例 (例 : スマフォGalaxy Feel SC-04J」の場合です。
PCメールのアカウント情報(プロバイダからの情報)を準備しておいてください。
スマフォ画面の「設定」
アイコンをタップ →  <アプリ>をタップ → アプリ画面の<Eメール>をタップ → 「アカウントを設定」の<新しいアカウントを追加>をタップ → PCメールのアカウント情報を元に登録したいメールアカウントのメールアドレス(例.abc***@*****.com)とパスワード(例.5/4U=***)を入力し,<手動設定>をタップ → 「新しいアカウントを追加」にメールアドレスとパスワードが表示されるので,アカウントのタイプ<POP3アカウント>をタップ → 設定項目が表示されるので,PCメールのアカウント情報を元に各項目を入力(アカウントのユーザー名(例.abc***)は自由に登録)して<サインイン>をタップ → 登録したPCメールの受信トレイが表示される。メールがあれば早速受信されます。又は画面を下(↓)へスワイプすると受信を確認できます

何かの拍子に登録アカウントとが動作しなくなった(接続不可)場合
パスワードを何度再入力しても接続不可の場合など,ためらわず最初から設定し直してみてください。
再設定の方法 → スマフォ画面の「設定」をタップ(選択) →  <アプリ>をタップ →
アプリ画面の<Eメール> → 「アプリ情報」のEメールアイコン右側の設定アイコンをタップ  → 「Eメール設定」で接続不可のアカウントをタップ → 上段のアカウント名の右側の<削除をタップ → 前述のアカントの登録を再設定し直す

補足
送信サーバーの<ポート>はスマフォ規定値の
465で良いようです。
PCメールのアカウント情報の例 : パスワード(例.
5/4U=*** / POP3サーバー(例.pop.ni***.***) / SMTPサーバー(例.smtp.ni***.***) / 他 …


※参考2). スマフォの通信速度について (例 :ドコモ Galaxy Feel SC-04J)

Galaxy Feel SC-04Jの送受信通信速度は以下だが,
送受信時の技術規格上の最大値であり,実際の通信速度を示すものではない

受信時最大速度262.5Mbps※1
(128Kbps(※2)の2050倍)/(参考.光ファイバーの100Mbpsより高速)

送信時最大速度50Mbps
(128Kbps(※2)の390倍)/(受信時最大速度262.5Mbpsの約1/5倍)/(参考.光ファイバーは100Mbps)

※1).262.5Mbpsでの通信は一部地域に限られている。
※2).128Kbpsは所定のデータ量を超えた場合の最大通信速度 (参考.固定電話のISDN回線と同じ)。


( 通信・情報機器/画像機器/他 2018年 の 「目次」へ戻る


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AutoCAD

レイアウト

以下,レイアウト空間の必見操作です  (AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。)

1. モデル空間内を回転せずに,レイアウト空間のビューポート内のビューの向き(表示角度)を変えることができます  (AutoCAD/LT2007)

2. すべてのレイアウトや選択した複数のレイアウトだけを印刷することができる  (AutoCAD/LT2007)

3. 浮動ビューポートについて  (AutoCAD/LT2007)
レギュラー版AutoCADでポリゴンのビューポートを作成3D表示のビューポートを作成 ビューポートの中に更に別のビューポートを作成

4. 線の太さを指定用紙サイズ(印刷尺度)に応じて変化(追従)させたい  (必見です)  (.ver〜2007共通 )

5-1.小さい用紙に縮小印刷する場合  (.ver〜2007共通 )

5-2.ビューポート内を部分的に印刷する場合  (.ver〜2007共通 )

6. ステータスバーの便利な「ビューポートを最大化」ボタンの活用  (.ver2007〜20** )

7. レイアウト空間をモデル空間に書き出すレイアウトエクスポーターについて
 

8. 忘れがちな基礎操作  (おさらい)  (.ver2007〜20** )

    
INDEX
   モデル空間からレイアウト空間への切り替え
   
[ぺージ設定管理]の設定
   
レイアウト空間への図面枠(標題)の挿入
   
レイアウト空間と浮動ビューポートの切り換え
   浮動ビューポートの作成 / 切り換え,他
    線種と線種縮尺 重要
   尺度他各設定をした浮動ビューポート内にロックをかける
   
12ビューポート内の表示/非表示の設定ができます (状況によっては便利です)
   
13ビューポートごとに特定の画層をフリーズ
   
14複数のビューポートのビューの表示位置を簡単にそろえる方法 大変便利な機能です
    レイアウト空間のビューポート枠をモデル空間に挿入配置 
   ※ レイアウトおよびモデルタブを非表示にするには (.ver2006〜20**


文字

環境依存文字(unicode),コントロールコード,特殊unicode文字について 

[文字位置合わせ]及び [文字尺度変更]コマンド (/LT) (必見です)

レギュラー版AutoCAD Express Tools 優れもの抜粋 「リモートテキスト」 ( AutoCAD 2004〜2007)
テキストファイル.txtを挿入して編集することができます


寸法

寸法値の表示形式あれこれ  (AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。 )

■ 044  ( 忘れがちな基礎編 ) 書込み寸法の「寸法値リセット」について (ACAD/LT2004〜2007〜20**)


印刷

2種類の印刷スタイルについて  (AutoCAD/LT.ver2000〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。 )


ツール

便利な「クイック選択」を使いこなそう  (AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。 )

●  外部参照機能(XREF)について 大変便利です) ACAD/LT20002004 / 2007〜20**

 ACAD_235   ( 忘れがちな基礎編 )  レギュラー版 AutoCADの「グループ」機能について  (.ver2004〜2007共通 )


編集

 ACAD/LT_164  ( 忘れがちな基礎編 )   指定したオブジェクト以外を一気に削除  〈便利です〉 (.ver〜2007〜20**共通 )

■ ACAD/LT_199  閉じたポリラインの不正形多角形図形の図心を求める方法  (.ver〜2007〜20**共通 )

■ ACAD/LT_03   Word/Notepad(メモ帳)の文字列を貼り付ける方法  (.ver〜2007〜20**共通 )


作成

●  意外と戸惑うハッチング操作のおさらい (AutoCAD 2005〜2007〜20**)

 ACAD/LT_213  ( 忘れがちな基礎編 )   ポリラインの幅を設定するシステム変数「PLINEWID」 /  「分解」について (.ver〜2007〜20**共通 )

  ACAD/LT_117  ポリライン編集の 「フィットカーブ」/ 「スプライン」,他「ポリライン化」,等「PEDIT」の便利な機能について   (大変便利です) (.ver〜2007〜20**共通 )

■ ACAD/LT_172  ( 忘れがちな基礎編 )   「スケッチ」コマンドをポリラインで実行するには (.ver〜2007〜20**共通 )

■ ACAD/LT_173  ( 忘れがちな基礎編 )   「らせん」コマンドについて (.ver〜2007〜20**共通 )

●  強化され続ける3D機能 (レギュラー版 AutoCAD専用 : 2007の場合)


その他

●  2DCAD図のカラー表示化について

 026   オブジェクに使われる色について  (レギュラー版.ver2004〜2007〜20**(LT,他.ver未確認))
AutoCADで使用できる色 /
マンセル表色系とRGBカラー / AutoCADでのRGB値の画層の作成方法 / その 他

■ 004  ( 忘れがちな基礎編 )  オブジェクトをダブルクリックして編集について (.ver〜2007〜20**共通 ) (お勧めの必須設定

 ACAD/LT_174 ( 忘れがちな基礎編 )   数値の分数入力について (.ver〜2007〜20**共通 )

 ACAD/LT_189 ( 忘れがちな基礎編 )   角度を「度/分/秒」で指定して図形を描きたい (.ver〜2007〜20**共通 )

 ACAD/LT_015 コマンドラインウィンドのすぐ上のコマンドのツールバーが消えてしまった場合  (.ver〜2007共通 )

 ACAD/LT_056 (参考) あるフライアウトのアイコンの上をマウスのポインタが通り過ぎるとき,アイコンがポップアップ表示のまま画面がフリーズして,上書き保存ができなくなった場合 (.ver〜2007共通 )

 ACAD/LT_121  「ビューポート管理」の「名前の付いたビューポート」について (大変便利な機能です) (.ver2007 )

 ACAD/LT_122 「ビュー管理」の「新規ビュー」について (状況によっては便利な機能です) (.ver2007 )

 ACAD_01       アタッチしたイメージ画像の枠線を非表示にする方法 レギュラー版.ver2007 )

 ACAD/LT_02 ステータスバーの各ボタンは表示/非表示の切り換えができる (.ver〜2007〜20**共通 )

 ACAD/LT_04 DWFへの「書き出し」(出力)機能について (.ver〜2007〜20**共通 )

 ACAD/LT_05 オブジェクトをラスターファイルとして出力するには (.ver〜2007〜20**共通 )

 ACAD/LT_06 オブジェク(図形,…他,文字等)をExcel(/ Word)に貼り付けるには (.ver〜2007〜20**共通 )

(他,随時追加します。)





Office

Word / Excel 共通

Word(/Excel)2016の起動時の新規文書の既定のフォント「游明朝」(/游ゴシック) について

I MEの「修復」機能について   (必見です)

特殊な読みの入力で出てくる記号   (IMEのおさらいです)


Word  (おさらいです)

1. ( 忘れがちな基礎編 )   文字列の一部分を二段表示にする「割注」機能 (例 : .ver2016)

2. ( 忘れがちな基礎編 )    オンラインのWebページの文字列(文章)をWordにコピー&ペースト(貼り付け)できない場合

3. ( 忘れがちな基礎編 )   キーボード入力から自動入力機能を使って罫線を引く  (例 : .ver2016)


Excel  (おさらいです)

1. Excelの面積表等でよく使われる坪,u,他の表示方法

2. IF関数でよく使われる計算式例

3. シ−トを別のファイル(ブック)に移動やコピー

4. 指定したセル範囲で一気に「文字の割付」を行う (Excel 2016から機能が更に強化されています)

5.  CSV ファイルの活用について (Excel 2016の例)

6.  「リボンのユーザー設定」でカスタマイズした内容はエクスポートできる / 作成したマクロのインポート/エクスポートは従来通りに行える ( Excel (/Word).ver2016基礎編 )

7.  図形マークや写真の配置がずれる現象について


OS

1. ( 忘れがちな基礎編 )   復元ポイント作成 / 復元の重要性  例.Windows 7〉

2. レジストリについて(レジストリの基礎知識,他 / レジストリのバックアップを作成,復旧 )上級偏) (例.Windows 7)


その他

1. インクジェットプリンターのOCR機能について/「e.Typist」の「Quick Typist」「e.Hand」について


(他,随時追加します。)







AutoCAD 以下詳

レイアウト

以下,レイアウト空間の必見操作です  ( AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。) 
レイアウト空間の利用はAutoCAD業務の基本で必須です。 (参考概説 → [AutoCAD業務の基本] → No 6. レイアウト空間の利用 (同じウィンドウで移動)

必見操作


1. モデル空間内を回転せずにレイアウト空間のビューポート内のビューの向き表示角度を変えることができる  (AutoCAD/LT2007)

はじめに

高層の建物の矩形図など,横長の図面枠(標題)内に横置き(寝かして)に配置したい場合,留意すべきことがあります。回転させるコマンドによっては寸法値の位置が変わってしまいます。
モデル空間では,「
回転」コマンド (rotate)は角度の値が負(−)のときは時計回りで,正(+)のときは反時計回りとなりますが,時計回り−90度の横置きにすると,回転前の水平方向 の寸法値の位置が逆さまに(寸法腺の下になり,回転した画面上では左側になる)なってしまいます反時計回り90度の場合は寸法値を編集(書き替え)した垂直方向の寸法値(寸法腺の左になり,回転した画面上では下側になってしまう)以外の水平方向 の寸法値は寸法線の上で正常です。いずれにしても「回転」コマンドは,作図編集のときの一時的な利用とし,印刷の目的では使用しない方が良いでしょう。

一方,UCSZ軸回転」(<ワールド>: _z)コマンド実行後の「プランビュー(P)」(PLAN)コマンド実行では,前述の「回転」コマンドとは逆に角度の値が正(+)のときは時計回りで,負(−)のときは反時計回りとなりますが,時計回り/反時計回り共に全ての寸法値の位置は正常です。寸法値を編集(書き替え)した寸法値も正常です。ユーザ座標系UCSが回転するためです
印刷用のレイアウト空間のビューポート内のビュー回転はこちらの機能を使います


回転の各方法  ).共に目的のビューポートはロックされていないこと。

LTでの方法 /AutoCAD共通) ]
操作は2段階で行います。
1.目的のビューポートをアクティブにし,
UCS Z軸回転コマンドでZ軸を中心に傾けたい角度(90(時計回り)又は-90(反時計回り))を指定してUCSを回転。
このとき,UCSアイコンが表示設定の場合,90度(又は-90)回
転します。
2.続けて,ビューポートがアクティブな状態のまま間を置かず,メニューの「表示(V)」の「3Dビュー(3)」の「プランビュー(P)」コマンドから「現在のUCS(C)」を選択。または,コマンドラインに「PLAN」と入力して,オプションの「現在のUCS (C)」の「C」を入力(=デフォルト)して「Enter」で
回転完了。UCSアイコンが表示設定の場合,現在のUCSの向きに回転されます。
「Enter」後,表示が「
図面全体ズーム」になるので,表示尺度及び配置を調整する。

参考).プランビュー」(PLAN)コマンドアイコンを作成する場合のマクロの記述は「^C^C_plan」です。作成しておくと便利です。

注意).UCS Z軸回転コマンドで回転した場合,ビューポートをアクティブにして新規に寸法を作図すると,寸法値の位置がおかしくなります。そのままモデル空間へ切り替えてもおかしい状態で表示されます。時計回りに回転した場合はY方向の寸法値,反時計回りに回転した場合はX方向の寸法値の位置が逆さま(本来のワールド座標軸のスタイル)になってしまいます。新規のダイナミック文字記入も同様です。新規での寸法作図編集はモデル空間へ切り替えて行うことです。
下記のレギュラー版用の[レイアウト位置合わせ](mvsetup)コマンドで回転した場合は,時計回り/反時計回り共ビューポート内での作図編集はOKです


AutoCAD(レギュラー版)専用の方法
LTと同様の方法もOKですが。レギュラー版にはレイアウト位置合わせ](mvsetup)コマンドに大変便利なオプションがあります。
この
MVSETUPコマンドはデフォルト(初期設定)でコマンドボタンはないが,検索パスのSupportフォルダ内にあるLSP/FASファイル(mvsetup.lsp/mvsetup.fas)でACAD起動時に既定で動作します。

レイアウト空間上でコマンドラインにmvsetupと入力 → オプション[位置合わせ(A)]の[A]を入力 → オプション[ビューを回転(R)]の[R]を入力 → [ビューを回転させるビューポートを指定]で目的のビューポート内をクリック → アクティブになった指定ビューポート内の中央辺り(基点指定)をマウスの左ボタンでクイック → [基点からの角度を指定]で回転角度(-90(時計回り)又は90(反時計回り))を入力して「Enter」 → 回転を確認してEsc」を押して終了 表示尺度及び配置を調整する。

注1).「mvsetupの回転角度の正),はUCSZ軸回転コマンドとは逆です
注2).「mvsetup実行と同時に設定のOスナップが一時的に解除されますEscで操作終了後に元に戻りますが実行中はShiftキーを押さえての右クリックによるOスナップのショートカットメニューから操作すること

mvsetup」コマンドはレイアウト空間での作業で必ず利用するので,起動用コマンドアイコンの作成を勧めます。
マクロの記述は「
^C^C_mvsetup」です。
オプション(
R)選択済みのマクロの記述は「^C^C_mvsetup;a;r」です。

mvsetup」コマンドには,隣り合うビューポートのビューどうしの基点指定による位置合わせのオプション[水平(H)/垂直(V)]を指定することができます。以下を参照してください。
14複数のビューポートのビューの表示位置を簡単にそろえる方法 大変便利な機能です (同じウィンドウで移動)


注意).(重要です
UCSZ軸回転」コマンド(AutoCAD/LT),「mvsetup」コマンドAutoCAD)共に操作後に同じタブ内で新規のビューポートを作成すると同様の設定でビュー内のモデルが回転されて表示されます直前の操作が図面データ内に記憶保存されます。上書き保存後にAutoCAD/LTを再起動して開いても同様です。
以下の方法で通常のワールド座標軸
WCSに戻すことができます以後新規ビューポートはWCSで作成されます
方法
LTACAD共に元ワールド座標軸WCSに戻す場合は新規作成したビューポートモデル回転をアクティブ状態にしメニュー → 「表示(V)」 → 「3Dビュー(3)」 → 「プランビュー(P)」から「WCS(W)を選択またはコマンドラインにPLANと入力してオプションの「WCS(W)」の「Wを入力する。既に回転させたビューポートを元に戻す場合も同様です。
いずれにしても以下の方法で元に戻してから
上書き保存することを勧めます
解除用に新規にビューポートを作成しこのビューポートで前述の操作WCS後に解除用ビューポートを削除するこの実行が直前の操作として記憶保存されます


参考1).
UCS Z軸回転」コマンドの操作はモデル空間及び同空間内でのビューポート管理による分割画面内でも出来ますがレイアウト空間での利用が通常です

参考2).
レイアウト空間の図面枠
標題自体を目的に合わせて回転すれば前述のビューポート内の回転操作は必要なくなります


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2. すべてのレイアウトや選択した複数のレイアウトだけを印刷することができる  (AutoCAD/LT2007)

準備

1.「
オプションの設定
画面下のコマンドライン(コマンドプロンプト)上で右クリック → 「
オプション」を選択してダイアログを表示 → 「印刷とパブリッシュ」タブの「バックグランド処理のオプション」の「印刷だけにチェックを入れる(初期設定は「パブリッシュ」にチェックが付いています) → 「適用」→「OK」ボタンをクリック。

2.各レイアウトタブの「
ページ設定管理(G)」の設定
各レイアウトタブごとに設定すること
ページ設定管理」で,「プリンタ/プロッタ」,「印刷スタイルテーブル(ペン割り当て)(G)」,「用紙サイズ(S)」,「印刷尺度」,…他を設定しますが,「プリンタ/プロッタ以外はレイアウトタブごとに設定を変えることができます。「プリンタ/プロッタ」の設定で,フリーソフトCutePDF Writer」等によるPDFの出力もOKです。PDFは進行状況のインジケーター終了後に表示されるステータスバーのアイコン(PDF)から「保存する場所」/「ファイル名」を指定するダイアログを表示できます。ダイアログは,設定しないまま表示し続けると3分前後で出力がキャンセルになって消えます。
尚,「ページ設定管理」設定済みのタブはレイアウトタブの右クリックによる「移動又はコピー(M)」でタブ欄にコピー出来ます。


印刷開始

1.
複数のレイアウトタブの印刷
すべてのレイアウトを印刷する場合は任意のレイアウトタブを右クリックしてすべてのレイアウトを選択」を選択し,レイアウトタブをアクティブにする(通常は黒色に反転)。
必要なタブだけの場合はCtrlキーを押しながら目的のレイアウトタブをクリック
 → いずれの場合も,
任意のレイアウトタブ上で右クリックして選択したレイアウトをパブリッシュ(H)」を選択してダイアログを表示する複数選択したときだけ右クリックのショートカットメニューに表示されます。

2.表示された「
マルチシートDWFをパブリッシュ」ダイアログの「パブリッシュするシート(S)」のリスト選択した複数のレイアウトのシート名を確認し(ページ設定は既定値と表示される),パブリッシュ先」で「ページ設定で指定されているプロッタ(T)」を,「シート追加時に含める」で「レイアウト タブ(L)」を選択し,「コピー数(N)」を確認して 下の「パブリッシュ(P)」ボタンをクリック → 「パブリッシュジョブの進行状況」ダイアログが表示されると同時に印刷が実行される。進行状況のインジケーターも表示される。
尚,「
パブリッシュのオプション(O)」は初期設定のままで良い。又,「詳細を表示(W)」をクリックして表示し,リストのシート名をクリックするとシート及びページ設定の情報が表示されます。「詳細を非表示(I)」をクリックすると詳細は閉じられます。


注意).
各レイアウトを一つづつ印刷する場合はオプションの設定を初期設定の印刷に戻す必要があります
画面下のコマンドライン上で右クリック → 「
オプション」を選択してダイアログを表示 → 「印刷とパブリッシュ」タブの「バックグランド処理のオプション」の「パブリッシュのチェックを外し,「印刷だけにチェックを入れる(または全てのチェックを外す) → 「適用」→「OK」ボタンをクリック
いずれにしても,ファイル保存前には
設定を元に戻しておいた方が良いでしょう

注意).( 忘れがちな基礎編 ) レイアウト(ペーパー空間)で作成したオブジェクトがモデル図面の背面に隠れてしまう
レイアウトのページ設定によっては,レイアウト(ペーパー空間)上に作成したオブジェクトが,モデル図面の図形の背面に隠れてしまう場合があります。「
ページ設定管理」ダイアログの「印刷オプション」の項目を確認してください。「ペーパー空間を最後に印刷」のチェックが外れていると,レイアウトのオブジェクトがモデル図面の図形の背面に隠れてしまいます。

参考).
・ AutoCAD2007では旧.verと異なり,図面ファイルで複数のレイアウトタブを選択した場合,右クリックのショートカットメニューの[印刷]オプションが非アクティブ表示で使用できなくなっています。


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3. 浮動ビューポートについて (AutoCAD/LT2007)

レギュラー版AutoCADでポリゴンのビューポートを作成3D表示のビューポートを作成 ビューポートの中に更に別のビューポートを作成


レギュラー版AutoCADではビューポートをポリゴンで作成出来ます
「ポリゴン ビューポート」は様々なケースで重宝です。形は自由で,正形 / 不整計 / 多角形 / 他,OKです。
作成方法
1.「Viewports」ツールバーを表示して「ポリゴン ビューポート」のアイコンをクリック → レイアウト空間上に閉じたポリゴン図形を作成
作画中のオプション「閉じる(C)」を利用しなくても始点に端点スナップを効かせば
閉じたポリゴン ビューポート図形になります。

レギュラー版AutoCADでは作成した閉じたポリゴンオブジェクトをビューポートに変換出来ます
長方形/ポリゴン作成コマンドは勿論ポリラインによる閉じた図形をビューポートに変換出来ますポリラインによる閉じた図形作成ではオプションの「閉じるC)」を実行すること
作成方法
1レイアウト空間上に閉じたポリゴンオブジェクトを作成 → 「Viewports」ツールバーの「オブジェクトをビューポートに変換」アイコンをクリック → レイアウト空間上のポリゴンオブジェクトをクリック又は,「表示」メニュー → 「ビューポート(V)」 → 「オブジェクト(O)」を選択して作成したポリゴンオブジェクトをクリック。
この方法のオブジェクトでは,他に「 / 楕円 / 「雲マーク」 / 「スプライン」もOKです。

以上で作成した
ビューポートは,[複写] / [拡大] / [ストレッチ] などのコマンドで編集することができます。

参考).忘れがちな操作
各浮動ビューポートの切り替えは,「Ctrl」+「V」(旧.ver)から「Ctrl」+「R」に変わっています。
ステータスバーの線の太さを表示する「LWT」ボタン(旧.ver)は「線の太さ」ボタンに変わっています。

留意).LT
ポリゴンのビューポート機能はLT****にありませんがレギュラー版側で作成したポリゴン ビューポートはLTでも表示されます。複写,拡大,ストレッチによる修正も出来ます。
但し,ファイルを開いたとき,システム変数「
PROXYNOTICE」の設定値が「1」(「0」は非表示)の場合,「プロキシ情報のメッセージダイアログが表示されます。「OK」ボタンで閉じることが出来ます。「プロキシ情報」は,表示されても各バージョンでの操作に支障はないと言われていますが,ファイル深層での不具合の有無については不明です。安全のためLTではポリゴン ビューポートは表示だけとし複写しての再利用編集等一切手を加えないことを勧めます
「プロキシ」とはオブジェクトの「代理」といった意味で,利用中のアブリケーションでは編集できませんという意味も含まれます。特に下位のバージョンのLTでファイルを開いたとき,「AutoCAD LT****アプリケーションが見つかりません」という「プロキシ情報」メッセージダイアログが表示されることがあります。


3D(3次元表示のビューポートを作成することが出来ます。 (AutoCAD/LT
作成方法
表示」 → 「ビューポート(V)」 → 「ビューポート管理(N)...」ダイアログボックスの「新規ビューポート」タブの[設定(S)]を 2Dから3Dにして,「ビューを変更(C)」のリストから目的の3Dのビューオプションを選択し,OKボタンをクリックしてレイアウト空間上にビューポートを作成
ポリゴン
/ 「円」 / 「楕円」 / 他のビューポートもOKです。北東,南東から眺めるなどといった表示が出来ます。
注意).(重要です
実行後は
[設定(S)]の3D2Dに戻しておくこと。戻さずに上書き保存すると,操作が図面データ内に記憶保存されます。AutoCAD/LTを再起動して開いても同様です。

ビューポートの中に更に別のビューポートを作成することが出来ます
部分拡大図やコメント図などを配置するときに利用すると良いでしょう。

参考).
平面,立面及び矩計図の周囲に寸法線等を配置した幅/高さが狭くて表示が小さい浮動ビューポートはビューポート内のモデル空間寸法線等)が表示されないことがありますが(原因不明レイアウト画面を拡大すると表示されます表示されていなくても実際には浮動ビューポートは有効となっていますCtrl」+「R」キーによる各浮動ビューポートの切り換えの動作対象にならない場合もあります。拡大してビューポー内をクリックすること。
建物が大規模の場合,分割した平面詳細図の周囲に離れた位置の寸法線等の浮動ビューポートを位置合わせmvsetupして配置するのはレイアウト空間の効果的有効活用です。詳細は以下を参照してください。
14複数のビューポートのビューの表示位置を簡単にそろえる方法 大変便利な機能です (同じウィンドウで移動)


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4. 線の太さを指定用紙サイズ印刷尺度に応じて変化追従させたい  (必見です)    (.ver〜2007共通 )
通常,レイアウト空間で印刷する場合,「印刷尺度」は原則として印刷用紙を原寸で表示するため「1:1」 を選択しますが,図面はチェック用など往々にして縮小して出力(印刷)することがあるでしょう。
レイアウト空間で出力設定を行うと線の太さを出力時の縮尺に応じて変化追従させることができます
例えば,A2用紙で出力するための「ペン割り当て」として印刷スタイルのある色の線の太さが0.5mmの図面をA3用紙に
縮小(50%=尺度1:2)して印刷すると基本的には用紙サイズが変化しても線の太さ0.5mmは変わりません縮小された図面ではかなり太い線で印刷されます
これを
解消するには,縮小印刷時の「印刷」ダイアログで「印刷尺度」の「線の太さの尺度を有効Lにチェックを付けることで,線の太さをその時々の印刷尺度にマッチ追従させることができます。前述の例だとA2図面用太さ0.5mmがA3図面では太さ0.25mmで印刷されます

参考).「線の太さの尺度を有効」はモデル空間では非アクテォブ状態で操作ができないようになっています。レイアウト空間専用です。


以下,
レイアウト空間での印刷ダイアログの設定です。

AutoCAD 2007の場合 (右下に
線の太さの尺度を有効L」があります。



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5-1. 小さい用紙に縮小印刷する場合  (.ver〜2007共通 )

[ぺージ設定管理]の印刷尺度は原則として印刷用紙を原寸で表示するため通常は「1:1」を選択しますが,何かの都合でA3をA4の用紙に縮小印刷(50%)する場合は,「1:2を指定することになりますが,図形の尺度は2倍(例.1/50→1/100)になり,「印刷領域」の「印刷対象」が「レイアウト」の場合,対象は左下に配置されます。「印刷領域」の「印刷対象」を「」にした場合,チェックボックスの「印刷の中心」がアクティブになり,チェックを付けて対象を中心にに配置することができます。なお,窓選択(左下 0,0→右上角)の用紙範囲はOスナップが効きます
また,「
用紙にフィット(I)」にチェックを入れて窓選択(ウィンドウ)でオブジェクト(図形)を用紙範囲いっぱいに印刷(参考:印刷尺度≒1.467(PDFは≒1.459位))することができます。
「印刷対象」が「
レイアウト」の場合でも,印刷尺度を1.414位にすれば更に用紙いっぱいに印刷することができます。

縮小印刷に合わせて線の太さを変化(追従)させたい場合は,前述「
5-2」の「線の太さの尺度を有効L」を参照してください。


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5-2. ビューポート内を部分的に印刷する場合  (.ver〜2007共通 )

用紙サイズを小さくしてビューポート内を部分的に印刷する場合(例:A1でA4部分印刷)は,レイアウト空間の画面上で以下のように印刷範囲を窓選択で指定することになります。レイアウト空間上でもOスナップが効きます

実行
ビューポート内の設定尺度で印刷する場合は,「印刷尺度」「1:1のまま「印刷対象」を「」(ウィンドウ)に指定して印刷範囲を窓選択 → プレビューを確認して印刷を実行。
「1:1」ではなく
用紙にフィット(I)」にチェックを入れて窓選択でオブジェクト(図形)を用紙範囲いっぱいに印刷することができます。

なお,印刷ダイアログでの「プロッター/プリンター」の変更選択は「ページ設定管理」の「ページ設定」とは異なり,一時的に変更されるだけでファイル(.dwg)にはデーターとして保存されません。



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6. ステータスバーの便利なビューポートを最大化ボタンの活用  (.ver2007〜20** )

.ver2007からレイアウト空間のステータスバーに便利な「ビューポートを最大化」ボタンが追加されています。指定したビューポート内を拡大して,画面移動,図面全体ズーム他,通常のモデル空間同様に操作することができますレイアウト空間の状態でビューポート内を編集する場合に便利です

操作
モデル空間からレイアウト空間に切り換えると,ステータスバーに「ビューポートを最大化 ボタンが表示されます。
目的のビューポートを
アクティブにしてビューポートを最大化ボタンをクリックすると,ビューポートから外れている周辺のオブジェクトを含めて,現在のレイアウト表示画面いっぱいにビューポートがアクティブ状態で表示されます。クリック後はボタンの表示(イメージ)が「ビューポートを元に戻す」に変わり,同両サイドの三角印の移行ボタン「次のビューポートを最大化」(右側)又は「前のビューポートを最大化」(左側)をクリックすると最大化のビューポートを切り換えることが出来ます。ビューポートを選択せずに「ビューポートを最大化」ボタンをクリックした場合は,最も大きいメインのビューポートが動作します。「ビューポートを元に戻すボタン(又は「モデル」/「ペーパー」ボタン)をクリックすると表示は元のレイアウト空間のビューポートに戻ります



7. レイアウト空間をモデル空間に書き出すレイアウトエクスポーターについて

「レイアウト空間」は,ほとんどの他社製CADがサポートしていないAutoCAD独自の機能ですが,以下レイアウト空間をモデル空間に書き出すソフト/プログラムがシェア/ フリーであります。
DXFによるデータ受け渡しでは必須でしょう。

シェアウエア
ペーパーモデル化ツール(大塚商会,他)などのレイアウトエクスポーターソフト
(参考.大塚商会 Windows2000/XP動作バージョン 一括変換 2006年2月 ¥50,000円)

フリープログラム
レギュラー版AutoCAD2007用「QuickDraft Basic作者:大成建設株式会社)
レイアウトツールバー (同じウィンドウで移動)
レイアウトエクスポーター ビューポートをモデル空間に描画 (変換は1ファイルづつです。) / 他
).「QuickDraft Basic」動作環境は以下です。
WindowsXP / Windows7の「XPモード」
他,概要は以下を参照してください。
064  レギュラー版AutoCAD用優れものフリープログラム「QuickDraft Basic」の紹介 (必見)
      QuickDraft Basic (作者:大成建設株式会社)


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8. 忘れがちな基礎操作  (おさらい)  (.ver2007〜20** )


モデル空間からレイアウト空間への切り替え

レイアウト空間(旧ぺーパー空間)への切り替えは,モデル空間のウィンドウ下の「レイアウト」タブ をクリックしますが,「レイアウト」タブが非表示状態の場合は,メニューの「ツール(T)」→「オプション(N)...」→「表示」タブ→「レイアウトの要素」→「[レイアウト]タブ と[モデル]タブを表示(L)」で設定します。

レイアウト空間利用では複数のレイアウトを作成できますが(参考),初期設定では「レイアウト1」「レイアウト2」という名前の2つのレイアウトタブが設定されています。名前の変更は,レイアウトタブの上で右クリックすると表示されるショートカットメニューの「名前変更(R)」で変更できます。レイアウトタブを追加作成する場合は,同ショートカットメニューの「レイアウトを新規作成(N)」で追加できます(またはメニューの「挿入」→「レイアウト」→「レイアウト新規作成」。新しいバージョンではタブ右端の「」をクリックします。)。また,同ショートカットメニューで「移動またはコピー(M)」や「削除(D)」することもできます。。

参考).新しいバージョンの最大レイアウト数について(AUTODESK Webサイトより要約抜粋) ( .ver2007は未検証ですが26個作成したという話があります。)
現在,[モデルスペース]タブを含む図面では,最大256個のタブを使用できます。したがって,
255個のタブをレイアウトに使用できます。とてつもない数です。この制限に達すると警告メッセージが表示されます。しかし,AutoCADでパフォーマンスを向上させるには,1つの図面内のレイアウトタブの数を最小限に抑えることです。ファイルサイズを最小に保つのがベターで効果的です。
レイアウト
タブの表示可能数は最大16までです。それ以降はタブの表示スペースがないため,矢印からリスト表示して選択します。 なお,表示できるレイアウトタブの数はレイアウトの名前の文字数によっても変化します。



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.[ ぺージ設定管理 ]
の設定

初めてレイアウト空間のレイアウトに切り替えたときは,[ぺージ設定管理](=印刷設定 =旧ぺージ設定)ダイアログが表示されます(参考1及び注意)。 「新規作成」で表示される「ページ設定を新規作成」でページ名(後でも変更可),「OK」で表示される「ページ設定」(「印刷」ダイアログと同じ内容です)で印刷デバイスのプリンタ/プロッタ必須注意)),用紙サイズ図面の方向印刷尺度(必ず「1:1」とすること。ここでの「1:1」とはA1の図面をA1の紙に印刷するという意味です。1/100で印刷したいから「1:100」とするのではありません。後述の,ビューポート内の縮尺を自由に設定できることとも別です。)などを設定します。以下通常印刷の場合は,その他は規定値のままで良いでしょう。

線の太さの尺度を有効(L)」は,「1:1のままで拡大縮小(例.縮小印刷(50%)の「1:2」など)印刷をしない場合は規定値のままでチェックを入れないこと
「印刷デバイス」タブでは,「
印刷スタイルを使って印刷にチェックを入れると,「印刷スタイルテーブルペン割り当て)」の「名前」に表示される印刷スタイルの状態で,作図したオブジェクトがレイアウト画面に表示されます。モノクロ印刷スタイルの場合,オブジェクトは
背景(用紙)が黒(Black)のときは白で,背景がWhite(白)のときは黒で表示されます。カラー印刷スタイルの場合は,いずれの背景色でも設定したカラーで表示されます。「印刷スタイルを使って印刷」にチェックを入れない場合は,背景色に関わらず設定したカラーで表示されます。

レイアウト空間が表示された状態で [ぺージ設定管理]ダイアログを再度表示させるには,マウスのポインタを「レイアウト」タブに合わせて右クリックし,ショートカットメニューから[ぺージ設定管理(S)...]を選択します。

ビューポートを作成せずに表示された[べージ設定管理]を閉じると,レイアウト空間中央に初期設定で
浮動ビューポートが1つ作成されて表示されます。浮動ビューポートは実線の枠で現在画層で表示されます。この浮動ビューポート枠を
印刷したくないときは印刷不可の画層にすること(DefPointsは不可)。


モデル空間でUCSアイコンが非表示の設定でも,レイアウト空間に切り替わると,
レイアウト
空間用の三角形のUCSアイコン(淡い茶色)がレイアウト空間上の左下に初期設定で表示されます。レイアウト空間を部分的に拡大すると追従し,拡大箇所によってはアイコンの色は青に変わります。
この三角形のアイコンを
非表示にしたいときは,全ての浮動ビューポートが非アクティブ(編集不可状態)な状態のレイアウト空間で「表示」メニューの「表示設定」→「UCSアイコン」→「表示のチェックを外す(OF)と非表示にすることができます。

浮動ビューポート内のUCSアイコンの表示/非表示は,モデル空間で表示/非表示に関わらず個別に設定することができます。全てのビューポート内のUCSのアイコンを一度に表示することもできます。操作はレイアウト空間または個別のアクティブなビューポート内どちらでも行えます。
設定
全てのビューポート内を表示 → コマンド゙ラインにUCSICONと入力 → オプションの<すべて(A)>のAを入力して「Enter」 → <表示>:でもう一度「Enter」。
設定後,任意のビューポートをアクティブにすると全てのビューポート内にUCSのアイコンが表示されます。
解除(非表示)する場合 → コマンド゙ラインにUCSICONと入力 → オプションの <すべて(A)>の
Aを入力して「Enter」 → <非表示(OF)>のOF入力して「Enter」。
個別のビューポート内をアクティブ状態に → <表示(ON)>のONを入力して「Enter」。または「表示」メニューの「表示設定」→「UCSアイコン」→「表示」にチェックを付ける(ON)

モデル空間の背景が「黒」(Black)でも,
レイアウト空間の背景色を「黒」から「Whiteに設定することができます
設定例 → 任意のレイアウトタブを開いてメニューの「オプション」→「表示」タブ→「色(C)...」→コンテキスト(X)「シート/レイアウト」→インターフェイス(E)「共通の背景色」→色(C)」→「White」に設定。設
定は全てのレイアウト空間タブのレイアウト及びビューポートに反映されます。個別(特定)の設定はできません。モデル空間には反映されません。視覚的には見慣れたモデル空間と同じ背景(例.黒)の設定が扱いやすいでしょうが,「Whiteは3Dモデリングや2Dカラーの表示印刷に利用すると良いでしょう

レイアウト空間上に
破線で表示されている長方形の枠の表示は,この範囲が印刷可能領域だという説と,特に意味はなく作業には関係しないという説がありますが未検証です。なお,枠はオブジェクトとして選択できません。当然Oスナップは効きません。

ステータスバーの
線の太さ」(旧LWT)ボタンのクリックで「線の太さを表示」と「線の太さを非表示」に切り替えることができます。ONにするとレイアウトに設定された線の幅どおりに表示されます。印刷には影響しません。


参考1).

[ぺージ設定管理]ダイアログボックスが表示されない場合は,「ファイル」メニューの「ページ設定管理」を選択して「ページ設定管理」コマンド(PAGESETUP)を実行する。
また,[ぺージ設定管理]ダイアログボックスの左下の [新しいレイアウトを作成するときに表示] のチェックボックスをオフにすると非表示にできます。


注意).他社から受け取った印刷デバイスのプリンタ/プロッタが見つからないファイルの扱いについて重要) (最新のAutoCADバージョンは未検証です。)

[ぺージ設定管理]では印刷デバイスのプリンタ/プロッタの設定は必須ですが,他社の印刷デバイスが異なるのは通常でしょう
他の事務所から受け取ったレイアウトを作成していないDWGファイルを,レイアウトに切り替えて[ぺージ設定管理]または「印刷を実行する時印刷デバイスが見つからない場合警告が表示されます。警告には他の事務所で既に設定してあるプリンタ/プロッタ名が表示されます。「OK 」をクリックして続行すると[ぺージ設定管理]ダイアログが表示されますが,ここで印刷デバイスの「プリンタ/プロッタ」の「名前」に異なった印刷デバイスを選択して設定を変えてしまうとプロッタ環境設定が上書きされてしまいます。レイアウト及びモデル空間共に[ぺージ設定管理]は変更しないことです変更して他の事務所の図面枠標題挿入しても思い通りのレイアウトにはなりませんモデル空間での図面範囲を選択しての[ぺージ設定管理]を実行した場合も同様です。印刷時の四方のマージン(margin)他,予想外の印刷領域になってしまいます。
レイアウト設定はファイルの中に記憶されていますが,受け取った側のパソコンに,記憶されている印刷デバイス(ドライバー)がインストール(プロッタ又はプリンタ環境設定)されていないと,[ぺージ設定管理]を実行すると警告が表示される訳です。
元請の他の事務所等のプロジェクトの場合は,
元請が使用している図面枠標題入りのレイアウト設定([ぺージ設定管理]設定済み)のDWGサンプルファイルを受け取ることです。レイアウト設定を変更せずに再利用することです。
利用する場合,レイアウトは「
DesignCenter」からDWGファイルのレイアウトを表示して他のファイルに挿入(コピー)することができます。挿入はモデル/レイアウト空間どちらでもOKです。

他の事務所で既に作成してあるレイアウト空間の[ぺージ設定管理]設定のまま印刷する場合(レイアウト及びモデル空間共)は,下記の方法で行うと良いでしょう。
レイアウト空間画面で
印刷アイコンをクリック → 印刷ダイアログの印刷デバイスタブ「プリンタ/プロッタ」を自社のデバイスに選択し直す → 「印刷尺度」を「1:1のまま印刷対象」を「」(ウィンドウ)に指定し,用紙範囲を窓選択Oスナップを効かせて左下 0,0→右上角と) → プレビューを確認して印刷実行
この,印刷ダイアログでのデバイスの選択は[ページ設定管理]とは異なり,一時的に変更されるだけでDWGファイルにはデーターとして保存されません。



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レイアウト空間への図面枠標題の挿入

おすすめの方法

図面枠(標題)はレイアウト空間上に作図もできます
が,以下のようにあらかじめモデル空間で作成した図面枠をクリップボード経由でレイアウト空間に貼り付けるのがシンプルな方法です。

).
A3の図面枠を挿入
モデル空間で
尺度(縮尺)「1:1」のA3図面枠を作成または作成しておいたファイルを開く → 基点コピー」(copybase)コマンドを実行基点0,0をクリックまたは入力指定し,オブジェクト(図面枠)を窓選択して「Enter」 → 事前に「ページ設定管理」で用紙サイズA3に設定してあるレイアウトタブをクリックして開いて「貼り付け」(pasteclip)コマンドを実行 → 「挿入点を指定」で基点「0,0」をコマンドライン(コマンドプロンプト)に入力して「Enter」で挿入完了。
各種尺度の図面枠を事前に作成しておくと良いでしょう。

尺度1:1以外の図面枠を挿入する場合モデル空間で「尺度変更」(scale)コマンドを実行して図面枠を「1÷作成尺度」(例.尺度「1:50」の場合 →1÷50=0.02)で縮小した「1:1」図面枠を挿入します。

既に「ページ設定管理」設定済みのレイアウトタブがあるDWGファイルの場合,「DesingCenter」(adcenter)の右側のウィンドウにレイアウトを表示させてモデル空間または開いている任意のレイアウトタブのウィンドウにドラッグ&ドロップすると,レイアウトタブが各レイアウトタブの末尾に追加されます。効率的で大変便利な方法です


参考).別の挿入方法
図面枠のDWGファイルを「DesingCenter」から直接ドラッグ&ドロップで挿入することもできますが,この場合はブロックとして挿入されます。必要に応じて分解することになります。
属性定義をした図面枠のブロックを「ブロック挿入」コマンド(insert)で挿入(挿入位置「0,0」)することができます。クリップボード経由で図面枠を貼り付けることもできます。利用しているユーザー及びプロジェクトが多く見受けられます。
(当方はある懸念から利用していませんが。)



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レイアウト空間と浮動ビューポートの切り換え

浮動ビューポート内のアクティヴ(編集状態=モデル)/非アクティヴ(非編集状態=レイアウト/ペーパー)の切り換え方法
浮動ビューポート内をダブルクリックすると,ビューポート枠が太く表示されてビューポート内がアクティヴ(=編集状態)になります。ビューポート枠外をダブルクリック,またはステータスバーの「
ペーパー」の表示が「モデル」に変わったボタンをクリックするとアクティヴが解除されます。ビューポート枠が画面から外れるほどに拡大表示して
ビューポート内を編集している場合,ビューポート枠外をクリックできないのでこの「ペーパーボタンを利用します。


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浮動ビューポートの作成
/ 切り換え

初めてレイアウトタブをクリックしたときに表示される[べージ設定管理]画面を,設定せずに閉じると画面中央に初期設定で浮動ビューポートが1つ設定されて表示されますが,このビューポートがとりあえず必要でない場合は,削除コマンドで枠を選択して削除して新規の浮動ビューポートを作成することができます。

浮動ビューポートの新規作成
メニューの[表示] → [ ビューポート] → [ビューポート管理]をクリック → [新規ビューポート]タブの[標準ビューポート]のリストからビューポートを選択して[OK]ボタンをクリック。各[標準ビューポート]はプレビューで確認することができます。
または,[ビューポート管理]のアイコンをクリックするか,コマンドラインに「VPORTS」と入力しても同様です。
作成実行
作成するビューポート枠の左下の位置を指示します。「もう一方のコーナ」というメッセージでビューポート枠の右上を指示します。作成されるとビューポート内に図面が表示されます。

3次元の作図操作の場合は,[ビューポート管理]ダイアログボックスの「設定」オプションを 2次元(= 2D)から 3次元(=
3D)にして,「標準ビューポート」のリストから「3分割:右」などを選択すると,自動的にモデルを 3つの違ったビューポート「正面」「上」「南東等角図」を作成できます。「OK」の実行前に「ビューを変更」のリストから各ビューポートの表示を選択できます。


浮動ビューポートの切り換え
各浮動ビューポートの切り換えは「Ctrl」+「R」キー(旧「Ctrl」+「V」キー)で行うことができます。

注意).
幅/高さの狭い浮動ビューポートは,画面での表示が小さい場合,ビューポー内のモデル空間が表示されないことがありますが,レイアウト空間を拡大すると表示されます。表示されていなくても,実際には浮動ビューポートは有効となっています。「Ctrl」+「R」キーによる各浮動ビューポートの切り換えの動作対象にならない場合もあります。拡大してビューポー内をクリックすること。


ビューポート枠は,レイアウト空間上では実際の
オブジェクトとして扱われます。引き伸ばしたり,コピーしたり,移動するなど,通常のオブジェクト(図形)と同様のことができます。
「ストレッチ」(STRETCH)コマンドの実行もできます。

ビューポート枠は他の浮動ビューポートと重ねたりビューポートの中に更に別のビューポートを作成することもできます

ビューポート内の「表示/非表示の設定ができます。後述の「※12.ビューポート内の表示/非表示の設定ができます。」を参照。

ビューポート内のモデル空間の向き表示角度を変えることができます。後述の「※16.ビューポート内のモデル空間の向き(表示角度)を変えることができます。」を参照。

ビューポートの枠を紙に出力させないようにするには,ビューポートを作成する際にビューポート専用の画層を作成して下さい。出力する際に,ビューポートの画層をオフに設定して出力すれば枠は出力されません。
画層DefPointsの利用はおすすめではありません。

ステータスバーの便利な「ビューポートを最大化」ボタンの活用  (同じウィンドウで移動)


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線種と線種縮尺 重要

通常,最初から作図を始める場合,AutoCADを起動したときに表示される「Drawing1」で図面尺度,範囲,
LTSCALE(線種尺度),画層,……他,数々の設定を行って開始しますが,「Drawing1」の初期の「線種管理」ダイアログの詳細設定は以下です。
「グローバル線種尺度」 → 1
「尺度設定にペーパー空間の単位を使用」 → チェック付き (レイアウト空間での線種尺度をコントロールするシステム変数「PSLTSCALE」の値「1」=ビューポート内の尺度に従って
線種尺度が変化する
「現在のオブジェクトの尺度」 → 1

モデル空間と同じ線種尺度の表示にするには
例えば,LTSCALEを「縮尺×10」の目安で設定すると,図面尺度1/50場合,50×10のLTSCALE500」が「グローバル線種尺度」に表示されます。「500」が「現在のオブジェクトの尺度」の「1」になります。
一点鎖線,破線などの実線以外の線種を使用した場合,モデル空間ではLTSCALE「500」の線種尺度で表示されますが,レイアウト空間に切り換えたときの初期設定のビューポートでは,レイアウト空間での線種尺度をコントロールするシステム変数「PSLTSCALE」の値が「1」(
「尺度設定にペーパー空間の単位を使用」にチェックが付いた状態)で,ビューポート内の尺度に従って線種尺度が変化するため,破線や一点鎖線はビューポート内を拡大表示しないと見分けが付かないほど実線に近い状態で表示されます。これをモデル空間と同じ線種尺度の表示にするには以下の設定をします

尺度設定にペーパー空間の単位を使用のチェックを外す。操作はモデル,レイアウト空間どちらでもOKです。システム変数「PSLTSCALE」が「0」になり,「グローバル線種尺度」の「500」に設定されます。
操作後,ビューポート内をアクティブ状態にして再作図のREGEN(又は全再作図のREGENALL)コマンドを実行する。

設定するとビューポート内の尺度が変わっても線種尺度の表示は変わりません


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尺度他各設定をした浮動ビューポート内にロックをかける

尺度,画面の位置他,浮動ビューポート内全ての設定にロックをかける
せっかく
設定した浮動ビューポートの尺度及び位置を維持するために,ロックは早めにかけておいたほうが良いでしょう。

目的の浮動ビューポートの枠をクリック → [オブジェクトプロパティ管理] ウィンドウの[その他]タブを開く → 「ビューをロック」のドロツプダウンリストから「はい」を選択する。
浮動ビューポート枠を複数選択すると,同時にロックをかけることが出来ます。
または,「ツール」の「オプション」で,右クリックによる「作図領域のショートカットメニュー」を表示するように設定してある場合は,ビューポート枠を選択し,右クリックで表示されるメニューから「ビューポートのビューをロック」→「はい」を選択する。この場合は,浮動ビューポート枠の選択は一つづつです。

