■ はじめに 

1923年の関東大震災のあと,当時の市街地建築物法には憲法(昭和21年(1946)公布)で定める国民の権利義務についての法律上の定めがないことから新たな法律が必要とされ,昭和25年(1950)に市街地建築物法を全面改正して「建築基準法が公布されました。以後,建築基準法は時代の変遷に適合して追加強化或いは緩和と,改正され続けています
改正の多くは,大地震や大型台風,火山の噴火といった自然災害による被害が発生するたびのほか,ビル火災などの事故や事件が起きたあとにも改正されています。また,オリンピックや万博の開催などで改正されたこともあります。
待ったなしの
耐震基準の強化のほか,「排煙」,「採光」,「無窓居室」,「防火区画」,「階段」,「内装制限」,「木造3階建て」,「建築物省エネ法」,「耐震改修促進法」,「建築確認制度」,「12条定期報告制度」,…他,社会の情勢,ニーズに呼応して合理化既存建物の活用リフォーム容易化などと,条件つきのフレキシブルな改正や,環境保全促進の省エネ関連法など,様々に審議・審査されています。改正には背景があります。背景を知ることで運用が深まります。

当Webサイト「遠山英雄都市建築設計事務所」は1992年から始めましたが,
サブサイト建築基準法及び関連法解説コーナーは,2012年より主に同業者プロ向けの難解法令を図解入りで解説し始めたコーナーです。自力の解明の他,国交省をはじめとして多くの解説・解読資料を渉猟
(しょうりょう)しています。法文を理解せずには身に付かずと,なるべく条文を載せていますが,通達や補足,特定行政庁,地方行政,さらには民間の指定確認検査機関の判断も加わり,解釈と運用の実状は複雑です
ここでは,
2025年までの主だった改正法(建築物省エネ法,建築確認制度,他)は収録してありますが,一部比較参考用に改正前の取り扱い基準を残してあります。

当サイトは,
法令インデックスと解説本文をフレーム形式で同時に表示して閲覧しやすくしてあります。図解入りの解説は大変分かりやすいと好評を得て,一般の方も含めて思いがけないサイト訪問者の数で,重宝な情報源となっているようです。リンク開放のため多方面で紹介され,細部まで拡散しています。
業務の実践で利用できる
サンプルファイル「AutoCAD.dwg /Excel.xls
xlsx」を,解説本文各所及び左側インデックス下段の「法規関連資料のダウンロード 」からダウンロードできます。事前の「表示:DWF/HTM」で内容を確認することができます。

留意,他参考).

図解はAutoCADで作図してGIF画像に変換したものです。
サンプルファイル「AutoCAD.dwg」はバージョン「〜2007〜20**」で開くことができます。「表示:DWF」の表示にはAutoDesk社の無料のビューワソ フト「Autodesk DWF Viewer」が必要です。
DWF,サンプルExcel共に,ブラウザでの表示許可設定はブラウザによって異なります。詳しくはお調べ下さい。
サイトのフレーム形式はインターネット黎明期の90年代のサイト手法で,今ではほとんど見かけられなくなっていますが,その軽快で一目瞭然の操作性は抜群です。研究機関分野の膨大な成果発表のサイトなど,根強く利用されています。


お知らせ (記.2025.04.27)
全データ有償提供のおしらせ コーナーは,諸事情により暫くお休みいたします。