ロックをかけると,[
Viewports]ツールバーを表示している場合,モデル空間をアクティブにするとビューポート「尺度コントロールのリストボックスの色がグレーに反転して非アクティブ(編集不可)になります
モデル空間でZOOMコマンドを実行しても画面が拡大されるだけで尺度はロック状態です。モデル空間内の画面移動コマンドもレイアウト空間全体の操作になって,モデル空間内での画面移動はできせん。

参考1)(ACAD/LT共通)
ビューポートのビューにロック(ON)/解除(OFF)は
レイアウト空間での作業で必ず利用するので,起動コマンドボタンの作成を勧めます。マクロの記述は以下です。
ロックをかける → ^C^C_mview;L;ON;\
解除する    → ^C^C_mview;L;OF;\



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12ビューポート内の表示/非表示の設定ができます (状況によっては便利です)

ビューポート内の表示(ON)/ 非表示(OF)をコントロールすることができます。 非表示にしてもビューポートの枠は表示されたまま (表示されない場合は,非表示後にコマンド「regen」を実行) で,中身が見えなくなります。

設定
目的の浮動
ビューポートの枠をクリック → [オブジェクトプロパティ管理] ウィンドウの[分類](ver2007はその他])タブを開く → 「オブジェクトを表示」のドロップダウンリストから「いいえを選択する。または,「MVIEW」(=「-VPORTS」)コマンドでオプションの「非表示(OF)」を選択しても同じです。ビューポートの指定は複数でもOKです。コマンドを先に実行すること。終了は「Enter」(又はマウスを右クリック)で。
大きな図面でさまざまなレイヤとたくさんのビューポートが必要なときなどに,各ビューポートを作成しようとすると見づらくて苦労することがあります。そんな場合に,使っていないビューポートを非表示(OF)にして生産性を向上させるという使い道があります。なお,ビューポートがオフ(OF)になっているとそれをアクティブ(=編集可能状態)にすることはできません。また,
オフ(OF)になっているとそのビューポートの中身は印刷されません
システム変数「
MAXACTVP」は画面上で一度にアクティブにできるビューポートの最大数を設定します。初期設定値は「64」です。この設定は印刷するビューポートの数には影響しません。


参考).
ビューポートを表示(ON)/ 非表示(OF)にする「浮動ビューポート管理」コマンドのマクロの記述
以下実行は共にコマンドライン(プロンプト)の
指示に従います。

^C^C_mview
注意).レイアウト空間専用です。レイアウト空間上で操作できます。

または
^C^C_-vports  vportsの頭に「-」(マイナス記号)を付け忘れないように。マイナス記号なしの ^C^C_vports は[ビューポート管理]起動用マクロです。
注意).モデル/レイアウト空間共用ですが,オプションの内容が異なります。表示 / 非表示のオプションはレイアウト空間のときだけ表示されます。



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13ビューポートごとに特定の画層をフリーズ

よく使われる機能で便利で大変重宝です。
レイアウト空間での作業では,意匠図と設備図を兼ねた場合の設備図や3Dモデルの寸法図形などの画層をフリーズしたりと,
多種多様に活用されます
ある寸法記入画層など,表示したくない寸法はフリーズ用に特定の画層で作成し,あるビューポートは表示,あるビューポートは非表示(フリーズ)という設定ができます。

二つのフリーズ機能
レイアウト空間を表示させると,[画層管理]ダイアログボックスに「現在のビューポートでフリーズ」と「新しいビューポートでフリーズ」という二つの欄が追加されます。「現在のビューポートでフリーズ」はアクティブな浮動ビューポートで選択された画層をフリーズし,「新しいビューポートでフリーズ」は選択された画層を新しい新規レイアウトの浮動ビューポートでフリーズします。「新しいビューポートでフリーズ」は任意のアクティブなビューポートまたはビューポート全てが非アクティブな状態のレイアウト空間のどちらでも操作できますが,任意のアクティブなビューポートで操作した場合は全てのビューポートに反映されます。

フリーズを手早く操作する方法
アクティブな浮動ビューポートで選択画層を非表示(オフ)にすると現在のビューポートでフリーズになります。モデル空間での操作結果(非表示)と異なります。
ただし,ビューポート内での全画層オンのコマンドは動作しません。再表示は[画層管理]ダイアログで「現在のビューポートでフリーズ」を解除することになります。



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14複数のビューポートのビューの表示位置を簡単にそろえる方法 大変便利な機能です

ビューポートに複数の面から見た側面図があるときのGLなどの表示位置や,メインの図形のビューポートの周辺に配置した寸法線のビューポート及び検討中の仮の図形(横長の立面図の一部や大規模平面図の一部,…他)などの位置合わせは以下の方法で行えます。

レギュラー版専用の 優れものコマンドmvsetup」の利用
このMVSETUPコマンドはデフォルト(初期設定)でコマンドボタンはないが,検索パスのSupportフォルダ内にあるLSP/FASファイル(mvsetup.lsp/mvsetup.fas)でACAD起動時に既定で動作します。
レイアウト空間上でコマンドラインに「mvsetup」と入力 → オプション[位置合わせ(A)]の[A]を入力 → オプション[水平(H)]の[H](ヨコ合わせ)または[垂直(V)]の[V](タテ合わせ) を入力 → コマンドプロンプトの指示に従って操作。
注意).「mvsetup」実行と同時に設定のOスナップが一時的に解除されます。操作に間違いがなければ操作終了後に元に戻ります。

例.[垂直(V)]の[
V](タテ合わせ)
オプション[
V]と入力 → 「基点を指定」で,合わせ元のビューポートをアクティブにし,「Shift」キーを押さえながらのマウス右クリックからのスナップ(近接点など)を効かして基点をクリック → 「画面移動するビューポートで点を指定」で合わせ先のビューポートをクリックしてアクティブにし,「Shift」キーを押さえながらのマウス右クリックからのスナップ(近接点など)を効かして合わせる基点をクリック → 画面移動したビューポートがアクティブの状態で「Enter」を2回押して(またはEsc」を1回押す)終了。


正式コマンド名[浮動ビューポート設定]MVSETUPコマンドは,[位置合わせ(A)]のオプションでの位置合わせの他,[ビューを回転(R)]でビューポートのビューを基点を中心に回転させることができます。大変重宝なコマンドです。
回転については以下を参照してください。
1. モデル空間内を回転せずに,レイアウト空間のビューポート内のビューの向き(表示角度)を変えることができます  (AutoCAD/LT2007) (同じウィンドウで移動)

mvsetup」コマンドはレイアウト空間での作業で必ず利用するので,起動用コマンドボタンの作成を勧めます。マクロの記述は以下です。
^C^C_mvsetup
更に水平
垂直専用のマクロボタンを作成しておくと大変便利ですオプション選択済みのマクロです
記述は以下です。(記述の「;」はセミコロンです。)
角度水平用   →  ^C^C_mvsetup;a;h
角度垂直用   →  ^C^C_mvsetup;a;v
ビューを回転用 →  ^C^C_mvsetup;a;r


LT(/レギュラー版共通)での位置合わせの方法 (終了後,合わせ先のビューポートの多少の調整が必要です。)
操作は全てレイアウト空間上(ビューポートが非アクティブ状態)で行います
例.ヨコ合わせ
基準にするビューポートの水平ライン(通り芯など)に「水平構築線」コマンドを実行し,「移動」( MOVE)コマンドを実行してそろえたいビューポート枠をクリック → ビューポート内の同じ水平ライン(通り芯など)にOスナップ(近接点など)を効かせて移動基点とし,「水平構築線」めがけてOスナップ(垂線など)を効かせてビューポートごと(枠)移動 → ずれたビューポート枠をグリップを掴んで調整 → 終了したら使用した水平構築線を削除。

または
「移動」(MOVE)コマンドを実行してそろえたいビューポート枠(移動先)をクリック → ビューポート内のそろえたい水平ライン(通り芯など)にOスナップ(近接点など)を効かせて移動基点とし,合わせ元のビューポート内の同じ水平ライン(通り芯など)にOスナップ(近接点など)を効かせてビューポートごと(枠)移動 → 移動したビューポートの配置,サイズを調整。



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レイアウト空間の
ビューポート枠をモデル空間に挿入配置

以下,レギュラー版AutoCAD用レイアウト関連の優れものフリープログラムがあります。

064  レギュラー版AutoCAD用優れものフリープログラム「QuickDraft Basic」の紹介 (必見) (作者:大成建設株式会社)
注意). QDB .ver2007動作環境はWindows XPまたはWindows 7環境のXPモードにインストールしたAutoCAD 2007です。
レイアウト」ツールバー (同じウィンドウで移動)  レイアウトエクスポーター / ビューポート枠をモデル空間に描画 
   ビューポート枠をモデル空間に描画 (優れものです


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レイアウトおよびモデルタブを非表示にするには (.ver2006〜20**

「モデル」又は「レイアウト」
タブ上で右クリック → 表示される「レイアウトおよびモデルタブを非表示」をクリック(又は「オプション」→「表示」タブ→「レイアウトの要素」→「レイアウト」タブと「モデル」タブを表示(L)」のチェックボックスのチェックを外す) → ステータスバーに以下三つの操作ボタンが表示されます。

操作ボタン :

以下,ボタン左から
モデル」: 「追加レイアウト」で指定したレイアウトタブを表示後クリックするとモデル空間に戻る
レイアウト」: 「追加レイアウト」で指定/表示したレイアウトタブ名が表示される。
追加レイアウト」: クリックするとレイアウトタブの一覧が表示され,指定/表示することができる。

レイアウトとモデルタブを再度表示するには
表示された「モデル」又は「レイアウト」ボタンを
右クリックで表示される「レイアウトとモデルタブを表示(D)」をクリックすると,レイアウトとモデルタブが表示されます。
このとき「オプション」の「「レイアウト」タブと「モデル」タブを
表示(L)」のチェックボックスにチェックが付きます。どちらからの操作でもOKです。

以上の設定は,AutoCADに記憶されます。


留意).
通常,浮動ビューポート内のアクティヴ(編集状態
=モデル)/非アクティヴ(非編集状態=レイアウト/ペーパー)の切り換えは,ビューポート枠外をダブルクリック,またはステータスバーの「ペーパー/モデルボタンをクリックしますが,レイアウトおよびモデルタブを非表示に設定すると,このペーパー/モデルボタンは消えて非表示になります。ビューポート枠が画面から外れるほどに拡大表示してビューポート内を編集している場合,ビューポート枠外のクリック及び「ペーパー」/「モデル」ボタン共に操作できなくなり,レイアウトへの切り替え(戻す)が厄介になります。
レイアウトタブの数
が少なく画面に表示しきれる場合(文字数による)は,タブを表示してペーパー」/「モデル切り替えボタンを利用できるようにしておくのがやはり便利です
タブ非表示の設定は作図編集が完了した最終段階で利用するとよいでしょう。いずれにしても設定はAutoCADに記憶されるのでご留意。

参考).忘れがちな操作のおさらい
各浮動ビューポートの切り替えは,ver2006から「Ctrl」+「R」キーに変わっています。尚,旧.verは「Ctrl」+「V」です。
せっかく設定した浮動ビューポートの尺度及び位置を維持するために,浮動ビューポートのロックは早めにかけておいたほうが良いでしょう。


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文字

環境依存文字(unicode),コントロールコード,特殊unicode文字について

AutoCADでは環境依存文字(unicode),コントロールコード(control character 制御文字)特殊unicode文字(special character 特殊文字) の入力が出来ます

INDEX

環境依存文字

コントロールコード

特殊unicode文字



環境依存文字(/機種依存文字)

環境依存文字・機種依存文字はどちらも同義です。

機種依存文字とは
パソコンの種類や環境(OS)に依存し,
異なる環境では表示されないことがある文字です。Windows上では表示することができますが,Mac上ではそのフォントに対応しておらず,文字化けがおきたり表示されなかったりします。例えば,「@」という文字は,Shift-JISでは「82A4」という数値で認識されますが,Windows環境では「@」,Mac環境では「?」と表示されるので「環境に依存する文字」というわけです。

大切なメールを送る際には,環境依存文字や機種依存文字を使用しないように注意が必要です。マナーです。最近は,
UTF-8という世界中の文字を共通のコードで表すことができるような規格の文字コードが普及してきたことにより,昔と比べると環境依存文字に悩まされることは減りましたが,それでも重要なメールを送る際には気をつけたいものです。世界共通の規格が普及してきているとはいえ,相手方の環境によっては文字化けする可能性が無いとも言い切れません。I T知識がないという印象をもたれかねません。Webサイトの作成にも「UTF-8」を使用することが主流となっており,表示はもちろん音声読み上げでも正しく認識されるようになっています。
Unicodeは,世界の文字言語の大部分を表示可能な文字標準です。Unicode 文字には,UTF-8,UTF-16,および UTF-32 を含む複数の表示形式があります。ほとんどの Windows インターフェイスでは,UTF-16 形式が使用されています。


環境依存文字
unicode)の数字21〜41の丸囲み(○)数字が変換リストに表示されないのは

表示されるのは,以下の環境です。

OS :
Windows7
IME :
Microsoft Office IME 2010
Officeライセンス :
Microsoft Office 2007

Microsoft Office IME 2010はMicrosoft Webサイトからダウンロードできます。Microsoft Office 2007でも動作します。インストールすると,旧 IME(2007など)は瞬時に更新されます。旧 IMEのカスタマイズ設定も自動的に引き継がれます。

参考1).
AutoCAD独自のフォントスタイル「
romans_bigfont」の組み合わせ及び「Standard」では環境依存文字の丸囲み数字は変換リストに表示されません。数字のみです。
TrueTypeフォントのMS ゴシックMS 明朝,HG丸ゴシックM-PRO等はOKす。

参考2).AutoCADで作成した
DXFをJwで開いた場合
環境依存文字(unicode)の丸囲みの数字21〜41はJw側では特殊unicode文字の記入書式\U+3251」(丸囲みの21)などと表示されます。LTの場合,事前に図形の○と数字文字に置き換えるのは数が多い場合大変面倒な作業です(参考3)。尚,丸囲み数字1〜20は表示されます。
次項のコントロールコードによる文字(「%%c」=φなど)は
接頭に%%c」又は「cが表示されます

参考3).レギュラー版AutoCAD専用に「○付,□付番号連続」のAutoLISPプログラムがあります。大変重宝でお勧めです。以下を参照してください。Auto CAD独自のフォント及びTrueフォント共動作します。○付(丸囲み)数字はDXF変換が必要な場合お勧めです。
ban-circle.LSP /  ban-Quadrangle.lsp (同じウィンドウで移動)




コントロールコード (control character 制御文字)

コントロールコードとは
コンピューティングと電気通信において,制御文字とは,文字コードの規格で定義される文字のうち,ディスプレイ・プリンター・通信装置・他周辺機器などに対して,特別な動作(制御)をさせるために使う文字です。制御キャラクタともいい,情報処理用語規格では「制御機能文字」と呼ばれています。制御文字に割り当てられたコード番号のことを制御コードcontrol codeという
別名,コントロールキャラクタ / コントロールコード(contorol code) / 制御キャラクタ とも呼ばれています。



AutoCADでは%%c」などのコントロールコードは一行文字(ダイナミックテキスト)・寸法で使用することが出来ます。日本語入力システムのIMEをOFFにして“半角英数入力モード”で入力します。
寸法では原則として全て使用できますが,「%%%」(パーセント)だけは寸法では「%」とならず,「%%%」のまま表示されます。
例外として,度(
°)記号(%%d) ・ 直径(φ)記号(%%c) ・ ± 記号(%%p) については,段落文字(マルチテキスト=MTEXTコマンド)でも使用できます。書式コード(¥L…¥l など)とは異なり,マルチテキストエディタでも記入・表示が正しく行えます。
変換可能フォントスタイルはAutoCAD独自のフォント「
romans_bigfont」の組み合わせ,「Standard」,TrueフォントMS ゴシックMS 明朝,HG丸ゴシックM-PRO,他,OKです。Excel,Word 等では変換されません。


変換例 (結果)

 (記号)

(入力記号)

(結果)

   (備考)

 直径記号 φ

%%c

 ファイ記号「φ」よりきれいです
 プラスマイナス記号  ±

%%p

 度記号  °

%%d

半角記号です
 パーセント %

%%%

 これは,IMEの入力をONにして一文字で「」と入力する方がきれいです
 上線付文字例     例 → 特記以外

%%o

 入力例 → %%o特記以外
 
漢字部分(特記以外)はIMEをONにして入力
 下線付文字例     例 → 特記以外

%%u

 入力例 → %%u特記以外
 
漢字部分(特記以外)はIMEをONにして入力
 上下線付文字例   例 → 特記以外

%%o%%u
(又は
%%u%%o

 入力例 → %%o%%u特記以外
 
漢字部分(特記以外)はIMEをONにして入力

参考).DXFファイルで保存(AutoCAD R12/LT2 DXF (*.dxf))してJWC_CADで開いた場合
前記の表のコントロールコードによる以下の入力は右側の表示になるのでご注意。(DXFの他の保存.verでの表示は未検証です。)
上線付文字    
%%o特記以外    →  o特記以外
下線付文字  
  %%u特記以外    →  u特記以外
上下線付文字   
%%o%%u特記以外 →  ou特記以外


参考).
角度の形式の//」(例 25°30’10”)について
角度値が「<>」記号 (=自動更新される寸法を表す記号)の状態では「度記号
°」だけが全角で表示されますが,書込み値で全てを半角で表示したい場合は,「度記号」は「記号」の「[全]半濁点」(),「分」は「’」キーの「[半]引用符(始),アポストロフィ」('),「秒」は「”」キーの「[半]二重引用符(始)」(")で半角入力が出来ます。

参考).ユーロ記号について
AutoCAD2000以降のリリースに付属の.shx フォントとそれに対応するTrueTypeフォントで、ユーロ記号を使用できます。キーボードにユーロ記号がない場合は、[
Alt]キーを押しながら、数字キーパッドから 0128 と入力します。




特殊unicode文字 (special character 特殊文字)

特殊文字special character)とは
情報処理において文字集合に含まれる文字(図形文字)として扱われるもののうち,伝統的な言語学でいう「文字」(表音文字や表意文字)に入らないものであって,しばしば
通常の文字とは異なる特殊な扱いをされるものをいいます。Unicodeの特殊文字の一覧表には魅力的な文字が沢山あります,入力方法は10進で指定する場合と16進で指定する場合があります。

特殊文字に含まれるもの
伝統的な言語学で扱われてきた約物(句読点号などの学術記号(θ, π, Σ 等),単位記号 (s, g 等)・通貨記号($, ? 等)・国際音声記号 (θ, "e"の上下逆の記号等),といったさまざまな記号類,矢印や罫線素片,ハートやダイヤなどのトランプのマーク、絵文字といったものも含まれます。



AutoCADでは\U+24b6」(○で囲まれた大文字A)などの特殊unicode文字は段落文字(マルチテキスト=MTEXTコマンド)で使用することが出来ます。「24b6」がコードで,「\U+24b6」で記入書式となります。
日本語入力システムの
IMEをOFFにして“半角英数入力モード”での入力が原則ですが,ONでの入力が可能なものがあります。
一行文字・ダイナミック文字では使用できません(?と表示される)。
外部エディタを用いなくても,マルチテキストエディタで表示できるため,MTEXTコマンドで直接入力も可能です。
直径寸法を分解して,「文字編集」(DDEDIT)や「オブジェクトプロパティ管理」などで表示すると,直径記号φは「\U+2205」と表示されるのを確認できます。
変換可能フォントスタイルはAutoCAD独自のフォント「
romans_bigfont」の組み合わせ,「Standard」,TrueフォントのMS ゴシックMS 明朝,HG丸ゴシックM-PRO,他,OKです。Excel,Word 等では変換されません。

).記入書式の「\」について
MTEXT及びダイナミックテキストでの入力時は,「\/の左右逆記号で表示される。「オブジェクトプロパティ管理」での入力は「\と表示される

例.
\U+00B0  度(°)記号の表示
\U+00B1  ±記号の表示
\U+2205  直径記号φの表示 (入力後,MTEXTではΠと表示される)
\U+00BD  1/2
\U+3004  (J I S マーク :‘じす’での入力の環境依存文字にもあります)


その他の例.(フォントスタイル例 : EXTHALF2 , AUGJPSPC , EXTSLIM2)
\U+2460  ○で囲まれた1
\U+3251  ○で囲まれた21
\U+32B6  ○で囲まれた41
\U+32D0  ○で囲まれた
\U+24b6  ○で囲まれたA(大文字)
\U+24D0  ○で囲まれたa(小文字)
\U+2113  (リットル)

特殊unicode文字には様々な文字,記号及び単位,…他,の記入書式があります。
Webサイトで公開されているフリーフォントaugfontにunicode記入書式のリストunifontcode.dwg」(dwgの.ver : 2000〜2002)があります。他にもリストがあります。ダウンロードしてみてください。


参考).
unicode ユニコード とは (サイトより抜粋)

(解説1)
ユニコード・コンソーシアム(http://www.unicode.org/)によって制定された文字コードで,
世界中の文字を2バイトあるいは4バイトで表現しようとしているもの。これまでは国別にばらばらに制定されていた文字コードを統合することでアルファベットや漢字を統一的に扱うことができる。制定の経緯によってさまざまなバージョンが存在し,単にユニコードという場合はそのなかのUCS-2というバージョンをさすことが多い。UCS-2は2バイトの規格なので,2の16乗,つまり6万5536種類の文字を表現できる。そのなかの2万字ほどの区間に,日本語,中国語,韓国語の似ている文字を統合し物議を醸した。

(解説2)
Apple社,IBM社,Microsoft社など米国の情報関連企業が中心となって提唱し,1993年に国際標準化機構(ISO)でISO/IEC 10646の一部(UCS-2)として標準化された文字コード体系。
すべての文字を16ビット(2バイト)で表現し,1つの文字コード体系で多国語処理を可能にしようとするもの。世界の主要な言語のほとんどの文字を収録している。
2バイト表記では最大65536文字しか収録できないため,中国語・日本語・韓国語で同じ意味や同じルーツの漢字はすべて同じ文字とみなし,同じコードを割り当てる統合作業(ハンユニフィケーションと呼ばれる)が行われ,文化の違いを無視したものだとの反発を招いている。
Unicodeは,最初の規格が策定された後にハングル文字の追加や異体字表現方式の策定が行われ,部分的に3バイト以上を使用する体系に変化している。このため,現在はUnicode全体は4バイトで定義(UCS-4)されている。


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[文字位置合わせ]及び[文字尺度変更]コマンド (/LT) (必見です)

.ver2002からユーザ
待望の文字コマンドが以下2つ追加されています。
主にダイナミック文字(一行文字)の編集コマンドですが,オブジェクト選択で一つ又は複数選択以外にコマンドラインに
all(すべて)と入力するとすべての文字が選択状態になり,一括で位置合せ及び尺度変更をすることが出来ます
なお,マルチテキストの位置合せは「文字の書式設定」ダイアログで行う方が良いでしょう。



[文字位置合わせ] JUSTIFYTEXTコマンド ( このコマンドはExpress Tools( 英語版)にもあります → Express → 文字 → [基点変更]^C^Ctjust

文字の位置を変更せずに選択したすべての文字オブジェクトの位置合わせ点基点を変更することができます。

コマンド[justifytext]を実行(又はアイコンをクリック) → 文字を選択(複数可) →[左(L)/位置合わせ(A)/フィット(F)/中心(C)/中央(M)/右(R)/左上(TL)/中心上(TC)/右上( TR)/左中央(ML)/中央(MC) /右中央(MR)/左下(BL)/中央下(BC)/右下(BR)] <左>: から オプションを入力(規定値で<左>(L)になっています)

実行によるオプションの指定及び入力値はAutoCAD終了まで記憶されます

尚,コマンドのアイコンを作成する場合のマクロの記述は「
^C^C_justifytext」です。
AutoCADレギュラー版の場合は「
^C^C_tjust」でもOKですが,オプションの表示が以下のように英語に変わるのでご注意。
Enter new justification...
[Start/Center/Middle/Right/TL/TC/TR/ML/MC/MR/BL/BC/BR] <Start>:


[文字尺度変更] SCALETEXTコマンド

文字の挿入点の位置を変更せずに選択したすべて(複数)の文字オブジェクトの尺度高さを変更することができます。 異なる文字スタイル及び文字の高さでもOKです。
SCALE[尺度変更]コマンドを使用して個々に文字尺度を変更するよりも,はるかに時間を節約することができます。

コマンド[scaletext]を実行(又はアイコンをクリック) → 文字を選択(複数可) → 「Enter」でオプションの[既存の基点を指定規定値で<既存の基点>(E)になっています) → 新しい高さを指定 または [オブジェクトに合わせる(M)/尺度を指定(S)] →  新しい高さを入力

オプションの[
オブジェクトに合わせる(M)]では高さを変えたい文字を他の文字をクリックして変換することができます
コマンド[scaletext]を実行(又はアイコンをクリック) → 高さを変えたい文字を選択(複数可) → 「Enter」でオプションの[既存の基点を指定規定値で<既存の基点>(E)になっています) → オプションの[オブジェクトに合わせる(M)]のmを指定して「Enter」 → 希望する高さの文字オブジェクトを選択

実行によるオプションの指定及び入力値はAutoCAD終了まで記憶されます

尚,コマンドのアイコンを作成する場合のマクロの記述は「
^C^C_scaletext」です。
AutoCADレギュラー版の場合は「
^C^C_tscale」でもOKですが,オプションの表示が以下のように英語に変わるのでご注意。
Specify justification to use as base point for scaling...
[Existing/Start/Center/Middle/Right/TL/TC/TR/ML/MC/MR/BL/BC/BR] <Existing>: 


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レギュラー版AutoCAD Express Tools 優れもの抜粋 リモートテキスト」 (AutoCAD 2004〜2007)

Expressに文字編集の優れものがあります。任意のテキストファイル.txtを挿入して編集することができます

操作概略).(英語版でも操作は簡単です。
コマンド「
RTEXT」実行(又はメニューの「Express」→文字→「リモートテキスト」(英:Remote Text)) → コマンドプロンプトでの初期設定の「option」<File>:で「Enter」 → 「Select text file」でテキストファイル.txt)を選択 → テキストファイルの輪郭がドラッグ状態で表示されるので画面に配置してEnter」。

編集概略).
配置された「
RTEXT」文字列を分解(explode)すると,マルチテキストに変換される。
更に
分解すると,ダイナミック文字に変換される。
他,目的に応じて各種の編集ができます。

操作及び編集詳細).
  挿入時のコマンドプロンプトでの初期設定のoptionFile」(又はF)になっています。ファイルの選択(Select text file)でファイルを選択すると直ぐに画面に切り替わりドラッグ状態で挿入位置を指定できます。クリックして位置を指定するとコマンドプロンプトの「option」でスタイル(Style),高さ(Heigh),回転角度(Rotation),編集(Editを選択することができます現在の文字スタイルで挿入されます
なお,
挿入時の「option」で「Diesel」(又はD)を入力してEnterすると,テキストファイルの挿入ではなく「Edit RText画面が表示され新規のRTEXTを作成することができます
  挿入位置指定(クリック後)で「option」の「Edit」(又はE)を入力して「Enterした場合はメモ帳が起動して内容を編集(変更)することができます。メモ帳を閉じて「Enter」で挿入完了です。内容の編集は元のテキストファイルに上書きされます。「option」を実行せずに「Enter」でも挿入完了です。
  挿入後,テキストをダブルクリックすると「オブジェクトプロパティ管理」が起動し,属性は「RTEXT」(マルチテキストとは異なります)と表示され,ここでも文字のスタイル高さ等を編集(変更)できます。各項目は英語版で表示されます内容を編集する場合はテキストを分解(コマンド:explode)するとマルチテキストに更に分解するとダイナミック文字に変換され編集可能になります

注意).何かの拍子に上手く実行できないことがあります。原因は不明です


以上ですが,Word/Notepad(メモ帳)の文字列の範囲をクリップボード経由でコピーしてマルチテキストとして貼り付けることもできます。以下を参照してください。
■ ACAD/LT_03   Word/Notepad(メモ帳)の文字列を貼り付ける方法  (.ver〜2007〜20**共通 ) (同じウィンドウで移動)


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寸法

寸法値の表示形式あれこれ  (AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。 )

共通留意).
寸法値の表示形式の入力時の
区切り記号アルファベット\XTW」等及び自動更新される寸法を表す記号<>」は全てIME直接入力大文字で入力すること。
<>」記号は入力不必要な場合もあります。


以下,主にAutoCAD/LT.ver2007の場合で説明します。

オブジェクトプロパティ管理」ダイアログからの実行では,ドラッグ選択で複数の寸法に実行することも出来ます。一気(全て)に実行の必要性は希でしょうが,便利な「クイック選択」で実行することも出来ます「クイック選択」についてはを参照してください。
便利な「クイック選択」を使いこなそう (同じウィンドウで移動) 必見です


1寸法線の上に文字下に寸法値」を書く方法
例).寸法線の上に「」,下に「90」と,上下に分けて書く方法
方法1
文字編集」(DDEDIT)コマンドで編集したい目的の寸法値を選択 → 「文字の書式設定ダイアログが表示される → アクティブ状態(編集状態)の寸法値(例:90の前に「\X」と入力し,「OK」ボタンでダイアログを閉じる。
寸法値(例:
90)は表示のまま(アクティブ状態)とし,書き換えないこと。書き換えると寸法の自動更新機能が働かなくなります。
\Xは区切り記号でこれより前に記入する文字が寸法線の上に配置されます
ダイアログでの表示 →
\X90
注意).\」は\」キーでの入力は/」(スラッシュ)の左右反転で表示されます。スラッシュの左右反転キーでの入力でもOKです。尚,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは「\」と表示される。

参考).AutoCAD
2004.verでは,「文字の書式設定」ダイアログからではなく,目的の寸法を選択し,以下「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログで行うこと。

方法2
目的の寸法を選択し,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログを表示して「分類」タブの「文字」グループを展開 →  「寸法値上書き」の右の空欄入力ボックスに「巾\X<>」と上書きすること。
<>」記号は自動更新される寸法を表す記号なので寸法値(例:90)は記入しないこと。


2寸法線の上下に寸法値を書く方法
例).寸法値
1,600を,上にW1,600,下にH2,000と,上下に分けて表示する場合
方法1
文字編集」( DDEDIT)コマンドで編集したい目的の寸法値を選択 → 「文字の書式設定」ダイアログが表示される → アクティブ状態(編集状態)の寸法値(例:1,600)の前に「W」と入力し,後ろに\XH2,000」と入力して「OK」ボタンでダイアログを閉じる。 ( 参考. 3段(例.最下段H3,000)の場合は「W<>\XH2,000H3,000」と設定して「H3,00」を改行

方法2
目的の寸法を選択し,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログを表示して「分類」タブの「文字」グループを展開 →  「寸法値上書き」の右の空欄入力ボックスに「W<>\XH2,000」と上書きすること。「<>記号は自動更新される寸法を表す記号なので寸法値(例:1,600)は記入しないこと。


3寸法線の上に寸法値を2段で書く方法
例).寸法値
W1,600H2,000を2段で表示する場合
文字編集」(DDEDIT)コマンドのエディタ上で W1,600H2,000」と設定して「H2,00」を改行。寸法値1,600は表示のまま(アクティブ状態)で書き換えないこと。

参考). AutoCAD2004.verでは,「\X」は「\P」です。


参考).寸法値の巾係数は「寸法スタイル修正」ダイアログの「文字スタイル」の「文字スタイル管理」ダイアログで一気(全て)に設定できますが,以下の方法で必要な箇所だけの設定が出来ます。
寸法値の
文字間隔は以下の方法だけで設定が出来ます。共に「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログで行います。


4.寸法値の文字間隔を調整する方法 (文字の巾係数は変わりません)
目的の寸法を選択し,「
オブジェクトプロパティ管理」ダイアログを表示して「分類」タブの「文字」グループを展開 →  「寸法値上書き」の空欄入力ボックスに「\T値;<>と上書きすること
例 ). 「
\T0.8;<>」は文字間隔が0.8倍となる。 ( <>の入力は必要です寸法値は記入しないこと値の後ろのセミコロン「;」を忘れずに。)

5.寸法値の文字の巾係数を調整する方法(文字の間隔は変わりません)
前記「
寸法値上書き」の空欄入力ボックスに「\W値;<>と上書きすること
例 ).
\W0.8;<>」は文字の巾が0.8倍となる。 ( <>の入力は必要です寸法値は記入しないこと値の後ろのセミコロン「;」を忘れずに。)

6.単に,寸法線の下に寸法値を書く方法は「寸法スタイル管理でも設定できます
寸法スタイル管理」→「寸法値」タブ→「寸法値の配置」→「垂直方向(V)」外側に設定

7寸法値を四角で囲むには (これは便利)
目的の
寸法オブジェクトをダブルクリック → 表示された「オブジェクトプロパティ管理」の「許容差」の「許容差表示」の「なし」を,リストから「理論的正確に変更すると寸法値が四角で囲まれます

8寸法値だけを手早く移動する方法
寸法値だけを移動したい寸法オブジェクトを選択 → 寸法値の上の
グリップにカーソルを合わせてクリック(掴む必要はありません)  → 目的の位置へ移動ドラッグではなく移動です)。


参考).ダイアログで寸法値の各種表示形式の編集ができる便利なレギュラー版AutoCAD用fas」ファイルが以下に在ります。
mai-ed2 低機能テキストエディタ (同じウィンドウで移動)
概要:ダイアログで各種の設定が出来る。「
寸法値リスト」のプルダウンには各種の表示形式が用意されている。寸法値」では各種新規の表示形式を入力できる。


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■ 044  (  忘れがちな基礎編 ) 書込み寸法の「寸法値リセット」について (ACAD/LT2004〜 2007〜20**)
 
作図中,寸法値「1,201」を「1,200」などのように
近似値に書き換えて(上書き),目印としてアンダーライン等を付けておくことがあると思いますが,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは「計測値」(実際の寸法値)と「寸法値上書き」(上書きがない場合は空白)の両方が表示されます。寸法オブジェクトをストレッチすると,「計測値」は変化しますが「寸法値上書き」は変わりません。寸法オブジェクトとして有効に生きているわけです。
上書き寸法値は元の寸法値に戻すことができますが,以下幾つかの方法があります。

1.上書きの数が少ない場合
前述の「
オブジェクトプロパティ管理」ダイアログで,「寸法値上書きの数値を削除すれば元の「計測値」に戻ります。なお,「オプション」で「選択」タブの「選択モード」の「オブジェクト/編集 選択」を有効に設定してあれば,寸法オブジェクトをダブルクリックすると「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログ表示されます。
または文字編集コマンド「
DDEDIT」を実行(または同アイコンをクリック) → 目的の寸法オブジェクトを選択 → マルチテキストエディタ画面で置き換えた寸法値(例:1200)を「<>」に書きかえると元の計測値」に変わるので「OK」ボタンをクリック。


2.上書きの数が多い場合 (レギュラー版.ver2004〜2007〜20** 専用)
レギュラー版のExpress Toolsの「寸法」にある寸法値リセット」コマンド(dimreassoc(英語表記:Reset Dim Text Value)は文字通り書込み寸法のリセットコマンド(「計測値」に戻す)です。
オブジェクト選択
(英語表記:Select dimension objects with non-associative text.)で一つ又は複数選択以外にコマンドラインにall(すべて)と入力してEnterでサーチ(調べて数を表示してアクティブ表示(点線)される)され,更にEnterで全てがリセットされます。


参考). 以下,サイト上に優れものLispプログラムがあります。
修正寸法チェック  dim_col.lsp    同じウィンドウで移動
書込み(手入力)の寸法値及び有効桁数を変えている寸法値をサーチして寸法値の色だけを変える(→ 色No.10_
RED)。
注意).表示画面から外れている寸法記入はサーチされませんが,寸法線又は寸法補助線の一部が画面に表示されているとサーチされます。


参考). 以下, レギュラー版AutoCAD用のQuickDraft Basic 同じウィンドウで移動(作者:大成建設株式会社)にも類似の優れものコマンドがあります。
「寸法値の編集」ツールバー
  →  書込みサーチ  TB109  
窓選択などで寸法値をサーチすると,書込み寸法値の上にラインが付くダイアログで検索用の検索円の有無を設定できる。尚,検索円のレイヤー名は専用の「A04」となる。


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印刷

2種類の印刷スタイルについて  (AutoCAD/LT.ver2000〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。 )

印刷スタイルには,「色従属印刷スタイル」(.ctb)と「名前の付いた印刷スタイル」(.stb)の2種類があります。「色従属印刷スタイル」はオブジェクトの色によって線の太さが決まります。MS−DOS系からある良く知られている印刷スタイルです。色が線の太さを意味し画層と色を結びつけられる為直感的に分かりやすいと多くの人(/企業)が使っています
名前の付いた印刷スタイル」はAutoCAD .ver 20000からの登場で,色と線の太さが自由にきめれるスタイルで多くの利点があります。SXF電子納品(国交省)対応,他一部カラーでの印刷が多い場合に有効です。これからは「名前の付いた印刷スタイル」方式が主流になると言われてはいますが,画面上で画層と色が結びつかないことで採用している企業はまだ少ないようです。が,スーパーゼネコンの設計部では大規模建造物など画層数が多い故から利用されています。いずれにしても是非理解しておく必要はあるでしょう

図面に使用できる印刷スタイルテーブルの種類は1つだけです。
2種類の印刷スタイルテーブルは互いにスタイルを変換できます設定済みの印刷スタイルテーブルでも図面に使用するスタイルを変更できます
開いている図面ファイルの
印刷スタイルタイプはシステム変数 PSTYLEMODE で確認することが出来ます。値「1」は「色従属印刷スタイル」(.ctb),「0」は「名前の付いた印刷スタイル」(.stb)です。
2種類の印刷スタイルは,図形(オブジェクト)の作図は共に印刷スタイルのByLayerが原則(ルール)です。


以下,詳細です。

色従属印刷スタイルテーブル

既定値の印刷スタイル設定は[色従属印刷スタイルを使用]です。
ご存知のように「
色従属印刷スタイルテーブル」を使用すると,オブジェクトの色によって印刷方法が決まります。色従属印刷スタイルテーブルファイルの拡張子は「.ctb」です。
色従属印刷スタイルは,オブジェクトに直接割り当てることはできません。代わりに,オブジェクトの印刷方法をコントロールするには,オブジェクトの色を変更します。オブジェクトの
色を使用(色番号)して,「線種名」「線の太さ」などの特性を定義(確定)します。たとえば,赤に指定されている図面内のオブジェクトは,すべて同じように印刷されます。
「画層プロパティ管理」ダイアログの「印刷スタイル」名はオブジェクトの色に対応しているので変更できません。「
色_1」,「色_7」などと,薄いグレーで非アクティブ表示です。 色は255色のAutoCAD カラー インデックス(ACI) (/True Color/カラー ブック)の色から 1色を選択できます。この設定は,図面と一緒に保存されます。

ByLayer」で図形(オブジェクト)を作図した場合,図形は画層で設定されている色,線種及び線の太さで表示されます。この場合の図形には特定の色,特定の線種及び線の太さの情報は無く,図形が存在する画層に割り当てられた」,「線種及び線の太さByLayerの情報で表示されます。作図は「ByLayerが原則(ルール)です。

[色従属印刷スタイルを使用]を既定値として図面を保存した場合でも,
CONVERTCTB [ CTBを変換 ] コマンドやCONVERTPSTYLES [ 印刷スタイルSTBを変換 ] コマンド実行で,この設定を[名前の付いた印刷スタイルを使用]に変換できます注意3)。


変換の例). [色従属印刷スタイルを使用]を 「名前の付いた印刷スタイルテーブルに変換
この変換では,図面内の
レイアウトにアタッチされている色従属印刷スタイルテーブルが削除されます名前の付いた印刷スタイルはそのままアタッチされます
コマンドライン(プロンプト)に
CONVERTCTB [ CTBを変換 ] と入力してEnter。 → 「ファイルを選択」ダイアログで変換したい「.ctb」ファイルを選択 → 選択と同時に表示される「ファイルを作成」で,「ファイルの種類」((*stb)のみ)を確認し,「ファイル名」を付けて「保存」をクリック → 「…正常に作成……」の変換メッセージが表示されて完了。完了後,Plot Stylesフォルダ内に格納(追加保存)されます。

注意1).使用する印刷スタイルテーブルを「名前の付いた印刷スタイルテーブル」から「色従属印刷スタイルテーブル」に変換すると,図面のオブジェクトに割り当てられた印刷スタイル名が失われます。

注意2).「色従属印刷スタイル」環境ファイルの図形(オブジェクト)を,「名前の付いた印刷スタイル」環境ファイルの画面に挿入(貼り付け)すると,同じ設定の画層が存在する場合は変化なくそのまま入ってきますが,異なる設定の画層が入ってくると,「線種」の「規定値」を「*.**ミリメートル」に,「印刷スタイル」の「Normal」を「Solid」などの編集が必要です。
「印刷」ダイアログの「印刷スタイルテーブル」のリストには,「***
.stb」ファイルが表示されます。
(逆の場合 → 
※ 注意5).参照 (同じウィンドウで移動) 

注意3). CTB変換コマンド CONVERTCTB の利用は,実際のところは,面倒で妙な具合になるので,最初(新規)からスタイル 「名前の付いた印刷スタイルテーブル」を作成することを勧めます



名前の付いた印刷スタイルテーブル

名前の付いた印刷スタイルテーブル」を使用すると,オブジェクト及び画層に直接割り当てられた印刷スタイルが使用されます。名前の付いた印刷スタイルテーブルファイルの拡張子は「.stb」です。この印刷スタイルを使用すると,図面内の各オブジェクトは色とは無関係にさまざまに印刷されます同じ色の画層でも線の太さ(規定28種類),印刷スタイルを変える(設定)ことができます。必要な数に応じて印刷スタイルの追加と定義が可能です。この設定は,図面と一緒に保存されます。作図は「ByLayerが原則(ルール)です。
[名前の付いた印刷スタイルを使用]を既定値として図面を保存した場合でも,
CONVERTPSTYLES [ 印刷スタイルSTBを変換 ] コマンドやCONVERTCTB [ CTBを変換 ] コマンド実行で,この設定を[色従属印刷スタイルを使用]に変更できます(注意3)。
新しい印刷スタイルテーブルを使用するには,作成した印刷スタイルテーブルの種類(名前の付いた印刷スタイルテーブルまたは色従属印刷スタイルテーブル)に該当するオプションを,[オプション]ダイアログボックスの[印刷とパブリッシュ]タブの「印刷スタイルテーブル設定で選択する必要があります。選択設定後,AutoCADを再起動すると有効になります

注意1-1). 新しい印刷スタイルテーブルを図面で使用する前に,[印刷スタイルテーブルエディタ]を使用して,印刷スタイルテーブル内の印刷スタイルの名前を分かりやすい名前に変更しても良いでしょう。

注意1-2). 線の太さの設定 (OSがWindows 7の場合)
AutoCAD 2007の動作環境は,基本的にはWindows
XP の主流の32bit版までですが,
Windows 7 Professional(32bit/64bit)EditionにインストールしたAutoCAD2007では,一度設定した線の太さの変更は出来ません
仮想的なXP環境で実行できる便利な「XPモード」(32bitで動作)にインストールしたAutoCAD2007ではOKです。線の太さの変更は「XPモード」に切り替えて行うしかありません。

注意1-3). 寸法スタイルの設定 ( .ver AutoCAD2007の時点の話です。以降の.verでの情報は未確認です。)
「色従属印刷スタイル」では,「寸法スタイル」でAutoCAD/LT独自の線で作成されているフォント「
romans_bigfont」を「文字スタイル」に指定すれば,「寸法値」だけを「文字の色」の設定で濃く(太く)表示することができましたが,「名前の付いた印刷スタイルテーブル」では,寸法スタイルはブロック定義されているオブジェクトのため,AutoCAD/LT独自の「romans_bigfontを「寸法スタイル」の「文字スタイル」に指定しても,「寸法値の文字の太さだけの設定は不可です。「文字の色は通常のByBlock」の「Whiteとなります色を設定してしまうと当然カラー表示になります寸法値を濃く(太く)したい場合は文字スタイルにTruTypeフォントのMSゴシックなどを指定することになりますがファイル容量は当然大きくなります


変換の例). 「名前の付いた印刷スタイルテーブル」を [色従属印刷スタイルを使用] に変換
コマンドライン(プロンプト)に
CONVERTPSTYLES [ 印刷スタイルSTBを変換 ] と入力してEnter。続けて「ファイルを選択」ダイアログでは,CONVERTCTB コマンドで変換([色従属印刷スタイルを使用]を「名前の付いた印刷スタイルテーブルに変換した「.stb」,若しくはPC2やPCPファイルから作成した名前の付いた印刷スタイルテーブル「.stb」を選択([開く])する必要があります通常は,同じ図面に割り当てられている色従属印刷スタイルテーブルから変換した名前の付いた印刷スタイルテーブル「.stb」を選択します。同じ名前の印刷スタイルテーブルを使用している[モデル]タブとレイアウトに使用します。
). ダイアログボックスで既に[印刷スタイルを表示]チェックボックスをオンにしている場合は,コマンドプロンプトに対して「regen」を実行して,印刷スタイル設定を表示します。

注意2)..ctb」に変換すると,図面のレイアウトにアタッチされている色従属印刷スタイルテーブルがいずれも除去され,代わりに名前の付いた印刷スタイルテーブルがアタッチされます。色従属印刷スタイルテーブルで定義した印刷スタイルを,変換後に名前の付いた印刷スタイルテーブルで使用する場合は,すべての色従属印刷スタイルテーブルを名前の付いた印刷スタイルテーブルにあらかじめ変換しておく必要があります

注意3).いったん CONVERTPSTYLES コマンドで名前の付いた印刷スタイルテーブルを使用する図面を,色従属印刷スタイルテーブルを使用する図面に変換してしまうと,CONVERTPSTYLES コマンドで名前の付いた印刷スタイルテーブルを使用する図面に戻すことはできません。

注意4).色従属印刷スタイルテーブルを名前の付いた印刷スタイルテーブルに変換できますが,新規から作成の名前の付いた印刷スタイルテーブルを色従属印刷スタイルテーブルに変換することはできません。

注意5).「名前の付いた印刷スタイル」環境ファイルの図形(オブジェクト)を,「色従属印刷スタイル」環境ファイルの画面に挿入(貼り付け)すると,同じ設定の画層が存在する場合は変化なくそのまま入ってきますが,異なる設定の画層が入ってくると,「線の太さ」が設定の「*.**ミリメートル」(本来は規定値)と表示されるので確認が必要です。
「印刷」ダイアログの「印刷スタイルテーブル」のリストには,「***
.ctb」ファイルが表示されます。



名前の付いた印刷スタイルテーブルを初めから作成する(新規作成)方法

はじめに

既定では,[
オプション]ダイアログの[印刷とパブリッシュ]タブの「印刷スタイルテーブル設定」が[色従属印刷スタイルを使用]になっていると思いますが,ここを以下のように「名前の付いた印刷スタイルを使用」に設定してAutoCADを再起動すると,[オプション]の変更設定が有効になります。規定のDrawing1.dwgが,印刷スタイル「名前の付いた印刷スタイルを使用」(.stb)で起動します。勿論この状態で,既存の[色従属印刷スタイルを使用](.ctb)の.dwgを開くことが出来ます。[オプション]での「印刷スタイルテーブル設定」が反映されるのは起動時のDrawing1.dwg.stb)だけです (留意  (同じウィンドウで移動) ) 。


[
オプション]の設定

[
オプション]ダイアログの[印刷とパブリッシュ]の「印刷スタイルテーブル設定」ボタンをクリック。

規定値の印刷スタイルテーブルacad.stb」の「印刷スタイルテーブル設定」ダイアログが表示される。(左側)
名前の付いた印刷スタイルを使用(N)」に変更する。(右側)
参考).通常は規定値(左側)の印刷スタイルテーブル「acad.stb」のままでもOKです。[
オプション]での「印刷スタイルテーブル設定」が反映されるのはAutoCAD起動時のDrawing1.dwg.stb)だけなので 。
  


「規定値の印刷スタイルテーブル(T)」のプルダウン
リストから***.stbファイルを指定する。
参考).以下は,既に新規作成済みの「Cadstatin.stb」(例)を指定した場合の「印刷スタイルテーブル設定」ダイアログです。


「OK」ボタンをクリックしてAutoCADを再起動すると,[
オプション]の変更設定が有効になり,起動時のDrawing1.dwg に反映されます.stb)。



さらに続けて,本題です

名前の付いた印刷スタイルテーブルを初めから作成する(新規作成)方法  (参考の資料不足のため,不十分な解説個所があります。ご容赦願います。)

名前の付いた印刷スタイルテーブルを初めから作成する場合,[オプション]の「印刷スタイルテーブル設定」が[色従属印刷スタイルを使用]又は「名前の付いた印刷スタイルを使用」に設定のどちらからでも出来ますが,効率的なのは名前の付いた印刷スタイルを使用に設定の方です。ここではこの方法で説明します。
規定値(デフォルト)の印刷スタイルテーブル*stb(Autodesk-MONO / Autodesk-Color など)を基にしたり、AutoCAD Release 14 CFGファイルの設定を使用したり,PCPファイルまたはPC2ファイルの設定を使用して作成することもできますが。)

方法

[
オプション]ダイアログの[印刷とパブリッシュ]タブの「印刷スタイルテーブル設定」が「名前の付いた印刷スタイルを使用」(規定値の「acad.stb」でOKです)になっていることを確認。なってなければ設定を変更してAutoCADを再起動。

規定の
Drawing1.dwg.stb) 画面で,ファイルメニューの「印刷スタイル管理」を実行。

Plot Styles」フォルダ内が表示されるので,最後尾の「印刷スタイルテーブルを追加ウィザード」を実行。

「印刷スタイルテーブルを追加」画面で,「
次へ」をクリック。



「印刷スタイルテーブルを追加-開始」画面で,「
ゼロからスタート」を選択し,「次へ」をクリック。



「印刷スタイルテーブルを追加-印刷スタイルテーブルのタイプを選択」画面で,「
名前の付いた印刷スタイルテーブル」を選択し,「次へ」をクリック。



「印刷スタイルテーブルを追加-ファイル名」画面で,ファイル名「
Cadstation」(例)を付けて,「次へ」をクリック。



「印刷スタイルテーブルを追加-完了」画面で,「
印刷スタイルテーブルエディタ」のボタンをクリック。



印刷スタイルテーブルエディタ-Cadstation.stb」(例)ダイアログが表示されるので,ここで印刷スタイルの詳細をつくります
「スタイルを追加」で
印刷スタイル名を追加(Color,Black,Solid …)する。自分の好きな名前でよい。色と濃度をかえてつくる。
詳細設定が終わったら,下段の「
保存して閉じる」ボタンをクリックする。 (下記は各設定途中です)


重要).最初の印刷スタイルはNormal (標準)です。これは,オブジェクトの既定値(デフォルト)のプロパティを表しています(ユーザ定義の印刷スタイルは適用されません)。このダイアログでのNORMAL(標準)スタイルは変更も削除もできません


再び「印刷スタイルテーブルを追加-完了」画面が表示されるので「
完了」ボタンをクリックして終了する。


これで「
Plot Styles」フォルダ内に「Cadstation.stb」(例)が追加保存されます。


ここで,以下の起動時の
Drawing1.dwg.stb)を,「ページ設定」,他各種設定して,雛形として名前を付けて保存(例.stb作成ファイル_Cadstation.dwg)しておくと良いでしょう。

起動時の
Drawing1.dwg.stb)の「画層プロパティ管理」ダイアログ




起動時の
Drawing1.dwg.stb)で,初めて「画層プロパティ管理」ダイアログを開くと,画層名「0」……印刷スタイル「Normal」(標準)の一つだけです。画層を追加していくわけですが,新規作成(追加)すると印刷スタイルは相変わらず「Normal」です。この新規作成の印刷スタイル「Normal」を設定(変更)するには,「Normal」をクリック → 「印刷スタイルを選択」ダイアログでは,印刷スタイル「Normal」が一つだけのアクティブな印刷スタイルテーブル「None」が表示されるので,「をクリックしてリストから作成したCadstation.stb」(例)を選択 → 取り敢えず作成した「Color」,「Black」,「Solid(濃淡が無いの意)」が印刷スタイルリストに表示されるので,「Black」などを選択して「OK」をクリックすると印刷スタイルが「Black」に設定されます。ここでは,「エディタ」ボタンをクリックしてスタイル(名)を追加することができます
印刷スタイルを選択」ダイアログで「Arch Std.stb」を選択すると,「Color」,「Black」,「Solid」の他,「CON」,「**%Screen」,「DASH」,「WEIGH35」,「WEIGH20」等が印刷スタイルリストに表示されます。


印刷スタイルBlack」,「Color」,「**%Screen」 について

Black」を割り当てた画層はオブジェクトの色が何であろうと(Black)です。線の太さはその画層に割り当ててある太さが適用されます。

Color」を割り当てた画層はオブジェクトの色が印刷される色になります。線の太さはその画層に割り当ててある太さが適用されます。
留意).
以下,参考資料不足のため,説明に一部誤りがあるかもしれません。ご容赦願います。操作してご確認願います。
モノクロの.stbで,一部の画層だけ(例.通り芯(red又はNo.240)など)をColorにしたい場合,「画層プロパティ管理」の「印刷スタイル」はColorではなく「Normal」に設定することによって,割り当ててある線の太さ(例.0.09など)が適用されます。Colorだと割り当ててある線の太さが反映されずに太めになってしまいます。「Normal」表示であってもプレビュー/印刷共にカラーで実行されます。

「**%Screen」 (10%Screen〜90%Screen)
濃淡度10%〜90%(10%Screen〜90%Screen)はグレーの色になります。
カラー画層に濃淡度を設定しようとしてもグレーの色になってしまいます。
濃淡度はどういう時に使うかというと,例えば建築図面においては既設部分は薄くして新築部分をはBlackに,設備図面では下図建築図を薄く,本体設備図をBlackというように使うと見やすい図面になるでしょう。


注意). 印刷スタイルの変更はシステム変数( CTB変換コマンド CONVERTCTB )でも可能ですが,面倒で妙な具合になるので,最初から新規でスタイル(名前の付いた印刷スタイルテーブル)を作成することを勧めます


レイアウト空間で,「名前の付いた印刷スタイルテーブルの印刷スタイルを表示するには
表示されるのは画層の色の設定で,カラー画層などです。線の太さではありません。

方法
レイアウトタブを右クリックして「
ページ設定管理(G)」ダイアログを開く → 「現在のページ設定」を確認し,「(修正M)」をクリック → 「ページ設定」ダイアログの印刷スタイルテーブル(ペン割り当て)(G)」の「印刷スタイルを表示(T)」チェックボックスをオン(チェックを付ける)にして「OK」をクリック → 「ページ設定」→「ページ設定管理(G)」ダイアログを閉じると,瞬時に設定が反映されます。カラーの画層を使用しているヶ所がカラー表示されます。印刷プレビューと同じ表示になるわけです。ビジュアルで便利です。
この
設定操作は,全てのビューポートをレイアウト空間画面上で一気に行えます。尚,チェックボックスの「印刷スタイルを表示(T)」は通常の「印刷設定」ダイアログでは表示されません。設定はあくまでも「ページ設定管理」ダイアログから行います。又,モデルタブ(モデル空間)での設定も行えません。反映もされません。

「印刷スタイルを表示(T)」の設定操作は「色従属印刷スタイル」(.ctb)設定のファイルのレイアウト空間でも行えます。

印刷スタイルの表示設定はファイルに記憶保存されます。


その他注意). 外部参照を現在の図面に挿入すると,定義されている印刷スタイルテーブルもすべて挿入されます。「印刷スタイルテーブルエディタ」で,アタッチされた印刷スタイルテーブルを編集することで,オブジェクトの外観を変更できます。

他,詳細については「ヘルプ」を参照してください。


留意).
普段,「
印刷スタイルテーブル(ペン割り当て)」が[色従属印刷スタイルを使用]の方は,前記[オプション]ダイアログの[印刷とパブリッシュ]タブの「印刷スタイルテーブル設定」は[色従属印刷スタイルを使用]の方を勧めます。何故なら,作図又は編集のために開いた作図中の.dwgと起動時のDrawing1.dwg.ctbの画面を行ったり来たりすることがあるからです。Drawing1.dwg(.stb)だと,厄介なことになります。


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ツール

便利な「クイック選択」を使いこなそう  (AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。  )

便利な「
クイック選択」はオブジェクトの多種多様な変更を一括で行うことが出来ます。マスター必須です。
「クイック選択」ダイアログの「適用先」,「オブジェクトタイプ」,「プロパティ」,「演算子」及び「値」との組合せの成立によって実行が可能です。


例1−1).文字(ダイナミック文字)スタイルを一括変更

例えばスタイル名「
HG丸ゴシックM-PRO」を「romans_bigfont」に変更する場合

メニューの「修正」の「オブジェクトプロパティ管理」をクリック → 「プロパティ管理」ダイアログの右上の「クイック選択」ボタンをクリック → 「クイック選択」ダイアログが表示される → 「適用先」は「図面全体」 → 「オブジェクトタイプ」のリストから「文字」を選択 → 「プロパティ」のリストから「スタイル」を選択 → 「演算子」は「=等しい」→ 「値」のフィールドリストから「
HG丸ゴシックM-PRO」を選択(「適用方法」は「新しい選択セットに含める」) → 「OK」ボタンをクリック → 画面の「HG丸ゴシックM-PRO」スタイルの文字すべてに編集用グリップ(以下グリップ)が付く → オブジェクトの「プロパティ管理」ダイアログの「文字」欄の「スタイル」に「HG丸ゴシックM-PRO」が表示されたのを確認(何も選択されない場合は,再度「クイック選択」ボタンをクリックして同じ作業を繰り返す) → 「HG丸ゴシックM-PRO」の右端をクリックして「▼」を表示し,▼リストから「romans_bigfont」を選択 → 画面で文字スタイルが変わったのを確認してオブジェクトの「プロパティ管理」を閉じる(または他のクイック選択を続けて実行する場合は,「Esc」キーを2回押す。)。




必見
).

「クイック選択」ダイアログ画面を直接起動させるコマンドを作成する場合のマクロの記述は以下です。
^C^C_qselect

(参考:_O_P_Q.BMP) コマンドのボタンイメージ(アイコン)の参考です。絵の右クリックから「対象をファイルに保存(A)」することが出来ます。



共通次項

注意).
変更オブジェクトが選択されて画面のオブジェクトにグリップが付いても,オブジェクトの「プロパティ管理」ダイアログに変更したい目的の項目が表示されないことがあります。この場合は再度「クイック選択」ボタンをクリックして同じ作業を繰り返します。それでも項目が表示されない場合は「プロパティ」,「演算子」及び「値」の項目を変えてみて下さい。

新規にクイック選択を実行するときに「適用先」の表示が「現在の選択セット」になっている場合は,表示を「図面全体」に戻すこと。表示を戻すと「オブジェクトタイプ」の表示も「複数」になります。

選択したいオブジェクトの一部の画層が非表示でも,クイック選択を実行すると非表示のオブジェクトにもグリップが付いて変更されます。

選択したいオブジェクトの一部の画層がフリーズの場合は,クイック選択を実行するとフリーズのオブジェクトにグリップは付かないが,変更はされます。

選択したいオブジェクトの一部の画層がロックの場合は,クイック選択を実行するとロックのオブジェクトにもグリップは付きますが,変更しようとするとメッセージが出て変更はされません。

クイック選択の操作をする前に念のため「Esc」キーを2回押して直前のコマンドを終了しておくこと。他のコマンド実行中はクイックセレクトは機能しません。

操作のコツ).
変更するオブジェクトにグリップが付いて選択されたことを確認できるように,オブジェクトの一部を画面に表示しながら操作した方が良いでしょう。

参考).
「演算子」は「=等しい」の他,目的によって同フィールドリストから「<>等しくない」,「>より大きい」または「<より小さい」を選択できます。

クイック選択コマンドのアイコンを作成しておくと効率的です
「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログと「クイック選択」ダイアログを一気に表示するディーゼル式の記述は以下です。LT及びレギュラー版共通です。
$M=$(if,$(and,$(getvar,opmstate),1),^C^C_propertiesclose,^C^C_properties)  ^C^C_qselect


その他の例

以下「例1−2」及び「例1−3」の基本的な操作は「例1−1」と同じです。

例1−2).文字の高さを一括変更
例えば高さ「125」を「250」に変更する場合
・・・・・・・・・ → 「クイック選択」ダイアログが表示される → 「適用先」は「図面全体」 → 「オブジェクトタイプ」のリストから「文字」を選択 → 「プロパティ」のリストから「高さ」を選択 → 「演算子」は「=等しい」 → 「値」のフィールドに「125」を入力 → 「OK」ボタンをクリック → 画面の高さ「125」の文字すべてにグリップが付く → オブジェクトの「プロパティ管理」ダイアログの「文字」欄の「高さ」に「125」が表示されたのを確認 → 「高さ」125を250に書き換えて「Enter」キーを押す → 画面で変更されたのを確認してオブジェクトの「プロパティ管理」を閉じる

例1−3).マルチテキストをダイナミック文字に一括変更
・・・・・・・・・ → 「クイック選択」ダイアログが表示される → 「適用先」は「図面全体」 → 「オブジェクトタイプ」のリストから「マルチテキスト」を選択 → 「プロパティ」のリストから「高さ」(認識され易い項目を選ぶこと)などを選択 → 「値」のフィールドにオブジェクトの高さの「値」を入力 → 「OK」ボタンをクリック → 画面でグリップが付いて選択されたことを確認して「分解」コマンド(explode)を実行

注意).
マルチテキストは,分解すると現在画層に変換されます。必要に応じて現在画層を設定しておくこと。


例2).画層Aを画層Bに一括変更
・・・・・・・・・ → 「クイック選択」ダイアログが表示される → 「適用先」は「図面全体」 → 「オブジェクトタイプ」は「複数」のまま → 「プロパティ」のリストから「画層」を選択 → 「演算子」は「=等しい」→ 「値」のフィールドリストからに「画層A」を選択 → 「OK」ボタンをクリック → 画面の「画層A」のオブジェクトすべてにグリップが付く → オブジェクトの「プロパティ管理」ダイアログの「画層」に「画層A」が表示されたのを確認 →「画層A」の右端をクリックして「▼」を表示し,▼リストから「画層B」を選択 → 画面で画層が変わったのを確認してオブジェクトの「プロパティ管理」を閉じる。

例3).不要な線分を一括削除
例えば長さ65の線分を一括削除する場合
・・・・・・・・・ → 「クイック選択」ダイアログが表示される → 「適用先」は「図面全体」 → 「オブジェクトタイプ」は「線分」 → 「プロパティ」のリストから「長さ」を選択 → 「演算子」は「=等しい」→ 「値」のフィールドに「65」を入力 → 「OK」ボタンをクリック → 画面の長さ65の線分すべてにグリップが付いて選択されたことを確認して「削除」コマンド(erase)を実行

例4).3D上で原因不明の勾配の付いた線分の「Z」値を一括変更
例えば「始点Z」0,「終点Z」500と,ある線分の一定の「終点Z」500を0に一括変更する場合
・・・・・・・・・ → 「クイック選択」ダイアログが表示される → 「適用先」は「図面全体」 → 「オブジェクトタイプ」は「線分」 → 「プロパティ」のリストから「終点Z」を選択 → 「演算子」は「=等しい」→ 「値」のフィールドに「500」を入力 → 「OK」ボタンをクリック → 画面の「終点Z」値500の線分すべてにグリップが付く → オブジェクトの「プロパティ管理」ダイアログの「終点Z」の値500が表示されたのを確認 → 「終点Z」の値500を0に書き換えて「Enter」キーを押す → 画面で変更されたのを確認してオブジェクトの「プロパティ管理」を閉じる


例5).AutoCAD操作原則のByLayerでないオブジェクを一括でByLayerに修正する
AutoCADでは図形(オブジェクト)の画層は必ずByLayer(画層の設定に従う)で作成するのが原則です
(参考 : No 1.
画層は必ずByLayerであること  
色従属印刷スタイル」ではすべてのオブジェクト(図形など)は必ず「画層名」「色番号」「線種名」「線の太さ」「線種尺度」の5つの属性プロパティ)を持っています。 この中で「色番号」「線種名」「線の太さ」は画層で定義されているため,オブジェクトの属する画層の設定を優先するByLayerに設定しなければなりません
ByLayerの重要性を理解していない他の事務所等から受け取ったDWGの「線種名」「線の太さ」「線種尺度」を,「クイック選択」ダイアログのプロパティで指定して一括でByLayerに修正することが出来ます


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●  外部参照機能XREFについて 大変便利です) ACAD/LT20002004 / 2007〜20**

以下多少古い記述があります。ご容赦願います。
レギュラー版
2004を主に2007からのNew情報を追記しての解説ですが2007以降,特に最新のバージョンの外部参照」(XREFはより効率的で使いやすくなっています
長文ですが,是非一読してください。


INDEX

「はじめに」


「ブロック参照と外部参照の違い」
ブロック参照 外部参照

「外部参照機能の操作」
(サンプルDWGダウンロード可)
はじめに 外部参照ファイル作成の留意 アタッチ挿入)/ アタッチ解除 参照ファイルの再ロード 参照ファイルのロード解除 外部参照ファイルの保存 参照ファイルの編集変更)/ アタッチと上書き

「外部参照の注意事頃」

参照ファイルの位置を変更しないこと 他の人にファイルを渡す時 バインドとは

「外部参照ファイルと参照ファイルの両方を同時に並行して開くときの注意」


「外
部参照と従属シンボルについて」


「外部参照の応用例 : グループ設計を効率的に行う」


「小グループで外部参照を生かすポイント」





「はじめに」 2007共通

外部参照(XREF)は効率的で大変便利な機能です。スーパーゼネコンや大手設計事務所では,大勢のスタッフでの大型のプロジェクトや抱えている設備設計及び構造設計のセクションとのやり取りで常用されています。協力事務所間での利用も効率的です。同じDWGファイル内での作業分担が可能です。奥が深い機能ですが,是非活用を勧めます。

外部参照は,現在の図面に別の図面(参照ファイル)をWindowsのOLE機能によってリンクして表示します。
通常のブロック参照では,ブロックとして図面を挿入する場合,ブロック定義および関連する全てのジオメトリ(空間における点/線/面/立体)は現在の図面データベースに保存され,オリジナルのブロック図面が変化してもブロック定義は更新されません。図面を更新するにはブロックの再定義を利用して行います。
対して,
図面に外部参照として別の図面参照ファイルを挿入した場合はオリジナルの参照ファイルが編集されると外部参照が更新されます常に参照ファイルの最新の編集を反映します。設備設計図の下図平面などに活用すると,変更が瞬時に反映されます。
通常のブロック参照のように,
参照ファイル図面もいくつかのオブジェクトが結合され1つの固まりとして現在の図面に表示されますが,参照ファイル図面に関連付けられたジオメトリが現在の外部参照図面に表示(内容が表示されているだけ)され,また,外部参照に格納されるので,現在の図面サイズが大幅に増えることはありません
また
参照図形分解することはできません。挿入後にバインド(統合)した場合は分解できます。また通常のブロック参照と同様に,図面にアタッチする外部参照はネストすることもできます
レイアウト空間のビューポート内でも外部参照の操作をすることが出来ます


外部参照「INDEX」へ戻る



「ブロック参照と外部参照の違い」 2007共通

ブロック参照
通常のブロック参照では,同一ファイル内でブロック登録されたオブジェクト,もしくは外部ファイルに登録されているオフジェクトをブロック(またはファイル丸ごと)挿入(insert)できます。その際いったんファイル内にあるブロック定義テーブル(表示されないデータ領域)に属性が書き込まれ,現在の図面内にオブジェクトの情報が埋め込まれます。

「ブロックが作図ウィンドウに表示され過程」
同一ファイル内でオブジェクトをブロック登録 → ブロック定義テーブル → 作図ウィンドウ
外部ファイルからブロック挿入→ ブロック定義テーブル → 作図ウィンドウ

ブロックのメリツト
外部参照のようにバインド(統合)しなくても現在の図面データとして使える。外部参照のようにパスを管理せずに使えるなど,外部参照に比べて取り扱いが簡単。外部参照のように,変更内容が自動的に更新されないが,設計変更がある場合は,ブロックの再定義を利用して図面を更新すればよい。頻度が少なければ,操作はさほど面倒ではない。同じ図面やほかの図面で何度も使用される記号や図形など,オブジェクトの再利用に役立ちます。


外部参照
外部参照は,
ブロック定義の一種と見なすことができますが,ブロック定義テーブルに保存される通常のブロックとは違い,外部の参照ファイル図面を直接参照します。外部参照定義だけを図面にアタッチ内容を表示して外部参照ファイルとなるします
外部参照は
一種のリンク貼り付けで現在の図面に外部の図面の内容を表示アタッチする機能のことです。

「外部参照定義が作図ウィンドウに表示され過程」
外部参照 → 作図ウィンドウ

外部参照(ファイル)は内容を表示しているだけなので,参照ファイルが変更されるとXREF外部参照」コマンドで参照ファイル再ロードしたときや,次に現在の図面外部参照ファイルを開いたときに自動的に再ロードされ最新の変更内容が反映されます印刷するときも自動的に再ロードされます
なお,
外部参照としてリンクされるのはモデル空間のオブジェクトだけでペーパー空間上のオブジェクトは無視されます。(レイアウト空間の「ビューポート」内での外部参照の操作は出来ます。)
また通常のブロック参照と同じように,
別の外部参照を含む参照ファイルをリンクすることができます。したがって必要なだけ多数の参照ファイルをアタッチしてそれぞれに異なる位置尺度回転を指定できます何階層ネストもの参照ファイルを使った図面も作成することが可能です
外部参照にはそのほかにも
部分的にトリミングして情報を表示するなどの便利な機能もあります

外部参照のメリット
進行中の設計で作成中の現在の図面に変更の可能性がある外部図面参照ファイルを利用する場合に有効
例えば,建築の意匠担当者が平面図を描き,電気や機械設備担当者がその平面図を外部参照し,並行して配線,配管図を載せるなどの場合に威力を発揮する。


外部参照「INDEX」へ戻る



「外部参照機能の操作」 一部2007共通

はじめに
参照ファイル図面作成の留意
アタッチは参照ファイルデータの基点「0,0」(座標)で図面ファイルとして挿入されるので,挿入図形のアタッチの基点は0,0にすること
基点用に補助のオブジェクトを描いておいても良いでしょう補助のオブジェクトのレイヤー.サンプルの外部参照ファイルでのレイヤー名:「x_EV│check」)はアタッチ後に非表示にすることが出来ますが参照図形なので削除は不可ですバインド後も不可です。(煩わしい場合は,補助のオブジェクトを作図しないこと。)

以下エレベーター平面図関連の外部参照のサンプルDWGファイルですご自由にダウンロードしてください
ダウンロード →
xref_ev.zip  フォルダごとなので右クリックして「対象をファイルに保存」してください。必ずフォルダごと保存すること。収録ファイルは.ver2004で作成の「ev_s50.dwg」及び「xref_ev_attach_ev_s50.dwg」です。
DWFは,ビューアソフト「Autodesk DWF Viewer」をインストールしてある方はクリックすると表示出来ます。
アタッチする図面(参照ファイル) → ev_s50.dwg DWF
アタッチ先図面(外部参照ファイル)  → xref_ev_attach_ev_s50.dwg DWF


アタッチ挿入
現在の図面に
参照ファイル図面を表示するにはアタッチを実行します。アタッチの実行の操作には以下いくつかの方法があります。


.ver2007の
場合

2007から外部参照
(管理)の機能が強化されています
外部参照パレットを使用すると図面に関連付けられるすべてのファイル参照をアタッチ編成管理ができます。他,アタッチ解除 / 再ロード / ロード解除 / 開く / バインドができます
参照ファイルDWGの他アタッチされたDWFアンダーレイ読み込まれたラスターイメージをアタッチすることができます

外部参照パレット
前述の例のエレベーター平面図関連の外部参照のサンプルDWGファイルのパレット画面です。


 「外部参照パレットを表示
3通りの表示方法
メニューの「挿入」から「外部参照(N)」を選択。
メニューの「ツール」から「パレット」 → 「外部参照(N)」を選択。
XREFコマンドを実行


外部参照パレットでは,次のことができます。

1.アタッチ(挿入)
外部参照ファイルを開いてパレットを表示 → 「ファイル参照」ペインに外部参照ファイルだけが表示される → 上段のツールボタンDWGをアタッチ」をクリックして「参照ファイルを選択」を表示 → 参照ファイルを選択すると,「外部参照アタッチ」ダイアログボックス(これは通常のブロック挿入とほとんど同じ内容)が表示されるので各設定をしてOKをクリックして,画面上で挿入位置を指定する。
又は,「
XATTACH」(参照ファイルを選択)コマンドを実行しても同じです。挿入済みの外部参照の確認,及び操作や編集をする場合もこの方法です。

参照ファイルはフルパスで保存パス」(右端)に表示されます。「詳細」にも表示されます。パス外部参照」機能で重要です。

アタッチ解除 / 再ロード / ロード解除 / 開く / バインド共,「外部参照パレットで行えます。
ファイル参照」ペインで,参照ファイルを右クリックしてショートカットメニュー項目を選択

2.既存のファイル参照を管理
ファイル参照」ペインで,既存のファイル参照を管理できます。「ファイル参照」ペインは,ファイル参照バー右端のボタンで「一覧表示」または「ツリー表示」(外部参照の関係を表示)モードに切り替えることができます

3.詳細
下段の「
詳細」または「プレビュー」ペインで,個々のファイル参照の情報を確認できます。
バー右端の「
詳細」では,選択したファイル参照のプロパティが表示されます。
ボタン「プレビューで,選択したロードされている参照ファイル(例:x_EV)のサムネールイメージが表示されます。

他,以下「
外部参照ツールバーからも各コマンドを実行できます

左から
外部参照 / 外部参照をアタッチ / 外部参照をクリップ / 外部参照バインド / 外部参照フレーム / 外部参照ファイルを開く(Open) / 参照を閉じる / 参照編集を保存


※ 2007以降特に最新のバージョンではより効率的で使いやすくなっています


以下,
外部参照(XREF)の各操作の詳細です。(主に2004の場合ですが,基本的には2007と共通です

参照ファイルのアタッチ(挿入) / 解除 / レイヤについて

方法 1.メニューの「挿入」から「外部参照」を選択 → 「参照ファイルを選択」ダイアログボックスで,参照するファイルを指定して「開く」をクリック → 「外部参照アタッチ」ダイアログボックス(これは通常のブロック挿入とほとんど同じ内容)で各設定をして「OK」をクリックし,画面上で挿入位置を指定する。または,「XATTACH」コマンドを実行しても同じです。 挿入済みの外部参照の確認,及び操作や編集をする場合もこの方法です。

方法 2.メニューの「挿入」から「外部参照管理」(2007にはありません)を選択 → 「外部参照管理」ダイアログボックスで「アタッチ」をクリック → 「参照ファイルを選択」ダイアログボックスで,参照するファイルを指定して「開く」をクリック → 「外部参照アタッチ」ダイアログボックスで各設定をして「OK」をクリックし,画面上で挿入位置を指定する。または,「XREF」コマンドを実行しても同じです。

方法 3.DesignCenterを使って外部の図面を挿入。
DesignCenterを実行 → ツリービューで,挿入したい図面が格納されているフォルダを選択し,コンテントビュー領域で,挿人したい図面を右クリック 表示されたメニューから外部参照としてアタッチを選択する。

アタッチ後のレイヤの変化について  詳細へ移動 (同じウィンドウで移動)
現在の図面(外部参照ファイル/ホスト図面)とアタッチする図面(参照ファイル)に同じレイヤ名(例.LAYER3)がある場合,アタッチ実行後にレイヤ名にアタッチする図面の
ファイル(=ブロック)名(例.ev_s50)及び特殊文字」(縦線)が自動的に付けられ,レイヤのシンボル名(レイヤ名)が現在の図面と区別されます。
).
アタッチ前 → LAYER3
アタッチ後 → 
ev_s50│LAYER3


外部参照のアタッチを図面から解除する場合は「外部参照管理」ダイアログボックスで行います。

方法 .メニューの「挿入」から「外部参照」を選択 → ダイアログボックスで解除するファイルを指定して「アタッチ解除」をクリックして「OK」をクリック

外部参照をアタッチ解除すると,すべての外部参照コピーは消去され,外部参照定義が削除されます。ツリー表示と一覧表示から外部参照が削除されます。非グラフィックス情報(
画層や線種など)もすべて削除されます(元に戻る)。しかし,ネストした外部参照はアタッチ解除できません最上位レベルの外部参照が外部参照ツリー内で別の外部参照にネストしている場合もアタッチ解除はできません

参照ファイルの再ロード
参照ファイルを再ロードするとき,参照ファイルの最新の保存バージョンが図面に読み込まれ,参照定義が更新されて参照の現バージョンが確実にロードされるようになっています。
参照ファイルをロードするときに
ディマンド(要求)ロードがオンの場合,参照された図面または参照された図面コピーは現在のセッション(開示中)の間,開いたままになります。ディマンドロードされた参照ファイルが再ロードされるとき,システム変数XLOADCTLが「1」(=既定値=使用可)の場合,他からは参照図面(ファイル)にアクセスできません。システム変数XLOADCTLを「2」(=コピーを使用)に設定すると,参照ファイルの最新保存バージョンのテンポラリコピーがロードされます。
設定は「オプション」 → 「開く/保存」タブ → 「外部参照(XREF)」の「外部参照のディマンドロード(X)」のプルダウンリストから目的の項目(使用可 / 使用不可 / コピーを使用 )を選択しても出来ます。

参照ファイルのロード解除
現在の図面から
外部参照をロード解除すると図面は速く開き使用されるメモリ容量も少なくなります。外部参照定義は図面ファイルからロード解除されますが,参照図面へのポインタはそのまま残ります。外部参照は表示されなくなり,非グラフィックスオブジェクト情報は図面に表示されませんただし外部参照の再ロードによりすべての情報を復元することができます。システム変数XLOADCTL(ディマンドロード)が「1」(=既定値=使用可)に設定されている場合,図面のロード解除によってオリジナルファイルのロックが解除されます。
現在の図面編集では参照ファイルが必要なくても,最終印刷で必要な場合はロードを解除します。図面ファイル内のロード解除した外部参照を作業リストに保持しておき,
必要なときに再ロードすることができます

外部参照ファイルの保存
参照ファイルが挿入されたらファイルを保存し,AutoCADを終了する。

参照ファイルの編集変更
参照ファイルを開き,編集を加えて保存して終了する。
外部参照ファイルを開くと編集による変更が反映されていることがわかる。

参考).必見です
2004から新機能があり,
2007では更に便利になっています (同じウィンドウで移動)
外部参照ファイル(ホスト図面)から参照ファイルをすばやく編集(変更)できます
1.外部参照(参照ファイル)を別のウィンドウで開く
2.外部参照
(参照ファイル)部分をインプレイス編集する
相対パス
の使用柔軟性の高い相対パスを使用して外部参照をアタッチできます


アタッチと上書き
外部参照(参照ファイル)を含んだ図面を,さらにほかの図面に外部参照として挿入することもできます。
外部参照にはアタッチのときに,「参照タイプ」の欄(
※ 2007は外部参照アタッチ」ダイアログ)で「アタッチのほかに上書きを選択できます。上書きはこういった数段階の外部参照を行うときに意味がありますが,建築の設計図を作成する上での使用はあまり考えられないでしょう
「外部参照管理」ダイアログボックのスリストボックスの「種類」列にアタッチと上書きの区別が示されます。「ツリー表示」では外部参照の関係のみを表示し,詳細は表示されません。
上書きとして図面が既に挿入されている外部参照ファイルは,さらにほかの図面ファイルに外部参照(アタッチまたは上書き)として挿入された場合は,既に挿入されている上書きの図形は表示されません。つまり,
1レベル超えている外部参照は読み込まれないということです。


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「外部参照の注意事頃」 (一部2007共通

外部参照はたいへん便利な機能ですが,いくつかの注意事頃があります。

参照ファイルの位置を変更しないこと
外部参照で最も注意すべきことは
参照ファイルの位置保存場所)です。参照ファイルでメニューの「挿入」 → 「外部参照管理」(※ 2007は外部参照」→「外部参照パレット)で「外部参照管理」ダイアログボックスを開いてみてください。外部参照はリストボックスではアルファベット順に表示されます。リストボックスの参照名をクリックすると外部参照の位置が表示されます。参照ファイルの情報がフルパスで保存されています
この参照ファイルの
パスの位置が変更されると画面からオブジェクトは消えてしまいます。位置が変更されると,参照ファイルを開いた時にコマンドラインに「......が見つかりません」と警告が表示されます(「F2」キーを押すと表示される)。「外部参照管理」ダイアログボックスを開くと,リストボックスには参照名はあり,「保存パス」列には以前のファイル位置が残っていますが,「外部参照の位置」ボックスは非アクティブで空白です。参照名をクリックしてもフルパスは表示されません。「ツリー表示」も同様です。また画面の参照図形が表示されていた個所には,図形の代わりに文字でファイルの元の位置がフルパスで表示されます。
正常に表示されるようにするにはファイルの位置を元に戻して参照ファイルをあらためて開くと表示されます
またはファイルの位置を元に戻さなくても,「外部参照管理」ダイアログボックスで外部参照パスを変更することが出来ます。「外部参照管理」ダイアログで参照名をクリックして「外部参照の位置」ボックスをアクティブにし,「参照」をクリックします。つぎに「新しいパスを選択」ダイアログボックスで変更された新しいパスとファイル名を選択すると,リストボックスの「保存パス」列と「外部参照の位置」ボックスに,新しいバスとファイル名が表示されます。ただし,一度に変更できる外部参照パスは1つです。複数の外部参照を選択すると,パスオプションは使用できません。
また,外部参照パスを変更する他の方法としては,「外部参照の位置」ボックスでパスを編集してから,「パスを保存」を選択する方法があります。
「ネストした外部参照パスの変更の場合」については,AutoCADレギュラー版の場合はオフィシャルマニュアルP563〜560を参照してください(2004)。


他の人にファイルを渡す時
参照ファイルのパスはフルパスで保存されていますドライブ名が異なるだけでオブジェクトはまったく見えなくなってしまいます外部参照を使用した図面を他者に渡す場合は参照ファイルすべてを必ず同じフォルダに集めて渡しますe-トランスミット)。
完成の際,相手先がAutoCAD以外のCADの場合は,外部参照データの
バインドをし,リンクを解除して完全に結合(統合)したファイル(バインド)として渡すことが必要です。

e-トランスミット」とは
AutoCAD
2000i以降に標準で装備された「e-トランスミット」を使い,作成した圧縮ファイルを渡せば,ほぼ間違いなく図面を再現できます
操作
メニューの「
ファイル」 → 「e-トランスミット」を選択すると「転送セットを作成ダイアログボックスが表示される。「ファイルタブを選択すれば,現在の図面に関連するファイルがすべてリストアップされる。「OKをクリックすればこれらのファイルを一まとめにして自己解凍形式の圧縮ファイルにすることができる

※ 2007の場合のe-トランスミット」の「転送パッケージを作成」ダイアログ
(前述の例のエレベーター平面図関連の外部参照のサンプルDWGファイルの画面です。)





バインドとは
外部参照で定義されているブロックや画層などを現在の図面で利用することはできない。それらを利用するには,「
バインドオプションを使います。バインドとは外部参照のリンクを解除して現在の図面にブロック参照として取り込んで統合しまうことです。従って図形の属性は,アタッチ直後は「外部参照」ですが,バインド後はブロック参照に変わります分解することもできます

外部参照を図面にバインドすると,外部参照はその図面のオブジェクトとなり,
リンクが解除され,外部に参照されるファイルではなくなります。その図面の「ブロック挿入」ダイアログボックスの名前のリストにブロック(例→ev_s50)として追加されます。最終図面として外部参照全体を現在の図面に統合する場合も「バインドオプションを使用します。図形全体をバインドできます。
バインドには「個別バインド(B)」と「挿入(I)」があります。両者の違いは,非グラフィックスオブジェクト情報(ブロック,寸法スタイル,画層,線種,および文字スタイル)が現在の図面内で使用されているものと区別されるかどうかという点です。

個別バインド(B)」(XBIND)は外部参照すべてをバインドせず,アタッチ直後のレイヤ名の特殊文字」(縦線)の部分が「$x$」に置き換えられ,現在の図面の一部になります。「x」は,図面内の名前付きオブジェクトを上書きすることを避けるために自動的に増加される数字です。
).
バインド前 → ev_s50
LAYER3
バインド後 → ev_s50
$0$LAYER3
外部参照で定義(アタッチ)されていたときの画層シンボル名の
特殊文字」(縦線)の部分が「$0$」に置き換えられる。

挿入(I)」を選択した場合は,現在の図面(ホスト図面)とバインドする図面に同じレイヤ名がある場合,ブロック(ファイル)名は付きません。基になる図面(ホスト図面)のレイヤとバインドする図面のレイヤが一体となります。
例).
バインド前 → ev_s50
LAYER3
バインド後 → LAYER3
外部参照で定義(アタッチ)されていたときの画層シンボル名の
特殊文字」(縦線)及びブロック(ファイル)名が消える。

通常は個別バインドを使用すれば間違いはありません。ただこの場合,これらの従属シンボル名がどんどん増加していくことに注意してください。外部参照内で使用されていない個々の画層シンボル名も「画層プロパティ管理」ダイアログに表示されるので,外部参照挿入前に「purge」(削除)コマンドで整理しておくと良いでしょう。作図作業が終了しこれ以上修正を加えないと確定した場合は,「挿入のほうを選択しても良いでしょう

バインド個別バインドの操作
メニューの「挿入」 → 「外部参照管理」を選択し「外部参照管理」ダイアログボックスを表示する。リストボックスの参照先ファイルを選択し,「バインド」を選択する。「外部参照をバインド」ダイアログボックスで「個別バインド」を選択し,「OK」をクリックする。


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「外部参照ファイルと参照ファイルの両方を同時に並行して開くときの注意」 (2007と一部共通


外部参照ファイル(アタッチされているファイル)が開かれているときに,アタッチで挿入されている参照ファイル(アタッチファイル)を開こうとすると,「……は現在使用されているか読み込み専用です。読み込み専用で開きますか?。」(2007)という旨の警告が表示されますが,「はい」で開いても編集(変更)・保存は出来ません。保存しようとすると,「図面ファイルは書き出し禁止です」という警告が表示されます。参照ファイルだけを開いた場合は当然編集保存ができます

ですが,2004から新機能があり,2007では以下一部2004共通)更に便利になっています
外部参照ファイル(ホスト図面)から参照ファイルをすばやく編集(変更)できます
1外部参照(参照ファイル)を別のウィンドウで開く
2外部参照
(参照ファイル)部分をインプレイス編集する
相対パス
の使用柔軟性の高い相対パスを使用して外部参照をアタッチできます


外部参照ファイル(ホスト図面)から参照ファイルをすばやく編集(変更)できます。 
1外部参照(参照ファイル)を別のウィンドウで開く
ホスト図面(外部参照ファイル)で作業しているとき,アタッチされている外部参照を選択し,ただちに別のウィンドウで開き変更をすることが出来ます。適切な外部参照ファイルの格納場所を参照して開く必要はありません。

方法
アタッチされている参照ファイル部分を選択してコマンド「XOPEN」(外部参照を開く)を実行選択はコマンド実行後でも可)。
開いた後変更を加えて保存してファイルを閉じ外部参照ファイル(ホスト図面)で「外部参照パレットを表示 → 「ファイル参照」ペインで参照ファイルを右クリックして「再ロード(R)」をクリックすると,瞬時に参照ファイル部分が更新されます


2
外部参照(参照ファイル)部分をインプレイス編集する 2004〜2007共通)
外部参照ファイル
(ホスト図面)図面の内容を見ながらアタッチされている参照ファイルのわずかな変更が行えます
ホスト図面で作業しているとき,アタッチされている参照ファイル部分を選択して[
インプレイス参照編集] (REFEDIT[インプレイス参照編集]コマンド)を使用し,参照ファイル部分を変更することができます。 参照ファイルが別のウィンドウで開くわけではなく,代わりにホスト図面の内容を見ながら参照ファイル部分を変更することができます。図面間を往復する必要がないので,わずかな変更修正の時に便利です。
注意).編集する参照ファイルを他の人が使用している場合は,インプレイス参照編集はできません。インプレイス参照編集している間,他の人は,その図面を開けなくなります。
インプレイス参照編集はわずかな修正にのみ使用してください。大幅な修正が必要な場合は,参照している図面を開いて修正してください。大幅な修正を行うと,ファイルサイズが一時的に増大して再作図時間を長くさせることがあります。

インプレイス参照編集」ダイアログ 2004〜2007共通)
前述の例のエレベーター平面図関連の外部参照のサンプルの
参照ファイルの画面です。
magenta色のレイヤーは補助のオブジェクトのレイヤーcheck」です。
アタッチ後の
外部参照ファイルでは「x_EV│check」と表示されます。非表示にすることが出来ますが,削除は不可です。バインド後も不可です。(煩わしい場合は,補助のオブジェクトを作図しないこと。)




方法

メニューの「ツール」→「外部参照/ブロックのインプレイス編集」→「
インプレイス参照編集(E)」をクリックまたは「REFEDIT」コマンドを実行して参照ファイル部分を選択する。選択はコマンド実行後でも可。
インプレイス参照編集」ダイアログが表示される(左の上段図)ので各タブの内容を確認して「OK」をクリック → 「OK」をクリックすると,ファイルが旧式の場合,「……変更を保存した場合,……更新されます。」のメッセージが表示されますが,更に「OK」をクリック → 「インプレイス参照編集ツールバーが表示され,外部参照ファイル(ホスト図面)の画面で参照部分だけがハイライト表示で編集できるようになる(左の下段図)。 → 変更を加え,「インプレイス参照編集」ツールバー右端の「参照編集を保存」アイコンをクリック → 表示される保存するかどうかのメッセージで「OK」をクリック → ホスト図面の画面が通常の状態に戻る参照ファイルも変更されています

インプレイス参照編集ツールバー 2004〜2007共通)

右側の各ボタン : 左端から → 作業セットに追加 / 作業セットから除去 / 参照を閉じる / 参照編集を保存

注意).
大きな変更を行う場合は外部参照ファイルを開いてファイルを直接編集してください。 [インプレイス参照編集]を使用して大きな変更を行うと図面のサイズが非常に大きくなってしまう場合があります
(2004の場合だけなのか不明です。)



参考).2004の場合
アタッチされている外部参照を選択 (コマンド実行後でも可)してメニューの「修正」「外部参照/ブロック編集」→「インプレイス参照編集」クリック→「参照を識別」画面でファイルを選択して「OK」をクリック→「インプレイス参照編集」ツールバーが表示され,ホスト図面の画面で外部参照だけがハイライト表示で編集できるようになる→変更を加え,「インプレイス参照編集」ツールバーの「参照に対する編集を保存」アイコンをクリック→表示されるメッセージで「OK」をクリック → ホスト図面の画面が通常の状態に戻る。外部参照ファイルも変更されています。

外部参照ファイル
(ホスト図面) 2004〜2007共通)
前述のエレベーター平面図関連の外部参照のサンプルDWGファイルの画面です。
外部参照ファイル
の参照部分(ELV)だけがハイライト表示で編集できるようになる補助レイヤーx_EV│check」(magenta色)を非表示にしてあります。



パスについて

相対パスの使用柔軟性の高い相対パスを使用して外部参照をアタッチできます。 (2007と一部共通ですが2007はヘルプから相対パス,外部参照を参照してください。)
相対パスを使用して外部参照をアタッチし
ホスト図面を基準にして外部参照の場所を保存できます
以前は,ホスト図面に別の図面を外部参照としてアタッチするときは,
パスなしまたは,完全パスを使用してアタッチできました。 これからは,相対パスを使用して外部参照をアタッチすることもできます。

[パスなし]
パスを指定しないで外部参照をアタッチすると,ホスト図面のフォルダにある外部参照が最初に検索されます。 このオプションは,外部参照ファイルがホスト図面と同じフォルダにある場合に便利です。

[絶対パス]
絶対パスを使用して外部参照をアタッチすると,ホスト図面に外部参照の明確な場所(たとえば,C:\Projects\2004\Smith Residence\xrefs\Site plan.dwg)が保存されます。 絶対パスは,最も明確なパス指定である一方,最も柔軟性に欠けます。 プロジェクトフォルダを移動すると,絶対パスを使用してアタッチされた外部参照は見つからなくなります

[相対パス]
相対パスを使用して外部参照をアタッチすると,ホスト図面を基準にして外部参照の場所が保存されます。 このオプションが最も柔軟です。 ホスト図面を基準にした外部参照の場所が変更されない限り,相対パスを使用してアタッチされた外部参照は,プロジェクトフォルダを移動しても見つかります


上書きで挿入されている参照ファイルは,開いて編集保存が出来ます。
また
参照ファイルが開かれているときに外部参照ファイルを開こうとすると,同様な警告(2007は……は編集モードで開かれていますディマンド(要求)ロードできません代わりに完全読み込みが実行されます。」)が表示されますが,開いて参照部分以外の編集保存が出来ます
通常一人で外部参照ファイルと参照ファイル両方を管理している場合はどちらかのファイルだけを開いて作業しますがプロジェクト内で複数のメンバーで管理している場合は当然同時に並行して作業することがあります
そこで
外部参照ファイルが開かれていてもアタッチで挿入されている参照ファイルを他の人が編集可能な状態で開けるようにするには,「オプションでの外部参照のディマンドロードの設定を行います

設定
メニューの「ツール」の「
オプション」 → 「開く/保存」タブの「外部参照のディマンドロード(X)」で「コピー使用」を選択します。選択すると,AutoCADによって,外部参照ファイルのテンポラリコピーが作成されテンポラリファイルがディマンドロードされます
こうしておけばプロジェクト内の他のメンバーが外部参照図面を並行して編集することが可能になります
現在図面のメンバーが
コピー使用と設定するだけでなくプロジェクトのグループ内すべてのメンバーがコピー使用にしておくルールが必要ということです


参照ファイルの再ロードについて
参照ファイルを再ロードするとき,参照ファイルの最新の保存バージョンが図面に読み込まれ,参照定義が更新され,参照の現バージョンが確実にロードされるようになっています。
参照ファイルをロードするときに
ディマンド(要求)ロードがオンの場合,参照された図面または参照された図面コピーは現在のセッション(開示中)の間,開いたままになります。ディマンドロードされた参照ファイルが再ロードされるとき,システム変数XLOADCTLが「1」(=既定値=使用可)の場合,他からは参照図面(ファイル)にアクセスできません。システム変数XLOADCTLを「2」(=コピーを使用)に設定すると,参照ファイルの最新保存バージョンのテンポラリコピーがロードされます。
設定は「オプション」 → 「開く/保存」タブ → 「外部参照(XREF)」の「外部参照のディマンドロード(X)」のプルダウンリストから目的の項目(使用可 / 使用不可 / コピーを使用 )を選択しても出来ます。


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「外部参照と従属シンボルについて」 (一部2007共通

アタッチ後のレイヤの変化についてのおさらい
現在の図面(外部参照ファイル/ホスト図面)とアタッチする図面(参照ファイル)に同じレイヤ名(例.LAYER3)がある場合,アタッチ実行後にレイヤ名にアタッチする図面の
ファイル=ブロック(例.x_EV)及び特殊文字」(縦線)が自動的に付けられ,レイヤのシンボル名(レイヤ名)が現在の図面と区別されます。
). 2007の例です。
アタッチ前 → LAYER3
アタッチ後 → 
x_EV│LAYER3


アタッチされると,図面のグラフィカルなオブジェクト以外に,AutoCADの外部参照定義には,図面の名前付きオブジェクト(
従属シンボル)が含まれています。これには,画層線種寸法スタイルブロック文字スタイルがあります。そのすべての従属シンボルは,外部参照ファイル名(ブロック名)と特殊文字」(縦線)を接頭語にした,現在の図面の非グラフィックスオブジェクト情報に追加されます。たとえば,UnitAという名前の外部参照があり,DIM50という名前の画層がある場合,AutoCADは,従属画層を UnitA│DIM50として,図面の画層(従属画層以外の)のグラフィカルでないオブジェクト情報に追加します。
従属画層を現在の画層にして,ホスト図面内で新しいオブジェクトを作成することはできません。
従属画層は外部参照内で使用されていなくても画層プロパティ管理ダイアログに表示されるので外部参照挿入前にpurge」(削除)コマンドで整理しておくと良いでしょう

従属画層は,画層の表示状態,ロック状態,色,線種をコントロールすることができます。システム変数
VISRETAIN従属画層のプロパティをコントロールします。
既定値では,VISRETAINは「1」に設定されています。これは,現在の図面に設定されている従属画層のすべての属性は,次の図面セッション(開示)にも保持されるということです。ファイルを保存するか,またはXREF「外部参照」コマンドの「再ロード」オプションを使用する場合,従属画層の現在の画層の表示設定は現在の図面とともに保存されます。外部参照を再ロードしても,現在の図面で上書きした画層の設定が変化することはありません。
システム変数VISRETAINが「
0」に設定されている場合,変更は現在の図面セッション(開示)にだけ適用されます。つまり,次に図面を開いたときには,従属画層の設定はオリジナルの参照ファイルに最後に保存された設定に戻ります。

従属画層の表示状態ロック状態色及び線種の変更は通常の画層の操作と同じです
全ての従属画層の色を同じ色に変更したりすると,参照ファイルごとの色分けが出来ることになります。

外部参照のオブジェクト自体の画層外部参照画層をロックすることが出来ます
例えば,画層「layer4」に外部参照を挿入した場合,その画層「layer4」を「編集に対してロック」状態にすると,これによって作図中の誤った操作による位置や,尺度の不用意な変更などを回避することが出来ます。ロックの操作は,通常の画層のロックと同じで「画層プロパティ管理」ダイアログボックスで行います。

参考).
外部参照(参照ファイル)のオブジェクト自体は現在画層(外部参照画層)に挿入されますが挿入後に変更することも出来ます
外部参照(参照ファイル)のオブジェクト自体の画層(外部参照画層)を画層の管理で非表示にすると,オブジェクトには反映されず(表示状態),一般のオブジェクトの同じ画層が非表示になってしまいます。

「外部参照のログファイルの使い方」については省略します。

AutoCADレギュラー版の「
クリップ境界」(外部参照のクリップ境界を作成して,マスター図面内の外部参照ファイルの特定セクションのみを表示できる)及びAutoCAD LTの「システム変数XCLIPFRAME」については,それぞれのオフィシャルマニュアルを参照してください。


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「外部参照の応用例 : グループ設計を効率的に行う」 (2007共通

外部参照は多くの図面で共通の部分を一括で管理する場合に特に効果を発揮します。例えば
敷地図を作成し,それを外部参照として各階の平面図に挿入することもできます。こうしておけば,敷地に関する変更は敷地図のみに行えばすべての平面図に反映されることになります。異なる縮尺の図面をひとつの図面にまとめることも,外部参照により簡単に実現できます。図面枠はプロジェクトの名前や日付,人の名前など多くの部分が各図面共通です。これらに外部参照を利用すると作業が効率的に行えます。図面枠をレイアウトに挿入するときは図面枠用の画層を用意し,その画層で原点ヘアタッチします。

例 1).共同住宅設計で住戸別平面詳細図を組み合わせてホストの全体平面図を作成
マンション設計の場合,一般に
住戸平面詳細図をベースに設計を進める。住戸平面詳細図を外部参照として全体平面図に挿入すれば,平面詳細図に対する変更は全体平面図にも自動的に反映される
ポイント
各住戸の平面詳細図を作成するとき,後で挿入しやすいように通り芯の交点などわかりやすい位置を原点(0,0)に合わせて作成しておく。
ホストの全体平面図の通り芯を作成する。平面図と平面詳細図では縮尺が異なるので注釈(通り芯符号,寸法)などを作成しておく。
住戸別平面詳細図を外部参照として挿入した後に,画層を操作して必要な情報のみを表示する。外部参照の個々の画層は挿入先の画層(現在画層)とは別に扱うことができるので,不必要な画層を非表示にする。
住戸別平面詳細図作成のとき,便器,ユニットバスなど共通の部品を外部参照として挿入しておいても良い。住戸のタイプによっては,部品を回転して挿入すればよい。各部品の従属関係は,「外部参照管理」ダイアログボックスの「ツリー表示」で確認できる。

例 2).外部参照データを交互に取り込み複数の図面をレイヤごとに表示する機能を利用して設備や仕上げなどを躯体のデータと重ね合わせて総合図を作成してみる
(以下省略します)

例 3).フロア別に書いた図面を重ね合わせて各フロア間の食い違いを管理/修正する
ホスト図面に,1階から4階の図面を,挿入基点を一致させて外部参照で取り込む。
外部参照した各階図面の画層の色を一括変更して,食い違っている階を調べる。
図面の重ね合わせには,外部参照データを利用するための初期設定を行っておくと,データ変更を即座に再ロードできて効率的だ。
初期設定
メニューの「ツール」の「
オプション」をクリックして表示される「オプション」ダイアログボックスの「開く/保存タブの外部参照のディマンドロードコピー使用を選択する。

例 4).
階段室エレベーター及びエスカレーターなど外部参照図形に作業領域を設定しホスト図面内の特定挿入空間を利用する方法
階段室/トイレ/エレベーター/エスカレーター/エントランスホール/VIPルームなど,専門的な知識が必要な部屋や熟練した設計か求められる空間などの設計は,最初から業務分担しておくと良い。ホスト図面には外部参照の接続情報だけを入れておき,外部参照図形が入る位置には空白のスペースだけを配置しておく。業務分担した設計データが設計途中や完成時に,決められたフォルダに保存されると,元図の空白のスペースに自動的にこのデータが書き出される
大型プロジェクトの設計や生産設計図作成場面などで,業務の進捗状況および人数,能力に合わせた業務比重の変更が必要なとき,
作図範囲を外部参照図形に分割してテータ作成を行う。この場合,通り芯を区分境界にし,分割データを両方に入れておくと,データ合成位置がずれても修正が楽である。

例 5). 外部参照を使用した造園平面図を作成
造園図面は,敷地,建築,土木,設備などさまざまな図面を基に設計することが多い。基になる情報と作成すべき平面図を管理するには,レイヤを使用する方法もあるが,ファイルが1つのため作業分担が困難だったり,ファイルサイズが大きくなってしまう。
外部参照はレイヤで管理するよりも作図ファイル自体の容量が軽いため扱いやすい。また,参照する図面が変更された場合でも対応しやすいのが利点である。
造園平面図を作成
ファイルは,基本的に1ファイル1平面図とする。各ファイルは同じ大きさの図面枠で囲み,MOVE「移動」コマンドで図面枠左下を原点「0.0」に合わせておく。
作業が終了しこれ以上修正を加えないと確定した場合は外部参照ファイルをバインドし1つのファイルにする最終的なバインドは,「個別バインド」よりレイヤが一体となる「挿入」のほうが良いだろう。


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「小グループで外部参照を生かすポイント」 (一部2007共通

グループ内でのデータ保存先となる共有フォルダを決めたら,各パソコンからそのフォルダに対して「ネットワークドライブの割り当て」を行い,同じドライブ名を指定する。これは,ドライブ名を統一することによって,外部参照の保存パスがどのパソコンからでも同じになるようにするためである。

).グループ内の各パソコンから共有フォルダに割り当てるドライブ名を「X」とする。
マイコンピュータを右クリックしてネットワークドライブの割り当てを選択 共有にするドライブ」(Xを選択する。

刷刷スタイルテーブルの統一
印刷スタイルテーブルファイル,いわゆるペン設定ファイルは,グループ内での統一が必須である。参照先と参照元で異なる印刷スタイルを使っていると,意図したものとは異なる太さの線として出力されてしまうからだ。基準となる印刷スタイルテーブルファイルを決めたら,各パソコンの「Plot Styles」フォルダにコピーし,既定値の印刷スタイルテーブルとして指定するようにする。印刷スタイルテーブル「.ctb」(又は.stb)ファイルをコピーして,グループに配布すること。

挿入位置/尺度/回転の統一
建築/土木/測量系平面図などでは,
挿入位置0,0,0」,尺度1倍」,回転で統一する。これによって,公共座標系で作られたオリジナルファイルをアタッチした後も精度の高い座標系図面として使用でき,数階層にネストした場合でも精度は保たれる。また,これらを意図的に操作して,1つの外部参照から比率の異なる複数の図形を変更図などに応用することも可能だ。
設定は「外部参照アタッチ」ダイアログボックスで設定する。


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AutoCAD 各種操作情報,他  「INDEX」 へ戻る



 
ACAD_235   ( 忘れがちな基礎編 )  レギュラー版AutoCADの「グループ」機能について  (.ver2004〜2007共通 )

LTで作成した
名前のないグループをレギュラー版AutoCADで解除したい場合など

LTでは「グループを作成・グループを解除・グループ管理」という機能があり,簡単にグループを作成したり解除することができますが,レギュラー版AutoCAD(.ver2004〜2007)には何故かそのようなコマンドのメニューやアイコンがありません。レギュラー版では以下の方法でAutoCAD LTと同じような操作が行えます
コマンドラインに"
GROUP"と入力してコマンドを実行すると「オブジェクトグループ設定」ダイアログボックスが開きます。
このダイアログでグループを
作成したり分解解除)することができます。LTで作成した名前のないグループは,ダイアログ内にある「グループ ID」の項目で,「名前なしを含める」にチェックを付けることにより「グループ名」欄のリストからクリックして選択可能となります。選択した名前のないグループは,ダイアログ内にある「グループ変更の項目で分解解除)」することができます
LTと異なり,リストからの「Shift」や「Ctrl」キー併用の一括選択及びダイアログボックスの下方への引き伸ばしが不可で不便ですが。

参考).
起動コマンドボタンを作成する場合の
マクロの記述は以下です。
^C^C_ group

留意). 名前のないグループを何故解除したいのかについて,以下を参照してください
AutoCAD 業務の基本利用にご注意」 No 5. グループ機能 (同じウィンドウで移動)


AutoCAD 各種操作情報,他  「INDEX」 へ戻る



編集

 ACAD/LT_164  ( 忘れがちな基礎編 )   指定したオブジェクト以外を一気に削除  〈便利です〉 (.ver〜2007〜20**共通 )

「図面全体ズーム」を実行したときに,遠くに飛んでしまった作図ミスの極小の線などのオブジェクトも一緒に拾われて,目的のオブジェクト範囲だけを画面いっぱいに表示できないことがあります。極小のオブジェクトを探して削除するのは結構厄介です。このような場合は,
指定したオブジェクト以外を一気に削除する方法が効率的です。

方法
削除」アイコンまたは「erase」コマンドを実行 → “オブジェクトを選択”で「all」(全て)と入力して「Enter」 → 選択がアクティブ状態のまま再び “オブジェクトを選択”で「r」(=remove(除く)の rと入力して「enter」→ “除外するオブジェクトを選択”(=削除から除外して残すオブジェクト)と表示されるので,アクティブ状態のまま除外するオブジェクトを窓選択などで選択※ポイント)(Enterは必要なし)。

※ポイント). 除外するオブジェクトの選択では割り込みで図面全体や縮小等の各種ズームコマンドの操作ができます

なお,「all」の後で「Shift」キーを押さえながら残すオブジェクトを選択することもできますが,「r」を入力した方が右手だけで操作できるので便利でしょう。


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■ ACAD/LT_199  閉じたポリラインの不正形多角形図形の図心を求める方法  (.ver〜2007〜20**共通 )

どのような場合に利用するのかはともかく,
閉じたポリラインの不正形多角形図形の図心はリージョンリージョン/マスプロパティの機能で求めることができます参考.この機能は古くはLT98からあります。)
リージョン/マスプロパティの対象となるのはリージョンだけなので閉じた図形を「リージョン」コマンド(REGINO)にて「リージョン図形に変換することから始めます
なお,「リージョン」と「リージョン/マスプロパティ」のコマンドはカスタマイズのコマンド一覧にあります。

方法
. 閉じた不正多角形図形を用意 → プルダウンメニューの「作成」→「リージョン」(regino)(または同コマンアイコン )をクリック → 閉じた図形を選択 して「Enter」で リージョン図形に変換

. プルダウンメニューの「ツール」→「情報」→「リージョン/マスプロパティ」(massprop)(または同コマンアイコン )をクリックし,変換したリージョン図形を選択 して「Enter」 → テキストウィンドウが開き,図心絶対座標で表示)だけでなく,面積慣性モーメント※参考情報が表示される。コマンドプロンプトの “マスプロパティをファイルに書き出しますか?” で “「はい(Y)」” の「Yを入力し,開いた「質量と面積のプロパティファイルを作成」で,保存先,名前を確認して保存することができます。拡張子は「.mpr」です。なお,保存の操作は開かれたテキストウィンドウでもできます。
拡張子「
.mprファイルはクリックしてメモ帳(又はワードパット)で開けます。Wordでは一部不明文字が表示されます。

図心に図形を描いてみる
例:小さい円

円コマンドを実行 → マンドプロンプトで「.mpr」ファイルの図心の絶対座標X座標,Y座標を入力 → 半径(又は直径)を指定して「Enter」 → 図心に図形円が描かれる


).不正形多角形図形の他,以下各種閉じたポリライン及びスプライン図形等の図心を求めることができます
台形 / 直角三角形 / 二等辺三角形 / …他,スプライン図形等

).なお,リージョン化された図形を分解コマンドexplode)すると,通常の線分や元のスプライン等に変換されます


参考).各「リージョンコマンドについて
「リージョン」には,「リージョン 」(UNION),「リージョン 」(SUBTRACT),「リージョン交差  」(INTERSECT) のコマンドが有り,各種の図形の編集ができます。プルダウンメニューの「修正」→「リージョン」→「和」,「差」,「交差」からも実行できます。
2D図形(リージョン化された図形が前提)はもちろん3Dソリッドモデル等では各種の便利な編集加工ができます
なお,編集した図形を分解(コマンドexplode)すると,編集形状のままで通常の元の図形等に変換されます。


※参考).慣性モーメントとは
慣性モーメントとは、物体の「回転のしにくさ」を表したパラメータ(量)です。単位は[kg・m2]。
「回転させやすさ」をあらわす量(力のモーメント)の他に「回転しにくさ」を表す量も存在するというわけです。


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■ ACAD/LT_03  Word/Notepad(メモ帳)の文字列を貼り付ける方法  (.ver〜2007〜20**共通 )

AutoCADに貼り付けたい文書(文字)が作成してあるWord(/Notepad(メモ帳))ファイルを開きます。そのなかの貼り付けたい
文字列の範囲を選択し,クリップボード経由でコピーを実行します。
注意).AutoCADへの「貼り付け」が終了するまで,Word(/Notepad)は閉じないこと。画面の「最小化」はOKです。

Wordの場合はOLEとして「リンク貼り付け」(ダブルクリックしてWordで編集可)もできますが,以下の方法でAutoCAD上での文字列に変換することができます。(レギュラー版AutoCAD2007の場合です。LT2007は未検証です。
メニューの「
編集(E)」から「形式を選択して貼り付け」 → 表示されたダイアログで「貼り付け(P)」を選択し,「貼り付ける形式(A)」で「Unicode文字」(※参考)を指定して「OK」をクリック → 画面で挿入点を指定してクリック → 現在の文字スタイル/画層でマルチテキストとして貼り付けられる。分解すればダイナミック文字に変換できます。

※参考).AutoCAD上での文字列としては,「Unicode文字」以外の指定は分解されたり,文字化けして上手くいきません。
参考).AutoCAD LT2002では「テキスト」の指定でも上手くいきましたが。


Notepad(.txt)の場合は「貼り付け」(pasteclip)コマンドを実行するだけで現在の文字スタイル/画層で画面の指定位置にマルチテキストとして貼り付けることができます。分解すればダイナミック文字に変換できます。


参考).レギュラー版 AutoCAD2007ではテキストファイル(.txt)をファイルごと貼り付けることができます。以下を参照してください。
レギュラー版AutoCAD Express Tools 優れもの抜粋 「リモートテキスト」 ( AutoCAD 2004〜2007) (同じウィンドウで移動)
テキストファイル.txtを挿入して編集することができます


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作成

●  意外と戸惑うハッチング操作のおさらい (AutoCAD 2005〜2007〜20**)

独立したハッチングを作成する (.ver2006から)
「ハッチングとグラデーション」ダイアログの「
オプション」欄の「独立したハッチングを作成にチェックを入れると,複数箇所の各独立したオブジェクトとしてのハッチングを作成できます。


ハッチングの原点の変更 (.ver2006から)
ハッチングの原点」欄でハッチングパターンの原点にする点を指定して,ハッチングの配置を変更することができます。以下,各種のことができます。
現在の原点を使用
新しい原点を設定
    クリックして新しい原点を位置

    境界範囲を既定値に設定 → プルダウンリストから設定
    原点の既定値として保存

作成後でもハッチングの原点を変更することができる
→ ハッチング編集「
hatchedit」コマンド実行 → ハッチングオブジェクトを選択 → ハッチング編集ダイアログで「クリックして新しい原点を指定」ボタンをクリック → 画面上で原点を指定 → ハッチング編集ダイアログで「プレビュー」を確認してOKをクリック。


自動調整がOFFの状態をONにするには (.ver2006から)
うっかり「自動調整」がOFFでハッチングしてしまったときは,
作成後でもONに変更することができます
→ ハッチング編集「
hatchedit」コマンド実行 → ハッチングオブジェクトを選択 → ハッチング編集ダイアログで「境界を再作成」ボタンをクリック → コマンドラインプロンプト「境界オブジェクトのタイプを入力……」…<ポリライン>に対して「Enter」 → 「ハッチングを新しい境界に対して……」…<Y>に対して「Enter」 → ハッチング編集ダイアログで「追加:オブジェクトを選択」ボタンをクリック → 新規境界が閉じたポリラインで重複編集状態で追加作成されるので「Enter」() → ハッチング編集ダイアログでOKをクリック(「自動調整がONになる) → 元の境界を削除(「自動調整」はONのままです)。
これで「
交差窓選択」又はグリップによるストレッチコマンド(stretch)が利用できるようになります。
).ここで元の境界共に「交差窓選択」してしまうと,元の境界が「自動調整」ONになります。重複の新規境界の方が削除の対象になります。


自動調整がOFFの状態の境界が変わったときハッチング範囲も追従して変更する場合 (.ver2006から)
→ ハッチング編集「
hatchedit」コマンド実行 → ハッチングオブジェクトを選択 → ハッチング編集ダイアログで「境界を再作成」ボタンをクリック → コマンドラインプロンプト「境界オブジェクトのタイプを入力……」…<ポリライン>に対して「Enter」 → 「ハッチングを新しい境界に対して……」…<Y>に対して「Enter」 → ハッチング編集ダイアログで「追加:オブジェクトを選択」ボタンをクリック → 画面上で変更の境界及び元の境界共に交差窓選択」して「Enter」 → ハッチング編集ダイアログでOKをクリック(「自動調整がONになる) → 元の境界を削除(「自動調整」はONのままです)。
これで「
交差窓選択」又はグリップによるストレッチコマンド(stretch)が利用できるようになります。



( 忘れがちな基礎編 ) 
ハッチングオブジェクトを選択すると領域境界も選択されてしまう場合について
「ツール」-「オプション」より「選択」タブにある「選択モード」の項目を確認します。「
自動調整ハッチングにチェックが付いていると,「ハッチングとグラデーション(.ver2004から)」ダイアログの「オプション」(自動調整/独立したハッチングを作成)の設定如何にかかわらず,ハッチング作成後に編集しようとしてハッチングを選択するとハッチング領域(境界)のオブジェクトが一緒に選択されるようになります(留意)。ハッチングだけを選択できるようにするには「自動調整ハッチングのチェックを外します

「オプション」の「選択」タブの「選択モード」
← チェックを外しても「ハッチングとグラデーション」ダイアログの「オプション」の「自動調整を働かせることができます

留意).ハッチングだけを選択する場合は,ハッチングを選択時に「Shift」キーを押さえながら境界ラインを選択除外することができます。 (.ver〜2007〜20**共通 )



ハッチングをトリムする (.ver2005から)
ハッチングオブジェクトは,他のオブジェクトと同じようにトリムできます。
「修正」メニューから「
トリム」を選択(又はコマンドtrimを実行)します。切り取りエッジを選択し,次にハッチング領域のトリムする部分を選択します。
自動調整がONでハッチング領域が閉じたポリラインの場合切り取り後の切り取りエッジを拡張方向へ移動するとハッチングは移動に伴って自動調整されます
なお,「延長」コマンドは動作しません。


ハッチングオブジェクトにOスナップが効くようにする設定
ハッチングオブジェクトにOスナップが効くようにする設定することができます。
オプション」ダイアログを開く → 「作図補助」タブの「オブジェクトスナップオプション」欄の「ハッチングオブジェクトを無視のチェックを外す


( 忘れがちな基礎編 )  ハッチングのプレビュー操作について
.ver2004から ハッチングまたはグラデーション塗り潰しをプレビュー中に右クリックするか「Enter」を押すと,プレビューを受け入れる(決定)ことができるようになりました。プレビューを受け入れたくないときは,左クリックするか「Esc」を押して「境界ハッチングと塗り潰し」ダイアログボックスに戻り,設定を変更できます。


注意)..ver2004からのグラデーション塗り潰しハッチング機能について
このグラフィックス機能で作図・保存したファイルは,例え2004以前のAutoCAD/LTバージョンで保存したとしても同機能を備えていないバージョンでは開かない方がよいでしょう特にレギュラー版AutoCADで開いて印刷しようとするとフェータルエラーとなりパソコンがフリーズすることがあります


ダブルクリック編集モードをオンにしておくと,ハッチングオブジェクトのダブルクリックで[ハッチング編集]ダイアログボックスが表示されます。オブジェクト全般の編集の必須設定です。
■ 004  ( 忘れがちな基礎編 )  オブジェクトをダブルクリックして編集について (.ver〜2007〜20**共通 ) (お勧めの必須設定) (同じウィンドウで移動)


参考).ハッチングの縦横のサイズの修正ができる優れものマクロが以下に在ります。
☆☆ LT_51    YまたはX方向拡大縮小 (同じウィンドウで移動)
意外な利用 その2
作成済みの
ハッチングの縦横のサイズの修正でも動作します
・・・・・・


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 ACAD/LT_213  ( 忘れがちな基礎編 )   ポリラインの幅を設定するシステム変数「PLINEWID」 /  「分解」について (.ver〜2007〜20**共通 )

ポリライン(及び閉じたポリライン)作図の時,コマンドライン(コマンドプロンプト)で
ラインの幅W)を設定できますが,
ポリラインの幅を設定するシステム変数PLINEWIDの値(初期値:0.0000)でも設定できます。初期値「0」が幅のないポリラインです。値を「100」などに設定するとライン幅「100」で作図できます。実行型システム変数とでも言えるでしょう。
設定した値は,書き替えない限りは「.dwg」ファイルに保存されます。「0」に戻したいときは,「ポリライン編集」または「オブジェクトプロパティ管理」コマンドでも行えますが,いずれも保存されている「PLINEWID」の値は元には戻りません。
元に戻す場合はポリラインコマンドを再度実行してオプションの(W)を「0」に設定して再作図する方法もありますが,コマンドラインに「PLINEWID」と入力して値を0にする方が効率的です。
又,幅を設定したポリラインは 「分解」 コマンドを実行すると幅「0」の一般の線分に変換されますが,やはり「PLINEWID」の値は元には戻りません。

ポリラインの幅を元「0」に戻したり,新たな幅の設定は作図では結構行います。その都度の「PLINEWID」の入力は煩わしいので,カスタマイズでコマンドを新規作成してツールバーの「ポリライン」コマンドのフライアウトなどへ追加しておくことお勧めします
コマンドのマクロの記述^C^C_plinewid」です。

留意).作成は他のコマンドをコピーして編集しないこと。コピー元のコマンドと共におかしなことになりがちです。必ずコマンド及びイメージボタン共にコマンド一覧」で「新規作成」すること。
おかしなことになったときに元に戻す方法が以下にあります。
No 22. カスタマイズしたAutoCADを復元する方法  (例 :Windows 7 pro   AutoCAD 2007の場合) (同じウィンドウで移動)
要約は記載のポイントの以下です。
又,コマンドやメニューの追加カスタマイズで妙な具合になったとき(操作のちょっとした誤りで起こります),バックアップの.cui」/.mnrファイルだけを上書きしても元に戻すことができますこれは特に覚えておきましょう


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  ACAD/LT_117  ポリライン編集の 「フィットカーブ」/ 「スプライン」,他「ポリライン化」,等「PEDIT」の便利な機能について   (大変便利です) (.ver〜2007〜20**共通 )

ポリライン編集(修正)コマンドpedit)のオプションに「スプライン(S)」と「フィットカーブ(F)」という機能があります。これは文字通りカーブをフィットさせたりスプライン化して,ポリラインを滑らかに編集する機能です。例えば不整形な池の形や築山などのコンターラインを,とりあえずデフォルメされた輪郭の図形をポリラインでざっと描いて, 「スプライン(S)」と「フィットカーブ(F)」を実行すると,輪郭が滑らかに編集されます。
ポリラインの形状によりますが,目的によっては「
スプライン(S)」の方がより滑らかに編集されます。実行して思い通りにフィットまたはスプライン化されない場合は,オプションの「カーブ解除(D)」で元に戻すことができます。
その他,ちょっとコツが要りますが,
ラスターデータから変換されたベクター図形の地図の建物輪郭,道路などのポリラインの修正にも有効です。

実行方法
メニューの「
修正」 → 「オブジェクト」 → 「ポリラインをクリック(又はコマンド「pedit」)してポリラインを選択 → コマンドラインのオプション「スプライン(S)」の「S」又は「フィットカーブ(F)」の「F」を入力して「Enter
元に戻す場合は,再び実行してオプションの「カーブ解除(D)」の「D」を入力して「Enter」

,「pedit」の便利な機能).
実行するとコマンドプロンプトには「ポリラインを選択または[一括(M)]」と
表示されます → 線分等をクリックするとポリラインに変更しますか?」とオプションが表示され,デフォルト(規定値)の〈Y〉(=はい)で「Enter」すると線分をポリラインに変更できます → 続けて各種のオプションが表示されます → 「幅(W)」の「W」の入力では,作成済みのポリラインの幅を変更できます。他,「閉じる(C)」/「開く(O)」(閉じる前の状態に戻す)なども便利です。

なお,ポリライン編集」のコマンド(pedit)は,メニューの他にカスタマイズのコマンド一覧にもあります。業務上頻繁に使う方はツールバーの「ポリライン」コマンドのフライアウトなどへ追加しておくと良いでしょう。お勧めです

又,ダブルクリック編集モードオンにしておくと,ポリラインのダブルクリックでポリライン編集」状態になります。この機能は大変便利です。設定は以下を参照してください。オブジェクト全般の編集の必須設定です。
■ 004  ( 忘れがちな基礎編 )  オブジェクトをダブルクリックして編集について (.ver〜2007〜20**共通 ) (お勧めの必須設定) (同じウィンドウで移動)


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■ ACAD/LT_172  ( 忘れがちな基礎編 )   「スケッチ」コマンドをポリラインで実行するには (.ver〜2007〜20**共通 )

利用することは稀でしょうが,
.ver2007に「スケッチ」(コマンドsketch)という機能がありますが,何故かメニューの「作成」には無く,カスタマイズのコマンド一覧にも有りません。推奨していないのか衰退しているのかは不明ですが,「スケッチコマンドをポリラインで実行」のシステム変数SKPOLY」の値を「1」に設定するとポリラインで描くことができます。値「0」は通常の線分です。覚えておくと良いでしょう。
なお,「
SKPOLY」はコマンドとして,カスタマイズのコマンド一覧にはありますが,システム変数のためなのかアイコンのイメージはありません。


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■ ACAD/LT_173  ( 忘れがちな基礎編 )   「らせん」コマンドについて (.ver〜2007〜20**共通 )

.ver2007の初期設定の「メニュー」の「作成」に「らせん(X)」というコマンドがあります。2Dまたは3Dの開いた渦巻き形状(スパイラル)を作成します。
3Dではお馴染みのスプリングやコイルなどのオブジェクトを作成するSWEEP[スイープ]コマンドのパスとしても使用されています。
2Dで利用することは稀でしょうが,以前古い西洋建築様式の銀行の改修設計で,円柱の柱頭に
渦巻き模様の装飾古代ギリシャの建築様式の一つの「イオニア式」(細い柱と柱頭にある渦巻き模様の装飾)などがありました。「らせん」コマンドの存在をすっかり忘れていて,ポリラインコマンドで円弧を工夫しながら描くなど四苦八苦した経験があります。
らせん2D図形はそのままでは利用しづらく,目的によって作図後に分解(explode)して編集が必要でしょうが,らせん作図の操作は覚えておくと良いでしょう。
社寺建築の作図で苦心する「げ魚」の渦巻き,鬼瓦の経の巻き,平唐草瓦の瓦当や持送りの渦巻き図形等にも編集して応用できるでしょう。

操作はコマンドラインに「
Helix」と入力して,指示(プロンプト)の通り行います。オプションで渦巻きの底面の直径(D)」,上面の直径(D)」,「旋回数(T)」,「旋回間の高さ(H)」や「回転方向(W)」などを指定できます。2次元の作図では「らせんの高さを指定」で「0」と指定します。作成後のらせん図形は,三角形のグリップを掴んで縮小/拡大がドラッグ操作できます。「オブジェクトプロパティ管理」([プロパティ]パレット)を表示して各オプションを変更することもできます。

らせん図形を
分解して加工編集
分解(explode)して,複数のグリップを掴んでのドラッグや「ストレッチ」(stretch)コマンドで図形を微妙に変形することができます。トリムしてパーツとして利用してもよいでしょう。また,「 YまたはX方向拡大縮小」コマンドで図形を扁平にするもできます。他のコマンドでは作図が困難な図形を作成することができます。様々に試してみてください。

参考).「
YまたはX方向拡大縮小」コマンドは大変重宝で優れもののマクロです。作成しておくことを勧めます。以下を参照してください。
☆☆ LT_51    YまたはX方向拡大縮小 (LT用 (/レギュラー版でも動作可)) (作成:古川也寸志氏) 〈大変重宝で優れものです〉 (同じウィンドウで移動

参考)
「らせん」コマンドのボタン(アイコン)を新規作成する場合のマクロの記述は「^C^C_helix」です。


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●  強化され続ける3D機能 (レギュラー版 AutoCAD専用 :2007の場合)
2007以降ではより強化されています

INDEX

1. 3Dモデリング補助機能

全般的な機能強化

■  007 3D移動

■  008 3D回転 

2. グリップを操作して3Dモデルを変形

3Dソリッドプリミティブ

サーフェス

■  016 ウォークスルー/フライスルー (概略)

■  017 アニメーション (概略)


■  006 3Dソリッドモデルで映えるカラーサンプル

1.機械,建築設計の3Dソリッドモデルで映えるカラーサンプルです。アンダーライン付きのカラーNoはお勧めです。
2.その他のカラーサンプルです。アンダーライン付きのNoはお勧めです。


3D建築設計ソリッドモデル例

3Dの作業ではレイアウトの利用は必須で,威力を発揮します。以下を参照してください。
AutoCAD業務の基本  → No 6. レイアウト空間の利用 (同じウィンドウで移動)

瞬時に設定できるようにシステム変数値のコマンド一覧をメニューの「ヘルプ(H)」などにサブメニューとして作成しておくと効率的で安心です。
ACAD/LT_010   システム変数値のプルダウンメニューを作成 (作成おすすめです)の下段を参照してください。 (同じウィンドウで移動)




以下,詳細

1. 3Dモデリング補助機能 (.ver2007から)

全般的な機能強化 (「ヘルプの「新機能ワークショップ(N)」より)

新しいまたは強化されたモデリング補助機能により,3Dモデルでのオブジェクトの作成,編集がさらに簡単になりました。主に次の点が強化されています。
新しいダイナミックUCSモード
大幅に強化された矩形状グリッド
直交モード,極トラッキング,オブジェクトスナップトラッキングに追加された3Dサポート

新しいダイナミックUCSモード (「ヘルプの「新機能ワークショップ(N)」より)
 
ダイナミックUCSを使用すれば,手動でUCSの方向を変更しなくても3Dソリッドの平面上にオブジェクトを作成できます。
コマンドの実行中にダイナミック UCS をオンにして、カーソルを3Dソリッド(オブジェクト)の平面上に移動すると、ダイナミックUCSにより,一時的に(実行中のコマンドを終了するまで)UCSのXY平面が3Dソリッドの平面と位置合わせされます。
隠線の平面上(裏面)への位置合わせはできません。
ダイナミックUCSがオンのときは,点の指定と,極トラッキングやグリッドのような作図補助ツールは,すべてダイナミックUCSにより設定された一時的なUCSが基準になります。

ダイナミックUCSをオンにするには,ステータスバーの「DUCSボタンをクリックします。又は,「Ctrl」キーを押さえながら「D」」キーを押す。
再度[Ctrl]+[D]キーを押してダイナミック UCS をオフにすると、グリップ ツールの方向は静的 UCS と同じになります。

参考).この機能はサーフェスでは動作しません。ソリッドの場合だけです。

類似項目 ■007 3D移動  ■008 3D回転  参照  (同じウィンドウで移動)
ダイナミックUCSを使用する (例 :円柱 (「ヘルプの「新機能ワークショップ(N)」より)

操作).
1.「ダッシュボード」のソリッド「
円柱」ボタンをクリックします。
2.
カーソルを3Dソリッドの目的の平面上に移動します。UCSが,一時的に面の方向に切り替わります
3.
円柱の底面の中心点半径高さを指定します。
X軸の方向はカーソルを移動した面のエッジと平行になります。



ダイナミックUCSと3Dソリッドを使用できるように強化された
ALIGN位置合わせコマンドを使用すればすばやく効率的にオブジェクトの位置を変更したりUCSの方向をオブジェクトの平面の方向と一致させることができます (「ヘルプの「新機能ワークショップ(N)」より)
   
また,ダイナミックUCSをUCS「UCS管理」コマンドとともに使用すれば,3Dで新しいUCSを指定する際の操作ミスを大幅に減らすこともできます。




■  007 3D移動

:「3D移動」 3dmove

表示スタイルとして[2Dワイヤフレーム]が設定されているビューポートで作業している場合、[3D移動]及び[3D回転]コマンドを実行すると、このコマンドの間だけ一時的に表示スタイルが[3Dワイヤフレーム]に変更されます

準備として[Ctrl][D]キーを押して
又はステータスバーのDUCSボタンをクリックダイナミック UCS をオンにします 

操作
).
3dmove
3D移動コマンドを実行又は同アイコンをクリック → オブジェクトを選択して[Enter](又はマウスを右クリック) → オブジェクトがアクティブになって移動軸(X,Y,Z)が表示される移動軸で目的の基点にマウスを当てると3DダイナミックUCSも表示される(表示されない場合は基点を行ったり来たりすると表示されます) → 基点を指定してクリック(又は移動距離(X,Y,Z)を入力)して目的の移動軸(例:X軸の赤)にマウスを当てると移動軸の色が黄土色に変わって移動軸のトラッキングライン(例:X軸の赤)が表示される → 「移動距離(D)」<移動距離>:目的点を指定または<基点を移動距離として使用> → <基点を移動距離として使用>で目的の移動軸(例:X軸の赤)をクリック → 移動軸のトラッキングラインが固定で表示されトラッキングライン上でオブジェクトが移動可能状態になる移動位置をクリック又は移動距離を入力して移動完了

グリップ ツールの位置を決める前に再度[Ctrl][D]キーを押してダイナミック UCS をオフにするとグリップ ツールの方向は静的 UCS と同じになります



■  008 3D回転

:「3D回転」  3drotate

表示スタイルとして[
2Dワイヤフレーム]が設定されているビューポートで作業している場合、[3D移動]及び[3D回転]コマンドを実行すると、このコマンドの間だけ一時的に表示スタイルが[3Dワイヤフレーム]に変更されます

準備として[Ctrl][D]キーを押して
又はステータスバーのDUCSボタンをクリックダイナミック UCS をオンにします

操作
).
3drotate3D回転コマンドを実行又は同アイコンをクリック → オブジェクトを選択して[Enter](又はマウスを右クリック) → オブジェクトがアクティブになって回転軸(X,Y,Zの輪)が表示される回転軸で目的の基点(例:端点)にマウスを当てると3DダイナミックUCSも表示される(表示されない場合は基点を行ったり来たりすると表示されます) → 基点を指定してクリックで回転軸が固定されて一瞬ダイナミックUCSが基点に移動して表示される → 目的の回転軸(例:X軸の赤)にマウスを当てると回転軸の色が黄土色に変わって回転軸のトラッキングライン(例:X軸の赤)が表示される → 目的の回転軸クリックして角度の始点(例:基点の端点)をクリック角度の終点をクリックして(又は角度を入力)回転完了
参考).従来からのコマンドとして同類の「3D回転」
rotate3d があります。

グリップ ツールの位置を決める前に再度[Ctrl][D]キーを押してダイナミック UCS をオフにするとグリップ ツールの方向は静的 UCS と同じになります
  




大幅に強化された矩形状グリッド (「ヘルプ」の「新機能ワークショップ(N)」より)

シェーディングまたは3Dワイヤフレーム表示スタイルを選択すると
グリッドがドットグリッドからグリッド線を使用した矩形状グリッドに変わります。新しいグリッドにより,3Dでのモデルの方向がより把握しやすくなりました
線グリッドは透視図にも対応しており,主グリッド線と副グリッド線を表示したり,色を変更することもできます。また,拡大ズームや縮小ズーム時には自動的にグリッド間隔がコントロールされます(最適化グリッド)。

解説補助).
自由オービット」(旧3Dオービット)を実行して「表示補助」で「グリッド(G)」を選択すると,旧ドットグリッド表示が矩形状グリッド(ワイヤーメッシュ状)に変わります。「F7」キーでも表示されます。表示されると「作図補助設定」の「グリッドオン(G)(F7)」にチェックが付いてオンになります。再度の「F7」キーでオフになります。




3D作図補助機能を使用する (「ヘルプの「新機能ワークショップ(N)」より)

新しい
3Dモデリング補助機能を使用すれば,3Dモデルでのオブジェクトの作成,編集が非常に簡単になります。
3Dモデリング用に,次のツールが強化されています。
グリッドの設定
Z方向のトラッキング
Z方向の直交モード
ダイナミックUCSを使用したオブジェクトスナップ動作
 



 

直交モード,極トラッキング,オブジェクトスナップトラッキングに追加された3Dサポート (「ヘルプの「新機能ワークショップ(N)」より)

AutoTrack極トラッキングおよびオブジェクトスナップトラッキン)を使用することでXY平面上だけでなくZ方向にもトラッキングできるようになりました
同様に
直交モードをオンにしているときにカーソルの移動をZ方向に制限することもできます

解説補助).
3Dワイヤーフレーム又はシェーディングしたオブジェク(直方体ソリッド又は直方体サーフェスを選択するとオブジェクにグリップが表示され,3DUCSが移動軸に変わり,目的の移動軸をクリック選択すると移動軸のトラッキングラインが固定で表示されトラッキングライン上でオブジェクトが移動可能状態になる → 移動位置をクリック又は移動距離を入力して移動できる。移動後は移動軸が3DUCSに戻ります。








 

類似項目 ■007 3D移動  ■008 3D回転  参照  (同じウィンドウで移動)




3Dソリッドモデルには,オブジェクトスナップ位置として使用できる場所が非常に多くあります。ダイナミックUCSをオンにしているときに簡単にモデリングできるように,「オプションダイアログボックスで3Dソリッドの後面に対するオブジェクトスナップを無視するオプションを設定できます

オプションの最下段の左の「
オブジェクト スナップ オプション」の設定
 


強化され続ける3D機能 INDEX に戻る




2. グリップを操作して3Dモデルを変形

3Dソリッドプリミティブを作成する (primitive :本源的な/根本の)

3Dソリッドプリミティブがさらに簡単に作成できるようになりました。ソリッドプリミティブ
(基本形状)は,直方体円錐円柱角錐などのような最も単純な形状のソリッドです。

例).

  :「直方体」 box ソリッド 
1. 画面を「南東等角図」等に切り替える。  「表示」 → 「3Dビュー」 → 「南東等角図」

コマンド「box」を実行。 (レイヤの色:White)
実行時は直交モードになります。
magentaのラインは補助線(平面図等)です。No1,2,3は操作順序です。

コマンド: _box
最初のコーナーを指定 または [中心(C)]:
別のコーナーを指定 または [立方体(C)/長さ(L)]:
高さを指定 または [2 点(2P)]:

 
 
直方体の底面は,常に現在のUCSのXY平面に平行です。
参考).レンダリング

     
プリセット:プレゼンテーション
光源:未設定

グリップを操作(ストレッチ)して変形できる。
Z(±)方向へ変形

 

 
 X(±)方向へ変形

  X,Y(±)方向へ同時変形

 
留意).サーフェスのように角のグリップを摑んでの不整形な立方体へのストレッチはできません。

プリミティブソリッド その他の各種グリップ例

  :「球」 sphere ソリッド   :「円柱」 cylinder ソリッド   :「円錐」 cone ソリッド
 (オプションの[楕円形(E)]を指定)
変形 :サイズ

  
変形 :底面の半径/高さ


       

  
変形 :最初の軸の端点/
2番目の軸の端点/高さ

  
変形 :底面の半径/上面の半径/高さ


  




サーフェス

サーフェスモデルは,3Dオブジェクトのエッジ及び面で構成されます。エッジだけでなく,その表面も定義するという点で,ワイヤフレームよりも高度なモデリングです。また,グリップ編集が可能なので,基本図形(直方体,くさび,円柱など)を作成して不整形に変形することができます。「ストレッチ」コマンドと併用して使用すると作業が能率的です。AutoCADのサーフェスモデラでは,ポリゴンメッシュの使用により,面分化した表面が定義されます。

例).

  :「直方体」 ai_box サーフェス

(出来上がりはポリゴンメッシュです。)
1. 3D(又は2D)の画面でコマンドを実行。

コマンド: _ai_box
コーナーを指定 - 直方体:
(自動的に直行モードがON)
長さを指定 - 直方体:
500(直行モードに沿って)
直方体の幅を指定 または [立方体(C)]:
250(直行モードに沿って)
高さを指定 - 直方体:
1000
Z 軸の回りの直方体の回転角度を指定 または [参照(R)]:
0

       
           レンダリング  シェーディング
          (光源未設定) (エッジモード:なし)

グリップを摑んでの操作でストレッチができる。stretchコマンドも可能。

 

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■  016 ウォークスルー/フライスルー (概略)

ウォークスルーとフライスルーのコマンドの各種アイコン

新機能の3Dウォークスルー 及び3Dフライスルーモード では,矢印キーなどの一連のショートカットキーを押すことで,作成したモデルをウォークスルー又は
フライスルーができます。これは,ビデオゲームにおける3Dワールドのナビゲーションと非常によく似ています。
ウォークスルー/フライスルーモードでナビゲーションを行うには,キーボードとマウスを使用します。キーボードの指示でモデル内を移動し,マウスを使って視点を変更します。

矢印キーを使用してカメラを前後左右に移動したり,マウスを使用してカメラの目標を変更することができます。

モデルをウォークスルーすると,XY 平面に沿って固定された高さで移動することができます。 モデルをフライスルーするとXY 平面に拘束されないためモデル内の領域の上方を飛行」しているように見えます。
「ウォーク/フライスルー」は,表示が透視投影3D透視図)の設定で動作します。平行投影(2D等角図)では動作しません。又,レンダリング状態では動作しません。

 
始めにコマンドアイコン 又はコマンド[walkflysettings]を実行して[ウォークスルーとフライスルーの設定](ダイアログボックス)を行います。
ウォークスルー モードおよびフライスルー モードの設定を指定します。以下,です。
[ウォーク/フライスルーのステップ サイズ] :100
[1秒当たりのステップ数] :30
位置ロケータを使用すると,ウォークスルーまたはフライスルー ナビゲーションモードのときに、3D モデルの平面図での位置が表示されます。


[
位置ロケータ」画面でのドラッグでも始点を変更できる。
[位置ロケータ]ウィンドウはタイトルにカーソルを当てて移動することもできます。
以下,上記[位置ロケータ]ウィンドウでのウォークスルー(又はフライスルー)用リアリスティクシェーディング画面の例です。
解説用の概略図です。

Redのラインはアニメーション
用移動パスです。パスを使用しない場合は不必要です。)


留意).上記のような表示(建物グレーと床ブラック)にならない場合
3Dオービットからの操作でリアリスティックシェーディング後に「元に戻す」コマンドを実行したり,3Dワイヤーフレームに切り替えてみてください。


 
以下,
サンプルファイル
です。 (同じウィンドウで移動)
.ver2007前後のユーザーの方,ダウンロードしてみてください。

a3_300_plane_isometeic_zyunbi_new-01.zip : 老人保健施設の鳥瞰図です。解説用の概略図です。各設定後,実行してみてください。
表示 
DWF  a3_300_plane_isometeic_zyunbi_new-01.dwf

a3_300_plane_no1.zip : 某建物の鳥瞰図です。解説用の概略図です。解説用の概略図です。各設定後,実行してみてください。
表示 
DWF  a3_300_plane_no1.dwf

221003_new.zip (avi1.avi / navi_1.avi) : アニメーションファイルです。「Windows Media Player」,他で再生できます。

 


カメラ 機能を実行して内部を表示し,リアリスティクシェーディング後,ウォークスルーを行うことができます。

カメラのプレビュー」(内観パース)  透視投影3D透視図)の表示設定です。






■  017 アニメーション (概略)

アニメーションのコマンドの各種アイコン
  


ウォークスルー
/フライスルーの流れをアニメーションで表示することができます

図面をウォークスルーしたりフライスルーするなどして,シーンのウォークスルーアニメーション作成記録保存再生できるようになりました。
ビューポート内のナビゲートによる移動移動パスに沿ったカメラによるアニメーションを作成することができます。

保存した出力ファイル形式
wmv」/「mpg」/「avi」ファイルは,「Windows Media Player」や「動画プレイヤーソフト」(フリー/シェア)で再生できます。ファイル名をクリックしても「Windows Media Player」又は「動画プレイヤーソフト」が起動して再生が始まります。AutoCADがインストールされていないPCで誰でも再生できるわけです。
尚,「
mov」形式はApple QuickTime Playerがインストールされていないと使用できません。ダイアログのリストに表示もされません。

移動パスRedのラインに沿ったカメラによるアニメーションの作成ができます

ウォークスルー(又はフライスルー)用リアリスティクシェーディング画面です。
表示が
透視投影3D透視図)の設定で動作します。図の例は解説用の概略図です。
Redのラインはアニメーション
用移動パスです。パスを使用しない場合は不必要です。)






ウォークスルーを記録するには,ビューポート内でパス上にカメラを
配置し,カメラの高さを設定し,カメラを旋回させ,プレビューを表示して移動パス アニメーションを作成します。移動パスは線分円弧楕円楕円弧ポリライン3Dポリラインスプラインを指定できます。移動パスにはリアルな高さ(Z値)を設定すると良いでしょう。移動パスは表示を3Dワイヤーフレームにして作図すると良い。

[プレビュー時のカメラのプレビューを表示]ボタン
チェックを入れると,画面にカメラがアニメーションで表示されます。



以下,おすすめのフリーの動画プレイヤーソフトの情報です。
おすすめのフリーの動画プレイヤーソフト (32bit/64bit版)
(同じウィンドウで移動)
Windows Media Playerでは再生できない様々な動画ファイルを再生できます。









留意).上記のような表示(建物グレーと床ブラック)にならない場合
3Dオービットからの操作でリアリスティックシェーディング後に「元に戻す」コマンドを実行したり,3Dワイヤーフレームに切り替えてみてください。


サンプルファイル 
( 同じウィンドウで移動 (前述のサンプルコーナーです。) )


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■  006 3Dソリッドモデルで映えるカラーサンプル

1.機械,建築設計の3Dソリッドモデルで映えるカラーサンプルです。アンダーライン付きのカラーNoはお勧めです。
Drawn by AutoCAD 2004 / 光源及びレンダリング :AutoCAD 2007

サンプルファイル(.dwg) ダウンロード
Free (a2_1_solid_color_sample_1_new_new.lzh)  表示 : DWF    .ver2007前後のユーザーの方,ダウンロードしてみてください。
2Dワイヤーフレーム レンダリング実行
より立体感が出るように点光源を上方に1箇所設定しています。
表示精度 :FACETRES設定値=10 / VIEWRES設定値=20000







 

2.その他のカラーサンプルです。アンダーライン付きのNoはお勧めです。
Drawn by AutoCAD 2004 / レンダリング :AutoCAD 2007

サンプルファイル(.dwg) ダウンロード
Free (a2_1_solid_color_sample_3_new.lzh)  表示 : DWF    .ver2007前後のユーザーの方,ダウンロードしてみてください。
2Dワイヤーフレーム レンダリング実行
表示精度 :FACETRES設定値=10 / VIEWRES設定値=20000 

参考).「7 white」ではなく,最もWhiteに近いグレー「255,255,255」をソリッドの色に使うと,背景色を黒からWhiteに切り替えたとき,Whiteに近いためにワイヤーフレームは見えなくなりますが,レンダリング実行では表示されます。ソリッドでは「7 white」を使うと良いでしょう。



3.256色インデックスカラーサンプル(AutoCADカラーインデックス(ACI ))です。
表示 :
DWF
サンプルファイル(.dwg) ダウンロード
Free (color_sample.lzh)




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3D建築設計ソリッドモデル例

例 1
).

 レイアウト空間で3次元図形から3面図を自動作図

左上:平面図
右上:3Dワイヤーフレーム / 透視投影図
左下:正面図
右下:3Dソリッドモデル / 透視投影図 / レンダリング







サンプルファイル(.dwg) ダウンロード
.ver2007前後のユーザーの方,ダウンロードしてみてください。
3d_sample_a1_50_haikei_new
DWF 表示  README
注1
ダウンロード時のメッセージの表示が異なる場合は,「.zip」ファイルなので,フォルダごと「このフォルダをコピーする(又は右クリックして「対象をファイルに保存」)」を選択してください。

サンプル留意
右上,右下の透視投影図はビュー管理で「_new_vt131106を指定してください。
作図
( 2004)のソリッドは2007のような3Dソリッドプリミティブ(基本形状)ではないのでグリップ操作のストレッチはできません。
他,
README を参照してください。




例 2).

2Dの平面図から作成したモデルです。全てソリッド作成の基本操作で作図 したものです。
3D_project_01      Drawn by AutoCAD 2004/レンダリング :AutoCAD 2007
FACETRES設定値=10 / VIEWRES設定値=20000
レンダリングプリセット :プレゼンテーション/マテリアル :アタッチ(Glass Clear/Stone Polished/Geramic Tile,Glazed)

 レンダリング1 (背景の上書き :なし...) レンダリング2 (背景の上書き :イメージ... 例.87.jpg )

レンダリング3 (背景の上書き :イメージ... 例.87.jpg )
点景の人物,樹木は2Dソリッド塗り潰し図形を3D(南東等角図など)画面で-90°起こしたものです。
 

サンプルファイル(.dwg) ダウンロード
.ver2007前後のユーザーの方ダウンロードしてみてください
3d_sample-new 
フォルダの.zip
です。点景貼り付け_test_3d_sample_a1_50_haikei_saishin_new.dwg及び背景の86.jpg共必要なのでフォルダごと保存してください。
ダウンロード時のメッセージの表示が異なる場合は,「.zip」ファイルなので,
フォルダごと「このフォルダをコピーする(又は右クリックして「対象をファイルに保存」)」を選択してください。

DWF 表示

サンプル留意
透視投影図はビュー管理で「_new_vt131106_newを指定してください。
作図( 2004)のソリッドは2007のような3Dソリッドプリミティブ(基本形状)ではないのでグリップ操作のストレッチはできません。



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その他

●  2DCAD図のカラー表示化について

CADの出現から始まり,インターネットの普及から高度なITへと,設計業務は大きな変遷を重ね続けています。3Dモデリングのアニメによるバーチャルリアリティから3Dスキャナによる立体の製作へと,事前の確認作業は物づくりの検証から安心を導き,業務の信頼性へと繋がっているようです。
高度な知識とスキルを以てCADを操作すれば,もはや製図の概念を覆すようなプレゼンテーション
以下プレゼ)が可能となっています。かといって煩雑なプレゼは製図本来の情報伝達の共通な約束ごとを見辛くし,従事者の確認作業を惑わし兼ねない事となるでしょう。

2DCAD図でもプレゼの手始めとしてカラー表示が広く常用されていますが,カラー表示は従事者間に限らず中々理解し難かった一般の方への説明効果は大です。カラーの利用としては特殊なラインによるハッチングや同塗り潰しソリッド)が多く見受けられます。 具体的には計画平面図のエリア分け立面図の外壁,外構や造園プランの舗装樹木・植栽看板サイン法規チェック図及び確認申請図(審査で既に一部要求されています)の各種表示などが挙げられます。


参考1).カラー表示による住宅立面図の例 
Coloring by toyama  (実際のファイルはもっと明るく鮮やかなカラーです。)

作図ウィンドウ背景色「黒」で作図して背景色を「White」に切り替えた図です。
外壁:255,255,255(最もホワイトに近いグレー)
空及びサッシガラス面:2色グラデーションハッチング
.ver2004から1又は2色グラデーションハッチングが加わり,フォトレタッチソフト並みのカラープレゼンテーションが可能となっています。
隣家は背景色(黒→White)のままで塗り潰し無しです。輪郭の色は「8」です。
参考).左記の住宅の配置図です。
Adobe IllustratorでDXFを開いて作成したGIF画像。

上記住宅立面図 使用カラー


解説1
).ホワイトの塗り潰しは,画層の「色」でTrue Colorから最もホワイトに近いグレー「255,255,255」(又は「252,252,252」など)を指定すること。
カラーインデックスのACI番号の標準職色「7」(White)で塗り潰してしまうと,背景色を黒からWhiteに切り替えたとき,White「7」は「黒」の表示になってしまいます。必ず「255,255,255」等を使用すること。
なお,標準職色「7」の各HSLの値は「色合い:0、鮮やか:0、明るさ:100」ですが,対応するRGBは「赤:255,緑:255,青:255」で最もホワイトに近いグレー(色の表示→255,255,255)と同じです。)

解説2).プレゼンテーション向けのグラフィックスとしてのグラデーション塗り潰しハッチング機能(1色又は2色)は.ver2004からですが,1色の指定色の場合は,以下の(及び上記住宅の「空」,「窓」)のように指定色から限りなくホワイトに近いグレー(「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは対応するRGBの「255,255,255」が表示される)へ,2色の指定色の場合は,指定色1から指定色2へ滑らかに変化します。2色指定の場合は,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは指定色1及び指定色2共に対応するRGBの「***,***,***」が表示されます。
.  (色:green) ← 1色指定は標準色3のgreenだが「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは対応するRGBの「0,255,0」が表示される。

注意)..ver2004からのグラデーション塗り潰しハッチング機能について
このグラフィックス機能で作図・保存したファイルは,例え2004以前のAutoCAD/LTバージョンで保存したとしても同機能を備えていない旧バージョンでは開かない方がよいでしょう特にレギュラー版AutoCADで開いて印刷しようとするとフェータルエラーとなりパソコンがフリーズすることがあります

留意).カラー表示の利用に当っては,「表示順序」の設定を忘れずに。




参考2).カラー表示による工業機械設計の例
AutoCAD LT2000/2002 samplle Electric Train.dwg  The BC Electric Interurbans   
Coloring by AutoCAD 2007 toyama 
 









参考).色についての詳細情報は,以下を参照してください。
 026   オブジェクに使われる色について  (レギュラー版.ver2004〜2007〜20**(LT,他.ver未確認)) (同じウィンドウで移動)



以下,業務のご参考までに
2DCAD意匠図に映える主に落着いた色を256色インデックスカラーからピックアップして,サンプルファイルとして「 a1_50_layer_color_sample.dwg」にまとめてみました。実際の利用に当ってはctbファイル等での濃淡度(%)や線の太さを工夫すると良いでしょう。その他のサンプルは「人物,車,バイク,自転車,他」のカラーリングサンプル他です。
ご自由にダウンロードして下さい。

2D CAD図 カラーサンプル  (ver.2004で作成)
ファイル名 ダウンロード 表示 備考
a1_50_layer_color_sample.dwg Free DWF 2DCAD各図カラーサンプル(濃淡度100%)
各種ハッチング_ソリッド用及び外構図用  README
a1_100_kakusyu_tenkei_color.dwg Free DWF カラープレゼ用サンプル資料  README
各種添景:人物,家具,車,バイク,自転車,他
(抜粋カラー)
カラーでは一部グラデーションを使用しています。
(下図作成者不明)
a1_100_kakusyu_tenkei.dwg Free DWF モノクロプレゼ用サンプル資料  README
各種添景:人物,家具,車,バイク,自転車,他
(下図作成者不明)
a1_200_tree_plant.dwg Free DWF カラープレゼ用サンプル資料  README
各種添景:樹木,植栽
(一部カラー)
参考ファイル).
color_sample.dwg
Free DWF 256色インデックスカラーサンプル
(AutoCADカラーインデックス(ACI))
参考ファイル).
T_office_monochrome.ctb
Free 提供CADファイルの印刷スタイルファイル
README
ver.LT98,2000〜2007/AutoCAD R14,2000〜2007



2D CAD図 カラーサンプルで作画   (toyama )


尚,3Dモデリング用のお勧め参考カラーについては以下を参照してください。(AutoCAD レギュラー版用)
■  006 3Dソリッドモデルで映えるカラーサンプル  (同じウィンドウで移動)

確認申請日影図(横浜市の場合)のカラーについては以下を参照してください。
「建築基準法及び関連法解説」 →
日影規制  (別ウィンドウで表示)■ 003 参考 :横浜市 Web より申請の取扱い → 下段のカラーサンプルファイル(.dwg)ダウンロード


参考).意外と戸惑うハッチング操作のついて,以下を参考にしてください。
●  意外と戸惑うハッチング操作のおさらい (AutoCAD 2005〜2007〜20**) (同じウィンドウで移動)


AutoCAD 各種操作情報,他  「INDEX」 へ戻る



 026   オブジェクに使われる色について  (レギュラー版.ver2004〜2007〜20**(LT,他.ver未確認)

CAD図カラー表示が2D/3D共に広く常用されていますが,3Dは言うまでもなく2D図面でのカラー表示も,従事者間に限らず中々理解し難かった一般の方への説明効果は大です。


INDEX
AutoCADで使用できる色
マンセル表色系とRGBカラー
AutoCADでのRGB値の画層の作成方法
その他


AutoCADで使用できる色 (「ヘルプ」を追記編集)

オブジェクトに色を割り当てる場合、「画層プロパティ管理」ダイアログの「色」をクリックして,次に示すさまざまなカラーパレットを使用できます。

AutoCADカラーインデックス(ACI )(1
TrueColor※2)、PANTONE
・ RALClassicおよびRALDesignカラーブック
※3
・ DICカラーガイド(
※3
・ カラーブック(
※3)から読み込んだ色

1).ACI色
ACI色は、
AutoCADで使用されている標準色です。各色は、ACI番号(1〜255の整数)で識別されます。標準色名は、1〜7の色だけに付いています。その割り当ては、1が赤、2が黄、3が緑、4が水色、5が青、6が紫、7が白または黒です。
参考).
256色AutoCADカラーインデックス(ACI )のサンプルがダウンロードできます。(同じウインドウで移動)

※2).TrueColor
TrueColorは、
1600万色以上を表示できる24ビットカラーの解像度を使用します。TrueColorを指定する場合、RGBカラーモデルまたはHSLカラーモデルのいずれかを使用できます。RGBカラーモデルでは青の成分を指定できますHSLカラーモデルでは色合い鮮やかさ明るさの値を指定できます
( 参考 : 標準職色「7」の各HSLの値は「色合い:0、鮮やか:0、明るさ:100」ですが,対応するRGBは「赤:255,緑:255,青:255」で最もホワイトに近いグレー(色の表示→「255,255,255」と同じです。)

※3).カラーブック
このプログラムには、標準のPantone
カラーブックがいくつか備わっています。DICカラーガイドRALカラーセットなどの他のカラーブックも読み込むことができます。ユーザ定義のカラーブックを読み込むと、色の選択数が拡大します。
注).Pantoneでは、Architectural&InteriorsCotton(a&i-cotton)および建築図面およびArchitectural&InteriorsPaper(a&i-paper)カラーブック用の新しいカラー定義が加わりました。AutoCAD2006以前のリリースでこのカラーブックを使用していた場合は、色が若干変化していることに気づくでしょう。



参考1).ホワイトの塗り潰しは,画層の「色」でTrue Colorから最もホワイトに近いグレー「255,255,255」(又は「252,252,252」など)を指定すること。
カラーインデックスのACI番号の標準職色「7」(White)で塗り潰してしまうと,背景色を黒からWhiteに切り替えたとき,White「7」は「黒」の表示になってしまいます。必ず「255,255,255」等を使用すること。

参考2)..ver2004からプレゼンテーション向けのグラフィックスとしてグラデーション塗り潰しハッチング機能(1色又は2色)が備えられています。
1色の指定色の場合は,以下の例のように指定色から限りなく
ホワイトに近いグレー(「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは対応するRGBの「255,255,255」が表示される)へ,2色の指定色の場合は,指定色1から指定色2へ滑らかに変化します。2色指定の場合は,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは指定色1及び指定色2共に対応するRGBの「***,***,***」が表示されます。
例.  (色:green) ← 1色指定は標準色3のgreenだが
「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログでは対応するRGBの「0,255,0」が表示される。

参考3).図面をトリムせずにマスキング(覆い隠す)する方法
印刷する用紙が白の場合, 図面中の隠したい部分にSOLID「塗り潰し」コマンドで色番号255(最も白に近いグレー)の図形を重ねるとマスキングできる。色番号255は,出力装置によっては,限りなく白に近い色(通常,白にしか見えない)で印刷されるのでこの性質を利用する。ただし,すべての出力機器で有効なわけではない。薄っすらと印刷される場合もある。又,塗り潰し255は「表示順序」で「最前面へ移動」等に設定すること。



マンセル表色系とRGBカラー (おさらい)

マンセル表色系 (概略)
人間の感覚として色を評価する仕組みはマンセル(アメリカの画家)がまとめたマンセル色系があります。マンセルは心理学的観点から,
色を色相Hue,彩度Saturation),明度Brightness)の3つの属性で色を定義したものです。このマンセル表色系をHSBカラー(色相H,彩度S,明度Bと呼ぶ事があり,直感的な表現という利点があります。

参考).マンセル値を指定してRGB値及び色を表示するシステムが以下のサイト上にあります
日本塗料工業会ホームページ内の以下の「ペイントカラー検索システム」
http://www.toryo.or.jp/cgi-bin/SPCSS/search/main.cgi? (←変更されている可能性有り)
以下,オンライン上での操作です。
 
指定表示    操作例 : マンセル値 5Y 8.5/0.5 → RGB値 167 174 137
表示の色及び同近似色の一覧表示も可能です。


RGB (概略)
RGB(またはRGBカラーモデル)とは,
色の表現法の一種で,(Red),(Green),(Blue)の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合の一種である。RGBは三原色の頭文字である。ピクセルの色は,3色の組み合わせで決まる。
ブラウン管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD),デジタルカメラなどで画像再現に使われている
同様の表色系に「
RGBA」というものもある。これは (Red), (Green), (Blue),アルファチャンネル (Alpha) の略である。RGBAはカラーモデルとしてはRGBと異なるものではないが,異なる表現法である。アルファチャンネルは透過(透明度)を表現するもので,画像合成などに使われる補助的なデータである
………(省略)
数値表示
RGBカラーモデルにおける色は,赤・緑・青の各要素がどれだけ含まれているかで記述することができる。各要素は輝度最小(闇)から輝度最大までの範囲を持つ。もし
各要素とも最小なら表示結果は黒になる。もし各要素とも最大なら表示結果は白になる
これらの色はいくつかの方法で数量化できる。
………(省略)
色の明度(強さ)は0から255までの256個の数字でも表現できる(RGBは,使用する色の数を256色以下に制限するインデックスカラーとは異なります。)256の数値の組み合わせによって,約1,677万色を表現できる。これはコンピュータにおける色の表示によく使われているが,プログラマが各要素の明度を8ビット(1バイト)以内の数字で表すのに便利なためである。このモデルを使えば輝度最大の赤は255,0,0となる。この明度の幅は他と比例していないが,非直線性のガンマ補正スケールには比例する。
0から255までの数字は16進法でも表される1バイトの情報は十六進数で二桁で表示できる。輝度最大の赤はFF, 00, 00となる。またHTMLでは#FF0000と短縮される。
………(省略)
24bpp(ピクセル当たり24ビット)でエンコードされたRGB明度は,赤・緑・青の輝度を示す三つの8ビット符号無し整数(8-bit unsigned integers、0から255まで)で表せる。
………(省略)
Webにおける色指定の方法として一番メジャーなのは,
RGB値による色指定の方法のようです。RGBからHSLに変換する変換式もあります



AutoCADでのRGB値の画層の作成方法 (対応可→ レギュラー版.ver2004〜2007〜20**(LT他未確認) )



例. RGB値「167,174,137」



「画層プロパティ管理」ダイアログを開く → 「新規作成」で画層を作成(
画層名の例 : _RGB 167_174_137) → 色をクリック → 「True Color」タブをクリック → 「カラーモデル」のリストで「RGB」を選択 → ボックスにRGB値を半角カンマで区切って入力(例 167,174,137) → 「画層プロパティ管理」ダイアログの「にRGB値(167,174,137)が表示されて完了



参考1).
作成済みの画層の「色」を「RGB」で表示する場合は, 色をクリック → 「True Color」タブをクリック → 「カラーモデル」のリストで「RGB」を選択(
注意1) → 「OK」をクリック → 「画層プロパティ管理」ダイアログの「色」にRGB値(***,***,***)が表示されて完了。

注意1).
下段左側の「色」のボックスがグレー表示で非アクティブな状態の場合は,「カラーモデル」のリストで一旦「HSL」を選択し,再度「RGB」を選択するとボックスにRGB値が表示されます。

注意2).
画面上では設定した画層の色が思い通りに表示されないことがあります。又,プリンタの性能によっては色が正確に印刷されないこともあります。

注意3).
「True Color」に対応していないAutoCAD/LTのバージョン(2004以前)で開くと,作成した画層の「色」に不明な色番号が表示されます。

注意3).
OSに正式対応していないAutoCAD/LTのバージョンでは,右側に表示されるHSL/RGB(赤,緑,青)の各数値に文字化けの文字が付いてしまうが,表示の各数値は正常です。
例.Windows7での.ver2007など(XPモードでは正常です)。
HSLについて(概略)

True Colorタブで,RGB値「167,174,137」をカラーモデルリストのHSLの表示に切替えると上部に71,19,61」が表示される。



HSL(またはHSI)とは,色相(Hue),彩度(Saturation),輝度(Lightness(明るさ)/Luminance(輝き/光度)または Intensity(輝度/明暗度))の3要素で表現したものです。
引数は,色相(
0〜360までの数値),彩度(0%〜100%),明度(0%〜100%)の順に指定します。
HSV参考).)とよく似てはいますが。

HLS色空間を使う代表的なアプリケーションとしては Microsoft Windows (ペイントを含む),CSS3,Paint Shop Pro,Inkscape などです。


参考).HSV について
HSVは色相(Hue),彩度(Saturation・Chroma),明度(Value・Lightness・Brightness)の三つの成分からなる色空間
HSL
色空間(Hue,Saturation,Lightness)とも,HSB色空間(Hue,Saturation,Brightness)とも言われる。色の変換に用いられることもある。
HSVとHSBは同一であるがHLSとは異なる







カラーブックタブに切り替えると


 

カラーブック」のリストでDICカラーガイド(DCI COLOR CUIDE)の他,いくつかPANTONEカラーブックRALカラーセットなど,他のカラーブックも読み込むことができます。
ユーザ定義のカラーブックを読み込むと、色の選択数が拡大します。




その 他


参考).フォトレタッチソフト(Photoshop Elementsなど)での表示


 

Photoshop Elementsなどでは,
HSB(マンセル表色系(色相H,彩度S,明度B))とRGB値の両方が表示されます。
注).共にHSLとは異なります。





参考).
●  2DCAD図のカラー表示化について (同じウィンドウで移動)


026  オブジェクに使われる色についてのINDEXへ戻る

AutoCAD 各種操作情報,他  「INDEX」 へ戻る
 


■ 004  ( 忘れがちな基礎編 )  オブジェクトをダブルクリックして編集について (.ver〜2007〜20**共通 ) (お勧めの必須設定

AutoCAD(およびAutoCAD LT)では
オブジェクトをダブルクリックすることで,そのオブジェクトの編集が行えるようになっています。お勧めの必須設定です。
ダブルクリックによる編集は二つのシステム変数「
DBLCLKEDIT」,「PICKFIRST」の設定でコントロールされています。システム変数「DBLCLKEDIT」の値は「1」(オン),「PICKFIRST」の値は「1 です。両方の設定が必要です。共に値「0」は無効の設定です。

システム変数「DBLCLKEDIT」について(大変重宝です
ダブルクリックの動作をコントロールします。ダブルクリック編集モードをオンにしておくと,ほとんどのオブジェクトはダブルクリックすると[オブジェクトプロパティ管理]パレットが表示されますが,再編集状態になるものもあります。オブジェクトによってはダイアログ ボックスが表示されます。さらに,より強力で便利な頻繁に使用する専用のエディタが表示されるものもあります

システム変数「PICKFIRST」について
オブジェクトの選択方法に関する設定をコントロールします。値を「1」に設定すると,先にオブジェクトを選択して各コマンドを実行できます。設定は,さまざまな編集コマンドと照会コマンドに適用されます。
以下のように「オプション」からも設定できます。
「オプション」 → 「選択」タブ → [選択モード] → 「
オブジェクト/編集 選択」にチェックをつけると有効になります。


ダブルクリックしたときに
専用のエディタ(又は再編集状態)が表示される主なオブジェクトは以下です。

ハッチング : [ハッチング編集]ダイアログボックスが表示されます。
ダイナミック文字及び引出線の文字 : 文字の[編集](ddedit)コマンドが実行状態になります。
マルチテキスト : [文字の書式設定](マルチテキストエディタ)が表示されます。
ポリライン(/ポリゴン/長方形/…) : ポリラインの[編集](pedit)コマンドが実行状態になります。
外部参照 : [外部参照を編集]ダイアログボックスが表示されます。
属性 : [属性定義を編集]ダイアログボックスが表示されます。
ブロック内の属性 : [拡張属性編集]ダイアログボックスが表示されます。
ブロック : [外部参照を編集]ダイアログボックスが表示されます。
マルチライン : [マルチライン編集ツール]ダイアログボックスが表示されます。


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 ACAD/LT_174  ( 忘れがちな基礎編 )   数値の分数入力について (.ver〜2007〜20**共通 )

例えば,任意の点からの四捨五入されない333.333………」の長さの水平な線分を描く場合,日本語入力システムIMEをオフにしてコマンドプロンプトに「@1000/3,0」(3と0の間はカンマです)と入力すると,実行後の「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログボックスのオブジェクト情報のデルタX値は,実行の「1000/3」が4桁までの数値333.3333で表示されます。これは4桁以下の桁が四捨五入されているわけではありません。「単位管理」(コマンドUNITS)ダイアログで設定してある桁数(設定例.タイプ:十進表記 ・精度:0.0000 ・挿入尺度:ミリメートル)で表記されているだけで,実際には正確に「1000/3の数値が最大限の精度333.3333………で設定されていると考えてよい。「単位管理」の桁数を「0.000000」と設定した場合は,デルタX値は「333.333333」と表示されるわけです。

割り切れない尺度を設定する場合に,「333.333333333」のように桁数をいくら増やして入力しても,それはその桁数で切り捨てた実数でしかなく,
分数1000/3で入力すれば,AutoCADが持っている大限の精度で 1/3 が保たれるわけです。これはAutoCADのすべての数値入力に共通して言えることです。最大限の精度で作図するときは割り切れない数値を適当に切り捨てて入力しないようにしましょう。
また,例えば「
216.3/2」(=108.15(63の間は小数点です))などの数値を入力したい場合,AutoCADは小数点が含まれる分数表記は受け付けないので,こんなときはすべてが整数になるように分母分子に同じ数値(例 :10)を掛けた2163/20」(=108.15)と入力すれば間題なく実行できます

留意).線分の寸法記入での寸法値について(前述の「単位管理」の設定の場合)
「寸法スタイル管理」ダイアログで,「単位形式」を「Windowsデスクトップ」(桁区切り記号(カンマ)・桁区切り(3桁))に,「基本単位」の「長さ寸法」領域の「精度」を「0.0000」と設定した場合,寸法記入を実行すると「333,3333」と記入されますが,「精度」を「0.000000」と設定した場合,「単位管理」ダイアログの桁数が「0.0000」と設定されていても寸法値は「333,333333」と記入されます。「
単位管理の設定精度は保ちつつ寸法値の精度を自由に設定できるということです。

).分数入力は「尺度指定」コマンド等,数値を指定して実行する各種コマンドで使用できます


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 ACAD/LT_189  ( 忘れがちな基礎編 )   角度を「度/分/秒」で指定して図形を描きたい (.ver〜2007〜20**共通 )
敷地測量図など,角度の単位を「
//」で表記された図面がありますが,図形を描くとき角度を「xxdxx'xx"と入力する方法が利用できます。例えば,「151213.5」の角度を入力したい場合は,「15d12'13.5"」と入力します。「度」は「d」(大文字「D」でもよい),「分」は「'」(シングルクォーテーション),「秒」は「"」(ダブルクォーテーション)です。
この「xx
dxx'xx"という入力は回転ROTATEコマンドの角度入力などAutoCADが角度数値を要求しているときはどのコマンドでも使うことができます

作図例).

長さ「550」角度「15d12'13.5"」の線を描く場合は,日本語入力システムIMEをオフにして,コマンド(line)を実行し,相対座標入力(@距離<角度)を利用してコマンドプロンプトに「@550<15d12'13.5"」と入力します。
実行後の「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログのオブジェクト情報の
角度値15.2038です。
「寸法スタイル管理」ダイアログの「基本単位」の「角度寸法」領域の「単位形式」を「度(十進表記)」に,「精度」を「0.0000」と設定した場合,角度寸法記入を実行すると,
寸法値15.2038です。   

長さ「550」角度「15度」の線分の入力「@550<15」と「@550<15d」は同じです。「@550<15.5」と「@550<15d30'」も同じで,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログのオブジェクト情報の角度値は共に15.5です。
また,「@550<
-15」或い「@550<-15d」と,(-)を付けて入力すると角度の値の回転方向が変わります。


角度の単位の規則,他について (おさらいです)

角度の回転方向の初期設定は正の値が反時計回りですが,「単位管理」ダイアログ(コマンドUNITS)で「角度」領域の「時計回りにチェックをつけると正の値は時計回りになります。このときシステム変数ANGDIR値が0(反時計回り)から1時計回り)になります。また,0(ゼロ)度の方向の初期設定は東(右水平)ですが,「角度の方向」ボタンをクリックして北,または西,または南,或いはその他に設定することができます。


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 ACAD/LT_015 コマンドラインウィンドのすぐ上のコマンドのツールバーが消えてしまった場合 (.ver〜2007共通 )

AutoCAD各.verのインストール初期画面では,コマンドのツールバーは左右又は上部に配置されていますが,下部のコマンドラインウィンド(=コマンドプロンプトウィンド)とレイアウト・モデルタブとの間に配置することもできます。極稀ですが,
AutoCAD2006以前の.verでは,この位置のツールバーが作図中のひょんな拍子にいくつか消えてしまうという現象が起きていました。作業中のことでビックリな現象です。これは消えたのではなく,表示設定状態のツールバーが何故かコマンドラインウィンドの裏に隠れてしまう現象です。ご存知のようにコマンドラインウィンドは,浮動で右又は上段のツールバーの上にラップして位置することができます。このラップの特性のためなのか,又はAutoCADではコマンドラインウィンドとレイアウト・モデルタブとの間(特殊領域?)へのツールバーの配置を推奨していないのかは不明ですが,隠れたツールバーを元に戻すことができます

なお,2005年の.ver
2006からAutoCADのプログラムが複雑な処理も簡単に操作できるMLベースのユーザインターフェースCU I ファイルに変わり,プログラムの安定に加え,配置したツールバーの位置をロック」して「ドッキングツールバー」にすることが可能となってから,ツールバーが消えるという現象の報告は影を潜めています。更にAutoCAD2010からはCU I X ファイルへと変わり,益々の発展の途上です。

が,何が起こるか分からないのがコンピューターの常です。旧.verのように修復できるかどうかは不明ですが,旧.verでの
元に戻す方法を以下に紹介しておきます。
.ver2007までの操作は共通です。以降は未検証です。

.ver2006/2007の場合は位置をロックしたドッキングツールバーを解除してから操作してください。

方法
コマンドラインウィンドの左端部分にマウスポインタをあてて,左ボタンを押さえたままモデル空間へ浮動ツールバーとしてドラッグ&ドロ ップする → 消えたコマンドのツールバー(又は同先頭部など)が現れるので,浮動ツールバーとして画面上部へ一旦移動 → 浮動のコマンドラインウィンドを元の位置に戻す → 浮動のコマンドの「ツールバー」をコマンドラインウィンドの真上に戻して修復完了です。
 しかし,AutoCADを再度立ち上げると又ツールバーが消えてしまうことがあります。このような場合は,ツールバーを他の場所(左右又は上部)へ移したほうが良いでしょう。


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 ACAD/LT_056 (参考) あるフライアウトのアイコンの上をマウスのポインタが通り過ぎるとき,アイコンがポップアップ表示のまま画面がフリーズして,上書き保存ができなくなった場合 (.ver〜2007共通 )
現象は.ver2006以前までのようですが,配置(上段)が悪いのか,コマンドのバグなのか,フライアウトの窓ズーム」(zoomのアイコンの上をマウスのポインタが通り過ぎる(実行のクリックではない)ときアイコンがポップアップ表示のまま画面がフリーズして上書き保存ができなくなるという現象が極稀にありました。慌てての操作でポインタがサッと通り過ぎるときなどに起こるようですが,原因は不明です。現象が起きると,マウスのポインタの表示(/移動)される範囲が,ステータスバーの部分だけに固定されてしまいます。
上書き保存ができなくなると大慌てでしょう。以下,
当事務所の独自の対処方法です。参考までに。

対処方法 : .ver2007までの操作は共通です。以降は未検証です。
画面がフリーズした状態で,マウスのポインタをステータスバー(
※1)に近づけてタスクバーを表示(タスクバーを自動的に見え隠れする事前設定が必要です)(※2)して「スタート」,またはクイック起動用CADのアイコンから,もう1つAutoCADを立ち上げる → 立ち上がったらそのまま何もしないで,立ち上げたCADを終了する元のフリーズしている画面でマウスのポインタが移動可能になったことを確認して,「上書き保存」あるいは「名前を付けて保存を実行するパソコンの再起動をキーボードの操作※3でする。このときパソコンはスキャンをかけながら再起動することになりますが,フリーズしたときのファイルは上書き保存がされるはずです。 → 再起動後,AutoCADを起動して上書き保存されていることを確認する。

※1).ステータスバーが表示されない場合
画面の下部にあるステータスバー(直交モード,OSNAPボタンが並んでいる箇所)が表示されないという現象の多くは単にAutoCADのウィンドウが最大化されていなくてWindowsのタスクバーの背面に隠れた状態になっているケースで,あたかもステータスバーが表示されていないように勘違いされていることが多いようですが,ウィンドウを最大化したにも関わらずステータスバーが表示されない場合にはキーボードの「
Alt」キーを押すと表示されます。「Alt」キーでステータスバーの表示・非表示の切替が行えます。
※2).マウスのポインタが表示されず,タスクバーを表示できない場合は,「Ctrl」キー+「Esc」キーを押すと表示されます。
※3).再起動は,「Ctrl」キーと「Alt」キーを押しながら,「Delete」キーを押します。メッセージが出た場合は指示に従ってください。
    参考).強制終了は,「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら,「Esc」キーを押します。メッセージが出た場合は指示に従ってください。

以上,あくまでも参考なので,
実行は自己の責任に於いて行ってください


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 ACAD/LT_121  「ビューポート管理」の「名前の付いたビューポート」について (大変便利な機能です) (.ver2007 )
( 参考..verによっては以下の各ダイアログの表示は異なります。 )

タイルビューポートの 「ビューポート管理(N)...」では,「標準ビューポート(V)」の既定の分割スタイルから「新しい名前」をつけて「名前の付いたビューポート」として登録(保存)することができます
作図作業の画面で,平面図,立面図,断面図,展開図と,様々な図形を同じ画面で作図することがあるでしょう。展開図の作図ではタイルビューポート機能を利用して,2分割水平で上に平面図を表示して,下で展開図を作図するのが効率的です。位置合わせなど,度々タイルビューポートを再表示するのは厄介で非効率的です。この展開図作図用の2分割水平ビューポートに名前をつけて登録しておけば,他の作図作業中でも「
ビューポート管理でいつでも呼び出す(表示)ことができて大変便利です

以下,登録の例です。
.「2分割: 水平」から「2分割水平_上平面図-下展開図」を登録
表示」メニューから,「ビューポート(V)」→「ビューポート管理(N)...」(またはvportsコマンド)を選択 → ダイアログで「標準ビューポート(V)」から目的の分割スタイル「2分割: 水平」を指定 → 2分割された各画面で,表示範囲を「窓ズーム」コマンドで設定 → 再び「ビューポート管理」ダイアログを開いて「新しい名前」ボックスに名前2分割水平_上平面図-下展開図」を入力して「OK」をクリック → 分割画面が「2分割水平_上平面図-下展開図」の名前で「名前の付いたビューポートタブのリストに登録されます。

同じビューポート名が存在する場合は,置き換えを促すメッセージがコマンドライン(コマンドプロンプト)に表示されます。置き換えるときはy」(=yes)と入力します。「n」(=no)でキャンセルです。
登録した名前の付いたビューポートは,「
名前の付いたビューポートタブのリストで選択して右クリックから名前変更(R)」,「削除(D)」することができます

   


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 ACAD/LT_122 「ビュー管理」の「新規ビュー」について (状況によっては便利な機能です) (.ver2007 )
( 参考..verによっては以下の各ダイアログの表示は異なります。 )

図面のある
特定の画面箇所を[窓ズーム]で拡大表示し,「ビュー管理(N)...」で名前の付いたビューとして登録(保存)して,必要なときに呼び出すことができます。[現在の表示画面],または[窓を選択]で選択拡大範囲だけを保存することができます。2D(=2次元)の図面内のある箇所を瞬時に表示する場合に便利です。3D(=3次元)図面で作業する場合は特に便利です。

ビューに名前を付けて登録するには
[窓を選択]の場合
表示」メニューから,「ビュー管理(N)...」(またはviewコマンド実行)を選択 → 表示されたダイアログで,「ビュー(V)」の「モデルビュー」又は「現在クリックして新規作成(N)」をクリック → 「新規ビュー」ダイアログの「ビュー名(N)」ボックスにビューの名前(例.「階」関係 )を入力(「窓を選択」を選択する前に名前を付けたほうが良い。「窓ズーム」操作の画面表示が異なるため。)。「設定」のUCSはワールド,他は既定のままでよいでしょう。 → 「境界」で 「窓を選択」を選択して画面で表示範囲を「窓ズーム」コマンドで設定してEnter → ダイアログに戻って「OK」をクリック。このとき,ビューが既に存在(作成済み)する場合は置き換え(上書き)を促すメッセージが出ます。 → 「ビュー管理」ダイアログに戻って「ビュー(V)」の「モデルビュー」を展開して登録を確認して「OK」(または「適用」→「OK」)をクリックして完了。
登録後,「ビュー管理(N)...」ダイアログの「削除」ボタンの下には窓選択範囲の
プレビューが表示されます。

「窓ズーム」範囲ではなく
現在の表示画面を登録する場合は,「新規ビュー」ダイアログの「境界」で[現在の表示画面(C)]を選択します。

新規ビューの,「ビュー(V)」の「モデルビュー」リストでの表示順番について
上位の順番 → カッコ付き文字(()/[ ]/「」…他) / 数字 / アルファベット / ひらがな / 漢字 /  …他
各種の順番 →  ()〜「」…順,数字順,アルファベット順,及び五十音順(ほぼ) 

   


名前の付いたビューを呼び出すには
表示」メニューから,「ビュー管理(N...)」(またはviewコマンド実行)を選択 → 表示されたダイアログで,「ビュー(V)」の「モデルビュー」を展開して目的のビューを指定し,「現在に設定(C)」をクリック。「削除」ボタンの下には窓選択範囲のプレビューが表示されます。 → 「OK」をクリックすると。指定の画面が表示されます。

ビュー管理(N...)」ダイアログでは「境界を編集(B)」(窓選択範囲変更),「削除(D)」等ができます。中央に表示される詳細項目で「名前」他,詳細の設定し直しができます。

ビュー(V)」には「プリセットビュー」(上面〜北西等角図)が既定で用意されています。(「表示」メニューの「3Dビュー(3)」にもありますが。)





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 ACAD_01 アタッチしたイメージ画像の枠線を非表示にする方法 レギュラー版.ver2007 )

アタッチしたイメージ画像(jpg/gif/…他)の枠の線(周囲の境界)は現在画層で表示されますが,この枠を非表示にすることができます。

方法
コマンドラインに「
IMAGEFRAME」と入力し,Enter → 「0」を入力して「Enter」。

以下,各入力による設定。
0」 : 枠を非表示 (「1」に設定し直すと再び表示される)
1」 : 枠を表示
2」 : 枠を表示するが印刷しない

参考).
.ver 2010からはPDFの枠線も非表示にすることができます。



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 ACAD/LT_02 ステータスバーの各ボタンは表示/非表示の切り換えができる (.ver〜2007〜20**共通 )

AutoCADの画面最下段にあるステータスバーに表示されている,「スナップ」,「グリッド」,「直交モード」,「OSNAP」,他のボタンは,「
AltキーのON・OFFで表示/非表示の切り換えができます。ステータスバー自体は表示されたままです。 
再度のONは「Alt」キーでなくてもステータスバーをクリックしても表示されます。
なお,ステータスバー右端の下向き三角形のボタン(最新.verは3つの水平な線)では,リストから必要に応じてステータスバーの各ボタンの表示/非表示をカスタマイズできます。このボタンは「Alt」キーのOFFでは非表示になります。


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 ACAD/LT_04 DWFへの「書き出し」(出力)機能について (.ver〜2007〜20**共通 )

DWFは,「書き出し(E)」で図面の一部を選択して書き出す(出力)ことができます。
方法
メニューの「ファイル(F)」 → 「書き出し(E)」 → 「データの書き出し」の「
ツール(L)」の「オプション」(これは意外と未利用されがち)をクリック → 「3D DWFパブリッシュ」の「選択したモデル空間オブジェクト(S)」を指定して,その下の「オブジェクトを選択」ボタンをクリックし,作図領域画面で出力したい範囲を窓選択してEnter → 「OK」をクリックすると「保存」で書き出されます。

書き出し後の「…正常にパブリッシュされました。すぐに表示しますか?」のメッセージで「はい(Y)」をクリックすると,「
DWF Viewer」(インストールが必要) が起動してDWFファイルが表示されます。

書き出す「ファイルの種類(T)」では,DWFの他WMF, BMP,他(最新.verではPDFも可)を選択できますが,
範囲を窓選択できるのはDWFだけです。


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 ACAD/LT_05 オブジェクトをラスターファイルとして出力するには (.ver〜2007〜20**共通 )

1.コマンドプロンプトに,「
JPGOUT」と入力します。
2. 「
ラスターファイルを作成」ダイアログボックスで,フォルダを選択してファイル名を入力します。 「保存」をクリック → 画面で保存するオブジェクトを選択(「窓」/「ポリゴン交差選択」/「ポリゴン窓選択」いずれもOK)して「Enter」 → 拡張子「.Jpg」 がファイル名に付加されます。

留意). Jpgファイルなので拡大すると画像は粗くなります。利用目的を定めること。


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 ACAD/LT_06 オブジェク(図形,…他,文字等)をExcel(/ Word)に貼り付けるには

AutoCAD側でExcel(/Word)に貼り付けたいオブジェクトを選択し,
コピーのアイコンをクリック(又は「Ctrl」+「C」キー) → Excel側で「形式を選択して貼り付け(S)...」で貼り付けたい形式AcadDocumentオブジェクト/拡張メタファイル)/ビットマップ)を選択して貼り付ける。

貼り付ける形式は「
AcadDocumentオブジェクト」が無難でしょう。
「ビットマップ」は設定されている背景(Blackなど)も貼り付けられます。
貼り付けた図形は小さい場合,Excelの
トリミング機能でトリミングしてから大きくできます。
Excel同様,Wordも
OLE機能でAutoCADから挿入→起動後編集して更新ができる

Excel(/ Word)の文字(セル)等の上に貼り付ける場合は,WMF形式で書き出す方法があります。以下を参照してください。
No 8. Excel等への貼り付け図形のファイル形式 (同じウィンドウで移動)


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Office 以下詳細

Word / Excel 共通


Word(/Excel)2016の起動時の新規文書の既定のフォント「游明朝」(/游ゴシック) について

游明朝」はWindows 8.1から追加され,Office 2016 から規定のフォントとして採用されています。この游明朝というフォントは高解像度のディスプレイでもキレイに見えるというのが特徴です。採用された理由は,MS明朝の可視性が悪くなったからではという説ありますが,詳細は不明のようです。

游明朝 ・游ゴシックはWindows10には標準で付属していますが,Windows7やWindows8.1でもOffice2016をインストールすることで游ゴシック ・游明朝を利用することができます。またマイクロソフトが公開している「游ゴシック 游明朝フォントパック」からダウンロードして使うことができます。Office 2010又はOffice 2013がインストールされていることがライセンス的には必要ですが,Officeがインストールされていなくても利用は可能です。

游明朝/游ゴシックは色が
薄く見えてぼやけたりすることがあります。特に游ゴシックは顕著で印刷の結果は同様で,困りものです。ディスプレイの解像度が起因ではないようです。又,游明朝や游ゴシックで保存したファイルを,WinndowsのFontsフォルダ内に游明朝や游ゴシックが入っていないパソコンでOffice2016以前のWord(/Excelで開いた場合レイアウトが崩れたりする場合がありますWordのバージョンによっては游明朝がゴシック調になることもあります
游明朝,游ゴシックの評判,作者等についてはサイトをご覧ください。様々に語られています。



以上,Office 2016 から起動時の新規文書の既定のフォントが「游明朝」(Word),「游ゴシック」(Excel)に変わっていますが,どうしても馴染めない,納得がいかない場合(当方もそうですが),使い慣れた従来のフォントMS P明朝Word),MS PゴシックExcel)等に簡単に変更することが出来ます

変更の方法 (Wordの場合)

[
ホーム]タブを開いて「フォント」グループ右下隅にあるダイアログボックス起動ツール(右45°下向きの‘→印ボタン’)をクリック → [フォント]タブで変更したい日本語用フォント(例.MS P明朝に変更し,下段にある[既定に設定(D)]ボタンをクリック → 変更の対象ダイアログで「Normal.dotmテンプレートを使用したすべての文章」を指定して「OK」ボタンをクリック。

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I MEの「修復」機能について   (必見です)

I
ME 2000〜2010には「修復」という機能があります。I MEの変換がいつもと違うときに実行してみてください。

いつもと違う症状の例

希にWindows 7 の「XPモード」やWindows XP (SP3)でみられるようです
原因は不明で究明していません

1. 「Shift」キーを押しながらの片側づつの括弧入力「」,「」の候補は,通常は15種類出るが,何らかの原因で連続入力の左右の括弧入力「()」の候補が2種類しか出ない。
).修復しても何故か同じ症状になる場合がありますが作業中のアプリを再起動すると直るようです
2. 文字入力後,スペースキーで変換しようとすると,目的の文字だけでなく隣り(左または右)の変換済みの文字まで含めて変換されてしまう。


修復機能の使い方   (I ME 2010の場合)
I ME の「ツール」ボタンをクリックして「プロパティ(R)」を選択 → 表示されたプロパティダイアログの「辞書/学習」タブの「辞書の修復」の「修復(C)...」ボタンをクリック → 表示されたメッセージを確認してで「はい」をクリック( 注意).) → 「実行の確認」メッセージを確認して再度「はい」をクリック → 「修復の確認」で「OKをクリックして完了です。

注意).
はい」で実行すると,‘…登録単語の一部又は全てが削除される…’とのメッセージが出るのでご注意。削除された場合は登録保存してあるテキストファイル等から再登録してください。

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特殊な読みの入力で出てくる記号 (IMEのおさらいです)

皆さん,Word等の文字入力で結構忘れていて戸惑うことがありませんか。
IME(.ver 2000〜)では以下の特殊な読みの入力で記号などが出てきます。辞書代わりに利用してください。。

注).AutoCAD/LT独自の文字フォントの「bigfont」と「extfont」では,入力しても読み通りの記号が表示されないことがあります。フォントスタイルを明朝又はゴシック等に切り換えてください。


かっこ (前後のカッコまたは記号がセットで出てくる)
( )   「」   [ ]   〔〕   {}  『』   【】   <>   <>  《》  ≪≫   { }   ‘’   “”   
(参考.文字スタイルがbigfontの場合,【】の塗り潰し部分は白抜きになります。augfonntのExtSlim2_ExtFont2の場合はメッシュのハッチングになります。)

ずけい
●  ○  ◎  ■  □  ▼  ▽  ▲  △  ◆  ◇  ★  ☆
(参考.文字スタイルがbigfontの場合,● ■ … 等の塗り潰しずけいはメッシュのハッチングになります。augfonntのExtSlim2_ExtFont2の場合も同様です。)

矢印
→   ←   ↓   ↑   ⇒   ⇔

おなじ (または“くりかえし”( 以外) ) 
々   〃   ゞ   ゝ   ヾ   ヽ   仝

けいさん
×   ÷   +   −   =   ≠   ±   ≧   ≦   >   <

参考1).
けいさん”はIME2002以降では,∫   ∫∫   ∝   √   ∞ も出てくる。IME2000では,せきぶん∫  ひれい∝ るーと√  むげんだい∞  となるが,“きごう”でも出る。二重積分の∫∫も“きごう”で出る。
(参考.文字スタイルがbigfontの場合,ほとんどが「」と表示されます。)

参考2).
おなじ”,“けいさん” の読みで出てくる記号は,“きごう”でも出る。

きごう
゛  ゜  ´  〇  `  V  ¨  −  ^  ‐   ̄  _  !  W  #  $  л  ℃  ;      堰@   @  £  &  ♀    
・・・他,各種きごう

たんい
o   p   q   u   r   s   %   ′   ″   °   ℃   t   ¥   $   ¢   £   Å   _   a   b   f   e   c   d   g   l   j   k   h   ‰   i   `   m   n

てん
・   …   ‥
  .   ´   ゛   ゜   ¨   :   :   ;   ;   ,   ,   ∴   ∵

名前などで変換する例
ゆうびん 〒    でんわ     だいひょう (代)     かぶ     ゆう (有)    こめ (または“こめじるし”,“ほし”) ※    さんてん …    にてん (または“など”) ‥    ほし ☆ ★    おんぷ ♪    やく ≒     かぎ ¬    まんじ 卍    かい (または“きー”) χ    から (または“より”) 〜    たて │ ┃ ‖    よこ ─ ━    うえ  ̄ ↑      した _ ↓      ひだり ←      みぎ → ⇒     なか (または"まる")     ななめ /  \    でこ (または“とつ”) 凸     ぼこ (または“おう”) 凹     だくてん ゛    すうじ T U V W   ....他
(参考.文字スタイルがbigfontの場合,┃ ━ の塗り潰し部分はと表示されます。augfonntのExtSlim2_ExtFont2の場合はメッシュのハッチングになります。)

旧仮名遣いなども特殊な読みで出てくる
うぃ ゐ   うぇ

参考3).
その他,IMEのバージョンによっては「IMEパッド-文字一覧」からも入力可能な全ての文字を選ぶことが出きる。IMEのバージョンによって表示が異なるが,「IMEパッド」ボタンをクリックし,メニューの「文字一覧」をクリックすると表示される。

注意1).
р竍鰍ネど,複数の文字を一文字にまとめられた語は,表示に使用しているフォントの種類や,Windowsパソコン以外の機械(例えば携帯電話)によっては正しく表示できないことがあります。電子メールなど,データを他者に直接渡す場合には使わないようにしよう。

参考4).
その他の変換例 (一部通常の読み及び
環境依存文字があります)
へくたーる(10,000u) ha f   あーる(100u) a e   ぐらむ g c   とん t d   わっと W   へくとぱすかる hPa   みりばーる mb m   みりりっとる ml   みくろん(1,000分の1o) μ   ふぁい φ Φ 刀@  おめが ω Ω   らむだ λ Λ   がんまー γ Γ   あるふぁ α Α   ぱい π Π   せっし(または"") ℃   ぺーじ 頁 n
じす(J I S マーク)

参考5). 環境依存文字についっては「環境依存文字(/機種依存文字)(同じウィンドウで移動)を参照してください。

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Word  (おさらいです)

1. ( 忘れがちな基礎編 )   文字列の一部分を二段表示にする「割注」機能 (例 : .ver2016)
割注」機能は文字列の一部分を行内で二段に表示にすることができる。1行分のスペースの中に2行を入れるわけです。

操作
文字列の目的の文字列部分(一部分もOK)をドラッグ → メニュ−の「ホーム」の「段落」グループの「拡張書式」をクリックしてリストの「
割注(W)」をクリック  → 「割注ダイアログが開かれるので「対象文字列(I)」及び「プレビュー」を確認し,括弧で囲む場合は「括弧で囲む(E)」のリストから指定して「OK」ボタンをクリック。括弧の種類は,(),[],<>,{}などが指定できる。
画面に戻ったら割中文字列をドラッグしてフォントサイズを調整(拡大等)する。調整すると当然行の高さは変化します。任意の文字/文字列だけの調整もできる。

解除する場合は割注文字列をドラッグし,「割注」ダイアログを表示して「
解除(R)」ボタンをクリック。調整したサイズで解除されるので,フォントサイズを再調整する

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2. ( 忘れがちな基礎編 )    オンラインのWebページの文字列(文章)をWordにコピー&ペースト(貼り付け)できない場合
Webページの文字列をそのままコピー&ペーストしようとすると,「問題は発生………」というメッセージが出てペーストできないことがありますが,以下の方法でペーストできます。

操作
Webページ側でコピーの操作をし,Wordに切り替えて,貼り付けのときに「
貼り付けのオプション」で「テキストのみ保持」を選択する。
この方法は,Webページ側でのコピーのときにイメージ(写真等)も一緒に範囲選択しても文字列だけがペーストされます。

参考).
そのままコピー&ペースする場合,
ワードパッド経由でWordへコピー&ペーストすることもできます。
ワードパッドについて(概要)
ワードパッドを使って,簡単なテキスト ドキュメントや,複雑な書式やグラフィックスを含むドキュメントを作成および編集できます。ほかのドキュメントの情報をワードパッドのドキュメントにリンクしたり,埋め込むことができます。
ワードパッドのファイルは,テキストファイル(.txt),リッチテキストファイル(.rtf),MS-DOSテキストファイル(.txt),または Unicode形式(.txt)で保存できます。これらの形式によって,ほかのプログラムでも自由に編集することができます。複数の言語を使用したドキュメントはリッチテキストファイル形式で保存する必要があります。
簡易的な文章の作成はWordよりもワードパッドの利用がお勧めです。

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3. ( 忘れがちな基礎編 )   キーボード入力から自動入力機能を使って罫線を引く  (例 : .ver2016)
日本語入力システムの「IME」の設定がオンの場合,「---」(マイナス記号などの長音を3文字以上)と入力して,「Enter」キー2回で確定すると3文字の長音はつながって一つの線(実線の罫線)になり,入力した行と直前の行の聞に実線の罫線が挿入されます。この罫線は,ページの左右いっぱいに引かれます。「IME」がオフ の状態で同じ入力をした場合は,1回の「Enter」で実線の罫線が引かれます。

3文字以上入力して「Enter」を2回または1回押すと各種罫線に変わるその他の
記号

 「IME」オン/オフで「Shift」キーを押しながら  「」 (マイナス)  オンで入力して「Enter」を2回,又はオフで入力して「Enter」を1回
 → 
一重線
 「IME」オン/オフで「Shift」キーを押しながら  「」 (イコール)  オンで入力して「Enter」を2回,又はオフで入力して「Enter」を1回
 → 
二重線
 「IME」オフで    「Shift」キーを押しながら   「#」 (シャープ)  入力して「Enter」を1回 → 中線(中央)が太い三重線
 「IME」オフで    「Shift」キーを押しながら   「~」 (チルダ)  入力して「Enter」を1回   → 波形の線
 「IME」オフ/オフ で「Shift」キーを押しながら   「*」 (アスタリスク)  オンで入力して「Enter」を2回,又はオフで入力して「Enter」を1回
 → 
■ ■ ■■  の破線
 「IME」オン/オフで「Shift」キーを押しながら  「_ 」 (アンダースコア)  オンで入力して「Enter」を2回,又はオフで入力して「Enter」を1回
 → 
太い実線

この機能を使うときは以下の設定が必要です。
「オプション」 → 「文章校正」の「オートコレクトのオプション」の「オートコレクトのオプション(A)...」をクリックしてダイアログを表示 → 「入力中に自動で書式設定する項目」の[罫線]にチェックを入れる。

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Excel  (おさらいです) 

1. Excelの面積表等でよく使われる坪,u,他の表示方法

坪,uの表示

 u数値を坪に変換する関数式は=セル番地*0.3025ですが,この結果の各表示形式例は以下です。
「セルの書式設定」の「表示形式」タブの分類(C)で「
ユーザー定義」を選択し,「種類(T)」に入力してリストに追加し,指定して「OK」ボタンをクリックします。
Excelでは,定義の式中に文字列を指定するときは,ダブルクォーテーション「""」で文字列を囲むという約束事があります。

表示形式例 →
300.325 300.33坪 (四捨五入)と表示
入力設定   →
#,##0.00"坪"
ROUNDUP関数を使わなくても四捨五入されます。

表示形式例 → ストレートに
300.325坪 と表示
入力設定   →
#,##0.000"坪"


坪数値をuに変換する関数式は
=セル番地*3.3058 ですが,この結果の各表示形式例は以下です。

表示形式例 →
300.335 300.34u (四捨五入)と表示
入力設定   →
#,##0.00"u"
ROUNDUP関数を使わなくても四捨五入されます。

表示形式例 → ストレートに
300.335u と表示
入力設定   →
#,##0.000"u"


参考).請求書の金額表示例

関数式を使った計算結果の請求書の金額表示形式例

表示形式例 →
\232,470-
入力設定   →
\###,##0"-"

表示形式例 →
御請求金額  \232,470-
入力設定   →
"御請求金額"  \###,##0"-"

表示形式例 →
\232,470円
入力設定   →
\###,##0"円"

表示形式例 →
金232,470円
入力設定   →
"金"###,##0"円"
         
参考 → 金###,##0"円"と入力してもリストでの再表示は"金"###,##0"円"となります。

500,000(円)の表示を千円単位の金額表示の500千円に変換する場合
入力設定  →
0,"千円"

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2. IF関数でよく使われる計算式例
 
セルの書式設定」の「表示形式」タブの分類(C)で「ユーザー定義」を選択し,「種類(T)」に入力してリストに追加し指定してOKボタンをクリックします。

参考).
例 → 計算結果「
D113より小さい場合はD11」(真の場合)の値のまま大きい場合は3」(偽の場合)と表示する場合は以下です。
入力設定 → =IF(D11<3,D11,3)
(参考 :3」は建築基準法の採光補正係数で使われる数値です。)

 参考).「
NG (No goodの略で,具合や都合の悪いこと)を表示する場合。
例 → 計算結果「
D113より小さい場合はD11」(真の場合)大きい場合はNG」(偽の場合)と表示する場合
入力設定 →
=IF(D11<3,D11,"NG")
Excelでは,式中に
文字列を指定するときは,ダブルクォーテーション「""」で文字列を囲むという約束事があります。

 参考).「
OK」,「NGを表示する場合
例 → 計算結果「
D113より小さい場合はOK」(真の場合)大きい場合はNG」(偽の場合)と表示する場合
入力設定 →
=IF(D11<3,"OK","NG")

 参考).単に「
OK」,「NG」を表示する場合。
例 → 計算結果「
D11E11より小さい場合はOK」(真の場合)大きい場合はNG」(偽の場合)と表示する場合
入力設定 →
=IF(D11<E11,"OK","NG")
(これは,「E11」が「D11」より大きい場合は「OK」(偽の場合)で,小さい場合は「NG」(真の場合)と同じ意です。)

更に,「NGの場合は文字を赤色にする方法 (前述の例で解説します。)
「条件」を指定できるIF関数でも,関数で色の指定は出来ません。
条件付き書式」を使います。色を付けたり,文字を大きくしたりすることの事を「書式」といいます。
方法
先に
色を付けたいセル(例の IF関数のセル(=IF(D11<E11,"OK","NG")))を選択します。条件を入れていくために,「ホーム」タブにある「スタイル」グループの「条件付き書式」をクリックして,「新しいルール(N)...」をクリックします。クリックして表示される「新しい書式ルールダイアログボックスで,上側の「ルールの種類」から「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。下側のルールの内容で,「セルの値」が「次の値より大さいを選んで右側のボックスをアクティブにしてセルE11をクリックすると=$E$11と表示されます。次に「書式(E)...」をクリックします。「セルの書式設定ダイアログボックスの「フォント」タブで「」ボックスから赤色を選択します。ここで「塗りつぶし」タブを使ってバックを黄色等にすることも出来ます。今回は赤色の文字にしたいので,「色」ボックスだけを変更します。プレビューの文字も赤色に変わります。「クリア(R)」ボタンは取り消し(削除)です。
これで「
OKボックスをクリックすると,「新しい書式ルールダイアログボックスに戻るので,更に「OKボタンをクリックすると赤色になります

設定した「
条件付き書式を削除(取り消し)する場合は,「ホーム」タブにある「スタイル」グループの「ルールのクリア(C)」→「選択したセルからルールをクリア(S)」をクリックしてください。
ルールの管理(R)」では「条件付き書式ルールの管理(R)...」で表示,作成,編集,削除が行えます。

設定の過程でIF関数は一度も出てきません。IF関数だけではなくて,「…何々だったら」色を付けたい時には「条件付き書式」を使ってみて下さい。

参考
).
「偽の場合」に
空白の文字列を表示する場合は,「""」とし,以下のようにします。
例 → 計算結果「
D11E11より小さい場合はOK」(真の場合)大きい場合は空白」(偽の場合)と表示する場合
入力設定 →
=IF(D11<E11,"OK","")
セルに何も表示したくないときは,「""」のようにダブルクォーテーション( ")だけを2つ並べて記述します。「""」内に何も文字列が指定されていないので,空白の文字列 (文字数が0の空の文字列) がセルに表示されます。
ダブルクォーテーションはキーボードの「2」の上にある記号「
"」で,日本語入力システムのIMEを直接入力モードで入力します。「,」(カンマ)は日本語入力システムのIMEを直接入力モード(又は半角カンマ)で入力します。

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3. シ−トを別のファイルブックに移動やコピ

同じブック内の
シートの移動やコピーの基本操作は,マウスの左ボタンを押したまま,又は「Ctrl」キーを押し続けてマウスの左ボタンを押し続けて操作できますが,シートを右クリックしてのショ−トカットメニューの移動またはコピー(M)...」からでもできます。
更に,
表示されるダイアログボックスシートの移動先又はコピー移動先/コピーブック名 を指定すればシートを別のファイルブックに移動やコピーすることができる。操作は移動先/挿入先(移動/コピー元)ブック両方を開いておく必要がある

方法)。
移動又はコピーする
シートを右クリックして移動またはコピー(M)...」を選択  →  「シートの移動先又はコピーダイアロで「挿入先(B)」(移動/コピー元)のリストからシート名をクリック → 「移動先ブック名(T)」のリストからブック名をクリック → 「挿入先(B)」で挿入位置(シート名/末尾/)をクリックして指定コピーの場合はコピーを作成する(C)」にチェックを付ける → 「OKボタンをクリックすると移動先ブックが表示される
同名のブック名の場合はファイル名を変えること。 (
大変重宝です

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4. 指定したセル範囲で一気に「文字の割付」を行う (Excel 2016から機能が更に強化されています)

これは,取り合えず改行を気にせずに,セルに長い文字列を入力し,後から一気に下の
選択セル範囲へ順に割付ける機能で大変便利です。
複数の行へ入力した文字列の
割付けもできます。印刷範囲を超えた文字列もOKです。

方法).
長い文字列を入力した各行の先頭のセルを含めて,新たに割付けたい右下方向への範囲(列/行範囲)へドラッグする → ドラッグした状態で文字の割付コマンドのボタン 参考).)をクリック 瞬時にドラッグしたセル範囲に割付られます
文字列が
収まりきらない狭い範囲へドラッグした場合は,「選択範囲の下のセルに上書きします。よろしいですか?」のメッセージが表示されるので「OK」をクリック,または「Enter」キーを押す。この割付けはあまり用いられないでしょうが。


印刷範囲を表示しておいて体裁を整えながら割付を行うとよいでしょう。

印刷範囲の表示方法
ツールバーの「印刷」ボタン
から「ページ設定」をクリックして,ページタブの「用紙サイズ(Z)」(A4など)を確認して「OK」をクリックすると,画面に印刷範囲が点線で表示されます。「ページ設定」の「印刷プレビュー(W)」をクリックすると,プレビュー及び印刷の詳細を確認できます。印刷プレビューを確認するだけでも画面に印刷範囲が点線で表示されます。
又はメニューの「
ページレイアウト」から「サイズ」(ページサイズの選択)をクリックして,用紙のサイズ(A4など)を選択して「OK」をクリック。


留意).
結合したセルの操作はできません。
割付を行う範囲に別の文字列(先頭が同じ列の場合)がある場合は,別の文字列は最末尾に追尾されます。先頭が異なる列の場合は妙な具合になるので注意。
数値や数式が入力されたセルを割り付けることはできません。割付をする
文字列に数値や数式が含まれている場合は割付ができます。

参考).
この「文字の割付」コマンドのボタン(アイコン)は,初期設定ではクイックアクセスツールバー」に表示されていませんが,以下にあるので追加することを勧めます。
「リボンのユーザー設定」 → 「Excel のオプション」 → クイックアクセスツールバー」 → 「すべてのコマンド → 「文字の割付(リストではアイコンイメージはなしです)を選択し,クイックアクセスツールバー」のユーザー設定ペイン(枠/区画で追加位置のアイコンを指定して「追加(A)>>」をクリック →  アイコン付き(薄いグリーンの丸)文字の割付がツールバーへ追加される。 

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5.  CSV ファイルの活用について (Excel 2016の例)

Excelで通常の形式で保存すると拡張子は.xlsx(ver2007〜)(又は.xls(.ver97-2007))が付きますが,これはExcelの専用ファイルであることを意味していて,保存したファイルをWord(/メモ帳等のテキストエディタ)で読み込む(開く)ことはできません。しかし,Excelで名前を付けて保存する時にファイルの種類の欄でCSV UTF-8コンマ区切り)(*.csv(.ver2007は「CSV(カンマ区切り)(*.csv)」)を選択して拡張子「.csvで保存すると,保存したファイルをWord(/メモ帳等)で読み込むことができます

WordでCSVァイルを開く(読み込む)時はファイルの種類の欄で「すべてのファイル*.*)」(又は「すべての種類(*.*)」を選択して「.csv」ファイルを開きます。

更に
Excelで読み込めるようにするには
開いたCSVファイルを
Wordで更に編集して「名前を付けて保存」する時に,ファイルの種類の欄で「書式なし*.txt)」を選択し,ファイル名の拡張子「.txt」を「.csvに書換えてを付けて保存をクリックし,「ファイルの変換 - *****.csv.txt」でエンコード方法「Windows(規定値)(W)」を指定して「OK」で保存すると,Excelで読むことができます

保存した
CSVファイルをExcelで読み込むには
Excelでファイルを開く時にファイルの種類の欄で「すべてのファイル*.*)」(又は「テキストファイル(*.prn;*.txt;*.csv)」)を選択し,保存してある「.csv.txt」ファイルを開きます。「テキストファイルウィザード」で「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」,「932:日本語(シフトJIS)」を指定し,次へをクリック → 「区切り文字」で「タブ(I)」を指定し,次へをクリック → 「列のデータ形式」で「G/標準(G)」指定して(ここでは詳細を設定できる)「完了」をクリック。
思い通りに読み込めない場合は,「テキストファイルウィザード」の各設定を変えてみてください(詳細省略)。
尚,Sheetタブ欄の丸囲みの「+」ボタンで新しいシートを追加できます。

以下,覚えておきましょう。
Wordで作成した通常の「.docx」(/「.doc」)ファイルも前述の方法(拡張子.txtを.csvに)で「.csv」ファイル(*****.csv.txt)として保存することができます。
又,メモ帳の
テキストファイル(*.txt)は,拡張子「.txt」を「.csv」に書き換える(警告のメッセージが出ますが続行してOKです)と,Excelで開くことができます

そもそもCSVとは
CSVとはComma Separated Values
の略で,シーエスブイと読みます。CSVファイルとは,前述のように値をカンマで区切って書いたテキスト形式のファイルのことを指します。カンマはExcelのセルとセルとの区切り(境)を意味します。このCSVファイルをメモ帳等のテキストエディタで開くとカンマで区切られていることが確認できます。また,このCSVファイルはどのバージョンのExcelでも開くことができます。 その他,CSVファイルはほかのアプリケーションで開けることもあります。CSV形式でデータを出力する機能,CSVファイルを取り込む機能がサポートされてるアプリケーションも多くあるため,アプリケーション間のデータのやり取りに使われることもあります。CSVファイルの拡張子はCSVやTXT(○○○○. csv/○○○○.txt)となることが多いですがアプリケーションによっては全く別の拡張子になる場合もあります

CSVファイル形式はOCRでも様々に活用できます。以下を参照してください。
その他1. インクジェットプリンターのOCR機能について/「e.Typist」の「Quick Typist」「e.Hand」について (同じウィンドウで移動)

参考).
メーラー(Thunderbird,他)のアドレス帳は.csvファイルで保存して活用することが出来る
操作はアドレス帳を指定して「
エクスポート」機能を使って「.csvファイルとして保存します。
保存した「.csv」ファイルを
Excelに出力して,一覧編集,郵便物宛名の作成等に活用できます手を加えて編集したものを「.xlsx」(又は「.xls」)ファイル形式で保存出来ます。
Wordにも出力できますが,メーラーによってはかなりの編集が必要です。Excelがお勧めです。


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6.  「リボンのユーザー設定」でカスタマイズした内容はエクスポートできる / 作成したマクロのインポート/エクスポートは従来通りに行える ( Excel (/Word).ver2016基礎編 )

Excel(/Word)をより使いやすくし,作業効率を格段に上げる
メインタブメニューバーやツールバーの追加や配置換えなどの独自のカスタマイズはコツ々と根気を要する作業です。従来不可でしたが,ver 2016では簡単にエクスポート/インポートが可能で大変便利になりました

操作 (.ver2016以降での操作は未確認です。)
エクスポート(ファイルとして保存)
カスタマイズ後,メインタブ(メニューバー)又はツールバー上で右クリックして表示される「
リボンのユーザー設定」を選択 → 表示される「Excelのオプション」ダイアログの「インポート/エクスポート(P)」のリストを展開し,「すべてのユーザー設定をエクスポート」を選択 → 「名前を付けて保存」で,既定の拡張子.exportedUIファイルとして保存
インポート(他のPCへの移行)
前述の「インポート/エクスポート」のリストを展開し,「
ユーザー設定ファイルをインポート」を選択 →「ファイルを開く」で保存したエクスポートファイル*.exportedUIファイルを指定し,「開くボタンをクリック


作成したマクロのインポート/エクスポートは従来通りに行えます。(例 : Excel)
メインタブの「
開発」の「Visual Basic」をクリックして行いますが,「開発」は初期設定では表示されていないので「リボンのユーザー設定」で表示しておくと良いでしょう。
又,インポートファイルは「
Visual Basic」の「標準モジュール」フォルダ内に置かれますが,「標準モジュール」が表示されていないときはプロジェクト「Normal」をクリックしてアクティブにした状態でインポートを行うと,「標準モジュール」フォルダが自動生成され,中にインポートファイルが表示されます

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7.  図形マークや写真の配置がずれる現象について

画面に描画された直線矢印及び吹き出し等の図形マークは画面上と印刷上では配置がずれることがあります。この場合,印刷プレビューで確認しながら配置を再三に渡って調整することになります。何とも煩わしい作業です。結果,画面上では当然不自然な位置になります。特に矢印の現象が顕著です。プリンタが異なった場合の検証は未確認ですが,確定した位置が更にずれることが予想されそうです。写真の配置もExcelのヴァージョンによっては少しずれます(上及び右側等へ)。Webサイトで数多く報告されているように2016で作成したものを 2013,2007等で開いた場合などに見られます。2007に至っては横長に伸びてしまうこともあります。又,将来更にヴァージョンアップされたExcel(及びOS)で旧ヴァージョンのExcelファイルを開いた場合,予期せぬ現象の可能性はあるでしょう。
ずれる原因は未確認ですが,特に図形マークはおそらく近接の他の図形や文字又はその他のオブジェクトとの「干渉」(吸引/反発など)が働くからでしょう。Excelのプログラムの仕様上の現象でしょう。
Excelの本業は表計算ソフトです。写真や図形マークの貼付けは,出来ないことはないという程度の機能と考えた方が良いでしょう。

参考).
Excel/Word共,CAD図形を挿入する場合はWMF形式の画像ファイルを使用するのが基本です
詳細については 以下を参照してください。
AutoCAD業務の基本  → No 8. Excel等への貼り付け図形のファイル形式 (同じウィンドウで移動)

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OS 以下詳細

1. ( 忘れがちな基礎編 )   復元ポイント作成 / 復元の重要性  例.Windows 7〉

パソコンの
OS(Windows)のユーザーインターフェースソフトやハードのシステム等の設定情報のほとんどはレジストリ(ファイル)に人っています。コントロールパネルやオプション設定画面などに用意されている設定項目でシステム等をより高速・効率化できますが,中にはレジストリの情報を自動的に書き換える設定があります。また,便利な各種外部アプリケーションソフトの中には,インストール情報がレジストリに書き込まれるものがあります。
レジストリの情報内容を直接操作することもできます。

各種設定アプリケーションソフトのインストール(,レジストリエディターでの編集)等は,影響の大小はありますが常にレジストリの設定情報を左右します万が一の場合元の状態に戻すことができるように,実行前或いはシステムが安定しているときにレジストリの設定情報のバックアップ復元ポイントを作成しておくことを勧めます

参考).

アプリケーションソフトのアンインストール作業は,通常はコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」(Win7は「プログラムと機能」)から行いますが,アンインストールしても削除できないファイルがレジストリに残ることがあります。それらのファイル情報が残っているとトラブルの原因になることがあります。残ったファイルは「レジストリエディター」で探し当てて削除することができますが,十分過ぎる程の慎重を要する上級操作です。やはりインストール前の復元ポイントの作成が安心です

参考).
レジストリについて
本来,ユーザーが直接レジストリを編集するのは好ましいことではなく,
各種設定はソフトウェアで行うのがベターですが,コントロールパネルやオプション設定画面などに用意されている設定項目は自由度が低く,設定項目が隠されている場合もあります。それらは,上級の知識があれば直接レジストリエディターで「記述」や「」を編集してシステムをより高速効率化することができますが,編集は十分過ぎる程の慎重を要する上級操作です。一歩間違うと最悪の場合Windowsが起動しなくなることもあります。やはり,編集する前には「復元ポイント」を作成しておきましょう。


復元ポイントの作成

システムの保護」機能で「復元ポイント」を作成します。

作成方法
「スタート」ボタン → 「コントロールパネル」 → 「システム」 → 「システムの保護」 → 「
システムの保護タブの作成(C)」をクリック → 「復元ポイントの作成」画面で分かりやすい名前を入力して「作成(C)」をクリック。「日付と時刻」は自動で付きます。
他のアクセス方法
「スタート」ボタン → 「ヘルプとサポートセンター」 → 「ヘルプ トピック」 → 「メンテナンスとパフォーマンス」 → 「バックアップと復元」 → 「復元ポイントを作成する」 → 「システム」 → (以降同じ)


復元方法  実行する方は自己の責任に於いて行ってください。)

復元によってレジストリの設定情報の変更を元のシステム状態に戻します。

実行する前に下段の「重要/注意)」を読んで下さい。

方法
「スタート」ボタン → 「コントロールパネル」 → 「システム」 → 「システムの保護」 → 「
システムの保護タブのシステムの復元(S)」をクリック → 「システムファイルと設定の復元」で「次へ」をクリック → 「復元ポイントの選択」画面が開く → 「現在のタイムゾーン」の全ての復元ポイントを表示する場合は「他の復元ポイントを表示する」にチェックを付ける。復元によって「影響を受けるプログラムの検出」の確認もできます。 → 復元したい復元ポイントをクリックして次へ」ボタンをクリック → 「復元ポイントの確認」で「完了」をクリック → 復元が開始され,レジストリを含めたすべてのシステム情報が指定した復元ポイントの状態に戻り,「復元は完了しました」の画面が表示される → あとは画面の指示に従って再起動されるのを待ちます。 → 再起動によって復元完了です。

注意).作業中は,パソコンの電源を切ったり,ほかの作業をしたりするのは厳禁です。

重要/注意).
システムの復元を実行しても,過去に
作成したデータや送受信したメールなどは現在のまま残ります。そこが単なるバックアップと違う点です。逆に,復元ポイントより後にインストールしたソフトが使えなくなつたりアンインストールしたソフトが復活したりします要注意はセキュリティーです。ウイルスもソフトの一種なので復活してしまうことがあります。戻そうとする復元ポイントの時点でウイルスに感染していたら,再び感染してしまうので気をつけましょうウィンドウズ・アップデートもその時点に戻るので,再度実行する必要があります(サポート終了に注意)。
参考).ノート型PCの,誤ってうっかりっ削除してしまった内臓モデム(=デバイス)は復元されません。OSの再インストールとなります。


参考).
前述の「
重要/注意」に十分留意しつつ,一つの復元ポイントに戻しても解決しない場合は,少し古い復元ポイントを試してみましょう。パソコンのトラブルの大半は,システムの復元で解消できます。
一旦過去に復元してからそれ以降の現況等の復元ポイントに復元する(戻す)こともできます。但し,アップデート版の繰り返しのインストールによるアプリ等(Officeなど)は完全には復元されないことがあります。
なお,復元ポイントの画面には,どんな変更がされたのか「種類」に簡箪なメモが表示されているので,参考にすると良いでしょう。
中には自動復元ポイントの「
システムチェックポイント」というものがあります。「日付と時刻」,「種類」には「システム」と表示され,特に大きな変更がなくても自動的に作成されるもので,パソコンの電源が入れっぱなしなら毎日1回作られます。覚えておきましょう。自動復元ポイントが見当たらない場合は「他の復元ポイントを表示する」にチェックを付けてリストを展開してください。


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2. レジストリについて(レジストリの基礎知識,他 / レジストリのバックアップを作成,復旧 ) (上級偏) (例.Windows 7)

はじめに
以下,解説は
上級者向けです。内容を実行する方は自己の責任に於いて行ってください ※ 注意 )。

レジストリの基礎知識 (レジストリでは何が行われているのか)
レジストリとはパソコンのOS(Windows)の
ユーザーインターフェースソフトやハードのシステム等の設定情報が保存されるファイルのことです。ハソコンに関する設定情報はほとんどレジストリに人っています。設定情報には,使用者情報,ネットワーク情報,アブリケーションのウインドーが表示される位置や大きさなど,さまざまなものがあり,それらをウィンドウズが統合管理しています。通常,参照や書き込みはウィンドウズが行なっています
例えば,デスクトップのプロパティで壁紙を変更して設定するとレジストリが書き換わります。レジストリに壁紙のファイル名が保存されています。ウィンドウズは起動時にこの情報を読みこんで壁紙の画像を表示します。


レジストリはどこにあるのか
レジストリ情報は,一部の例外を徐いて,ハードディスクトにファイルとして保存されており,必要に応じてウィンドウズが情報を読み書きしています。このファイルのことを一般にはレジストリファイルと言うが,ハイブ(hive)(ミツバチの巣の意味)と呼ばれることもあります。レジストリファイルには,大きく分けてウィンドウズ全般の情報を扱うシステムレジストリファイルと,ユーザー固有の情報を扱うユーザーレジストリファイルとがあります。前者は「C:\windows\……(以下省略)」のフォルダに,後者は「C:\Users\user\……(以下省略)」のフォルダに保存されています。


なぜレジストリをいじる(編集)のか
本来ユーザーが直接レジストリを編集することは好ましいことではなく各種設定はソフトウェアで行うのがベターで通常はレジストリを編集する必要はありませんが参考1),コントロールパネルやオプション設定画面などに用意されている設定項目は自由度が低く設定項目が隠されている場合もありますそれらはレジストリを直接操作することでより高速効率化の設定ができます参考2)。パソコンの操作の速度等に慣れてくると,オプションの設定範囲の速度等ではもの足りなくなってくるものでしょう。
設定例).システム/キーボードの入力/マウスの速度/ファイルアクセス/パソコンの起動の高速化,完全アンインストール(ソフトの設定情報など),…等の詳細を設定することができます。作業効率がアップします。

操作のメリット
コントロールパネルやオブション設定にない隠しオプションを設定できる。
標準設定よりも,きめ細かい設定が可能。


参考1).
アブリケーションソフトをインストールしたときのパソコンの妙な症状の中にはレジストリを編集しない限り(又は完全アンインストール)正常に戻せないケースもあります
ちょっと古い情報ですが,WindowsXPにAutoCAD LT2002/2000i をインストールすると,コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」(Win7は「プログラムと機能」)の画面に大きな空白が表示されます。致命的ではなくても何ともうっとうしく悩ましい症状で,Webサイトでレジストリの編集で解決できる方法をみつけて対処してたことがありました。正に唯一の手段でホットしました。(解決方法は省略します。)

アブリケーションソフトのアンインストール作業は,通常はコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」(Win7は「プログラムと機能」)から行いますが,アンインストールしても削除できないファイルがレジストリに残ることがあります。それらのファイル情報が残っているとトラブルの原因になることがあります。できるだけ削除しておきたいものです。レジストリエディターを開いて,削除できないファイルがあるフォルダを探し当ててフォルダごと削除することができます。
削除の操作は,以下の「キー」で二つ共行います。(例.Windows 7)
注意).トラブルが起きていなときは実行しないように。実行する場合は自己の責任に於いて行ってください
HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → 削除したいソフト名のフォルダの上で右クリックして「削除」を選択する。ここには数多くのフォルダがあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Microsoft → Windows → CurrentVersion → Uninstall → 削除したいソフト名のフォルダの上で右クリックして「削除」を選択する。ここにも数多くのフォルダがあります。


参考2).Windows7 はXPと比べるとコントロールパネルやオプションに用意されている高速化が,かなり高速に設定できるようになっているようです。


レジストリの編集方法
編集の基本は,ウィンドウズ標準付属のソフト,「レジストリエディターで操作します。レジストリエディターはスタートメニューに登録されていないので,ファイル名を指定して起動します。
「スタート」メニュー → 「
ファイル名を指定して実行」を選択し,「名前」欄に半角でプログラム名「regedit」と入力して 「OK」 ボタンをクリック → 「レジストリエディター」が表示されます。
よく実行する方は,プログラム起動の「
regedit.exe」のショートカットを作っておくと良い。プログラム起動ファイルはWindowsフォルダにあります。

注意).
レジストリの
編集は一歩間違うと最悪の場合Windowsが起動しなくなります。レジストリエディターの編集は十分過ぎる程の慎重を要する上級操作です。通常のアプリケーションソフトではデータを編集した後,保存を実行するまではハードデ'イスク内などにあるデータが実際に書き換わることはないが,レジストリエディターでは,「記述」や「などの変更(書き換え)と同時にシステムのレジストリの内容が更新されますレジストリを編集する際は,万が一の場合に元に戻せるように必ず前項の「復元ポイント作成 / 復元の重要性(同じウィンドウで移動)復元ポイントバックアップ)を作成しておきましょう

各OSでのレジストリの編集による効果の詳細は,Webサイト等で最新の情報を確認してください


レジストリの中身
レジストリは
フォルダーのような階層構造になっています。大きなツリー構造になっていて,さまざまデータが分類して格納されています。レジストリエディターを起動すると,エクスプローラに似たウインドーが表示されます。ハードディスク内のフォルダーと同様に,階層構造で管理されています。ウインドーの左側に表示される各階層は「キー」と呼ばれ,マイコンピュータの直下にある5つのキーは「ルートキー」と呼ばれています。この5つのキーが,レジストリを階層構造で管理する上での基本分類となっている。ウインドーの右側はキーの中身とも言える設定内容で「エントリ」と呼ばれています。各エントリは「名前」,「種類」,「データ」からなっていて,各記述は「エントリの名前」,「エントリの種類」,「エントリのデータ」となっています。
以下,各「キー」については省略します。

参考).各階層の「キー」を展開させた(開いた)状態で「レジストリエディター」を終了すると,状態が記憶され,再起動のときは展開の状態で表示されます。展開の状態が不必要の場合は,終了するときに各階層の「キー」を閉じて最上段の「コンピューター」をクリックしておくと良いでしょう。


レジストリのバックアップを作成エクスポート

以下A.」「.」共に実行する方は自己の責任に於いて行ってください

Aレジストエディターでまるごとバックアップを作成
1.「スタート」 メニューから 「ファイル名を指定して実行」 → 「名前」欄に半角で 「regedit」 と入力して 「OK」 ボタンをクリック → レジストリエディター(regedit.exe)が起動する。
「ユーザーアカウント制御」(Win7)のメッセージ(…プログラム(レジストリエディター)……許可しますか?)が出た場合は「はい」をクリックします。
2.起動した「レジストリエディター」の「ファイル」 メニューから「エクスポート」をクリック。
3.「レジストリファイルのエクスポート」画面で, 「保存する場所」を指定(判りやすいデスクトップが良いでしょう)して,「エクスポート範囲欄ですべて」に「を付けて「ファイル名」欄に判りやすい名前(例.230419_hikae(日付を付けた方が良い))を入力。ファイルの種類は「登録ファイル」などで良いでしょう。 → 「保存」ボタンをクリックするとデスクトップに「.regファイルのアイコン(例.230419_ hikae.reg)が作成されます。しばらくして保存実行が終了したらレジストリエディターを閉じて完了です。
レジストリまるごとなので,大きなファイルサイズ(例.≒250MB)になります。

※ この方法で作成したバックアップからレジストリを復旧するには
デスクトップに作成された「
.regファイルのアイコンをダブルクリック(設定によってはシングルクリック) → レジストリエディターのメッセージ「……続行しますか?」を確認して「はい」をクリック。
「ユーザーアカウント制御」(Win7)のメッセージ(…プログラム(レジストリエディター)……許可しますか?)が出た場合は「はい」をクリックします。 → 
情報の追加が開始されるので,何もせずにしばらく待つ → 復旧が成功し,「・・・・・・REGの情報が,レジストリに正しく入力(書き込み)されました。」などのメッセージ画面が表れたらOKボタンをクリックして完了です。


レジストリを特定のキーごとにバックアップする場合
例として,ファイルの関連付け情報を保存している「HKEY_CLASSES_ROOT」キー(フォルダ)をバックアップしてみよう。
1.「スタート」メニュー → 「ファイル名を指定して実行」 → 「名前」欄に半角で 「regedit」 と入力して 「OK」 ボタンをクリック → レジストリエディター(regedit.exe)が起動する。
「ユーザーアカウント制御」(Win7)のメッセージ(…プログラム(レジストリエディター)……許可しますか?)が出た場合は「はい」をクリックします。
2.左ウインドウの「HKEY_CLASSES_ROOT」キーをクリックしてフォルダが開いた状態にする
3.「ファイル」 メニューから「エクスポート」をクリック。
4.「保存する場所」にあらかじめ作成しておいたバックアップ用フォルダ ( ここでは例として「regedit_export」フォルダとする) を指定。
5.「エクスポート範囲」を「選択された部分」にチェックを入れ(ここで「すべて」にチェックを入れると,レジストリのすべてが保存できますが),「ファイル名」欄に,どのキーのバックアップなのか判りやすい名前(例.230419_CLASSES(日付を付けた方が良い))を入力。 → 「保存ボタンをクリックすると「regedit_export」フォルダに「230419_CLASSES.reg」というファイルが作成される。

※ このバックアップからレジストリを復旧する場合
作成された
ファイルを右クリックしてショートカットメニュから結合を選択する。または,レジストリエディタ(regedit.exe)を起動 → 「レジストリ」メニュー → 「インポート」を選択 → 表示された画面で,保存してあるレジストリファイルを選択し,「開くボタンをクリックすると保存してあるレジストリが復元されます。


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その他 以下詳細

1. インクジェットプリンターのOCR機能について/「e.Typist」の「Quick Typist」「e.Hand」について

インクジェットプリンターのOCR機能について

近頃のインクジェットプリンターは
OCR機能を備えたものが主流になっています。従来高価だったA3のスキャンを備えた安価な各種プリンターが出回っています。OCRの認識結果のファイル形式は,「メモ帳」,「Microsoft Word」,「Microsoft Excel」,「PDF」,…他と,様々です。

OCRとは
OCRは,
Optical Character Reader(またはRecognition)の略で,画像データのテキスト部分を認識し,文字データに変換する光学文字認識機能のことを言います。 具体的にいうと,紙文書をスキャナーで読み込み,書かれている文字を認識してデジタル化する技術です。


例として,ここでは「
Brother MFC-J6995C DW」 (A3)のUtilitiesからのOCRスキャンについて解説します。

操作
デスクトップのBrother Utilitiesを起動 → 「
スキャンする」の「ContorolCenter4」をクリック → 「ContorolCenter4」のスキャンのOCR」をクリックすると「OCR-ContorolCenter4各設定画面が表示される。

OCR-ContorolCenter4」画面の「使用するアプリケーション」について
通常,「
ファイル形式」が「テキストファイル*.txt)」の場合はパソコンにインストールされている「メモ帳」の他,「Microsoft Word」,「Microsoft Excel」が表示されますが,インストールされているMicrosoft Office互換フリーソフトApacheの「OpenOffice」(オープンオフィス)が存在する場合は,「OpenOffice」が優先して表示されことがあります。ここで,「ファイル形式」を「Microsoft Excel 2003,XP(*.xls)」(互換モード)に指定し直すと「Microsoft Office Excel」(/「Microsoft Office Excel」)が表示されますが,スキャンの原稿に罫線があると罫線も認識されます。罫線やセルの列幅/行の高さが原稿通りにいかない場合があります。
他,「ファイル形式」を「WordPad(*.rtf)」に指定すると「Microsoft Office Word」が表示されます。「サーチャブルPDFシングルページ(/又はマルチページ)(*.pdf)」を指定すると「Adobe Reade *.*」(又は正規版)が表示されます。


以下,
各操作について

ファイル形式」が「テキストファイル*.txt)」の場合

1使用するアプリケーション」が「メモ帳」の場合
「スキャン」をクリックするとスキャンが始まり,終了すると
OCRの認識結果が直接メモ帳で表示される
保存するときに拡張子 .txt を .csv に書き換えると,Excelで開くことができるが,
一旦.txtで保存してからファイルの拡張子を.csvに書き換えた方が,Excelで開いたときほぼ原稿の通りに表示される

2.使用するアプリケーション」が「Microsoft Word」の場合
「スキャン」をクリックするとスキャンが始まり,「
ファイルの変換」ダイアログが表示されるので,「エンコード」で「その他」と「Unicode」を指定して「OK」をクリック → OCRの認識結果の「******.txt-Word」がWordで表示されるので名前を付けて保存する → 「ファイルの種類(T)」で「Word文章*.docx)」を指定して保存する。
各書式設定記号が表示された場合は,ツールバーの「すべて表示」ボタンをクリックすれば非表示になる。

3.使用するアプリケーション」が「Microsoft Excel」の場合
「スキャン」をクリックするとスキャンが始まり,終了すると
OCRの認識結果が直接Excelで表示される → OCRの認識結果の「******.txt- Excel」を名前を付けて保存する → 「ファイルの種類(T)」で「Excelブック*.xlsx)」を指定して保存する。
「ファイル形式」が「テキストファイル(*.txt)」の場合は,スキャンの原稿に罫線があっても認識されない。

スキャンの原稿の
罫線も認識させる場合
ファイル形式」で「Microsoft Excel 2003,XP*.xls)」(互換モード)を指定してスキャンすると罫線も認識され,編集ができる。
OCRの結果は「******.xls[互換モード]- Excel」なので,「ファイルの種類(T)」で「
Excelブック*.xlsx)」を指定して保存する。



e.Typist」の「Quick Typist」/「e.Handについて

メディアドライブの「
e.Typist」は詳細なOCR機能を備えている便利なシェアソフトですが,追加インストールの「Quick Typist」はダイレクトなOCRなので,認識ファイル形式がテキスト*.txtの場合,「e.Typist」より操作が簡単でお勧めです。デスクトップの「Quick Typist」アイコンへ,読込む「.jpgファイルをドラッグ&ドロップして,「Quick Typist」画面の各設定を確認して「認識をクリックすると,OCRの結果のファイルが表示されます
読込可能ファイル形式 :
.jpg
保存ファイル名 :
untitled
保存ファイル形式はテキスト*.txtがお勧めです。
他,Excel(*.xls)(かなりの修正が必要) / PDF(罫線があるとうまくいかない) / RTF(罫線があるとうまくいかない)等が可能です。

又,追加インストールの「
e.Hand」は手書きの文字を認識するソフトです。活字に近い手書きの文字は,かなり正確に認識されます。

参考).「e.Typist」(/「Quick Typist」/「e.Hand」)の動作環境
ver 9.0 : 〜Windows XP
ver 15.0 : Windows 7〜



※ 「
.csvファイルについては以下を参照してください。
OfficeExcel 5.  CSV ファイルの活用について (Excel 2016の例)  (同じウィンドウで移動)


その他  「INDEX」 へ戻る





 AutoCAD 業務の基本               約束ごと,利用にご注意,他               レギュラー版及びLT .ver 〜2007 (〜2009)


INDEX (同じウィンドウで移動)

はじめに

約束ごと
No 1.
画層は必ずByLayerであること
No 2.
画層の「Defpoints」,「0」は他の目的に使用しないこと
No 3.
「名前の付いた画層フィルタ」は作成しないこと (重要です)

利用にご注意」
No 4.
ブロック機能
No 5.
グループ機能

必ず習得してほしいこと
No 6.
レイアウト空間の利用
No 7.
Excelとの連携操作
No 8. Excel等への貼り付け図形のファイル形式
No 9.
日影図/天空の算定図作成
No 10. 印刷スタイルテーブルの「.ctb」/「.stb」ファイルが置かれている場所(保存場所),他2種類の印刷スタイルについて 

習得してほしいこと
No 11. 外部参照(XREF)

覚えておきましょう
No 12. 文字スタイル
No 13.
DWGファイルの保存形式のバージョンの設定
No 14.
カスタマイズした線種の扱い
No 15.
カスタマイズしたハッチングパターンの扱い
No 16.
使用している線種パターン及びハッチングパターンのインチ系とメートル系について
No 17.
LTSCALE (線種尺度)の設定について
No 18.
同じ図面の中で図形によって異なる倍率の寸法スタイルを設定
No 19.
DWGからPDFファイルを作成する外部フリーソフト「CuteWriter」
No 20.
DXFについての留意
No 21.
カスタマイズについて
No 22.
カスタマイズしたAutoCADを復元する方法  (例 :Windows 7 pro  レギュラー版 AutoCAD 2007の場合)
No 23. バックアップファイル(.bak)からのDWGファイルの復元
No 24. 便利なJWC → DXFデータ変換のフリーソフト 「JWX Ver 0.21」
No 25. ラスターデータ(画像)をベクターデータ(DXF)に変換するソフト WinTopo Freeware  (他,ソフト Aide PDF to DXF Converter
No 26. 2種類の印刷スタイルについて
No 27. 高精度ビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」について AutoCAD 2007の場合)
No 28. ファイルビューワー「Autodesk DWG TrueView」について  (重宝です)

補足・留意,他
ビジネスのメールはHTMLメールではなくテキストメールで送信しましょう  記.2021年9月5日






はじめに  

AutoCADの変遷
CADの先駆けは,1963年にマサチューセッツ工科大学のIvan Sutherland博士が作成した「Sketchpad」です。革新的で,設計業界に衝撃を与えたようです。当時,コンピューターは大変高価でしたが,コンピューターによる製図が現実味を増してきました。1982年,Autodesk社からパソコン向けCADソフトウェア「AutoCAD」(.ver 1.0)が発売されました。初期のOS,CP/MやMS-DOSで動作するものでしたが,AutoCADの登場でCAD導入が一気に個人レベルまで下がりました日本への進出は翌年の83年で,2Dの図面を作図する目的で主に建築業界から普及していきました。普及当初,AutoCADの作図作業は決してスムーズではなかったようですが,CADの普及によって関係者間での設計図情報のやり取りが簡単になりました。AutoCADは,販売戦略,開発のオープン戦略で世界中で大きなマーケットシェアを獲得することになりました。


AutoCADは
汎用CADとして開発され,レギュラー版AutoCAD簡易廉価版のAutoCAD LT(以下共通に称してAutoCADと記す)が用意されています。レギュラー版は確かに高価ですが,Microsoftのソフトウエアツール(プログラミング言語及びその処理系)の Visuai Basic 及びAutoCAD に於いて提供されているAutoLISPでの開発を支援するツール群の統合開発環境(IDE) Visual LISP で独自の開発が可能で2D/3D共に高機能で高速高度なCAD環境を構築することができます廉価版LTとは比較にならない存在です。多くのユーザによって独自開発されたレギュラー版専用のフリーの優れもの高速処理操作ファイル及び外部プログラムが数多く公開されています。レギュラー版は業務効率化必須の大手設計事務所,スーパーゼネコン設計部等で広く導入されていますが,小規模事務所でもプロフェッショナルな仕事人には是非お勧めです仕事の可能性が格段に広がります

1995年にデファクトスタンダード(事実上の標準)を握ることとなるWindows95が登場し,数年後の1999年に発売されたAutoCAD2000から操作性が徐々に向上し,2005年には複雑な処理も簡単に操作できるMLベースのユーザインターフェースCU I ファイルのプログラムに変わったAutoCAD2006が発売されました。以後持続的に安定の道を歩んでいます。AutoCAD2010からはCU I X ファイルへと変わり,更なる発展の途上ですが,並行してIT及びコンピューターの高度な知識が益々必要となっています

インターネット環境の発展により,設計者のワークスタイルをも変えつつあります。
Autodeskは
クラウドを活用する機能を提供するようになり,処理時間を短縮できるクラウドでVR画像生成やアクセスによるデータの共有など,パソコン上で全ての機能を処理するのはもはや現実的ではなくなっています。このような使い方への移行は時間の問題のようです。3Dに対応した技術とクラウドの活用により,CADは第2の普及期を迎えつつあり,将来的にはAI (人工知能)と連携したCADが勝手に設計を行ってくれるかもしれません,と言われています。


AutoCADのマスターについて
AutoCADが建設業界の主流としての標準CADになったのにはそれなりの所以があります。汎用CADのため,画面の操作性の改良,独自のコマンドの追加作成(マクロ,ディーゼル式),レギュラー版に至っては高速処理操作ファイル(lsp,fas,vlx,他)や外部プログラムの導入(及び作成・開発),…等,カスタマイズしてより強力に使いやすく,より重宝に改良することが出来ます。
レギュラー版,LT共に
習得には言うまでもなくコンピューターそのものの原理及びOSの仕組みの理解が必須です原理仕組みの理解は汎用CADだからこその可能性を大きく広げてくれますAutoCADの習得は十分に納得理解してから次のステップへ進むという過程が重要です。何故か何度も行き詰るのは,基本の不理解が常に付きまとっている為です。引き返して復習することです。芸事の稽古のように何度もお浚いをすることです。覚えたことは常にこなせる現役であることも必須です。習得が進むにつれて,何故こうなるの何故こうならないのさて他に方法はと探究心が湧いてくると功を奏して上達に拍車がかかります。機転からのとっさの応用,更には直感が働くようになると習得は軌道に乗りますが,(かなめ)はカスタマイズです。インストールの初期設定(Default)の状態ではプロのツールとして効率上もの足りないところがあります。より強力なツールに仕上げるためにカスタマイズを難なくこなせるようになって上級者の域に達しますプロの世界(職業社会)では上級操作は当たり前で常に要求されます
習得CAD業務に携わる以上は避けて通ることのできない大いなる目的への道標です。「要は向いているか否かでしょう」と気落ちせず,怯むことなく失敗を恐れず進んで興味を持ち弛まなく修練を積み重ねることです
かつての手描きを知る世代にとっては設計業務のコンピュータ化はまさかの変革です。並行するITの進歩は益々業務範囲の可能性を広げています。新しい道具に惑わされ続けては建築設計者にとっては本末転倒ですが,待ち受ける更なる展開に向かって励みましょう。


AutoCADの操作には幾つか重要な約束ごとがあります
AutoCADは精巧なコンピュータープログラムソフトです。プログラムの仕様には
ルール,いわゆる約束ごとがあります。約束ごとを理解せずに我流で操作すると一見支障が無いようでも深層での動作は不安定な状態です。ついて行ける作図コマンドは追従しますが,ついて行けないコマンドは思わぬ動作をし,正常に働かないことがあります。
不特定の人や企業が携わるプロジェクトチームの業務形態では,得てしてCAD操作のレベルに相違がある人が参加してきます。AutoCADの約束ごとを知らないメンバーがいるとチームワークは混乱し二進も三進も行かなくなります。この混乱を調整指揮する「CADマネージャー」という新しい職業すら生まれています。辛い職業です。
CADの到来は確かに画期的ですが,
操作を知っている人と知らない人が混在してプロジェクが進められているというのが建築業界の現状です何とも …しい問題です。この問題は,CADがもっと進歩して益々自動化するまで,暫くは続くでしょう。



前置きが長くなりましたが,
本題です

AutoCAD業務の基本」について。

AutoCADの業務では,前述の約束ごと(ルール)の他,利用にご注意必ず覚えて欲しいこと… 等々がありますしっかりと習得すれば強力な味方となり如何なるプロジェクトもこなすことができます
業務のツールなれど,習得を怠ると生計を成すことすら困難です。決して大げさな話ではありません。

以下,解説ではレギュラー版AutoCADと簡易廉価版のAutoCAD LTを,特記以外は共通に称してAutoCADと記することにします。
解説に基づいたのは,レギュラー版AutoCAD及び同 LT .ver2000 〜 2007 (〜 2009)です。項目によっては他の.verでの情報は未検証です。


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以下,解説です。


「約束ごと」

以下,AutoCADの高機能な操作性を有効に確保するための原則です


No 1. 画層は必ずByLayerであること

ByLayerの問題は知らずにやってしまう圧倒的に多いルール上やってはいけないことの代表です
図形(オブジェクト)の画層は必ずByLayer(画層の設定に従う)で作成するのが原則です

印刷スタイルには,「色従属印刷スタイル」(.ctb)と「名前の付いた印刷スタイル」(.stb)の2種類があります。「色従属印刷スタイル」はオブジェクトの色によって線の太さが決まります。かつてのMS−DOS系から広く使われている印刷スタイルです。
名前の付いた印刷スタイル」はAutoCAD .ver2000からの登場で,色と線の太さが自由にきめれるスタイルで多くの利点があります。画面上で画層と色が結びつかないことで採用している企業はまだ少ないようですが,スーパーゼネコンの設計部では大規模建造物など画層数が多い故から利用されています。

いずれの印刷スタイルでも図形の作図はByLayerが原則です

参考).「名前の付いた印刷スタイル」については以下を参照してください。
No 26. 2種類の印刷スタイルについて (同じウィンドウで移動)



ByLayer とは

ここでは,良く知られて多くのユーザーに使われている「色従属印刷スタイル」(.ctb)で説明します。

色従属印刷スタイル」では,AutoCADのすべてのオブジェクト(図形など)は必ず「画層名」「色番号」「線種名」「線の太さ」「線種尺度」の5つの属性プロパティ)を持っています。 この中で「色番号」「線種名」「線の太さ」は画層で定義されているため,オブジェクトの属する画層の設定を優先するByLayerに設定しなければなりません
ByLayer」で図形を作図した場合,図形は画層で設定されている色,線種及び線の太さで表示されます。この場合の図形には特定の色,特定の線種及び線の太さの情報は無く,図形が存在する画層に割り当てられた」,「線種及び線の太さByLayerの情報で表示されます


何故,ByLayerでないといけないのか

ByLayerオブジェクト(図形など)の線種又は線の太さの設定を変更するとその時点からByLayerの基本的な機能は失われます一見支障が無いようでも深層での動作は不安定な状態です
設定を変更すると,その図形の色は「ByLayerの情報ではなく図形に対して設定した色の情報となります画層関連操作で画層単位での色変更を行っても色がByLayerの情報ではないので特定の図形の色は変更されません図形がどの画層にあるのか分かりにくくなるとともに,色による画層管理が煩雑になります線種線の太さの変更も結果は同様です
又,
ブロックを構成する図形も,ByBlockおよびByLayer以外の特定の色や線種を使用して作成するのは好ましくありません。

更に,「
クイック選択」(qselect)コマンドで,ある画層を選択したとき,「色」,「線種」又は「線の太さ」の属性が変わっているオブジェクトが存在する場合,「オブジェクトプロパティ管理」ダイアログの「色」,「線種」又は「線の太さ」の表示が「ByLayerではなく*各種*と表示されてしまいます。この「*各種*ByLayerに設定し直せば選択した全ての属性は「ByLayerに戻ります,「は印刷設定に反映するのでご注意

参考).クイック選択の詳細については以下を参照してください。
便利な「クイック選択」を使いこなそう  ( 〜Windows7(32bit) , AutoCAD/LT.ver〜2007 ) (同じウィンドウで移動) 必見です
 →  例5).AutoCAD操作原則のByLayerでないオブジェクを一括でByLayerに修正する


公開されている効率を上げるLayer関連の優れものの編集フリーコマンドのほとんどはByLayerを前提に動作するように作成されています。「ByLayerが如何に重要かを物語っています

参考).優れもののLayer編集フリーソフト
フリーの画層編集ソフト LayerView 2012 の紹介 優れものです(同じウィンドウで移動) 必見です
指定画層だけを表示しておいて「オブジェクトプロパティ管理」コマンドを実行して色(ByLayerに)/画層/線種(ByLayerに)/線種尺度/他を一括して瞬時に編集・変更することができます他の事務所やメーカーのAutoCADデータの画層編集・変更に大変重宝です必需品と言えるでしょう


以上,「
色従属印刷スタイル」ではLayerがどん々増えるじゃないかと仰らず,ByLayer」は是非厳守してください

ByLayer」の他,次項の画層の「Defpoints,「0」,他「ByBlock」の理解も重要です。
 

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No 2. 画層の「Defpoints」,「0」は他の目的に使用しないこと

画層のDefpoints」,「0の間違った使い方も多いですね
要は他の目的に使用しないことです。


Defpoints とは

画層「Defpoints」(definition points)は,初めて寸法記入を実行したときに自動的に作成される(=システムが使用するという意味)寸法スタイルの定義点(=寸法補助線の始点にある寸法値を計測する点を示すオブジェクトのことで,表示及び印刷はされません)に使用される画層のことです。画層の色はWHITE,線種はCONTINUOUS自動的にセットされます。全ての寸法記入を削除しても画層「DefPoints」は残ります。一度作成されると表示オブジェクト(定義点)がなくても画層として削除することが出来ないわけです。また,システム内の特殊な画層のため,DefPointsは印刷されません(参考「その3.」)「画層プロパティ管理」ダイアログでの印刷の表示はグレーの反転表示となります。この印刷されないという特性を利用して,画層「Defpoints」を図面範囲の「外枠」やレイアウト空間での「ビューポート枠」などに使うユーザーがいますが,画層関連の編集コマンドの動作に支障が生じます。非印刷にしたい補助図形等は,必ず専用の画層を作成することです


何故,「Defpoints」,「0」を他の目的に使用してはいけないのか,どのような支障があるのか

その1.
画層Defpoints」は画層「0」と共にAutoCADのシステムが使用している作業用の画層で特別な扱いをされる画層となっています。この二つの画層は連動しているようで,画層「0」が非表示またはフリーズの状態の時は,画層「Defpoints」で作成した図形(オブジェクト)は選択できなくなります。移動,複写,オフセット,他のコマンドを実行しても図形は選択出来ないということです。

その2.
名前(
Defpoints)はそのままで色または線種を変更しても特殊性は失われないようですが,システム内で果たして何が起こるのかを確認しようがないので好ましくありません。よく色だけ変えているユーザーがいますが,変更と同時に寸法補助線の始点にある寸法値を計測する「」が,変更した色に変わってしまいます。皆さん意外とお気づきでないでしょうが,正に意味のない点です。

その3.
システムが使用していても,画層「
0」と異なり「Defpoints」は名前を変更することが可能ですが,名前を変更すると特殊性は失われて非印刷表示の一般画層に変換され,「非印刷」は解除できるようになりますが,寸法コマンドを実行すると再び新たに本来の画層Defpointsが自動的に作成されます。名前を変更して他の目的使うのは意味がないということです。

以上,画層「
Defpointsは編集しないこと,いじらないことです。

参考).「Standard」以外の寸法スタイルを初めて作成して実行すると,「Defpoints」の寸法スタイルの定義点は「_Dot」という名のブロックとなり,「ブロック挿入」ダイアログに表示されます。名前削除「purge」コマンドでは削除されません。


画層「0」について
画層「Defpoints」以外でシステムが使用している特殊な画層が「0」です。この画層は名前を変更することも削除することもできません。ハッチングや寸法オブジェクトは画層0に作成されますから,これらのオブジェクトを分解すると,個々のパーツが,作成時の画層から本来作成されていた画層0になりますユーザーがこの画層を使用しても支障があるわけではありませんが使用しないほうが賢明ですただしブロックを作成する場合は画層0で作成しておくことを薦めます
ブロックを構成する図形の「ByBlock」についての説明は省略します。


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No 3. 「名前の付いた画層フィルタ」は作成しないこと (重要です)

.ver AutoCAD2007までの時点のお話です。以降の.verでの情報は未確認です。

DWGファイルサイズが異常に肥大化する名前の付いた画層フィルタの問題(バグ?)は,.ver AutoCAD2000から長年ユーザーを悩ませています。改善の余地がないのかAutodesk社も応急措置的改善は講じつつも手を拱いてきたようです。

プロジェクトチームの仕事等で,
ファイルサイズが異常に大きいDWGファイルに出くわした経験はありませんか。PCのCPUが幾らか高速になったころですら,このファイルを開いて作図コマンドを実行すると,カックン,カックンとフェイントがかかってタイミングが合わず,動作が異常に遅く,仕事にならないという痛ましい現象が起こりました。ファイルを開くときや上書き及び保存時にも異常な時間が掛かってうんざりさせられます。
このような異常に肥大化した殆んどのファイルには共通して使われていない(未使用),作成した覚えが無い名前の付いた画層フィルタが異常な数で存在していますその数は中には一万〜三万以上の例があります。ファイルサイズが通常2MBぐらいなのに,20MBになったりします。

暫らく鳴りを潜めたかと思っていたところ,当方レギュラー版AutoCAD2007ですが,2020年某プロジェクトチームの仕事で受け取ったファイルに問題のファイルが存在しました。ファイルが作成された時期は不明ですが収束していないようです。収束しているとしても,いかんともしがたいことに古いバージョンのデータは出回っています。2023年現在,未だにネット上で困り果てた報告が見受けられます。


さて,この名前の付いた画層フィルタを全て削除して保存し直すと以後作図の動作もスムーズになりファイルの上書き及び保存の時間も大幅に短縮されファイルサイズも場合によっては90%近く小さくなります。通常,ファイルサイズを小さくするには,名前削除「purge」コマンドで使用していないオブジェクトを削除しますが,レギュラー版AutoCAD2000〜2004及びLT2000〜LT2004では,未使用の「名前の付いた画層フィルター」は,「purge」では削除出来ません。「画層プロパティ管理」で一つづつ手動で削除したりと,方法はあるようですが,使用しているバージョンによっては,最終的な修正の必要性や,いくつかの問題があり,大変煩わしい作業です。

レギュラー版の場合はAutoCAD2006(/2005)から,LTの場合はバージョン2006(/2005)から一気に削除出来るように改善されているようで朗報ですが,詳細は当方未確認です
2007では,「画層プロパティ管理」を実行すると,不明のすべての画層フィルタを削除することを勧めるメッセージが出て,「はいを選択して削除することが出来ます。試しに「いいえ」を選択してみると,「画層プロパティ管理」ダイアログ左側の画層フィルタのエクスプローラーに無数の名前の付いた画層フィルタが表示されます。


※※ 名前の付いた画層フィルタとは (重要) ---- ファイル容量肥大化のそもそもの発(元凶)と言われています。

画層フィルタ」とは,「画層プロパティ管理」ダイアログで,大量の画層リストから使用する画層だけなど条件にあうものだけを表示するバージョン2000からの機能です。
指定した設定とプロパティを使用して,表示・フリーズ解除・ロックされている画層だけを画層リストに表示させたり,グループ単位でまとめて,検索を不必要にすることなどが出来ます。選択したい画層の検索や画層の設定の切り替えを容易にします。不要な複数の画層を非表示・ロックするなど簡単に編集を行うことが出来るわけです。
しかしこの機能バージョン2000・2000i・2002では一度画層フィルタを設定した図面ファイルから線分一本でも他の図面にコピー&ペーストすると元の図面にあったすべての画層フィルタの情報がコピー先の図面に入ってきます原因は不明ですファイル容量が驚異的に肥大しCAD操作の動作が異常に遅くなります
画層フィルタは設定(作成)しないことです

※参考).効果の程は不明ですがファイルサイズ肥大化防止として,システム変数 ISAVEPERCENT の値を大きくしないことと言われています。
システム変数
ISAVEPERCENTは,図面ファイルで消費できる空間のパーセンテージを設定します。これが,定値の「50」(=50%を超えないという意味)だと,本来のファイルサイズの5割増,「100」だと本来のファイルサイズの2倍のファイルサイズとなってしまいます。 システム変数 ISAVEPERCENTの値は大きくせず0」に設定しましょう。何故か,コマンドラインに入力して確かめると既に「0」に設定されているようですが。


耳寄りな情報 待望の優れものフリーコマンドですがレギュラー版AutoCAD専用です。)

レギュラー版AutoCAD2000〜2007(以降未確認)の場合,削除できないデータをまとめて一気に削除出来るレギュラー版専用のAutoLISPApurge.VLX」(「purge」コマンド)が,無償で公開されています。ファイル容量肥大化の原因で長年ユーザーを悩ましてきた画層フィルター」,名前のついた画層状態」,空のグループ等を一気に削除できます削除された数は一覧表示で確認できますファイル容量が一気に大幅にダウンし作図操作が軽快になります。正に救いの神です。当方,常設して大変重宝しています。

参照 →  4.見えないデータをまとめて削除 AutoLISP」 (待望の優れものです →  Apurge.VLX」 (.vlxファイル)   (同じウィンドウで移動)


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利用にご注意

異なるご意見があろうかと思いますが,以下,当方としては懸念するところがあります。


No 4. ブロック機能

.ver AutoCAD2007までの時点のお話です。以降の.verでの情報は未確認です。

ブロック機能の利用は確かに利便性はありますが,何故か新規に作成していないにもかかわらず,作成済みブロックはファイル上書き保存の度にネスト(入れ子)状態で上書きされ数が増え続けてファイル容量が大きくなります。前述のフリーのAutoLISP「Apurge.VLX(同じウィンドウで移動)の実行で,数の増加は一目瞭然です。挿入作成した覚えのないブロックが存在する場合も同様です。ファイル内にデーターとして記憶されています。使用(挿入・作成)されていないブロックは名前削除「purge」コマンドでは削除できません挿入されていないブロックに使用されている画層は画層プロパティ管理のリストに表示されますこのブロックの画層もやはり名前削除「purge」コマンドでは削除できません
果たしてそうゆうものなのか,解消法はないのか,疑問です。

ブロックは,レイアウト空間の表示状態をモデル空間に書き出す(変換)一部のトランスレータソフト(レギュラー版用フリーソフト「QuickDraft Basic (作者:大成建設株式会社)」のトランスレータなど)では変換(表示)されません。ブロックは書き出す前に分解しておく必要がありますこれではブロック作成の意味が失われます。トランスレータソフトを常用しているユーザーがブロックを利用しない理由でしょうか。

以前,大手設計事務所のプロジェクトチームに参加したことがありますが,ブロック機能(及び次項のグループ機能)は殆んど使われていなかったような記憶があります。

以上,当方としてはブロック機能の利用はお勧めし兼ねます。


お勧めな機能
ブロック機能より便利な「
外部参照」という機能があります。
DWGファイルサイズが異常に肥大化する「名前の付いた画層フィルタ」の問題との関連性は不明ですが,基本的な使い方では,ファイル容量は肥大化することなく適正なサイズです。
大変便利でお勧めです。以下を参照してください。
No 11. 外部参照 (XREF) (同じウィンドウで移動)


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No 5. グループ機能

.ver AutoCAD2007までの時点のお話です。以降の.verでの情報は未確認です。

グループ機能はブロックと異なり,一つの図面内(ファイル)だけで有効な機能です。コピー&ペーストなどで他の図面でグループとして使うことはできません。その都度グループを再作成することになります。ブロックと同様,使用(/挿入)されていないグループもファイル上書き保存の度に数が増え続けてファイル容量が大きくなります挿入されていないグループは名前削除「purge」コマンドでは削除できません。レギュラー版AutoCAD2004〜は可能の様ですが,LTで可能なバージョンは未確認です。使用されていないグループはファイル内にデーターとして記憶されています。やはり,フリーのAutoLISP「Apurge.VLX(同じウインドウで移動)の実行で,数の増加は一目瞭然です。
AutoCAD2007では,
グループ機能「コマンドgroup」は残っていますが,グループのメニュー及びコマンドのアイコンが初期設定の標準ツールバーに無く,グループ機能の奨励が薄らいでいるような気がします。気のせいでしょうか。

以上,当方としてはグループ機能の利用はお勧めし兼ねます。

なお,AutoCAD2007でのグループ機能については参照してください。
 ACAD_235  ( 忘れがちな基礎編 )  レギュラー版 AutoCADの「グループ」機能について  (同じウインドウで移動)


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「必ず習得してほしいこと」

AutoCAD業務の基本です


No 6. レイアウト空間の利用

レイアウト空間とは何ぞや,便利そうだけどモデル空間で別に差しさわりないので無理して覚えなくても良いのではと,利用していないと言うより理解できずにいるユーザーが多く見受けられます。このような方がプロジェクトチームに参加すると,常用しているメンバーは困り果てます。
レイアウト空間の利用はAutoCAD業務の基本で必須です

レイアウト空間とは簡単に言うと作図画面であるモデル空間を上空からカメラのファインダー越しに印刷したい領域を覗くようなものでしょうか。ズームインが拡大図,ズームアウトが縮小図でしょうか。
と,例えても分かり辛いでしょう。とにかく操作してみることです。

AutoCADでは
3次元の無限大空間の中で,オブジェクト(図形)を原寸で作図します。2次元の図面を作成している場合でも,いつでも3Dビューに切り替えがきる3次元空間で作業を行っていますこの作業空間をモデル空間」( = グラフィックウインドウ)といいます。これに対して,実物の用紙に印刷されるイメージを表わす2次元空間があり,これを「レイアウト空間」( = レイアウトウインドウ)(=ぺーパー空間 =ページ)といいます。 モデル空間は図面自体を作成するためのもの,「レイアウト空間は印刷時のレイアウトを作成するためのものと考えます
印刷はモデル空間からも印刷できますが,
レイアウト空間を利用した場合は,図面の配置や印刷の状態など,最終的に紙へ印刷される図面を画面上で忠実に確認できます。 モデル空間,レイアウト空間の「ページ設定管理」(旧ページ設定)では,用紙サイズやプロッタ/プリンタ名,印刷スタイルなど印刷のための情報が保存されます。レイアウト空間を利用している場合は設定が画面に反映されるため,印刷の状態を確認しながら作図を進めることができます。
レイアウト空間はいくつでも作成できるので表現の異なった目的別の複数の図面を出力できます。

3Dモデルでの利用

3次元機械設計では,「モデル空間」の3次元空間で建築設計の3Dモデルだけを作成(LTは3Dの一部を除く)して,その平面図,正面図,側面図及び等角図を「レイアウト空間」で表示することができます。3次元機械設計で常用されている,いわゆる「三面図」をAutoCADはいとも簡単に表示してしまうわけで,3Dの作業では必須で特に威力を発揮しますの操作は,建築設計の3次元立体図でも同様に行うことができます。

目的や応用次第で,高度で複雑な表現が可能です。


参考).
2D建築設計レイアウト例  レギュラー版及びLT共通
レギュラー版AutoCAD 2007 で作成

 レイアウト空間で浮動ビューポートを作成   作図例 1 : 建築図
「モデル空間」での作図  →  「レイアウト空間」で浮動ビューポートを作成
      ( モノクロ印刷スタイルを表示 )  

 
全体図


 左:全体図   右上:棟詳細図   右下:腰壁詳細図



参考).
3D建築設計レイアウト例    ソリッド,レンダリング,光源及び背景機能は レギュラー版専用です。
レギュラー版AutoCAD 2004で作成

 レイアウト空間で3次元図形から3面図を自動作図   作図例 2 : 建築図

左上:平面図
右上:3Dワイヤーフレーム / 透視投影図
左下:正面図
右下:3Dソリッドモデル /
透視投影図 / レンダリング



サンプルファイル(.dwg) ダウンロード
.ver2007前後のユーザーの方ダウンロードしてみてください
3d_sample_a1_50_haikei_new  DWF 表示  README
注1
ダウンロード時のメッセージの表示が異なる場合は,「.zip」ファイルなので,フォルダごと「このフォルダをコピーする(又は右クリックして「対象をファイルに保存」)」を選択してください。

サンプル留意
右上,右下の透視投影図は
ビュー管理_new_vt131106指定してください。
作図のソリッド(2004)は2007のような3Dソリッドプリミティブ(基本形状)ではないのでグリップ操作のストレッチはできません。
他,
README を参照してください。
参考).別のマテリアル背景及び添景の人物をアタッチ
左上:平面図
右上:3Dワイヤーフレーム 透視投影
左下:正面図
右下:3Dソリッドモデル / 透視投影図 / レンダリング  (背景合成










 
参考).

3Dオービット(レギュラー版専用)は,「レイアウト空間」の特定のビューポートでも実行することができます。



参考).
3D機械設計レイアウト例   レギュラー版AutoCAD 2004 で作成。 ソリッド,レンダリング及び光源機能はレギュラー版専用です。
サンプルファイル(.dwg) ダウンロード
.ver2007前後のユーザーの方ダウンロードしてみてください
3d_a2_1_kikai_layout_new_new   DWF (表示 (注.点光源の記号がver2004になっていますが,ダウンロードファルは2007に直してあります。)
サンプル留意
作図
( 2004)のソリッドは2007のような3Dソリッドプリミティブ(基本形状)ではないのでグリップ操作のストレッチはできません。

 レイアウト空間で3次元図形から3面図を自動作図  作図例 3 : 機械製図
モデル空間」の3次元空間で3Dモデルだけを作図  → レイアウト空間」で「ビューポート管理」(vports)コマンドを実行して,各図を自動作図
よりレンダリングの立体感が出るように点光源を上方に1箇所設定しています。

  南東等角図
  3Dワイヤーフレーム

 

ポイント
寸法線や中心線はレイアウト空間で描くこともできますが,ここでは各ビューポートでの表示,非表示を想定して,寸法線や中心線の画層をモデル空間で作成して描いています
レイアウト空間に切り換えて,各ビューポートの寸法線や中心線の表示/非表示を設定しています

  左上:上面     右上:南東等角図 (ソリッドモデル / レンダリング,点光源)
  左下:左側面   右下:正面
                         

   



参考).
3D機械設計レイアウト例    ソリッド機能はレギュラー版専用です。
レギュラー版AutoCAD 2004
Sample図  Oil Module_g_shading
2007で表示したものです。

 レイアウト空間で3次元図形からOil Moduleを自動作図  作図例 4 : 機械製図
モデル空間」の3次元空間で3DモデルOil ModuleIsometric(等角図)で作図してShadingシェーディング  →  レイアウト空間」で「ビューポート管理」(vports)コマンドを実行して,ModulePiping(パイピング)各図自動作図
各ビューポート枠はフリーズしてあります。
  
  全体図 :北西等角図

 


   左 :Piping全体図 (Piping以外のオブジェクトを現在のビューポートでフリーズ」)
   右上 :左側面図 /右下:右側面図 (更に一部のオブジェクトを現在のビューポートでフリーズ」)



機械設計の3Dモデルによる部品系統図のレイアウト表示は正に威力を発揮します。
参考).
機械系3Dの複雑な3Dソリッドモデルのように見えますが,3Dソリッドプリミティブ(基本形状)の加工・組合せと基本的な操作
(面取り/フィレット,ストレッチ,押し出し,ポリソリッド,回転,シェル,和/差,高度と厚さ,…他)で作成することができます。
Sample図はシェーディング処理ですが,オブジェクト及びモデルによっては光源を設定したレンダリングの方がよりリアルな立体感で説明効果がある場合があります。


※  参考1
).必見です
レイアウト空間の必見操作について以下にまとめてあります。参照してください。。
以下,レイアウト空間の必見操作です  (AutoCAD/LT.ver〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。)   (同じウィンドウで移動)

※ 参考2
).必見です
Excel(/Word)の書類等にAutoCAD図形を挿入(貼り付け)する場合の
WMF形式の画像ファイル(ウィンドウズメタファイル)を作成する場合レイアウト空間の活用は必須です
「.wmf」 ファイルの書き出し範囲(四角形)はビューポート枠のグリップをドラッグして容易に調整でき,表示する画層のON/OFFの設定(現在のビューポートでフリーズ)ができます。
詳細は以下を参照してください。
No 8. Excel等への貼り付け図形のファイル形式 (同じウィンドウで移動)


※  参考3).レイアウト空間をモデル空間に書き出すレイアウトエクスポーターについて
「レイアウト空間」は,ほとんどの他社製CADがサポートしていないAutoCAD独自の機能ですが,以下レイアウト空間をモデル空間に書き出すプログラムがシェア/ フリーであります。
シェアウエア
ペーパーモデル化ツール(大塚商会,他)などのレイアウトエクスポーターソフト
フリープログラム
レギュラー版AutoCAD2007用「QuickDraft Basic作者:大成建設株式会社)
レイアウトツールバー (同じウィンドウで移動)
レイアウトエクスポーター / ビューポートをモデル空間に描画 / 他
).「QuickDraft Basic」をWindows7で使用する場合,インストール可能なのは同「XPモード」です。他,概要は以下を参照してください。
064  レギュラー版AutoCAD用優れものフリープログラム「QuickDraft Basic」の紹介 (必見)
      QuickDraft Basic (作者:大成建設株式会社)

尚,AutoCADバージョンAutoCAD/LT2008以降ではレイアウト空間をモデル空間に書き出すコマンドが装備されています(2009以降との情報もありますが)。但,2008ではビューポートの数が多い場合やファイル容量が大きいとクラッシュ(突如として異常終了)するなどの不具合が報告されています。以降のバージョンは未確認です。


※  参考4).
レギュラー版
AutoCAD 2007 の3D新機能についての記載が以下にあります。
●  強化され続ける3D機能 (レギュラー版 AutoCAD専用 : 2007の場合) (同じウィンドウで移動)
2007以降ではより強化されています


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No 7. Excelとの連携操作

AutoCADの画面からOLE機能によって直接Excelを呼び出して(起動)
表計算(求積表等)を作成,又は既存作成済みのExcelの表計算等をOLE機能によってリンク形式でDWGファイルに表示する二通りの操作は,AutoCAD業務では必須作業ですDWGファイルに表示されている計算表をクリックして,起動したExcelで計算表を再編集しDWGファイルに表示されている計算表を更新させる操作です

留意1).DXFファイルとしての保存について
Excel リンク貼付の表等が表示されているDWGファイルは,テキスト形式のDXFファイルとして保存(作成)しても当然リンクの表は表示されません。 表示するにはAutoCAD図形として貼付け直す必要があります。

留意2).DWGファイルとしての最終的な保存について
Excel及びAutoCAD共に常にバージョンアップされていきます。Newバージョンでも旧Excelの表がDWGファイル上で常に正常に表示されるとは限らないでしょう。操作方法も変わるでしょう。
そもそも,Excel(/Word他)がAutoCADに付随して開発され続けるわけではなく,リンク表示はOSのシステム上の利便と考えるべきでしょう。
従って,DWGの最終保存では,
リンク表示の表をExcelファイルとして名前をつけて保存し表が表示状態での保存とは別に,表を図形に変換して貼付け直したDWGファイルを作成しておくことをすすめます。保存したExcelファイルがあれば,将来でもリンク表示のDWGファイルを復元する何らかの方法があるでしょう。
尚,AutoCAD 2004/Excel 2002/WindowsXPの環境下では,Excel 2016/AutoCAD 2007/Windows7 XPモード(/7)でも正常に表示されます。AutoCAD図形に変換もOKです。
(参照 →  
AutoCAD図形として貼付け直す方法 (同じウィンドウで移動)



以下,
操作の概略です。概略ですが操作は意外と複雑です。是非マスターしてください。

Excelとの連携操作は,前述のように二通りありますが,ここでは以下の方法/操作に付いて説明します。

AutoCADの画面からからOLE機能によって直接Excelを呼び出して(起動)表計算(求積表等)を作成する方法 (例 :AutoCAD 2007 / Excel 2016)

AutoCADから直接Excelの表計算を作成した場合,情報はすべてDWGファイル内にあり,Excelのファイルは存在しません。言うまでもありませんが,パソコンにExcelがインストールしてあれば,AutoCADの画面のExcelの表計算をクリックすればOLE機能によってExcelが起動するわけです。当然,表計算をバックアップ用に名前をつけて保存することは出来ます。

※ 操作方法

1.AutoCAD/LTのメニューバーから[挿入] → [
OLEオブジェクト]を選択。
2.[オブジェクトの挿入]ダイアログボックスで[
新規作成] のラジオボタンを選択。
3.[オブジェクトの種類]リストから,作成するオブジェクトの種類 [
Microsoft Excel Worksheet] (または[Microsoft Excel ワークシート] を選択し,[アイコンで表示]のチェックを外して[OK]ボタンをクリック。



4.
Excelが起動する。
5.求積表など,
表計算のオブジェクトを作成する。
6.オブジェクトの作成が終了したら
上書き保存して閉じる。保存するとAutoCAD/LTに戻り,Excelで作成されたオブジェクトがOLEオブジェクトとしてAutoCAD/LT上に現在画層で表示されます

留意).
Excelオブジェクトは,未編集で終了した場合でも,表はAutoCAD/LT上に貼り付け(表示 → 7列10行の未編集の表)られてしまいます。削除する場合は,表を選択状態にして削除コマンドを実行,又はメニューバーの[編集]から[クリア] をクリック。


表の再編集 要の操作です。)
AutoCAD/LT画面に表示されているExcel リンクの表をダブルクリックするとExcelが起動するので必要な編集をして上書き保存して閉じる保存するとAutoCAD/LTに戻り,Excelで作成されたオブジェクトが更新されます
表のダブルクリックにはコツがあります
マウスをしっかり押さえてクリックすることです。でないと,表がずれたりオブジェクトプロパティ管理ダイアログが起動 (起動しても操作は続けることが出来ますが)したりします。

注意).
ダブルクリックしても,「サーバーアプリケーションの起動に失敗しました。」
とのメッセージが出て,Excelが起動しないことがあります。「……メモリ不足……」との表示が出ることもあります。対策は「officeのBluebeamを無効にする。…他」とのことですが,詳細/方法等未検証です。現象の原因は,DWGファイルの容量が大きすぎる(例.20MB以上)のかと思いきや,AutoCAD操作と並行して同時に他のアプリ等を多く操作している場合に起こるようで,やはり “メモリ不足” でしょうか。
この場合,ちょっと厄介ですが
パソコンを再起動すると正常に戻ります。メモリのデータを整理して空き容量(作業スペース)が確保され,メモリが解放されます。




AutoCAD図形として貼付け直す方法

Excel とAutoCADの両方を起動しておいて操作します。「表スタイル管理」の各サイズ等は初期設定のままで,貼り付け後に拡大した方が良いでしょう。
尚,貼り付けは現在画層で貼り付けられます。

1.AutoCAD/LT画面に表示されているExcel リンクの表をダブルクリック

2.起動したExcelの必要範囲をドラッグ選択してクリップボード経由でコピー

.AutoCADへの貼付け完了までExcelを閉じないこと(コピー操作状態のままです)。でないと貼付けのとき違うダイアログが出てしまいます。 

3.
AutoCAD画面に切り替えて「編集」から「形式を選択して貼付け(S)」 → 「貼り付け(P)」を選択し,[貼り付ける形式(A)」欄で「0X1.1E3C81P-850utoCAD図形(表示(0X1.1E3C81P-850…)は貼付の度,及びAutoCADの.verによって異なります))を選択して(または「AutoCAD図形」を選択),「OK」 ボタンをクリック。
注.ここでいきなり「テキストを指定しないこと。 → コマンドラインに表示されるオプションの「テキストとして貼り付けT)」の「Tを入力してEnter。



4.画面で挿入点をクリック(表は極小で挿入される) → 貼り付けると同時に表の文字列が編集状態になり「文字の書式設定」のマルチテキストエディタが表示されます。編集状態ではExcelの各セルの列及び行の記号も表示されます。 → 何もせず「文字の書式設定」で「OK」をクリックしてテキストエディタを閉じる。閉じるとExcelの各セルの列及び行の記号も非表示になります。
取り敢えずの貼り付けは完了です。

5.
表はAutoCAD2007の新機能の「」として挿入されるので,一体となっている表を分解コマンドで分解 → 更に文字列がマルチテキストなので文字列全てを分解して扱いやすいダイナミック文字に変換。文字列がスタイルSTANDARDに変換されるます。(詳細は下段を参照 → 「AutoCADの「表」として ……」。)
注.分解の時,「……表示順序を破棄しますか」の警告が出た場合(特に大きな表の場合など)は, 「はい(Y)」をクリックすること。 「いいえ(N)」をクリックすると,予想外の時間を要することがあります。

6.出来上がった表はExcelと若干異なるので,必要に応じて以下の編集が必要です。(詳細は下段を参照「AutoCADの「表」として貼り付け後, ……」。)
表のサイズ/段落になった文字の修正,文字スタイル/文字の高さ/文字のレイヤー/線分のレイヤー/他を修正



以上でDXFファイルとして保存(作成)することが出来ますが保存する場合は下準備のルールがあります
「下準備」については 「
No 20. DXFについての留意(同じウィンドウで移動) を参照してください。初歩的な基本です。


留意
・ 貼り付けた表の線分は各交点ごとで分断されます
(ブツ切れ状態)。AutoCADの場合,ポリライン化コマンドを実行すると動作に時間が掛かります(表の複雑さ,PCのスペックによってはかなり掛かります(4〜5分)。)。又,余計な線分まで繋がってしまいます。基本的には分解せずそのままが良いでしょう。いずれDXFファイル作成の下準備では分解の必要があるので。又,ポリライン化するとファイルの上書き保存にも時間が掛かります。ポリライン化のコマンドはLT2007には無いので,どうしてもポリライン化したい場合は新たに表を作成することになります。違う画層で上からなぞって作成するのが良いでしょうが,大変な作業です。



AutoCADの「表」として貼り付け後,通常の図形及び文字に修正する場合の留意点他

Excelで作成した法規チェック表(/仕上げ表,etc…)等をAutoCADの「表」ではなく通常の図形として貼り付ける場合,AutoCAD 2004  (LT2004) までのバージョンでは殆どストレートに図形として貼り付けることができましたが,AutoCAD 2007 では新機能の「
」として貼り付けられる仕様に変わりました。目的によっては「表」として利用するケースもありますが,この「表」機能をOFFにするコマンドが欲しいところです。
以下,ここでは貼り付け後の「表」をさらに分解して
通常の図形及び文字に修正する場合の留意点を解説します。

」としての貼り付け

「AutoCAD図形」としての貼り付けの基本操作は旧バージョンの方法と殆んど同じですが,後で
通常の図形及び文字に修正する場合は貼り付け元の Excel での表作成に以下の留意点があります

《 留意点 》

罫線が設定していなくてセルが結合されていない文字列の場合,セルの各枠線は実線で貼り付けられるため,文字列が納まる範囲の各セルは結合しておくこと結合しておかないと文字列が段落表示になります
整数の数字は,AutoCAD側で「形式」→「単位管理」→「長さ」で「十進表記」の精度0.0000」に設定してあると小数点以下4桁(例:2.0000)で貼り付けられてしまいます。「精度0に設定し直すか,またはExcel側で「セルの書式設定」→「表示形式」→「分類」で「数値を指定して小数点以下の桁数0に指定しておくこと
「Alt」キーを押さえながらの「Enter」による複数行の文字列は,接頭及び末尾文字に「」が付きます。
関数を使ったセル内の文字は薄いグレーの塗り潰しで貼り付けられます。(テキストとして貼り付け(T)ると塗り潰しはクリアーできます)ROUND関数を使ったセル内の数字等は小数点以下は表示されないで貼り付けられます(貼り付け後の「表」を編集状態にすると関数が設定されているセルは関数が表示されます)。


貼り付け後の通常の図形及び文字に修正 (変換/編集)

はじめに
文字列はマルチテキストのままとして編集しても良いが,幾つかの修正が必要なので修正しやすいように通常の以下
ダイナミック(一行)文字に変換した方が良いでしょう。

変換
貼り付けた表を「尺度変更」コマンドで目的のサイズに変更 → 「分解」コマンドで表を分解。分解はマルチテキストをダイナミック文字に変換するため,2回実行すること。
注意 : 分解する時の“警告”の「……表示順序を破棄しますか」は破棄した方が無難です。破棄しないで実行すると予想外の時間を要することがあります。

編集修正
2回の分解によって文字スタイルが標準の
Standardに変わり,「uの文字等他がと表示されるので,「クイック選択コマンドで文字スタイル及び同画層を一気に再設定するuの文字がある場合は,MS明朝又はMSゴシックなどに 数字の表示桁数,接頭及び末尾文字の及び文字の位置等を修正又は削除する → 分解で細切れになった線分を,必要に応じてExpressツールの「ポリラインに結合」コマンド(pljoin)で結合(注.レギュラー版AutoCAD専用)。

これで通常の図形/文字への変換完了です。
 

※参考). 以下,「Excel を活用した各種DWG,Excel サンプル」がダウンロードできます。
「建築基準法及び関連法解説」の「法規関連資料のダウンロード」
k_houki_download.htm (別のウィンドウで表示)を参照してください。

木造_筋かい計算図/計算表.dwg
木造_筋かい計算表.xls (作成 Excel 2002)(DWGへの挿入用)

シックハウス各居室換気計算書_A3.xls (作成 Excel 2002)(DWGへの挿入用)
法規チェック図 排煙_採光_換気計算表(例) 表:Excelリンク表示 (.ver 2002)
法規チェック図 シックハウス検討表,無窓階検討表(例) 表:Excelリンク表示 (.ver 2002)


参考).Excel の役立つ各種操作について以下にまとめてあります。参照してください。。
以下,Excel の役立つ各種操作です  (Excel のおさらいです)  (同じウィンドウで移動)


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No 8. Excel等への貼り付け図形のファイル形式

Excel(/Word)の書類等にAutoCAD図形を挿入(貼り付け)する場合はWMF形式の画像ファイルを使用するのが基本です。OSのシステム上の利便で,既に30年前から利用されています。WMF形式の画像ファイルの操作知識はExcel(/Word)の書類作成業務では必須ですWMFは「Windows Meta File」の略でウィンドウズメタファイルと言い,標準のファイル拡張子は「.wmf」です。


WMF形式の画像ファイルは,1990年代初期に設計されたマイクロソフトが提供するWindowsOSで標準サポートしている画像ファイルフォーマットの1つでベクター又はベクトル形式の画像ファイルグラフィックデータ)です。1990年にWindows 3.0で初めて採用されました。2005年末,セキュリティ上の深刻な脆弱性が発見され前代未聞の事態として世間を騒がせましたが,すぐに修正プログラムが発行され,以後問題なく利用されています。
ウィンドウズメタファイルは
中間情報を記録するためのファイルフォーマットで,図形を計算式を元に作成(描画)するため画像を拡大(/縮小)しても輪郭の表示は同じで鮮明です。そのため,ビットマップ(ラスターデータ)画像のように「ぎざぎざ」になることがありません。線の位置,長さ,太さ,カーブの角度のデータを持っていて,画面やプリンタに出力するときに,指定の位置に大きさ,長さ,太さ等を計算で変化させているわけです。因みにExcel(/Word)に入力するフォント(文字)もベクトルデータです。WMF形式の画像ファイルExcel/Word等に読み込む挿入ことが出来CAD他デザインの世界で重宝されています。ビットマップのラスター形式のファイルと比べてデータサイズが軽量のため,たくさん挿入しても,ドキュメント(Excel/Word等)のファイルサイズが重くなりすぎることはありません。


WMF形式の画像ファイルへの変換書き出し
CADのデータをWMF形式の画像ファイルとしてExcel/Word等に読み込むためには,前もって
AutoCADでWMF形式の画像ファイルに変換してから読み込む(挿入)ことになります。変換にはレイアウト空間の活用が必須でお勧めです大変効率的です。AutoCAD 2007では設定のシステム変数「WMFBKGND」の値が初期設定で「OF」になっているため,背景がblackでも背景色は透明で書き出されます背景色が透明で書き出された.wmf画像は,ラスター画像と異なり,セルに入力してある文字列を後ろに配置することができます文字列の上にも配置できるということです。重宝されている理由の一つです。

「.wmf」 ファイルの作成方法

方法
1).
レイアウト空間で操作する場合 必須でお勧め方法です。
.wmf ファイルの書き出し範囲は四角形のビューポート枠ですそのままExcel/Word等での貼り付け表示画面となるのでレイアウト(ペーパー)空間での操作が圧倒的にお勧めです
書き出し範囲はビューポート枠のグリップをドラッグして容易に調整できます注.レギュラー版AutoCADで多角形のビューポートを作成しても書き出し範囲は全体の四角形となるのでご注意。)
表示する画層のON/OFFの設定(現在のビューポートでフリーズ)ができるので,.wmfファイルの作成目的によっても大変便利です。
.wmfファイル書き出しは,
ビューポート内をアクティブにして行います。準備及び操作は前述の「モデル空間で操作する場合」と同じです。

方法
2).
モデル空間で操作する場合
AutoCADでDWG図面を開く → 目的の図形がもれなく含まれるように(図形の部分のみは不可),
AutoCADのウィンド枠(画面)を狭めて書き出し範囲四角形を最小限で表示する。 → 曲線などを滑らかに表示するために再描画(regenn)コマンドを実行(一時的に曲線部分等を拡大して実行するのがコツ)。 → メニューの [ファイル]から[書き出し]をクリック → [データの書き出し] ダイアログの[ファイルの種類(T)]の一覧から「メタファイル(*.wmf)」を選択 → 保存先のフォルダを指定し,ファイルの名前を入力して[保存] ボタンをクリック → 「オブジェクトを選択」というメッセージに対して,文字入力システムのIMEがオフ(直接入力)の状態でコマンドラインに all (=全て)と入力して「Enter→Enter」で保存(書き出し)完了。
(注.図形を窓選択しても,wmfファイル書き出し範囲はオブジェクト周囲の余白を含めた表示画面(四角形)となるのでご注意。)

注意1).
Excel等へ図形を
モノクロ(黒)で挿入する場合は, AutoCADで.wmfファイルを書き出す前に線分の色を全てWhiteに設定しておくこと。WhiteはExcel等の画面上ではblackになります。
何かの拍子に書き出しを実行するとエラーになり(AutoCADのOSへの動作環境が原因なのか,不明です)AutoCADが強制終了されることがあります煩わしい現象ですがAutoCADを再度起動してやり直すことになります


Excel(/Word)にWMF形式の画像ファイルを挿入する方法 (Office2016の場合)
1.WordやExcelを起動後,メニューバーの[
挿入]をクリック
2.図グループの[
画像]をクリック
3.パソコンに保存したWMF形式の画像ファイル(拡張子「
.wmf」)を選択後,[挿入]をクリックするとベクター形式の画像ファイルが挿入される。
.wmf図形は,Excel挿入後でもExcelの機能でトリミングできます。他,「図の書式設定」ダアログで明るさ,コントラスト等の編集も出来ます
挿入した.wmf画像はExcelの画面上でコピー&貼り付けしても鮮明な画像です
背景色が透明で書き出された.wmf画像はラスター画像と異なりセルに入力してある文字列の後ろに配置することができますセルの上にラップして配置できるということです
書き出した.wmfファイルは,AutoCADがインストールされていないパソコンでもExcel/Word等への挿入用として保存利用できます。


参考1).WMF形式の画像の線の太さについて
新しいファイル形式「XMLファイルフォーマット形式(Office Open XML)以前のExcel等(.ver2003など)では,挿入したWMF画像の線を容易に太くする操作ができましたが,「XMLファイル」以降(.ver2007など)では,仕様が変わってしまったのか,グループ解除して描画オブジェクトに変換すると線が傾いたり(致命的),@付きの縦書きの文字スタイルが横書きに変化してしまう,線が太くなりすぎるなど,挿入後の編集(図面の線を太くする)は不可です挿入した時点(グループ化状態)の各線は細く印刷されます。「図の書式設定」ダイアログの線のスタイルの「幅」は,値が表示されていません。そもそも,Excel(/Word他)がAutoCADに付随して開発され続けるわけではなく,WMF形式の画像もOSのシステム上の利便と考えるべきでしょう。
挿入した状態のままでは線が細いと感じますが,文字スタイルが「
MSゴシック」等の太いスタイルであれば,メリハリが付いて線の細さは然程感じないでしょう。A4版で印刷する場合のExcelの書類としては十分な感があります

参考2).Excel等への貼り付け形式の一方のラスター(ビットマップ)データについて
ラスターデータは,「JPEG,GIF,BMP,PNG,TIFF」などで,1つ1つの点(ドット)の集まりで画像が成り立っているため拡大すると点がそのまま大きくなって画像は粗く表示されます点を増やそうとすればそれだけ情報量が増え大きな画像データになってファイルサイズは大きくなります
背景を透明にすることができないのでExcel等に挿入した場合セルに入力した文字列を画像の後ろに配置することはできません


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No 9. 日影図/天空率の算定図作成

日影図はともかく,何故か天空率の算定は,あれは特殊な話だ,難解だ,と及び腰の方がいますが,建築基準法にある以上,習得して
クライアント(依頼主)の財産である土地建物を有効に活用するのは設計者の使命です
日影規制及び天空率は,建築基準法の解釈は元より,
作成及び算定にはCADの3Dの基礎知識が必須です。オブジェクトの「」値,「厚さ」,「高度」及び「頂点」など,3次元の基本的な操作の理解が必要です。

参考1).最新のAutoCADバージョンでの動作は未確認ですが,日影及び天空図を作成するフリーの優れものLT日影」(LT日影2011 著作権者 : f.izawa)が,外部プログラムとして公開されています。 名前は「LT日影」ですが,レギュラー版(.ver AutoCAD 2007)でも動作します。
操作方法サンプル(.dwg)については以下を参照してください。  (同じウィンドウで移動)
063  AutoCAD LT ( / 同レギュラー版 ) 2006〜2011上で,時刻日影図,等時間日影図,壁面日影図,壁面等時間日影図及び天空図を作成するツール「LT日影2011」の操作方法 (必見です)
INDEX  ツール(ソフト)概要  日影図 操作方法  天空図 操作方法  3D元図作成の基礎

参考2
).日影図,天空率の建築基準法解説については以下を参照してください。
 [ 建築基準法及び関連法解説 ] (別のウィンドウで表示) → 日影規制天空率


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No 10. 印刷スタイルテーブルの「.ctb」/「.stb」ファイルが置かれている場所(保存場所)2種類の印刷スタイルについて

印刷スタイルテーブルの「.ctb」/「.stb」ファイルが置かれている場所(保存場所)

共同で仕事をする場合,
印刷スタイルの統一は当然で,印刷スタイルテーブルの「.ctb」/「.stb」ファイルをMail等でやり取りして共有するわけですが,この「.ctb」/「.stb」ファイルが置かれている場所(保存場所)が分からないユーザーが意外と見受けられます。
AutoCADが
XMLベースのCUIファイル形式(.ver2006〜)に変わってから,メインプログラム(.cuiファイル),印刷スタイルテーブルの「.ctb」/「.stb」ファイル,プリンタ(/プロッタ)環境設定(.pc3ファイル),…他が置かれている場所が変わりました。
.ctb」/「.stb」ファイルの保存場所Plot Stylesフォルダは通常は以下で,印刷ダイアログの「印刷スタイルテーブル」のリストに表示されます。
(例 :Windows 7   AutoCAD 2007の場合)
C:\Users\user
(またはユーザー名) \AppData\Roaming\Autodesk\AutoCAD 2007\R17.0\jpn\Plot Styles

場所を簡単に表示するには,AutoCADの画面で,メニューの「ファイル(F)」の「印刷スタイル管理(Y)」をクリックすると,Plot Stylesフォルダ内の「.ctb」/「.stb」ファイルが表示されます。

又,「ファイル(F)」の「
プロッタ管理(M)」をクリックして表示されるPlottersフォルダには「.pc3」ファイルが置かれています。新規保存した「.pc3」ファイルは,必要が無くなればここで削除することができます。
更に,「
.cui」ファイル(ファイル自体は開くことはできません),「.lin」 及び「.pat」ファイル等は,「………\AutoCAD 2007\R17.0\jpn\Support」フォルダに置かれています。新規作成又は入手した「.lin」,「.pat」ファイルは,ここに追加で置きます。


※ 2種類の印刷スタイルについて

印刷スタイルには,「色従属印刷スタイル」(.ctb)と「名前の付いた印刷スタイル」(.stb)の2種類があります。「色従属印刷スタイル」はオブジェクトの色によって線の太さが決まります。かつてのMS−DOS系から広く使われている印刷スタイルです。色が線の太さを意味し画層と色を結びつけられる為,直感的に分かりやすいと多くのユーザーが利用しています。
名前の付いた印刷スタイル」はAutoCAD .ver 20000からの登場で,色と線の太さが自由にきめれるスタイルで多くの利点があります。SXF電子納品(国交省,自治体など)対応,他一部カラーでの印刷が多い場合に有効です。これからは「名前の付いた印刷スタイル」方式が主流になると言われてはいますが,画面上で画層と色が結びつかないことで採用しているユーザーはまだ少ないようです。が,スーパーゼネコンの大規模施設の設計等では画層数が多い故から利用されています。いずれにしても是非理解しておく必要はあるでしょう

詳細については以下を参照してください。
No 26. 2種類の印刷スタイルについて (同じウィンドウで移動)


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「習得してほしいこと」


No 11. 外部参照 (XREF)

外部参照(XREF)は効率的で大変便利な機能です。スーパーゼネコンや大手設計事務所では,大勢のスタッフでの大型のプロジェクトや抱えている設備設計及び構造設計のセクションとのやり取りで常用されています。協力事務所間での利用も効率的です。同じDWGファイル内での作業分担が可能です。奥が深い機能ですが,是非活用を勧めます。

概略).
外部参照は,現在の図面に別の図面(参照ファイル)をWindowsのOLE機能によってリンクして表示します。
通常のブロック参照では,ブロックとして図面を挿入する場合,ブロック定義および関連する全てのジオメトリ(空間における点/線/面/立体)は現在の図面データベースに保存され,オリジナルのブロック図面が変化してもブロック定義は更新されません。図面を更新するにはブロックの再定義を利用して行います。
対して,
図面に外部参照として別の図面参照ファイルを挿入した場合はオリジナルの参照ファイルが編集されると外部参照が更新されます常に参照ファイルの最新の編集を反映します。設備設計図の下図平面などに活用すると,変更が瞬時に反映されます。
通常のブロック参照のように,
参照ファイル図面もいくつかのオブジェクトが結合され1つの固まりとして現在の図面に表示されますが,参照ファイル図面に関連付けられたジオメトリが現在の外部参照図面に表示(内容が表示されているだけ)され,また,外部参照に格納されるので,現在の図面サイズが大幅に増えることはありません
また
参照図形は分解することはできません。挿入後にバインド(統合)した場合は分解できます。また通常のブロック参照と同様に,図面にアタッチする外部参照はネストすることもできます
レイアウト空間のビューポート内でも外部参照の操作をすることが出来ます

詳細については以下を参照してください。
●  外部参照機能について 大変便利です) ACAD/LT20002004 / 2007〜200** (同じウィンドウで移動)
多少古い記述があります。ご容赦願います。
レギュラー版2004を主に2007からのNew情報を追記しての解説ですが,2007以降,特に最新のバージョンの「外部参照」(XREF)はより効率的で使いやすくなっています。
長文ですが,是非一読してください。


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「覚えておきしょう」


No 12. 文字スタイル


DWGファイルでの文字スタイルはオートデスク社のAutoCAD/LT独自のフォントファイルを推奨します文字は線で作成されているため容量が小さく軽快で作図操作に全く影響を与えません
対して,役所から依頼の仕事等で要求される「MS ゴシック」や「MS 明朝」などの
TruTypeフォントの使用はDWGファイルの容量が大きくなり作図操作が鈍くなります特に画面を拡大しての作図で顕著に操作が重たくなります。近年,PCのCPUの性能は格段に向上し,DWGファイルの作図にも余裕がでてきましたが,ここでTruTypeフォントを大量に使えば,やはり作図操作は重たくなります。
タイトルブロック等にTruTypeフォントを使用したくなるのはともかく,作図領域のフォントは
AutoCAD/LT独自のフォントが最適です。一部表示されない単位記号文字などがありますが,解消するフリーのフォントファイルaugfontなど)がサイト上で公開されています。ともかく,軽快な作図操作を優先するのがベターでしょう。

良く知られて利用されている「
色従属印刷スタイル」(.ctb)は画層の色によって線の太さが決まるので線で作成されているAutoCAD/LT独自のフォントromans_bigfont)の太さも如何様に設定できます寸法スタイル文字スタイルに指定すれば寸法値だけを文字の色の設定で濃く(/太く表示することが出来ます。細線の寸法線寸法補助線との太さのメリハリが付くのでお勧めです

AutoCAD/LT独自のフォントの推奨組み合わせ
日本語表示はbigfont.shx」(又は「extfont.shx」),英数字表示はromans.shx」フォントファイルの利用を勧めます。
bigfont」は「ひらがな/カタカナ/JIS第一水準漢字」が含まれ,「extfont」は「bigfont+JIS第二水準漢字」で,bigfontでは表示されない (入力表記はされるが,画面には?と表示される)第二水準漢字が含まれています(例 :「框」,沐浴の「沐」,浣腸の「浣」, etc...)。

参考1). 追加でフリーのaugfontフォントなどを利用
u」/「」/「V」などの文字は「extfont.shx」には用意されていないため,Webサイトで公開されているフリーの「Newbig」,若しくは以下の「augfont」を利用すると良いでしょう。但,「augfont」は,単位(u/㎥)の数字がちょっと小さくて,カタカナは若干貧弱(extfont系のため)です。いずれにしても,TrueTypeフォントより
容量が小さくて軽快です。

参考2). AutoCADでは環境依存文字(unicode),コントロールコード(control character 制御文字)特殊unicode文字(special character 特殊文字) の入力が出来ます。以下を参照してください。
環境依存文字(unicode),コントロールコード,特殊unicode文字について (同じウィンドウで移動)


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No 13. DWGファイルの保存形式のバージョンの設定

共同で仕事をする場合,AutoCADのバージョン(.ver)の違いは致し方ないことです。「2004〜2021〜」と,事情を抱えて新旧区々ですが,新しい.verのDWG(/DXF)ファイルを受け取って開けないとがっかりでしょう。
チーム等でAutoCADの作業する場合,通常は取り決めを行って
ある程度の下位のバージョン範囲の常設の保存設定を行うのが一般的です。一度設定しておけば,以後自動的に保存されるのでその都度の操作の必要はありません。

設定方法
「ツール」の「オプション」(又はコマンドライン(プロンプト)上での右クリックから選択) → 「オプション」ダイアログの「開く/保存」タブの「ファイルの保存」の「
名前を付けて保存のファイル形式」のリストから目的のバージョンを指定 → 「適用」→「OK」をクリックして完了。

DXFファイルの常設もできますが,こちらはその都度「名前を付けて保存」の方が良いでしょう。DXFファイルの有効性はバージョンにより異なるためです。


参考).
開けないバージョンのDWGファイルを受け取ってしまった場合,Autodesk社の無料ファイルビューワー「DWG TrueView」(日本語版)をインストールしておけばバージョンを変換することができます
例 : 「DWG TrueView」.ver2019のDWGファイルのバージョン変換対応 → AutoCAD 2000〜2013,2018
変換元は,結構新しいバージョンのDWGでも可能です。
DWG TrueView」については以下を参照してください。
No 28. ファイルビューワー「Autodesk DWG TrueView」について  (重宝です) (同じウィンドウで移動)


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No 14. カスタマイズした線種の扱い

カスタマイズした線種の扱いについて (重要.)

既定定義の***.linファイルで追加作成した線種をロードして図面ファイル内で使用すると一度ロードした線種は図面データファイル内に保存されます共同で作業する場合カスタマイズした線種は先方のAutoCADでも表示されるので線種定義ファイルのデータ受け渡しは不要ですが以下の注意が必要です

注意
).先方で再編集する場合,以下の現象が起こります。先方へ一言伝えておくのがベターでしょうが,チョット言い辛いですね。
「画層プロパティ管理」での「線種を選択」の「ロードされている線種」リストには表示されるが,「線種のロードまたは再ロード」の「使用可能な線種」リストには表示されず,新たなロードが出来ない
作成されているカスタマイズ線種のレイヤーで新たに線を描くと線種が変わってしまうコマンドプロパティ コピーは動作します
以上,先方で再編集の可能性がある場合は,
追加作成した既定定義の***.linファイルのデータ受け渡しをするのが無難ですが先方ではチョット厄介です

また,「support」フォルダ内に
新規にカスタマイズの単独の「***.lin」ファイルを作成した場合は,当然先方の「線種のロードまたは再ロード」の「ファイル(F)」の「線種ファイルを選択に表示されないのでデータ受け渡しは必要です。先方の 「support」フォルダ内に単独の「***.lin」ファイルを置いてもらうだけです。


以下,
線種のカスタマイズ概略,他です。参考までに参照してください。
  ACAD/LT_113   「***.linファイル」を直接編集して新しい線種を追記 (上級編)/便利な既定の線種
 (同じウィンドウで移動)へ戻る


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No 15. カスタマイズしたハッチングパターンの扱い

カスタマイズして追加したハッチングパターンファイの扱いについて 
重要

既定定義の***.patファイルで追加作成したハッチングパターンを図面ファイル内で使用するとパターンは図面データファイル内に保存されます共同で作業する場合カスタマイズしたハッチングパターンは先方のAutoCADでも表示されるのでハッチングパターンファイルのデータ受け渡しは不要ですが以下の注意が必要です

注意
).先方でハッチングパターンを再編集する場合,以下の現象が起こります。先方へ一言伝えておくのがベターでしょうが,チョット言い辛いですね。
作成されているカスタマイズハッチングパターンのレイヤーで新たにハッチングを描こうとすると,エラー表示が出て,作図不可です。当然「ハッチングパターンパレット」のリストにも表示されません。「プロパティ を継承」も動作しません。
以上,先方で再編集の可能性がある場合は,
追加作成した既定定義の***.patファイルのデータ受け渡しをするのが無難ですが先方ではチョット厄介です


「support」フォルダ内に新規に単独のカスタマイズハッチングパターン「***.pat」ファイルを作成した場合のパターンファイの扱いについて 重要
追加作成した単独のハッチングパターンを図面ファイル内で使用すると
パターンは図面データファイル内に保存されます共同で作業する場合,カスタマイズしたハッチングパターンは先方のAutoCADでも表示されるのでハッチングパターンファイルのデータ受け渡しは不要ですが以下の注意が必要です

注意
).先方でハッチングパターンを再編集する場合,以下の現象が起こります。
作成されているカスタマイズハッチングパターンのレイヤーで新たにハッチングを描こうとすると,エラー表示が出て,作図不可です。当然「ハッチングパターンパレット」のリストにも表示されません。「プロパティ を継承」も動作しません。

単独のカスタマイズハッチングパターン***.patファイルを作成した場合はデータ受け渡しは必要です。先方の 「support」フォルダ内に単独の「***.pat」ファイルを置いてもらうだけです。


参考).以下,ハッチングのカスタマイズ他です。参考までに参照してください。

 032 既定のpatファイルへのハッチングパターンの追記及び独自のpatファイルの作成について (/LT)  (同じウィンドウで移動)               INDEXへ戻る

参考).以下,ハッチング操作のおさらいです。
●  意外と戸惑うハッチング操作のおさらい (AutoCAD 2005〜2007〜20**) 同じウィンドウで移動


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No 16. 使用している線種パターン及びハッチングパターンのインチ系とメートル系について

インチ系メートル系のどちらを使用しているかの見分け方
システム変数「
MEASUREMENT」(メジャーメント=測定法及び度量法)の設定値が「0の場合はインチ系,「1の場合はメートル系です。
AutoCAD起動時の「Draing1.dwg」ファイルの「MEASUREMENT」の規定値(デフォルト)は「1」です。

SXF電子納品(国交省)ではメートル系(設定値:「1」)が指定され,線種は「acltiso.lin」からロードすることと言われています。
が,何故か従来より民間の業務では作図単位(単位管理の挿入尺度)の設定が「ミリメートル」でも,インチ系の設定(設定値:「0」)で,線種は「aclti.lin」からロードするユーザーが見受けられます。おそらく次項「
No17.」解説の線種尺度「LTSCALE」の設定値の違いからでしょう。設定値「10倍」の場合,「acltiso.lin」より「aclt.lin」の方の線種の見映えは良いようです。 


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No 17. LTSCALE (線種尺度)の設定について

線種のパターンの定義は線種定義ファイルで定義
されていて,破線などのパターンの繰り返しの間隔線種尺度LTSCALE」の(倍率)で設定されますが,設定は「線種管理」ダイアログボックスからではなく,手っ取り早くは,コマンドラインプロンプトにシステム変数「LTSCALE」を入力して(倍率)を設定できます。値が小さいほど繰り返しの間隔は狭くなります

LTSCALE」の倍率設定値は,諸説あって自由ですが,要は線種が見映え良く表現される値を設定するわけです。デフォルト(Default:通常設定)の「acad.lin(LTはaclt.lin)」(イ ンチ系)を使っているときは,出力する縮尺の分母の5倍10倍が良いという人(当方)もいる)くらいの数値(例えば1/100のときは500)に設定すると良いでしょう。 「acadiso.lin(LTはacltiso.lin)」(メートル系)は,acad,linの25.4倍の数値で定義されているので,出力する縮尺の127=25.4×55は例です) )倍くらいの値に設定すると良いでしょう。

線種尺度は「
グローバル線種尺度」として作図画面のすべてのオブジェクトの表現に反映されるため,あるオブジェクトの線種尺度を個別に設定したいときは,オブジェクトを選択して「オブジェクトプロパティ管理」の「線種尺度」で設定します。「グローバル線種尺度」は「1」と表示されるで,グローバル線種尺度の2倍にしたいときは2」と設定します。

レイアウト空間を利用する場合,
モデル空間の作業内で異なる縮尺の図面(オブジェクト)が混在して配置されるケースも多いと思いますが(本来のレイアウト空間利用方法とは異なりますが),この場合,見映え上縮尺別のオブジェクトに線種尺度を再設定する必要があるでしょう。例えば縮尺1/50をメインの「グローバル線種尺度」とし,「LTSCALE」の値を500(例:10倍)と設定した場合,1/50のオブジェクトの「線種尺度」は「1」と表示されます。1/30のオブジェクトでも同様に表現されるようにするには,オブジェクトを選択して「オブジェクトプロパティ管理」の「線種尺度」を30÷50の「0.6」に設定することになります。1/100のオブジェクトでは100÷50の「2」に設定となります。


レイアウト空間のビューポート内のLTSCALEについて
以下の設定で,モデル空間の設定LTSCALE値がレイアウト空間のビューポート内でも反映されます。

〈例.LTSCALE値 :縮尺×10
モデル空間で,メニューの「形式」の「線種設定」の「線種管理」ダイアログの「グローバル線種尺度G)」を「縮尺×10」のままとし,「尺度設定にペーパー空間の単位を使用U)にチェックを付けない(=システム変数PSLTSCALE値「0」)こと。現在のオブジェクトの尺度C)「1」です。
設定はレイアウト空間画面でも出来ます。実行後の確認は,レイアウト空間画面全再作図コマンドregenall」を実行すると全てのビューポート内が再作図されます


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No 18. 同じ図面の中で図形によって異なる倍率の寸法スタイルを設定

この手法は例えば縮尺1/10用の図面ファイルの中に1/20の図形が混在しているときに1/20の図形の寸法記入用に1/20専用の新規寸法スタイルを作成するときに設定します大変重宝です
作成した新規寸法スタイルは
DesignCenterから他のファイルへも利用できるので,作成しておくと便利です。

作成 〈上記の例,1/10用の図面ファイルの中に1/20の図形が混在の場合〉
メニューの「形式」の「寸法スタイル管理」をクリック → 「寸法スタイル管理」ダイアログの「
新規作成(N)」をクリック → 「寸法スタイルを新規作成」ダイアログの「開始元(S)」が現在に設定されているスタイル(例:DIM1など)であることを確認。「適用先(U)」は「すべての寸法」でよいでしょう。 → 「新しいスタイル名」でスタイル名を設定(例:DIM1-20など) → 「続ける」をクリック → ダイアログの「基本単位」タブの「計測尺度」の「尺度」の値を2」 (=20/10)に変更 → 「OK」をクリック → 「寸法スタイル管理」ダイアログに戻ったら「スタイル(S)」の一覧で新規のスタイルが選択されているのを確認して,「現在に設定(U)」をクリックして「閉じる」をクリックする。これで,「現在に設定中は1/10用の図面の中で1/20用の寸法スタイルが適用されます
 

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No 19. DWGからPDFファイルを作成するフリーソフト「CuteWriter」

AutoCAD(DWG/DXF),WordやExcel等からPDFファイルを簡単に作れる英語版フリーソフト「CuteWriter」がサイト上で公開されています(日本語版もあります)。古くから多くのユーザーに利用されている優れもので,業務に大変役に立ちます
AutoCADには,DWGからPDFファイルを作成するドライバ「DWG to PDF」(又は「Autodesk ePlot (PDF)」)が「印刷」ダイアログの「プリンタ/プロッタ」リストにありますが,「CuteWriter」は印刷スタイルの線の太さ,文字等が「ページ設定管理」の「印刷スタイルテーブル」(ペン割り当て)の通りに鮮明に(出力)印刷されますレイアウト3Dビュー及びXREF外部参照画面も変換することが出来ますファイル容量もAutoCADのドライバの40〜60%と,小さく出力されますデジカメ写真の入ったWordやExcelデータも大幅に縮小されます。

他,詳細については以下を参照してください。
DWGからPDFファイルを作成するフリーソフト「CuteWriter」  (同じウィンドウで移動)


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No 20. DXFについての留意

DXFに関する誤解
DXF
(Drawing eXchange Format)ファイル(拡張子.dxf)は,世間では他のCADとのデータの交換や図面をファイルとして書き出すときに利用され,CAD共通の互換ファイル形式であると誤解されがちですが異なるCAD間でのCADデーターの交換を目的として開発されたファイル形式ではありませんAutodesk社があくまでも自社のバージョンが異なるAutoCAD間のデータ互換変換を目的に作られた中間ファイル形式です決して流用している世間のために開発されているわけではありませんそもそもDXFファイルにもバージョン(以下.ver)があり仕様上恒久的なシステムとしてもあり得ません
以上故に中間ファイルとしての100%の互換性には無理があることを理解しておきましょう

と,言っても世間では当たり前のように流用されています。以下
DXFの扱いで留意すべき概略を幾つか述べますが,実態は厄介で単純な話ではありません。概略だけでもうんざりするでしょう。

DXFファイルの正体
アスキーASCU)形式(=テキストファイル形式)で単純にテキストファイルとして出力されたファイルを拡張子「.dxf」 のファイル名で保存したものが私たちがよく目にするDXFの正体です。メモ帳のようなテキストエディタで開くことが出来る(大きなファイルはメモ帳では不可)ので,修正等の編集が可能ですが大変厄介です。テキストファイルの為データ容量が大きいという欠点がありますが圧縮率は高く1/10位になることもあります。圧縮したDWGファイルより有利なので送信時に利用されることもあります。

DXFファイルの保存(書き出し).ver
ベターなDXFファイルの保存.verはAutoCADの.verによって異なります。AutoCAD2000/LT2000の頃は最低限のエンティティ(図形)を扱える比較的単純な内容を含んでいるR12形式で書き出すのが無難と言われていました。特にJw_CADユーザーへ渡す場合に推奨されていました。が,AutoCAD2006/LT2006の頃からはAutoCAD2000 / LT2000 DXF(*.dxf)(またはAutoCAD2004 / LT2004 DXF(*.dxf))で書き出すのがベターのようです(期待通りにいかないところもあります)。開く側のJw_CADバージョンによっても表示は異なります。いずれにしても,中間ファイルとしての互換性に無理があるので正解はありません。Jw_cadで開きながらいろいろと試してみることです。



※ AutoCAD側でのDXFファイル作成のポイント (.ver〜2007共通 )

主にJw_cad(=Jw_win→以下
Jw)で開いても期待通りにいかないところの,解消下準備の一例です。AutoCAD側にとっては大変煩わしいことばかりです

線種は全てが正常に変換される訳ではありません。一部,点線が実線になったりします。引き出し線もレイヤーによっては表示されません。これをAutoCAD側で事前に予測して対処することは種々の状況により殆んど不可能です。

コントロールコードによる文字(「%%c」=φなど)は接頭に「%%c」又は「cなどが表示されます。必要であれば通常の文字入力に直すこと。
環境依存文字(unicode)の丸○)囲みの数字21〜41Jw側では特殊unicode文字の記入書式\U+3251」(丸囲みの21)などと表示されますLTの場合,事前に図形の○と数字文字に置き換えるのは数が多い場合大変面倒な作業です。尚,丸囲み数字1〜20は表示されます。
いずれもJwのプログラム仕様の範囲外でしょうか
尚,
レギュラー版AutoCAD専用には「 ○付, □付番号連続」のAutoLISPプログラムがあります。以下を参照してください。大変重宝でお勧めです。
ban-circle.LSP /  ban-Quadrangle.lsp (同じウィンドウで移動)

全ての図形寸法/ポリライン/ブロック/ハッチング/外部参照/…他)を分解(explode)しておくこと。
一度の実行では分解できない図形(寸法等)があるので,コマンドプロンプト(=コマンドライン)の結果表示を確認しながら3回繰り返すこと。3回以上でも分解出来ないのは不完全(TOTO等の便器図形等)又は動作しない図形なので,3回までで致し方ないでしょう。
注).AutoCADのバージョン(2006〜)によっては分解コマンド実行時に「表示順序」を破棄しますかという"警告"メッセージが出ます(LTは未確認です)。ファイルの状態(容量他)によってはメッセージで「いいえ」を選択すると,処理に予想外の時間を要し,延々とコマンドが終了しないことがあります。処理が終わるまでキャンセルは出来ません。作図を中断されるよりは,問題がなければ「はい」を選択して「表示順序」を破棄する方が無難でしょう。

TOTO等の便器図形には便器1個が100個あまりのLINEとPLINE(ポリライン)で構成されている登録図形があります。DXF作成前に分解しても,この登録図形の作成過程が引きずられ,Jwでは正常に表示されません。Jwにはこの登録図形という機能は存在しないので,改めて挿入し直すことになります。これもJwのプログラム仕様の範囲外でしょうか

非印刷のレイヤーは削除しておくこと。非表示またはフリーズにしてもJw上のDXFでは表示されてしまいます。

・ Jw上のDXFで表示されないレイヤーがあるようです。他のレイヤーに変えておくことになりますが,これも大変厄介で余計な作業です。

AutoCADで通常使われる文字スタイルは,AutoCAD独自の線で構成されている「.shxフォント」が使われます。「bigfont」(/「extfont」)が日本語表示で「romans」が英数字表示です。この「bigfont」と「romans」の組み合わせであっても,保存したDXFファイルをJwで開くと,文字スタイルは自動的にMSゴシックで表示されます。
が,
文字のサイズ等は少し小さくなるのでJw側で修正する必要があるでしょう。又,文字列はずれます

・ 使われていないブロック/画層フィルタ(/寸法スタイル/画層/線種/…他)を,「apurgeを実行して削除しておくこと。この作業はDXF変換後でもOKです。

・ 「図面に名前をつけて保存」ダイアログボックスのメニューの「ツール」に「オプション」があります。クリックすると「名前をつけて保存オプション」ダイアログボックスが表示され,各設定が出来るようになっています。「DXFオプション」タブでは,「形式」を「ASCU」,「精度を入力」を最高の「16」に設定しておくこと。皆さん,意外と見落としがちな機能です



※ JwデーターをDXFファイルに変換(書出し)するときのポイント

Jwユーザー必見です
。操作は簡単なので,JwwをインストールしてあるAutoCAD/LTユーザーも習得しておくと良いでしょう。

Jwで書き出したDXFファイルをAutoCAD開こうとすると,「
無効もしくは不完全なDXFの入力です等の表示が出て開けないことがありますが,Jwデーターを正常なDXFファイルに変換するためには,以下幾つかの事前準備が必要です

事前準備

1.Jwを起動し,目的の.JWW(又は.jwc)ファイルを開く。ツールバーの様相が変わるので,以下「DXF読込み」/「DXF書出し」の事前準備を行う。
プルダウンメニューの「設定」から「基本設定」を開く → 「DXF」(又は「DXF・SXF・JWC」)タブを開け,「
DXF読込みの「図面範囲を読み取るにチェックを入れる。及び,「DXF書出し」の「点を円で出力するにチェックを入れてOKをクリック。

2.全ての属性をクリアーしておく。いわゆる属性を外す設定です。
メニューの「全選択」をクリックして
全図面範囲を選択。又は,ツールバーの「選択」コマンドで全図面範囲を指定 → 始点,クリック → 終点,右クリック。
メニューの「
属性変更」をクリックして,ダイアログで「全属性クリアーにチェックを入れてOKをクリックするとクリアーが開始される。

3.DXF形式で保存。
プルダウンメニューの「ファィル」から「DXF形式で保存」を選択 → 「ファィル選択」で「新規」をクリックし,設定を確認してOKをクリック。

4.Jwファィル作成時の注意
Jwwでは,レイヤ名は半角英数8文字以内にするのが重要です。
日本語や,使ってはいけない記号等が入ると不正データーとなり,変換出来ない場合があります。


以上ですが,そもそも中間ファイルとしての100%の互換性には無理があるので上記の留意の理解だけで十分でしょう


留意). リンク表示のExcelの表が表示されてるDWGファイルのDXFファイルとしての保存について。  重要です
AutoCADからOLE機能によって直接作成したExcelの表,又は既存作成済のExcel リンク貼付の表等が表示されているDWGファイルは,テキスト形式のDXFファイルとして保存(作成)しても当然リンクの表は表示されません。 表示する方法として以下AutoCAD図形として貼付け直す必要があります。図形にしてDWGファイルとして保存したい場合も方法は同様です
以下参考).
留意2).DWGファイルとしての最終的な保存について  (同じウィンドウで移動)
AutoCAD図形として貼付け直す方法   (同じウィンドウで移動)



参考).AutoCADで開けない(表示されない)DXFファイルを開く方法
他から入手したDXFファイルの中には,AutoCADで開こうとするとコマンドラインに「無効または不完全なの入力です。・・・・・・」と表示されて開けないものがあります。また,開けてもフォントだけが表示されないことがあります。
以下の方法で正常に開けるようですが,フォントが文字化けする場合があります。

方法
Jw_cadでDXFファイルを開いて確認 → DXF形式(新規)で保存 → 保存したDXFファイルをAutoCADで開いてみる。

上記の方法で上手くいかない場合
Jw_cadでDXFファイルを開いて確認 → JWC形式(新規)で保存 → DXF形式(新規)で保存(又は,前記JWC形式で保存したファイルをフリーソフト
JWXでDXFに変換) → 保存したDXFファイルをAutoCADで開いてみる。

留意).※ JwデーターをDXFファイルに変換(書出し)するときのポイント   (同じウィンドウで移動)


参考). Auto Desk 関連サイトより
AutoCADでDXFファイルを開くと「続けるには[Enter]キーを押してください」と表示される場合,DXFファイル内にAutoCADが認識できないコードが含まれていて開けないことを意味します。認識できないコードの箇所はDXFファイルを開く時にコマンドラインに表示されます。
開けない場合,以下の方法で開けるとの情報があります。本当に開けるのか,未完の形で開かれるのか,当方未検証です。実行する方は自己の責任に於いて実行してください。
1. DXFファイルをAutoCADで開く。
2. 「続けるにはEnterキーを押してください」と表示されましたら,F2キーを押す。



参考).
フリーソフトJWX Ver 0.21  (同じウィンドウで移動)
JWC形式ファイルをR13JのDXFに変換するソフトです。数値及び角度の誤差補正,他詳細な設定が出来ます。Windows7(32bit)でも動作します。大変便利です (.ver〜2007共通 )       

留意).AutoCADで作成したDXFファイルの上位保存バージョンによっては,DWG同様下位バージョンのAutoCADでは開けないものがあります。やはりコマンドラインに「無効または不完全なの入力です。・・・・・・」とメッセージが表示されます。前述の方法で開けるようにした場合,文字化けが酷いです。



参考).DXFファイルをサムネイル表示するフリーソフト (.ver〜2007共通 )
ソフト名 : DxfReport Ver.2006.8.8  (同じウィンドウで移動)
自治体の仕事等で大量のDXFファイルを受け取った場合,目的のDXFファイルを一覧表示で捜せるので大変便利です。


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No 21. カスタマイズについて

AutoCADは汎用ソフトのため,
インストールしただけの初期設定(Default)の状態ではプロのツールとして効率上もの足りないところがあります。使っているうちに,作図画面をこうしたい,こんなコマンド/プログラムが欲しい,等々改善の思いは必然でしょう。ユーザーが圧倒的に多いため,効率を上げる各種カスタマイズした優れものコマンド記述例メニューマクロDIESEL式)やフリープログラム,レギュラー版に至ってはlspfasvlx等の高速処理操作ファイルが,Webサイト上で数多く公開されています。皆さん思いは同じで,必要なものは殆どが揃っていると言えるでしょうマクロ記述の仕組みが分かれば独自にカスタマイズすることができます。マクロ作成フリープログラムの追加組込みにはそれなりの知識が必要ですが,覚悟を決めて掛かれば業務の効率は格段にアップします

カスタマイズ及び情報については以下を参考にしてください。  (同じウィンドウで移動)

ACAD/LT_102   作成しておくと便利なメニューマクロ及びディーゼル式の記述例    (ほとんどが優れものです。   2021年現在の当方組込み 156項目から抜粋。)
  
動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007 (〜2009)

ACAD/LT_126   カスタマイズ情報 (ほとんどが優れものです。  2021年現在の当方組込み102項目から抜粋。)
  動作環境 :レギュラー版及びLT .ver 〜2007 (〜2009)
外部プログラム及びレギュラー版AutoCAD用lsp(AutoLISP ファイル)fas(高速ロード AutoLISP 形式)及びvlx(Visual LISP 実行ファイル)など,フリーソフトを主に掲載してあります。一部LT用又は共通(参照 → 5-4)もあります。

■ ACAD/LT_101 メニューマクロの仕組み  ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ 004  AutoCAD2006からのXMLベースの形式に伴うカスタマイズの変更点 ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )
       参考1). 
XMLとは   参考2). CUI とは

■ 007  ツールバー(/新規コマンド)を作成するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ 008  フライアウトツールバーを作成するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ 009  別のツールバーから作成済みのフライアウトツールバーを別のツールバーにも作成(コピー)するには ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  )

■ ACAD_133 「lsp,fas,vlx」ファイルの読み込み/自動ロード/アイコンへの割り当て及びカスタマイズグループのロード「CUILOAD」の仕方 ( .ver (2006) 〜2007 (〜2009)  ) レギュラー版専用


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No 22. カスタマイズしたAutoCADを復元する方法  (例 :Windows 7 pro   レギュラー版AutoCAD 2007の場合)

ここで解説する復元方法は正式な解説書のマニュアルによるものではありません当方の独自な方法で上級の知識が必要です
実行する方はくれぐれも自己の責任に於いて行ってください


以下の復元の例はXMLベース形式のユーザインターフェース「CU I 」 ファイル形式のレギュラー版AutoCAD 2007です。OSはWindows7 proです。
(留意. AutoCAD2007の正式対応はWindowsXPまでですが,通常のWindows7 proにインストール可能です。なお,Windows7 proのXPmodeへのインストールはOKです。)

LTの場合は,必要な解説部を熟読して自己の責任に於いて試みてください。



膨大なカスタマイズした内容を復元 (必見です)

はじめに

膨大な時間を費やしてカスタマイズした内容は大変貴重なものです。
何らかの事情でAutoCADを再インストールしなければならない場合や,他のパソコンへのインストールに備えて,各種カスタマイズの
復元用バックアップを作成しておくことをお勧めしますバックアップファイルによる上書きやカスタマイズグループのロード等によってほとんどを復元することができます。バックアップの.argファイルを読み込んでプロファイルを復元することもできます。
パソコンの環境によっては
一気に復元が出来ないことがありますが手動での最終的な調整作業でほぼ復元することが出来ます

尚,各種作業(作図等)環境(
注意1)の手動での再設定が必要となるので,「オプション」他各種設定のダイアログ画面をWordなどに貼り付けて保存しておきましょう。

又,
念のため復元作業の前に上書きされるデフォルト初期設定の全てのファイルのコピーバックアップを必ず作成しておきましょう
特に重要なファイル →
acad.cui / acad.mnr ファイル,追加インストールのExpressの acetmain.cui / acetmain.mnr ファイル及び acad.lin / acadiso.lin / acad.pat / acadiso.pat / simple.shx など


ポイント

復元方法の基本は,復元したいAutoCADを起動せずに,先にエクスプローラの画面上で同じパスの同じフォルダ内でのバックアップファイルの上書きです
上書き後の復元の修正は,すべて「ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタのプログラムインタフェースから実行します。
ユーザインタフェースをカスタマイズ」での各種カスタマイズの内容は拡張子「.cui」の付いたカスタマイズグループのファイル及び「.mnrファイルに書き込まれています。バックアップの最も重要なファイルは,この「.cui」/.mnrファイルです。独自のメニューファイル(***.cui / ***.mnr)を作成してある場合も同様です。
又,コマンドやメニューの追加カスタマイズで妙な具合になったとき(操作のちょっとした誤りで起こります),バックアップの.cui」/.mnrファイルだけを上書きしても元に戻すことができますこれは特に覚えておきましょう

AutoCAD2007の場合,
カスタマイズグループのファイルの規定値の通常の場所(=格納されている場所)は以下です。
Windows7 proの場合 → C:\Users\user(又はユーザー名)\AppData\Roaming\Autodesk\AutoCAD 2007\R17.0\jpn\Support
WindowsXP(又はWindows7 proのXPmode)の場合 → C:\Documents and Settings\使用者名\Application Data\Autodesk\AutoCAD 2007\R17.0\jpn\Support

尚,“Application Data”という名前のフォルダが見当たらない場合は,Windowsの「スタート」メニューから「設定」-「コントロールパネル」より「フォルダオプション」を実行し,「表示」タブの“すべてのファイルとフォルダを表示する”にチェック()を付けてください。


復元用各種バックアップファイルの作成 (例 :Windows 7   AutoCAD 2007の場合)

バックアップファイルは基本的には特定のファイルだけですが念の為落ちがないようになるべくフォルダ内の全てのファイルを保存することをお勧めします

以下(
)が復元用として保存しておくフォルダ又はファイルです。

フォルダ又はファイルの
規定値の通常の場所(=格納されている場所)は以下です。
Windows7 proの場合は前述のC:\Users\user(又はユーザー名)\AppData\Roaming\Autodesk\AutoCAD 2007\R17.0\jpnフォルダ内の以下
WindowsXPmodeはC:\Documents and Settings ・・・・・・・・・ \R17.0\jpnフォルダ内)

Supportフォルダ内のファイル → acad.cui / acad.mnr(特に重要),追加インストールのExpressの acetmain.cui / acetmain.mnr(特に重要)及び独自に作成した ***.cui / ***.mnr 及びカスタマイズした場合の acad.lin / acadiso.lin / acad.pat / acadiso.pat / simple.shx / ***.shx / ***.lsp / ***.dcl /***.fas / ***.vlx /  ***.bmp
Plot Stylesフォルダ内の「印刷スタイル テーブルを追加ウィザード」を除く全ての.ctbファイル(/.stbファイル)

AutoCAD2007
インストールフォルダ (通常はC:ドライブのProgram Files内) 内の以下
Supportフォルダ内の全てのファイル
追加インストールのExpressフォルダ内の全てのファイル
その他独自に組み込んだ,又は作成した,以下各種カスタマイズファイルの
ファイル又は格納フォルダ
独自に作成したボタンイメージの ***.bmp ファイル又は格納フォルダ
書き出したプロファイルの***.argファイル
LISP等アプリケーションファイル(***.lsp/***.dcl/***.fas/***.vlx /他)及び外部プログラムファイル
その他必要に応じて)


注意1).

以下は手動で再設定が必要です。

ツールバーの表示及び位置の調整
他のパソコン(以下PC)へのインストールの場合,PCのOS,スペック及び解像度に因っては,
ツールバーの表示及び位置の調整作業が必要です。
ツールバーが画面下部の
コマンドラインバーの裏に隠れたり,画面の端で部分的に表示されたりすることがあります。コマンドラインバーを一度画面へ移動して,裏を確認してください。「オプション」の「プロファイル」タブでバックアップの.argファイルを読み込む方法もあります(現在に設定してある別のファイルを読み込むこと)。.argファイルの読み込みは,この様な時に復元の威力を発揮します。コマンドボタンのイメージ(アイコンの絵)が一部表示されない場合は,「ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタを表示して,右側の「ボタンイメージ」の「プロパティ」 → 「イメージ」で検索パス先を再設定してください。

印刷デバイスの設定(Plotters)

カスタマイズしたグループの「***.cui」ファイルのロード
コマンド入力 :
cuiload で「カスタマイズをロード/ロード解除」ダイアログボックスが表示されます。又は,「ユーザインタフェースをカスタマイズ」エディタの「カスタマイズ」タブの「開く...」から設定。
参考 同じウィンドウで移動)

「オプション」(サポートファイルの検索パスの追加等),「作図補助設定」ダイアログ等の各設定

LISP(***.lsp/***.dcl/***.fas/***.vlx /他)等アプリケーションの再ロード及び再スタートアップ登録 参考 レギュラー版専用  同じウィンドウで移動

その他,各種外部プログラムの導入等


注 : 画面(ウィンドウ)での再設定は,必ずインストール時の初期表示のAutoCADのアプリケーションフォルダが指定されている起動用ショートカットから起動して行うこと。作業効率を上げるために特定のフォルダ専用に独自に作成した起動用ショートカットから起動した画面では行わないこと。再起動したときに設定が正常に認識されないことがあります。

その他具体的な復元方法については,カスタマイズの内容やパソコンの環境によって異なりますので省略します。



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No 23. バックアップファイル(.bak,他)からのDWGファイルの復元 

稀にですが,うっかり作業中のDWGファイルの上書きを忘れてAutoCADを終了してしまうと,大ダメージでがっかりでしょう。
自動保存の設定時間によりますが,以下の方法で
ある程度までの作業内容を復元することができます。ここでは.ver2007,Windows pro 7(注.2007の正式な対応はWindows XPまでですが)の場合で説明します。

事前に「
自動保存の設定をする必要があります。
AutoCADの「オプション」 → 「開く/保存」タブの「ファイルの安全確保」の「自動保存」にチェックをつける → 「間隔(分)」に分の数値を入力(短いのに超したことはないので10分位が良いでしょう) → 「OK」・「適用」をクリックして「オプション」を終了する。


復元の方法

1.エクスプローラで,拡張子.bakの付いたバックアップファイル(自動保存)の拡張子を.dwgに変更しAutoCADを起動して開いてみる。これである程度まで自動保存されたファイルを開くことができます。
開いて「修復」のメッセージがでる場合は指示に従って「修復」の操作をしてください。ファイルの容量によっては,修復のデータベース受け入れの走査にちょっと時間がかかることがあります。
なお拡張子の変更時に警告のメッセージがでますが,無視して続行しても大丈夫です。心配な場合は同ファイルのコピーで操作すると良いでしょう。

2.「1.」の方法で回復されない場合
自動保存ファイルには拡張子「.bak」のほかに同じファイル名の「.sv$」ファイルがシステムドライブ(通常はC)の以下のフォルダに保存されています。なお,ここには「.bak」ファイルもあります。
Windows 7の場合 → ユーザー(又はusers) → ******
(PC名)user(又はuser) → AppData → Local → Temp → 拡張子「.sv$」ファイルを探して前記「1.」同様に拡張子を.dwgに変更してAutoCADで開いてみる
やはり操作が心配な場合は同ファイルのコピーで操作してください。

参考).「.sv$」等ファイルの効率的な探し方
以下,「検索」の「ファイルやフォルダ」で拡張子別に素早く検索する方法です。
検索先を前述の「Temp」に指定して,検索ボックスに「
*.sv$」 のように,検索する拡張子の前にアスタリスク 「*」 (=あらゆる文字列を検索表示するワイルドカードと呼ばれる印 ) をつけて入力する。これによって,より正確な同じ拡張子のファイルの検索ができます。ドット「.」の入力も忘れずに。

参考).このフォルダには,以前復元が出来た「.ac$」(AutoCADテンポラリファイル)ファイルもありますが,同じファイル名ではないので利用の仕方は未検証です。


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No 24. 便利なJWC → DXFデータ変換のフリーソフト 「JWX Ver 0.21」

便利な,JWC → DXFデータ変換のフリーソフトがサイト上にあります。優れものです AutoCADユーザーにとっては大変便利です
以下を参照してください。
(同じウィンドウで移動)
JW_CADの「.jwc」ファイルをR13JのDXFファイルに変換するフリーソフト 「JWX Ver 0.21」  ( 〜Windows7(32bit) , AutoCAD/LT.ver〜2007 )


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No 25. ラスターデータ(画像)をベクターデータ(DXF)に変換するソフト WinTopo Freeware 他,ソフト Aide PDF to DXF Converter

便利な,ラスターデータ(画像)をベクターデータ(DXF)に変換するソフトフリーソフトがサイト上にあります。
以下を参照してください。 (同じウィンドウで移動)
ラスターデータ(画像)をベクターデータ(DXF)に変換するソフト WinTopo Freeware

地方自治体や半官半民のプロジェクトの依頼では,AutoCADでの案内図の
地図はラスターデーターのリンク貼り付けではなくAutoCADの図形として貼り付けることを要求されるでしょう。AutoCADには,BMP画像ファイルに変換した地図や古い青図の図面などのラスターイメージファイルをDXFファイルに変換する機能はありません。代わりに,広く使われている英語版フリーウェア(シェアもあります)のラスター(画像)・ベクター(DXF)変換ソフトがサイト上で公開されています。フリー版は,変換には限界があります。又,元のラスターデーターの精度にも因ります。
ですが,
全容が分かれば良い案内図用の地図はDXFとして十分使えるでしょう多少の修正はAutoCADで出来ます

他,PDFファイルをDXFに変換する英語版フリーソフトも便利です。
以下を参照してください。 (同じウィンドウで移動)
PDFファイルをDXFに変換する英語版フリーソフト Aide PDF to DXF Converter


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No 26. 2種類の印刷スタイルについて

印刷スタイルには,「
色従属印刷スタイル」(.ctb)と「名前の付いた印刷スタイル」(.stb)の2種類があります。「色従属印刷スタイル」はオブジェクトの色によって線の太さが決まります。かつてのMS−DOS系から広く使われている印刷スタイルです。色が線の太さを意味し画層と色を結びつけられる為直感的に分かりやすいと多くの人(/企業)が使っています
名前の付いた印刷スタイル」はAutoCAD .ver 20000からの登場で,色と線の太さが自由にきめれるスタイルで多くの利点があります。SXF電子納品(国交省)対応,他一部カラーでの印刷が多い場合に有効です。これからは「名前の付いた印刷スタイル」方式が主流になると言われてはいますが,画面上で画層と色が結びつかないことで採用している企業はまだ少ないようです。が,スーパーゼネコンの設計部では大規模建造物など画層数が多い故から利用されています。いずれにしても是非理解しておく必要はあるでしょう

各設定,他詳細については以下を参照してください。
  (同じウィンドウで移動)
2種類の印刷スタイルについて  (AutoCAD/LT.ver2000〜2007   以降の.verでの情報は未検証です。 )


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No 27. 高精度ビューワソフト「Autodesk DWF Viewer」について AutoCAD 2007の場合)

WebページでAutoCADの図面を表示するためには,DWF形式のファイルにする必要があります。DWFは,「Drawing Web Format」の略です。
AutoCADには,DWFファイルを書き出す
ePlot機能を実現する2種類のPC3ファイル(プロッタ環境設定ファイル)が用意 されています。線の太さを表示することもできます。ePlotとは電子的な印刷機能のことです。公開したDWFファイルを閲覧するためには[Autodesk DWF Viewer]というプラグインビューワソフトが必要です。各種ブラウザ上で,ビューワ専用ツールバーまたは右クリックで表示されるメニューからの選択で,表示の移動,拡大,画層の表示 / 非表示(画層情報も持っているので) などを行うことができます。印刷することもできます。各操作方法は,「ヘルプ」に記述してあります。

また,AutoCADを持っていない人(設計委託のクライアントなど)でもDWF Viewerを組み込めばDWF形式の図面を見ることができます
DWFファイルは,インターネット用の
ベクターフォーマットで,AutoCADのDWGファイルを表示用に圧縮するため,インターネット上で高速に表示することができます。「ePlotClassic(/クラッシック),又はDWFクラッシク(R14と同様 」 機能を利用してWeb形式の図面ファイル(DWFファイル)を作成すると,ファイルサイズが DWGファイルよりもコンパクト約1/10になります
さらに
データ形式がベクター形式のため gif やJPEGなどのラスターイメージ形式と異なり,ズーム操作で拡大縮小しても図面データとしての高精度鮮明の情報を保持します。CADとしての精度が保たれるわけです。DWF Viewerは,Microsoft Word Excel やPower Pointにオブジェクトとして挿入する事もできます。

[Autodesk DWF Viewer]の入手先サイト
AutoDesk社のホームページ(
www.autodesk.co.jp)からダウンロードできます。
2005年12月現在のバージョンは[Autodesk DWF Viewer
6.5]ですが,最新バージョンを確認してください。
留意:ビューワソフトは,インストール直後にPCを再起動することをお勧めします。稀にある不具合を解消することが出来ます。)


PC3ファイルをデフォルトで使用する例 AutoCAD 2007の場合の例)

「モデル空間」から作成する場合(概略)
背景が白地で図形の表示は黒一色,背景が黒地で図形の表示は白一色,他印刷スタイルテーブル(ペンの割り当て)の「名前(M)」で「Fill Patterns」を選択しての背景/図形表示の設定など,様々なスタイルがあります。

ここではモデル空間での通常の作図画面の背景がBlackでカラーの図形を表示するおすすめを説明します

おすすめ
背景が黒地で図形の表示はカラー線は細い線で統一されます
[印刷]ダイアログで「プリンタ/プロッタ」の[名前(M)]のリストから「
DWFクラッシク(R14と同様)」を選択 → 印刷スタイルテーブル(ペンの割り当て)(G)のリストで「Fill Patterns」を選択 → 印刷オプションで「印刷スタイルを使って印刷」及び「線の太さを印刷に反映のチェックを外す 選択で印刷領域を最小限に選択 → プレビュー等を確認してOK」ボタンをクリック 保存先」,ファイル名(N)」を設定して更にOK」ボタンをクリック → 拡張子「.dwf」のファイルが作成 (実際の印刷ではなくてファイルの作成保存となる)される 
注意).ファイル名には日本語(全角文字,半角カナ)が使用できないので注意。 

作成されたDWF形式の図面ファイルの確認
DWFファイルをダブルクリックすると,Webブラウザが起動して図面ファイルが表示される。画面には
ビューワ専用ツールバー及び右クリックからはショートカットメニューにAutoCADのブラウザ用プラグイン[DWF Viewer]のコマンドが表示される。

以下,
DWF のサンプルです。クリックしてみてください。右クリックの「名前をつけてリンク先を保存」 → 「ファイルを保存」で保存することもできます。
 DWF  (別のウィンドウで表示)  (元図は,当事務所のCADファイルの使用画層サンプルファイル「a2_50_T_office_layer_no1.dwg」です。)
注意).ブラウザによってはアクティブコンテンツ表示制限の解除(許可)を求めるメッセージが出ることがあります。解除すると表示されます。尚,ブラウザによっては「開く」など,解除のメッセージが異なります。。


注意).
DWF印刷デバイス「DWFクラッシク(R14と同様)」は,プロッタの環境設定のデフォルト(初期設定)では設定されていませんが,以下の方法で設定することができます。
方法
AutoCAD 2007の画面で「ファイル」メニューの「
プロッタ管理」を実行 → リストから「プロッタを追加ウィザード」をクリックして「プロッタを追加−説明」ダイアログで「次へ」をクリック → 「マイコンピュータ(M)」を選択して「次へ」をクリック → 「プロッタを追加−プロッタのモデル」ダイアログで「製造元(M)」リストから「Autodesk ePlot(DWF)」を,「モデル」で「DWFクラッシク(R14と同様)」を選択して「次へ」をクリック  → 「PCP/PC2を読み込む」は省略可能なので何もせずに次へ」をクリック → 「ファイルへ出力」を選択して「次へ」をクリック → 必要に応じて「プロッタ名」(デフォルト名:「DWFクラッシク(R14と同様)」)を変更して「次へ」をクリック → 「完了」をクリックすると印刷デバイス(「DWFクラッシク(R14と同様).pc3」など)ファイルが作成される。

参考).Windows 7 Professional のXPモードへインストールしたAutoCAD 2007の場合のDWF形式ファイルの作成について
前述のおすすめスタイルで背景が黒地にならない場合は以下を参照してください
 
レギュラー版 AutoCAD2007 の動作環境について  →  インストール留意  →  Webブラウザで図面を閲覧できるDWF形式ファイルの作成について  (同じウィンドウで移動)


参考).次項 「No 28. ファイルビューワー「 Autodesk DWG TrueView」について  (重宝です)」でCADソフトが無くても単体でDWF形式ファイル(,他)を出力できます


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No 28. ファイルビューワー「 Autodesk DWG TrueView」について  (重宝です)

DWG TrueViewはDWG/DXFファイルを閲覧したりファイル形式バージョンを変換できるオートデスク社提供の無料ビューワーです。AutoCADソフトがインストールされていないPCでCADファイル「DWG/DXF」を開くことができます。図面ファイルの編集,保存はできませんが,画層の表示/非表示を切り替えることができます。2 つの作業環境 ( [モデル] タブ、および 1 つまたは複数のレイアウト タブ ) にアクセスできます。ズームイン/ズームアウト,作図ウィンドウ色や解像度などの調節などを通じて表示を変更できます。図面シートの構成や順序を変えたりコピーすることもできます。さらに計測メニューでオブジェクトの距離・半径・角度・面積・体積などを計測したり,データベース情報を取得できます。なお,開いたファイルは印刷するか印刷出力ファイルとして保存できます。
DWG TrueView は3Dモデルも表示及び印刷出力することができます。拡大/縮小ズームの他,[3Dオービット]コマンド機能もあり,表示スタイルのままビューを回転することができます。顧客やクライアントも,自ら視点を変えながら3Dオブジェクトを確認できるので重宝です。
3Dの
表示スタイルには以下の5種類が用意されています。(バージョン2008の場合)
2Dワイヤフレーム
3Dワイヤフレーム
3D陰線処理
リアリスティック
コンセプト

DWG TrueViewはDWGファイルのバージョン変換にも対応しており,AutoCAD 2000,〜AutoCAD 2018形式に相互変換できます。
注意).DWGファイルを旧ファイル形式で保存すると,それ以降のバージョンのAutoCADベースの製品で導入された機能は失われます。また,カスタムオブジェクトを使用している場合も,考慮すべき要因があります(「カスタム/プロキシ オブジェクトを表示する」を参照してください。)。

閲覧したファイルは
DWF,DWFx,PDF形式で出力できます。他,JPGPNGファイルを作成することができます。
閲覧画面のメニューファイルのヘルプでは操作の詳細が解説されています。

なお,DWG TrueViewの動作にはDirectX Runtime(ソフトウェア同梱)とWindows
Framework 4.0が必要です。

DWG TrueViewは単体でファイルを閲覧して印刷できるので,異種CADソフト使用の協力下請業者,顧客,クライアントと図面ファイル情報を共有する場合に適しています。AutoCADの経験は必要ないが,AutoCADの画層機能や,ページ設定,印刷,パブリッシュダイアログボックスの使用法を理解しておくと役に立ちます。


最新バージョン:「DWG TrueView
2019」(2019年3月現在)
   dwgviewr.exe (起動アイコン)

開発者/メーカー:Autodesk Inc.
ライセンス:無料 / 言語:日本語
対応OS:Windows XP / 7 / 8  / (以降未確認)
ダウンロードファイル(例.Windows7 32bit用 日本語版):
DWGTrueView_2019_JPN_32bit.sfx.exe (555MB)
フレームワーク:
.NET Framework 4.0
(DWGファイルのバージョン変換対応 → AutoCAD 2000〜2013
,2018)

その他
留意があります。以下同梱のファイルを参照してください。
DWG TrueView 2019-Japanese → Help →
readme.html

.ver
2019の画面




以下,参考です。

バージョン:「DWG TrueView
2014」(2013年11月現在)
開発者/メーカー:Autodesk Inc.
ライセンス:無料 / 言語:日本語
対応OS:Windows
XP / 7 / 8
※ Windows XP SP3の最終DWG TrueView(日本語版)です。
インストール実行ファイル :
SetupDWGTrueView2014_jpn_32bit.sfx.exe
(DWGファイルのバージョン変換対応 → AutoCAD 2000〜2010,2013)

必要動作環境
プロセッサー:1.6(Windows7/8は3.0) GHz
メモリー:2GB
Free space:3GB
画面解像度:1024x768
フレームワーク:.NET Framework 2.0と
4.0
ウエブブラウザ:Internet Explorer 7.0 以降

注意).
DWGTrueView2014のインストールの前には「
.NET Framework 4.0(SP1)」の導入が必要ですが,4.0のフルファイルdotNetFx40_Full_setup.exe」をインストールしてもSetupDWGTrueView2014_jpn_32bit.sfx.exe(日本語版)のインストールがうまくいかないことがあります。「.NET Framework 4.0(SP1)」の導入の催促メッセージが出てしまう現象ですが,セキュリティアップデート(Security Update)のプログラム「NDP40-KB2468871-v2-x86.exe(32bit用)を入手して追加インストール(インストール後は再起動が必要)すれば催促メッセージが出なくなります。「NDP40-KB2468871-v2-x86.exe」のインストールにはちょっと時間がかかりますが,完了すると通常はプログラムの追加と削除に追加(デスクトップPCの場合など)されます。追加表示されなくても(モバイルPCなど),「完了」が確認できていればOKです。SetupDWGTrueView2014_jpn_32bit.sfx.exeを再度インストールしてください。インストール後はデスクトップに起動用アイコンが自動生成されます。


参考/注意).(特にDWGTrueView2013(英語版)の場合)
再インストールで「……選択ダイアログ」が表示された場合は必ず「Yes to all」を選択すること。
インストール最終のメッセージダイアログ「Setup」が表示された場合は「いいえ(N)」を選択してもOKです。

DWGTrueView2014の起動後について(特にDWGTrueView2013(英語版)の場合)
初めてのファイルを開く場合の「開く」で出るダイアログ(Missing SHX Files)では,通常は「常に現在の設定で実行する」(Always per form my current choice)にチェックを付けて,「見つからないSHXファイルを無視して継続する」(Ignore the missing SHX Files and continue)を選択すること。


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「補足・留意,他」



ビジネスのメールはHTMLメールではなくテキストメールで送信しましょう  記.2021年9月5日  (Webサイトより許可なく抜粋要約しています。ご容赦願います。)

近頃,メールをHTML形式で送信する方が増えていますが,以前まで
HTMLメールといえば迷惑メールで多用され,「スパムメールだ!という認識が広まっていました。しかし,今ではメルマガ(メールマガジン:購読を促す配信メール)などでよく活用され,以前より身近なものに変わりました。ですが,リスクがある事は変わっていません

BtoBやBtoC間で配信されるメルマガでは,マーケティング効果などを目的としているため,HTMLメールを利用することも多くなっています。しかし,
ビジネスメールで主流として使われているのは,文書のみで作成されたテキストメールです。なかには,HTMLメールの送信自体を禁止している企業もあります。その理由ですが,まず1つは,受信する側がHTMLメールをテキスト形式で表示するように設定している場合,レイアウトが崩れたり画像やデザインが適切に表示されないことがあります。これを元の形式で表示しようとすればその都度設定をし直す必要があり手間や時間がかかります。また,受信側のメーラーの設定によってHTMLメールが自動的に迷惑フォルダに振り分けられてしまうとせっかく送信したメールは開封されずに削除されてしまいますウイルス感染などセキュリティ上の問題や相手にとっての読みやすさを考慮するとビジネスメールではHTMLメールではなくテキストメールで送信しましょう


捕捉).
リスクを把握して適切に活用しよう
「HTMLメール=スパムメール」という認識自体は変化し,今ではメルマガなどで配信されるようなデザイン性が高く,情報をキャッチしやすい優れたHTMLメールが増えています。ただ,
HTMLメールには便利な機能が備わっている反面セキュリティ上の問題や危険性を含んでいるのも事実です。メルマガを送信・受信する際には,HTMLメールのメリットだけでなく,危険性も把握しておきましょう。そうすることで,送信側もターゲットへと情報を届けやすいメール作成の工夫ができます。HTMLメールを活用してメルマガを配信するなら,メルマガ配信サービスの宅配メールを利用してはいかがでしょうか? 「ユーザーのもとへメールを届ける」ことを大切にし,システム面や迷惑メールとしてブロックされる可能性を除き,効果的にメルマガの作成・配信を行うことができます。HTMLメールのメリットを活かし,ユーザーにとって有意義なメールを届ける手段としておすすめです。


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